JP2000170847A - 減速装置 - Google Patents

減速装置

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JP2000170847A
JP2000170847A JP34414398A JP34414398A JP2000170847A JP 2000170847 A JP2000170847 A JP 2000170847A JP 34414398 A JP34414398 A JP 34414398A JP 34414398 A JP34414398 A JP 34414398A JP 2000170847 A JP2000170847 A JP 2000170847A
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JP
Japan
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shaft
gear
small
shaft center
rotation
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JP34414398A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ogawa
毅 小河
Ichiro Ito
一郎 伊藤
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Sayama Precision Ind Co Ltd
Original Assignee
Sayama Precision Ind Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼付けや回転不能などの不都合を生じること
なく長寿命で且つ安価な減速装置を提供すること。 【解決手段】 支持板に両端を保持された軸芯と、該軸
芯に設けられた歯車とを備え、複数の歯車間での回転伝
達によって入力軸の回転を減速して出力軸に伝達する減
速装置において、前記歯車に回転力が加わると歯車を前
記軸芯に対して回転可能にすると共に、軸芯も支持板に
対しても回転するから、軸芯と歯車間の回転摩擦力が大
きくなると、軸芯が支持板に対して回転し、摩擦熱に焼
付けや回転不能などの不都合が生じなくなって長寿命と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歯車を介して入力軸
の回転を減速して出力軸に伝達する減速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の減速装置として、図2に示す構造
のもの及び図3に示す構造のものがある。図2に示す従
来の減速装置では、複数の円柱状の軸芯1が互いに平行
な支持板2、3の穴2a、3aにその両端が圧入されて
固定されている。そして、小歯車4が各軸芯1に回動自
在に取付けられ(円柱状の軸芯1の外周面と小歯車4の
内周面の間には、容易に回転するようにグリースが注入
されている。)、この小歯車4の基部4aに大歯車5が
固定されていて、小歯車4と大歯車5は軸芯1の周りを
回動自在になっている。
【0003】各軸芯1ごとに大小の歯車4、5の取付け
位置が軸方向にずれていて、第1段の小歯車4に第2段
の大歯車5が噛み合い、第2段の小歯車4に最終段の大
歯車5が噛み合っている。第1段の大歯車5には入力軸
6の歯車7が噛み合い、最終段の小歯車4には出力軸8
に固定された歯車9が噛み合っている。
【0004】入力軸6の歯車7の回転は第1段の大歯車
5へ伝達され、支持板2、3に固定された軸芯1の周り
を大歯車5と一体の小歯車4が回転する。この回転は第
2段へ、さらに最終段へと順次減速されて伝達され、最
終段の小歯車4の回転が出力軸8の歯車9にさらに減速
されて伝達される。(なお10は軸芯1に装着されたス
ペーサである。)
【0005】また、図3に示す従来の減速装置では、軸
芯10と小歯車11と大歯車12とが切削加工によって
一体構造に促成されている。そして、軸芯10の両端
が、互いに平行な支持板13、14の穴13a、14a
に固定されたベアリング15、16によって支持板1
3、14に回動自在に取付けられている。
【0006】入力軸6の歯車7の回転は第1段の大歯車
12へ伝達され、軸芯10と大歯車12と小歯車11が
一体的に回転する。この回転は第2段へ、さらに最終段
へと順次減速されて伝達され、最終段の小歯車11の回
転が出力軸8の歯車9にさらに減速されて伝達される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示す構造の従来の減速装置では、支持板2、3に固定さ
れた軸芯1の周りを歯車が回転するため、摩擦熱が発生
して、焼付けや回転不能などの不都合を生じ、寿命が短
かった。
【0008】また、図3に示す構造の従来の減速装置で
は、軸芯及び歯車が切削加工による一体構造のため、高
価となっていた。本発明はこれらの問題を解決し、焼付
けや回転不能などの不都合を生じることなく長寿命で、
且つ安価な減速装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の減速装置では、支持板に両端を保持された軸
芯と、該軸芯に設けられた歯車とを備え、複数の歯車間
での回転伝達によって入力軸の回転を減速して出力軸に
伝達する減速装置において、前記歯車を前記軸芯に対し
て回転可能にすると共に、前記軸芯を前記支持板に対し
て回転可能にしている。
【0010】従って、前記歯車に回転力が加わると歯車
は前記軸芯に対して回転可能であると共に、軸芯は前記
支持板に対しても回転するから、軸芯と歯車間の回転摩
擦力が大きくなると、軸芯が支持板に対して回転するか
ら、摩擦熱に焼付けや回転不能などの不都合が生じなく
なって長寿命となる。また、軸芯と歯車とを一体的な切
削加工で作成しなくて済むので安価になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の減速装置の一実施形
態を示している。減速装置20の支持板21、22は互
いに平行で、複数の支柱23によって連結されている。
【0012】支持板21、22には、上下方向に一致し
て円形の穴23a、24aが設けられている。この穴2
3a、24aに含油軸受25a、26aが圧入固定され
ている。含油軸受25a、26aは、周知のように金属
(例えば純鉄)粉末を加圧成形して焼結したもので、そ
の無数の微細な空孔に油を含浸されてある。含油軸受2
5a、26aは軸穴27を有する円筒状で、一端にフラ
ンジ部28を備えていて、このフランジ部28が支持板
21、22の内側に当接した状態となっている。
【0013】円柱状の第1の軸芯30aの両端には、含
油軸受25a、26aの各軸穴27、27に適合する直
径の小径部31a、32aが設けられていて、この小径
部31a、32aが含油軸受25a、26aの各軸穴2
7、27に回動自在に嵌入されている。軸芯30aの回
転によって含油軸受25a、26aと小径部31a、3
2aとの摩擦で摩擦熱が生じると、この摩擦熱によって
含油軸受25a、26aの空孔中の油が膨張するため軸
穴27、27へ流出して、小径部31a、32aとの間
の潤滑剤の役割を果たす。そして、流出した油は、空孔
の多い含油軸受25a、26aの端部から毛細管現象に
よって吸浸されて含油軸受25a、26a内に戻され
る。このように含油軸受中の油は摩擦熱によって軸穴へ
流出し、再び含油軸受内に戻されるといういわゆるポン
ピング作用によって循環している。
【0014】第1の軸芯30aの下部には、小歯車33
aが回動自在に取付けられ、この小歯車33aの下部は
小径部33a′となっていて、この小径部33a′に大
歯車34aが固定されていて、小歯車33aと一体的に
回転する。軸芯30aの外周面と小歯車33aの内周面
間に、回転しやすいように、グリースが注入されてい
る。
【0015】そして、この小歯車33aが軸芯30aに
対して回転する際の軸芯30aの外周面と小歯車33a
の内周面間の回転摩擦力は、含油軸受25a、26aに
対して軸芯30aが回転する際の含油軸受25a、26
aの軸穴の内周面と小径部31a、32aの外周面間の
摩擦力より小となるように設定されている。
【0016】第1の軸芯30aの上部には、小歯車33
aが軸方向上方へ動かないように、円筒状のスペーサ3
5aが装着されている。同様に、支持板21、22の上
下方向に一致する穴23b、24bに含油軸受25b、
26bが圧入固定され、第2の軸芯30bの両端の小径
部31b、32bが回動自在に嵌入されている。第2の
軸芯30bの中間部に小歯車33bがグリースを介して
回動自在に取付けられ、小歯車33bの下部の小径部3
3b′に大歯車34bが固定されている。この大歯車3
4bは前記第1の軸芯30aの小歯車33aと噛み合っ
ている。
【0017】第2の軸芯30bには、小歯車33bが軸
方向の上下方向に動かないように上下に円筒状のスペー
サ35b、35b′が装着されている。同様に、支持板
21、22の上下方向に一致する穴23c、24cに含
油軸受25c、26cが圧入固定され、第3の軸芯30
cの両端の小径部31c、32cが回動自在に嵌入され
ている。第3の軸芯30cの上部に小歯車33cがグリ
ースを介して回動自在に取付けられ、小歯車33cの下
部の小径部33c′に大歯車34cが固定されている。
この大歯車34cは前記第2の軸芯30bの小歯車33
bと噛み合っている。
【0018】第3の軸芯30cには、小歯車33cが軸
方向の下方に動かないように円筒状のスペーサ35cが
装着されている。第1の軸芯30aの大歯車34aに
は、支持板22の穴22aから内側にいれられたモータ
ー40の駆動軸41の先端の駆動歯車42と噛み合って
いる。また、出力軸50が支持板22から上方へ突出し
て取付けられている。
【0019】即ち、支持板22の穴51に圧入固定され
た含油軸受52に、出力軸50の下端の小径部50aが
回動自在に嵌入され、支持板21の穴53に圧入固定さ
れた含油軸受54に出力軸50の中間部が回動自在に嵌
入されている。
【0020】出力軸50にはローレット55によって出
力歯車56が固定されている。この出力歯車56は第3
の軸芯30cの小歯車33cと噛み合っている。なお、
前記含油軸受25a、25b、25c、26a、26
b、26cの代わりにベアリングを用いてもよい。
【0021】即ち、支持板21、22にそれぞれ穴を設
けて、ベアリング(図示せず)を固定し、このベアリン
グによって軸芯30a、30b、30cを支持板21、
22に回動自在に取付けてもよい。なお、出力軸50も
ベアリング(図示せず)によって支持板21、22に回
動自在に取付けてもよい。
【0022】本発明の減速装置はこのように構成されて
いるので、モーター40の駆動軸41の回転は駆動歯車
42から第1の軸芯30aの大歯車34aに減速されて
伝達され、大歯車34aと一体的に固定された小歯車3
3aが第1の軸芯30aの周りを回転する。そして、こ
の第1の軸芯30aに対する小歯車33aの回転摩擦力
が所定値以上になると、第1の軸芯30aの小径部31
a、32aが含油軸受25a、26aの軸穴27、27
内で回転する(またはベアリングで回転する。)。
【0023】第1の軸芯30aの小歯車33aの回転は
第2の軸芯30bの大歯車34bに減速されて伝達さ
れ、大歯車34bと一体的に固定された小歯車33bが
第2の軸芯30bの周りを回転する。そして、この第2
の軸芯30bに対する小歯車33bの回転摩擦力が所定
値以上になると、第2の軸芯30bの小径部31b、3
2bが含油軸受25b、26bの軸穴27、27内で
(またはベアリングで)回転する。
【0024】さらに第2の軸芯30bの小歯車33bの
回転は第3の軸芯30cの大歯車34cに減速されて伝
達され、大歯車34cと一体的に固定された小歯車33
cが第3の軸芯30cの周りを回転する。そして、この
第3の軸芯30cに対する小歯車33cの回転摩擦力が
所定値以上になると、第3の軸芯30cの小径部31
c、32cが含油軸受25c、26cの軸穴27、27
内で(またはベアリングで)回転する。
【0025】さらに第3の軸芯30cの小歯車33cの
回転は出力軸50の出力歯車56に減速されて伝達さ
れ、出力歯車56と一体的に出力軸50が回転する。こ
のようにしてモーター40の駆動軸41(入力軸)の回
転は減速されて出力軸50に伝達される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の減速装置で
は、回転を伝達される歯車が歯車の軸芯に対して回転可
能であると共に、この軸芯も支持板に対して回転可能に
なっていて、二重に回転可能なため、長期使用によって
軸芯の外周面のグリースが減少して歯車の内周面との間
の摩擦力が大きくなっても、軸芯が支持板に対して回転
するので、歯車間の回転伝達に支障を生じなくなり、歯
車と軸芯間の回転も軸芯と支持板間の回転も二重に可能
なため、歯車の内周面と軸芯の外周面間の磨耗が少なく
なり、摩擦熱による焼付けが生じなくなり装置の寿命が
長くなる。また、歯車と軸芯とが切削加工による一体構
造ではないから、安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の減速装置の組立図
【図2】従来の減速装置の組立図
【図3】従来の減速装置の組立図
【符号の説明】
20 減速装置 21、22 支持板 25a、26a 含油軸受 25b、26b 含油軸受 25c、26c 含油軸受 30a 第1の軸芯 30b 第2の軸芯 30c 第3の軸芯 33a、33b、33c 小歯車 34a、34b、34c 大歯車 41 駆動軸 42 駆動歯車 50 出力軸 56 出力歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J009 DA16 EA05 EA21 EA32 EB13 EB22 EC06 3J063 AB02 AC01 BB11 CB14 CD04 CD09 CD43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持板に両端を保持された軸芯と、該軸芯
    に設けられた歯車とを備え、複数の歯車間での回転伝達
    によって入力軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速
    装置において、 前記歯車を前記軸芯に対して回転可能にすると共に、前
    記軸芯を前記支持板に対して回転可能にしたことを特徴
    とする減速装置。
  2. 【請求項2】前記軸芯の両端が、前記支持板に固定され
    た軸受で回動自在に保持された請求項1記載の減速装
    置。
JP34414398A 1998-12-03 1998-12-03 減速装置 Pending JP2000170847A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004190742A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Iwate Sangyo Shinko Center 減速装置
KR101071422B1 (ko) 2009-03-13 2011-10-11 한밭대학교 산학협력단 자작자동차용 동력전달장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004190742A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Iwate Sangyo Shinko Center 減速装置
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