JP2000170772A - 玉軸受 - Google Patents
玉軸受Info
- Publication number
- JP2000170772A JP2000170772A JP10368547A JP36854798A JP2000170772A JP 2000170772 A JP2000170772 A JP 2000170772A JP 10368547 A JP10368547 A JP 10368547A JP 36854798 A JP36854798 A JP 36854798A JP 2000170772 A JP2000170772 A JP 2000170772A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- peripheral surface
- retainer
- ball bearing
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
- F16C33/416—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、合成樹脂製冠形保持器の爪部の外
径側への開き防止する玉軸受を提供すること。 【解決手段】 内輪と、外輪と、内外輪間に配置した玉
と、環体の一端側で軸方向に開口して玉を保持する球面
状ポケットを円周上複数個形成しかつ各球面状ポケット
の開口部に玉脱落防止用の爪部を形成した合成樹脂製冠
形保持器とを有する転がり軸受において、上記外輪2の
内周面2aと保持器4外周面4aとをそれぞれ軸受軸線
に平行な平面とするとともに、上記保持器外周面4aに
突起6を形成したことを特徴とする。
径側への開き防止する玉軸受を提供すること。 【解決手段】 内輪と、外輪と、内外輪間に配置した玉
と、環体の一端側で軸方向に開口して玉を保持する球面
状ポケットを円周上複数個形成しかつ各球面状ポケット
の開口部に玉脱落防止用の爪部を形成した合成樹脂製冠
形保持器とを有する転がり軸受において、上記外輪2の
内周面2aと保持器4外周面4aとをそれぞれ軸受軸線
に平行な平面とするとともに、上記保持器外周面4aに
突起6を形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速回転装置に使
用される玉軸受に関する。
用される玉軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高速回転装置に使用される玉軸受
は、内輪と、外輪と、内外輪間に配置した玉と、環体の
一端側で軸方向に開口し玉を保持する球面状ポケットを
円周上複数個形成した合成樹脂製冠形保持器とを有して
いる。上記玉は、ポケットの開口部に形成された爪部に
てポケット内に保持されている。
は、内輪と、外輪と、内外輪間に配置した玉と、環体の
一端側で軸方向に開口し玉を保持する球面状ポケットを
円周上複数個形成した合成樹脂製冠形保持器とを有して
いる。上記玉は、ポケットの開口部に形成された爪部に
てポケット内に保持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の玉軸受に
おいては、高速回転時(例えば40万回転時)に発生す
る軸受内部の熱や、遠心力により、合成樹脂製冠形保持
器の爪部に樹脂のクリープが生じ、爪部が外径側に開く
現象がある。この爪部の外径側への開きが大きい場合、
爪部と外輪内周面とが接触して爪部が摩耗し破断すると
いう問題があった。
おいては、高速回転時(例えば40万回転時)に発生す
る軸受内部の熱や、遠心力により、合成樹脂製冠形保持
器の爪部に樹脂のクリープが生じ、爪部が外径側に開く
現象がある。この爪部の外径側への開きが大きい場合、
爪部と外輪内周面とが接触して爪部が摩耗し破断すると
いう問題があった。
【0004】そこで、この発明は、合成樹脂製冠形保持
器の爪部の外径側への開きを抑える玉軸受を提供するこ
とを目的とする。
器の爪部の外径側への開きを抑える玉軸受を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
することを目的とし、内輪と、外輪と、内外輪間に配置
した玉と、環体の一端側で軸方向に開口して玉を保持す
る球面状ポケットを円周上複数個形成しかつ各球面状ポ
ケットの開口部に玉脱落防止用の爪部を形成した合成樹
脂製冠形保持器とを有する転がり軸受において、上記保
持器外周面に突起を形成したことを特徴する。
することを目的とし、内輪と、外輪と、内外輪間に配置
した玉と、環体の一端側で軸方向に開口して玉を保持す
る球面状ポケットを円周上複数個形成しかつ各球面状ポ
ケットの開口部に玉脱落防止用の爪部を形成した合成樹
脂製冠形保持器とを有する転がり軸受において、上記保
持器外周面に突起を形成したことを特徴する。
【0006】また、上記突起を、ポケット間の柱部外周
面に形成したことを特徴する。
面に形成したことを特徴する。
【0007】さらにまた、上記突起を、複数の柱部外周
面に形成したことを特徴する。
面に形成したことを特徴する。
【0008】さらにまた、上記突起を、全柱部外周面に
形成したことを特徴する。
形成したことを特徴する。
【0009】さらにまた、上記突起は、上記保持器環体
の一端面から他端面に向けて連続して軸方向に延びる突
条リブとされたことを特徴する。
の一端面から他端面に向けて連続して軸方向に延びる突
条リブとされたことを特徴する。
【0010】さらにまた、上記突起は、隣り合うポケッ
ト間で円周方向に延びる突条リブとされたことを特徴す
る。
ト間で円周方向に延びる突条リブとされたことを特徴す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照して説明する。図1において、内
輪1と外輪2間に、複数の玉3が合成樹脂製冠形保持器
4に円周等配に保持されて介装されている。この合成樹
脂製冠形保持器4は、環体5の一端側で軸方向に開口し
た円周上複数個の球面状ポケット7を有し、各ポケット
7内に上記各玉3が保持されている。また、各ポケット
7の開口部8にはその開口間隔Aが玉3の直径よりも小
さくされた爪部9,10が形成され、玉3の脱落を防止
している。さらに、保持器4外周面4aと外輪2内周面
2aは、それぞれ軸受軸線に平行な平面にて形成されて
いる。
態について図面を参照して説明する。図1において、内
輪1と外輪2間に、複数の玉3が合成樹脂製冠形保持器
4に円周等配に保持されて介装されている。この合成樹
脂製冠形保持器4は、環体5の一端側で軸方向に開口し
た円周上複数個の球面状ポケット7を有し、各ポケット
7内に上記各玉3が保持されている。また、各ポケット
7の開口部8にはその開口間隔Aが玉3の直径よりも小
さくされた爪部9,10が形成され、玉3の脱落を防止
している。さらに、保持器4外周面4aと外輪2内周面
2aは、それぞれ軸受軸線に平行な平面にて形成されて
いる。
【0012】そして、上記合成樹脂製冠形保持器4は、
図2においてさらに良く理解されるように、ポケット7
間に柱部5a外周面に、軸受軸線に平行な補強用の突起
6が形成されている。この補強用の突起6により、軸受
高速回転時における保持器4の爪部9,10の外径側へ
の開きは、極力防止され、仮に爪部9,10が外径側に
開いて外輪2の内周面2aに接触しても、接触面積が小
さいために回転抵抗が小さく抑えられ、爪部9,10の
摩耗や破損が防止される。なお、この突起6は、全ての
柱部5a外周面に形成してもよく、あるいは円周均等に
なるよう複数の柱部5a外周面に形成してもよい。全て
の柱部5a外周面に突起6を形成した場合には、高速回
転時の保持器4の各爪部9,10の外径側への開きを極
力抑えることができる。また、複数の柱部5a外周面に
突起6を形成した場合は、上記全ての柱部5a外周面に
突起6を形成した場合に比べて爪部9,10の開き防止
効果ではやや劣るものの、爪部9,10の開きによる外
輪2に対する接触面積が小さい点で有利である。
図2においてさらに良く理解されるように、ポケット7
間に柱部5a外周面に、軸受軸線に平行な補強用の突起
6が形成されている。この補強用の突起6により、軸受
高速回転時における保持器4の爪部9,10の外径側へ
の開きは、極力防止され、仮に爪部9,10が外径側に
開いて外輪2の内周面2aに接触しても、接触面積が小
さいために回転抵抗が小さく抑えられ、爪部9,10の
摩耗や破損が防止される。なお、この突起6は、全ての
柱部5a外周面に形成してもよく、あるいは円周均等に
なるよう複数の柱部5a外周面に形成してもよい。全て
の柱部5a外周面に突起6を形成した場合には、高速回
転時の保持器4の各爪部9,10の外径側への開きを極
力抑えることができる。また、複数の柱部5a外周面に
突起6を形成した場合は、上記全ての柱部5a外周面に
突起6を形成した場合に比べて爪部9,10の開き防止
効果ではやや劣るものの、爪部9,10の開きによる外
輪2に対する接触面積が小さい点で有利である。
【0013】また、上記突起6形状は、図1および図2
のように、保持器環体5の一端面から他端面に向けて連
続して軸方向に延びる突条リブとされている。この突条
リブ6は角柱状で頂面が軸受軸線に平行とされている。
上記の連続する突条リブ6とすることにより、射出成形
が容易に行える。
のように、保持器環体5の一端面から他端面に向けて連
続して軸方向に延びる突条リブとされている。この突条
リブ6は角柱状で頂面が軸受軸線に平行とされている。
上記の連続する突条リブ6とすることにより、射出成形
が容易に行える。
【0014】さらに、図3に示すように、突起形状を隣
り合うポケット7間で円周方向に延びる突条リブとして
もよい。この突条リブ11とすることにより、爪部だけ
でなくポケットの開きも防止できる有利さがある。
り合うポケット7間で円周方向に延びる突条リブとして
もよい。この突条リブ11とすることにより、爪部だけ
でなくポケットの開きも防止できる有利さがある。
【0015】なお、上記各実施形態に限らず、突起箇
所、突起形状の変更は本発明の範囲内にて行うことがで
きるものである。
所、突起形状の変更は本発明の範囲内にて行うことがで
きるものである。
【0016】
【発明の効果】このように、本発明では、高速回転時に
保持器の爪部の外径側への開きを抑えて、爪部と外輪の
接触による爪部の摩耗や破損を防止することができる。
また、仮に爪部が外径側に開いて外輪と接触しても接触
面積が小さいため、回転抵抗が小さく、爪部の摩耗や破
損が防止される。
保持器の爪部の外径側への開きを抑えて、爪部と外輪の
接触による爪部の摩耗や破損を防止することができる。
また、仮に爪部が外径側に開いて外輪と接触しても接触
面積が小さいため、回転抵抗が小さく、爪部の摩耗や破
損が防止される。
【図1】本発明の一実施形態の玉軸受の断面図である。
【図2】本発明における合成樹脂製保持器の一実施形態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】本発明における合成樹脂製保持器の他の実施形
態の斜視図である。
態の斜視図である。
1 内輪 2 外輪 3 玉 4 保持器 5 環体 6 突起 7 ポケット 8 開口部 9 爪部 10 爪部 11 リブ
Claims (6)
- 【請求項1】 内輪と、外輪と、内外輪間に配置した玉
と、環体の一端側で軸方向に開口して玉を保持する球面
状ポケットを円周上複数個形成しかつ各球面状ポケット
の開口部に玉脱落防止用の爪部を形成した合成樹脂製冠
形保持器とを有する転がり軸受において、上記保持器外
周面に突起を形成したことを特徴とする玉軸受。 - 【請求項2】 上記突起を、ポケット間の柱部外周面に
形成したことを特徴とする請求項1に記載の玉軸受。 - 【請求項3】 上記突起を、複数の柱部外周面に形成し
たことを特徴とする請求項2に記載の玉軸受。 - 【請求項4】 上記突起を、全柱部外周面に形成したこ
とを特徴とする請求項2に記載の玉軸受。 - 【請求項5】 上記突起は、上記保持器環体の一端面か
ら他端面に向けて連続して軸方向に延びる突条リブとさ
れたことを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに
記載の玉軸受。 - 【請求項6】 上記突起は、隣り合うポケット間で円周
方向に延びる突条リブとされたことを特徴とする請求項
2から4のいずれか一つに記載の玉軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368547A JP2000170772A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 玉軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368547A JP2000170772A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 玉軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170772A true JP2000170772A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18492110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10368547A Pending JP2000170772A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 玉軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000170772A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004207577A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 真空処理装置及び真空処理方法 |
CN117145871A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 万向钱潮股份公司 | 一种高强度轻量化高速深沟球轴承用保持架 |
-
1998
- 1998-12-09 JP JP10368547A patent/JP2000170772A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004207577A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 真空処理装置及び真空処理方法 |
CN117145871A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 万向钱潮股份公司 | 一种高强度轻量化高速深沟球轴承用保持架 |
CN117145871B (zh) * | 2023-10-31 | 2024-01-26 | 万向钱潮股份公司 | 一种高强度轻量化高速深沟球轴承用保持架 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050801 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060314 |