JP2000169995A - 金属材料 - Google Patents

金属材料

Info

Publication number
JP2000169995A
JP2000169995A JP12619899A JP12619899A JP2000169995A JP 2000169995 A JP2000169995 A JP 2000169995A JP 12619899 A JP12619899 A JP 12619899A JP 12619899 A JP12619899 A JP 12619899A JP 2000169995 A JP2000169995 A JP 2000169995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tin
copper
layer
metal material
plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12619899A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Asahara
肇 浅原
Kazuhiko Fukamachi
一彦 深町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mining Holdings Inc
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining and Metals Co Ltd
Nippon Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining and Metals Co Ltd, Nippon Mining Co Ltd filed Critical Nippon Mining and Metals Co Ltd
Priority to JP12619899A priority Critical patent/JP2000169995A/ja
Publication of JP2000169995A publication Critical patent/JP2000169995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車のエンジン回り等での高温環境下の経時
劣化の防止と、挿抜抵抗の両方を改善する。 【解決手段】銅又は銅合金の母材上に、中間層としてリ
ンと銅を含有する合金めっきを電気めっきし、表層に錫
又は錫合金をめっきを施して耐熱性及び挿抜性を向上さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中間層に少なくとも
リン、銅を含有し表層に錫又は錫合金層を有する銅又は
銅合金に関するものである。特に高耐熱性に優れ、ろう
付け性および外観の時効劣化性ならびにコンタクトに使
用した場合の挿抜性に優れた電子部品用金属材料に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品用金属材料で、錫又は錫合金め
っきを施した接触子等の金属材料は、主として民生用の
コネクター接点および自動車電装用ワイヤーハーネスと
して大量に使われている。しかし、錫又は錫合金のめっ
き材は、下地金属である銅、ニッケル等と表層のめっき
層との間で相互拡散が進行し、経時的に接触抵抗、耐熱
剥離性、半田付け性といった諸特性が劣化する。すなわ
ち時効により特性が劣化する。この現象は高温であるほ
ど促進されるため、自動車のエンジン回り等では特に劣
化が激しい。
【0003】このような状況の中で、米国の3大自動車
メーカーにより設立された自動車部品の規格を決定して
いるUSCARにおいて、コネクタ材の耐熱性の要求が
高まってきており、最も厳しい使用条件では、常時の使
用温度が155℃、最高使用温度が175℃での耐熱性
が要求されている。また、国内においても、特に自動車
関連のコネクター材でやはり耐熱性の要求が高まってき
ており、150℃程度での耐熱性が求められてきてい
る。
【0004】さらに、コネクタメーカーの生産拠点の海
外への移転により、材料がめっきされた後、長期間放置
されてから使用されるケースがある。このため、長期間
保存しても、めっき材の諸特性が劣化しない材料、すな
わち耐時効性が高い材料が求められてきている。なお、
めっき材の特性劣化は高温下で促進される。したがって
高温下での特性劣化が少ない材料は長期間保存しても特
性が劣化しない材料と言い換えることができる。したが
ってこの分野でも耐熱性の高いめっき材が求められてい
ることになる。
【0005】上記特性劣化は、銅又はニッケルを中間層
としてめっきすれば、ある程度の緩和される。しかし、
銅を中間層とした場合、耐熱剥離性が著しく劣化する。
ニッケルを中間層とした場合も、ニッケルが銅の拡散を
抑制するため、銅を下地とした場合より特性は改善され
るものの、はんだ付け性の観点から十分満足されるもの
ではない。このほかめっき後に封孔処理を施す等の後処
理も試みられているが、改善には至っていない。
【0006】また、銅の拡散を抑制する手段として、中
間に銅−ニッケル合金を存在させる手段が提案されてい
るが(PCT/US96/19768)、この手法では
接触抵抗の上昇を抑制することについて言及されている
ものの、半田付け性の時効劣化防止については解決され
ていない。
【0007】さらに、錫めっき材固有の問題点として、
錫めっき材はその軟らかさからコネクタの接点におい
て、オスとメスを凝着させるガスタイト構造が採られ
る。このため、金めっき等で構成されるコネクタに比
べ、コネクタの挿入力が高いという欠点がある。
【0008】このような状況の中で、近年自動車部品の
みならず一般のコネクタにおいて、小型化、軽量化およ
び多機能化の進展に伴い、コネクタの多芯化の要求が益
々強くなってきている。しかし、現在の錫めっき材のま
まで多芯化を行うと、コネクタの挿入力が増大してしま
う。錫めっきのコネクタが多く用いられている自動車の
組立工程では、コネクタの接合が人力で行われているた
め、挿入力の増大は作業性の低下に直結する。
【0009】これに対応する手段として、銅又はニッケ
ルを中間層としてめっきし、表層の錫めっき又は錫合金
めっきの摩擦抵抗を低減させ、挿抜性を改善させる手法
も提案されているが(特開平9−320668)この手
法によればコネクタの挿入に関する問題は回避できる
が、前述の通り耐熱性、特にはんだ付け性の経時劣化を
防ぐことはできない。
【00010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車のエ
ンジン回り等での高温環境下の経時劣化の防止と、挿抜
抵抗の両方を改善すること、さらに長期間保管してもは
んだ付け性等の特性が劣化しないという性能を併せ持っ
た、錫又は錫合金めっきを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るため研究を行った結果、(1)銅又は銅合金の母材に
対し、リンを0.05%〜15%含有し残部が銅および
不可避不純物からなる合金めっき中間層、および錫又は
錫合金層の表層めっきとからなる高耐熱性及び耐時効性
を有する金属材料。(2)銅又は銅合金の母材に対し、
リンを0.05%〜15%含有し残部が銅および不可避
不純物からなる合金めっき中間層、および錫又は錫合金
層の表層めっきとからなる挿抜性を改善した端子、コネ
クタ接触子用金属材料。
【0012】(3)中間層がリンを0.05%〜15
%、ならびに、Sn、Ni、およびZn、のうち1種若
しくは2種以上を併せて10〜60%含有し、残部が銅
および不可避的不純物からなる合金であることを特徴と
する(1)および(2)記載の金属材料。(4)中間層
がリンを0.05%〜15%、ホウ素を0.05%〜1
5%、残部が銅および不可避的不純物からなる合金であ
ることを特徴とする(1)および(2)記載の金属材
料。(5)中間層が、リンを0.05%〜15%、ホウ
素を0.05%〜15%、ならびにSn、Ni、および
Zn、のうち一種若しくは2種以上を併せて10〜60
%含有し、残部が銅および不可避不純物からなる合金で
あることを特徴とする(1)および(2)記載の金属材
料。
【0013】(6)表層の厚みが0.3μm〜3μmで
あることを特徴とする(1)から(5)記載の金属材
料。(7)中間層の厚みが0.5μm〜3μmであるこ
とを特徴とする(1)から(5)記載の金属材料。
(8)表層が錫または錫合金を電気めっき後にリフロー
処理しためっき皮膜であることを特徴とする(1)から
(5)記載の金属材料。(9)めっき後もしくはリフロ
ー後に時効処理したことを特徴とする(1)から(7)
記載の金属材料。
【0014】(10)表層と中間層の間に主に錫と銅と
で形成された拡散層の厚みが1.0μm以下であり、か
つ拡散層の平面粒径が1.0μm以下であることを特徴
とする(9)記載の金属材料。(11)錫または錫合金
層が、りんおよび/またはほう素をそれぞれ0.05〜
1%含有することを特徴とする請求項1から請求項9記
載の電子部品用金属材料。(12)錫または錫合金層
が、溶融錫めっき法にて施されたことを特徴とする
(1)から(11)記載の電子部品用金属材料。(1
3)上記(1)から(9)記載の金属材料を接触子とし
たことを特徴とした端子およびコネクタを見出した。
【0015】上記中間層のうち、銅はめっきの母材とな
るものである。また、めっきにより形成された銅は、母
材に含まれる銅に比べ表層の錫めっき層への拡散が遅い
という特徴を持つ。従って、ニッケルを主体としたもの
よりはんだ付け性の面で若干劣るものの、中間層を持た
ないものよりは劣化は少ない。また、中間層あるいは表
層にリン、ホウ素といった活性金属が含まれているた
め、これらが表層に拡散し、内部およ表層の酸化を抑制
するため、単純に銅を中間層とした場合より特性、特に
はんだ付け性は向上する。
【0016】また、リンおよびホウ素が表面に拡散する
ことにより、ニッケルをベースとした合金層を下地とし
た場合と同じく、これらの酸化物皮膜が形成され、この
皮膜がコネクタに使用した場合の挿抜抵抗を下げるもの
と推定される。中間層が合金化さているため銅単純層よ
りも硬さが増し、薄膜金属潤滑効果も得られる。
【0017】中間層中のリンおよびホウ素の含有量は、
要求される特性に応じて任意に設定できるが、0.05
%未満では効果が得られず、好ましくは0.5%以上で
あることが望ましい。また、上限値は合金めっきの限界
値であるほか、特にPを含有量が10%を超えるとめっ
き皮膜がもろくなるので、10%以下であることが望ま
しい。
【0018】リン、ホウ素のほかに添加される元素とし
て、錫、ニッケル、亜鉛の一種以上を併せて10〜60
%含有する。錫、銅、亜鉛の合計量が10%未満である
と、それぞれの元素の効果が発揮されない。また、60
%を超えると、スクラップとしての価値が低下してしま
う。
【0019】中間層の厚みは、0.5μm未満である
と、前記の耐熱性の効果が得られないため、0.5μm
以上、好ましくは1.0μm以上必要である。厚みが厚
くなりすぎるとプレス性が損なわれるため、上限を3μ
m以下とする。
【0020】拡散層の厚みは、1μm以下であることが
好ましい。1μmを超えると表層の純Sn或いはSn合
金めっき層が相対的に薄くなり、耐熱性が劣化するから
である。又、粒径は、めっきの表層を電解法により純粋
なめっき部のみを溶解させることによりこれを剥離し、
観察する。拡散層の平均粒径が1.5μmを超えると、
はんだが拡散層表面で濡れる際、濡れる表面積が小さく
なりはんだ付け性が低下するため、はんだの濡れ性を向
上させるため1.5μm以下であることが必要で、より
好ましくは1.0μm以下であることが望ましい。
【0021】表層の錫又は錫合金のめっき層の厚みは、
0.3μm未満では、接触抵抗の劣化が防げないため、
0.3μm以上必要である。厚みの上限については厚み
の増加とともに挿抜性は低下するため3μm以下である
ことが必要である。リフロー処理を行うと、錫または錫
合金めっき層の一部は中間層との間で拡散層を形成し、
純粋なめっき層の厚みが薄くなるため、リフロー前の錫
めっき層の厚みは0.5μm以上である必要があり、生
産性等も考慮すると1μm〜2μmであることが好まし
い。
【0022】さらに、金属の薄膜潤滑効果を出すため、
表層の錫又は錫合金めっき層と中間層の厚みの比は1:
2〜1:3の範囲にすることが好ましい。。
【0023】表層のめっき方法をリフローめっきあるい
は溶融めっきにする理由は、めっきにより拡散層を形成
させるほか、中間層に含まれるリン、ホウ素の表層への
拡散を促し、表層の錫または錫合金めっき中にリン又は
ホウ素を含有させるためである。この手法だけでリン又
はホウ素の拡散が不十分な場合必要に応じ時効を行うこ
とで、これを補うことができる。これらのリン又はホウ
素ガめっき層内部の参加を防ぐほか、表層にこれらの酸
化物の保護皮膜を形成する作用がある。またリフローあ
るいは溶融めっきだけでリン又はホウ素の拡散が不十分
な場合、必要に応じ時効、例えば100℃で12時間処
理を行うことで、はんだ付け性、挿抜性といった特性を
改善することも可能である。また、リフロー処理を行わ
ずめっき後直接時効処理をすることも有効である。
【0024】表層のめっき層は、錫の他錫合金、主とし
て錫−鉛といったはんだめっきのほか、錫−銀、錫−ビ
スマスといった鉛フリーはんだを選択することも可能で
ある。
【0025】中間層のめっき液として、基本となる銅−
リンの合金めっきは、ピロリン酸系の銅めっき浴に次亜
リン酸ナトリウムを添加した浴をベースとする。また、
目標とする銅の組成に応じて錯化剤も適宜添加する。し
かし、本出願において、いずれのめっきにおいても、め
っき浴の組成や条件は任意に選択できる。リンの他の合
金元素はそれぞれ、ホウ素はボランアミン錯体(めっき
皮膜中にホウ素を添加するための供給源になる。)、他
の金属塩はめっき浴に応じて最適なものを選ぶ。ただ
し、これらの条件の選定では本願発明の効果は何ら制限
されていない。
【0026】表層の錫めっき又は錫合金めっきについて
は電気めっきの場合、溶融めっきの場合のいずれにおい
ても公知のめっき条件でめっきしてよい電気めっきの場
合は、めっき後リフロー処理をおこない、拡散層を形成
させるほか、中間層のリンまたはホウ素を拡散させ、耐
熱性、挿抜性の改善を行う。
【0027】この他、めっき後の時効処理を省略する手
段として、表層の錫又は錫合金めっき層にあらかじめリ
ン又はホウ素どちらか一方、あるいは両方を含有させる
手段も有効である。この場合、溶融めっきに限られる
が、溶融錫あるいは溶融錫合金にあらかじめリン又はホ
ウ素を溶解しておくことで合金化が可能である。なお、
本発明の請求項においては、ニッケルを含む合金を中間
層として規定しているが、本発明は表層の金又は金合金
めっき層の下にニッケルを含む合金層が存在していれば
その下即ち母材である銅合金との間に別のめっき層があ
っても問題はなく、そのような場合においても本発明は
有効である。
【0028】
【実施例】次に、本発明の効果を実施例に基づき具体的
に説明する。母材には、耐熱性の評価用として厚み0.
2mmのリン青銅2種(JIS C 5191)、挿抜
性の評価として厚み0.5mmの無酸素銅(JIS C
1020)を脱脂、酸洗したものを用いた。また、表
層のめっきは基本的にはリフロー錫について評価した
が、一部溶融めっきについても評価した。溶融めっきは
錫を270℃で溶解し、めっき厚が2μmになるように
めっきを行った。
【0029】銅−リン系、およびこれに錫、銅、亜鉛を
添加した系のめっき条件を表1〜4、銅−リン−ホウ素
系、およびこれに錫、銅、亜鉛を添加した系のめっき条
件を表5〜8に示す。また、表層の錫めっきの条件を表
9に示す。又、各条件下各下地合金の組成、拡散層の厚
み、粒径、表層めっき層厚みを表10に示す。なお、比
較材として、中間層の無いもの、銅0.5μmを中間層
としたもの、ニッケル2.0μmを中間層としたもの、
Cu−0.01%P合金を中間層としたものも用意し
た。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】
【表7】
【0037】
【表8】
【0038】
【表9】
【0039】
【表10】
【0040】評価は、耐熱性の評価として、評価材を1
55℃、16時間加熱後の外観、はんだ付け性、熱剥離
の有無、接触抵抗の変化を評価した。挿抜性の評価は評
価材を図1に示すようにオスピン、メスピンの形状に加
工し、オスピンをメスピンに挿入する際の最大挿入力を
評価した。
【0041】はんだ付け性は25%ロジン−エタノール
をフラックスとし、メニスコグラフ法によりはんだ濡れ
時間を測定することで評価した。熱剥離の有無はめっき
材を90℃繰返し曲げを行い、曲げ部の状況を目視で観
察することで評価した。接触抵抗は、図1に示すように
オスピン、メスピンを嵌合させ、この状態で155℃、
16時間加熱した前後の接触抵抗(電気抵抗)を評価し
た。結果を表11に示す。これより、いずれも、実施材
の方が優れていることがわかる。
【0042】
【表11】
【0043】挿抜性の評価結果を表12に示す。これよ
り、端子の挿入力はいずれの系においても、比較材に比
べて優れていることが分かる。
【0044】
【表12】
【0045】
【発明の効果】以上記述した通り、本発明により、耐熱
性、挿抜性を同時に満足させる材料を供給することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る挿抜性の評価テストを実施する説
明図である。
【符号の説明】
1 メスピン 2 オスピン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅又は銅合金の母材に対し、リンを0.0
    5%〜15%含有し残部が銅および不可避不純物からな
    る合金めっき中間層、および錫又は錫合金層めっき表層
    とからなる高耐熱性及び耐時効性を有することを特徴と
    する金属材料。
  2. 【請求項2】銅又は銅合金の母材に対し、リンを0.0
    5%〜15%含有し残部が銅および不可避不純物からな
    る合金めっき中間層、および錫又は錫合金層めっき表層
    とからなる挿抜性を改善した端子、コネクタ接触子用金
    属材料。
  3. 【請求項3】中間層がリンを0.05%〜15%、なら
    びに、Sn、Ni、およびZn、のうち一種若しくは2
    種以上を併せて10〜60%含有し、残部が銅および不
    可避的不純物からなる合金であることを特徴とする請求
    項1および請求項2記載の金属材料。
  4. 【請求項4】中間層がリンを0.05%〜15%、ホウ
    素を0.05%〜15%、残部が銅および不可避的不純
    物からなる合金であることを特徴とする請求項1および
    請求項2記載の金属材料。
  5. 【請求項5】中間層が、リンを0.05%〜15%、ホ
    ウ素を0.05%〜15%、ならびにSn、Ni、およ
    びZn、のうち1種若しくは2種以上を併せて10〜6
    0%含有し、残部が銅および不可避不純物からなる合金
    であることを特徴とする請求項1および請求項2記載の
    金属材料。
  6. 【請求項6】表層の厚みが0.3μm〜3μmであるこ
    とを特徴とする請求項1および請求項5記載の金属材
    料。
  7. 【請求項7】中間層の厚みが0.5μm〜3μmである
    ことを特徴とする請求項1および請求項5記載の金属材
    料。
  8. 【請求項8】表層が錫又は錫合金を電気めっき後にリフ
    ロー処理しためっき皮膜であることを特徴とする請求項
    1から請求項5記載の金属材料。
  9. 【請求項9】めっき後もしくはリフロー後に時効処理し
    たことを特徴とする請求項1から請求項7記載の金属材
    料。
  10. 【請求項10】表層と中間層の間に主に錫と銅とで形成
    された拡散層の厚みが1μm以下であり、かつ拡散層の
    平面粒径が1.5μm以下であることを特徴とする請求
    項9記載の金属材料。
  11. 【請求項11】錫または錫合金層が、りんおよび/また
    はほう素をそれぞれ0.05〜1%含有することを特徴
    とする請求項1から請求項9記載の電子部品用金属材
    料。
  12. 【請求項12】錫または錫合金層が、溶融錫めっき法に
    て施されたことを特徴とする請求項1から請求項11記
    載の電子部品用金属材料。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項9記載の金属材料を
    接触子とした耐時効性および挿抜性に優れたことを特徴
    とする端子およびコネクタ。
JP12619899A 1998-09-28 1999-03-30 金属材料 Pending JP2000169995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12619899A JP2000169995A (ja) 1998-09-28 1999-03-30 金属材料

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-273451 1998-09-28
JP27345198 1998-09-28
JP12619899A JP2000169995A (ja) 1998-09-28 1999-03-30 金属材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000169995A true JP2000169995A (ja) 2000-06-20

Family

ID=26462419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12619899A Pending JP2000169995A (ja) 1998-09-28 1999-03-30 金属材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000169995A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097040A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Nikko Kinzoku Kk すずめっきの耐磨耗性に優れるすずめっき銅又は銅合金条
JP2013213249A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Jx Nippon Mining & Metals Corp Snめっき材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097040A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Nikko Kinzoku Kk すずめっきの耐磨耗性に優れるすずめっき銅又は銅合金条
JP2013213249A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Jx Nippon Mining & Metals Corp Snめっき材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100392528B1 (ko) 금속재료, 금속재료의 제조방법 및 금속재료를 이용한 단자 및 커넥터
KR100836540B1 (ko) 도금재료와 그 제조방법, 이를 사용한 전기,전자부품
US5849424A (en) Hard coated copper alloys, process for production thereof and connector terminals made therefrom
JP5025387B2 (ja) 接続部品用導電材料及びその製造方法
US8698002B2 (en) Conductive member and method for producing the same
EP2216426B1 (en) Tin-plated material for electronic part
JP2004179055A (ja) コネクタ端子、コネクタおよびその製造方法
JP3391427B2 (ja) メッキ銅合金薄板およびその薄板で製造したコネクタ
JP3824884B2 (ja) 端子ないしはコネクタ用銅合金材
JP2003171790A (ja) めっき材料とその製造方法、それを用いた電気・電子部品
JP2801793B2 (ja) 錫めっき銅合金材およびその製造方法
CN110997985A (zh) 附银皮膜端子材及附银皮膜端子
US20050037229A1 (en) Plated material, method of producing same, and electrical / electronic part using same
JP3953169B2 (ja) かん合型接続端子用めっき材の製造方法
JP4397245B2 (ja) 電気・電子部品用錫めっき銅合金材及びその製造方法
KR20010106204A (ko) 전기 전도성 금속 스트립 및 커넥터
JP2000144482A (ja) 金属材料
JPH0855521A (ja) 通電部材およびその製造方法
JP2000169996A (ja) 金属材料
JP2000169997A (ja) 金属材料
JP4753502B2 (ja) 錫−銅金属間化合物分散錫めっき端子
CN113166964A (zh) 防腐蚀端子材及端子和电线末端部结构
JP2000169995A (ja) 金属材料
JP4514061B2 (ja) めっき材料とその製造方法、それを用いた電気・電子部品
JP2012124025A (ja) めっき被覆銅線およびその製造方法