JP2000169756A - 騒音防止用アンダーコート剤 - Google Patents

騒音防止用アンダーコート剤

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JP2000169756A
JP2000169756A JP10363801A JP36380198A JP2000169756A JP 2000169756 A JP2000169756 A JP 2000169756A JP 10363801 A JP10363801 A JP 10363801A JP 36380198 A JP36380198 A JP 36380198A JP 2000169756 A JP2000169756 A JP 2000169756A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 塩化ビニル系樹脂、有機発泡剤、充填
剤、可塑剤を含有する騒音防止用アンダーコート剤にお
いて、上記可塑剤としてフタル酸エステル系可塑剤又は
安息香酸エステル系可塑剤100重量部に対してトリメ
リット酸エステル系可塑剤又はポリエステル系可塑剤1
5〜30重量部を併用すると共に、密着成分としてブロ
ックイソシアネートとポリアミドアミンとを配合したこ
とを特徴とする騒音防止用アンダーコート剤。 【効果】 本発明によれば、形成された塗膜上にブラッ
クアウト塗料が塗布されても,これによってべたつきが
なく、かつ塗膜塗布後に高湿度に放置し、焼付けを行っ
てもふくれが生じることがなく、しかも耐チッピング
性、耐水性、耐腐食性の良好な騒音防止効果に優れた塗
膜を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の床裏部や
ホイルハウス部のパネルなどの石ハネ音による騒音を防
止すべき箇所に対するアンダーコートとして好適な騒音
防止用アンダーコート剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
の床裏部やホイルハウス(タイヤハウス)部には、走行
中にしばしば石ハネ,砂ハネが生じ、運転者などに耳ざ
わりな騒音を発生する。
【0003】従来、このような石ハネ音,砂ハネ音を防
止する方法としては、自動車の床裏部やホイルハウス部
のパネルに対し、非発泡型の塩化ビニル系樹脂(PV
C)塗料や未膨張バルーンを利用した発泡倍率50%前
後の低発泡型塩化ビニル系樹脂(PVC)塗料をアンダ
ーコート剤として使用することが行われている。
【0004】しかし、前者の非発泡型PVCを使用した
場合、塗膜層が厚くなれば石ハネ,砂ハネ騒音低減効果
はあるが、コストが高くなり、塗布量の増加による作業
効率の低下を招き、塗布重量の増加により車輌重量が増
大する。
【0005】一方、後者の未膨張バルーンを利用した低
発泡型PVC塗料を使用した場合、非発泡型PVC塗料
に比べ塗膜層の厚さがアップする効果により防音効果は
上がるが、未膨張バルーンを利用した発泡体は発泡剤に
よる発泡体に比べ硬い膜になるため、石、砂衝撃時の衝
撃吸収効果が少なくなり、防音効果面で劣る。また、バ
ルーン膜によりクッション性が低下し、耐チッピング性
が極端に低下する。この場合、耐チッピング性の極端な
低下に対しては、コンパウンドの物性を向上させるよう
な配合(例えば未膨張バルーンの低充填、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体比率を上げるなど)を用いること
で、一定レベル値を確保しているが、なお十分ではな
い。
【0006】また、自動車製造ラインに使用されるため
には、130〜160℃の耐熱性が要求されるために未
膨張バルーンの材質は、耐熱性のよいアクリロニトリル
ポリマー単独或いはアクリロニトリル−塩化ビニリデン
共重合体のアクリロニトリル比率の高いものが用いられ
る。しかし、塩化ビニリデンは耐熱性に劣り、アクリロ
ニトリル比率が高くなると、アクリロニトリルモノマー
の含有率が大きくなり、環境衛生面上から望ましくな
い。
【0007】このような点から、有機発泡剤を用いた発
泡型PVC塗料が望まれるが、この種の有機発泡剤によ
る発泡型PVC塗料を自動車の床裏部やホイルハウス部
のパネルなどに適用する場合には、塗膜が耐水性、耐腐
食性に優れたものであること、また、自動車の塗装工程
を変更せず、しかもこの場合、作業終了時に塗料を塗布
した後、焼付けを行わずに一夜放置する場合があること
から、このような放置後に焼付けを行ってもふくれが生
じないことが要望される。
【0008】更に、アンダーコート剤が焼付けられた後
には、最後にタイヤを取り付ける前にアンダーコート膜
上にブラックアウトという塗料(常乾型の溶剤型塗料)
が塗布されるが、このブラックアウト塗膜にべたつきが
発生する場合があり、このためこの点の解決も要望され
る。
【0009】従って、本発明の目的は、かかる要求を満
たした騒音防止用アンダーコート剤を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、塩化ビニル系樹脂、有機発泡剤、充填剤、可塑剤を
含有するアンダーコート剤において、フタル酸エステル
系又は安息香酸エステル系可塑剤に比較的少量のトリメ
リット酸エステル系又はポリエステル系可塑剤を併用す
ること、しかもブロックイソシアネートとポリアミドア
ミンを密着成分として配合することにより、優れた耐チ
ッピング性を与えると共に、優れたブラックアウト適性
を与え、耐水性に優れている上、塗料塗布後に一夜放置
して焼付けを行ってもふくれが生じず、工程間放置の密
着性に優れていることを知見した。即ち、上記ブラック
アウト塗膜のべたつきは、ブラックアウト塗料が有機溶
剤を含んでいるため、焼付けられたアンダーコート膜中
の可塑剤が一部ブラックアウト塗料の溶剤によって抽出
され、これがブラックアウト塗膜を軟化させることによ
り発生すること、この場合、アンダーコート膜の可塑剤
としては通常フタル酸エステル系可塑剤が用いられてお
り、このような可塑剤では上記のようなブラックアウト
塗膜の軟化、べたつきを生じさせてしまうものである
が、可塑剤としてトリメリット酸エステル系可塑剤やポ
リエステル系可塑剤を併用する場合には、ブラックアウ
ト塗膜の軟化、べたつきを生じさせず、優れたブラック
アウト適性を与えること、この場合フタル酸エステル系
可塑剤や安息香酸エステル系可塑剤に上記トリメリット
酸エステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤を併用する
ことで、耐チッピング特性が良好なものとなり、優れた
騒音防止性能を与え、また上述したように耐水性にも優
れ、工程間放置のふくれもなくなることから、使用性に
優れたアンダーコート剤が得られることを見出し、本発
明をなすに至ったものである。
【0011】従って、本発明は、塩化ビニル系樹脂、有
機発泡剤、充填剤、可塑剤を含有する騒音防止用アンダ
ーコート剤において、上記可塑剤としてフタル酸エステ
ル系可塑剤又は安息香酸エステル系可塑剤100重量部
に対してトリメリット酸エステル系可塑剤又はポリエス
テル系可塑剤15〜30重量部を併用すると共に、密着
成分としてブロックイソシアネートとポリアミドアミン
とを配合したことを特徴とする騒音防止用アンダーコー
ト剤を提供する。
【0012】本発明の騒音防止用アンダーコート剤は、
自動車の床裏部やホイルハウス部のパネルなどの石ハ
ネ,砂ハネによる騒音を防止すべき箇所に対するアンダ
ーコート膜を形成するために用いられて、それ単層でも
該騒音を効果的に防止し、しかも現行の自動車塗装工程
にその工程を変更することなく組み入れることができる
もので、この場合上述したようにブラックアウト適性に
優れ、ブラックアウト塗膜を軟化させ、べたつきを生じ
させることがないと共に、塗料塗布と焼付けとの間にタ
イムラグがあってもアンダーコート膜にふくれが生じる
こともなく、しかも耐水性、耐腐食性の良好な騒音防止
効果に優れたアンダーコート膜を与えることができるも
のである。
【0013】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の騒音防止用アンダーコート剤は、塩化ビニル系
樹脂をベースポリマーとし、これに有機発泡剤、必要に
より発泡助剤と、充填剤と、可塑剤と、密着成分とを配
合し、更に必要により吸湿剤、安定剤、着色剤等を配合
したものである。
【0014】ここで、塩化ビニル系樹脂(PVC)とし
ては、塩化ビニルのホモポリマー、塩化ビニルを主体と
し、これに他の共重合し得るモノマー、例えば酢酸ビニ
ル等とのコポリマー(塩化ビニル含有量50重量%以
上、特に70重量%以上)の1種を単独で又は2種以上
を組み合わせて用いることができる。
【0015】この場合、PVCとしては、平均粒径が5
μm以下、好ましくは3μm以下、更に好ましくは1.
5μm以下のものが望ましい。平均粒径が5μmを超え
る粒径の大きいPVCの使用は、耐チッピング性を低下
させると共に、発泡面において異常発泡が生じ、外観面
上好ましくない場合が生じる。また、PVCとしては、
上記平均粒径の範囲において、その粒度分布が2個のピ
ークを有するものが、膨潤ゲル化性が良好で、作業性及
び得られる発泡PVCの物性の点から好適に用いられ
る。なお、ここでいう粒度分布が2個のピークを有する
PVCは、互いに異なる平均粒径を有する2種のPVC
を混合したものとは異なり、粒径の小さい1次粒子の一
部を製造工程中で凝集させて2次粒子を得たもので、粒
径の小さい1次粒子とそれを凝集させて得た2次粒子が
混在することにより、粒度分布上、2つのピークを有す
るものである。
【0016】更に、PVCとしては、平均重合度が25
00以下、好ましくは2000以下、更に好ましくは1
900以下のものが望ましい。平均重合度が高すぎるも
のは、耐チッピング性能等の発泡PVCの物性が低下す
るおそれがある。なお、平均重合度の下限は通常50
0、好ましくは850、更に好ましくは1000であ
る。
【0017】上記コポリマーとしては、塩化ビニル−酢
酸ビニルコポリマーが膨潤ゲル化性の点から好適に使用
されるが、この塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマーにお
いて、酢酸ビニル含有量が1〜15重量%、特に3〜1
0重量%のものが好ましい。この場合、塩化ビニルホモ
ポリマーは金属表面の密着性が塩化ビニル−酢酸ビニル
コポリマーに比べて幾分劣り、一方塩化ビニル−酢酸ビ
ニルコポリマーは可塑剤に対する膨潤ゲル化性が良好
で、加熱により密着性良好となるものの、コストが高
く、従って両者を併用することが好ましい。併用割合は
適宜選定されるが、塩化ビニルホモポリマー:塩化ビニ
ル−酢酸ビニルコポリマー=4:1〜1:4(重量比)
とすることが好ましい。
【0018】また、コポリマーとして、−CH2ROH
基をもつ架橋性コポリマーを使用することもできる。こ
れは、そのOH基が後述する密着成分としてのブロック
イソシアネートと加熱時に反応し、ウレタン結合を生成
して、密着性、耐水性を向上させる。
【0019】次に、本発明において、PVCの発泡に用
いる有機発泡剤としては、分解温度が130〜180℃
にある発泡剤又は発泡剤混合物もしくは発泡剤と発泡助
剤との混合物を使用することが好ましい。分解温度が1
80℃を超えるものは、120〜160℃の温度におい
て良好に発泡せず、一方、130℃より分解温度が低い
ものは、PVCが硬化する前にガス抜けが生じ、発泡倍
率1.2〜1.6倍の良好な発泡PVCが得られない
上、貯蔵安定性も劣る場合が生じる。
【0020】具体的には、発泡剤として4,4’−オキ
シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジッド(OBSH)
が好適に使用し得、p−トルエンスルホニルアジド、p
−メチルウレタンベンゼンスルホニルヒドラジッドなど
を使用することができる。また、発泡剤混合物として
は、OBSHとアゾジカルボンアミド(ADCA)との
混合物などを好適なものとして挙げることができる。更
に、ADCAのようにそれ単独では分解温度が180℃
を超えるが、発泡助剤と併用することにより、分解温度
を130〜180℃に調整したものも好適に使用するこ
とができる。なお、OBSH等の分解温度が130〜1
80℃の範囲にある発泡剤や発泡剤混合物に発泡助剤を
併用してもその分解温度が130〜180℃にある限り
は差し支えない。
【0021】発泡助剤としては公知のものを使用するこ
とができ、各種の金属酸化物(例えば酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム等)、金属石けん(例えばステアリン酸亜
鉛)、尿素化合物、アミン等が挙げられる。なお、この
ような発泡助剤は、同時に他の目的を兼ねて配合するこ
とができる。例えば、金属石けんは炭酸カルシウム等の
無機充填剤の表面処理剤として用いられており、このよ
うな表面処理剤として使用された金属石けんも発泡剤の
分解温度を低下させる限り、ここでいう発泡助剤に含ま
れる。
【0022】上記有機発泡剤の配合量は、通常上記PV
C100部(重量部、以下同じ)に対し1〜3部であ
り、好ましくは、発泡剤又は発泡剤混合物1〜3部、特
に1.5〜2.5部、発泡助剤0〜15部、特に1〜1
0部である。
【0023】本発明において、充填剤としては、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、クレー、珪藻土、シリカ、タ
ルク等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上
を組み合わせて使用することができる。また必要によ
り、ガラスバルーン、樹脂バルーン等の中空粒子を配合
することもできる。
【0024】この場合、特には表面処理炭酸カルシウム
等の表面処理した無機充填剤を使用することが好まし
く、また無機充填剤の平均粒径は0.01〜1μm、特
に0.02〜0.1μm、またBET法による比表面積
が5〜30m2/g、特に15〜25m2/gのものが好
ましい。微粒子の表面処理充填剤を使い、粗い充填剤を
添加しないことで、PVCペーストへの均一分散化が計
られ、発泡セルを緻密なものとすることができる。ま
た、比表面積の高い表面処理無機充填剤を使用すること
により、可塑剤の多量添加が支障なく行われ、可塑剤量
を多くすることによって発泡PVCの柔軟性が向上し、
石ハネ時の衝撃吸収性を向上させることができる。な
お、表面処理剤としては金属石けんなどを用いることが
でき、またその使用量は無機充填剤に対して0.5〜5
重量%、特に1〜4重量%とすることが好ましい。
【0025】充填剤の配合量は、上記PVC100部に
対し160〜500部とする。160部より少ないとス
プレー塗布時の流れ、吐出性が悪くなる。また、500
部より多くなると塗膜の物理的性能が劣化し、弾性が低
下する。
【0026】本発明においては、可塑剤としてフタル酸
エステル系可塑剤又は安息香酸エステル系可塑剤の1種
又は2種以上とトリメリット酸エステル系可塑剤又はポ
リエステル系可塑剤の1種又は2種以上とを使用する。
【0027】この場合、フタル酸エステル系可塑剤とし
ては、ジブチルフタレート(DBP)、ジヘキシルフタ
レート(DHP)、ジ−2−エチルヘキシルフタレート
(DOP)、ジ−n−オクチルフタレート(DnO
P)、ジイソオクチルフタレート(DIOP)、ジデシ
ルフタレート(DDP)、ジノニルフタレート(DN
P)、ジイソノニルフタレート(DINP)、ジイソデ
シルフタレート(DIDP)、C6〜C10混合高級アル
コールフタレート、ブチルベンジルフタレート(BB
P)、オクチルベンジルフタレート、ノニルベンジルフ
タレート、ブチルフタールブチルグリコレート(BPB
G)等が挙げられ、安息香酸エステル系可塑剤として
は、ジプロピレングリコールベンゾエート、N−ブチル
ベンゾエート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペン
タンジオールイソブチレートベンゾエート、2,2,4
−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジベンゾエー
ト等が挙げられる。また、トリメリット酸エステル系可
塑剤としては、トリ−(2−エチルヘキシル)トリメリ
テート(TOTM)、トリ−n−オクチルトリメリテー
ト、トリイソデシルトリメリテート、トリイソオクチル
トリメリテート等が挙げられる。ポリエステル系可塑剤
としては、大豆油等の不飽和脂肪酸グリセライドの二重
結合を過酸化水素や過酢酸でエポキシ化したもの(ES
BO)、ブチル又はオクチルのアルキルオレイン酸エス
テル等のエポキシ化合物などのエポキシ化植物油、アジ
ピン酸のような二塩基酸のプロピレングリコールエステ
ル単位を数個乃至は十数個直鎖状に連結した平均分子量
500〜8000程度の粘稠な低重合度ポリエステル等
が挙げられ、特に平均分子量が500〜2200のアジ
ピン酸ポリエステル、フタル酸系ポリエステル(フタル
酸とアルキレングリコールとのオリゴエステル、その末
端アルカノール、アルカン又はアルケン酸変性物)が好
適である。
【0028】可塑剤としては、上記以外に、更に他の可
塑剤を配合することができる。他の可塑剤としては、ト
リクレジルホスフェート(TCP)、トリオクチルホス
フェート(TOF)、トリキシレニルホスフェート(T
XP)、モノオクチルジフェニルホスフェート、モノブ
チル−ジキシレニルホスフェート(B−Z−X)等のリ
ン酸エステル類、フェノール系アルキルスルホン酸エス
テル、更にはジオクチルアジペート(DOA)、ジオク
チルアゼレート(DOZ)、ジオクチルセバケート(D
OS)等の直鎖二塩基酸エステル類、2,2,4−トリ
メチル−1,3−ペンタジオールモノ又はジイソブチレ
ートや、トリブチル・クエン酸エステル、トリオクチル
・アセチルクエン酸エステル、C6〜C10脂肪酸のトリ
又はテトラエチレングリコールエステル、メチルアセチ
ルリシノレート等の上記以外のエステル系可塑剤、ニト
リル系合成ゴム、塩素化物及び石油補助可塑剤などを挙
げることができる。
【0029】フタル酸エステル系可塑剤又は安息香酸エ
ステル系可塑剤の配合量は、PVC100部に対して1
00〜450部、特に150〜350部使用することが
好ましい。100部より少ないと、PVCゾルのゲル化
速度が早まり、発泡セル形成に支障をきたし発泡倍率を
低下せしめると共に、焼付後の塗膜硬度も硬くなり、発
泡PVCの衝撃吸収性が低下して防音性能が低下するお
それがある。一方、450部より多いと、焼付後の塗膜
物性が柔らかくなりすぎ、耐チッピング性の確保ができ
ない場合が生じる。この場合、上記トリメリット酸エス
テル系可塑剤及びポリエステル系可塑剤の配合量は、フ
タル酸エステル系可塑剤及び安息香酸エステル系可塑剤
の合計量100部に対し15〜30部、特に20〜25
部併用することがブラックアウト適性の点、耐チッピン
グ性の点、及び発泡PVCの外観の点から好ましい。ト
リメリット酸系可塑剤又はポリエステル系可塑剤の配合
量が少ない場合はその効果を十分に発揮せず、多すぎる
と耐チッピング性が低下したり、発泡PVCの物性が低
下する。なお、フタル酸エステル系可塑剤、安息香酸エ
ステル系可塑剤、トリメリット酸エステル系可塑剤、ポ
リエステル系可塑剤の総配合量は、PVC100部に対
し500部を超えないことが好ましい。
【0030】更に、本発明においては、必要によりスプ
レー作業性の改善などの点から沸点が150〜250℃
の低沸点可塑剤、例えば石油系炭化水素(パラフィン
系、ナフテン系、芳香族系)可塑剤などを配合すること
ができる。その配合量はPVC100部に対して5〜5
0部、好ましくは5〜40部、更に好ましくは10〜3
0部とすることが好ましい。50部より多いと焼付時に
低沸点可塑剤が揮散し、発泡倍率の低下と、焼付塗膜の
亀裂や異常発泡が発生するおそれがある。
【0031】本発明のアンダーコート剤には、密着成分
としてポリアミドアミン、ブロックイソシアネートを組
み合わせて用いるもので、これにより発泡PVC塗膜の
基材に対する密着性を向上させることができ、特にポリ
アミドアミンとブロックイソシアネートとを併用すると
耐水性、耐腐食性が顕著に改善されると共に、騒音防止
性も著しく改善される。これは、ポリアミドアミンとブ
ロックイソシアネートとが架橋してウレタン結合が生
じ、PVC塗膜に柔軟性、弾力性が付与され、衝撃吸収
性が向上し、音評価面で優れた効果が与えられるためと
考えられる。その配合量はPVC100部に対して5〜
40部、特に10〜30部であることが好ましく、この
場合、ポリアミドアミンはPVC100部に対して1〜
30部、特に5〜20部、ブロックイソシアネートはP
VC100部に対して1〜35部、特に3〜25部であ
ることが好ましい。上記密着成分の配合量が5部より少
ないとその効果を十分発揮せず、40部より多いとPV
Cゾルが液粘性が上がり、スプレー作業性が低下するお
それがある。
【0032】また、本発明のアンダーコート剤には、酸
化カルシウム、酸化マグネシウム等の吸湿剤をゾル中の
水分をキャッチして水分による発泡を防止し、発泡PV
Cの耐水性、耐腐食性を向上させる点からPVC100
部に対して5〜100部、特に10〜40部配合するこ
とができる。なお、この吸湿剤の添加は、特に工程間放
置のふくれの問題を生じさせない点から好適である。即
ち、例えば、土、日の休日などにラインが止まり、ウェ
ットで塗布されたままで、発泡前のアンダーコート剤が
吸湿によってふくれが発生するおそれがある場合には、
この吸湿剤の添加が好適である。
【0033】更に、ジブチルすずラウレート系、亜鉛系
有機複合剤等のPVC安定剤を気泡調整剤としてPVC
100部に対して0〜5部、特に0.1〜3部配合する
ことができる。その他、着色剤として、カーボンブラッ
ク、酸化チタン、カドミウムイエロー、フタロシアニン
ブルー等の顔料を用いることができ、PVC100部に
対し0〜5部、好ましくは1〜3部配合することができ
る。
【0034】なお、本発明のアンダーコート剤は、12
0〜160℃で発泡倍率1.2〜1.6倍に発泡するも
のであることが好ましい。この場合、発泡倍率1.2〜
1.6倍になるための時間は20〜60分であることが
好ましい。発泡倍率が1.2倍より低いと、発泡PVC
の衝撃吸収性が低下し、防音性能が低下する。発泡倍率
が1.6倍より高いと、発泡PVCの耐チッピング性能
が低下し、耐水性も劣化する。また、発泡温度が120
℃より低く、更に120〜160℃で発泡倍率1.2〜
1.6倍とならないものは、自動車の塗装工程などに適
応し難い。
【0035】本発明のアンダーコート剤は、特に自動車
の床裏部又はホイルハウス部のパネルに対するアンダー
コート用として好適であり、本発明のアンダーコート剤
を用いて自動車の床裏部やホイルハウス部のパネルにア
ンダーコート膜を形成する場合は、このアンダーコート
剤を上記パネルに塗布した後、120〜160℃に加熱
して発泡倍率1.2〜1.6倍の発泡PVC層を形成す
ることが好ましいが、この場合、この発泡PVC層
(膜)の厚さは1〜4mm、好ましくは1.5〜4m
m、更に好ましくは2〜4mmとすることが好適であ
る。1mmより薄いと、耐チッピング性の低下及び衝撃
吸収性の低下による防音性能の低下のおそれがある。一
方、4mmより厚いと、塗布量が多くなり、車体重量
増、塗布作業性の低下及び垂直部の垂れが懸念される。
【0036】本発明によれば、非発泡PVCを用いた場
合には、石ハネ騒音対策を考えると通常6mm以上の膜
厚が必要であるが、このようにアンダーコート膜が薄く
ても十分な騒音防止効果が発揮される。
【0037】なお、上記パネルにアンダーコート剤を塗
布する手段は特に制限されないが、スプレー塗布法が好
ましく、従って本発明のアンダーコート剤はスプレー塗
布用PVC発泡ゾルとして形成することが好ましい。ま
た、上記120〜160℃の加熱、発泡、硬化は、自動
車の塗装工程の中で、中塗り塗装及び上塗り塗装の乾
燥、焼付工程と同時に行うようにすることが推奨され
る。
【0038】また、アンダーコート方法としては、パネ
ル接合部に防水・防塵を目的として行われるシール吹き
塗布と、パネル一般面に防錆及び耐チッピング性を目的
として行われる面吹き塗布とがあり、通常、最初にシー
ル吹き塗布が行われ、その上から面吹き塗布が実施され
る。従って、両者が重なって塗布されるため、両層の乾
燥前(塗布時)における相溶性、乾燥後の密着性が要求
され、このためシール吹き塗布と面吹き塗布に用いるア
ンダーコート剤は同一系のものであることが好ましい
が、本発明のアンダーコート剤はシール吹き塗布と面吹
き塗布との両者に適用できるので、貯蔵タンク、配管、
塗布設備等、設備面及び作業性面において優れているも
のである。なお、本発明のアンダーコート剤をシール吹
き、面吹きの両者に用いる場合、シール吹き面がウェッ
ト状態のまま面吹きを行い、両者を同時に発泡、硬化さ
せることが好ましい。また、面吹き塗布としてのみ使用
される場合は、本発明のアンダーコート剤がPVC系で
あるため、シール吹き塗布用のアンダーコート剤として
は、相溶性、密着性の点でPVC系のものを用いること
が好ましい。
【0039】本発明のアンダーコート剤は、2層構成の
アンダーコート膜において、その下層のクッション材を
構成する使用法、或いは表層(上層)として使用する方
法、更には上下両層への使用といった2層型に適用する
ことも可能であるが、好ましくは単層型として使用す
る。
【0040】本発明のアンダーコート剤は、単層とした
場合でも耐チッピング性、騒音防止効果に優れ、しかも
上述したようにアンダーコート膜が薄くてもかかる効果
を発揮するので、単層型の作業性が良いというメリット
を十分享受することができる。
【0041】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記の例において、各性能のテスト
方法は以下の通りである。また、下記の例で“ウェッ
ト”とは、発泡、硬化前のゲル状態の塗膜を意味する。
【0042】[テスト方法]石ハネ音低減効果 1.6×300×300mmの電着塗装鋼板上の中央部
に190×190mmの面積で所定厚さの塗膜を形成
し、この鋼板を外寸法300×300mm、内寸法20
0×200mm、厚さ20mmの鋼鉄製四角枠で挟み、
この枠1を図1及び図2に示すように45°に傾けて配
置し、上記塗膜2の上方に内径25mm、長さ2mの塩
化ビニル樹脂製パイプ3を塗膜2の中心にスチールボー
ルが落下するように配置する。そして、直径8mm、重
さ2.08gのスチールボールをパイプ3から一個ずつ
落下させ、上記塗膜2にスチールボールが衝突したとき
に発生する衝撃音を測定する。この場合、パイプ3の下
端位置は塗膜2の中心の上方40mmとし、また衝撃音
を集音するマイクロホン4は、塗膜2の中心部より20
0mm真横で、パイプ3から40mm離間させた位置に
設置した。なお、結果は、8回の測定の平均値である。
【0043】またこの場合、塗膜を形成していない鋼板
の衝撃音はPOA値(2.5〜10KHz値)で106
dBであり、結果はこの衝撃音に比べてどの程度衝撃音
が低減したかで評価した。
【0044】耐チッピング性 電着塗装を施したスチール板上に試料をウェットの膜厚
が1000μmとなるように塗布し、130℃×20分
間焼付けた。上記試料を塗装面を上にして水平から60
°の角度にセットし、この塗膜面に垂直に立てた内径2
0mmで長さ2mの塩化ビニルパイプの下端を当て、こ
のパイプの上端からパイプ内を通してJISに定められ
たM−4ナットを落下させ、素地が露出するまでのナッ
トの総重量を測定した。
【0045】発泡率 電着塗装鋼板上に試料がウェット2mmになるように塗
布し、規定条件で焼付後、乾燥後の厚みを測定し、焼付
前後の厚み比率で発泡率を算出した。なお、発泡率は、
例えば、0%:発泡しない,50%:1.5倍と表示す
る。
【0046】耐水性試験 40℃の温水で焼付試料を10日間処理した後、室温で
2時間放置した試料について上記耐チッピング性試験を
行い、耐水後の耐チッピング性を求めた。なお、耐水性
の評価は下記式 (耐水後の耐チッピング性/初期の耐チッピング性)×
100(%) に基づくもので、数値が大きいほど耐水性が良好なもの
である。
【0047】防錆性 電着塗装板にその鋼板素地に至る5mmピッチの碁盤目
状になるようカットを入れ、次に、試料をウェット2m
mに塗布し、130℃×20分間焼付けた。焼付後の試
料の表面を乾燥後の膜厚が2mmになるようにカット
し、塩水噴霧試験機に10日間入れ、取り出して塗膜を
はがし、電着塗装板状の碁盤目状カット部分における錆
の発生の有無を確認した。表面カットは発泡塗膜の表皮
のない状態を作り上げ、吸水しやすい過酷な条件になる
ように意図的に試みたものである。
【0048】比較のためにPVC材(非発泡型)はウェ
ット1mm、焼付後1mmでノーカットとし、上記発泡
PVCとの比較を行った。 評価基準 ○:異常なし △:若干錆発生 ×:錆発生
【0049】工程間放置のふくれ 試料を電着塗装鋼板の上にウェットで2mm厚になるよ
う塗布した後、30℃×80%湿度条件下で24時間放
置後、取り出し140℃×30分間焼付け、吸湿による
異常発泡の有無を確認した。 ○:異常なし △:少しあり ×:ふくれが発生
【0050】ブラックアウト適性 電着塗装を施した鋼板上に試料をウェット2mm厚にな
るように塗布した後、140℃×30分間焼付けた。焼
付試料の上にブラックアウトをスプレー塗布にて20〜
40μm塗布し、室温にて2時間乾燥後、指触による塗
装表面のべたつき評価を行った。 ○:べたつき無し △:べたつきはあるが指に付着しない ×:指に付着
【0051】〔実施例,比較例〕表1,2に示す処方の
PVCゾルを調製し、130℃,20分で発泡させ、得
られた発泡PVCにつき同表に示す性能を評価した。結
果を同表に併記する。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】 *1 コポリマーレジン(塩化ビニル−酢酸ビニルコポ
リマー,酢酸ビニル含有量8重量%,平均重合度190
0,平均粒径1μm以下) *2 ジプロピレングリコールベンゾエート *3 アジピン酸ポリエステル,分子量2000 *4 パラフィン系炭化水素,沸点170℃
【0054】表1,2の結果より、可塑剤としてDIN
Pや安息香酸エステル系可塑剤にTOTMやポリエステ
ル可塑剤を併用し、ポリアミドアミンとブロックイソシ
アネートを用いることで、ブラックアウト適性が向上
し、しかも工程感放置のふくれもなく、また耐水性、耐
腐食性が良好で騒音防止効果に優れた塗膜が形成される
ことが認められた。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、形成された塗膜上にブ
ラックアウト塗料が塗布されても,これによってべたつ
きがなく、かつ塗膜塗布後に高湿度に放置し、焼付けを
行ってもふくれが生じることがなく、しかも耐チッピン
グ性、耐水性、耐腐食性の良好な騒音防止効果に優れた
塗膜を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】石ハネ音低減効果測定装置の側面図である。
【図2】石ハネ音低減効果測定装置の正面図である。
【符号の説明】
1 枠 2 塗膜 3 パイプ 4 マイクロホン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 磨武 東京都中央区京橋1−10−1 アサヒゴム 株式会社内 (72)発明者 大橋 豊 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 越智 勉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC49 BB28Z CA04 CA05 CA33 DA23 DB02 DC12 EA07 EA41 EB14 EB15 EB35 EB38 EC24 EC41 4J038 CD031 DC002 DG302 DH022 HA286 HA376 HA446 HA526 HA536 HA556 JA60 JA61 JB16 JB17 JC15 KA07 KA08 KA10 NA17 PA08 PA09 PA13 PA14 PB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂、有機発泡剤、充填
    剤、可塑剤を含有する騒音防止用アンダーコート剤にお
    いて、上記可塑剤としてフタル酸エステル系可塑剤又は
    安息香酸エステル系可塑剤100重量部に対してトリメ
    リット酸エステル系可塑剤又はポリエステル系可塑剤1
    5〜30重量部を併用すると共に、密着成分としてブロ
    ックイソシアネートとポリアミドアミンとを配合したこ
    とを特徴とする騒音防止用アンダーコート剤。
  2. 【請求項2】 可塑剤中に沸点が150〜250℃の低
    沸点可塑剤を配合した請求項1記載のアンダーコート
    剤。
  3. 【請求項3】 吸湿剤を配合した請求項1又は2記載の
    アンダーコート剤。
  4. 【請求項4】 自動車の床裏部又はホイルハウス部のパ
    ネルに対するアンダーコート用である請求項1乃至3の
    いずれか1項記載のアンダーコート剤。
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