JP2000169408A - 液体反応混合物からα―エチニルカルビノ―ルを単離するための方法 - Google Patents

液体反応混合物からα―エチニルカルビノ―ルを単離するための方法

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JP2000169408A
JP2000169408A JP11349137A JP34913799A JP2000169408A JP 2000169408 A JP2000169408 A JP 2000169408A JP 11349137 A JP11349137 A JP 11349137A JP 34913799 A JP34913799 A JP 34913799A JP 2000169408 A JP2000169408 A JP 2000169408A
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Ralf-Thomas Rahn
ラーン ラルフ−トーマス
Harald Rust
ルスト ハーラルト
Thomas Dr Ruehl
リュール トーマス
Jochem Dr Henkelmann
ヘンケルマン ヨッヘム
Susanne Dr Stutz
シュトゥッツ ズザンネ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C29/80Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by distillation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工業的規模でα−エチニルカルビノールを単
離するための、連続的な蒸留方法を提供し、該方法を実
施する際に経済的に優れ、かつ高いレベルの安全性を保
証するすること 【解決手段】 アセチレンをα,β−不飽和カルボニル
化合物に付加することにより得られた液体反応混合物か
ら、連続的に蒸留を実施し、供給流を蒸留塔(K)の中
央部に導入し、塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的
に留去し、および目的生成物のα−エチニルカルビノー
ルを塔への供給部の下方で取り出すことから成る蒸留に
より、α−エチニルカルビノールを単離する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アセチレンをα,
β−不飽和カルボニル化合物に添加することにより得ら
れた液体反応混合物から蒸留によりα−エチニルカルビ
ノールを単離するための方法、およびビニルブチノール
の単離のための該方法の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】α−エチニルカルビノ−ルは、アセチレ
ンのα,β−不飽和カルボニル化合物への付加物であ
る。付加反応の間に、カルボニル化合物が重合する傾向
を減少させるために、アルカリ金属アセチリドまたはア
ルカリ土類金属アセチリドを一般的に試薬として低温で
双極性非プロトン性溶媒中で使用する。このように、混
合したナトリウム−マグネシウムアセチリド錯体または
リチウムアセチリドを使用することが有効であることが
見い出されてきた。リチウムアセチリド錯体は、エーテ
ル中で直接に製造するか、この場合錯化剤、例えばUS3,
576,889中に記載されているように、ジメチルスルホキ
シドまたはジメチルアセトアミドを使用するのが適当で
あり、またはリチウムアセチリドを液体アンモニア中で
製造し、引き続きアンモニアをCH-A-642936中に提案さ
れている方法によりエーテルで置換することのどちらか
により製造できる。カルボニル化合物との反応は、低温
で実施する;CH-A-642936は、−30〜20℃、有利に
は−20〜10℃の範囲の温度を推奨している。付加反
応の後、得られたα−エチニルカルビノレートを加水分
解する。生成混合物を実験室規模で後処理するために、
CH-A-642936には硫酸ナトリウムを用いてエーテル相を
乾燥し、および引き続きビグロ(Vigreux)カラムを用
いて蒸留することが記載されている。
【0003】アセチレンをα,β−不飽和カルボニル化
合物に付加反応した生成混合物を工業的規模で後処理す
るための方法は今日まで公知ではない。問題は、第1に
高い危険性(α−エチニルカルビノールの分解エネルギ
ーは1000J/g以上)および第2にα−エチニルカル
ビノールの水−含有混合物からの回収である、というの
は一般的にα−エチニルカルビノールは、ほんの僅かに
異なる組成物を有するが2相に分離するヘテロ共沸混合
物として、水と一緒に留去してしまうからである。
【0004】回分蒸留の場合は、例えばCH-A-642936に
記載されているように、簡単に分解するα−エチニルカ
ルビノールが塔底で蓄積する傾向により、なお危険性の
増大がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、工業
的規模でα−エチニルカルビノールの単離のための、連
続的な蒸留方法を提供し、該方法を実施する際に経済的
に優れ、かつ高いレベルの安全性を保証するすることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、アセチレ
ンをα,β−不飽和カルボニル化合物に付加することに
より得られた液体反応混合物から a)蒸留を連続的に実施し、 b)蒸留塔の中央部に供給流を導入し、 c)塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的に留去し、
および d)目的生成物のα−エチニルカルビノールを塔への供
給部より下方で取り出すことによる蒸留により、α−エ
チニルカルビノールを単離するための方法の中で達成さ
れることが見出された。
【0007】アセチレンをα,β−不飽和カルボニル化
合物に付加することにより得られた液体反応混合物中の
水の大部分は、蒸留塔の塔頂で溶剤と一緒に共沸的に取
り出すことができ、このように直接には実施できなかっ
た水/α−エチニルカルビノール共沸混合物の分離の問
題が解決された。
【0008】アセチレンとの付加反応において、原則と
して式
【0009】
【化1】
【0010】[式中、R1およびR4はそれぞれ水素また
は非分枝または単独でもしくは多重に分枝した脂肪族C
1〜C10−基または非置換または単独でもしくは多重に
脂肪族基により置換されたC3〜C10−脂環式基または
1およびR4が一緒になって分子の両方の部分に結合し
た脂肪族C1〜C4−基およびR2およびR3は、それぞれ
水素または脂肪族C1〜C3−基を表す]のいずれかの
α,β−不飽和カルビノール化合物を使用できる。アク
ロレイン、メチルビニルケトン、メシチルオキシド、β
−イオノン、プソイドイオノン、シトラールまたはシク
ロペンテノンをα,β−不飽和カルビノール化合物とし
て使用するのが有利である。
【0011】付加反応は、公知の方法で、アルカリ金属
アセチリドまたはアルカリ土類金属アセチリドを試薬と
して用い、低温で双極性非プロトン性溶媒中で実施す
る。例えば、混合したナトリウム−マグネシウムアセチ
リド錯体またはリチウムアセチリドを使用できる。リチ
ウムアセチリド錯体は、公知の方法で直接にエーテル中
で製造するか、この場合錯化剤、例えばジメチルスルホ
キシド、ジメチルアセトアミドまたはジメチルホルムア
ミドの添加が適当であり、またはリチウムアセチリドを
液体アンモニア中で製造し、引き続きアンモニアを有機
溶剤、特にエーテルにより置換することにより製造でき
る。本製造方法を実施するために適当な有機溶剤は、α
−エチニルカルビノールの沸点またはα−エチニルカル
ビノールと水との共沸混合物の沸点よりも低い、少なく
とも5℃、有利には少なくとも10℃の沸点を有する、
水と共沸混合物を形成するいずれかのものである。これ
らは、特にエーテル、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランまたはイソプロピルエーテルおよび脂肪
族、脂環式または芳香族炭化水素、例えばペンタン、シ
クロヘキサンまたはトルエン、およびアルコール、特に
ブタノールも含む。
【0012】アセチレンをα,β−不飽和カルボニル化
合物に付加した典型的な反応混合物は、以下の組成物を
有する: α−エチニルカルビノール:2〜40質量%、有利には
5〜20質量%、 水:0.1〜10質量%、有利には1〜5質量%、 高沸点溶剤:0〜5質量%、 中沸点溶剤:0〜2質量%、 残余:溶剤。
【0013】本発明による高沸点溶剤は、α,β−不飽
和カルボニル化合物のオリゴマーおよびポリマーであ
り;実質上、蒸気圧を有さないものである。
【0014】中沸点溶剤は、主にそれぞれのα−カルビ
ノールの沸点を上回る沸点を有する物質、例えば、α,
β−不飽和カルボニル化合物とα−エチニルカルビノー
ルとの反応により形成される副生物である。
【0015】本発明方法において、アセチレンをα,β
−不飽和カルボニル化合物に付加した液体反応混合物を
蒸留塔の中央部に連続的に供給する、すなわち本発明に
より使用する蒸留塔は、回収部を有する。
【0016】目的生成物のα−エチニルカルビノールは
塔への供給点より下方で取り出す。純度要求が単に中程
度であり、または分離された中沸点および高沸点溶剤の
レベルが低い場合は、目的生成物を塔底で取り出せる。
しかし、一般的に目的生成物は側部取り出し口で、有利
には塔底から数えて2〜5番目の理論段で取り出す。
【0017】蒸留塔は、基本的に構造に関していずれの
制限も受けない。原則として、いずれの真空蒸留塔を使
用でき、有利には構成化充填物の形のセパレーション−
アクティブ・インターナル・フィッティングス(separa
tion-active internal fittings)を有する塔である。
特に有利には、中央部および下部に構成化充填物を有し
およびそれらの上部にトレイ、有利には2〜3段のトレ
イを有する塔であり;液滴凝縮器を塔の塔頂に備えるこ
とができる。特に、溶剤/水 共沸混合物とα−エチニ
ルカルビノール/水 共沸混合物との間の沸点の差が小
さい場合は、蒸留塔を仕切壁塔として構成することもで
きる。
【0018】蒸留塔の有利な操作条件は:圧力:10m
bar〜1bar絶対、有利には100〜700mba
r絶対、理論段数:5〜50、有利には7〜20、特に
有利には8〜15である。
【0019】冷却水を用いて凝縮を実施可能にするため
に、塔頂の凝縮温度が約35℃を下回らない限りは蒸留
塔の塔頂の圧力を減少させるのが有利である。例えば、
メチルt−ブチルエーテルを溶剤として使用する場合
は、塔頂の圧力を約500mbarに設定する。蒸留塔
の塔頂で、液体反応混合物中の水の大部分は溶剤と一緒
に共沸的に留去される。
【0020】水とヘテロ共沸混合物を形成する溶剤、す
なわち凝縮後に、異なる組成物を有する2相に分離する
共沸混合物を形成する溶剤を使用するのが有利である。
この場合、塔頂生成物は、凝縮後に相分離器に供給さ
れ、および有機相またはその一部がランバックとして蒸
留塔に戻される。
【0021】相分離器への供給は、有機相中の水の溶解
度が減少するように過冷却することが有利であり、この
ように改善された水の除去が達成される。
【0022】本発明によると、目的生成物のα−エチニ
ルカルビノールは、塔への供給部より下方で取り出され
る。一般的に、目的生成物のα−エチニルカルビノール
は蒸留塔における側部取り出し口を経て取り出される。
したがって、少量のα−エチニルカルビノールと一緒の
高沸点溶剤および中沸点溶剤は、塔底で得られる。極少
量の目的生成物が塔底で損失する。しかし、α−エチニ
ルカルビノールの分解が起こりやすいために、一般に分
解開始温度を下回る約50ケルビンの最高温度を越える
ことは回避する必要がある。例えば、純粋なビニルブチ
ノールは約2000J/gのエネルギー放出をともなっ
て約170℃以上で分解する。数時間の滞留時間で、塔
底の温度は最高100℃までに制限され、一方、数分の
滞留時間で、最高120℃までに制限される。
【0023】有利に異なる方法において、減圧下、有利
には10mbar〜1bar、特に有利には100〜7
00mbar絶対で操作する予備蒸発器は、蒸留塔の上
流に設置する。予備蒸発器の操作圧は、蒸留塔の塔底に
関して、α−エチニルカルビノールの分解しやすさを考
慮し、上記と同じ理由で制限した。生成物の分解を回避
するために、蒸発原理(falling film principle)によ
り操作する予備蒸発器または特に有利には薄膜型蒸留器
(すなわち、短い滞留時間を有する装置)を使用する。
薄膜型蒸発器は、有利に並流で操作し、すなわち蒸気は
高沸点溶剤を含む缶出液のための出口付近の、装置の下
の方の末端で取り出される。この操作方法において、高
沸点溶剤残留物中のα−エチニルカルビノール残留物の
含有量は、予備蒸発器を向流で操作する場合よりも少な
い。
【0024】目的生成物、すなわちα−エチニルカルビ
ノールもまた、その熱不安定性により必要な温度限界の
ため、蒸留塔の塔底で取り出し、缶出液を予備蒸発器に
再循環するのが有利である。本発明方法は、ビニルブチ
ノールの単離に使用するのが有利である。ビニルブチノ
ールの単離において、ビニルブチノール約75質量%お
よび中沸点溶剤約25%から成る缶出液が、例えば塔圧
500mbarで得られた。中沸点溶剤約2質量%およ
びビニルブチノール約18質量%が、塔への供給部で、
ビニルブチノール約33%が結果として損失した。上記
のように、目的生成物の損失は、缶出液を予備蒸発器に
再循環することによって制限される。
【0025】本発明を、実施例と図により以下に詳説す
る。
【0026】
【実施例】1番目の例を図1に関して説明する:アセチ
レンをメチルビニルケトンに付加して得られ、かつ溶剤
としてメチルt−ブチルエーテル(以後MTBEと省略
する)78%、ビニルブチノール目的生成物(以後VB
Iと省略する)17%、水3質量%、および中沸点溶剤
および高沸点溶剤2質量%の組成物を有する液体反応混
合物400g/hを、並流で油浴温度130℃および圧
力500mbar絶対で操作した薄膜型蒸発器Vに供給
した。蒸発器の塔底から、高沸点溶剤10g/hを放出
し(ストリーム12)および蒸気(ストリーム11)
を、メタルメッシュ充填物および塔頂に10段の理論段
を有する相分離器Pおよび蒸気のための側部取り出し口
を3番目の理論段(ストリーム15)に有し、かつその
下流に凝縮器が位置している構造から成る蒸留塔Kの5
番目の理論段に供給した。蒸留塔Kは、塔頂で500m
bar絶対の圧力で、および塔頂で33℃の温度で操作
した。凝縮した蒸気を相分離器(P)に供給した。濃厚
な液相(ストリーム14)を取り出し、溶解した水約
1.5質量%を含有しているほぼ純粋なMTBEから成
る有機相を5:1の割合で塔に戻した。水−飽和MTB
Eの留分流322g/h(ストリーム13)およびMT
BE−飽和水6g/h(ストリーム14)を取り出し
た。側部取り出し口における温度100℃で、ビニルブ
チノール99質量%、MTBE1質量%および中沸点溶
剤150ppmの組成物を有するビニルブチノール62
g/h(ストリーム15)を蒸気の形で取り出し、凝縮
器を通過させた。
【0027】塔底で、ビニルブチノール−含有の高沸混
合物5g/hを107℃で取り出し、放出した(ストリ
ーム16)。放出した高沸点溶剤の全量(ストリーム1
2および16の合計)は、1時間当たり約15gであっ
た。ビニルブチノール62g/hが得られた、すなわち
ビニルブチノールの蒸留収率は91.2%であった。
【0028】ストリーム10〜16の組成物を以下の表
1に示す:
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】その際、 MTBE=メチルt−ブチルエーテル VBI=ビニルブチノール HB=高沸点溶剤 IB=中沸点溶剤を表す。
【0032】例2を図2に関して以下に説明する:アセ
チレンとメチルビニルケトンとの反応から得られ、かつ
MTBE78%、VBI17質量%、水3質量%、およ
び中沸点溶剤2質量%の組成物を有する反応混合物40
0g/hを、薄膜型蒸発器(V)に供給した(ストリー
ム10)。定常状態の操作において、蒸発塔(K)から
のストリーム30g/h(ストリーム16)を上記の供
給流に加えて薄膜型蒸発器Vに供給した。薄膜型蒸発器
Vを並流で油浴温度130℃および圧力500mbar
絶対で操作した。高沸点溶剤12g/h(ストリーム1
2)を蒸発器の塔底から放出した。蒸気を凝縮し、およ
び塔頂に10段の理論段を有し、かつ塔頂に相分離器P
および3番目の理論段に蒸気のための側部取り出し口を
有する、蒸発塔Kの5番目の理論段にポンプ輸送した。
凝縮器は側部取り出し口の下流に設置した。蒸留塔K
は、塔頂で500mbar絶対の圧力で、および塔頂で
33℃の温度で操作した。凝縮した蒸気を相分離器
(P)に供給し、そこから濃厚な液相(ストリーム1
4)を放出した。水を約4質量%有するほぼ純粋なMT
BEから成る有機相を5:1の割合で塔に戻した。水−
飽和MTBEの留分流322g/h(ストリーム13)
およびMTBE−飽和水6g/h(ストリーム14)を
取り出した。側部取り出し口の温度100℃で、VBI
99質量%、MTBE1質量%および中沸点溶剤481
ppmの組成物を有するVBI66g/h(ストリーム
15)を蒸気の形で取り出し、凝縮器を通過させた。
【0033】塔底で、ビニルブチノール−含有の高沸混
合物(ストリーム16)を107℃で取り出し、蒸発工
程へ再循環させた。蒸発から予備蒸発器への高沸点溶剤
流の再循環で、放出された高沸点溶剤の量は、12g/
hのみであった。目的生成物のビニルブチノール66g
/hが得られた。ビニルブチノールの蒸留収率は97.
1%であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による方法の1番目の例を略図
的に表している
【図2】図2は、本発明による方法の2番目に有利な例
を略図的に表している
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハーラルト ルスト ドイツ連邦共和国 ノイシュタット ドゥ ードシュトラーセ 57 (72)発明者 トーマス リュール ドイツ連邦共和国 フランケンタール ラ ンブスハイマー シュトラーセ 47 (72)発明者 ヨッヘム ヘンケルマン ドイツ連邦共和国 マンハイム バッサー マンシュトラーセ 25 (72)発明者 ズザンネ シュトゥッツ ドイツ連邦共和国 ヴァインハイム アム メンヒガルテン 20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセチレンをα,β−不飽和カルボニル
    化合物に付加することにより得られた液体反応混合物か
    ら、α−エチニルカルビノールを単離する方法におい
    て、 a)連続的に蒸留を実施し、 b)供給流(11)を蒸留塔(K)の中央部に導入し、 c)塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的に留去し、
    および d)目的生成物のα−エチニルカルビノールを塔への供
    給部(11)の下方で取り出す ことから成る蒸留により、α−エチニルカルビノールを
    単離する方法。
  2. 【請求項2】 目的生成物のα−エチニルカルビノール
    を側部取り出し口で取り出す、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 蒸留塔(K)の操作パラメーターが以
    下:圧力:10mbar〜1bar絶対、有利には10
    0〜700mbar、理論段数:5〜50、有利には7
    〜20、特に有利には8〜15である、請求項1または
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 蒸留塔(K)からの塔頂生成物を相分離
    器(P)に供給し、かつ有機相またはその一部分をラン
    バックとして蒸留塔(K)に戻す、請求項1から3まで
    のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 相分離器(P)への供給物を過冷却す
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 減圧下、有利には圧力10mbar〜1
    bar絶対、特に有利には100〜700mbar絶対
    で操作する予備蒸発器(V)を蒸留塔の上流に設置す
    る、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 予備蒸発器(V)が薄膜型蒸発器であ
    る、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 薄膜型蒸発器を並流で操作する、請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】 蒸留塔(K)からの缶出液(16)を予
    備蒸発器(V)に再循環させる、請求項6から8までの
    いずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 蒸留によりビニルブチノールを単離す
    るための請求項1から9までのいずれか1項記載の方法
    の使用方法。
JP11349137A 1998-12-08 1999-12-08 液体反応混合物からα―エチニルカルビノ―ルを単離するための方法 Withdrawn JP2000169408A (ja)

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