JP2000169408A - 液体反応混合物からα―エチニルカルビノ―ルを単離するための方法 - Google Patents
液体反応混合物からα―エチニルカルビノ―ルを単離するための方法Info
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C29/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
- C07C29/74—Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
- C07C29/76—Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
- C07C29/80—Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by distillation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工業的規模でα−エチニルカルビノールを単
離するための、連続的な蒸留方法を提供し、該方法を実
施する際に経済的に優れ、かつ高いレベルの安全性を保
証するすること 【解決手段】 アセチレンをα,β−不飽和カルボニル
化合物に付加することにより得られた液体反応混合物か
ら、連続的に蒸留を実施し、供給流を蒸留塔(K)の中
央部に導入し、塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的
に留去し、および目的生成物のα−エチニルカルビノー
ルを塔への供給部の下方で取り出すことから成る蒸留に
より、α−エチニルカルビノールを単離する方法。
離するための、連続的な蒸留方法を提供し、該方法を実
施する際に経済的に優れ、かつ高いレベルの安全性を保
証するすること 【解決手段】 アセチレンをα,β−不飽和カルボニル
化合物に付加することにより得られた液体反応混合物か
ら、連続的に蒸留を実施し、供給流を蒸留塔(K)の中
央部に導入し、塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的
に留去し、および目的生成物のα−エチニルカルビノー
ルを塔への供給部の下方で取り出すことから成る蒸留に
より、α−エチニルカルビノールを単離する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アセチレンをα,
β−不飽和カルボニル化合物に添加することにより得ら
れた液体反応混合物から蒸留によりα−エチニルカルビ
ノールを単離するための方法、およびビニルブチノール
の単離のための該方法の使用に関する。
β−不飽和カルボニル化合物に添加することにより得ら
れた液体反応混合物から蒸留によりα−エチニルカルビ
ノールを単離するための方法、およびビニルブチノール
の単離のための該方法の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】α−エチニルカルビノ−ルは、アセチレ
ンのα,β−不飽和カルボニル化合物への付加物であ
る。付加反応の間に、カルボニル化合物が重合する傾向
を減少させるために、アルカリ金属アセチリドまたはア
ルカリ土類金属アセチリドを一般的に試薬として低温で
双極性非プロトン性溶媒中で使用する。このように、混
合したナトリウム−マグネシウムアセチリド錯体または
リチウムアセチリドを使用することが有効であることが
見い出されてきた。リチウムアセチリド錯体は、エーテ
ル中で直接に製造するか、この場合錯化剤、例えばUS3,
576,889中に記載されているように、ジメチルスルホキ
シドまたはジメチルアセトアミドを使用するのが適当で
あり、またはリチウムアセチリドを液体アンモニア中で
製造し、引き続きアンモニアをCH-A-642936中に提案さ
れている方法によりエーテルで置換することのどちらか
により製造できる。カルボニル化合物との反応は、低温
で実施する;CH-A-642936は、−30〜20℃、有利に
は−20〜10℃の範囲の温度を推奨している。付加反
応の後、得られたα−エチニルカルビノレートを加水分
解する。生成混合物を実験室規模で後処理するために、
CH-A-642936には硫酸ナトリウムを用いてエーテル相を
乾燥し、および引き続きビグロ(Vigreux)カラムを用
いて蒸留することが記載されている。
ンのα,β−不飽和カルボニル化合物への付加物であ
る。付加反応の間に、カルボニル化合物が重合する傾向
を減少させるために、アルカリ金属アセチリドまたはア
ルカリ土類金属アセチリドを一般的に試薬として低温で
双極性非プロトン性溶媒中で使用する。このように、混
合したナトリウム−マグネシウムアセチリド錯体または
リチウムアセチリドを使用することが有効であることが
見い出されてきた。リチウムアセチリド錯体は、エーテ
ル中で直接に製造するか、この場合錯化剤、例えばUS3,
576,889中に記載されているように、ジメチルスルホキ
シドまたはジメチルアセトアミドを使用するのが適当で
あり、またはリチウムアセチリドを液体アンモニア中で
製造し、引き続きアンモニアをCH-A-642936中に提案さ
れている方法によりエーテルで置換することのどちらか
により製造できる。カルボニル化合物との反応は、低温
で実施する;CH-A-642936は、−30〜20℃、有利に
は−20〜10℃の範囲の温度を推奨している。付加反
応の後、得られたα−エチニルカルビノレートを加水分
解する。生成混合物を実験室規模で後処理するために、
CH-A-642936には硫酸ナトリウムを用いてエーテル相を
乾燥し、および引き続きビグロ(Vigreux)カラムを用
いて蒸留することが記載されている。
【0003】アセチレンをα,β−不飽和カルボニル化
合物に付加反応した生成混合物を工業的規模で後処理す
るための方法は今日まで公知ではない。問題は、第1に
高い危険性(α−エチニルカルビノールの分解エネルギ
ーは1000J/g以上)および第2にα−エチニルカル
ビノールの水−含有混合物からの回収である、というの
は一般的にα−エチニルカルビノールは、ほんの僅かに
異なる組成物を有するが2相に分離するヘテロ共沸混合
物として、水と一緒に留去してしまうからである。
合物に付加反応した生成混合物を工業的規模で後処理す
るための方法は今日まで公知ではない。問題は、第1に
高い危険性(α−エチニルカルビノールの分解エネルギ
ーは1000J/g以上)および第2にα−エチニルカル
ビノールの水−含有混合物からの回収である、というの
は一般的にα−エチニルカルビノールは、ほんの僅かに
異なる組成物を有するが2相に分離するヘテロ共沸混合
物として、水と一緒に留去してしまうからである。
【0004】回分蒸留の場合は、例えばCH-A-642936に
記載されているように、簡単に分解するα−エチニルカ
ルビノールが塔底で蓄積する傾向により、なお危険性の
増大がある。
記載されているように、簡単に分解するα−エチニルカ
ルビノールが塔底で蓄積する傾向により、なお危険性の
増大がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、工業
的規模でα−エチニルカルビノールの単離のための、連
続的な蒸留方法を提供し、該方法を実施する際に経済的
に優れ、かつ高いレベルの安全性を保証するすることで
ある。
的規模でα−エチニルカルビノールの単離のための、連
続的な蒸留方法を提供し、該方法を実施する際に経済的
に優れ、かつ高いレベルの安全性を保証するすることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、アセチレ
ンをα,β−不飽和カルボニル化合物に付加することに
より得られた液体反応混合物から a)蒸留を連続的に実施し、 b)蒸留塔の中央部に供給流を導入し、 c)塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的に留去し、
および d)目的生成物のα−エチニルカルビノールを塔への供
給部より下方で取り出すことによる蒸留により、α−エ
チニルカルビノールを単離するための方法の中で達成さ
れることが見出された。
ンをα,β−不飽和カルボニル化合物に付加することに
より得られた液体反応混合物から a)蒸留を連続的に実施し、 b)蒸留塔の中央部に供給流を導入し、 c)塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的に留去し、
および d)目的生成物のα−エチニルカルビノールを塔への供
給部より下方で取り出すことによる蒸留により、α−エ
チニルカルビノールを単離するための方法の中で達成さ
れることが見出された。
【0007】アセチレンをα,β−不飽和カルボニル化
合物に付加することにより得られた液体反応混合物中の
水の大部分は、蒸留塔の塔頂で溶剤と一緒に共沸的に取
り出すことができ、このように直接には実施できなかっ
た水/α−エチニルカルビノール共沸混合物の分離の問
題が解決された。
合物に付加することにより得られた液体反応混合物中の
水の大部分は、蒸留塔の塔頂で溶剤と一緒に共沸的に取
り出すことができ、このように直接には実施できなかっ
た水/α−エチニルカルビノール共沸混合物の分離の問
題が解決された。
【0008】アセチレンとの付加反応において、原則と
して式
して式
【0009】
【化1】
【0010】[式中、R1およびR4はそれぞれ水素また
は非分枝または単独でもしくは多重に分枝した脂肪族C
1〜C10−基または非置換または単独でもしくは多重に
脂肪族基により置換されたC3〜C10−脂環式基または
R1およびR4が一緒になって分子の両方の部分に結合し
た脂肪族C1〜C4−基およびR2およびR3は、それぞれ
水素または脂肪族C1〜C3−基を表す]のいずれかの
α,β−不飽和カルビノール化合物を使用できる。アク
ロレイン、メチルビニルケトン、メシチルオキシド、β
−イオノン、プソイドイオノン、シトラールまたはシク
ロペンテノンをα,β−不飽和カルビノール化合物とし
て使用するのが有利である。
は非分枝または単独でもしくは多重に分枝した脂肪族C
1〜C10−基または非置換または単独でもしくは多重に
脂肪族基により置換されたC3〜C10−脂環式基または
R1およびR4が一緒になって分子の両方の部分に結合し
た脂肪族C1〜C4−基およびR2およびR3は、それぞれ
水素または脂肪族C1〜C3−基を表す]のいずれかの
α,β−不飽和カルビノール化合物を使用できる。アク
ロレイン、メチルビニルケトン、メシチルオキシド、β
−イオノン、プソイドイオノン、シトラールまたはシク
ロペンテノンをα,β−不飽和カルビノール化合物とし
て使用するのが有利である。
【0011】付加反応は、公知の方法で、アルカリ金属
アセチリドまたはアルカリ土類金属アセチリドを試薬と
して用い、低温で双極性非プロトン性溶媒中で実施す
る。例えば、混合したナトリウム−マグネシウムアセチ
リド錯体またはリチウムアセチリドを使用できる。リチ
ウムアセチリド錯体は、公知の方法で直接にエーテル中
で製造するか、この場合錯化剤、例えばジメチルスルホ
キシド、ジメチルアセトアミドまたはジメチルホルムア
ミドの添加が適当であり、またはリチウムアセチリドを
液体アンモニア中で製造し、引き続きアンモニアを有機
溶剤、特にエーテルにより置換することにより製造でき
る。本製造方法を実施するために適当な有機溶剤は、α
−エチニルカルビノールの沸点またはα−エチニルカル
ビノールと水との共沸混合物の沸点よりも低い、少なく
とも5℃、有利には少なくとも10℃の沸点を有する、
水と共沸混合物を形成するいずれかのものである。これ
らは、特にエーテル、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランまたはイソプロピルエーテルおよび脂肪
族、脂環式または芳香族炭化水素、例えばペンタン、シ
クロヘキサンまたはトルエン、およびアルコール、特に
ブタノールも含む。
アセチリドまたはアルカリ土類金属アセチリドを試薬と
して用い、低温で双極性非プロトン性溶媒中で実施す
る。例えば、混合したナトリウム−マグネシウムアセチ
リド錯体またはリチウムアセチリドを使用できる。リチ
ウムアセチリド錯体は、公知の方法で直接にエーテル中
で製造するか、この場合錯化剤、例えばジメチルスルホ
キシド、ジメチルアセトアミドまたはジメチルホルムア
ミドの添加が適当であり、またはリチウムアセチリドを
液体アンモニア中で製造し、引き続きアンモニアを有機
溶剤、特にエーテルにより置換することにより製造でき
る。本製造方法を実施するために適当な有機溶剤は、α
−エチニルカルビノールの沸点またはα−エチニルカル
ビノールと水との共沸混合物の沸点よりも低い、少なく
とも5℃、有利には少なくとも10℃の沸点を有する、
水と共沸混合物を形成するいずれかのものである。これ
らは、特にエーテル、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランまたはイソプロピルエーテルおよび脂肪
族、脂環式または芳香族炭化水素、例えばペンタン、シ
クロヘキサンまたはトルエン、およびアルコール、特に
ブタノールも含む。
【0012】アセチレンをα,β−不飽和カルボニル化
合物に付加した典型的な反応混合物は、以下の組成物を
有する: α−エチニルカルビノール:2〜40質量%、有利には
5〜20質量%、 水:0.1〜10質量%、有利には1〜5質量%、 高沸点溶剤:0〜5質量%、 中沸点溶剤:0〜2質量%、 残余:溶剤。
合物に付加した典型的な反応混合物は、以下の組成物を
有する: α−エチニルカルビノール:2〜40質量%、有利には
5〜20質量%、 水:0.1〜10質量%、有利には1〜5質量%、 高沸点溶剤:0〜5質量%、 中沸点溶剤:0〜2質量%、 残余:溶剤。
【0013】本発明による高沸点溶剤は、α,β−不飽
和カルボニル化合物のオリゴマーおよびポリマーであ
り;実質上、蒸気圧を有さないものである。
和カルボニル化合物のオリゴマーおよびポリマーであ
り;実質上、蒸気圧を有さないものである。
【0014】中沸点溶剤は、主にそれぞれのα−カルビ
ノールの沸点を上回る沸点を有する物質、例えば、α,
β−不飽和カルボニル化合物とα−エチニルカルビノー
ルとの反応により形成される副生物である。
ノールの沸点を上回る沸点を有する物質、例えば、α,
β−不飽和カルボニル化合物とα−エチニルカルビノー
ルとの反応により形成される副生物である。
【0015】本発明方法において、アセチレンをα,β
−不飽和カルボニル化合物に付加した液体反応混合物を
蒸留塔の中央部に連続的に供給する、すなわち本発明に
より使用する蒸留塔は、回収部を有する。
−不飽和カルボニル化合物に付加した液体反応混合物を
蒸留塔の中央部に連続的に供給する、すなわち本発明に
より使用する蒸留塔は、回収部を有する。
【0016】目的生成物のα−エチニルカルビノールは
塔への供給点より下方で取り出す。純度要求が単に中程
度であり、または分離された中沸点および高沸点溶剤の
レベルが低い場合は、目的生成物を塔底で取り出せる。
しかし、一般的に目的生成物は側部取り出し口で、有利
には塔底から数えて2〜5番目の理論段で取り出す。
塔への供給点より下方で取り出す。純度要求が単に中程
度であり、または分離された中沸点および高沸点溶剤の
レベルが低い場合は、目的生成物を塔底で取り出せる。
しかし、一般的に目的生成物は側部取り出し口で、有利
には塔底から数えて2〜5番目の理論段で取り出す。
【0017】蒸留塔は、基本的に構造に関していずれの
制限も受けない。原則として、いずれの真空蒸留塔を使
用でき、有利には構成化充填物の形のセパレーション−
アクティブ・インターナル・フィッティングス(separa
tion-active internal fittings)を有する塔である。
特に有利には、中央部および下部に構成化充填物を有し
およびそれらの上部にトレイ、有利には2〜3段のトレ
イを有する塔であり;液滴凝縮器を塔の塔頂に備えるこ
とができる。特に、溶剤/水 共沸混合物とα−エチニ
ルカルビノール/水 共沸混合物との間の沸点の差が小
さい場合は、蒸留塔を仕切壁塔として構成することもで
きる。
制限も受けない。原則として、いずれの真空蒸留塔を使
用でき、有利には構成化充填物の形のセパレーション−
アクティブ・インターナル・フィッティングス(separa
tion-active internal fittings)を有する塔である。
特に有利には、中央部および下部に構成化充填物を有し
およびそれらの上部にトレイ、有利には2〜3段のトレ
イを有する塔であり;液滴凝縮器を塔の塔頂に備えるこ
とができる。特に、溶剤/水 共沸混合物とα−エチニ
ルカルビノール/水 共沸混合物との間の沸点の差が小
さい場合は、蒸留塔を仕切壁塔として構成することもで
きる。
【0018】蒸留塔の有利な操作条件は:圧力:10m
bar〜1bar絶対、有利には100〜700mba
r絶対、理論段数:5〜50、有利には7〜20、特に
有利には8〜15である。
bar〜1bar絶対、有利には100〜700mba
r絶対、理論段数:5〜50、有利には7〜20、特に
有利には8〜15である。
【0019】冷却水を用いて凝縮を実施可能にするため
に、塔頂の凝縮温度が約35℃を下回らない限りは蒸留
塔の塔頂の圧力を減少させるのが有利である。例えば、
メチルt−ブチルエーテルを溶剤として使用する場合
は、塔頂の圧力を約500mbarに設定する。蒸留塔
の塔頂で、液体反応混合物中の水の大部分は溶剤と一緒
に共沸的に留去される。
に、塔頂の凝縮温度が約35℃を下回らない限りは蒸留
塔の塔頂の圧力を減少させるのが有利である。例えば、
メチルt−ブチルエーテルを溶剤として使用する場合
は、塔頂の圧力を約500mbarに設定する。蒸留塔
の塔頂で、液体反応混合物中の水の大部分は溶剤と一緒
に共沸的に留去される。
【0020】水とヘテロ共沸混合物を形成する溶剤、す
なわち凝縮後に、異なる組成物を有する2相に分離する
共沸混合物を形成する溶剤を使用するのが有利である。
この場合、塔頂生成物は、凝縮後に相分離器に供給さ
れ、および有機相またはその一部がランバックとして蒸
留塔に戻される。
なわち凝縮後に、異なる組成物を有する2相に分離する
共沸混合物を形成する溶剤を使用するのが有利である。
この場合、塔頂生成物は、凝縮後に相分離器に供給さ
れ、および有機相またはその一部がランバックとして蒸
留塔に戻される。
【0021】相分離器への供給は、有機相中の水の溶解
度が減少するように過冷却することが有利であり、この
ように改善された水の除去が達成される。
度が減少するように過冷却することが有利であり、この
ように改善された水の除去が達成される。
【0022】本発明によると、目的生成物のα−エチニ
ルカルビノールは、塔への供給部より下方で取り出され
る。一般的に、目的生成物のα−エチニルカルビノール
は蒸留塔における側部取り出し口を経て取り出される。
したがって、少量のα−エチニルカルビノールと一緒の
高沸点溶剤および中沸点溶剤は、塔底で得られる。極少
量の目的生成物が塔底で損失する。しかし、α−エチニ
ルカルビノールの分解が起こりやすいために、一般に分
解開始温度を下回る約50ケルビンの最高温度を越える
ことは回避する必要がある。例えば、純粋なビニルブチ
ノールは約2000J/gのエネルギー放出をともなっ
て約170℃以上で分解する。数時間の滞留時間で、塔
底の温度は最高100℃までに制限され、一方、数分の
滞留時間で、最高120℃までに制限される。
ルカルビノールは、塔への供給部より下方で取り出され
る。一般的に、目的生成物のα−エチニルカルビノール
は蒸留塔における側部取り出し口を経て取り出される。
したがって、少量のα−エチニルカルビノールと一緒の
高沸点溶剤および中沸点溶剤は、塔底で得られる。極少
量の目的生成物が塔底で損失する。しかし、α−エチニ
ルカルビノールの分解が起こりやすいために、一般に分
解開始温度を下回る約50ケルビンの最高温度を越える
ことは回避する必要がある。例えば、純粋なビニルブチ
ノールは約2000J/gのエネルギー放出をともなっ
て約170℃以上で分解する。数時間の滞留時間で、塔
底の温度は最高100℃までに制限され、一方、数分の
滞留時間で、最高120℃までに制限される。
【0023】有利に異なる方法において、減圧下、有利
には10mbar〜1bar、特に有利には100〜7
00mbar絶対で操作する予備蒸発器は、蒸留塔の上
流に設置する。予備蒸発器の操作圧は、蒸留塔の塔底に
関して、α−エチニルカルビノールの分解しやすさを考
慮し、上記と同じ理由で制限した。生成物の分解を回避
するために、蒸発原理(falling film principle)によ
り操作する予備蒸発器または特に有利には薄膜型蒸留器
(すなわち、短い滞留時間を有する装置)を使用する。
薄膜型蒸発器は、有利に並流で操作し、すなわち蒸気は
高沸点溶剤を含む缶出液のための出口付近の、装置の下
の方の末端で取り出される。この操作方法において、高
沸点溶剤残留物中のα−エチニルカルビノール残留物の
含有量は、予備蒸発器を向流で操作する場合よりも少な
い。
には10mbar〜1bar、特に有利には100〜7
00mbar絶対で操作する予備蒸発器は、蒸留塔の上
流に設置する。予備蒸発器の操作圧は、蒸留塔の塔底に
関して、α−エチニルカルビノールの分解しやすさを考
慮し、上記と同じ理由で制限した。生成物の分解を回避
するために、蒸発原理(falling film principle)によ
り操作する予備蒸発器または特に有利には薄膜型蒸留器
(すなわち、短い滞留時間を有する装置)を使用する。
薄膜型蒸発器は、有利に並流で操作し、すなわち蒸気は
高沸点溶剤を含む缶出液のための出口付近の、装置の下
の方の末端で取り出される。この操作方法において、高
沸点溶剤残留物中のα−エチニルカルビノール残留物の
含有量は、予備蒸発器を向流で操作する場合よりも少な
い。
【0024】目的生成物、すなわちα−エチニルカルビ
ノールもまた、その熱不安定性により必要な温度限界の
ため、蒸留塔の塔底で取り出し、缶出液を予備蒸発器に
再循環するのが有利である。本発明方法は、ビニルブチ
ノールの単離に使用するのが有利である。ビニルブチノ
ールの単離において、ビニルブチノール約75質量%お
よび中沸点溶剤約25%から成る缶出液が、例えば塔圧
500mbarで得られた。中沸点溶剤約2質量%およ
びビニルブチノール約18質量%が、塔への供給部で、
ビニルブチノール約33%が結果として損失した。上記
のように、目的生成物の損失は、缶出液を予備蒸発器に
再循環することによって制限される。
ノールもまた、その熱不安定性により必要な温度限界の
ため、蒸留塔の塔底で取り出し、缶出液を予備蒸発器に
再循環するのが有利である。本発明方法は、ビニルブチ
ノールの単離に使用するのが有利である。ビニルブチノ
ールの単離において、ビニルブチノール約75質量%お
よび中沸点溶剤約25%から成る缶出液が、例えば塔圧
500mbarで得られた。中沸点溶剤約2質量%およ
びビニルブチノール約18質量%が、塔への供給部で、
ビニルブチノール約33%が結果として損失した。上記
のように、目的生成物の損失は、缶出液を予備蒸発器に
再循環することによって制限される。
【0025】本発明を、実施例と図により以下に詳説す
る。
る。
【0026】
【実施例】1番目の例を図1に関して説明する:アセチ
レンをメチルビニルケトンに付加して得られ、かつ溶剤
としてメチルt−ブチルエーテル(以後MTBEと省略
する)78%、ビニルブチノール目的生成物(以後VB
Iと省略する)17%、水3質量%、および中沸点溶剤
および高沸点溶剤2質量%の組成物を有する液体反応混
合物400g/hを、並流で油浴温度130℃および圧
力500mbar絶対で操作した薄膜型蒸発器Vに供給
した。蒸発器の塔底から、高沸点溶剤10g/hを放出
し(ストリーム12)および蒸気(ストリーム11)
を、メタルメッシュ充填物および塔頂に10段の理論段
を有する相分離器Pおよび蒸気のための側部取り出し口
を3番目の理論段(ストリーム15)に有し、かつその
下流に凝縮器が位置している構造から成る蒸留塔Kの5
番目の理論段に供給した。蒸留塔Kは、塔頂で500m
bar絶対の圧力で、および塔頂で33℃の温度で操作
した。凝縮した蒸気を相分離器(P)に供給した。濃厚
な液相(ストリーム14)を取り出し、溶解した水約
1.5質量%を含有しているほぼ純粋なMTBEから成
る有機相を5:1の割合で塔に戻した。水−飽和MTB
Eの留分流322g/h(ストリーム13)およびMT
BE−飽和水6g/h(ストリーム14)を取り出し
た。側部取り出し口における温度100℃で、ビニルブ
チノール99質量%、MTBE1質量%および中沸点溶
剤150ppmの組成物を有するビニルブチノール62
g/h(ストリーム15)を蒸気の形で取り出し、凝縮
器を通過させた。
レンをメチルビニルケトンに付加して得られ、かつ溶剤
としてメチルt−ブチルエーテル(以後MTBEと省略
する)78%、ビニルブチノール目的生成物(以後VB
Iと省略する)17%、水3質量%、および中沸点溶剤
および高沸点溶剤2質量%の組成物を有する液体反応混
合物400g/hを、並流で油浴温度130℃および圧
力500mbar絶対で操作した薄膜型蒸発器Vに供給
した。蒸発器の塔底から、高沸点溶剤10g/hを放出
し(ストリーム12)および蒸気(ストリーム11)
を、メタルメッシュ充填物および塔頂に10段の理論段
を有する相分離器Pおよび蒸気のための側部取り出し口
を3番目の理論段(ストリーム15)に有し、かつその
下流に凝縮器が位置している構造から成る蒸留塔Kの5
番目の理論段に供給した。蒸留塔Kは、塔頂で500m
bar絶対の圧力で、および塔頂で33℃の温度で操作
した。凝縮した蒸気を相分離器(P)に供給した。濃厚
な液相(ストリーム14)を取り出し、溶解した水約
1.5質量%を含有しているほぼ純粋なMTBEから成
る有機相を5:1の割合で塔に戻した。水−飽和MTB
Eの留分流322g/h(ストリーム13)およびMT
BE−飽和水6g/h(ストリーム14)を取り出し
た。側部取り出し口における温度100℃で、ビニルブ
チノール99質量%、MTBE1質量%および中沸点溶
剤150ppmの組成物を有するビニルブチノール62
g/h(ストリーム15)を蒸気の形で取り出し、凝縮
器を通過させた。
【0027】塔底で、ビニルブチノール−含有の高沸混
合物5g/hを107℃で取り出し、放出した(ストリ
ーム16)。放出した高沸点溶剤の全量(ストリーム1
2および16の合計)は、1時間当たり約15gであっ
た。ビニルブチノール62g/hが得られた、すなわち
ビニルブチノールの蒸留収率は91.2%であった。
合物5g/hを107℃で取り出し、放出した(ストリ
ーム16)。放出した高沸点溶剤の全量(ストリーム1
2および16の合計)は、1時間当たり約15gであっ
た。ビニルブチノール62g/hが得られた、すなわち
ビニルブチノールの蒸留収率は91.2%であった。
【0028】ストリーム10〜16の組成物を以下の表
1に示す:
1に示す:
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】その際、 MTBE=メチルt−ブチルエーテル VBI=ビニルブチノール HB=高沸点溶剤 IB=中沸点溶剤を表す。
【0032】例2を図2に関して以下に説明する:アセ
チレンとメチルビニルケトンとの反応から得られ、かつ
MTBE78%、VBI17質量%、水3質量%、およ
び中沸点溶剤2質量%の組成物を有する反応混合物40
0g/hを、薄膜型蒸発器(V)に供給した(ストリー
ム10)。定常状態の操作において、蒸発塔(K)から
のストリーム30g/h(ストリーム16)を上記の供
給流に加えて薄膜型蒸発器Vに供給した。薄膜型蒸発器
Vを並流で油浴温度130℃および圧力500mbar
絶対で操作した。高沸点溶剤12g/h(ストリーム1
2)を蒸発器の塔底から放出した。蒸気を凝縮し、およ
び塔頂に10段の理論段を有し、かつ塔頂に相分離器P
および3番目の理論段に蒸気のための側部取り出し口を
有する、蒸発塔Kの5番目の理論段にポンプ輸送した。
凝縮器は側部取り出し口の下流に設置した。蒸留塔K
は、塔頂で500mbar絶対の圧力で、および塔頂で
33℃の温度で操作した。凝縮した蒸気を相分離器
(P)に供給し、そこから濃厚な液相(ストリーム1
4)を放出した。水を約4質量%有するほぼ純粋なMT
BEから成る有機相を5:1の割合で塔に戻した。水−
飽和MTBEの留分流322g/h(ストリーム13)
およびMTBE−飽和水6g/h(ストリーム14)を
取り出した。側部取り出し口の温度100℃で、VBI
99質量%、MTBE1質量%および中沸点溶剤481
ppmの組成物を有するVBI66g/h(ストリーム
15)を蒸気の形で取り出し、凝縮器を通過させた。
チレンとメチルビニルケトンとの反応から得られ、かつ
MTBE78%、VBI17質量%、水3質量%、およ
び中沸点溶剤2質量%の組成物を有する反応混合物40
0g/hを、薄膜型蒸発器(V)に供給した(ストリー
ム10)。定常状態の操作において、蒸発塔(K)から
のストリーム30g/h(ストリーム16)を上記の供
給流に加えて薄膜型蒸発器Vに供給した。薄膜型蒸発器
Vを並流で油浴温度130℃および圧力500mbar
絶対で操作した。高沸点溶剤12g/h(ストリーム1
2)を蒸発器の塔底から放出した。蒸気を凝縮し、およ
び塔頂に10段の理論段を有し、かつ塔頂に相分離器P
および3番目の理論段に蒸気のための側部取り出し口を
有する、蒸発塔Kの5番目の理論段にポンプ輸送した。
凝縮器は側部取り出し口の下流に設置した。蒸留塔K
は、塔頂で500mbar絶対の圧力で、および塔頂で
33℃の温度で操作した。凝縮した蒸気を相分離器
(P)に供給し、そこから濃厚な液相(ストリーム1
4)を放出した。水を約4質量%有するほぼ純粋なMT
BEから成る有機相を5:1の割合で塔に戻した。水−
飽和MTBEの留分流322g/h(ストリーム13)
およびMTBE−飽和水6g/h(ストリーム14)を
取り出した。側部取り出し口の温度100℃で、VBI
99質量%、MTBE1質量%および中沸点溶剤481
ppmの組成物を有するVBI66g/h(ストリーム
15)を蒸気の形で取り出し、凝縮器を通過させた。
【0033】塔底で、ビニルブチノール−含有の高沸混
合物(ストリーム16)を107℃で取り出し、蒸発工
程へ再循環させた。蒸発から予備蒸発器への高沸点溶剤
流の再循環で、放出された高沸点溶剤の量は、12g/
hのみであった。目的生成物のビニルブチノール66g
/hが得られた。ビニルブチノールの蒸留収率は97.
1%であった。
合物(ストリーム16)を107℃で取り出し、蒸発工
程へ再循環させた。蒸発から予備蒸発器への高沸点溶剤
流の再循環で、放出された高沸点溶剤の量は、12g/
hのみであった。目的生成物のビニルブチノール66g
/hが得られた。ビニルブチノールの蒸留収率は97.
1%であった。
【図1】図1は、本発明による方法の1番目の例を略図
的に表している
的に表している
【図2】図2は、本発明による方法の2番目に有利な例
を略図的に表している
を略図的に表している
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハーラルト ルスト ドイツ連邦共和国 ノイシュタット ドゥ ードシュトラーセ 57 (72)発明者 トーマス リュール ドイツ連邦共和国 フランケンタール ラ ンブスハイマー シュトラーセ 47 (72)発明者 ヨッヘム ヘンケルマン ドイツ連邦共和国 マンハイム バッサー マンシュトラーセ 25 (72)発明者 ズザンネ シュトゥッツ ドイツ連邦共和国 ヴァインハイム アム メンヒガルテン 20
Claims (10)
- 【請求項1】 アセチレンをα,β−不飽和カルボニル
化合物に付加することにより得られた液体反応混合物か
ら、α−エチニルカルビノールを単離する方法におい
て、 a)連続的に蒸留を実施し、 b)供給流(11)を蒸留塔(K)の中央部に導入し、 c)塔頂で溶剤と一緒に水の大部分を共沸的に留去し、
および d)目的生成物のα−エチニルカルビノールを塔への供
給部(11)の下方で取り出す ことから成る蒸留により、α−エチニルカルビノールを
単離する方法。 - 【請求項2】 目的生成物のα−エチニルカルビノール
を側部取り出し口で取り出す、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 蒸留塔(K)の操作パラメーターが以
下:圧力:10mbar〜1bar絶対、有利には10
0〜700mbar、理論段数:5〜50、有利には7
〜20、特に有利には8〜15である、請求項1または
2記載の方法。 - 【請求項4】 蒸留塔(K)からの塔頂生成物を相分離
器(P)に供給し、かつ有機相またはその一部分をラン
バックとして蒸留塔(K)に戻す、請求項1から3まで
のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 相分離器(P)への供給物を過冷却す
る、請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 減圧下、有利には圧力10mbar〜1
bar絶対、特に有利には100〜700mbar絶対
で操作する予備蒸発器(V)を蒸留塔の上流に設置す
る、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項7】 予備蒸発器(V)が薄膜型蒸発器であ
る、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 薄膜型蒸発器を並流で操作する、請求項
7記載の方法。 - 【請求項9】 蒸留塔(K)からの缶出液(16)を予
備蒸発器(V)に再循環させる、請求項6から8までの
いずれか1項記載の方法。 - 【請求項10】 蒸留によりビニルブチノールを単離す
るための請求項1から9までのいずれか1項記載の方法
の使用方法。
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DE19856592A DE19856592A1 (de) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | Verfahren zur destillativen Gewinnung von alpha-Ethinyl -Carbinolen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11349137A Withdrawn JP2000169408A (ja) | 1998-12-08 | 1999-12-08 | 液体反応混合物からα―エチニルカルビノ―ルを単離するための方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6316680B1 (ja) |
EP (1) | EP1008578B1 (ja) |
JP (1) | JP2000169408A (ja) |
AT (1) | ATE223366T1 (ja) |
DE (2) | DE19856592A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3576889A (en) | 1968-01-26 | 1971-04-27 | Lithium Corp | Ethynylation of ketones and aldehydes to obtain alcohols |
FR1573026A (ja) * | 1968-01-31 | 1969-07-04 | ||
DE2445133A1 (de) * | 1973-10-01 | 1975-04-03 | Hoffmann La Roche | Verfahren zur herstellung von aethinylcarbinolen |
CH642936A5 (de) | 1979-10-19 | 1984-05-15 | Hoffmann La Roche | Aethinylierung alpha,beta-ungesaettigter ketone. |
-
1998
- 1998-12-08 DE DE19856592A patent/DE19856592A1/de not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-11-30 DE DE59902540T patent/DE59902540D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-11-30 AT AT99123283T patent/ATE223366T1/de not_active IP Right Cessation
- 1999-11-30 EP EP99123283A patent/EP1008578B1/de not_active Expired - Lifetime
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- 1999-12-08 JP JP11349137A patent/JP2000169408A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
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EP1008578B1 (de) | 2002-09-04 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061201 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070314 |