JP2000168772A - 包装体の止め具 - Google Patents
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Abstract
量を最少限に低減でき、また、繰り返しての使用に耐
え、着脱操作が簡単に行なえるようにした包装体の止め
具を提供する。 【解決手段】 包装体20の一対のフラップ21,23
間または一枚のフラップ11と包装体10の本体との間
に開けた対向する一対の孔に跨って配置される可撓帯体
30と、上記可撓帯体の上記一対の孔に対応する位置に
形成される第1係止部40と第2係止部50と、を備
え、上記第1係止部40と第2係止部50は、可撓帯体
の両側から下方に延長するとともに先側が側方へ突出す
る係止片41,43,51,53よりなり、上記係止片
が可撓帯体の長手方向Mと直交する方向Nに拡縮可能に
形成され、係止片の拡縮変位により上記孔に係脱可能に
係止する止め具100である。
Description
ボール箱等の包装体の止め具に係り、特に、包装体のフ
ラップ(蓋等)の閉塞用に繰り返し使用でき、また、使
用後に廃棄する場合も廃棄量を低減できるものに関す
る。
等の輸送箱200における閉塞手段としては、樹脂製の
扁平なバンドBにより輸送箱の外周を巻き付けて結束
し、フラップ(蓋等)201を閉塞させるものが一般に
知られている。このような結束手段によると、長いバン
ドBを必要とし、樹脂材等の資材が大量にかかり、且
つ、繰り返し使用できないから、コストアップとなり、
輸送後に取り外したバンドは廃棄する以外になく、これ
がゴミとして大量に廃棄され、地球環境の保全を図ると
いう時代の要請に反するという問題がある。
問題点を解消するためになされたもので、その着脱操作
が容易に行えるとともに、繰り返して使用でき、また、
廃棄するにしてもゴミの廃棄量を最少限に低減できる包
装体の止め具を提供することを目的とする。
く、本発明の請求項1記載の包装体の止め具は、包装体
の一対のフラップ間または一枚のフラップと包装体本体
との間に開けた対向する一対の孔に跨って配置される可
撓帯体と、上記可撓帯体の上記一対の孔に対応する位置
に形成される第1係止部と第2係止部とを備え、上記第
1係止部と第2係止部は、可撓帯体の両側から下方に延
長するとともに先側が側方へ突出する係止片よりなり、
上記係止片が可撓帯体の長手方向と直交する方向に拡縮
可能に形成され、係止片の拡縮変位により上記孔に係脱
可能に係止するようにしたことを特徴とするものであ
る。
請求項1記載の包装体の止め具において、上記可撓帯体
の第1係止部と第2係止部を形成した部分の何れか一方
又は双方に摘み部を形成したことを特徴とするものであ
る。
請求項1または2記載の包装体の止め具において、上記
第1係止部と第2係止部の係止片には、長手方向に対面
し合う両内側に係止突片を付設したことを特徴とするも
のである。
ず、止め具を包装体に取り付けるには、一対のフラップ
間または一枚のフラップと包装体本体との間に開けた一
対の孔のうち、一方の孔に対し、第1係止部の係止片を
両側から指で内側へ圧縮変位して挿入する。そして、指
を係止片から離すことで係止片が拡開して上記孔に係止
される。
は、その他端の第2係止部が他方の孔に対して、一対の
フラップ間または一枚のフラップと包装体本体との間に
跨って配置している。ここで、他方の孔に第2係止部の
係止片を両側から指で内側へ圧縮変位して挿入する。そ
して、指を係止片から離すと係止片が拡開して上記孔に
係止される。以上で、一対のフラップ間または一枚のフ
ラップと包装体本体との間が閉塞される。
め具の第1係止部又は第2係止部の片側だけを一枚のフ
ラップまたは包装体本体から外す。その取外し方法は、
第1係止部又は第2係止部を形成する可撓帯体の端部を
爪や工具により引き掛けて持ち上げる。これにより第1
係止部又は第2係止部の係止片が孔よりも内側へ縮んで
孔から外れる。また、止め具を完全に分離させるには、
第1係止部と第2係止部の両方を孔から外す。この時、
第1係止部と第2係止部とを、同時に孔から引き抜いて
も良い。
容易に行なえる上に、孔にしっかり固定・閉止されるか
らフラップを確実に閉止できる。また、繰り返して使用
できるからコストを低減できる。また、その可撓帯体を
短く形成しているから、運送等の使用後にゴミとして廃
棄処理される場合でも廃棄量が低減され、環境保全に大
きく貢献する。
合は、止め具の第1係止部又は第2係止部をフラップま
たは包装体本体から外す際に、摘み部が手掛かりとなっ
て容易に外すことができる。その取外し方法は、可撓帯
体の第1係止部又は第2係止部を形成した部分に設けた
摘み部を指で摘んで持ち上げると、第1係止部又は第2
係止部の係止片がその先端側から孔よりも内側へ縮んで
孔から容易に外れる。尚、摘み部は止め具の第1係止部
又は第2係止部のいずれか一方にあれば、これを手掛か
りとして一方の係止部を外し、後は可撓帯体を保持して
持ち上げれは他方の係止部を外すことができる。また、
両方に設けた場合は、いずれの側からも取り外しが可能
となる。
合、第1係止部及び第2係止部の各係止片には、長手方
向に対面し合う両内側に係止突片を付設しているから、
先ず、止め具を包装体に取り付けるには、一対のフラッ
プ間または一枚のフラップと包装体本体との間に開けた
一対の孔の一方の孔に、第1係止部の係止片を両側から
指で内側へ圧縮変位する。この状態で、第1係止部を傾
けて係止突片側から先に上記孔に挿入する。そして、指
を係止片から離すことで係止片が拡開して上記孔に係止
される。また、第2係止部の孔挿入も同様に行なう。
ら、止め具における可撓帯体の第1係止部や第2係止部
が孔から上方へ抜け難くなって係止機能が一層向上し、
振動や外力により外れないという優れた閉塞作用が得ら
れる。
め具の第1係止部又は第2係止部の片側だけを一枚のフ
ラップまたは包装体本体から外す。その取外し方法は、
可撓帯体の第1係止部又は第2係止部を形成した可撓帯
体の端部を爪や工具により引き掛けて持ち上げる。この
時、第1係止部又は第2係止部を傾けて係止突片側から
先に上記孔に挿入すると、第1係止部又は第2係止部の
係止片がその先端側から孔よりも内側へ縮んで孔から容
易に外れる。また、可撓帯体の第1係止部と第2係止部
を形成した部分に摘み部を形成した場合は、可撓帯体の
第1係止部又は第2係止部を形成した部分にある摘み部
を指で摘んで持ち上げる。この時、第1係止部又は第2
係止部を傾けて係止突片側から先に上記孔に挿入する
と、第1係止部又は第2係止部の係止片がその先端側か
ら孔よりも内側へ縮んで孔から容易に外れる。
明に係る包装体の止め具の第1実施形態につき説明す
る。本発明の止め具100は、図1に示すように、1つ
のフラップ11を上面に備えた片開きの包装体10にお
けるフラップ11の孔11Aと、本体の側面13の孔1
3A間を最短に連絡するよう直角に跨いで閉止する。即
ち、図2,図6に示すように、各孔11A,13A間に
直角に折り曲げて跨がって配置された可撓帯体30と、
上記可撓帯体30の両端部30A,30Bには、上記一
対の孔11A,13Aに対応する位置に第1係止部40
と第2係止部50とを各々形成し、先端部に摘み部30
C,30Dを備えたものである。この摘み部30C,3
0Dは可撓帯体30を延長したものである。上記フラッ
プ11と側面13間に開けられた孔11A,13Aは、
何れも四角形をなしている。
うに、観音開きの4枚の蓋付き包装箱の包装体20に使
用される止め具120のようにしてもよい。このもの
は、一対のフラップ21,23に開けた対向する一対の
孔21A,23A間に最短距離で跨がって配置される直
伸状態の可撓帯体30と、上記可撓帯体30の両端部3
0A,30Bであって上記一対の孔21A,23Aに対
応する位置に形成される第1係止部40と第2係止部5
0とを有し、更に先端部に摘み部30C,30Dを備え
るものである。
実施形態となる止め具100における第1係止部40
と、第2係止部50の構成を説明する。先ず、図3〜図
5において、第1係止部40は、孔11A又は13Aに
挿入されるべく形成されたものであり、上記可撓帯体3
0の端部30Aの両側部からフラップ11又は側面13
に対面する下方に延長するとともに、その先側に設けた
突片41A,43Aを外側へ突出させた係止片41,4
3よりなり、2つの係止片41,43は可撓帯体30の
長手方向Mと直交する方向Nに拡縮可能に形成されてい
る。
体30の長手方向と直交する方向に拡縮可能に形成さ
れ、係止片41,43の拡縮変位により上記孔に係脱可
能に係止するとともに、摘み部30Cの摘み上げで係止
片41,43が縮小変位して孔11Aから外れる構成に
なっている。
4,図5に示すように、他方側の孔13A又は11Aに
挿入されるべく形成されているものであり、上記第1係
止部40と対称形に同一の構成を成している。先ず、上
記第2係止部50は、上記可撓帯体30の他の端部30
Bの両側部からフラップ11又は側面13に対面する下
方に延長するとともに、その先側を外側へ突出させた係
止片51,53よりなり、2つの係止片51,53は可
撓帯体30の長手方向Mと直交する方向Nに拡縮可能に
形成されている。そして、上記係止片51,53は、可
撓帯体30の長手方向と直交する方向に拡縮可能に形成
され、係止片51,53の拡縮変位により上記孔13A
に係脱可能に係止するとともに、摘み部30Dの摘み上
げで係止片51,53が縮小変位して孔13Aから外れ
る構成になっている。
部分図に示すように、可撓帯体30の両端部に切欠30
Eを設け、これに爪を入れて引き上げるようにしても良
い。また、係止片の付け根の両側に凹部30Fを設け、
これを爪又は指先で摘み上げても良い。更に、可撓帯体
30の両端上部に摘み部30Gを設け、これを爪又は指
先で摘み上げても良い。そして、上記第1係止部40又
は第2係止部50の上面に突起状の摘み部30Hを設
け、これを爪又は指先で摘み上げても良い。上記摘み部
や切欠は、上記第1係止部40又は第2係止部50を孔
11A,13Aから外すための手掛かりとなるものであ
るから、両端部に設けるか、何れか一方の片側だけに設
ければ良い。即ち、一方を外せば、他方は摘み部を使用
しなくても外せるからである。場合によっては、爪又は
他の工具により係止片を少し持ち上げ、続いて摘んで外
す方法でも行えるから、上記摘み部は絶対的に必要なも
のではない。
態としているが、包装体10のフラップ11と包装体1
0の側面13との間(直角方向に対面)に開けた対向す
る一対の孔11A,13Aに跨って屈曲して配置される
ようにするために、ポリエチレンやポリプロピレンの材
質を選択している。これにより、容易に撓んでフラップ
と側面に馴染むように、各部材40,41,43,5
0,51,53等が一体成形されている。
成されており、以下のように作用する。先ず、フラップ
11と側面13に、孔11A,孔13Aをあける。続い
て、フラップ11を側面13に閉口する操作を説明す
る。図1に示すように、フラップ11を閉じ、これに開
けた孔11Aと側面13に開けた孔13Aに、可撓帯体
30の第1係止部40と第2係止部50とを係合させ
る。先ず、図6に示すように、孔11Aに可撓帯体30
の第1係止部40を合わせて挿入・係合させる。即ち、
図4に示すように、第1係止部の係止片41,43を両
側から指で内側へ圧縮変位して上記孔に挿入する。そし
て、指を係止片から離すことで係止片が拡開して上記孔
11Aに係止される。
可撓帯体30は、その他端の第2係止部50を直角方向
に対向する他方側の孔13Aに対して、下方へ略直角に
なるまで折り曲げる。これで、可撓帯体30は、フラッ
プ11と包装体10の本体側面13との間に跨って配置
する。次に、第2係止部50の係止片51,53を両側
から指で内側へ圧縮変位して上記孔13Aに挿入する。
ここで、指を係止片51,53から離すと係止片が拡開
して上記孔13Aに係止される。以上で、一枚のフラッ
プと包装体の本体側面間が閉止(閉塞)される。
図5に示すように、可撓帯体30は、対向する一対の孔
11A,13Aに跨がり、その端部に付設した第1係止
部40及び第2係止部50の係止片41,43及び5
1,53が可撓帯体30の長手方向(M)と直交する方
向(N)に拡縮可能に配置されている。この係止片4
1,43及び51,53を両側から指で内側へ2点鎖線
のように、圧縮変位して上記孔11A又は13Aに挿入
する。そして、指を係止片41,43及び51,53か
ら離すことで、係止片41,43及び51,53が拡開
して突片41A,43A及び51A,53Aが孔11A
又は13Aに係止される。
と、第2係止部50の51,53に、この長手方向
(M)と直角の方向の外側に突出する突片41A,43
A及び51A,53Aが孔11A又は13Aに係止す
る。これで、止め具100が包装体10との係止中に、
その係止機能が失われず、振動や外力により上方へ抜け
難くなっている。
面13から外す操作を説明する。図4〜図6に示すよう
に、第1係止部40と第2係止部50を形成した可撓帯
体30の端部30A,30Bに形成された摘み部30C
又は30Dを指で摘んで持ち上げる。ここで、第1係止
部40又は第2係止部50の係止片41,43又は5
1,53は、2点鎖線のように外れ、第1係止部40の
係止片41,43又は第2係止部50の係止片51,5
3が孔11A又は13Aよりも内側へ縮んで孔から容易
に外れる。従って、第1係止部40や第2係止部50の
取外し作業が容易に実施できる。
0は、図1に示すように、花等の外力に弱い荷物を安全
・確実に包装・保護した状態で運搬する包装体10の止
め具100として最適である。即ち、包装体10内の花
束Fは、バンドB等で結束され包装体10内に固定され
る。上記包装体10における蓋は、1つのフラップ11
のものが適用されていて、この止め具100により簡潔
に閉止される。そして、上記止め具は、最短の長さに形
成して包装体10のフラップ11と側面13間に開けた
狭い間隔で対向し合う孔11A,13A間を簡潔に繋ぐ
ことができる。更に、止め具100はフラップ11の閉
止時にフラップ11と側面13に対して、平坦面となっ
て包装体10の表面から大きく突出しない。
包装体10の輸送のための使用後に、これを廃棄する場
合、短い可撓帯体30であることから、ゴミとして処理
される廃棄量が大幅に低減される。
奏される。先ず、止め具100は包装体10に対する係
脱作業が容易であるとともに、閉止時は、しっかり固定
・閉塞されて外れない。また、止め具100は閉塞時に
平坦面となって外観も綺麗である。そして、上記止め具
100は、その可撓帯体を2つの孔間を最短の長さ寸法
となるように形成しているから、樹脂等の材料が少なく
て済み、繰り返し使用できるからコストを低減できる。
更に、包装体に入れた荷物の運送等の使用後に、ゴミと
して処理される場合でも、廃棄量が低減され、環境への
影響が少ないという効果が発揮される。
場合は、止め具100の取外し時には、この摘み部を指
で摘んで持ち上げるだけで、第1係止部40又は第2係
止部50の係止片41,43及び51,53が縮んで孔
11A,13Aから一層容易に外れ、取外し作業を簡潔
にする。これにより、包装体に対する止め具100の係
脱作業が容易なものとなる。勿論、上記摘み部を省略し
ても、止め具の着脱作業は行える。
の止め具110を、図7について説明する。この第2実
施形態は、上記包装体10において、一枚のフラップ1
1と、これに略直角方向となる包装体10の側面本体1
3との間に開けた対向する一対の孔11A,13Aに跨
って配置される可撓帯体30´に係る。その構成は、上
記可撓帯体30´をその中腹部Cで略直角に内方(フラ
ップ11と、これに略直角方向となる包装体10の側面
13に対面する当接面側)へ折り曲げ形成したものとな
っている。上記可撓帯体30´は、ポリエチレンやポリ
プロピレンの材質を選択している。これにより、可撓帯
体30´は、その中腹部Cで直角に折り曲げられた状態
を維持し、フラップ11や側面13に馴染むことができ
る。その他の構成は、上記第1実施形態の止め具100
と同一に付き、同一符号を付して説明を省略する。
上記のように構成されており、以下のように作用する。
この第2実施形態の止め具110は、包装体10への装
着時に、可撓帯体30´が直角に折り曲げ形成されてい
るから、止め具110の折り曲げ操作が不要となり、直
角方向に交差する2つの孔間の掛け止め閉止が簡単に行
える。その他の操作方法は、上記第1実施形態の止め具
100と同様であるから、その詳細説明を省略する。即
ち、この第2実施形態の止め具110の利点は、包装体
10への装着時に、可撓帯体30´が直角に折り曲げ形
成されているから、止め具110の折り曲げ作業が不要
となり、その作業性が向上することである。勿論、この
第2実施形態の止め具110は、連結すべく2つの孔が
直角方向に対向したものに使用される。
の効果を奏する。先ず、止め具110は、可撓帯体をそ
の中腹部で略直角に包装体10に対面する内方へ折り曲
げ形成しているから、一枚のフラップ11と包装体の本
体側面13との間に開けた一対の孔11A,13Aが直
角方向に向き合っている場合において、フラップ11の
孔11Aと包装体の本体側面13の孔13Aにしっかり
固定・閉止されて外れない。更に、フラップや包装体の
本体側面13の平坦面と面一となって突出せず外観も美
麗となる。その他の効果は、上記第1実施形態の止め具
100と同様に発揮するから、その説明を省略する。
00,110のように、包装体の一対のフラップ間を閉
塞する撓帯体30や、フラップと包装体の側面に開けた
直角対向する一対の孔に使用される可撓帯体30,30
´において、段ボールに限らず、木材や各種の材質及び
形状からなる各種デザインの包装体(小物入れ、バッグ
等)の止め具として多岐にわたり使用が可能である。ま
た、両フラップ間を斜めに跨いで係止・閉塞するように
しても良い。
形態の止め具120を説明する。これは、図1の片フラ
ップ11の蓋付き包装箱や、観音開きの4枚の蓋付き包
装箱の包装体20に適用されるものである。一対のフラ
ップ21,23に開けた対向する一対の孔21A,23
A間に最短距離で跨がって配置される直伸状態の可撓帯
体30と、上記可撓帯体30の両端部30A,30Bに
は、上記一対の孔21A,23Aに対応する位置に第1
係止部40と第2係止部50とを各々形成し、先端部に
摘み部30C,30Dを備えたものである。
における第1係止部40と、第2係止部50の構成を説
明する。先ず、図8〜図11において、第1係止部40
は、孔21Aに挿入されるべく形成されたものであり、
上記可撓帯体30の端部30Aの両側部からフラップ2
1に対面する下方に延長するとともに、その先側に設け
た突片41A,43Aを外側へ突出させた係止片41,
43よりなり、2つの係止片41,43は可撓帯体30
の長手方向Mと直交する方向Nに拡縮可能に形成されて
いる。そして、上記係止片41,43は、可撓帯体30
の長手方向と直交する方向に拡縮可能に形成され、係止
片41,43の拡縮変位により上記突片41A,43A
が孔21Aに係脱可能に係止するとともに、摘み部30
Cの摘み上げで係止片41,43が縮小変位して孔21
Aから外れる構成になっている。そして、更に、上記第
1係止部40が孔21Aの上方へ抜け難くくするため
に、上記第1係止部40の係止片41,43には、長手
方向(M)に対面し合う両内側に係止突片41B,43
Bを付設している。
9,図12,図13に示すように、他方側の孔23Aに
挿入されるべく形成されているものであり、上記第1係
止部40と対称形に同一の構成を成している。先ず、上
記第2係止部50は、上記可撓帯体30の他の端部30
Bの両側部からフラップ23に対面する下方に延長する
とともに、その先側に設けた突片51A,53Aを外側
へ突出させた係止片51,53よりなり、2つの係止片
51,53は可撓帯体30の長手方向Mと直交する方向
Nに拡縮可能に形成されている。そして、上記係止片5
1,53は、孔23Aよりも内方に位置し、且つ、可撓
帯体30の長手方向と直交する方向に拡縮可能に形成さ
れ、係止片51,53の拡縮変位により上記突片51
A,53Aが孔23Aに係脱可能に係止するとともに、
摘み部30Dの摘み上げで係止片51,53が縮小変位
して孔23Aから外れる構成になっている。また、上記
第2係止部50が孔23Aの上方へ抜け難くくするため
に、上記第2係止部50の係止片51,53には、長手
方向(M)に対面し合う両内側に係止突片51B,53
Bを付設している。
に、上記一対の係止片41,43及び51,53に、切
欠41C,43C及び51C,53Cを形成しても良
い。これにより、摘み部30C,30Dを手で持ち上げ
ると、孔21A,23Aに係合する係止片41,43及
び51,53の摩擦抵抗が小さくなり、係止片41,4
3及び51,53が孔21A,23Aから容易に外れる
ように機能する。
態としているが、包装体20のフラップ21,23間の
孔21A,23A又は1枚のフラップ11と包装体10
の側面13との間(直角方向に対面)に開けた対向する
一対の孔11A,13Aに跨って屈曲して配置されるよ
うにするために、ポリエチレンやポリプロピレンの材質
を選択している。これにより、可撓帯体30が容易に撓
んでフラップと側面に馴染むことができる。尚、各部材
40,41,43,50,51,53等は一体成形され
ている。
成されており、以下のように作用する。先ず、一対のフ
ラップ21,23に、孔21A,23Aをあける。続い
て、一対のフラップ21,23を閉口する操作を説明す
る。図8に示すように、フラップ21,23を閉じ、こ
れに開けた孔21A,23Aに、可撓帯体30の第1係
止部40と第2係止部50とを係合させる。先ず、図
9,図10,図11に示すように、孔21Aに可撓帯体
30の第1係止部40を合わせて挿入・係合させる。即
ち、第1係止部40の係止片41,43を両側から指で
内側へ圧縮変位して上記孔に挿入する。そして、指を係
止片から離すことで係止片が拡開してその突片41A,
43Aや係止突片41B,43Bが上記孔21Aに係止
される。上記孔21Aに第1係止部40を係止した可撓
帯体30は、その他端の第2係止部50を対向する孔2
3Aに対して、一対のフラップ21,23間に跨いで配
置する。
を両側から指で内側へ圧縮変位して上記孔23Aに挿入
する。ここで、指を係止片51,53から離すと係止片
が拡開し、その突片41A,43Aや係止突片41B,
43Bが上記孔23Aに係止される。以上で、一対のフ
ラップ21,23間が閉止(閉塞)される。
に示す。可撓帯体30は対向する一対の孔21A,23
Aに跨がり、その端部に付設した第1係止部40及び第
2係止部50の係止片41,43及び51,53が可撓
帯体30の長手方向(M)と直交する方向(N)に拡縮
可能に配置されている。この係止片41,43及び5
1,53を両側から指で内側へ2点鎖線のように、圧縮
変位するとともに、先端を上方へ傾斜させて、係止片4
1,43及び51,53の対向し合う係止突片41B,
43B側から上記孔21A又は23Aに挿入する。そし
て、指を係止片41,43及び51,53から離すこと
で、係止片41,43及び51,53が拡開して突片4
1A,43A及び51A,53Aが孔21A又は23A
に係止される。
50の係止片41,43及び51,53に、この長手方
向(M)と直角の方向の外側に突出する突片41A,4
3A及び51A,53Aと、対向し合う内側に係止突片
41B,43Bを付設しているから、止め具120が包
装体20との係止中に、その係止機能を一層向上させ、
振動や外力により上方へ抜けない。
3から外す操作を説明する。図10,図12に示すよう
に、第1係止部40と第2係止部50を形成した可撓帯
体30の端部30A,30Bに形成された摘み部30
C,30Dを指で摘んで持ち上げる。ここで、第1係止
部40又は第2係止部50の係止片41,43又は5
1,53は、2点鎖線のように外れ、第1係止部40の
係止片41,43や第2係止部50の係止片51,53
における突片41A,43A及び51A,53Aと係止
突片41B,43B及び51B,53Bが孔21A,2
3Aよりも内側へ縮んで孔から容易に外れる。従って、
第1係止部40や第2係止部50の取外し作業が容易に
実施できる。
の外力に弱い荷物を安全・確実に包装・保護した状態で
運搬する包装体20の止め具120として最適である。
即ち、上記止め具120は、輸送箱として使用し、これ
を廃棄する場合には、短い可撓帯体30の止め具120
であることから、ゴミとして処理される廃棄量が大幅に
低減される。
奏される。先ず、上記止め具120は、第1係止部40
と第2係止部50の係止片41,43及び51,53
に、この長手方向(M)と直角の方向の外側に突出する
突片41A,43A及び51A,53Aと、対向し合う
内側に係止突片41B,43Bを付設しているから、こ
の止め具120は包装体20との係止中に、その係止機
能を一層向上させ、振動や外力により上方へ抜けない。
更に、可撓帯体30を最短の長さ寸法に形成しているか
ら、包装体に入れた荷物の運送等の使用後に、ゴミとし
て処理される量が低減されるという効用が発揮される。
ので、止め具120の取外し時には、この摘み部を指で
摘んで持ち上げるだけで、第1係止部40と第2係止部
50の係止片41,43及び51,53が縮んで孔21
A,23Aから容易に外れ、取外し作業を簡潔にする。
これにより、包装体に対する止め具120の係脱作業が
容易なものとなる。勿論、上記摘み部を省略しても、止
め具の着脱作業は行える。
蓋の閉止用に使用されるものであるが、これを他の部
分、たとえば底板の閉止用に使用することもできる。
と、包装体の一対のフラップ間等に開けた一対の孔に跨
って配置される可撓帯体とし、この可撓帯体の上記一対
の孔に対応する位置に形成される第1係止部と第2係止
部とを各孔に挿入する構成としたから、フラップの閉止
が簡単・確実にでき、且つ、端部を引き上げるだけで外
れるから、止め具の係脱作業を容易なものにする効果が
発揮される。
間を最短の長さ寸法となるように形成しているから、梱
包材として樹脂等の材料が少なくて済み、繰り返し使用
できるからコストを低減できるとともに、運送等の使用
後にゴミとして処理される場合も廃棄量が大きく低減さ
れ、問題となっている環境保全においても大きく貢献で
きる効果が発揮される。
係止部と第2係止部を形成した部分の何れか一方又は双
方に摘み部を形成したから、止め具の第1係止部又は第
2係止部をフラップまたは包装体本体から外す際に、摘
み部が手掛かりとなって容易に外すことができ、止め具
の係脱作業が一層容易なものとする効果が発揮される。
2係止部の係止片には、長手方向に対面し合う両内側に
係止突片を付設したから、包装体のフラップの閉塞時に
おいて、止め具における可撓帯体の両端部が孔から上方
へ抜け難くくなって係止機能が一層向上し、運送時等の
振動や外力によって外れないという優れた閉止効果が発
揮される。
である。
の斜視図である。
である。
面図である。
面図である。
状態の断面図である。
である。
の斜視図である。
と断面図である。
断面図である。
底面図である。
断面図である。
底面図である。
の斜視図である。
する方向 M 長手方向 100,110,120 止め具
Claims (3)
- 【請求項1】 包装体の一対のフラップ間または一枚の
フラップと包装体本体との間に開けた対向する一対の孔
に跨って配置される可撓帯体と、上記可撓帯体の上記一
対の孔に対応する位置に形成される第1係止部と第2係
止部と、を備え、上記第1係止部と第2係止部は、可撓
帯体の両側から下方に延長するとともに先側が側方へ突
出する係止片よりなり、上記係止片が可撓帯体の長手方
向と直交する方向に拡縮可能に形成され、係止片の拡縮
変位により上記孔に係脱可能に係止するようにしたこと
を特徴とする包装体の止め具。 - 【請求項2】 上記可撓帯体の第1係止部と第2係止部
を形成した部分の何れか一方又は双方に摘み部を形成し
たことを特徴とする請求項1記載の包装体の止め具。 - 【請求項3】 上記第1係止部と第2係止部の係止片に
は、長手方向に対面し合う両内側に係止突片を付設した
ことを特徴とする請求項1または2記載の包装体の止め
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34681498A JP4174112B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 包装体の止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34681498A JP4174112B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 包装体の止め具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000168772A true JP2000168772A (ja) | 2000-06-20 |
JP4174112B2 JP4174112B2 (ja) | 2008-10-29 |
Family
ID=18385995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34681498A Expired - Fee Related JP4174112B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 包装体の止め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4174112B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-07 JP JP34681498A patent/JP4174112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4174112B2 (ja) | 2008-10-29 |
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