JP2000168474A - 車両の警報装置 - Google Patents

車両の警報装置

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JP2000168474A
JP2000168474A JP10352488A JP35248898A JP2000168474A JP 2000168474 A JP2000168474 A JP 2000168474A JP 10352488 A JP10352488 A JP 10352488A JP 35248898 A JP35248898 A JP 35248898A JP 2000168474 A JP2000168474 A JP 2000168474A
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alarm
vehicle
state
determination
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JP10352488A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Niibe
忠幸 新部
Koji Kido
孝二 木戸
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の警報を発する車両の警報装置におい
て、適正な警報を行うことにより走行の安定性を確保し
得るようにする。 【解決手段】 前方の道路状況に関する情報を受信して
緊急の道路交通情報を警報する必要があることを判定す
るコールセンタユニット53と、レーザレーダ57等の
検出結果から障害物との接触の可能性に関する障害物接
触警報が必要であることを判定する運転支援危険判断部
54と、コールセンタユニット及び運転支援危険判断部
による判定に基づき、運転者に対し警報を出力するスピ
ーカ14及びドライビングディスプレイ13とを備え
る。情報・警報ECU51は、緊急の道路交通情報と、
障害物接触警報とが同時に必要になったとき、現時点か
らその不適合状態になるまでの時間が短いとして障害物
接触警報を優先してドライビングディスプレイ及びスピ
ーカに出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経路誘導情報、緊
急の道路交通情報、または障害物接触警報等を運転者に
知らせるために用いられる車両の警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両の警報装置とし
て、経路誘導情報と、カーブ警報とを発するものが知ら
れている(例えば、特開平8−194892号公報参
照)。このものでは、表示装置を備えており、この表示
装置に道路地図情報が表示されて経路が表示されると共
に、例えば交差点付近にさしかかると音声により経路を
誘導するようになっている。さらに、上記道路地図情報
を利用して走行路前方のカーブ情報が得られるように構
成されており、カーブ進入時には車速等の走行状態に応
じた警報を音声により運転者に知らせるようになってい
る。そして、上記経路誘導警報とカーブ警報とは状況に
応じて優先順位が設定されており、上記2つの警報を同
時に発する必要のあるときには、上記優先順位に従って
警報を発するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年情報化
が進み、走行中の車内に多くの情報が取り入れられるよ
うになってきている。このような情報としては、例え
ば、障害物との接触の危険性に対し運転者の注意を促す
障害物接触警報、若しくは、走行路前方の事故その他に
よる渋滞または走行路前方の路面凍結等の緊急の道路交
通情報等が挙げられ、このような情報は、車両の走行状
態が前方の道路状況に対して不適合状態になり、車両の
走行が不安定になる懸念のあることを知らせる警報であ
るといえる。
【0004】そして、上記のような複数の警報(情報)
が同時に必要となる場合には、上記従来技術のように予
め優先順位を設定しておき、その優先順位に従って順に
発することが考えられるが、この優先順位を設定するに
あたり、何を基準にしてその順位を設定するかが問題と
なる。つまり、運転者がより適切な行動を取って走行の
安定性を確保することが可能となる優先順位で警報を発
するのが望ましいと考えられる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、複数の警報を
発する車両の警報装置において、適正な警報を行うこと
により走行の安定性を確保し得るようにすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、上記のような警報は、緊急性を基準と
して優先順位を設定することができる点に着目し、緊急
性の高い情報は、より早く運転者に知らせることにより
迅速な回避行動をとることができ、その結果、走行の安
定性を確保することができるようになる点に鑑み本発明
を完成するに至った。
【0007】具体的に、第1の発明は、車両の走行状態
が前方の道路状況に対して第1の不適合状態になるため
警報が必要であることを判定する第1判定手段と、車両
の走行状態が前方の道路状況に対して上記第1の不適合
状態とは異なる第2の不適合状態になるため警報が必要
であることを判定する第2判定手段と、上記第1及び第
2判定手段による判定に基づき、運転者に対し不適合状
態に応じた警報を出力する警報出力手段と、上記第1判
定手段の判定に基づく警報と、上記第2判定手段の判定
に基づく警報とが同時に必要になったとき、車両の走行
が不安定になる懸念の大きい方の不適合状態に対する警
報を優先して上記警報出力手段に出力させる警報制御手
段とを備えることを特定事項とするものである。この場
合、走行状態が不安定になる懸念が大きい方の不適合状
態に対応する警報が優先的に発せられることにより、運
転者は、まず、その走行状態が不安定になる懸念の大き
い方の不適合状態に応じた回避行動をとることになる。
このように、上記運転者は、車両の走行状態が不安定に
なる懸念の大きい順に、不適合状態に対する対応を順に
行っていくことが可能になる。その結果、走行の安定性
を確保することが可能になる。
【0008】そして、上記第1及び第2警報手段による
判定としては、第1判定手段を、走行路前方の道路環境
が急変するため警報が必要であると判定するように構成
する一方、第2判定手段を、障害物と接触する可能性が
あるため警報が必要であると判定するように構成すれば
よい。そして、警報制御手段を、上記第1及び第2判定
手段の判定に基づく警報が同時に必要になったときに
は、上記第2警報手段の判定に基づく警報を優先して警
報出力手段にさせるように構成すればよい。ここで「走
行路前方の道路環境が急変すること」としては、具体的
に、走行路前方の事故等による渋滞や、走行路前方の路
面凍結、その他工事により路面の舗装がなくなること等
が挙げられる。この場合、障害物との接触可能性の方が
車両の走行状態が不安定になる懸念が大きいと考えられ
る。このため、この障害物との接触可能性に基づく警告
を優先して発することにより、運転者が適切な行動を取
ることを可能にし、その結果、走行の安定性が確保され
る。
【0009】また、車両の走行経路を誘導するナビゲー
ション手段を備えたものとし、警報出力手段を、上記ナ
ビゲーション手段による経路誘導情報を発生するように
構成し、警報制御手段を、上記経路誘導情報と、第1ま
たは第2判定手段の判定に基づく警報とが同時に必要に
なったときには、上記第1または第2判定手段の判定に
基づく警報を優先して上記警報出力手段に出力させるよ
うに構成してもよい。この場合、経路誘導情報よりも、
障害物接触警報または前方の道路環境の急変に対する警
報が優先されることになり、運転者は、上記のような不
安定状態になることをまず回避することが可能になる。
その結果、走行の安定性が確保される。
【0010】また、第2の発明は、上記のような警報を
運転者が視覚により得るように構成された車両の警報装
置に係り、具体的には、請求項4記載の如く、車両の走
行状態が前方の道路状況に対して第1の不適合状態にな
るため警報が必要であることを判定する第1判定手段
と、車両の走行状態が前方の道路状況に対して上記第1
の不適合状態とは異なる第2の不適合状態になるため警
報が必要であることを判定する第2判定手段と、上記第
1及び第2判定手段による判定に基づき、運転者に対し
不適合状態に応じた警報を表示する警報表示手段と、上
記第1判定手段の判定に基づく警報と、上記第2判定手
段の判定に基づく警報とが同時に必要になったとき、車
両の走行が不安定になる懸念の大きい方の不適合状態に
対する警報を優先して上記警報表示手段に表示させる警
報制御手段とを備えることを特定事項とするものであ
る。この場合、走行状態が不安定になる懸念が大きい方
の不適合状態に対応する警報が優先的に表示されること
により、運転者は、まず、その走行状態が不安定になる
懸念の大きい方の不適合状態に応じた回避行動をとるこ
とになる。このように、上記運転者は、車両の走行状態
が不安定になる懸念の大きい順に、不適合状態に対する
対応を順に行っていくことが可能になる。その結果、走
行の安定性を確保することが可能になる。
【0011】さらに、第3の発明は、車両の走行状態が
前方の道路状況に対して不適合状態になるため警報が必
要であることを判定する判定手段と、上記判定手段によ
り判定される不適合状態の種類に応じて異なる警報を出
力する警報出力手段と、上記異なる警報が同時に必要に
なったとき、現時点からその不適合状態になるまでの時
間が短い方に対応する警報を優先して上記警報出力手段
に出力させる警報制御手段とを備えることを特定事項と
するものである。この場合、不適合状態に至るまでの時
間が短いものに対応した警報が優先して発せられること
により、運転者は、その警報に対する回避行動を取る必
要があることをより早く認識することが可能になる。こ
のため、運転者は余裕をもって確実に回避行動を取るこ
とが可能になり、その結果、走行の安定性が十分に確保
される。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における車
両の警報装置によれば、車両の走行安定性の確保に鑑み
た適正な警報を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0014】図1または図2は、本発明の実施形態に係
る警報装置が配設されたインストルメントパネル1を示
している。このインストルメントパネル1には、エンタ
ーテイメントディスプレイ11と、警報表示手段として
のドライビングディスプレイ13と、警報出力手段とし
てのスピーカ14とがそれぞれ配設されている。
【0015】上記エンターテイメントディスプレイ11
は、上記インストルメントパネル1の上下方向略中央位
置であって、車幅方向の車両中心位置に配設されてい
る。
【0016】上記ドライビングディスプレイ13は、上
記インストルメントパネル1の上部位置であって、車幅
方向の略車両中心付近に設けられたメータユニット12
内の運転席寄りの位置に配設されるようになっている。
このため、上記ドライビングディスプレイ13は、エン
ターテイメントディスプレイ11よりも運転者側位置で
あって、上記エンターテイメントディスプレイ11の斜
め上方に配設されるようになっている。また、上記メー
タユニット12には、図3に示すようにスピードメー
タ、フューエルゲージ、水温ゲージ、オドメータ、トリ
ップメータ、セレクタインジケータライト及びターンシ
グナルインジケータライト等のインジケータライト、並
びに、オルタネータワーニングライト及びオイルプレッ
シャーワーニングライト等の各種ワーニングライトが備
えられている。
【0017】また、図2に示すように、上記ドライビン
グディスプレイ13は、インストルメントパネル1の車
両前後方向の前側位置に配設されている一方、上記エン
ターテイメントディスプレイ11は、上記ドライビング
ディスプレイ13よりも車両前後方向の後側位置に配設
されるようになっている。このため、上記エンターテイ
メントディスプレイ11の垂直視認角、すなわちこのエ
ンターテイメントディスプレイ11と運転者の視点を結
んだ線の上下方向角は略22度に設定され、ドライビン
グディスプレイ13の垂直視認角は略11度に設定され
ている。このため、上記ドライビングディスプレイ13
は、エンターテイメントディスプレイ11に比べて視認
性が良くなっている。
【0018】上記ドライビングディスプレイ13、また
はエンターテイメントディスプレイ11に表示する内容
は以下のようになっている。
【0019】すなわち、車両の走行中に表示される情報
としては、障害物との接触の危険性に対し運転者の注意
を促す障害物接触警報、走行路前方の事故その他による
渋滞や路面の凍結や走行路前方の工事により路面の舗装
がないことなどの緊急の道路交通情報、若しくは、駐車
場情報といったコールセンタのサービス情報等があり、
このような各情報を、図4に示すように、縦軸に緊急
性、横軸に情報量と設定した座標系にプロットすると、
情報量としては少ないものの、素早く回避行動を取る必
要のある、つまり緊急性が高い「運転に必要な情報」
と、情報量としては多いものの、緊急性は低い「快適・
利便性につながる情報」との2種類に分類することがで
きる。そこで、視認性がより良いドライビングディスプ
レイ13には、「運転に必要な情報」として、例えば図
1に示すように経路誘導情報が表示されるようになって
いる一方、上記ドライビングディスプレイ13と比較し
て視認性の落ちるエンターテイメントディスプレイ11
には、「快適・利便性につながる情報」としての駐車場
情報が表示されるようになっている。
【0020】このように、表示装置として、エンターテ
イメントディスプレイ11とドライビングディスプレイ
13との2つを備えるようにして、上記ドライビングデ
ィスプレイ13に情報量としては少ないものの、素早く
回避行動を取る必要がある緊急性が高い「運転に必要な
情報」である経路誘導情報、緊急の道路交通情報、及び
障害物接触情報を表示させる一方、上記エンターテイメ
ントディスプレイ11に情報量としては多いものの、緊
急性は低い「快適・利便性につながる情報」である駐車
場情報を表示させるため、運転者がそれぞれの情報を確
実に認識することができるようになる。しかも、ドライ
ビングディスプレイ13が、エンターテイメントディス
プレイ11に比べて視認性の良い位置に配設されること
により、運転者は、より迅速に認識する必要のある情報
を確実に認識することができるようになる。
【0021】このような、エンターテイメントディスプ
レイ11及びドライビングディスプレイ13の配設位置
は、以下のように定義することもできる。
【0022】すなわち、図5に示すように、車速Vで直
進走行中の車両3において運転者31が注視している地
点P′は、その車速Vで走行して2秒後に到達する点と
考えられている。そこで、上記地点P′と運転者31の
目の位置とを結んだ線と、車両3のカウル位置において
上下方向に拡がる基準平面Sとの交点を前方注視点Pと
設定する。上記ドライビングディスプレイ13は、この
ドライビングディスプレイ13を上記基準平面Sに垂直
に投影したドライビングディスプレイ投影位置と上記前
方注視点Pとの距離が、上記エンターテイメントディス
プレイ11を上記基準平面Sに垂直に投影したエンター
テイメントディスプレイ投影位置と前方注視点Pとの距
離よりも短くなるように配設されている(図1または図
2の点P参照)。
【0023】このように、上記エンターテイメントディ
スプレイ11及びドライビングディスプレイ13はいず
れも、運転者が運転中に注視している状態から視線の移
動量が少なくても見ることができるように配設されてお
り、いわゆる視認性が良い位置に配設されている。この
ような警報装置の配設位置は、視認性の評価実験の結果
から導かれたものであり、つぎに、警報装置の視認性評
価実験について説明する。
【0024】この、評価実験はシミュレーション実験で
あり、図6に示すように、シミュレータキャビン4とし
て実車両を用い、この車両4の前方位置にモニタ41を
配設している。このモニタ41には車両の走行中に前方
に見える道路や景色が車両の走行に応じて変化して映し
出されるようになっている。そして、シミュレータキャ
ビン4内の被験者46はこの映像を見ながらステアリン
グ45、アクセル43、及びブレーキを操作することに
より上記映像内の道路コースを仮想的に走行するように
なっている。
【0025】そして、上記シミュレータキャビン4内に
は、視認性評価の対象となる警報装置48と、この警報
装置48の表示内容に応じて上記被験者46が操作する
操作スイッチ44とが配設されている。また、上記モニ
タ41の上部位置にはビデオカメラ42が配設されるよ
うになっており、このビデオカメラ42は被験者46の
顔面を撮影するようになっている。
【0026】上記ステアリング45、アクセル43、操
作スイッチ44は、それぞれシミュレータホストPC4
7に接続されるようになっており、それぞれを被験者4
6が操作すれば、その信号が上記シミュレータホストP
C47に出力されるようになっている。また、このシミ
ュレータホストPC47は、上記ステアリング45の舵
角、アクセル43の踏み込み量等に応じてモニタ41に
映し出される映像を制御するようになっている。
【0027】そして、この視認性の評価実験において
は、図7または図8に示すように、警報装置をA〜Eの
5箇所に配設し、それぞれの配設位置における警報装置
48の視認性の評価を行った。
【0028】実験の方法としては、図9に示すような仮
想道路コースを所定時速で走行してもらうようにし、こ
の仮想道路コースの所定位置(同図の白丸e1〜e9参
照)において、警報装置48に表示をさせるようにす
る。この表示内容は、例えば図10に示すような経路選
択と呼ばれるものであり、この経路選択には、複数の経
路が表示されており、各経路を選択した場合に目的地に
到達するまでの時間が表示されている。そして、最も短
時間で目的地に到達可能な経路を被験者に選択したもら
うものであり、例えば、同図では、「c」を選択するこ
とが正解となる。そして、被験者46には、警報装置4
8の表示内容をみて、その答えがわかった時点で操作ス
イッチ44を押してもらうようにする。この操作スイッ
チ44が押されれば警報装置48の表示は消えるように
なっている。それから、被験者46に口頭で先ほどの表
示内容の答えを言ってもらうようにする。このような実
験を、各位置に配設された警報装置についてそれぞれ上
記コースを走行してもらいようにする。このため、各位
置に配設された警報装置に対し、9回の表示が行われて
データが測定されるようになっているようになってい
る。
【0029】評価のために測定したデータは、警報装置
48を見る時間としての視認時間、警報装置48を見た
回数としての視認回数、及び被験者46の表示内容に対
する正答率の視認性に関するものと、後述する車両のふ
らつきの安全性に関するものとである。
【0030】上記視認時間は、警報装置48に表示させ
てから操作スイッチ44を押すまでの時間を計測するこ
とにより検出し、視認回数は、ビデオカメラ42による
映像から被験者46の目の動きを読み取りカウントし
た。また、正答率は、被験者46が選択した経路が正解
であるか否かによって検出するようにしている。
【0031】そして、図11は上記のような評価実験に
おいて得られたデータの一例を示しており、同図におい
て横軸は時間を示している。そして、一番上の線は走行
の軌跡(車両中心の軌跡)を示し、上から2番目の線は
舵角の変化を示し、上から3番目の線は視認時間ΔTを
示している。また、一番下の線は車両がふらついた場合
に立てられるふらつきフラグを示している。
【0032】この車両のふらつきは、警報装置48に表
示がされた直後の車両の位置を基準とし、その後この車
両が基準位置よりも左右に所定量以上移動した場合に
「車両がふらついた」と判定するようになっている。
【0033】つぎに、このふらつき判定について図12
に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0034】まず、ステップS11において、車両の走
行位置Sを読みとるようにする。次いで、ステップS1
2において、警報装置48に表示がされているか否かを
判定するようにする。表示されているときはステップS
13に進み、されていないときはステップS18に進む
ようにする。
【0035】そして、上記ステップS13においては、
カウンタQが1であるがか否かを判定するようにする。
このカウンタQは車両の基準位置が設定されているか否
かを判定するためのものである。一方、ステップS18
においては、上記カウンタQを0にしてステップS11
に戻るようにする。
【0036】上記ステップS13において、カウンタQ
が1でなければ(0であれば)ステップS14に進むよ
うにする。
【0037】上記ステップS14においては、基準位置
をS(上記ステップS11参照)としてふらつき判定の
ためのしきい値、Shigh及びSlowを設定するよ
うにする。これは、上記基準位置に対し例えば±0.4
(m)をしきい値とすればよい。
【0038】そして、ステップS15において、カウン
タQを1に、すなわち車両の基準位置を設定したとして
ステップS11に戻るようにする。
【0039】一方、上記ステップS13において、カウ
ンタQが1であれば、ステップS16に進み、以前に設
定したShigh及びSlowを用いて車両の走行位置
Sがその範囲にあるか否かを判定するようにする。そし
て、範囲を超えていればステップS17に進み、ふらつ
きフラグをオンにして上記ステップS11に戻るように
する一方、範囲内にあれば、そのままステップS11に
戻るようにする。
【0040】そして、図13は、仮想道路コースを一回
走行したときに得られたデータの一例を示しており、合
計9回の表示が行われている。
【0041】このようにして得られた視認回数及び視認
時間等のデータは、次のようにして処理し評価を行っ
た。
【0042】すなわち、視認回数及び視認時間は各個人
によって大きく異なる。つまり、数多く警報装置を見る
傾向の人や、警報装置を比較的長時間見続ける傾向の人
がいるように各個人によってその傾向が異なるため、各
データに関し単純に全員の平均値を算出したのでは正確
な評価が得られないおそれがある。そこで、基準となる
配置位置に対して各配置の警報装置はどれだけ性能が良
くなったかを示す性能比を各個人に関して算出し、この
各個人の性能比でもって被験者全員の平均を算出し、視
認性の評価を行った。この評価結果を表1及び図14に
示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1及び図14は配置Aを基準にし、性能
比の値が小さくされば性能が高く(視認性が良く)、値
が大きくなれば性能が低い(視認性が悪い)というよう
になっている。図14より、配置Cのときが最も視認性
が良く、次いで、配置Bのときが視認性が良いことが判
明した(図7または図8参照)。この結果から、エンタ
ーテイメントディスプレイ11は、配置Bの位置に配設
し、ドライビングディスプレイ13は配置Cの位置に配
設することが望ましいことが導かれた。
【0045】ここで、上記ドライビングディスプレイ1
3を、より運転者側に配設すれば視線の移動量が少なく
なるため、より視認性が向上するようになる。このた
め、ステアリングホイール2は、図15に示すように、
その上側部分と下側部分がそれぞれ同じだけ上下方向に
縮められた(ΔU=ΔL)、横長楕円形状に形成されて
おり、これにより、図1に示すように、真円形状のステ
アリングの場合にその径の分だけ離れた領域(図1の二
点鎖線で示す領域)よりも運転者側に上記ドライビング
ディスプレイ13を配設させることができるようになっ
ている。このため、上記ドライビングディスプレイ13
は、真円形状のステアリングホイール2の場合よりも、
より視認性を向上させることができるようになってい
る。
【0046】つぎに、上記エンターテイメントディスプ
レイ11及びドライビングディスプレイ13の表示の制
御について説明する。
【0047】図16は、本実施形態に係る車両の警報装
置のブロック図を示し、上記ドライビングディスプレイ
13、エンターテイメントディスプレイ11は共に情報
・警報ECU51に接続され、この情報・警報ECU5
1によってその表示が制御されるようになっている。
【0048】また、上記情報・警報ECU51には、コ
ールセンタユニット53が接続され、このコールセンタ
ユニット53にはアンテナ受信器55が接続されてい
る。このアンテナ受信器55は、駐車場情報、交通事故
情報、走行路前方の渋滞、または、走行路前方の路面の
凍結等を車両に対し送信するコールセンタからの信号を
受信するようになっている。そして、このコールセンタ
ユニット53は、後述するように、上記コールセンタか
らの信号に応じて、前方の道路環境の急変に対する警告
をドライビングディスプレイ13へ表示させることが必
要であるか否かを判定するようになっており、第1判定
手段としての機能を有するようになっている。
【0049】また、上記情報・警報ECU51には、運
転支援危険判断部54が接続されており、この運転支援
危険判断部54には、自車両の車速を検出する車速セン
サ56、自車両前方を照射して障害物等を検出するレー
ザレーダ57、及び舵角を検出する舵角センサ58がそ
れぞれ接続されている。そして、この運転支援危険判断
部54は、後述するように、上記レーザレーダ57等の
検出結果から、障害物との接触可能性をドライビングデ
ィスプレイ13へ表示させることが必要であるか否かを
判定するようになっており、第2判定手段としての機能
を有するようになっている。
【0050】さらに、上記情報・警報ECU51には、
ナビゲーション手段としてのナビゲーション装置52及
びスピーカ14が接続されるようになっている。上記ナ
ビゲーション装置52は自車両の現在位置を示すのみな
らず、経路誘導を行うように構成されている。また、上
記スピーカ14は上記情報・警報ECU51に制御され
ることより警告音を出したり、エンターテイメントディ
スプレイ11、及びドライビングディスプレイ13に表
示がされると同時に音を出したりするように構成されて
いる。
【0051】つぎに、ナビゲーション装置52、コール
センタユニット53、及び運転支援危険判断部54にお
ける処理について、図17〜図19に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
【0052】まず、図17は、ナビゲーション装置52
における経路誘導の処理のフローチャートを示してお
り、ステップS41において、車両の現在位置を表示す
るようにする。次いで、ステップS42において、ナビ
ゲーション装置52による経路誘導がオンされているか
否かを判定するようにする。オンされていればステップ
S43に進む一方、オフの場合には経路誘導フラグをオ
フにして(ステップS45)、ステップS41に戻るよ
うにする。
【0053】上記ステップS43においては、車両の現
在位置が経路表示エリア内、例えば、経路を表示する必
要のある交差点を中心とした所定半径の円内であるか否
かを判定するようにし、エリア内であればステップS4
4に進む一方、エリア内でなければ経路誘導フラグをオ
フにして(ステップS45)、ステップS41に戻るよ
うにする。
【0054】そして、上記ステップS44においては経
路誘導フラグをオンにして、ステップS43に戻るよう
にする。
【0055】図18は、コールセンタユニット53にお
ける処理のフローチャートを示しており、まず、ステッ
プS51において、インフラ設備、すなわち、コールセ
ンタからの情報を受信したか否かを判定するようにす
る。そして、受信したのであればステップS52に進
み、情報表示フラグをオンにする。一方、受信していな
いのであれば、ステップS53に進み、情報表示フラグ
をオフにする。
【0056】図19は、運転支援危険判断部54におけ
る処理のフローチャートを示しており、まず、ステップ
S61において、車速センサ56による自車速、レーダ
レーダ57による前方物体、及び舵角センサ58による
舵角を検出するようにし、ステップS62において、上
記検出結果に基づき危険判断を行うようにする。そし
て、ステップS63において、上記危険判断に基づき警
報を出す必要があるか否かを判定するようにし、警告す
る必要があると判定されればステップS65に進み警報
フラグをオンする一方、必要がないと判定されればステ
ップS64に進み警報フラグをオフにする。
【0057】つぎに、上記情報・警報ECU51におけ
る処理について、図20に示すフローチャートに基づい
て説明する。
【0058】まず、ステップS21において、ナビゲー
ション装置52において経路誘導フラグがオンされてい
るか否かを判定するようにし、オンされている場合には
ステップS24に進み、情報・警報ファイルを選定し、
フラグ(S,D,E)を生成した後、ステップS22に
進むようにする。一方、オフの場合にはそのままステッ
プS22に進むようにする。
【0059】上記ステップS22においては、コールセ
ンタユニット53において情報表示フラグがオンされて
いるか否かを判定するようにする。オンされている場合
には、ステップS25に進み、情報・警報ファイルを選
定し、フラグ(S,D,E)を生成した後、ステップS
23に進むようにする。一方、オフの場合にはそのまま
ステップS23に進むようにする。
【0060】上記ステップS23においては、運転支援
危険判断部54において警告フラグがオンされているか
否かを判定するようにし、オンされている場合には、ス
テップS26に進み情報・警報ファイルを選定し、フラ
グ(S,D,E)を生成した後、ステップS27に進む
ようにする。一方、オフの場合にはそのままステップS
27に進むようにする。
【0061】ここで、上記ステップS24〜ステップS
26における処理は、各フラグが予め設定された情報・
警報ファイルにどれに該当するかを選定し、それに基づ
き各フラグS,D,Eを生成するよ処理であり、ここ
で、フラグSとはスピーカ14で音・音声出力をさせる
フラグであり、フラグDとはドライビングディスプレイ
13に表示させるフラグであり、フラグEとはエンター
テイメントディスプレイ11に表示させるフラグであ
る。また、予め設定された情報・警報ファイルとは、同
一フラグにおいて2つの情報を同時に表示させる必要が
ある場合に、どちらを優先的に表示させるかの優先順位
の設定された情報・警報ファイルをいい、このような優
先順位は不安定状態に至るまでの時間が短い、すなわ
ち、回避行動等をとることができるまでの時間が短いほ
うが優先されるように設定されている。例えば、経路誘
導情報では約10秒、緊急の道路交通情報では6秒、そ
して、障害物接触警報では3秒が、上記不安定状態に至
るまでの時間と考えられる。
【0062】そして、ステップS27においては、上記
経路誘導フラグ、情報表示フラグ、警告フラグの各フラ
グがオフであるか否かを判定するようにし、オフであれ
ばドライビングディスプレイ13の表示を消去して(ス
テップS28)、ステップS21に戻るようにする。こ
のため、上記ドライビングディスプレイ13に表示させ
る情報がない場合には、このドライビングディスプレイ
13は消えた状態(ブラックアウト)になっている。こ
れにより、上記ドライビングディスプレイ13に常時表
示がなされている場合と異なり、運転者は、気が散るこ
となく運転を行うことができるようになると共に、この
ドライビングディスプレイ13に表示されればすぐにそ
れに気付くようになるため、情報を迅速かつ確実に視認
することができるようになる。
【0063】一方、上記各フラグがオフでなければステ
ップS29に進むようにする。
【0064】上記ステップS29においては、上記ステ
ップS24〜ステップS26において生成されたフラグ
に基づき、その優先順位を判定する。ここでは、音声フ
ラグSnが最も優先され、次いでドライビングディスプ
レイフラグDn、エンターテイメントディスプレイフラ
グEnの順になっている。また、nの値は小さい方が優
先されるように設定されている。そして、優先されるフ
ラグがSnの場合にはステップS30に進むようにし、
Dnの場合にはステップS31に進み、Enの場合には
ステップS32に進むようにする。
【0065】上記ステップS30においては、音声出力
が出力中であるか否かを判定するようにし、出力中であ
る場合にはステップS33に進む一方、出力中でない場
合にはステップS35に進み、音・音声出力を行うよう
にする。一方、ステップS33においては、そのフラグ
の優先順位が、現在出力中の情報のフラグの優先順位よ
り下位か否かを判定するようにする。そして、下位であ
る場合には現在出力中の音声情報をそのまま続けるよう
にする(ステップS35)。一方、上位である場合に
は、現在出力中の音声情報に割り込みを行い(ステップ
S34)、優先順位が上位である音声情報を出力するよ
うにする(ステップS35)。そして、ステップS21
に戻るようにする。
【0066】一方、上記ステップS31においては、ド
ライビングディスプレイ13が出力中であるか否かを判
定するようにし、出力中である場合にはステップS36
に進む一方、出力中でない場合にはステップS38に進
み、ドライビングディスプレイ13の表示出力を行うよ
うにする。一方、ステップS36においては、上記ステ
ップS33と同様に、そのフラグの優先順位が現在出力
中の情報のフラグの優先順位より下位か否かを判定する
ようにする。そして、下位である場合には現在出力中の
音声情報をそのまま続けるようにする(ステップS3
8)。一方、上位である場合には、現在出力中のドライ
ビングディスプレイ情報に割り込みを行い(ステップS
37)、優先順位が上位であるドライビングディスプレ
イ情報を出力するようにする(ステップS38)。この
ドライビングディスプレイ13に表示される表示内容の
一例としては、例えば図21(a)に示すように、経路
誘導情報や、同図(b)に示すように、障害物接触警
報、また、同図(c)に示すように、緊急の道路交通情
報が挙げられ、この場合の優先順位としては、障害物接
触警報、緊急の道路交通情報、そして経路誘導情報とな
る。
【0067】一方、上記ステップS32においては、エ
ンターテイメントディスプレイ11の表示出力を行うよ
うにする。このエンターテイメントディスプレイ11に
表示される表示内容の一例としては、駐車場情報が挙げ
られ、このような駐車場情報は、図22(a)〜(c)
に示すように3面で1組による情報量の多いものとなっ
ている。
【0068】このように、上記情報・警報ECU51
は、上記第1判定手段としてのコールセンタユニット5
3及び第2判定手段としての運転支援危険判断部53に
よる警報に対し優先順位を設定して、警報発生手段とし
てのスピーカ4からの音・音声出力またはドライビング
ディスプレイ13の表示を行う警報制御手段としての機
能を有している。
【0069】つぎに、上記実施形態の作用・効果を説明
する。
【0070】障害物接触警報、緊急の道路交通情報、及
び経路誘導情報を同時に警報する必要になったときは、
不適合状態に至るまでの時間が短いものに対応した警報
を優先して発するというように予め設定された優先順位
に従って警報または表示がなされるため、より迅速な行
動が必要とされる警報をより早く知ることができるよう
になる。このため、運転者は、その警報に対する回避行
動を迅速に行うことができるようになり、その結果、走
行の安定性を十分に確保することができるようになる。
【0071】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
ステアリングホイールとして、図15に示すように、横
長楕円形状のものを用いているが、これに限らず、例え
ば以下の「その1」〜「その3」に示すような形状のス
テアリングホイールを用いてもよい。このようなステア
リングホイールであっても、このステアリングホイール
を正位置にした状態では、真円形状のステアリングホイ
ールの場合にその径の分だけ離れた領域よりも運転者側
に上記ドライビングディスプレイ13を配設させること
ができるようになり、ドライビングディスプレイ13の
視認性をより向上させることができるようになる。
【0072】(その1)「その1」に係るステアリング
ホイールは、図23(a)に示すように、ステアリング
ホイール21の上側部分がΔUだけ縮められている一
方、下側部分は上側部分よりもその縮み量が少なくなる
ようになっている(ΔU>ΔL)。また、同図(b)に
示すように、上側部分のみを縮めるようにしたステアリ
ングホイール22のようにしてもよい(ΔL=0)。
【0073】(その2)「その2」に係るステアリング
ホイールは、図24(a)に示すように、ステアリング
ホイール23の上下部分がカットされている形状を有し
ている(ΔU=ΔL)。また、同図(b)に示すよう
に、下側部分のカットする量を上側部分のカットする量
よりも少なくなるようにしたステアリングホイール24
のようにしてもよい(ΔU>ΔL)。さらに、同図
(c)に示すように、上側部分のみをカットするように
したステアリングホイール25のようにしてもよい(Δ
L=0)。
【0074】(その3)「その3」に係るステアリング
ホイールは、図25に示すように、ステアリングホイー
ル26の左右部分が縮められたような形状を有している
(Δl=Δr)。この場合でも、上記ステアリングホイ
ール26を正位置にした状態では、真円形状のステアリ
ングホイールの場合にその径の分だけ離れた領域(同図
の2点鎖線で示す参照)よりも運転者側にドライビング
ディスプレイ13を配設することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る警報装置が配設された
インストルメントパネルを示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面を示す断面説明図である。
【図3】メータユニットを示す拡大図である。
【図4】表示装置に表示される情報を、情報量及び緊急
性に対してプロットして分類した説明図である。
【図5】前方注視点の定義を示す説明図である。
【図6】表示装置の視認性評価実験に用いる装置の構成
を示す説明図である。
【図7】警報装置の視認性評価実験における警報装置の
配置を示す説明図である。
【図8】図7のB−B断面を示す断面説明図である。
【図9】警報装置の視認性評価実験を行う仮想道路コー
ス及び表示ポイントを示す説明図である。
【図10】警報装置の視認性評価実験において警報装置
に表示させる経路選択情報の一例を示す図である。
【図11】警報装置の視認性評価実験において、検出デ
ータの一例を示す説明図である。
【図12】警報装置の視認性評価実験において、車両の
ふらつきを判定するフローチャートである。
【図13】警報装置の視認性評価実験において、仮想道
路コースを一回走行した場合の検出データの一例を示す
説明図である。
【図14】警報装置の視認性評価実験における評価結果
を示す説明図である。
【図15】ステアリングホイールを示す正面図である。
【図16】車両の警報装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図17】ナビゲーション装置における経路誘導の処理
を示すフローチャートである。
【図18】コールセンタユニットにおける処理を示すフ
ローチャートである。
【図19】運転支援危険判断部における処理を示すフロ
ーチャートである。
【図20】情報・警報ECUにおける処理を示すフロー
チャートである。
【図21】ドライビングディスプレイに表示される表示
内容の一例を示す説明図である。
【図22】エンターテイメントディスプレイに表示され
る表示内容の一例を示す説明図である。
【図23】他の実施形態に係るステアリングホイールを
示す図15対応図である。
【図24】図23とは異なる他の実施形態に係るステア
リングホイールを示す図15対応図である。
【図25】図23及び図24とは異なる他の実施形態に
係るステアリングホイールを示す図15対応図である。
【符号の説明】
13 ドライビングディスプレイ(警報表示
手段) 14 スピーカ(警報出力手段) 51 情報・警報ECU(警報制御手段) 52 ナビゲーション装置(ナビゲーション
手段) 53 コールセンタユニット(第1判定手
段) 54 運転支援危険判断部(第2判定手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状態が前方の道路状況に対し
    て第1の不適合状態になるため警報が必要であることを
    判定する第1判定手段と、 車両の走行状態が前方の道路状況に対して上記第1の不
    適合状態とは異なる第2の不適合状態になるため警報が
    必要であることを判定する第2判定手段と、 上記第1及び第2判定手段による判定に基づき、運転者
    に対し不適合状態に応じた警報を出力する警報出力手段
    と、 上記第1判定手段の判定に基づく警報と、上記第2判定
    手段の判定に基づく警報とが同時に必要になったとき、
    車両の走行が不安定になる懸念の大きい不適合状態に対
    する警報を優先して上記警報出力手段に出力させる警報
    制御手段とを備えていることを特徴とする車両の警報装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第1判定手段は、走行路前方の道路環境が急変するため
    警報が必要であると判定するように構成されている一
    方、 第2判定手段は、障害物と接触する可能性があるため警
    報が必要であると判定するように構成されており、 警報制御手段は、上記第1及び第2判定手段の判定に基
    づく警報が同時に必要になったときに、上記第2警報手
    段の判定に基づく警報を優先して警報出力手段にさせる
    ように構成されていることを特徴とする車両の警報装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 車両の走行経路を誘導するナビゲーション手段を備え、 警報出力手段は、上記ナビゲーション手段による経路誘
    導情報を出力するように構成され、 警報制御手段は、上記経路誘導情報と、第1または第2
    判定手段の判定に基づく警報とが同時に必要になったと
    きに、上記第1または第2判定手段の判定に基づく警報
    を優先して上記警報出力手段に出力させるように構成さ
    れていることを特徴とする車両の警報装置。
  4. 【請求項4】 車両の走行状態が前方の道路状況に対し
    て第1の不適合状態になるため警報が必要であることを
    判定する第1判定手段と、 車両の走行状態が前方の道路状況に対して上記第1の不
    適合状態とは異なる第2の不適合状態になるため警報が
    必要であることを判定する第2判定手段と、 上記第1及び第2判定手段による判定に基づき、運転者
    に対し不適合状態に応じた警報を表示する警報表示手段
    と、 上記第1判定手段の判定に基づく警報と、上記第2判定
    手段の判定に基づく警報とが同時に必要になったとき、
    車両の走行が不安定になる懸念の大きい不適合状態に対
    する警報を優先して上記警報表示手段に表示させる警報
    制御手段とを備えていることを特徴とする車両の警報装
    置。
  5. 【請求項5】 車両の走行状態が前方の道路状況に対し
    て不適合状態になるため警報が必要であることを判定す
    る判定手段と、 上記判定手段により判定される不適合状態の種類に応じ
    て異なる警報を出力する警報出力手段と、 上記異なる警報が同時に必要になったとき、現時点から
    その不適合状態になるまでの時間が短いものに対応する
    警報を優先して上記警報出力手段に出力させる警報制御
    手段とを備えていることを特徴とする車両の警報装置。
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