JP2000168437A - 車両用照明装置 - Google Patents
車両用照明装置Info
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- JP2000168437A JP2000168437A JP34907498A JP34907498A JP2000168437A JP 2000168437 A JP2000168437 A JP 2000168437A JP 34907498 A JP34907498 A JP 34907498A JP 34907498 A JP34907498 A JP 34907498A JP 2000168437 A JP2000168437 A JP 2000168437A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の走行環境に応じて他車両に眩惑を与え
ることなく視認性向上を可能とする。 【解決手段】 可動の複数の配光部1を有する前照灯1
3と、可動の配光部1を駆動して配光パターンを変更す
る駆動手段3と、自車の前方を走行する先行車の存在を
検出する先行車検出手段5と、自車又は先行車の少なく
とも一方の走行状態を検出する走行状態検出手段7と、
先行車検出手段5及び走行状態検出手段7の検出に基い
て駆動手段3の駆動量を演算する演算手段9と、演算手
段9の演算結果に基づいて駆動手段3を駆動する制御手
段11とを備え、複数の配光部1は、前照灯13の光軸
を含む水平ラインより下側に存在する明るいエリアであ
るホットゾーン用の第一の配光部と、ホットゾーンを広
く囲むぼんやりと明るい周辺光用の第二の配光部とを少
なくとも有し、第一の配光部が左右方向へ可動に構成さ
れたことを特徴とする。
ることなく視認性向上を可能とする。 【解決手段】 可動の複数の配光部1を有する前照灯1
3と、可動の配光部1を駆動して配光パターンを変更す
る駆動手段3と、自車の前方を走行する先行車の存在を
検出する先行車検出手段5と、自車又は先行車の少なく
とも一方の走行状態を検出する走行状態検出手段7と、
先行車検出手段5及び走行状態検出手段7の検出に基い
て駆動手段3の駆動量を演算する演算手段9と、演算手
段9の演算結果に基づいて駆動手段3を駆動する制御手
段11とを備え、複数の配光部1は、前照灯13の光軸
を含む水平ラインより下側に存在する明るいエリアであ
るホットゾーン用の第一の配光部と、ホットゾーンを広
く囲むぼんやりと明るい周辺光用の第二の配光部とを少
なくとも有し、第一の配光部が左右方向へ可動に構成さ
れたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に設けられ
て、車両の外部を照射する車両用照明装置に関するもの
である。
て、車両の外部を照射する車両用照明装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の車両用照明装置として、ヘ
ッドランプやフォグランプなど主として車両の前方を照
射し、夜間走行時の前方視認性を確保するものや、コー
ナリングランプのように車両が旋回するときに車両の側
方を照射し、旋回走行時に側方視認性を確保するものが
ある。また、ヘッドランプなどでは、走行ビーム(ハイ
ビーム)とすれ違いビーム(ロービーム)とを切り替え
ることにより、対向車や先行車に幻惑を与えないように
しているが、配光パターンが変化すると言えるものでは
なく、側方視認性の向上等に対しては限界があった。
ッドランプやフォグランプなど主として車両の前方を照
射し、夜間走行時の前方視認性を確保するものや、コー
ナリングランプのように車両が旋回するときに車両の側
方を照射し、旋回走行時に側方視認性を確保するものが
ある。また、ヘッドランプなどでは、走行ビーム(ハイ
ビーム)とすれ違いビーム(ロービーム)とを切り替え
ることにより、対向車や先行車に幻惑を与えないように
しているが、配光パターンが変化すると言えるものでは
なく、側方視認性の向上等に対しては限界があった。
【0003】一方、これまで提案された配光パターンを
変化させる車両用照明装置としては、光軸を上下、左右
に移動、回動させるもの、ハイビームとロービームの中
間パターンを段階的あるいは無段階的に作りだすもの、
照射範囲を拡大縮小させるものなどであるが、灯体が持
つ基本的な配光パターンは変化していないといえる。
変化させる車両用照明装置としては、光軸を上下、左右
に移動、回動させるもの、ハイビームとロービームの中
間パターンを段階的あるいは無段階的に作りだすもの、
照射範囲を拡大縮小させるものなどであるが、灯体が持
つ基本的な配光パターンは変化していないといえる。
【0004】これに対し、例えば特開平8−18338
5号公報に示されたものでは、灯体が固定リフレクタと
可動リフレクタを持ち、車両旋回時に前記可動リフレク
タが旋回方向へ回動し、旋回方向を照射することで旋回
方向の視認性を高めつつ、車両前方の視認性を維持する
ようにしている。また、例えば、特開平7−21803
号公報に示されたものでは、ヘッドランプの照射範囲内
に設けられた遮光手段を車幅方向と車両上下方向とへ移
動可能とし、他車両の位置に基づいて前記遮光手段を移
動させ、先行車に対する眩惑性を低減させつつ、視認性
を向上させるようにしている。
5号公報に示されたものでは、灯体が固定リフレクタと
可動リフレクタを持ち、車両旋回時に前記可動リフレク
タが旋回方向へ回動し、旋回方向を照射することで旋回
方向の視認性を高めつつ、車両前方の視認性を維持する
ようにしている。また、例えば、特開平7−21803
号公報に示されたものでは、ヘッドランプの照射範囲内
に設けられた遮光手段を車幅方向と車両上下方向とへ移
動可能とし、他車両の位置に基づいて前記遮光手段を移
動させ、先行車に対する眩惑性を低減させつつ、視認性
を向上させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−183385号ものでは、車両旋回時の旋回方向の
視認性は向上されるが、自車の前方に先行車がいるよう
な状況で先行車に対する眩惑防止については考慮されて
いないと言う問題があった。また、特開平7ー2180
3号のものでは、遮光部分が上下左右に動くので先行車
への眩惑性は低減できるが、視認性に大きく寄与する光
軸付近の明るい部分(ホットゾーン)は固定となってい
るため、さらなる視認性向上には限界があった。
8−183385号ものでは、車両旋回時の旋回方向の
視認性は向上されるが、自車の前方に先行車がいるよう
な状況で先行車に対する眩惑防止については考慮されて
いないと言う問題があった。また、特開平7ー2180
3号のものでは、遮光部分が上下左右に動くので先行車
への眩惑性は低減できるが、視認性に大きく寄与する光
軸付近の明るい部分(ホットゾーン)は固定となってい
るため、さらなる視認性向上には限界があった。
【0006】本発明は、自車の前方に先行車がいるよう
な状況で車両の走行環境に応じて、先行車に眩惑を与え
ることなく、先行車の周辺で必要な部分の視認性向上を
行うことを課題としている。
な状況で車両の走行環境に応じて、先行車に眩惑を与え
ることなく、先行車の周辺で必要な部分の視認性向上を
行うことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、それ
ぞれ部分的な配光パターンを出力すると共に、該部分的
な配光パターンを組み合わせて集合配光パターンを形成
し、且つ少なくとも一つが可動の複数の配光部を有する
前照灯と、前記可動の配光部を駆動して前記配光パター
ンを変更する駆動手段と、自車の前方を走行する先行車
の存在を検出する先行車検出手段と、前記自車又は先行
車の少なくとも一方の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、前記先行車検出手段及び走行状態検出手段の検
出結果に基いて前記駆動手段の駆動量を演算する演算手
段と、該演算手段の演算結果に基づいて前記駆動手段へ
駆動信号を出力する制御手段とを備え、前記複数の配光
部は、前記前照灯の光軸を含む水平ラインより下側に存
在する明るいエリアであるホットゾーン用の第一の配光
部と、ホットゾーンを囲む周辺光用の第二の配光部とか
ら少なくともなり、且つ前記第一の配光部が左右方向へ
可動に構成されたことを特徴とする。
ぞれ部分的な配光パターンを出力すると共に、該部分的
な配光パターンを組み合わせて集合配光パターンを形成
し、且つ少なくとも一つが可動の複数の配光部を有する
前照灯と、前記可動の配光部を駆動して前記配光パター
ンを変更する駆動手段と、自車の前方を走行する先行車
の存在を検出する先行車検出手段と、前記自車又は先行
車の少なくとも一方の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、前記先行車検出手段及び走行状態検出手段の検
出結果に基いて前記駆動手段の駆動量を演算する演算手
段と、該演算手段の演算結果に基づいて前記駆動手段へ
駆動信号を出力する制御手段とを備え、前記複数の配光
部は、前記前照灯の光軸を含む水平ラインより下側に存
在する明るいエリアであるホットゾーン用の第一の配光
部と、ホットゾーンを囲む周辺光用の第二の配光部とか
ら少なくともなり、且つ前記第一の配光部が左右方向へ
可動に構成されたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車から
先行車までの距離と、自車進行方向に対する先行車の角
度を検出し、前記演算手段は、前記走行状態検出手段に
よって検出された前記距離、及び角度によって前記駆動
量を演算し、前記制御手段は、前記演算結果に基づき前
記第一の配光部を自車走行車線側の路肩方向へ移動する
ように前記駆動手段へ駆動信号を出力することを特徴と
する。
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車から
先行車までの距離と、自車進行方向に対する先行車の角
度を検出し、前記演算手段は、前記走行状態検出手段に
よって検出された前記距離、及び角度によって前記駆動
量を演算し、前記制御手段は、前記演算結果に基づき前
記第一の配光部を自車走行車線側の路肩方向へ移動する
ように前記駆動手段へ駆動信号を出力することを特徴と
する。
【0009】請求項3は、請求項1記載の車両用照明装
置であって、前記走行状態検出手段は、自車から先行車
までの距離と、自車進行方向に対する先行車の角度と、
自車及び先行車の走行車線とを検出し、前記演算手段
は、前記走行状態検出手段によって検出された前記距
離、及び角度によって前記駆動量を演算し、前記制御手
段は、先行車の車線が自車の走行車線と同じ場合は、前
記演算結果に基づき前記第一の配光部を自車走行車線側
の路肩方向へ移動するように前記駆動手段を駆動するこ
とを特徴とする。
置であって、前記走行状態検出手段は、自車から先行車
までの距離と、自車進行方向に対する先行車の角度と、
自車及び先行車の走行車線とを検出し、前記演算手段
は、前記走行状態検出手段によって検出された前記距
離、及び角度によって前記駆動量を演算し、前記制御手
段は、先行車の車線が自車の走行車線と同じ場合は、前
記演算結果に基づき前記第一の配光部を自車走行車線側
の路肩方向へ移動するように前記駆動手段を駆動するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1記載の車両用
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車から
先行車までの距離と、自車進行方向に対する先行車の角
度と、自車及び先行車の走行車線とを検出し、前記先行
車検出手段は、先行車の走行車線が自車の走行車線と同
じ場合は自車走行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接
車線の先行車を検出し、前記演算手段は、前記走行状態
検出手段によって検出された前記距離、及び角度によっ
て前記駆動量を演算し、前記制御手段は、自車走行車線
の自車走行車線側の路肩方向隣接車線に先行車が存在し
なかった場合に、前記演算結果に基づき前記第一の配光
部を自車走行車線側の路肩方向へ移動するように前記駆
動手段へ駆動信号を出力することを特徴とする。
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車から
先行車までの距離と、自車進行方向に対する先行車の角
度と、自車及び先行車の走行車線とを検出し、前記先行
車検出手段は、先行車の走行車線が自車の走行車線と同
じ場合は自車走行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接
車線の先行車を検出し、前記演算手段は、前記走行状態
検出手段によって検出された前記距離、及び角度によっ
て前記駆動量を演算し、前記制御手段は、自車走行車線
の自車走行車線側の路肩方向隣接車線に先行車が存在し
なかった場合に、前記演算結果に基づき前記第一の配光
部を自車走行車線側の路肩方向へ移動するように前記駆
動手段へ駆動信号を出力することを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれ
かに記載の配光制御システムであって、前記走行状態検
出手段は、先行車が停止しているかどうかを検出し、前
記制御手段は、先行車が停止していない場合に、前記演
算手段の演算結果に基づき前記第一の配光部を自車走行
車線側の路肩方向へ移動するように前記駆動手段へ駆動
信号を出力することを特徴とする。
かに記載の配光制御システムであって、前記走行状態検
出手段は、先行車が停止しているかどうかを検出し、前
記制御手段は、先行車が停止していない場合に、前記演
算手段の演算結果に基づき前記第一の配光部を自車走行
車線側の路肩方向へ移動するように前記駆動手段へ駆動
信号を出力することを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5記載の車両用
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、先行車が
停止していることを検出した場合に、該先行車が停車し
ているかどうかを検出し、前記制御手段は、先行車が停
車している場合に、前記演算手段の演算結果に基づき前
記第一の配光部を前記先行車よりも対向車線側へ移動す
るように前記駆動手段を駆動することを特徴とする。
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、先行車が
停止していることを検出した場合に、該先行車が停車し
ているかどうかを検出し、前記制御手段は、先行車が停
車している場合に、前記演算手段の演算結果に基づき前
記第一の配光部を前記先行車よりも対向車線側へ移動す
るように前記駆動手段を駆動することを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれ
かに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態検出
手段は、自車走行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接
車線に先行車が存在する場合に、該先行車が停車してい
るかどうかを検出し、前記制御手段は、該先行車が停車
している場合に、前記演算結果に基づき前記第一の配光
部を自車走行車線側の路肩方向へ移動するように前記駆
動手段を駆動することを特徴とする。
かに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態検出
手段は、自車走行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接
車線に先行車が存在する場合に、該先行車が停車してい
るかどうかを検出し、前記制御手段は、該先行車が停車
している場合に、前記演算結果に基づき前記第一の配光
部を自車走行車線側の路肩方向へ移動するように前記駆
動手段を駆動することを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項2〜7のいずれ
かに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態検出
手段は、自車の方向指示器の動作状況を検出し、前記制
御手段は、自車の方向指示器対向車線側へ作動された場
合に、前記演算結果に基づき前記第一の配光部を前記先
行車よりも対向車線側へ移動するように前記駆動手段へ
駆動信号を出力することを特徴とする。
かに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態検出
手段は、自車の方向指示器の動作状況を検出し、前記制
御手段は、自車の方向指示器対向車線側へ作動された場
合に、前記演算結果に基づき前記第一の配光部を前記先
行車よりも対向車線側へ移動するように前記駆動手段へ
駆動信号を出力することを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かに記載の車両用照明装置であって、前記先行車検出手
段は、自車に備えられたカメラで取り込んだ前方の道路
画像を画像処理することによって先行車を検出するか、
自車前方をレーザーやミリ波によってセンシングするレ
ーダ装置によって先行車を検出するか、道路インフラも
しくは自車以外の車両から得られる情報から先行車を検
出するかのいずれか又はこれらの組み合わせであること
を特徴とする。
かに記載の車両用照明装置であって、前記先行車検出手
段は、自車に備えられたカメラで取り込んだ前方の道路
画像を画像処理することによって先行車を検出するか、
自車前方をレーザーやミリ波によってセンシングするレ
ーダ装置によって先行車を検出するか、道路インフラも
しくは自車以外の車両から得られる情報から先行車を検
出するかのいずれか又はこれらの組み合わせであること
を特徴とする。
【0016】請求項10発明は、請求項9記載の車両用
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車に備
えられたカメラで取り込んだ前方の道路画像を画像処理
することによって先行車までの距離を計測するか、車両
前方をレーザーやミリ波によってセンシングするレーダ
装置によって先行車までの距離を計測するか、道路イン
フラもしくは自車以外の車両から得られる情報から先行
車までの距離を計測するかのいずれか又はこれらの組み
合わせであることを特徴とする。
照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車に備
えられたカメラで取り込んだ前方の道路画像を画像処理
することによって先行車までの距離を計測するか、車両
前方をレーザーやミリ波によってセンシングするレーダ
装置によって先行車までの距離を計測するか、道路イン
フラもしくは自車以外の車両から得られる情報から先行
車までの距離を計測するかのいずれか又はこれらの組み
合わせであることを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項10記載の車
両用照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車
に備えられたカメラで取り込んだ前方の道路画像を画像
処理することによって自車に対する先行車の角度を計測
するか、自車前方をレーザーやミリ波によってセンシン
グするレーダ装置によって自車進行方向に対する先行車
の角度を計測するか、道路インフラもしくは自車以外の
車両から得られる情報から自車進行方向に対する先行車
の角度を計測するかのいずれか又はこれらの組み合わせ
であることを特徴とする。
両用照明装置であって、前記走行状態検出手段は、自車
に備えられたカメラで取り込んだ前方の道路画像を画像
処理することによって自車に対する先行車の角度を計測
するか、自車前方をレーザーやミリ波によってセンシン
グするレーダ装置によって自車進行方向に対する先行車
の角度を計測するか、道路インフラもしくは自車以外の
車両から得られる情報から自車進行方向に対する先行車
の角度を計測するかのいずれか又はこれらの組み合わせ
であることを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項3〜8のいず
れかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態検
出手段は、自車に備えられたカメラから取り込んだ前方
の道路画像を画像処理することによって先行車の走行車
線を検出するか、自車の車速と自車の蛇角と先行車まで
の距離と自車進行方向に対する先行車の角度とによって
先行車の走行車線を検出するか、道路インフラもしくは
自車以外の車両から得られる情報から先行車の走行車線
を検出するかのいずれか又はこれらの組み合わせである
ことを特徴とする。
れかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態検
出手段は、自車に備えられたカメラから取り込んだ前方
の道路画像を画像処理することによって先行車の走行車
線を検出するか、自車の車速と自車の蛇角と先行車まで
の距離と自車進行方向に対する先行車の角度とによって
先行車の走行車線を検出するか、道路インフラもしくは
自車以外の車両から得られる情報から先行車の走行車線
を検出するかのいずれか又はこれらの組み合わせである
ことを特徴とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項12記載の車
両用照明装置であって、前記走行状態検出手段は、検出
された自車の車速と自車の蛇角とから自車の走行経路の
曲率半径を求め、該曲率半径と検出された先行車までの
距離とから自車と同一車線を走行していたと仮定したと
きの自車進行方向に対する先行車の角度を算出し、該角
度と検出した自車進行方向に対する先行車の角度とを比
較し、該比較により両角度が略等しい場合に、先行車の
走行車線と自車の走行車線とが同じと判断することを特
徴とする。
両用照明装置であって、前記走行状態検出手段は、検出
された自車の車速と自車の蛇角とから自車の走行経路の
曲率半径を求め、該曲率半径と検出された先行車までの
距離とから自車と同一車線を走行していたと仮定したと
きの自車進行方向に対する先行車の角度を算出し、該角
度と検出した自車進行方向に対する先行車の角度とを比
較し、該比較により両角度が略等しい場合に、先行車の
走行車線と自車の走行車線とが同じと判断することを特
徴とする。
【0020】請求項14の発明は、請求項4〜13のい
ずれかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態
検出手段は、自車に備えられたカメラから取り込んだ前
方の道路画像を画像処理することによって自車走行車線
の自車走行車線側の路肩方向隣接車線に先行車を検出す
るか、車両前方をレーザーやミリ波によってセンシング
するレーダ装置によって自車走行車線の自車走行車線側
の路肩方向隣接車線に先行車を検出するか、道路インフ
ラもしくは自車以外の車両から得られる情報から自車走
行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接車線に先行車を
検出するかのいずれか又はこれらの組み合わせであるこ
とを特徴とする。
ずれかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態
検出手段は、自車に備えられたカメラから取り込んだ前
方の道路画像を画像処理することによって自車走行車線
の自車走行車線側の路肩方向隣接車線に先行車を検出す
るか、車両前方をレーザーやミリ波によってセンシング
するレーダ装置によって自車走行車線の自車走行車線側
の路肩方向隣接車線に先行車を検出するか、道路インフ
ラもしくは自車以外の車両から得られる情報から自車走
行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接車線に先行車を
検出するかのいずれか又はこれらの組み合わせであるこ
とを特徴とする。
【0021】請求項15の発明は、請求項5〜14のい
ずれかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態
検出手段は、自車と先行車との相対速度を検出して自車
の車速と略等しければ先行車は停止状態であると判断す
るか、道路インフラもしくは自車以外の車両から得られ
る情報から先行車の車速を検出して、先行車の車速が略
0であれば先行車は停止していると判断するかのいずれ
か又はこれらの組み合わせであることを特徴とする。
ずれかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態
検出手段は、自車と先行車との相対速度を検出して自車
の車速と略等しければ先行車は停止状態であると判断す
るか、道路インフラもしくは自車以外の車両から得られ
る情報から先行車の車速を検出して、先行車の車速が略
0であれば先行車は停止していると判断するかのいずれ
か又はこれらの組み合わせであることを特徴とする。
【0022】請求項16の発明は、請求項6〜15のい
ずれかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態
検出手段は、道路インフラもしくは自車以外の車両から
得られる情報から先行車および自車走行車線側の路肩方
向隣接車線に存在する先行車が停車しているかどうかを
検出することを特徴とする。
ずれかに記載の車両用照明装置であって、前記走行状態
検出手段は、道路インフラもしくは自車以外の車両から
得られる情報から先行車および自車走行車線側の路肩方
向隣接車線に存在する先行車が停車しているかどうかを
検出することを特徴とする。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明では、自車の前方に先行
車が存在する状況で、自車又は先行車の少なくとも一方
の走行状態の検出により、ホットゾーン用の第一の配光
部が左右方向へ駆動され、周辺光用の第二の配光部はそ
のままの状態を維持するので、自車前方の視認性低下及
び先行車への眩惑を抑制しながら、先行車の周辺で必要
な部分の視認性向上を行うことができる。
車が存在する状況で、自車又は先行車の少なくとも一方
の走行状態の検出により、ホットゾーン用の第一の配光
部が左右方向へ駆動され、周辺光用の第二の配光部はそ
のままの状態を維持するので、自車前方の視認性低下及
び先行車への眩惑を抑制しながら、先行車の周辺で必要
な部分の視認性向上を行うことができる。
【0024】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、自車から先行車までの距離及び、自車に対す
る先行車の角度によって駆動量を演算し、第一の配光部
を左方側へ移動することができ、先行車の特に左方側の
必要な部分の視認性向上を正確に行うことができる。
果に加え、自車から先行車までの距離及び、自車に対す
る先行車の角度によって駆動量を演算し、第一の配光部
を左方側へ移動することができ、先行車の特に左方側の
必要な部分の視認性向上を正確に行うことができる。
【0025】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、先行車の車線が自車の走行車線と同じ場合
に、第一の配光部を左方側へ移動することができ、より
正確に、自車前方の視認性低下及び先行車への眩惑を抑
制しながら、先行車の特に左側の必要な部分の視認性向
上を行うことができる。
果に加え、先行車の車線が自車の走行車線と同じ場合
に、第一の配光部を左方側へ移動することができ、より
正確に、自車前方の視認性低下及び先行車への眩惑を抑
制しながら、先行車の特に左側の必要な部分の視認性向
上を行うことができる。
【0026】請求項4の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、自車走行車線の前方に先行車が存在し、その
左側隣接車線に先行車が存在しなかった場合に、第一の
配光部を左方側へ移動することができ、左側隣接車線の
先行車の眩惑を防止することができる。
果に加え、自車走行車線の前方に先行車が存在し、その
左側隣接車線に先行車が存在しなかった場合に、第一の
配光部を左方側へ移動することができ、左側隣接車線の
先行車の眩惑を防止することができる。
【0027】請求項5の発明では、請求項2〜4のいず
れかの発明の効果に加え、先行車が停止していない場合
に、第一の配光部を左方側へ移動することができ、自車
前方の走行中の先行車の左方側の視認性向上を確実に図
ることができる。
れかの発明の効果に加え、先行車が停止していない場合
に、第一の配光部を左方側へ移動することができ、自車
前方の走行中の先行車の左方側の視認性向上を確実に図
ることができる。
【0028】請求項6の発明では、請求項5の発明の効
果に加え、先行車が駐車状態である場合に、第一の配光
部を右方側へ移動することができ、駐車状態の先行車を
避けてその右側を通り抜ける場合に、必要な箇所の視認
性を確実に向上させることができる。
果に加え、先行車が駐車状態である場合に、第一の配光
部を右方側へ移動することができ、駐車状態の先行車を
避けてその右側を通り抜ける場合に、必要な箇所の視認
性を確実に向上させることができる。
【0029】請求項7の発明では、請求項4〜6のいず
れかの発明の効果に加え、自車走行車線の前方に先行車
が存在し、その左側隣接車線に存在する先行車が駐車状
態である場合に、第一の配光部を左方側へ移動すること
ができ、左側隣接車線の駐車中の先行車があっても、自
車前方の走行中の先行車の左側の視認性向上を確実に図
ることができる。
れかの発明の効果に加え、自車走行車線の前方に先行車
が存在し、その左側隣接車線に存在する先行車が駐車状
態である場合に、第一の配光部を左方側へ移動すること
ができ、左側隣接車線の駐車中の先行車があっても、自
車前方の走行中の先行車の左側の視認性向上を確実に図
ることができる。
【0030】請求項8の発明では、請求項2〜7のいず
れかの発明の効果に加え、自車の右側の方向指示器が作
動した場合に、第一の配光部を右方側へ移動することが
でき、先行車の右側を通り抜けるときや、先行者を追い
越すとき、必要な箇所の視認性を確実に向上させること
ができる。
れかの発明の効果に加え、自車の右側の方向指示器が作
動した場合に、第一の配光部を右方側へ移動することが
でき、先行車の右側を通り抜けるときや、先行者を追い
越すとき、必要な箇所の視認性を確実に向上させること
ができる。
【0031】請求項9の発明では、請求項1〜8のいず
れかの発明の効果に加え、先行車を確実に検出して、正
確な制御を行わせることができる。
れかの発明の効果に加え、先行車を確実に検出して、正
確な制御を行わせることができる。
【0032】請求項10発明では、請求項9記載の発明
の効果に加え、先行車までの距離を確実に計測して、正
確な制御を行わせることができる。
の効果に加え、先行車までの距離を確実に計測して、正
確な制御を行わせることができる。
【0033】請求項11の発明では、請求項10の発明
の効果に加え、自車に対する先行車の角度を確実に計測
して、正確な制御を行わせることができる。
の効果に加え、自車に対する先行車の角度を確実に計測
して、正確な制御を行わせることができる。
【0034】請求項12の発明では、請求項3〜8のい
ずれかの発明の効果に加え、先行車の走行車線を確実に
検出して、正確な制御を行わせることができる。
ずれかの発明の効果に加え、先行車の走行車線を確実に
検出して、正確な制御を行わせることができる。
【0035】請求項13の発明では、請求項12の発明
の効果に加え、自車の走行経路が曲路であっても、自車
と同一走行車線の先行車を判断し、正確な制御を行わせ
ることができる。
の効果に加え、自車の走行経路が曲路であっても、自車
と同一走行車線の先行車を判断し、正確な制御を行わせ
ることができる。
【0036】請求項14の発明では、請求項4〜13の
いずれかの発明の効果に加え、自車走行車線の左側隣接
車線に先行車を確実に検出して、正確な制御を行わせる
ことができる。
いずれかの発明の効果に加え、自車走行車線の左側隣接
車線に先行車を確実に検出して、正確な制御を行わせる
ことができる。
【0037】請求項15の発明では、請求項5〜14の
いずれかの発明の効果に加え、先行車の停止状態を確実
に判断して、正確な制御を行わせることができる。
いずれかの発明の効果に加え、先行車の停止状態を確実
に判断して、正確な制御を行わせることができる。
【0038】請求項16の発明では、請求項6〜15の
いずれかの発明の効果に加え、先行車および左側隣接車
線に存在する先行車の駐停車状態を検出することがで
き、正確な制御を行わせることができる。
いずれかの発明の効果に加え、先行車および左側隣接車
線に存在する先行車の駐停車状態を検出することがで
き、正確な制御を行わせることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。
に示す実施例に基づいて説明する。
【0040】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例に係る車両用照明装置の機能ブロック図である。
例に係る車両用照明装置の機能ブロック図である。
【0041】図1のように、本発明の車両用照明装置
は、複数の配光部1を有する前照灯13と、駆動手段3
と、先行車検出手段5と、走行状態検出手段7と、演算
手段9と、制御手段11とからなっている。
は、複数の配光部1を有する前照灯13と、駆動手段3
と、先行車検出手段5と、走行状態検出手段7と、演算
手段9と、制御手段11とからなっている。
【0042】前記配光部1は、それぞれ部分的な配光パ
ターンを出力すると共に、該部分的な配光パターンを組
み合わせて集合配光パターンを形成し、後述するように
少なくとも一つが可動となっている。前記駆動手段3
は、前記複数の配光部1の内、可動のものを駆動して前
記配光パターンを変更する。即ち、前照灯13は、自車
の前方に先行車が存在しないと判断されたとき、通常の
第1の状態(一般のハイビーム、ロービーム、もしくは
それらに準ずる状態)で照射し、先行車が存在すると判
断されたときは、ホットゾーンを構成する配光パターン
が自車および先行車の走行状態に応じて左右に移動した
第2の状態で照射する。
ターンを出力すると共に、該部分的な配光パターンを組
み合わせて集合配光パターンを形成し、後述するように
少なくとも一つが可動となっている。前記駆動手段3
は、前記複数の配光部1の内、可動のものを駆動して前
記配光パターンを変更する。即ち、前照灯13は、自車
の前方に先行車が存在しないと判断されたとき、通常の
第1の状態(一般のハイビーム、ロービーム、もしくは
それらに準ずる状態)で照射し、先行車が存在すると判
断されたときは、ホットゾーンを構成する配光パターン
が自車および先行車の走行状態に応じて左右に移動した
第2の状態で照射する。
【0043】前記先行車検出手段5は、自車の前方に同
一方向へ走行する車両を先行車として検出し、演算手段
9へ信号を出力する。前記走行状態検出手段7は、自車
又は先行車の少なくとも一方、実施例では双方の車速、
蛇角、位置、機器の動作としてハンドル、車速計、方向
指示器などの機器の動作信号を走行に関わる状態として
検出し、演算手段9へ信号を出力する。
一方向へ走行する車両を先行車として検出し、演算手段
9へ信号を出力する。前記走行状態検出手段7は、自車
又は先行車の少なくとも一方、実施例では双方の車速、
蛇角、位置、機器の動作としてハンドル、車速計、方向
指示器などの機器の動作信号を走行に関わる状態として
検出し、演算手段9へ信号を出力する。
【0044】前記演算手段9は、前記先行車検出手段5
及び走行状態検出手段7の検出に基いて前記駆動手段3
の駆動量を演算する。前記制御手段11は、前記演算手
段9の演算結果に基いて前記駆動手段3を駆動する。
及び走行状態検出手段7の検出に基いて前記駆動手段3
の駆動量を演算する。前記制御手段11は、前記演算手
段9の演算結果に基いて前記駆動手段3を駆動する。
【0045】前記複数の配光部1は、本実施例において
図2の自動車Mの前照灯13の配光制御ランプ(後述)
として構成され、該前照灯13の内部に格納されてい
る。前記演算手段9、制御手段11は、マクロコンピュ
ータ等によって構成され、図2に示す自動車Mのインス
トルメント15内部等に配置されている。
図2の自動車Mの前照灯13の配光制御ランプ(後述)
として構成され、該前照灯13の内部に格納されてい
る。前記演算手段9、制御手段11は、マクロコンピュ
ータ等によって構成され、図2に示す自動車Mのインス
トルメント15内部等に配置されている。
【0046】前記先行車検出手段5及び先行車の走行状
態検出手段7は、図2のように、車両前部のグリル内に
配置されたカメラ511及びレーザーレーダ装置51
2、その他の情報伝達手段で構成されている。その他の
情報伝達手段としては、図2の実施例のように情報伝達
用アンテナ52を備へ、自車の周りに存在する他の車両
から発せられる情報信号を受信し(自動車相互間)、道
路インフラから発せられる情報信号を受信し(道路自動
車間)、前記演算手段9に入力するものである。
態検出手段7は、図2のように、車両前部のグリル内に
配置されたカメラ511及びレーザーレーダ装置51
2、その他の情報伝達手段で構成されている。その他の
情報伝達手段としては、図2の実施例のように情報伝達
用アンテナ52を備へ、自車の周りに存在する他の車両
から発せられる情報信号を受信し(自動車相互間)、道
路インフラから発せられる情報信号を受信し(道路自動
車間)、前記演算手段9に入力するものである。
【0047】ここで、前記前照灯1を図3〜図7により
更に説明する。
更に説明する。
【0048】図3は、左側前照灯13の詳細図、図4は
配光制御ランプの配光パターン、図5は配光制御ランプ
を照射して走行したときの状態を上面から見た図を示し
ている。なお、右側前照灯13は、左側前照灯13と
は、対象に構成されている。
配光制御ランプの配光パターン、図5は配光制御ランプ
を照射して走行したときの状態を上面から見た図を示し
ている。なお、右側前照灯13は、左側前照灯13と
は、対象に構成されている。
【0049】前記左側前照灯13は、ハイビームを照射
するためのランプ111と車幅灯を点灯するためのラン
プ115とともにロービームの配光を制御するための配
光制御ランプ112,113,114が3段になって構
成されている。上段の配光制御ランプ112はカットラ
イン用ランプであり、図4、図5の配光パターン112
1の部分を照射している。中段の配光制御ランプ113
は、第一の配光部1としてのホットゾーン用ランプであ
り、図4、図5の配光パターン1131の部分を照射し
ている。ここで、ホットゾーンとは、図4で示す水平ラ
インHより下側に存在する明るいエリアであり、水平ラ
インHは、前照灯13の光軸を含むラインである。下段
の配光制御ランプ114は、第二の配光部1としての周
辺光用ランプであり、図4、図5の配光パターン114
1の部分を照射し、ホットゾーンを広く囲み、ホットゾ
ーンよりも明るさが小さく、周辺の車両乗員に眩惑をあ
たえない明るさの部分である。
するためのランプ111と車幅灯を点灯するためのラン
プ115とともにロービームの配光を制御するための配
光制御ランプ112,113,114が3段になって構
成されている。上段の配光制御ランプ112はカットラ
イン用ランプであり、図4、図5の配光パターン112
1の部分を照射している。中段の配光制御ランプ113
は、第一の配光部1としてのホットゾーン用ランプであ
り、図4、図5の配光パターン1131の部分を照射し
ている。ここで、ホットゾーンとは、図4で示す水平ラ
インHより下側に存在する明るいエリアであり、水平ラ
インHは、前照灯13の光軸を含むラインである。下段
の配光制御ランプ114は、第二の配光部1としての周
辺光用ランプであり、図4、図5の配光パターン114
1の部分を照射し、ホットゾーンを広く囲み、ホットゾ
ーンよりも明るさが小さく、周辺の車両乗員に眩惑をあ
たえない明るさの部分である。
【0050】図6,図7は各々の配光制御ランプ11
2,113,114の概略構成を示し、図8,図9は作
動状態を示している。図6は概略平面図であり、図7は
概略側面図である。この図6、図7のように配光制御ラ
ンプ112,113,114は、ケース120内にリフ
レクタ121、光源123を備え、駆動手段3として2
個のモータM1,M2を備え、更にズームレンズ125
を備えている。
2,113,114の概略構成を示し、図8,図9は作
動状態を示している。図6は概略平面図であり、図7は
概略側面図である。この図6、図7のように配光制御ラ
ンプ112,113,114は、ケース120内にリフ
レクタ121、光源123を備え、駆動手段3として2
個のモータM1,M2を備え、更にズームレンズ125
を備えている。
【0051】前記一方のモータM1は、車体側に固定さ
れたベース126に取り付けられ、その駆動軸によって
ケース120を図8のように左右方向に振るように駆動
し、他方のモータM2は、ベース127に取り付けられ
ると共に、ギア127,129を介しケース120を図
9のように上下方向に振るように駆動し、光軸の方向調
整を行なうものである。即ち、本実施例において複数の
配光部1は、全てが可動となっている。なお、いずれか
の配光部1として配光制御ランプ112、113、11
4いずれかのみ可動に構成することもできる。
れたベース126に取り付けられ、その駆動軸によって
ケース120を図8のように左右方向に振るように駆動
し、他方のモータM2は、ベース127に取り付けられ
ると共に、ギア127,129を介しケース120を図
9のように上下方向に振るように駆動し、光軸の方向調
整を行なうものである。即ち、本実施例において複数の
配光部1は、全てが可動となっている。なお、いずれか
の配光部1として配光制御ランプ112、113、11
4いずれかのみ可動に構成することもできる。
【0052】前記ズームレンズ125は、その調製によ
って照射範囲を変更する。図10は、ホットゾーン用の
ランプ113が独立に左方に動いた状況を示したもの
で、(a)は配光パターンの変化を示し、(b)配光制
御ランプを照射して走行したときの状態を上面から見た
様子を示し、(c)そのときの左側前照灯13の動作状
況を示している。このように、ホットゾーン用のランプ
113のみを左方へ向くように移動させると、ホットゾ
ーン用の配光パターン1131のみが左方へ移動し、カ
ットライン用、周辺光用の配光パターン1121、11
41はそのままとなる。
って照射範囲を変更する。図10は、ホットゾーン用の
ランプ113が独立に左方に動いた状況を示したもの
で、(a)は配光パターンの変化を示し、(b)配光制
御ランプを照射して走行したときの状態を上面から見た
様子を示し、(c)そのときの左側前照灯13の動作状
況を示している。このように、ホットゾーン用のランプ
113のみを左方へ向くように移動させると、ホットゾ
ーン用の配光パターン1131のみが左方へ移動し、カ
ットライン用、周辺光用の配光パターン1121、11
41はそのままとなる。
【0053】図11は、カットライン用のランプ112
が独立に左方に動いた状況を示したもので、(a)は配
光パターンの変化を示し、(b)配光制御ランプを照射
して走行したときの状態を上面から見た様子を示し、
(c)そのときの左側前照灯13の動作状況を示してい
る。この場合は、カットライン用のランプ112のみが
左方へ移動し、カットライン用の配光パターン1121
のみが左方へ移動している。
が独立に左方に動いた状況を示したもので、(a)は配
光パターンの変化を示し、(b)配光制御ランプを照射
して走行したときの状態を上面から見た様子を示し、
(c)そのときの左側前照灯13の動作状況を示してい
る。この場合は、カットライン用のランプ112のみが
左方へ移動し、カットライン用の配光パターン1121
のみが左方へ移動している。
【0054】図12は、周辺光用のランプ114が独立
に左方に動いた状況を示したもので、(a)は配光パタ
ーンの変化を示し、(b)配光制御ランプを照射して走
行したときの状態を上面から見た様子を示し、(c)そ
のときの左側前照灯13の動作状況を示している。この
場合は、周辺光用のランプ114のみが右方へ移動し、
周辺光用の配光パターン1141のみが右方へ移動して
いる。
に左方に動いた状況を示したもので、(a)は配光パタ
ーンの変化を示し、(b)配光制御ランプを照射して走
行したときの状態を上面から見た様子を示し、(c)そ
のときの左側前照灯13の動作状況を示している。この
場合は、周辺光用のランプ114のみが右方へ移動し、
周辺光用の配光パターン1141のみが右方へ移動して
いる。
【0055】そして、本実施例のシステムが作動し、図
13,図14のように、自車C1の前方に先行車C2を
検知すると、ホットゾーン用の配光パターン1131が
左側に移動する。したがって、先行車C2の左側の視認
性を特に高めることができ、しかもカットライン用、周
辺光用の配光パターン1121、1141はそのままと
してロービームとしての視認性は維持される。このた
め、先行車C2に眩惑を与えることなく、先行車C2の
周辺、特に左側で必要な部分の視認性向上を行うことが
できる。
13,図14のように、自車C1の前方に先行車C2を
検知すると、ホットゾーン用の配光パターン1131が
左側に移動する。したがって、先行車C2の左側の視認
性を特に高めることができ、しかもカットライン用、周
辺光用の配光パターン1121、1141はそのままと
してロービームとしての視認性は維持される。このた
め、先行車C2に眩惑を与えることなく、先行車C2の
周辺、特に左側で必要な部分の視認性向上を行うことが
できる。
【0056】次にシステムの処理状況についてフローチ
ャートを用いて説明する。
ャートを用いて説明する。
【0057】図15は、システム全体の処理の流れを示
している。
している。
【0058】まず処理が開始されるとステップS1(以
下、「ステップS」は単に「S」と表す。)でシステム
の稼働判動が行われ、配光制御が可能な状況か否かを判
断する。次に先行車の検出処理S2を行い、先行車が存
在する場合S3YESには先行車および自車の走行状態
の検出処理S4を行い、検出された走行状態の情報をも
とに配光制御処理S5を行う。また、先行車の検出処理
S2によって先行車が検出されなかった場合S3NOは
処理をシステムの稼働判断S1に戻す。
下、「ステップS」は単に「S」と表す。)でシステム
の稼働判動が行われ、配光制御が可能な状況か否かを判
断する。次に先行車の検出処理S2を行い、先行車が存
在する場合S3YESには先行車および自車の走行状態
の検出処理S4を行い、検出された走行状態の情報をも
とに配光制御処理S5を行う。また、先行車の検出処理
S2によって先行車が検出されなかった場合S3NOは
処理をシステムの稼働判断S1に戻す。
【0059】前記図15のシステムの稼働判断S1につ
いて図16のフローチャートを用いて説明する。処理が
開始されると、自車の走行状態の検出S11を行い、自
車が走行しているか否かの判断S12を行う。自車が走
行していればS12YES処理を続行し、走行していな
ければS12NO処理は終了となる。処理が続行されれ
ば配光制御の可、不可判断S13が行われ、S14で配
光制御が可能と判断されればS14YES、次の処理S
2へと進む。配光制御が不可の状態であればS14N
O、処理は走行状態の検出S11へと戻る。
いて図16のフローチャートを用いて説明する。処理が
開始されると、自車の走行状態の検出S11を行い、自
車が走行しているか否かの判断S12を行う。自車が走
行していればS12YES処理を続行し、走行していな
ければS12NO処理は終了となる。処理が続行されれ
ば配光制御の可、不可判断S13が行われ、S14で配
光制御が可能と判断されればS14YES、次の処理S
2へと進む。配光制御が不可の状態であればS14N
O、処理は走行状態の検出S11へと戻る。
【0060】前記図16の走行状態の検出S11では、
図17に示すようにエンジンの起動状態を検出S111
し、エンジンが起動されていれば走行していると検出し
S112YES,S113、エンジンが起動されていな
ければ走行していないと検出するS112NO,S11
4。
図17に示すようにエンジンの起動状態を検出S111
し、エンジンが起動されていれば走行していると検出し
S112YES,S113、エンジンが起動されていな
ければ走行していないと検出するS112NO,S11
4。
【0061】前記図16の配光制御の可、不可判断S1
3では、図18に示すように配光制御モードのスイッチ
状態を検出S131し、スイッチがオンになっていれば
配光制御可と検出S132YES,S133し、スイッ
チがオフになっていれば配光制御不可と検出S132N
O,S134する。
3では、図18に示すように配光制御モードのスイッチ
状態を検出S131し、スイッチがオンになっていれば
配光制御可と検出S132YES,S133し、スイッ
チがオフになっていれば配光制御不可と検出S132N
O,S134する。
【0062】前記配光制御モードのスイッチとしては、
運転者自らが手動でオン、オフできるスイッチのほか、
非自動運転であることを認識すると配光制御モードにな
るという自動スイッチが考えられる。
運転者自らが手動でオン、オフできるスイッチのほか、
非自動運転であることを認識すると配光制御モードにな
るという自動スイッチが考えられる。
【0063】次に前記図15の先行車検出処理S2の三
通りの方法を、図19、図20、図21のフローチャー
トを用いて説明する。
通りの方法を、図19、図20、図21のフローチャー
トを用いて説明する。
【0064】図19の第一の方法では、自車C1に取り
付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ511
から取り込まれた画像を画像処理して先行車を検出して
いる。
付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ511
から取り込まれた画像を画像処理して先行車を検出して
いる。
【0065】まず、カメラ511から画像を取り込みS
21を行う。取り込んだ画像を演算手段9のコンピュー
タで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出S
22を行う。テールランプが抽出されればS23YE
S、自車C1の前方に先行車C2が存在していると検出
されS24、図15の先行車C2は存在するかの判断処
理S3へ移る。テールランプが抽出されなければS23
NO、自車C1の前方に先行車C2が存在していないと
検出されS25、図15の先行車C2は存在するかの判
断処理S3へ移る。
21を行う。取り込んだ画像を演算手段9のコンピュー
タで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出S
22を行う。テールランプが抽出されればS23YE
S、自車C1の前方に先行車C2が存在していると検出
されS24、図15の先行車C2は存在するかの判断処
理S3へ移る。テールランプが抽出されなければS23
NO、自車C1の前方に先行車C2が存在していないと
検出されS25、図15の先行車C2は存在するかの判
断処理S3へ移る。
【0066】図20の第二の方法では、自車C1に取り
付けられているレーザーレーダ装置512によって先行
車C2を検出している。
付けられているレーザーレーダ装置512によって先行
車C2を検出している。
【0067】まず、レーザーレーダ装置512から前方
に向けてレーザー波を発射S26する。発射されたレー
ザー波が先行車C2によって反射し戻ってくる再帰波を
検出すればS27,S28YES、自車C1の前方に先
行車C2が存在していると検出されS24、図15の先
行車C2は存在するかの判断処理S3へ移る。再帰波が
検出されなければS27,S28NO、自車C1の前方
に先行車C2が存在していないと検出されS25、図1
5の先行車C2は存在するかの判断処理S3へ移る。
に向けてレーザー波を発射S26する。発射されたレー
ザー波が先行車C2によって反射し戻ってくる再帰波を
検出すればS27,S28YES、自車C1の前方に先
行車C2が存在していると検出されS24、図15の先
行車C2は存在するかの判断処理S3へ移る。再帰波が
検出されなければS27,S28NO、自車C1の前方
に先行車C2が存在していないと検出されS25、図1
5の先行車C2は存在するかの判断処理S3へ移る。
【0068】図21の第三の方法では、道路インフラに
よる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間の自
動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部から
情報を得、かかる情報によって先行車C2を検出してい
る。
よる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間の自
動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部から
情報を得、かかる情報によって先行車C2を検出してい
る。
【0069】まず、道路インフラによる道路自動車間、
自車C1以外の他の車両との間の自動車相互間の情報伝
達手段によって発信される外部情報信号を自車C1が受
信S29する。受信した信号を演算手段9のコンピュー
タで解析することで、先行車C2の存在を示す信号を検
出するS210。先行車C2の存在を示す信号が検出さ
れればS211YES、自車C1の前方に先行車C2が
存在していると検出されS24、図15の先行車C2は
存在するかの判断処理S3へ移る。先行車C2の存在を
示す信号が抽出されなければS211NO,自車C1の
前方に先行車C2が存在していないと検出されS25、
図15の先行車C2は存在するかの判断処理S3へ移
る。
自車C1以外の他の車両との間の自動車相互間の情報伝
達手段によって発信される外部情報信号を自車C1が受
信S29する。受信した信号を演算手段9のコンピュー
タで解析することで、先行車C2の存在を示す信号を検
出するS210。先行車C2の存在を示す信号が検出さ
れればS211YES、自車C1の前方に先行車C2が
存在していると検出されS24、図15の先行車C2は
存在するかの判断処理S3へ移る。先行車C2の存在を
示す信号が抽出されなければS211NO,自車C1の
前方に先行車C2が存在していないと検出されS25、
図15の先行車C2は存在するかの判断処理S3へ移
る。
【0070】次に先行車及び自車の走行状態の検出処理
S4と配光制御処理S5について図22のフローチャー
トを用いて説明する。
S4と配光制御処理S5について図22のフローチャー
トを用いて説明する。
【0071】処理が開始されると先行車までの距離の検
出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2の角
度の検出S42を行う。検出された先行車C2までの距
離と自車C1に対する先行車C2の角度を演算手段3の
コンピュータで解析することによって、ホットゾーン用
のランプ113の制御量を算出し、ホットゾーンを構成
する配光パターン1131を左側へ移動する配光制御処
理S51を行う。即ち、配光制御処理S51では、前記
モータM1が、前記算出された制御量、即ち駆動量だけ
駆動される。
出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2の角
度の検出S42を行う。検出された先行車C2までの距
離と自車C1に対する先行車C2の角度を演算手段3の
コンピュータで解析することによって、ホットゾーン用
のランプ113の制御量を算出し、ホットゾーンを構成
する配光パターン1131を左側へ移動する配光制御処
理S51を行う。即ち、配光制御処理S51では、前記
モータM1が、前記算出された制御量、即ち駆動量だけ
駆動される。
【0072】次に、前記図22の、先行車C2までの距
離の検出S41の三通りの方法を図23〜図25のフロ
ーチャートを用いて説明する。
離の検出S41の三通りの方法を図23〜図25のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0073】図23に示す第一の方法では、自車C1に
取り付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ5
11から取り込まれた画像を画像処理して先行車までの
距離を検出している。
取り付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ5
11から取り込まれた画像を画像処理して先行車までの
距離を検出している。
【0074】まず、カメラ511から画像を取り込みS
411を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出
S412を行う。抽出されたテールランプは車両の最外
部両端に取り付けられているため、画像上でも車幅に対
応する二カ所に抽出される。抽出された画像上のテール
ランプ間の幅を計測S413する。計測された画像上の
テールランプ間の幅とテールランプ間の実幅値とカメラ
511の画角とによって自車C1と先行車C2との距離
が算出S414される。なお、テールランプ間の実幅は
先行車C2の車種によって異なるが、乗用車であればほ
ぼ1.7m程度、大型車でも2.5m程度であることを
考えると実際の処理上は2m程度で固定してもさほど問
題はない。もし、正確な車両の実幅値が必要であれば、
テールランプの形状をパターンマッチングをするなどし
て、演算手段3が備えるデータベースの中から車種の特
定を行い、実幅を決定することができる。
411を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出
S412を行う。抽出されたテールランプは車両の最外
部両端に取り付けられているため、画像上でも車幅に対
応する二カ所に抽出される。抽出された画像上のテール
ランプ間の幅を計測S413する。計測された画像上の
テールランプ間の幅とテールランプ間の実幅値とカメラ
511の画角とによって自車C1と先行車C2との距離
が算出S414される。なお、テールランプ間の実幅は
先行車C2の車種によって異なるが、乗用車であればほ
ぼ1.7m程度、大型車でも2.5m程度であることを
考えると実際の処理上は2m程度で固定してもさほど問
題はない。もし、正確な車両の実幅値が必要であれば、
テールランプの形状をパターンマッチングをするなどし
て、演算手段3が備えるデータベースの中から車種の特
定を行い、実幅を決定することができる。
【0075】図24に示す第二の方法では、自車C1に
取り付けられているレーザーレーダ装置512によって
先行車C2までの距離を検出している。
取り付けられているレーザーレーダ装置512によって
先行車C2までの距離を検出している。
【0076】まず、レーザーレーダ装置512から前方
に向けてレーザー波を発射S415する。発射されたレ
ーザー波が先行車C2によって反射し、戻ってくる再帰
波を検出S416する。レーザ波を発射してから再帰波
が戻ってくるまでの時間を計測S417する。レーザ波
が空気中を伝播する速度は一定値であるので、計測され
た再帰波が戻ってくるまでの時間によって自車C1と先
行車C2の距離が算出S418される。
に向けてレーザー波を発射S415する。発射されたレ
ーザー波が先行車C2によって反射し、戻ってくる再帰
波を検出S416する。レーザ波を発射してから再帰波
が戻ってくるまでの時間を計測S417する。レーザ波
が空気中を伝播する速度は一定値であるので、計測され
た再帰波が戻ってくるまでの時間によって自車C1と先
行車C2の距離が算出S418される。
【0077】図25に示す第三の方法では、道路インフ
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間
の自動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部
から情報を得、この情報によって先行車C2までの距離
を検出している。
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間
の自動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部
から情報を得、この情報によって先行車C2までの距離
を検出している。
【0078】まず、道路インフラによる道路自動車間、
自車C1以外の他の車両との間の自動車相互間の情報伝
達手段によって発信される外部情報信号を自車C1が受
信S419する。受信された信号を演算手段3のコンピ
ュータで解析することで、先行車C2の位置情報を示す
信号の抽出S4110を行う。次にGPS等を用いて自
車C1の位置検出S4111を行う。検出された自車C
1及び先行車C2の位置によって自車C1と先行車C2
との距離が算出S4112される。
自車C1以外の他の車両との間の自動車相互間の情報伝
達手段によって発信される外部情報信号を自車C1が受
信S419する。受信された信号を演算手段3のコンピ
ュータで解析することで、先行車C2の位置情報を示す
信号の抽出S4110を行う。次にGPS等を用いて自
車C1の位置検出S4111を行う。検出された自車C
1及び先行車C2の位置によって自車C1と先行車C2
との距離が算出S4112される。
【0079】次に、自車C1に対する先行車C2の角度
の検出処理S42の三通りの方法を、図26〜図28ま
でのフローチャートを用いて説明する。
の検出処理S42の三通りの方法を、図26〜図28ま
でのフローチャートを用いて説明する。
【0080】図26に示す第一の方法は、自車C1に取
り付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ51
1から取り込まれた画像を画像処理して自車C1に対す
る先行車C2の角度を検出している。
り付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ51
1から取り込まれた画像を画像処理して自車C1に対す
る先行車C2の角度を検出している。
【0081】まず、カメラ511から画像を取り込みS
421を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出
S422を行う。抽出されたテールランプの画像中心か
らのずれ量を計測S423する。計測されたテールラン
プの画像中心からのずれ量とカメラ511の画角によっ
て自車C1に対する先行車C2の角度が算出S424さ
れる。
421を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出
S422を行う。抽出されたテールランプの画像中心か
らのずれ量を計測S423する。計測されたテールラン
プの画像中心からのずれ量とカメラ511の画角によっ
て自車C1に対する先行車C2の角度が算出S424さ
れる。
【0082】図27に示す第二の方法は、自車C1に取
り付けられているレーザーレーダ装置512によって自
車C1に対する先行車C2の角度を検出している。
り付けられているレーザーレーダ装置512によって自
車C1に対する先行車C2の角度を検出している。
【0083】まず、レーザーレーダ装置512から前方
に向けてレーザー波を発射S425する。発射されたレ
ーザー波が先行車C2によって反射し戻ってくる再帰波
を検出S426する。再帰波が戻ってきた方向を検出S
427する。再帰波が戻ってきた方向によって自車C1
に対する先行車C2の角度が算出S428される。
に向けてレーザー波を発射S425する。発射されたレ
ーザー波が先行車C2によって反射し戻ってくる再帰波
を検出S426する。再帰波が戻ってきた方向を検出S
427する。再帰波が戻ってきた方向によって自車C1
に対する先行車C2の角度が算出S428される。
【0084】図28に示す第三の方法では、道路インフ
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間
の自動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部
から情報を得、かかる情報によって自車C1に対する先
行車C2の角度を検出している。
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間
の自動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部
から情報を得、かかる情報によって自車C1に対する先
行車C2の角度を検出している。
【0085】まず、道路インフラによる道路自動車間、
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
429する。受信した信号を演算手段3のコンピュータ
で解析することで、先行車C2の位置情報を示す信号の
抽出S4210を行う。次にGPS等を用いて自車C1
の位置検出S4211を行う。検出された自車C1と先
行車C2との位置によって自車C1に対する先行車C2
の角度が算出S4212される。
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
429する。受信した信号を演算手段3のコンピュータ
で解析することで、先行車C2の位置情報を示す信号の
抽出S4210を行う。次にGPS等を用いて自車C1
の位置検出S4211を行う。検出された自車C1と先
行車C2との位置によって自車C1に対する先行車C2
の角度が算出S4212される。
【0086】次に、図22の配光制御処理S51によっ
てホットゾーンを構成する配光パターン1131を左側
へ移動する作用を図29により説明する。前記図22の
先行車C2までの距離の検出処理S41で検出された先
行車C2までの距離をLとする。自車C1に対する先行
車C2の角度の検出処理S42で検出された自車C1に
対する先行車C2の車両中心の角度をθc とする。該角
度θcは、先行車C2の車両中心後端と自車の車両中心
前端とを結ぶ線が自車C1の車両中心線に対してなす角
度である。先行車C2の車幅HC2、ホットゾーン用の
配光パターン1131の光軸と先行車C2の最後尾の位
置での配光パターン1131の縁との光軸直交方向での
距離をH1131R とする。先行車C2の最後尾の位置でホ
ットゾーン用の配光パターン1131の前記右側の縁が
ほぼ先行車C2の左後端部に位置するように制御するた
めには、配光パターン1131の光軸1131Cを先行
車C2の最後尾の位置で先行車C2の車両中心位置から
てホットゾーンを構成する配光パターン1131を左側
へ移動する作用を図29により説明する。前記図22の
先行車C2までの距離の検出処理S41で検出された先
行車C2までの距離をLとする。自車C1に対する先行
車C2の角度の検出処理S42で検出された自車C1に
対する先行車C2の車両中心の角度をθc とする。該角
度θcは、先行車C2の車両中心後端と自車の車両中心
前端とを結ぶ線が自車C1の車両中心線に対してなす角
度である。先行車C2の車幅HC2、ホットゾーン用の
配光パターン1131の光軸と先行車C2の最後尾の位
置での配光パターン1131の縁との光軸直交方向での
距離をH1131R とする。先行車C2の最後尾の位置でホ
ットゾーン用の配光パターン1131の前記右側の縁が
ほぼ先行車C2の左後端部に位置するように制御するた
めには、配光パターン1131の光軸1131Cを先行
車C2の最後尾の位置で先行車C2の車両中心位置から
【数1】 だけ左へ移動することになる。このときの配光パターン
1131の光軸1131Cと先行車C2の車両中心後端
及び自車C1の車両中心の前端を結ぶ直線との角度θh
は
1131の光軸1131Cと先行車C2の車両中心後端
及び自車C1の車両中心の前端を結ぶ直線との角度θh
は
【数2】 であらわされる。
【0087】よって、配光パターン1131の光軸11
31Cの回転移動量θは
31Cの回転移動量θは
【数3】 となる。
【0088】かかる処理によって、前記のように配光パ
ターンを制御し、先行車C2に眩惑を与えることなく、
先行車C2の周辺で必要な部分の視認性向上を行うこと
ができる。
ターンを制御し、先行車C2に眩惑を与えることなく、
先行車C2の周辺で必要な部分の視認性向上を行うこと
ができる。
【0089】(第2実施例)本発明の第2実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0090】基本的な構成、作用は第1実施例と同一で
あるため、図1〜図21を参照し、重複した説明は省略
する。
あるため、図1〜図21を参照し、重複した説明は省略
する。
【0091】本実施例の配光制御処理によってホットゾ
ーン用の配光パターン1131は、図30、図31のよ
うになる。
ーン用の配光パターン1131は、図30、図31のよ
うになる。
【0092】図30はカーブ路を走行する場合であり、
図31は多車線(図は片側2車線で図示)道路において
先行車C2が自車C1の走行車線の左側を走行している
状況である。図30,図31どちらの場合も先行車C2
までの距離、自車C1に対する先行車C2の角度は等し
くなっている。
図31は多車線(図は片側2車線で図示)道路において
先行車C2が自車C1の走行車線の左側を走行している
状況である。図30,図31どちらの場合も先行車C2
までの距離、自車C1に対する先行車C2の角度は等し
くなっている。
【0093】本実施例では第1実施例の処理に加え、先
行車C2の走行する車線と自車C1の走行車線とが同じ
であれば配光制御を行い、先行車C2の走行する車線と
自車C1の走行車線とが異なる場合は、基本の配光パタ
ーンのままにしている。このように制御することによ
り、図30のようにカーブ路において同一走行車線に先
行車C2が存在する場合でもその左側をホットゾーン用
の配光パターン1131で的確に照射し、先行車C2に
眩惑を与えることなく、先行車C2の周辺で必要な部分
の視認性向上を行うことができる。また、図31のよう
に、先行車C2が隣接走行車線を走行しているときは、
図30のカーブ路の走行と的確に区別し、配光パターン
を変えることなく、先行車C2に眩惑を与えず自車C1
前方の視認性を向上させることができる。
行車C2の走行する車線と自車C1の走行車線とが同じ
であれば配光制御を行い、先行車C2の走行する車線と
自車C1の走行車線とが異なる場合は、基本の配光パタ
ーンのままにしている。このように制御することによ
り、図30のようにカーブ路において同一走行車線に先
行車C2が存在する場合でもその左側をホットゾーン用
の配光パターン1131で的確に照射し、先行車C2に
眩惑を与えることなく、先行車C2の周辺で必要な部分
の視認性向上を行うことができる。また、図31のよう
に、先行車C2が隣接走行車線を走行しているときは、
図30のカーブ路の走行と的確に区別し、配光パターン
を変えることなく、先行車C2に眩惑を与えず自車C1
前方の視認性を向上させることができる。
【0094】次に、図15の先行車および自車の走行状
態の検出処理S4と配光制御処理S5とについて図32
のフローチャートを用いて説明する。
態の検出処理S4と配光制御処理S5とについて図32
のフローチャートを用いて説明する。
【0095】図32において、処理が開始されると先行
車C2までの距離の検出S41を行う。次に自車C1に
対する先行車C2の角度の検出S42を行う。次に先行
車C2の走行車線の検出S43を行い、先行車C2の走
行車線と自車C1の走行車線とが同じであればS44Y
ES、検出された先行車C2までの距離と自車C1に対
する先行車C2の角度とを演算手段3のコンピュータで
解析することによって、ホットゾーン用ランプ113の
制御量、即ち、モータM1の駆動量を算出し、ホットゾ
ーンを構成する配光パターン1131を左側へ移動する
配光制御処理S51を行う。先行車C2の走行車線と自
車C1との走行車線が異なる場合S44NOは、以下の
処理、制御を行わずシステムの稼働判断S1(図15)
に戻す。
車C2までの距離の検出S41を行う。次に自車C1に
対する先行車C2の角度の検出S42を行う。次に先行
車C2の走行車線の検出S43を行い、先行車C2の走
行車線と自車C1の走行車線とが同じであればS44Y
ES、検出された先行車C2までの距離と自車C1に対
する先行車C2の角度とを演算手段3のコンピュータで
解析することによって、ホットゾーン用ランプ113の
制御量、即ち、モータM1の駆動量を算出し、ホットゾ
ーンを構成する配光パターン1131を左側へ移動する
配光制御処理S51を行う。先行車C2の走行車線と自
車C1との走行車線が異なる場合S44NOは、以下の
処理、制御を行わずシステムの稼働判断S1(図15)
に戻す。
【0096】先行車C2までの距離の検出S41、自車
C1に対する先行車C2の角度の検出S42、ホットゾ
ーン用の配光パターン1131を左側へ移動する配光制
御処理S51については第1実施例と同様である。
C1に対する先行車C2の角度の検出S42、ホットゾ
ーン用の配光パターン1131を左側へ移動する配光制
御処理S51については第1実施例と同様である。
【0097】次に、先行車C2の走行車線の検出処理S
43の三通りの方法を図33〜図35のフローチャート
を用いて説明する。
43の三通りの方法を図33〜図35のフローチャート
を用いて説明する。
【0098】図33に示す第一の方法では、自車C1に
取付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ51
1から取り込まれた画像を画像処理して先行車C2の走
行車線を検出している。
取付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ51
1から取り込まれた画像を画像処理して先行車C2の走
行車線を検出している。
【0099】まず、カメラ511から画像を取り込みS
431を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、自車走行車線の白線の検出S4
32と前方車両のテールランプの抽出S433を行う。
抽出されてテールランプ位置と自車走行車線の白線の位
置を比較S434し、先行車C2のテールランプの位置
が自車C1の走行車線の間にある場合S435YES、
先行車C2は自車C1の走行車線と同じ車線を走行して
いると検出S436し、先行車C2のテールランプの位
置が自車C1の走行車線の間にない場合S435NO、
先行車C2は自車C1の走行車線と違う車線を走行して
いると検出S437する。
431を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、自車走行車線の白線の検出S4
32と前方車両のテールランプの抽出S433を行う。
抽出されてテールランプ位置と自車走行車線の白線の位
置を比較S434し、先行車C2のテールランプの位置
が自車C1の走行車線の間にある場合S435YES、
先行車C2は自車C1の走行車線と同じ車線を走行して
いると検出S436し、先行車C2のテールランプの位
置が自車C1の走行車線の間にない場合S435NO、
先行車C2は自車C1の走行車線と違う車線を走行して
いると検出S437する。
【0100】図34に示す第二の方法では、自車C1の
車速と舵角とから自車C1の走行車線の曲率を検出し、
そこから予測される先行車C2の位置と実際の先行車C
2の位置とによって先行車C2の先行車線を検出してい
る。
車速と舵角とから自車C1の走行車線の曲率を検出し、
そこから予測される先行車C2の位置と実際の先行車C
2の位置とによって先行車C2の先行車線を検出してい
る。
【0101】まず、自車C1の車速の検出S438と舵
角の検出S439とを行う。検出された自車C1の車速
Vと舵角δとから曲率半径Rを以下のように算出S43
10する。
角の検出S439とを行う。検出された自車C1の車速
Vと舵角δとから曲率半径Rを以下のように算出S43
10する。
【0102】
【数4】 (Aは車両固有係数、lはホイルベース) 次に、前記先行車C2までの距離の検出S41によって
検出された先行車C2までの距離Lと算出された曲率半
径Rとから先行車C2が自車C1と同一車線を走行して
いると仮定した場合の予測方向θc ´を以下のように算
出S4311する。
検出された先行車C2までの距離Lと算出された曲率半
径Rとから先行車C2が自車C1と同一車線を走行して
いると仮定した場合の予測方向θc ´を以下のように算
出S4311する。
【0103】
【数5】 次に、前記自車C1に対する先行車C2の角度の検出S
42で検出された自車C1に対する先行車C2の角度θ
c と予測方向角θc ´との比較S4312を行い、自車
C1に対する先行車C2の角度θc と予測方向角θc ´
とが概ね等しい場合S4313YES、先行車C2が自
車C1の走行車線と同じ車線を走行していると検出S4
36し、自車C1に対する先行車C2の角度θc と予測
方向角θc ´とが等しくない場合S4313NO、先行
車C2は自車C1の走行車線と違う車線を走行している
と検出S437する。
42で検出された自車C1に対する先行車C2の角度θ
c と予測方向角θc ´との比較S4312を行い、自車
C1に対する先行車C2の角度θc と予測方向角θc ´
とが概ね等しい場合S4313YES、先行車C2が自
車C1の走行車線と同じ車線を走行していると検出S4
36し、自車C1に対する先行車C2の角度θc と予測
方向角θc ´とが等しくない場合S4313NO、先行
車C2は自車C1の走行車線と違う車線を走行している
と検出S437する。
【0104】図35に示す第三の方法では、道路インフ
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間
の自動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部
から情報を得、先行車C2の走行車線を検出している。
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両との間
の自動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部
から情報を得、先行車C2の走行車線を検出している。
【0105】まず、道路インフラによる道路自動車間、
自車C1以外の他の車両との間の自動車相互間の情報伝
達手段によって自車C1の外部から発信される外部情報
信号を自車C1が受信S4314する。受信した信号を
演算手段3のコンピュータで解析することで、先行車C
2の走行車線情報を示す信号の抽出S4315を行う。
抽出された先行車C2の走行車線と自車C1の走行車線
とを比較S4316し、先行車C2の走行車線と自車C
1の走行車線とが同一の場合S4317YES、自車C
1の走行車線と同じ車線を走行していると検出S436
し、先行車C2の走行車線と自車C1の走行車線とが同
一でない場合S4317NO、先行車C2は自車C1の
走行車線と違う車線を走行していると検出S437す
る。
自車C1以外の他の車両との間の自動車相互間の情報伝
達手段によって自車C1の外部から発信される外部情報
信号を自車C1が受信S4314する。受信した信号を
演算手段3のコンピュータで解析することで、先行車C
2の走行車線情報を示す信号の抽出S4315を行う。
抽出された先行車C2の走行車線と自車C1の走行車線
とを比較S4316し、先行車C2の走行車線と自車C
1の走行車線とが同一の場合S4317YES、自車C
1の走行車線と同じ車線を走行していると検出S436
し、先行車C2の走行車線と自車C1の走行車線とが同
一でない場合S4317NO、先行車C2は自車C1の
走行車線と違う車線を走行していると検出S437す
る。
【0106】従って、本実施例においても第1実施例と
同様な作用効果を奏することができる。加えて本実施例
では、上記制御により、カーブ路において同一走行車線
に先行車C2が存在する場合でもその左側をホットゾー
ン用の配光パターン1131で的確に照射し、先行車C
2に眩惑を与えることなく、先行車C2の周辺で必要な
部分の視認性向上を行うことができる。また、先行車C
2が隣接走行車線を走行しているときは、カーブ路の走
行と的確に区別し、配光パターンを変えることなく、先
行車C2に眩惑を与えず自車C1前方の視認性を向上さ
せることができる。
同様な作用効果を奏することができる。加えて本実施例
では、上記制御により、カーブ路において同一走行車線
に先行車C2が存在する場合でもその左側をホットゾー
ン用の配光パターン1131で的確に照射し、先行車C
2に眩惑を与えることなく、先行車C2の周辺で必要な
部分の視認性向上を行うことができる。また、先行車C
2が隣接走行車線を走行しているときは、カーブ路の走
行と的確に区別し、配光パターンを変えることなく、先
行車C2に眩惑を与えず自車C1前方の視認性を向上さ
せることができる。
【0107】(第3実施例)本発明の第3の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0108】基本的な構成、作用は第1、第2実施例と
同一であるため、図1〜図35を参照し、重複した説明
は省略する。
同一であるため、図1〜図35を参照し、重複した説明
は省略する。
【0109】本実施例の配光制御処理によってホットゾ
ーン用の配光パターン1131は、図36のようにな
る。
ーン用の配光パターン1131は、図36のようにな
る。
【0110】図36は多車線(図は片側2車線で図示)
道路で自車C1の走行車線上に先行車C2が存在し、か
つ自車C1の走行車線の左側隣接車線にも先行車C3が
走行している状況である。
道路で自車C1の走行車線上に先行車C2が存在し、か
つ自車C1の走行車線の左側隣接車線にも先行車C3が
走行している状況である。
【0111】本実施例では、第1実施例の処理と第2実
施例の処理とに加えて、自車C1の走行車線上の先行車
C2のみが存在する場合は配光制御を行い、自車C1の
走行車線上に先行車C2が存在し、かつ自車C1の走行
車線の左側隣接車線にも先行車C3が走行している場合
は基本パターンの配光パターンのままにしている。
施例の処理とに加えて、自車C1の走行車線上の先行車
C2のみが存在する場合は配光制御を行い、自車C1の
走行車線上に先行車C2が存在し、かつ自車C1の走行
車線の左側隣接車線にも先行車C3が走行している場合
は基本パターンの配光パターンのままにしている。
【0112】次に、図15の先行車および自車の走行状
態の検出処理S4と配光制御処理S5とについて図3
7,図38のフローチャートを用いて説明する。
態の検出処理S4と配光制御処理S5とについて図3
7,図38のフローチャートを用いて説明する。
【0113】処理が開始されると先行車C2までの距離
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に先行車C2の走行車線
の検出S43を行う。先行車C2の走行車線と自車C1
の走行車線とが同じであればS44YES、図38の自
車走行車線の左側隣接車線の検出S45を行う。自車C
1の走行車線の左側隣接車線に先行車が検出されなかっ
た場合S46NO、検出された先行車C2までの距離と
自車C1に対する先行車C2の角度を演算手段3のコン
ピュータで解析することによって、ホットゾーン用のラ
ンプ113の制御量を算出し、ホットゾーン用の配光パ
ターン1131を左側へ移動する配光制御処理S51を
行う。
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に先行車C2の走行車線
の検出S43を行う。先行車C2の走行車線と自車C1
の走行車線とが同じであればS44YES、図38の自
車走行車線の左側隣接車線の検出S45を行う。自車C
1の走行車線の左側隣接車線に先行車が検出されなかっ
た場合S46NO、検出された先行車C2までの距離と
自車C1に対する先行車C2の角度を演算手段3のコン
ピュータで解析することによって、ホットゾーン用のラ
ンプ113の制御量を算出し、ホットゾーン用の配光パ
ターン1131を左側へ移動する配光制御処理S51を
行う。
【0114】図37で、先行車C2の走行車線と自車C
1の走行車線とが異なる場合S44NO、図38で、自
車C1の走行車線の左側隣接車線に先行車C3が検出さ
れた場合S46YES、以後の処理、制御を行わず図1
5のシステムの稼働判断S1に戻す。
1の走行車線とが異なる場合S44NO、図38で、自
車C1の走行車線の左側隣接車線に先行車C3が検出さ
れた場合S46YES、以後の処理、制御を行わず図1
5のシステムの稼働判断S1に戻す。
【0115】図37の先行車までの距離の検出S41、
自車に対する先行車の角度の検出S42、ホットゾーン
用の配光パターン1131を左側へ移動する配光制御処
理S51については第1実施例と同様であり、先行車の
走行車線の検出S43については第2実施例と同様であ
るので説明を省略する。
自車に対する先行車の角度の検出S42、ホットゾーン
用の配光パターン1131を左側へ移動する配光制御処
理S51については第1実施例と同様であり、先行車の
走行車線の検出S43については第2実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0116】次に自車走行車線の左側隣接車線の先行車
C3の検出S45について図39のフローチャートを用
いて説明する。
C3の検出S45について図39のフローチャートを用
いて説明する。
【0117】図39に示す第一の方法では、自車C1に
取付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ51
1から取り込まれた画像を画像処理して自車走行車線の
左側隣接車線の先行車C3を検出している。
取付けられている前方の道路状況を撮影するカメラ51
1から取り込まれた画像を画像処理して自車走行車線の
左側隣接車線の先行車C3を検出している。
【0118】まず、カメラ511から画像を取り込みS
451を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出
S452を行う。自車走行車線上の先行車C2のテール
ランプより左側の画像エリアからテールランプを抽出S
453する。自車走行車線上の先行車C2のテールラン
プより左側の画像エリアからテールランプが抽出されれ
ばS454YES、自車走行車線の左側隣接車線に先行
車C3が存在していると検出S456し、自車走行車線
上の先行車C2のテールランプより左側の画像エリアか
らテールランプが抽出されなければS454NO、自車
走行車線の左側隣接車線に先行車C3が存在しないと検
出S457する。
451を行う。取り込んだ画像を演算手段3のコンピュ
ータで画像処理を行い、前方車両のテールランプの抽出
S452を行う。自車走行車線上の先行車C2のテール
ランプより左側の画像エリアからテールランプを抽出S
453する。自車走行車線上の先行車C2のテールラン
プより左側の画像エリアからテールランプが抽出されれ
ばS454YES、自車走行車線の左側隣接車線に先行
車C3が存在していると検出S456し、自車走行車線
上の先行車C2のテールランプより左側の画像エリアか
らテールランプが抽出されなければS454NO、自車
走行車線の左側隣接車線に先行車C3が存在しないと検
出S457する。
【0119】図40に示す第二の方法では、自車C1に
取り付けられているレーザーレーダ装置512によって
自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3を検出してい
る。
取り付けられているレーザーレーダ装置512によって
自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3を検出してい
る。
【0120】まず、レーザーレーダ装置512から自車
走行車線上の先行車C2より左側の領域にレーザー波を
発射S458する。発射されたレーザー波が自車走行車
線の左側隣接車線の先行車C3によって反射し戻ってく
る再帰波を検出S459する。再帰波を検出すればS4
510YES、自車走行車線の左側隣接車線に先行車C
3が存在していると検出S456し、再帰波を検出しな
ければS4510NO、自車走行車線の左側隣接車線に
先行車C3が存在していないと検出S457する。
走行車線上の先行車C2より左側の領域にレーザー波を
発射S458する。発射されたレーザー波が自車走行車
線の左側隣接車線の先行車C3によって反射し戻ってく
る再帰波を検出S459する。再帰波を検出すればS4
510YES、自車走行車線の左側隣接車線に先行車C
3が存在していると検出S456し、再帰波を検出しな
ければS4510NO、自車走行車線の左側隣接車線に
先行車C3が存在していないと検出S457する。
【0121】図41に示す第三の方法では、道路インフ
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両から自
動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部から
情報を得、自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3を
検出している。
ラによる道路自動車間、自車C1以外の他の車両から自
動車相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部から
情報を得、自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3を
検出している。
【0122】まず、道路インフラによる道路自動車間、
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
4511する。受信した信号を演算手段3のコンピュー
タで解析することで、自車走行車線の左側隣接車線の先
行車C3の存在を示す信号の検出S4512を行う。自
車走行車線の左側隣接車線の先行車C3の存在を示す信
号が検出されればS4513YES、自車走行車線の左
側隣接車線に先行車C3が存在していると検出S456
され、自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3の存在
を示す信号が検出されなければ自車走行車線の左側隣接
車線に先行車C3が存在していないと検出S457され
る。
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
4511する。受信した信号を演算手段3のコンピュー
タで解析することで、自車走行車線の左側隣接車線の先
行車C3の存在を示す信号の検出S4512を行う。自
車走行車線の左側隣接車線の先行車C3の存在を示す信
号が検出されればS4513YES、自車走行車線の左
側隣接車線に先行車C3が存在していると検出S456
され、自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3の存在
を示す信号が検出されなければ自車走行車線の左側隣接
車線に先行車C3が存在していないと検出S457され
る。
【0123】従って、本実施例では、第1、第2実施例
の作用効果に加え、左側隣接車線に先行車C3が存在す
るときは、配光パターンを変えないようにして、先行車
C3の眩惑を防止することができる。
の作用効果に加え、左側隣接車線に先行車C3が存在す
るときは、配光パターンを変えないようにして、先行車
C3の眩惑を防止することができる。
【0124】(第4実施例)本発明の第4実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0125】基本的な構成、作用は第1、第2実施例と
同一であるため、図1〜図35を参照し、重複した説明
は省略する。
同一であるため、図1〜図35を参照し、重複した説明
は省略する。
【0126】本実施例の配光制御処理によってホットゾ
ーン用の配光パターン1131は、図42のようにな
る。
ーン用の配光パターン1131は、図42のようにな
る。
【0127】図42は自車C1の走行車線上の先行車C
2が渋滞、信号待ちなどの理由で停止している状況であ
る。
2が渋滞、信号待ちなどの理由で停止している状況であ
る。
【0128】本実施例では、第1実施例の処理および第
2実施例の処理に加えて、自車C1の走行車線上の先行
車C2が停止している場合は、基本パターンの配光パタ
ーンのままにしている。
2実施例の処理に加えて、自車C1の走行車線上の先行
車C2が停止している場合は、基本パターンの配光パタ
ーンのままにしている。
【0129】次に、図15の先行車および自車の走行状
態の検出処理S4と配光制御処理S5について図43の
フローチャートを用いて説明する。
態の検出処理S4と配光制御処理S5について図43の
フローチャートを用いて説明する。
【0130】処理が開始されると先行車C2までの距離
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に先行車C2の走行車線
の検出S43を行い、先行車C2の走行車線と自車C1
の走行車線とが同じであれば、先行車C2が停止してい
るか否かの検出S47を行う。先行車C2が停止してい
ない場合、図38のS45へ移行し、先行車の先行車線
が自車走行車線と違う場合、もしくは先行車が停止して
いる場合、図15のS1へと処理を移行する。以後は第
3実施例と同様であり説明を省略する。
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に先行車C2の走行車線
の検出S43を行い、先行車C2の走行車線と自車C1
の走行車線とが同じであれば、先行車C2が停止してい
るか否かの検出S47を行う。先行車C2が停止してい
ない場合、図38のS45へ移行し、先行車の先行車線
が自車走行車線と違う場合、もしくは先行車が停止して
いる場合、図15のS1へと処理を移行する。以後は第
3実施例と同様であり説明を省略する。
【0131】また、図43の先行車までの距離の検出S
41、自車に対する先行車の角度の検出S42について
は第1実施例と、先行車の先行車線の検出S43につい
ては第2実施例と同様であり説明を省略する。
41、自車に対する先行車の角度の検出S42について
は第1実施例と、先行車の先行車線の検出S43につい
ては第2実施例と同様であり説明を省略する。
【0132】次に、先行車C2が停止しているか否かの
検出S47の二通りの方法についてについて、図44、
図45のフローチャートを用いて説明する。
検出S47の二通りの方法についてについて、図44、
図45のフローチャートを用いて説明する。
【0133】図44に示す第一の方法では、先行車C2
および自車C1の相対速度と自車C1の車速とを比較す
ることによって先行車C2が停止しているか、否かを判
断している。
および自車C1の相対速度と自車C1の車速とを比較す
ることによって先行車C2が停止しているか、否かを判
断している。
【0134】まず、自車C1の車速の検出S471を行
う。次に先行車C2と自車C1との相対速度の検出S4
72を行う。相対速度の検出方法は、例えば単位時間ご
との先行車C2までの距離を測定し、測定した先行車C
2までの距離の変化によって相対速度を求める等の方法
がある。次に、検出された先行車C2及び自車C1の相
対速度と自車C1の車速とを比較S473し、両者が概
ね等しい場合S474YES、先行車C2は停止状態で
あると検出S475し、両者が等しくない場合S474
NO、先行車C2は停止状態でないと検出S476す
る。
う。次に先行車C2と自車C1との相対速度の検出S4
72を行う。相対速度の検出方法は、例えば単位時間ご
との先行車C2までの距離を測定し、測定した先行車C
2までの距離の変化によって相対速度を求める等の方法
がある。次に、検出された先行車C2及び自車C1の相
対速度と自車C1の車速とを比較S473し、両者が概
ね等しい場合S474YES、先行車C2は停止状態で
あると検出S475し、両者が等しくない場合S474
NO、先行車C2は停止状態でないと検出S476す
る。
【0135】図45に示す第二の方法では、道路インフ
ラによる道路自動車間、自車以外の他の車両から自動車
相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部から情報
を得、先行車C2が停止しているか、否かを判断してい
る。
ラによる道路自動車間、自車以外の他の車両から自動車
相互間の情報伝達手段によって自車C1の外部から情報
を得、先行車C2が停止しているか、否かを判断してい
る。
【0136】まず、道路インフラによる道路自動車間、
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
477する。受信した信号を演算手段3のコンピュータ
で解析することで、先行車C2の車速情報の検出S47
8を行う。先行車C2の車速が0である場合S479Y
ES、先行車C2は停止状態であると検出S475さ
れ、先行車C2の車速が0でない場合S479NO、先
行車C2は停止状態でないと検出S476される。
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
477する。受信した信号を演算手段3のコンピュータ
で解析することで、先行車C2の車速情報の検出S47
8を行う。先行車C2の車速が0である場合S479Y
ES、先行車C2は停止状態であると検出S475さ
れ、先行車C2の車速が0でない場合S479NO、先
行車C2は停止状態でないと検出S476される。
【0137】従って、本実施例では、第1〜第3実施例
の作用効果に加え、自車走行車線の先行車C2が停止し
ているときは、配光パターンを変えることなく、停車し
ている先行車C2に対する視認性を維持し、的確に認識
させることができる。
の作用効果に加え、自車走行車線の先行車C2が停止し
ているときは、配光パターンを変えることなく、停車し
ている先行車C2に対する視認性を維持し、的確に認識
させることができる。
【0138】(第5実施例)本発明の第5の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0139】基本的な構成、作用は第1、第2、第4実
施例と同一であるため、図1〜図45を参照し、重複し
た説明は省略する。
施例と同一であるため、図1〜図45を参照し、重複し
た説明は省略する。
【0140】本実施例の配光制御処理によってホットゾ
ーン用の配光パターン1131は、図46のようにな
る。
ーン用の配光パターン1131は、図46のようにな
る。
【0141】図46は、自車C1の走行車線上に先行車
C2が駐車している状況である。
C2が駐車している状況である。
【0142】本実施例では第1の実施例の処理と第2の
実施例と第4実施例の処理に加えて、自車の走行車線上
の先行車C2が駐車している場合は配光制御を行う。
実施例と第4実施例の処理に加えて、自車の走行車線上
の先行車C2が駐車している場合は配光制御を行う。
【0143】次に先行車および自車の走行状態の検出処
理S4と配光制御処理S5について図47,図48のフ
ローチャートを用いて説明する。
理S4と配光制御処理S5について図47,図48のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0144】処理が開始されると先行車C2までの距離
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に先行車C2の走行車線
の検出S43を行い、先行車C2の走行車線と自車C1
の走行車線とが同じであればS44YES、先行車C2
が停止しているか否かの検出S47を行う。
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に先行車C2の走行車線
の検出S43を行い、先行車C2の走行車線と自車C1
の走行車線とが同じであればS44YES、先行車C2
が停止しているか否かの検出S47を行う。
【0145】先行車C2が停止している場合S48N
O、図48のS49へと処理を移行し、先行車C2の駐
停車状態検出S49を行い、先行車C2が駐車状態であ
ればS50YES、ホットゾーン用の配光パターン11
31を右側へ移動する配光制御処理S52を行う。先行
車C2が駐車状態でなければ、図38から図15のS1
へと処理を移行する。
O、図48のS49へと処理を移行し、先行車C2の駐
停車状態検出S49を行い、先行車C2が駐車状態であ
ればS50YES、ホットゾーン用の配光パターン11
31を右側へ移動する配光制御処理S52を行う。先行
車C2が駐車状態でなければ、図38から図15のS1
へと処理を移行する。
【0146】先行車C2が停止していない場合S48Y
ES、先行車C2の走行車線が自車C1の走行車線と違
う場合S48YES、図15のS1へと処理を移行す
る。以後、第3実施例と同様であり説明を省略する。
ES、先行車C2の走行車線が自車C1の走行車線と違
う場合S48YES、図15のS1へと処理を移行す
る。以後、第3実施例と同様であり説明を省略する。
【0147】先行車C2までの距離の検出S41、自車
に対する先行車の角度の検出S42については第1実施
例と、先行車C2の走行車線の検出S43については第
2実施例と、先行車C2が停止しているか否かの検出S
47については第4実施例と同様であり説明を省略す
る。
に対する先行車の角度の検出S42については第1実施
例と、先行車C2の走行車線の検出S43については第
2実施例と、先行車C2が停止しているか否かの検出S
47については第4実施例と同様であり説明を省略す
る。
【0148】次に、先行車C2の駐車状態の検出S49
について図49のフローチャートを用いて説明する。
について図49のフローチャートを用いて説明する。
【0149】この方法では、道路インフラによる道路自
動車間、自車以外の他の車両から自動車相互間の情報伝
達手段によって自車C1の外部から情報を得、先行車C
2が駐車状態であるか、否かを判断している。
動車間、自車以外の他の車両から自動車相互間の情報伝
達手段によって自車C1の外部から情報を得、先行車C
2が駐車状態であるか、否かを判断している。
【0150】まず、道路インフラによる道路自動車間、
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
491する。受信した信号を演算手段3のコンピュータ
で解析することで、先行車C2のエンジンの始動状態信
号の検出S492を行う。検出された先行車C2のエン
ジンが始動状態でない場合S493YES、先行車C2
は駐車状態であると検出S494し、検出された先行車
C2のエンジンが始動状態である場合S493NO、先
行車C2は駐車状態でないと検出S495する。
自車C1以外の他の車両から自動車相互間の情報伝達手
段によって発信される外部情報信号を自車C1が受信S
491する。受信した信号を演算手段3のコンピュータ
で解析することで、先行車C2のエンジンの始動状態信
号の検出S492を行う。検出された先行車C2のエン
ジンが始動状態でない場合S493YES、先行車C2
は駐車状態であると検出S494し、検出された先行車
C2のエンジンが始動状態である場合S493NO、先
行車C2は駐車状態でないと検出S495する。
【0151】次に、図48のホットゾーンを構成する配
光パターン1131を右側へ移動する配光制御処理S5
2について説明をする。
光パターン1131を右側へ移動する配光制御処理S5
2について説明をする。
【0152】まず、前記図47の先行車C2までの距離
の検出処理S41で検出された先行車C2までの距離を
Lとする。同じく自車C1に対する先行車C2の角度の
検出処理S42で検出された自車C1に対する先行車C
2の車両中心の角度をθc とする。該角度θc は、先行
車C2の車両中心後端と自車の車両中心前端とを結ぶ線
が自車C1の車両中心線に対してなす角度である。先行
車C2の車幅HC2、ホットゾーン用の配光パターン1
131の光軸と先行車C2の最後尾の位置での配光パタ
ーン1131の縁との光軸直交方向での距離をH1131L
とする。先行車C2の最後尾の位置でホットゾーン用の
配光パターン1131の前記左側の縁がほぼ先行車C2
の右後端部に位置するように制御するためには、配光パ
ターン1131の光軸1131Cを先行車C2の最後尾
の位置で先行車C2の車両中心位置から
の検出処理S41で検出された先行車C2までの距離を
Lとする。同じく自車C1に対する先行車C2の角度の
検出処理S42で検出された自車C1に対する先行車C
2の車両中心の角度をθc とする。該角度θc は、先行
車C2の車両中心後端と自車の車両中心前端とを結ぶ線
が自車C1の車両中心線に対してなす角度である。先行
車C2の車幅HC2、ホットゾーン用の配光パターン1
131の光軸と先行車C2の最後尾の位置での配光パタ
ーン1131の縁との光軸直交方向での距離をH1131L
とする。先行車C2の最後尾の位置でホットゾーン用の
配光パターン1131の前記左側の縁がほぼ先行車C2
の右後端部に位置するように制御するためには、配光パ
ターン1131の光軸1131Cを先行車C2の最後尾
の位置で先行車C2の車両中心位置から
【数6】 だけ右へ移動することになる。このときの配光パターン
1131の光軸1131Cと先行車C2の車両中心との
角度θh は
1131の光軸1131Cと先行車C2の車両中心との
角度θh は
【数7】 であらわされる。
【0153】よって、配光パターン1131の光軸11
31Cの回転移動量θは
31Cの回転移動量θは
【数8】 となる。
【0154】従って、本実施例では、第1から第4実施
例の作用効果に加え、先行車C2が駐車状態である場合
に、ホットゾーン用の配光パターン1131を右方側へ
移動させることができ、駐車状態の先行車C2を避けて
その右側を通り抜ける場合に、必要な箇所の視認性を確
実に向上させることができる。
例の作用効果に加え、先行車C2が駐車状態である場合
に、ホットゾーン用の配光パターン1131を右方側へ
移動させることができ、駐車状態の先行車C2を避けて
その右側を通り抜ける場合に、必要な箇所の視認性を確
実に向上させることができる。
【0155】(第6実施例)本発明の第6実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0156】基本的な構成、作用は第1、第3、第4、
第5実施例と同一であるため、図1〜図49を参照し、
重複した説明は省略する。
第5実施例と同一であるため、図1〜図49を参照し、
重複した説明は省略する。
【0157】本実施例の配光制御処理によってホットゾ
ーン用の配光パターン1131は、図50のようにな
る。
ーン用の配光パターン1131は、図50のようにな
る。
【0158】図50は多車線(図は片側2車線で図示)
道路で自車C1の走行車線上に先行車C2が存在し、か
つ自車C1の走行車線の左側隣接車線にも先行車C3が
走行している状況で、自車C1の走行車線の左側隣接車
線の先行車C3が駐車している状況である。
道路で自車C1の走行車線上に先行車C2が存在し、か
つ自車C1の走行車線の左側隣接車線にも先行車C3が
走行している状況で、自車C1の走行車線の左側隣接車
線の先行車C3が駐車している状況である。
【0159】本実施例では第3実施例、第4実施例、第
5実施例の処理に加えて、自車C1の走行車線の左側隣
接車線の先行車C3が駐車している場合は配光制御を行
い、同駐車していない場合は基本パターンの配光パター
ンのままにしている。
5実施例の処理に加えて、自車C1の走行車線の左側隣
接車線の先行車C3が駐車している場合は配光制御を行
い、同駐車していない場合は基本パターンの配光パター
ンのままにしている。
【0160】次に、先行車および自車の走行状態の検出
処理S4と配光制御処理S5について図51のフローチ
ャートを用いて説明する。
処理S4と配光制御処理S5について図51のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0161】処理の前半部分は、図37若しくは図43
若しくは図47の処理と同様である。
若しくは図47の処理と同様である。
【0162】を通じて処理が移行されてきた場合に
は、自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3の検出S
45を行う。自車走行車線の左側隣接車線に先行車C3
が検出された場合S46YES、自車走行車線の左側隣
接車線の先行車C3の駐車状態の検出S4Bを行う。自
車走行車線の左側隣接車線の先行車C3が駐車状態であ
る場合S4CYES、若しくは自車走行車線の左側隣接
車線に先行車C3が検出されなかった場合S46NO、
自車走行車線状に検出された先行車C2までの距離と自
車C1に対する先行車C2の角度とを演算手段3のコン
ピュータで解析することによって、ホットゾーン用のラ
ンプ113の制御量を算出し、ホットゾーンを構成する
配光パターン1131を左側へ移動する配光制御処理S
51を行う。
は、自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3の検出S
45を行う。自車走行車線の左側隣接車線に先行車C3
が検出された場合S46YES、自車走行車線の左側隣
接車線の先行車C3の駐車状態の検出S4Bを行う。自
車走行車線の左側隣接車線の先行車C3が駐車状態であ
る場合S4CYES、若しくは自車走行車線の左側隣接
車線に先行車C3が検出されなかった場合S46NO、
自車走行車線状に検出された先行車C2までの距離と自
車C1に対する先行車C2の角度とを演算手段3のコン
ピュータで解析することによって、ホットゾーン用のラ
ンプ113の制御量を算出し、ホットゾーンを構成する
配光パターン1131を左側へ移動する配光制御処理S
51を行う。
【0163】自車走行車線の左側隣接車線の先行車C3
が駐車状態でない場合S4CNO若しくはを通じて処
理が移行されてきた場合、以後の処理、制御を行わず図
15のシステムの稼働判断S1に戻す。
が駐車状態でない場合S4CNO若しくはを通じて処
理が移行されてきた場合、以後の処理、制御を行わず図
15のシステムの稼働判断S1に戻す。
【0164】ホットゾーンを構成する配光パターン11
31を左側へ移動する配光制御処理S51については第
1実施例と、自車走行車線の左側隣接車線の先行車の検
出S45については第3実施例と、自車走行車線の左側
隣接車線の先行車の駐車状態の検出S4Bについては第
5実施例の先行車の駐車状態の検出S49とそれぞれ同
様であり、説明を省略する。
31を左側へ移動する配光制御処理S51については第
1実施例と、自車走行車線の左側隣接車線の先行車の検
出S45については第3実施例と、自車走行車線の左側
隣接車線の先行車の駐車状態の検出S4Bについては第
5実施例の先行車の駐車状態の検出S49とそれぞれ同
様であり、説明を省略する。
【0165】従って、本実施例では、第1から第5実施
例と同様の作用効果をそうするほか、自車走行車線の前
方に先行車C2が存在し、その左側隣接車線に存在する
先行車C3が駐車状態である場合に、ホットゾーン用の
配光パターン1131を左方側へ移動することができ、
左側隣接車線の駐車中の先行車C3があっても、自車C
1前方の走行中の先行車C2の左側の視認性向上を確実
に図ることができる。
例と同様の作用効果をそうするほか、自車走行車線の前
方に先行車C2が存在し、その左側隣接車線に存在する
先行車C3が駐車状態である場合に、ホットゾーン用の
配光パターン1131を左方側へ移動することができ、
左側隣接車線の駐車中の先行車C3があっても、自車C
1前方の走行中の先行車C2の左側の視認性向上を確実
に図ることができる。
【0166】(第7実施例)本発明の第7の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0167】基本的な構成、作用は第1実施例と同一で
あるため、図1〜図21を参照し、重複した説明は省略
する。
あるため、図1〜図21を参照し、重複した説明は省略
する。
【0168】本実施例の配光制御処理によってホットゾ
ーン用の配光パターン1131は、図52のようにな
る。
ーン用の配光パターン1131は、図52のようにな
る。
【0169】図52は、自車C1の走行車線上に先行車
C2が存在し、かつ自車C1が走行車C2を追い越そう
としている状況である。
C2が存在し、かつ自車C1が走行車C2を追い越そう
としている状況である。
【0170】本実施例では第1実施例に加えて、自車C
1の右側方向指示器が動作している場合と自車C1の右
側方向指示器が動作していない場合によって配光制御方
法を変えている。
1の右側方向指示器が動作している場合と自車C1の右
側方向指示器が動作していない場合によって配光制御方
法を変えている。
【0171】次に、先行車および自車の走行状態の検出
処理S4と配光処理S5について図53のフローチャー
トを用いて説明する。
処理S4と配光処理S5について図53のフローチャー
トを用いて説明する。
【0172】処理が開始されると先行車C2までの距離
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に自車C1の右側方向指
示器の動作状況の検出S4Dを行い、自車C1の右側方
向指示器が動作していなければS4NO、検出された先
行車C2までの距離と自車C1に対する先行車C2の角
度を演算手段2のコンピュータで解析することによっ
て、ホットゾーン用のランプ113の制御量を算出し、
ホットゾーンを構成する配光パターン1131を左側へ
移動する配光制御処理S51を行い、図15のシステム
の稼働判断S1に戻す。
の検出S41を行う。次に自車C1に対する先行車C2
の角度の検出S42を行う。次に自車C1の右側方向指
示器の動作状況の検出S4Dを行い、自車C1の右側方
向指示器が動作していなければS4NO、検出された先
行車C2までの距離と自車C1に対する先行車C2の角
度を演算手段2のコンピュータで解析することによっ
て、ホットゾーン用のランプ113の制御量を算出し、
ホットゾーンを構成する配光パターン1131を左側へ
移動する配光制御処理S51を行い、図15のシステム
の稼働判断S1に戻す。
【0173】自車C1の右側方向指示器が動作していれ
ばS4EYES、検出された先行車C2までの距離と自
車C1に対する先行車C2の角度を演算手段3のコンピ
ュータで解析することによって、ホットゾーン用のラン
プ113の制御量を算出し、ホットゾーンを構成する配
光パターン1131を右側へ移動する配光制御処理S5
2を行い、図15のシステムの稼働判断S1に戻す。
ばS4EYES、検出された先行車C2までの距離と自
車C1に対する先行車C2の角度を演算手段3のコンピ
ュータで解析することによって、ホットゾーン用のラン
プ113の制御量を算出し、ホットゾーンを構成する配
光パターン1131を右側へ移動する配光制御処理S5
2を行い、図15のシステムの稼働判断S1に戻す。
【0174】先行車C2までの距離の検出S41、自車
C1に対する先行車C2の角度の検出S42、ホットゾ
ーンを構成する配光パターン1131を左側へ移動する
配光制御処理S51については第1実施例と、ホットゾ
ーンを構成する配光パターン1131を右側へ移動する
配光制御処理S52については第5実施例と同様であり
説明を省略する。
C1に対する先行車C2の角度の検出S42、ホットゾ
ーンを構成する配光パターン1131を左側へ移動する
配光制御処理S51については第1実施例と、ホットゾ
ーンを構成する配光パターン1131を右側へ移動する
配光制御処理S52については第5実施例と同様であり
説明を省略する。
【0175】従って、本実施例では、第1実施例と同様
な作用効果を奏する他、自車C1の右側の方向指示器が
作動した場合に、ホットゾーン用の配光パターン113
1を右方側へ移動することができ、先行車C2の右側を
通り抜けるときや、先行車C2を追い越すとき、必要な
箇所の視認性を確実に向上させることができる。
な作用効果を奏する他、自車C1の右側の方向指示器が
作動した場合に、ホットゾーン用の配光パターン113
1を右方側へ移動することができ、先行車C2の右側を
通り抜けるときや、先行車C2を追い越すとき、必要な
箇所の視認性を確実に向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る機能ブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1実施例に係る自動車の斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の第1実施例に係る車両用前照灯の拡大
正面図である。
正面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る配光パターンの1つ
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る配光パターンの1つ
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る配光制御ランプの1
つを示す平面方向の断面図である。
つを示す平面方向の断面図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る配光制御ランプの1
つを示す側面方向の断面図である。
つを示す側面方向の断面図である。
【図8】配光制御ランプの作動状態を示す平面図であ
る。
る。
【図9】配光制御ランプの作動状態を示す側方から見た
断面図である。
断面図である。
【図10】ホットゾーン用ランプが独立に左右に動いた
状況を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)はホットゾーン用ランプを示す正面図である。
状況を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)はホットゾーン用ランプを示す正面図である。
【図11】カットライン用ランプが独立に左右に動いた
状況を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)
はランプの正面図である。
状況を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)
はランプの正面図である。
【図12】周辺光用ランプが独立に左右に動いた状況を
示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラン
プの拡大正面図である。
示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラン
プの拡大正面図である。
【図13】第1実施例のシステム作動時の状況を示す平
面図である。
面図である。
【図14】第1実施例のシステム作動時の状況を前方車
両に関して示す正面図である。
両に関して示す正面図である。
【図15】第1実施例に係り、システム全体の処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図16】システム稼働判断のフローチャートである。
【図17】先行車検出に関するフローチャートである。
【図18】配光制御の可・不可判断のフローチャートで
ある。
ある。
【図19】先行車検出処理のフローチャートである。
【図20】レーザーレーダ装置によって先行車を検出す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図21】外部から情報を得ることによって先行車を検
出するフローチャートである。
出するフローチャートである。
【図22】先行車及び自車の走行状態の検出処理と配光
制御処理についてのフローチャートである。
制御処理についてのフローチャートである。
【図23】先行車までの距離の検出についての詳細処理
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図24】レーザーレーダ装置によって先行車までの距
離を検出するフローチャートである。
離を検出するフローチャートである。
【図25】外部から情報を得ることによって先行車まで
の距離を検出するフローチャートである。
の距離を検出するフローチャートである。
【図26】カメラから取り込まれた画像を画像処理して
自車に対する先行車の角度を検出するフローチャートで
ある。
自車に対する先行車の角度を検出するフローチャートで
ある。
【図27】レーザーレーダ装置によって自車に対する先
行車の角度を検出するフローチャートである。
行車の角度を検出するフローチャートである。
【図28】外部から情報を得ることによって自車に対す
る先行車の角度を検出するフローチャートである。
る先行車の角度を検出するフローチャートである。
【図29】ホットゾーンを構成する配光パターンを左側
へ移動させた状態を示す平面図である。
へ移動させた状態を示す平面図である。
【図30】本発明の第2実施例に係り、カーブ路を走行
する場合の配光状態を示す平面図である。
する場合の配光状態を示す平面図である。
【図31】先行車が自車の走行車線の左側を走行してい
る状況の配光を示す平面図である。
る状況の配光を示す平面図である。
【図32】先行車及び自車の走行状態の検出処理と配光
制御処理についてのフローチャートである。
制御処理についてのフローチャートである。
【図33】先行車の走行車線の検出についてのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図34】予測される先行車の位置と実際の先行車の位
置とによって先行車の走行車線を検出するフローチャー
トである。
置とによって先行車の走行車線を検出するフローチャー
トである。
【図35】外部から情報を得ることによって先行車の走
行車線を検出するフローチャートである。
行車線を検出するフローチャートである。
【図36】第3実施例に係り、システム配光状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図37】先行車及び自車の走行状態の検出処理に関す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図38】配光制御処理についてのフローチャートであ
る。
る。
【図39】自車走行車線の左側隣接車線の先行車の検出
に関するフローチャートである。
に関するフローチャートである。
【図40】自車走行車線の左側隣接車線の先行車を検出
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図41】自車走行車線の左側隣接車線の先行車を検出
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図42】第4実施例に係り、配光状態を示す平面図で
ある。
ある。
【図43】先行車及び自車の走行状態の検出処理に関す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図44】先行車が停止しているか否かを検出するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図45】外部から情報を得ることによって先行車が停
止しているか否かを判断するフローチャートである。
止しているか否かを判断するフローチャートである。
【図46】第5実施例に係り、配光パターンを示す平面
図である。
図である。
【図47】先行車及び自車の走行状態の検出処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図48】配光制御処理についてのフローチャートであ
る。
る。
【図49】先行車の駐車状態の検出を示すフローチャー
トである。
トである。
【図50】第6実施例に係り、配光パターンを示す平面
図である。
図である。
【図51】配光処理についてのフローチャートである。
【図52】第7実施例に係り、配光パターンを示す平面
図である。
図である。
【図53】先行車及び自車の走行状態の検出処理と配光
制御についてのフローチャートである。
制御についてのフローチャートである。
1 配光部 3 駆動手段 5 先行車検出手段 7 先行車および自車の走行状態検出手段 9 演算手段 11 制御手段 13 前照灯 113 配光制御ランプ(第一の配光部) 114 配光制御ランプ(第二の配光部)
Claims (16)
- 【請求項1】 それぞれ部分的な配光パターンを出力す
ると共に、該部分的な配光パターンを組み合わせて集合
配光パターンを形成し、且つ少なくとも一つが可動の複
数の配光部を有する前照灯と、 前記可動の配光部を駆動して前記配光パターンを変更す
る駆動手段と、 自車の前方を走行する先行車の存在を検出する先行車検
出手段と、 前記自車又は先行車の少なくとも一方の走行状態を検出
する走行状態検出手段と、 前記先行車検出手段及び走行状態検出手段の検出結果に
基いて前記駆動手段の駆動量を演算する演算手段と、 該演算手段の演算結果に基づいて前記駆動手段へ駆動信
号を出力する制御手段とを備え、 前記複数の配光部は、前記前照灯の光軸を含む水平ライ
ンより下側に存在する明るいエリアであるホットゾーン
用の第一の配光部と、ホットゾーンを囲む周辺光用の第
二の配光部とから少なくともなり、且つ前記第一の配光
部が左右方向へ可動に構成されたことを特徴とする車両
用照明装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用照明装置であっ
て、 前記走行状態検出手段は、自車から先行車までの距離
と、自車進行方向に対する先行車の角度を検出し、 前記演算手段は、前記走行状態検出手段によって検出さ
れた前記距離、及び角度によって前記駆動量を演算し、 前記制御手段は、前記演算結果に基づき前記第一の配光
部を自車走行車線側の路肩方向へ移動するように前記駆
動手段へ駆動信号を出力することを特徴とする車両用照
明装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の車両用照明装置であっ
て、 前記走行状態検出手段は、自車から先行車までの距離
と、自車進行方向に対する先行車の角度と、自車及び先
行車の走行車線とを検出し、 前記演算手段は、前記走行状態検出手段によって検出さ
れた前記距離、及び角度によって前記駆動量を演算し、 前記制御手段は、先行車の車線が自車の走行車線と同じ
場合は、前記演算結果に基づき前記第一の配光部を自車
走行車線側の路肩方向へ移動するように前記駆動手段を
駆動することを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の車両用照明装置であっ
て、 前記走行状態検出手段は、自車から先行車までの距離
と、自車進行方向に対する先行車の角度と、自車及び先
行車の走行車線とを検出し、 前記先行車検出手段は、先行車の走行車線が自車の走行
車線と同じ場合は自車走行車線の自車走行車線側の路肩
方向隣接車線の先行車を検出し、 前記演算手段は、前記走行状態検出手段によって検出さ
れた前記距離、及び角度によって前記駆動量を演算し、 前記制御手段は、自車走行車線の自車走行車線側の路肩
方向隣接車線に先行車が存在しなかった場合に、前記演
算結果に基づき前記第一の配光部を自車走行車線側の路
肩方向へ移動するように前記駆動手段へ駆動信号を出力
することを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の配光制
御システムであって、 前記走行状態検出手段は、先行車が停止しているかどう
かを検出し、 前記制御手段は、先行車が停止していない場合に、前記
演算手段の演算結果に基づき前記第一の配光部を自車走
行車線側の路肩方向へ移動するように前記駆動手段へ駆
動信号を出力することを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の車両用照明装置であっ
て、 前記走行状態検出手段は、先行車が停止していることを
検出した場合に、該先行車が停車しているかどうかを検
出し、 前記制御手段は、先行車が停車している場合に、前記演
算手段の演算結果に基づき前記第一の配光部を前記先行
車よりも対向車線側へ移動するように前記駆動手段を駆
動することを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかに記載の車両用
照明装置であって、 前記走行状態検出手段は、自車走行車線の自車走行車線
側の路肩方向隣接車線に先行車が存在する場合に、該先
行車が停車しているかどうかを検出し、 前記制御手段は、該先行車が停車している場合に、前記
演算結果に基づき前記第一の配光部を自車走行車線側の
路肩方向へ移動するように前記駆動手段を駆動すること
を特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項8】 請求項2〜7のいずれかに記載の車両用
照明装置であって、 前記走行状態検出手段は、自車の方向指示器の動作状況
を検出し、 前記制御手段は、自車の方向指示器が対向車線側へ作動
された場合に、前記演算結果に基づき前記第一の配光部
を前記先行車よりも対向車線側へ移動するように前記駆
動手段へ駆動信号を出力することを特徴とする車両用照
明装置。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の車両用
照明装置であって、 前記先行車検出手段は、自車に備えられたカメラで取り
込んだ前方の道路画像を画像処理することによって先行
車を検出するか、自車前方をレーザーやミリ波によって
センシングするレーダ装置によって先行車を検出する
か、道路インフラもしくは自車以外の車両から得られる
情報から先行車を検出するかのいずれか又はこれらの組
み合わせであることを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の車両用照明装置であっ
て、 前記走行状態検出手段は、自車に備えられたカメラで取
り込んだ前方の道路画像を画像処理することによって先
行車までの距離を計測するか、車両前方をレーザーやミ
リ波によってセンシングするレーダ装置によって先行車
までの距離を計測するか、道路インフラもしくは自車以
外の車両から得られる情報から先行車までの距離を計測
するかのいずれか又はこれらの組み合わせであることを
特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の車両用照明装置であ
って、 前記走行状態検出手段は、自車に備えられたカメラで取
り込んだ前方の道路画像を画像処理することによって自
車に対する先行車の角度を計測するか、自車前方をレー
ザーやミリ波によってセンシングするレーダ装置によっ
て自車進行方向に対する先行車の角度を計測するか、道
路インフラもしくは自車以外の車両から得られる情報か
ら自車進行方向に対する先行車の角度を計測するかのい
ずれか又はこれらの組み合わせであることを特徴とする
車両用照明装置。 - 【請求項12】 請求項3〜8のいずれかに記載の車両
用照明装置であって、 前記走行状態検出手段は、自車に備えられたカメラから
取り込んだ前方の道路画像を画像処理することによって
先行車の走行車線を検出するか、自車の車速と自車の蛇
角と先行車までの距離と自車進行方向に対する先行車の
角度とによって先行車の走行車線を検出するか、道路イ
ンフラもしくは自車以外の車両から得られる情報から先
行車の走行車線を検出するかのいずれか又はこれらの組
み合わせであることを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項13】 請求項12記載の車両用照明装置であ
って、 前記走行状態検出手段は、検出された自車の車速と自車
の蛇角とから自車の走行経路の曲率半径を求め、該曲率
半径と検出された先行車までの距離とから自車と同一車
線を走行していたと仮定したときの自車進行方向に対す
る先行車の角度を算出し、該角度と検出した自車進行方
向に対する先行車の角度とを比較し、該比較により両角
度が略等しい場合に、先行車の走行車線と自車の走行車
線とが同じと判断することを特徴とする車両用照明装
置。 - 【請求項14】 請求項4〜13のいずれかに記載の車
両用照明装置であって、 前記走行状態検出手段は、自車に備えられたカメラから
取り込んだ前方の道路画像を画像処理することによって
自車走行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接車線に先
行車を検出するか、車両前方をレーザーやミリ波によっ
てセンシングするレーダ装置によって自車走行車線の自
車走行車線側の路肩方向隣接車線に先行車を検出する
か、道路インフラもしくは自車以外の車両から得られる
情報から自車走行車線の自車走行車線側の路肩方向隣接
車線に先行車を検出するかのいずれか又はこれらの組み
合わせであることを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項15】 請求項5〜14のいずれかに記載の車
両用照明装置であって、 前記走行状態検出手段は、自車と先行車との相対速度を
検出して自車の車速と略等しければ先行車は停止状態で
あると判断するか、道路インフラもしくは自車以外の車
両から得られる情報から先行車の車速を検出して、先行
車の車速が略0であれば先行車は停止していると判断す
るかのいずれか又はこれらの組み合わせであることを特
徴とする車両用照明装置。 - 【請求項16】 請求項6〜15のいずれかに記載の車
両用照明装置であって、 前記走行状態検出手段は、道路インフラもしくは自車以
外の車両から得られる情報から先行車および自車走行車
線側の路肩方向隣接車線に存在する先行車が停車してい
るかどうかを検出することを特徴とする車両用照明装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34907498A JP2000168437A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 車両用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34907498A JP2000168437A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 車両用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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