JP4144411B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用ヘッドランプ、フォグランプ、コーナリングランプ、カーブランプ、ベンディングランプなどの車両用灯具であって、道路環境や車両走行環境に応じて配光パターンを変える車両用灯具にかかるものである。特に、この発明は、車両の前方の環境に対応した配光パターンが確実に得られる車両用灯具に関するものである。なお、この明細書において、「路面など」とは、路面およびその路面上の人(歩行者など)や物(先行車や対向車や道路標識や建物など)などを言う。
【0002】
【従来の技術】
道路環境や車両走行環境に応じて配光パターンを変える車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。この車両用灯具は、車両の前部に装備された複数の灯具(2−i)と、車両の走行方向などを検出する走行方向検出手段(3)および車速を検出する車速検出手段(4)と、この走行方向検出手段(3)および車速検出手段(4)からの検知信号に応じて前記複数の灯具(2−i)を点灯消灯して配光パターンを変える照射制御手段(5)とを備えるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−238576号公報(段落番号「0007」〜「0018」、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記の従来の技術は、走行方向検出手段(3)および車速検出手段(4)により、車両の走行方向などや車速を検出するものであるが、道路環境や車両走行環境、特に、車両の前方の環境を検知する手段を備えていない。このために、前記の従来の技術は、車両の前方の環境に対応した配光パターンを確実に得る点において課題がある。
【0005】
この発明は、前記の従来の技術の改良にかかるものであり、その目的とするところは、車両の前方の環境に対応した配光パターン、特に、横断歩道およびその横断歩道の左右両側の部分を広く照明することができる配光パターンが確実に得られる車両用灯具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、車両の前部の左右両側にそれぞれほぼ垂直な回転軸回りに回転可能に装備され、光を路面などに照射する光照射手段と、横断歩道の手前にある路面上の予告道路標示を、車両の前方の情報として撮像し、かつ、画像信号として出力する撮像装置と、前記撮像装置からの予告道路標示の画像信号に基づいて横断歩道およびその横断歩道の左右両側の部分を照明する配光パターンの駆動制御信号を出力する制御装置と、前記制御装置からの駆動制御信号に基づいて左右の前記光照射手段をそれぞれ前記回転軸回りに外側に回転させる駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この結果、請求項1にかかる発明は、撮像装置が横断歩道の手前にある路面上の予告道路標示を撮像すると、制御装置の駆動制御信号により、駆動手段が左右の光照射手段をそれぞれ回転軸回りに外側に回転させて、横断歩道およびその横断歩道の左右両側の部分を広く照明することができる。このために、請求項1にかかる発明は、横断歩道上および横断歩道付近の歩行者などを照明して視認することができ、交通安全上好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施の形態の1例について添付図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0009】
(実施の形態の構成の説明)
図4において、1Lおよび1Rは、車両Cの前部の左右両側にそれぞれ搭載されているヘッドランプである。以下、左側のヘッドランプ1Lについて詳細に説明する。なお、右側のヘッドランプ1Rは、左側のヘッドランプ1Lに対してほぼ左右対称(左右逆)となる。
【0010】
前記ヘッドランプ1Lは、灯室2を区画するランプハウジング3およびランプレンズ(もしくはアウターカバー)4と、この灯室2内に配置された走行用ランプユニット5およびすれ違い用ランプユニット6および補助用ランプユニット7とから構成されている。前記補助用ランプユニット7は、この実施の形態にかかる車両用灯具であって、たとえば、コーナリングランプ、カーブランプ、ベンディングランプなどの車両用灯具である。
【0011】
前記走行用ランプユニット5は、走行用光源8と、この走行用光源8からの光を前方のランプレンズ4側に反射させる走行用リフレクタ(走行用反射面)9とを有し、所定の走行用配光パターンで路面Aなどを照明する。
【0012】
前記すれ違い用ランプユニット6は、すれ違い用光源10と、このすれ違い用光源10からの光を前方のランプレンズ4側に反射させるすれ違い用リフレクタ(すれ違い用反射面)11とを有し、所定のすれ違い用配光パターンで路面Aなどを照明する。
【0013】
前記補助用ランプユニット7は、フレーム、ブラケット、カバーからなる支持手段12と、この支持手段12に取り付けられた駆動手段としてのステッピングモータなどのモータ13Lおよび13Rと、前記支持手段12に回転可能に支持された前記モータ13Lおよび13Rの駆動シャフト(図示せず)およびウォーム、ウォームホイール、シャフトからなる駆動力伝達手段(図示せず)と、このシャフトに固定された光照射手段14と、から構成されている。この光照射手段14は、リフレクタと、このリフレクタに取り付けられた光源(図示せず)とから構成されている。
【0014】
この結果、前記光照射手段14は、車両Cに搭載した際に、ほぼ垂直な回転軸D回りに回転可能に構成されることとなる。すなわち、前記光照射手段14の光照射方向(光軸方向)Z−Zが回転軸D回りに左右に回転することとなる。この光照射手段14の回転範囲θは、車両Cのカーラインの前後方向F−Bに対して外側に、すなわち、左側の光照射手段14においては左側に、また、右側の光照射手段14においては右側に、約40°〜45°の範囲である。
【0015】
なお、前記ヘッドランプ1Lの灯室2内のうち、ランプレンズ4と走行用ランプユニット5との間、走行用ランプユニット5とすれ違い用ランプユニット6との間、すれ違い用ランプユニット6と補助用ランプユニット7との間には、インナーパネル15がそれぞれ配置固定されている。このインナーパネル15は、前記各間から前記各ランプユニット5、6、7の後側の構造物が見えないように覆い隠すものである。
【0016】
また、前記各ランプユニット5、6、7の光源8、10としては、たとえば、放電灯やハロゲンバルブや白熱バルブなどを使用する。さらに、走行用ランプユニット5とすれ違い用ランプユニット6とをそれぞれ上下左右に光軸調整可能に構成しても良い。さらにまた、補助用ランプユニット7を走行用ランプユニット5とすれ違い用ランプユニット6と共に、自動的に上下に光軸調整可能に構成しても良い。
【0017】
そして、この実施の形態にかかる車両用灯具である前記補助用ランプユニット7は、図3のブロック図に示すように、前記光照射手段14と、撮像装置16と、制御装置17と、駆動手段としてのモータ13Lおよび13Rと、各種のセンサー24、25、26、27、28とを備えるものである。なお、モータ13Lは、左側のヘッドランプ1Lの補助用ランプユニット7に搭載されたモータであって、以下、左側のモータ13Lと称する。また、モータ13Rは、右側のヘッドランプ1Rの補助用ランプユニット7に搭載されたモータであって、以下、右側のモータ13Rと称する。
【0018】
前記撮像装置16は、CCDカメラ18と、画像処理手段19とから構成されている。この撮像装置16は、車両Cの前方の環境を検知するために車両Cの前方の情報をCCDカメラ18で撮像し、このCCDカメラ18で撮像した画像を画像処理手段19で処理し、この画像処理手段19で画像処理した画像信号を前記制御装置17に出力するものである。
【0019】
前記制御装置17は、外部信号入力装置としてのインターフェイス回路20と、中央演算処理装置・CPU21と、ナビゲーションシステム(カーナビゲーション)22と、制御信号出力装置としてのモータドライバー回路23とからなる。この制御装置17は、インターフェイス回路20に入力された前記撮像装置16からの画像信号および各種センサー24、25、26、27、28の検知信号に基づいて、中央演算処理装置・CPU21およびナビゲーションシステム22で車両Cの前方の環境に適応する配光パターン(たとえば、左側の光照射手段14、右側の光照射手段14の点灯や最適な回転角度など)の駆動制御信号をモータドライブ回路23を介して前記左側モータ13L、右側モータ13Rに出力するものである。前記制御装置17は、車両に搭載されているコンピュータを使用する。
【0020】
前記左側モータ13L、右側モータ13Rは、前記制御装置17からの駆動制御信号に基づいて、左側のヘッドランプ1Lの補助用ランプユニット7の前記光照射手段14、右側のヘッドランプ1Rの補助用ランプユニット7の前記光照射手段14を前記回転軸D回りにそれぞれ回転させるものである。
【0021】
前記各種センサーは、ターンシグナルスイッチのON信号を検知してターン信号を出力するターンセンサー24、車両の操舵方向を検知して操舵方向信号を出力する(たとえば、ハンドルの操舵角度およびまたは操舵速度を検知して操舵信号を出力する)操舵センサー25、車速を検知して車速信号を出力する車速センサー26、GPSや地上局(電子基準点など)から出力される位置情報信号を受信するGPSレシーバー27、自車位置や自車姿勢を検知するジャイロセンサー28などである。
【0022】
(実施の形態の作用の説明)
この実施の形態にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
【0023】
まず、図4および図5に示すように、撮像装置16が横断歩道29の手前(たとえば、約30m手前)にある路面A上の予告道路標示30(図4および図5において、◇にて示す)を車両Cの前方の情報として撮像する。すると、この撮像装置16は、車両Cの前方の情報としての予告道路標示30を画像信号として制御装置17に出力する。この制御装置17は、撮像装置16からの予告道路標示30の画像信号に基づいて、横断歩道29およびその横断歩道29の左右両側の部分を照明する配光パターンLP、RPの駆動制御信号を左側モータ13L、右側モータ13Rに出力する。この左側モータ13L、右側モータ13Rは、制御装置17からの駆動制御信号に基づいて、左側のヘッドランプ1Lの補助用ランプユニット7の光照射手段14、右側のヘッドランプ1Rの補助用ランプユニット7の光照射手段14を回転軸D回りにそれぞれ外側に回転させる。
【0024】
この結果、図1に示すように、左側の光照射手段14と右側の光照射手段14とは、それぞれ車両Cのカーラインの前後方向F−Bに対して外側に、すなわち、左側の光照射手段14においては左側に、また、右側の光照射手段14においては右側に、θ(約40°〜45°)向くこととなる。すると、図4および図5に示すように、補助用配光パターンLP、RP(図4および図5中、点線にて示す)が横断歩道29およびその横断歩道29の左右両側の部分を照明する。これにより、横断歩道29上および横断歩道29付近、たとえば、歩道31の歩行者32などを照明して視認することができ、交通安全上好ましい。この図4および図5中においては、すれ違い用配光パターンP(図4および図5中、実線にて示す)が照射されている。なお、図4は、直線道路における横断歩道29の照明状態を示し、また、図5は、曲線道路における横断歩道29の照明状態を示す。
【0025】
つぎに、図6に示すように、撮像装置16が右曲線道路のセンターライン33を車両Cの前方の情報として撮像する。すると、この撮像装置16は、車両Cの前方の情報としてのセンターライン33を画像信号として制御装置17に出力する。この制御装置17は、撮像装置16からのセンターライン33の画像信号に基づいて、右側の光照射手段14の最適な回転角度を演算し、この演算された回転角度に応じた駆動制御信号(右曲線道路の曲がり方向の部分を照明する配光パターンRPの駆動制御信号)を右側モータ13Rに出力する。この右側モータ13Rは、制御装置17からの駆動制御信号に基づいて、右側の光照射手段14を回転軸D回りに所定の角度分外側に回転させる。
【0026】
この結果、右側の光照射手段14は、点灯すると共に車両Cのカーラインの前後方向F−Bに対して外側に、すなわち、右側に所定の角度向くこととなる。すると、図6に示すように、補助用配光パターンRP(図6中、点線にて示す)が右曲線道路の曲がり方向の部分を照明する。これにより、右曲線道路の曲がり方向の部分を照明して視認することができ、交通安全上好ましい。この図6中においては、すれ違い用配光パターンP(図6中、実線にて示す)が照射されている。なお、図6は、右曲線道路の曲がり方向の部分の照明状態を示す。左曲線道路の曲がり方向の部分を照明する場合は、左側の光照射手段14が左側に所定角度回転して左曲線道路の曲がり方向の部分を照明する。また、光照射手段14の回転角度は、曲線道路の曲線半径に対応して決定される。このように、図6において、撮像装置16が撮像する車両Cの前方の情報は、曲路の路面上のセンタラインで33あり、また、制御装置17は、前記センタライン33の画像信号に基づいて曲がった方向の光照射手段14を曲線半径に対応する角度に回転させる駆動制御信号を駆動手段としてのモータ13に出力するものである。
【0027】
ここで、撮像装置16が車両Cの前方の情報として撮像する対象としては、前記の横断歩道29の約30m手前にある路面A上の予告道路標示30や曲線道路のセンターライン33以外に、たとえば、高速道路への進入を示す進入ラインや高速道路からの退出を示す退出ラインなどの路面A上の白線や黄線などの道路標識や道路標示などがある。また、路面A上の白線や黄線など以外の道路標識や道路標示などもある。さらに、道路標識や道路標示など以外に、中央分離帯、街路灯などの光の明るさ、晴れ、曇り、雨などの天候の明るさなどを車両Cの前方の情報とすることができる。すなわち、撮像装置16により撮像できるものであれば、車両Cの前方の情報となる。このために、撮像装置16が撮像した車両Cの前方の情報に基づいて、左側の光照射手段14、右側の光照射手段14を点灯消灯したり回転軸D回りに所定角度回転(図1および図2中の矢印参照)させたりして、所定の補助用の配光パターンが得られることとなる。
【0028】
また、撮像装置16が撮像した車両Cの前方の情報以外に、各種センサー24〜28が検知した車両Cの周囲の情報に基づいて、左側の光照射手段14、右側の光照射手段14を点灯消灯したり、所定角度回転させたりして、所定の補助用の配光パターンを得ることもできる。たとえば、曲線道路走行時においては、操舵センサー25が車両Cの操舵方向を検知して操舵方向信号を制御装置17に出力すると、この制御装置17が操舵センサー25からの操舵方向信号に基づいて車両Cの操舵方向に向けて光照射方向を変える駆動制御信号を左側モータ13L、右側モータ13Rに出力する。これにより、左側の光照射手段14または右側の光照射手段14が所定角度回転して所定の補助用の配光パターンが得られることとなる。
【0029】
さらに、交差点の左折右折時においては、左側の光照射手段14または右側の光照射手段14を点灯して外側に回転させて所定の補助用の配光パターンを得ることができる。さらに、低速走行時においては、左側の光照射手段14および右側の光照射手段14を点灯して外側に回転させ、速度の上昇にともなって左側の光照射手段14および右側の光照射手段14を点灯して内側に回転させて、所定の補助用の配光パターンを得ることができる。
【0030】
(実施の形態の効果の説明)
この実施の形態にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その効果について説明する。
【0031】
この実施の形態にかかる車両用灯具(補助用ランプユニット7)は、撮像装置16により車両Cの前方の環境を検知するので、走行方向検出手段(3)および車速検出手段(4)により車両の走行方向などや車速を検出する前記の従来の技術と比較して、車両Cの前方の環境に対応した配光パターンが確実に得られる。
【0032】
また、この実施の形態にかかる車両用灯具は、車両Cの前方の情報として、道路交通法に規定されている路面上の白線や黄線などの道路標識や道路標示などを利用するので、高品質の情報が得られる。これにより、この実施の形態にかかる車両用灯具は、車両Cの前方の環境に対応した配光パターンがさらに確実に得られる。
【0033】
さらに、この実施の形態にかかる車両用灯具は、撮像装置16が横断歩道29の約30m手前にある路面上の予告道路標示30を撮像すると、制御装置17の駆動制御信号により、左側モータ13Lおよび右側モータ13Rが左側の光照射手段14および右側の光照射手段14をそれぞれ回転軸D回りに外側に回転させて、横断歩道29およびその横断歩道29の左右両側の部分を広く照明することができる。このために、この実施の形態にかかる車両用灯具は、横断歩道29上および横断歩道29付近の歩行者などを照明して視認することができ、交通安全上好ましい。
【0034】
さらにまた、この実施の形態にかかる車両用灯具は、1台の光照射手段14で、操舵センサー25からの操舵方向信号に基づいた配光パターンと、撮像装置16からの画像信号に基づいて配光パターンとが得られる。このように、この実施の形態にかかる車両用灯具は、1台の灯具で2台の灯具を兼用することができ、その分、構造が簡単となり、かつ、製造コストが安価となる。
【0035】
(実施の形態以外の例の説明)
なお、この実施の形態における車両用灯具は、ヘッドランプ1L、1Rの灯室2内に走行用ランプユニット5およびすれ違い用ランプユニット6とともに配置された補助用ランプユニット7として説明したが、この発明においては、この補助用ランプユニット7以外の車両用灯具、たとえば、フォグランプ、コーナリングランプ、カーブランプ、ベンディングランプなどの車両用灯具でも良い。
【0036】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)によれば、撮像装置が横断歩道の手前にある路面上の予告道路標示を撮像すると、制御装置の駆動制御信号により、駆動手段が左右の光照射手段をそれぞれ回転軸回りに外側に回転させて、横断歩道およびその横断歩道の左右両側の部分を広く照明することができる。このために、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)は、横断歩道上および横断歩道付近の歩行者などを照明して視認することができ、交通安全上好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる車両用灯具の実施の形態を示す横断面図である。
【図2】 光照射手段の光軸が車両のカーラインの前後方向とが一致する状態を示す横断面図である。
【図3】 撮像装置、制御装置、左側モータ、右側モータ、各種のセンサーを示すブロック図である。
【図4】 直線道路の横断歩道を照明する状態を示す説明図である。
【図5】 曲線道路の横断歩道を照明する状態を示す説明図である。
【図6】 曲線道路を照明する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 路面
C 車両
D 回転軸
P すれ違い用配光パターン
LP、RP 補助用配光パターン
F−B 車両のカーラインの前後方向
Z−Z 光軸
1L 左側のヘッドランプ
1R 右側のヘッドランプ
2 灯室
3 ランプハウジング
4 ランプレンズ(アウターカバー)
5 走行用ランプユニット
6 すれ違い用ランプユニット
7 補助用ランプユニット
8 走行用光源
9 走行用リフレクタ(走行用反射面)
10 すれ違い用光源
11 すれ違い用リフレクタ(すれ違い用反射面)
12 支持手段
13L 左側モータ(駆動手段)
13R 右側モータ(駆動手段)
14 光照射手段
15 インナーパネル
16 撮像装置
17 制御装置
18 CCDカメラ
19 画像処理手段
20 インターフェイス回路
21 中央演算装置・CPU
22 ナビゲーションシステム(カーナビゲーション)
23 モータドライブ回路
24 ターンセンサー
25 操舵センサー
26 車速センサー
27 GPSレシーバー
28 ジャイロセンサー
29 横断歩道
30 予告道路標示
31 歩道
32 歩行者
33 センターライン

Claims (1)

  1. 道路環境や車両走行環境に応じて配光パターンを変える車両用灯具において、
    車両の前部の左右両側にそれぞれほぼ垂直な回転軸回りに回転可能に装備され、光を路面などに照射する光照射手段と、
    横断歩道の手前にある路面上の予告道路標示を、車両の前方の情報として撮像し、かつ、画像信号として出力する撮像装置と、
    前記撮像装置からの予告道路標示の画像信号に基づいて横断歩道およびその横断歩道の左右両側の部分を照明する配光パターンの駆動制御信号を出力する制御装置と、
    前記制御装置からの駆動制御信号に基づいて左右の前記光照射手段をそれぞれ前記回転軸回りに外側に回転させる駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用灯具。
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