JP4161861B2 - 曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置 - Google Patents

曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置 Download PDF

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Description

この発明は、夜間、IRカメラを用いて車両の前方を撮像し、その画像をディスプレイに表示させる曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置に関するものである。
従来、図6乃至図10に示すようなヘッドランプ制御システム等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなものでは、まず構成から説明すると、図6に示す自動車等の車体1の前部1aに設けられたコンビネーションヘッドランプユニット2では、主ランプ2a,車両近傍照射用ランプ2b,機能補助用ランプ2cが、左右一対のプロジェクタユニット2d,2dに各々設けられている。
このうち、このコンビネーションヘッドランプユニット2の前記主ランプ2aは、図7に示すように、光源としてのバルブ4の周囲に設けられたリフレクタ5が、このリフレクタ5が一体に設けられた前記プロジェクタユニット2dのハウジング2eと共に、水平方向に傾動駆動されることにより、照射光の光軸を車幅方向水平に変更可能とするように構成されている。
すなわち、このプロジェクタユニット2dのハウジング2eは、車幅方向水平左,右にスイブルモータ2fによって傾動駆動されるように構成されている。
このスイブルモータ2fの制御は、図8に示すような配光制御手段6によって行われる。この配光制御手段6には、ナビゲーション装置等の地図情報取得手段7と、カメラ等の撮像及び画像処理手段又はレーダー装置等によって構成される周囲状況検出手段8と、ハンドル等の転舵角度を検出する操舵情報取得手段9とが接続されている。
そして、前記配光制御手段6では、これらの前記地図情報取得手段7から送られてくる地図情報或いは前記周囲状況検出手段8で取得された周囲情報とのうち、信頼のおける何れか一方の情報若しくは、両情報を用いて補完された信頼のおける情報を用いて、前記ハンドルの転舵角度に応じて、前記スイブルモータ2fの傾動駆動が行われるように構成されている。
次に、この従来例のヘッドランプ制御システムについて説明する。
このように構成された従来のヘッドランプ制御システムでは、前記ハンドルの転舵角度に応じて、前記操舵情報取得手段9が転舵方向及び転舵量が検出される。
そして、前記地図情報取得手段7から送られてくる地図情報或いは前記周囲状況検出手段8で取得された周囲情報とのうち、信頼のおける何れか一方の情報若しくは、両情報を用いて補完された信頼のおける情報を用いて、前記スイブルモータ2fが傾動駆動される。
このため、前記プロジェクタユニット2dのハウジング2eが、車幅方向水平左,右にスイブル動作が行われる。
図9に示すように、進行方向の道路の状況に合わせて、左折する若しくは左カーブに沿ってハンドルを左に転舵した場合には、図9中実線で示すように、左方向に前記バルブ4の照光の光軸が中央方向から変更されて、左方向の道路上が照明される。
また、右方向にハンドルが転舵された場合には、図9中二点鎖線に示すように、左方向に前記バルブ4の照光の光軸が変更されることなく、実線で示すような中央方向の道路上への照明が維持される。
このため、対向車線の他の車両10の乗員や、歩道或いは横断歩道等を歩行する歩行者11に照光が当たらず、幻惑を招く虞がない。
特開2002−193025号公報(段落0014乃至0149、図1乃至図15)
しかしながら、このような従来のヘッドランプ制御システムでは、交差点で停止した車両1のコンビネーションヘッドランプユニット2の光軸は、対向車線側に向けられることなく照光は、車両前方中央を向いたままであるので、前記対向車線の他の車両10や、歩道或いは横断歩道等を歩行する歩行者11に照光が当たらず、図10に示すように、対向車線の他の車両10や、歩行者11を視認することが困難であった。
そこで、この発明は、夜間でも、対向車線の他の車両や、歩行者を容易に視認することが出来る曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ステアリング装置のステアリング舵角を検出して、ステアリング舵角信号を送出するステアリング舵角センサと、前照灯を車幅方向水平にスイブル駆動する前照灯スイブル駆動機構と、該ステアリング舵角センサから送られてくる前記ステアリング舵角信号に応じて、前記前照灯スイブル駆動機構を前記車幅方向水平に駆動制御して、前記前照灯をステアリング転舵方向に向ける制御部と、車速を検出して車速信号を送出する車速センサと、車両前方を撮像する撮像手段と、該撮像手段によって撮像された画像を運転席から視認可能な箇所に表示する表示手段と、前記撮像手段を車幅方向水平にスイブル駆動する撮像手段スイブル駆動機構とを有する曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置であって、前記制御部では、前記ステアリング舵角信号に応じて、前記撮像手段スイブル駆動機構を駆動制御して、前記ステアリング転舵方向に前記撮像手段を向ける際、前記ステアリング転舵方向が、対向車線側である場合には、前記撮像手段の撮像方向が反対車線側に向くように前記撮像手段スイブル駆動機構を連動させて制御すると共に、前記ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように前記前照灯スイブル駆動機構を連動させて制御する曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記制御部では、前記車速センサで検出されて送出された前記車速信号によって、車両停止状態であると判断すると、前記ステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように前記前照灯スイブル駆動機構を連動させて制御する請求項1記載の曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、前記制御部によって、前記ステアリング舵角センサから送出されたステアリング舵角信号に応じて、前記撮像手段スイブル駆動機構が駆動制御されて、前記ステアリング転舵方向に前記撮像手段が向けられる。
このため、車両の乗員が前記前照灯の照光のみでは視認しづらい車両前方方向に向けて、前記ステアリング装置を転舵すると、前記撮像手段スイブル駆動機構が、前記撮像手段を前記ステアリング転舵方向に向けて、道路状況を、前記表示手段に表示する。
従って、前記撮像手段として、例えば、赤外線カメラ(IRカメラ)等を用いれば、前記前照灯の照光のみでは、視認しづらい車両前方の道路状況を前記表示手段で、前記運転席から視認可能な箇所に表示して、車両の運転を補助することができる。
また、対向車線側に向けて、前記ステアリング転舵された場合には、前記撮像手段スイブル駆動機構が連動して、前記撮像手段の撮像方向が反対車線側に向くように制御されると共に、前記ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように前記前照灯スイブル駆動機構を連動して制御できる。
このため、対向車線側に向けて前記ステアリング装置が転舵された場合には、前記撮像手段スイブル駆動機構によって、前記撮像手段の撮像方向がステアリング転舵方向に向けられて、対向車線側が撮像される。
従って、前記撮像手段によって、ステアリング転舵方向の道路又は障害物を容易に視認出来、車両前方の道路状況が、把握しやすい。
よって、対向車線側に対しては、前記前照灯の照光方向を向ける必要が無く、前記対向車線の車両の乗員や、歩道或いは横断歩道等を歩行する歩行者に照光を当てなくてもよいので、幻惑を招く虞がない。
また、前記制御部によって、前記ステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように前記前照灯スイブル駆動機構が連動されて制御されると共に、前記ステアリング転舵方向が、対向車線側である場合には、前記撮像手段の撮像方向が反対車線側に向くように前記撮像手段スイブル駆動機構が連動されて制御される。
このため、前記ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向いて、照光をあてて、更に、道路状況の視認性を向上させることができる。
このため、対向車線と反対側に向けて前記ステアリング装置が転舵された場合には、前記前照灯スイブル駆動機構が連動して、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように制御される。
従って、前記前照灯によって、ステアリング転舵方向が照光されて、車両前方の道路状況が、把握しやすい。
更に、請求項記載のものは、前記制御部によって、前記車速センサで検出されて送出された前記車速信号が、車両停止状態である際に、前記ステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように前記前照灯スイブル駆動機構が連動されて制御される。
従って、前記前照灯によって、ステアリング転舵方向が照光されて、車両前方の道路状況が、把握しやすい。
しかも、この際、前記ステアリング転舵方向が、対向車線側である場合でも、前記撮像手段の撮像方向が反対車線側に向き、前記前照灯の照光方向を反対車線側に向ける必要が無いので、前記交差点で停止している対向車線の車両の乗員や、歩道或いは交差点内の横断歩道等を歩行する歩行者に照光が当らず、幻惑を与える虞がない。
次に、図1乃至図5及び図7に示す図面に基づいて、この発明の最良の実施の形態の曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置について説明する。なお、前記従来例と同様な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施の形態の車両用暗視装置では、自動車等の車両12に搭載される曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置13で、赤外線カメラ(IRカメラ)の画像を用いて、夜間等、運転者が視認しにくい車両前方の前照灯によって照光されない範囲も、把握する補助として用いられ、表示手段としてのHUD(ヘッドアップディスプレイ装置)14に道路状況を表示するものである。
このうち、前照灯としてのコンビネーションヘッドランプユニット2には、主ランプ2a,車両近傍照射用ランプ2b,機能補助用ランプ2cが、左右一対のプロジェクタユニット2d,2dに各々設けられている。
このうち、このコンビネーションヘッドランプユニット2の主ランプ2aは、従来と略同様に、図7に示すように、光源としてのバルブ4の周囲に設けられたリフレクタ5が、このリフレクタ5が一体に設けられた前記プロジェクタユニット2dのハウジング2eと共に、水平方向に傾動駆動されることにより、照射光の光軸を車幅方向水平に変更可能とするように構成されている。
すなわち、このプロジェクタユニット2d,2dのハウジング2e,2eは、車幅方向水平左,右に各々、前照灯スイブル駆動機構を構成するスイブルモータ2f,2fによって傾動駆動されるように構成されている。
これらの左,右のスイブルモータ2f,2fの制御は、図1に示すような制御部15によって行われる。この制御部15には、ステアリング装置16のステアリング舵角を検出して、ステアリング舵角信号を送出するステアリング舵角センサ17が接続されている。
この制御部15には、主に、このステアリング舵角センサ17から送られてくる前記ステアリング舵角信号が入力する入力ポート15aと、中央演算装置としてのCPU15bと、出力信号を出力する出力ポート15cと、左,右のランプスイブルドライバ部15d,15dと、カメラスイブルドライバ部15eとが設けられている。
このうち、CPU15bは、検出されたステアリング転舵方向及び転舵量に応じて、ナイトビジョンカメラ19のスイブル角度を演算するように構成されている。
また、前記左,右のランプスイブルドライバ部15d,15dは、このステアリング舵角センサ17から送られてくる前記ステアリング舵角信号に応じて、前記CPU15bでランプスイブル角度が演算されて、前記出力ポート15cから出力された出力信号に応じて、前記スイブルモータ2f,2fを各々前記車幅方向水平左,右に駆動制御して、前記左,右コンビネーションヘッドランプユニット2,2の主ランプ2a,2aを個別にステアリング転舵方向に向けるように構成されている。
そして、前記制御部15には、これらの出力ポート15cからの出力信号を受けて、撮像手段としてのナイトビジョンカメラ19のスイブルモータ20に駆動信号を送出するカメラスイブルドライバ部15eが設けられている。
この発明の最良の実施の形態の実施例1の車両用暗視装置では、車幅方向水平左,右を含む車両前方を撮像する撮像手段としてのナイトビジョンカメラ(IRカメラ)19が、スイブルモータ20によって、車幅方向水平左右にスイブル駆動されるように、車室内天井部の前縁近傍で、ルームミラー前側に支持されて装着されている。
このナイトビジョンカメラ19は、赤外線を用いて夜間でも撮像可能に構成されていて、画像処理ユニット21を介して、表示手段としての前記HUD(ヘッドアップディスプレイ装置)14に接続されていて、前記ナイトビジョンカメラ19によって撮像された画像が、運転席から視認可能な箇所であるフロントウインドウパネル22の一部に表示されるように構成されている。
この実施例1の前記制御部15では、前記ステアリング舵角信号に応じて、前記CPU15bで、前記ナイトビジョンカメラ19のスイブル角度が演算される。
演算結果は、前記出力ポート15cからカメラスイブルドライバ部15eを介して、モータ出力信号として、前記ナイトビジョンカメラ19のスイブルモータ20に出力される。 前記スイブルモータ20では、この出力信号に応じて駆動制御されて、前記ステアリング転舵方向に前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向を向けるように構成されている。
すなわち、この実施例1の前記制御部15では、前記車速センサ18で検出されて送出された前記車速信号が、車両停止状態であると、前記CPU15bで判断された際には、前記ステアリング舵角センサ17で検出されたステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記コンビネーションヘッドランプユニット2のプロジェクタユニット2dが、図4中二点鎖線で示すようにステアリング転舵方向である対向車線と反対側Lに向くように、主に、左側のスイブルモータ2fがステアリング舵角信号に連動されて制御されるように構成されている。
更に、この実施例1では、前記入力ポート15aには、この車両12の車速を検出して車速信号を送出する車速センサ18が接続されていて、この車速センサ18から送られてくる車速信号が、この入力ポート15aに入力されるように構成されている。
また、前記CPU15bは、前記車速センサ18で検出された車速信号が、0km/hである場合には、前記ステアリング舵角センサ17で検出されたステアリング舵角に応じて、前記ナイトビジョンカメラ19のスイブル角度が演算されるように構成されている。
更に、前記ステアリング転舵方向が、対向車線側Rである場合には、前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向を反対車線側Rに向けて、前記スイブルモータ20をステアリング舵角信号に連動させるように制御される。
このため、図4中二点鎖線で示すように、このナイトビジョンカメラ19の撮像範囲IERが、対向車線側Rに変更されて、交差点26の反対車線側Rに位置する歩道23,24及び横断歩道25、若しくはこれらの歩道23,24及び横断歩道25上の歩行者11を撮像可能とする様に構成されている。
次に、この実施例1の曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置の作用について、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
この実施例1の車両用暗視装置13では、まず、Step1で、前照灯の点灯等により、車両用暗視装置13の制御が開始されると、Step2では、前記車速センサ18によって車速の読み取り(検出)が行われる。
Step3では、前記制御部15では、前記車速センサ18で検出されて送出された前記車速信号によって、車両停止状態であるか否かが判断される。
この実施例1では、前記車速センサ18で検出された車速信号が、0km/hである場合には、次のStep4に進み、前記ステアリング舵角センサ17で、ステアリング舵角の読み取り(検出)が行われると共に、0km/h以外である場合には、Step8に進み、制御が終了する。
Step5では、前記ステアリング舵角センサ17で、検出されたステアリング転舵方向が右の場合には、次のStep6に進み、前記CPU15bで、ナイトビジョンカメラ19のスイブル角度が演算される。
Step7では、この演算結果に基づいて、前記出力ポート15cからモータ出力信号が出力されて、前記ナイトビジョンカメラ19のスイブルモータ20が駆動制御される。
このように、前記制御部15によって、前記ステアリング舵角センサ17から送出されたステアリング舵角信号に応じて、前記スイブルモータ20が駆動制御されて、前記ステアリング転舵方向に前記ナイトビジョンカメラ19が、向けられる。
このため、車両12の乗員が前記コンビネーションヘッドランプユニット2の照光のみでは視認しづらい車両前方方向に向けて、前記ステアリング装置16が転舵されると、前記スイブルモータ20が、前記ナイトビジョンカメラ19が前記ステアリング転舵方向に向けられる。
前記ナイトビジョンカメラ19では、撮像された撮像データが、前記画像処理ユニット21を介して、前記HUD14に送出されて、道路状況が、このHUD14によって、前記フロントウインドウパネル22の運転席前方の一部に表示される。
従って、前記撮像手段として、例えば、この実施例1のように、ナイトビジョンカメラ19を用いれば、前記コンビネーションヘッドランプユニット2の照光のみでは、視認しづらい車両前方の道路状況を前記HUD14で、前記運転席から視認可能な箇所に表示して、車両の運転を補助することができる。
また、前記制御部15によって、前記ステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、図4中二点鎖線で示すように、前記コンビネーションヘッドランプユニット2の照光の光軸が、ステアリング転舵方向に向くように、前記スイブルモータ2fが連動されて制御される。
従って、左カーブの場合には、道路が前記コンビネーションヘッドランプユニット2の照光によって明るく照らされて、車両12の乗員が直接、道路状況を視認して把握できる。
そして、前記ステアリング転舵方向が、対向車線側である場合には、図4に示すように、前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向が、反対車線側に向くように前記スイブルモータ20が連動されて制御される。
このため、対向車線側に向けて、前記ステアリング転舵された場合には、前記スイブルモータ20が連動して、前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向が反対車線側に向くように制御される。
すなわち、対向車線側に向けて前記ステアリング装置16が転舵された場合には、前記スイブルモータ20によって、前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向がステアリング転舵方向に向けられて、対向車線側が撮像される。
撮像された反対側車線の道路状況は、前記HUD14によって、前記フロントウインドウパネル22の運転席前方の一部に表示される。例えば、図5に示すように、反対側車線の測道に位置する歩道若しくは横断歩道を歩行中の歩行者が、表示される。
従って、前記ナイトビジョンカメラ19によって、ステアリング転舵方向の道路又は障害物を容易に視認出来、車両前方の道路状況が、把握しやすい。
よって、この実施例1では、対向車線側に対しては、前記コンビネーションヘッドランプユニット2の照光方向を向ける必要が無く、前記対向車線の車両の乗員や、歩道或いは横断歩道等を歩行する歩行者に照光を当てなくてもよいので、これらの乗員や歩行者が、照光によって幻惑する虞がない。
更に、この実施例1では、前記制御部15によって、前記車速センサ18で検出されて送出された前記車速信号が、車両停止状態である際に、前記ステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記コンビネーションヘッドランプユニット2がステアリング転舵方向に向くように前記スイブルモータ2fが連動されて制御される。
従って、前記コンビネーションヘッドランプユニット2によって、ステアリング転舵方向が照光されて、車両前方の道路状況が、把握しやすい。
また、車両停止状態で、対向車線側に向けて、前記ステアリング転舵された場合には、前記スイブルモータ20が連動して、前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向が反対車線側に向くように制御される。
このため、対向車線側に向けて前記ステアリング装置16が転舵された場合には、前記スイブルモータが連動して、前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向がステアリング転舵方向に向いて、対向車線側の道路状況が撮像される。
従って、交差点等で、車両が停止している場合では、前記ナイトビジョンカメラ19によって、ステアリング転舵方向が容易に視認出来、車両前方の対向車線側の障害物や、他の車両及び歩行者等の道路状況が、把握しやすい。
しかも、この際、前記ステアリング転舵方向が、対向車線側である場合でも、前記ナイトビジョンカメラ19の撮像方向が反対車線側に向き、前記コンビネーションヘッドランプユニット2の照光方向を反対車線側に向ける必要が無いので、前記交差点で停止している対向車線の車両の乗員や、歩道或いは交差点内の横断歩道等を歩行する歩行者に照光が当らず、幻惑を与える虞がない。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための最良の実施の形態及び実施例1又は2の車両用暗視装置を詳述してきたが、具体的な構成は、これらのに実施の形態及び実施例1限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、撮像手段としてのナイトビジョンカメラ(IRカメラ)19を用いているが、特にこれに限らず、車両前方を撮像するものであれば、可視光を撮像するカメラ或いは、赤外光と可視光とを同時に撮像するカメラ等、どのようなものであってもよくこれらを併用してもよい。
また、前記実施例1では、前記車速センサ18で検出された車速信号が、0km/hである場合に、前記ステアリング舵角センサ17で、ステアリング舵角の読み取りが行われて、前記ナイトビジョンカメラ19をスイブル駆動するように構成されているが、特にこれに限らず、車速が0km/h以外で、車両12が前進している場合や或いは後進している場合でも、前記ナイトビジョンカメラ19をスイブル駆動するように構成してもよい。
また、前記実施例1では、 前記制御部15によって、前記ステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、図4中二点鎖線で示すように、前記コンビネーションヘッドランプユニット2の照光の光軸が、ステアリング転舵方向に向くように、前記スイブルモータ2fが連動されて制御されるように構成されているが、例えば、このコンビネーションヘッドランプユニット2の照光に加えて、対向車線と反対側に向けて、前記ナイトビジョンカメラ19をスイブル駆動することにより、前記HUD14の画像を運転の補助として用いるように構成してもよい。
この発明を実施するための最良の形態の実施例1に係る曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置で、構成を説明するブロック図である。 実施例1の車両用暗視装置を示し、車両全体の構成を説明する斜視図である。 実施例1の車両用暗視装置で、動作を説明するフローチャートである。 実施例1の車両用暗視装置を用いた場合のコンビネーションヘッドランプユニットで照光される範囲と、ナイトビジョンカメラで撮像される範囲との関係を説明する平面図である。 実施例1の車両用暗視装置で、ナイトビジョンカメラによって撮像されて、HUDによりフロントウインドウパネルに表示された道路状況の一例を示す模式図である。 ヘッドランプ制御システムで、車両前部に設けられたコンビネーションヘッドランプユニットの構成を説明する斜視図である。 ヘッドランプ制御システムで、図6中A−A線に沿った位置での断面図である。 従来例のヘッドランプ制御システムで、構成を説明するブロック図である。 従来例のヘッドランプ制御システムで、コンビネーションヘッドランプユニットで照光される範囲を説明する平面図である。 運転席の乗員が、フロントウインドウパネル越しに車両前方を見た道路状況の一例を示す模式図である。
符号の説明
2 コンビネーションヘッドランプユニット
4 バルブ(光源)
10 他の車両
11 歩行者
12 車両
13 車両用暗視装置
14 HUD(表示手段)
15 制御部
16 ステアリング装置
17 ステアリング舵角センサ
18 車速センサ
19 ナイトビジョンカメラ(撮像手段)
20 スイブルモータ(撮像手段スイブル駆動機構)
22 フロントウインドウパネル
23,24 歩道
26 交差点

Claims (2)

  1. ステアリング装置のステアリング舵角を検出して、ステアリング舵角信号を送出するステアリング舵角センサと、前照灯を車幅方向水平にスイブル駆動する前照灯スイブル駆動機構と、該ステアリング舵角センサから送られてくる前記ステアリング舵角信号に応じて、前記前照灯スイブル駆動機構を前記車幅方向水平に駆動制御して、前記前照灯をステアリング転舵方向に向ける制御部と、車速を検出して車速信号を送出する車速センサと、車両前方を撮像する撮像手段と、該撮像手段によって撮像された画像を運転席から視認可能な箇所に表示する表示手段と、前記撮像手段を車幅方向水平にスイブル駆動する撮像手段スイブル駆動機構とを有する曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置であって、
    前記制御部では、前記ステアリング舵角信号に応じて、前記撮像手段スイブル駆動機構を駆動制御して、前記ステアリング転舵方向に前記撮像手段を向ける際、前記ステアリング転舵方向が、対向車線側である場合には、前記撮像手段の撮像方向が反対車線側に向くように前記撮像手段スイブル駆動機構を連動させて制御すると共に、前記ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように前記前照灯スイブル駆動機構を連動させて制御することを特徴とする曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置。
  2. 前記制御部では、前記車速センサで検出されて送出された前記車速信号によって、車両停止状態であると判断すると、前記ステアリング舵角信号に応じて、ステアリング転舵方向が、対向車線と反対側の場合には、前記前照灯がステアリング転舵方向に向くように前記前照灯スイブル駆動機構を連動させて制御することを特徴とする請求項1記載の曲線道路用前照灯に連動した車両用暗視装置。
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