JP2000167294A

JP2000167294A - 身体不自由者用の洗濯物干し台

Info

Publication number: JP2000167294A
Application number: JP10342626A
Authority: JP
Inventors: Masahisa Matsuda; 松田正久
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-12-02
Filing date: 1998-12-02
Publication date: 2000-06-20

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】車椅子使用の身体障害者や腰の不自由な高齢者
と健常者が兼用でき、身体不自由者が容易に洗濯物を物
干し竿にかけることができる様、作業可能高さに調整で
き、しかも安全で容易に多量の洗濯物を物干し竿にかけ
る、軽量小型で移動可能な身体不自由者用の洗濯物干し
台を提供する。【解決手段】架台両側の側柱１は中央部から傾斜させて
ある。複数の物干し竿１５が物干し竿昇降装置の手回し
ハンドル５を回すことにより連動して側柱１の上面を昇
降する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明に属する技術分野】この発明は複数の物干し竿
（１５）を左右の帯(１３）に取り付けられてある竿脱
着具（１４）に装着することにより、架台(図３)に設置
された物干し竿昇降駆動装置(図５)の手回しハンドル
（５）を回すことにより物干し竿（１５）を昇降するよ
うにした身体不自由者と健常者が兼用できる身体不自由
者用の洗濯物干し台（図１）。

【０００２】

【従来の技術】従来の洗濯物干し装置として、室内等の
建物の天井に固定し、上からぶら下げ物干し竿を電動制
御付駆動方式で作動させる物や、紐で物干し竿を吊り下
げ、手で紐を引張り上下させる物がある。

【０００３】

【発明が解決しようとした課題】車椅子使用の身障者や
腰が不自由になった高齢者と健常者が兼用でき、移設可
能で屋内外共に簡単操作で安全に使用できる洗濯物干し
台がなかった。本発明はこれらの欠点を除く為になされ
た物である。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】身体不自由者用の洗濯物干
し台とするための手段として、車椅子に乗たままでも洗
濯物干し作業ができる様、洗濯物干し台の架台(図３)の
土台(２)は内側に曲がっており障害物が無い。又、洗濯
物を物干し竿にかけ安い位置に手回しハンドル（５）で
高さを調整できるようにしてあるので腰の不自由な高齢
者及び健常者共にも使いやすくしてある。軽量構造とす
るための手段として、中空管製の架台(図３)及び物干し
竿(１５)とする。小型構造とするための手段として、側
柱（１）は中間から傾斜させておき小間隔で複数の物干
し竿（１５）をかけても上段の洗濯物に水滴がかからな
いようにする。安全構造とするための手段として、物干
し竿昇降駆動装置（図５）は手回しハンドル（５）と連
動するウオームギヤ（６）とホーイルギヤ（７）の組み
合わせにより、ホーイルギヤ（７）からの回転入力では
動かない原理を用いる。このことは手回しハンドル
（５）を回さない限り作動しない安全構造となってい
る。簡単構造とするための手段として、物干し竿を装着
する装置（図６）は物干し竿（１５）を帯（１３）に取
り付けられた竿脱着具（１４）にのせるだけで装着可能
とする。移動構造とするための手段として、身体不自由
者用の洗濯物干し台（図１）は軽量小型の構造とし屋内
外とも使用可能な構造とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】身体不自由者の洗濯物干し台を使
用するときは、使用前の全体斜視図（図１）の状態にす
る。このとき複数の物干し竿（１５）は両側に取り付け
られている帯（１３）の竿脱着具（１４）に装着してお
く。係留棒（３）には複数の物干し竿（１５）が待機し
ている。係留してある一段目の物干し竿（１５）を作業
位置に上げるには手回しハンドル（５）を右又は左に回
転して作業可能高さにし、洗濯物を物干し竿（１５）に
かける。次段からは順次手回しハンドル（５）を左回転
させ物干し竿（１５）を作業可能高さにし、洗濯物を物
干し竿（１５）にかける。このとき物干し竿（１５）は
連動して上がっていく。洗濯物を外すときは、手回しハ
ンドル（５）を右回転させ物干し竿（１５）を作業可能
位置まで降ろし、洗濯物を外す。固定物干し竿（１０）
には布団等の重いものに適している。

【０００６】

【発明の効果】架台（図２）と物干し竿（１５）は中空
管で構成されており、側柱（１）は中間から傾斜させて
あるので、小間隔で複数の物干し竿（１５）を装着して
も、水分を含んだ洗濯物が下段の洗濯物にかからない。
これらのことは架台を小型にし軽量となり、移動可能と
する効果がある。物干し竿（１５）の昇降操作は手回し
ハンドル（５）を回すだけで可能である。物干し竿駆動
昇降装置（図４）にはウオームギヤ（６）とホイールギ
ヤ（７）が組み合わされているので、手回しハンドル
（５）を回さない限り物干し竿（１５）は昇降しない効
果がある。この発明構造には、昇降装置の手回しハンド
ルの代わりに電動機の取り付け、定置き用のジヤッキ付
や移動用のブレーキ付キャスターの取り付け、帯とドラ
ムの代わりにチエンとスプロケットを装着することがで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】使用前の全体斜視図である

【図２】使用中の全体斜視図である

【図３】架台を示す斜視図である

【図４】洗濯物干し竿を昇降する装置の従動構造を示す
図面である

【図５】洗濯物干し竿を昇降する装置の駆動構造を示す
図面である

【図６】洗濯物干し竿を装着する全体を示す図面である

【符号の説明】

１．側柱２．土台
３．係留棒４．ギヤボックス５．手回しハンドル
６．ウオームギヤ７．ホイールギヤ８．連動ドラム
９．回転軸１０．固定物干し台１１．自由ドラム１
２．従動軸１３．帯１４．竿脱着具１
５．物干し竿

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】架台両側の側柱（１）は中央部から傾斜さ
せてある。複数の物干し竿（１５）が物干し竿昇降装置
の手回しハンドル（５）を回すことにより連動して側柱
（１）の上面を自重も利用して昇降することを特徴とす
る身体不自由者用の洗濯物干し台。(図1)
【請求項２】物干し竿昇降駆動装置(図５)は、固定物干
し竿(１０)に回転軸（９）が差し込まれており、回転軸
(９)の両側には連動ドラム（８）と片側にはホイールギ
ヤ（７）が固定されている。これに手回しハンドル
（５）と連動するウオ−ムギヤ（６）が側柱（１）に取
り付けてあるギヤボックス（４）内で組み合わされてい
る。
【請求項３】請求項2に記載の物干し竿昇降駆動装置
（図５）の両側の連動ドラム（８）には複数の竿脱着具
（１４）を取り付けた帯（１３）が固定されている。帯
（１３）は連動ト゛ラム（８）の回転により物干し竿昇降
従動装置(図4)の両側に取り付けてある自由ドラム（１
１）を介して作動する機構とする。以上のごとく構成さ
れた身体不自由者用の洗濯物干し台(図1)。