JP2000163460A - 半導体集積回路装置の信頼性検証方法及びその配置配線方法 - Google Patents
半導体集積回路装置の信頼性検証方法及びその配置配線方法Info
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Abstract
要とする半導体集積回路装置の信頼性検証方法及び配置
配線方法を提供する。 【解決手段】 仮想配線容量を計算するステップST1
2と、遅延ライブラリーLibdlの情報から遅延時間及び
信号のスルーレートを計算するステップST13と、こ
れらのステップで得られた仮想配線容量と信号のスルー
レートとを用いて配線の電流量を算出するステップST
14と、許容電流量を満たす配線幅を計算するステップ
ST15と、その結果に基づいて自動レイアウト処理を
行なうステップST15とを備えている。この結果、実
際の配線生成以前に、配線を流れる電流量の高速かつ正
確な解析が可能となり、さらに信頼性基準を満たす配線
を生成することができる。
Description
置のエレクトロマイグレーションなどの不具合を起こさ
ないための許容電流密度に関する信頼性検証方法及び配
置配線方法に関するものである。
て、トランジスタ等の素子加工のための微細化加工技術
が進展している。ところが、半導体デバイスの構造の微
細化が進むと、トランジスタの駆動能力に比較してトラ
ンジスタ間を接続する配線が相対的に細くなる傾向があ
る。その結果、配線を流れる電流密度が増大し、許容さ
れる電流密度(許容電流密度)以上の電流量が流れる
と、エレクトロマイグレーションという現象が発生して
配線が切断するという問題が起こる。この問題を回避す
るため、LSI設計段階では、半導体デバイスの各部分
の電流密度を見積もって、許容される電流密度以上の電
流が流れないように設計するための信頼性検証を行なう
必要がある。
証方法の一例として、特開平9-293765号公報に開示され
ている「半導体集積回路装置のエレクトロマイグレーシ
ョン信頼性検証方法及びその装置」がある。
RC情報とトランジスタの駆動能力とを抽出し、トラン
ジスタレベルで電流解析を行なって、配線を流れる電流
密度を解析する方法を用いている。この方法では、被検
証対象ネットの論理状態を変化させるトランジスタの構
成情報(チャネルタイプ、チャネル数及びチャネル幅)
を検出し、被検証対象ネットの配線抵抗及び負荷容量を
計算する。次に、トランジスタ構成情報と配線抵抗及び
負荷容量とから被検査対象ネットの最大ピーク電流を求
める。この最大ピーク電流計算に際しては、トランジス
タ幅、配線抵抗及び負荷容量をパラメータとしたテーブ
ルを作成することにより、電流計算をなるべく高速で行
なうようにしている。このように計算されたピーク電流
を使用して、エレクトロマイグレーションを生じないた
めに要求される電流の制限値を満足しているかを調べる
のである。
ている信頼性検証方法によると、トランジスタレベルの
回路シミュレーションで電流解析まで行なう行なう場合
と比較して高速に電流量の計算が実施できる。しかしな
がら、配線を駆動するトランジスタの構成情報を抽出す
る処理と、ピーク電流を表現するテーブルの作成とが前
提となる。そのため、トランジスタの構成情報の抽出に
はセル内部の解析が必要であり、処理時間が増大すると
いう不具合がある。
負荷容量の組み合わせが同一であっても、配線形状が異
なる場合にはピーク電流が変動するため、一律の配線抵
抗と容量の組み合わせに基づいてピーク電流値を見積も
ったのでは電流計算が不正確となる。反面、配線形状ま
で考慮してテーブルを作成することは、配線抵抗と容量
の組み合わせの数が無数に増えるので現実の設計には適
用できない。
ーク電流を計算することから、配線幅を変更することが
困難となる。
成されていなくても、遅延時間計算で求められる負荷容
量と信号のスルーレートとを使用して配線を流れる電流
を算出することにより、許容値を超える電流が流れるネ
ットの実効容量の減少や遅延時間に余裕のあるセルの駆
動能力の調整が可能となるいう点に着目して、配線を流
れる電流量の高速かつ正確な解析を可能とする信頼性検
証方法と、信頼性基準を満たす半導体集積回路装置装置
の配置配線方法とを提供することにある。
積回路装置の信頼性検証方法は、論理機能を有する複数
のセルを配置して、上記セルの端子間を配線で接続して
なる半導体集積回路装置の信頼性検証方法であって、ネ
ットリストからネットのファンアウト数に関する情報を
取り出して、ファンアウト数に基づき仮想配線容量を推
定する第1のステップと、上記仮想配線容量および上記
ネットに接続される端子容量を加算して負荷容量を計算
するとともに、遅延ライブラリーから上記セルの遅延時
間および出力端子の駆動能力に関する情報を取り出し
て、上記出力端子によって駆動される配線を通過する信
号のスルーレートを計算する第2のステップと、上記ス
ルーレートと上記負荷容量とに基づいて、上記配線を通
過する電流量を計算する第3のステップと、上記電流量
から算出される配線の電流密度が信頼性維持のための許
容電流密度を越えないように配線の幅が確保されている
か否かを検証する第4のステップとを備えている。
成以前に配線を流れる電流量の高速かつ正確な解析が可
能となり、エレクトロマイグレーションによる配線の切
断などの不具合を回避するために許される電流密度以下
であるか否かを容易に検証できる。その場合、上記従来
の公報の技術のごとく、別途余分なテーブルの作成を要
することなく、既存の遅延に関する情報を記述している
遅延ライブラリを利用して、信頼性の検証を行なうこと
ができる。また、この検証結果から、必要な配線幅を見
積もって自動レイアウトすることで、信頼性基準を満た
す配線を生成することが可能となる。
証方法において、上記第3のステップでは、上記負荷容
量と上記スルーレートとの積を上記電流量とすることに
より、簡易な方法ながら高い精度で電流量を見積もるこ
とができる。
証方法において、上記第2のステップでは、入力信号の
第1のスルーレートおよび出力端子に接続された上記負
荷容量の関数である出力信号の第2のスルーレートを使
用することにより、遅延ライブラリを利用するための際
の便宜性が向上する。
証方法において、上記第4のステップにおける検証の結
果、上記配線の信頼性を維持するために必要な配線幅が
確保されていないときには、配線幅を改善する第5のス
テップをさらに備えていることが好ましい。
性検証方法において、上記第4のステップの結果に基づ
いて配置配線を行なう第5のステップと、生成された配
線に付随する抵抗と容量を抽出する第6のステップと、
上記抵抗と上記容量とを用いて上記配線の実効容量を算
出する第7のステップと、上記実効容量と遅延ライブラ
リー中のセルの遅延時間および出力端子の駆動能力に関
する情報とを用いて、上記出力端子によって駆動される
配線を通過する信号のスルーレートを計算する第8のス
テップと、上記スルーレートと上記実効容量とに基づい
て、上記配線を通過する電流量を計算する第9のステッ
プと、上記電流量から算出される配線の電流密度が信頼
性維持のための許容電流密度を越えないように配線の幅
が確保されているか否かを検証する第10のステップと
をさらに備えることができる。
いては、配線の実効容量に基づいて、配線がエレクトロ
マイグレーションなどに関する信頼性を満たすか否かに
ついて、さらに正確な再検証を行なうことができる。
証方法は、論理機能を有する複数のセルを配置して、上
記セルの端子間を配線で接続してなる半導体集積回路装
置の信頼性検証方法であって、上記配線に付随する抵抗
と容量を抽出する第1のステップと、上記抵抗と上記容
量とを用いて上記配線の実効容量を算出する第2のステ
ップと、上記実効容量と遅延ライブラリー中のセルの遅
延時間および出力端子の駆動能力に関する情報とを利用
して、上記出力端子によって駆動される配線を通過する
信号のスルーレートを計算する第3のステップと、上記
スルーレートと上記実効容量とに基づいて、上記配線を
通過する電流量を計算する第4のステップと、上記電流
量から算出される配線の電流密度が信頼性維持のための
許容電流密度を越えないように配線の幅が確保されてい
るか否かを検証する第5のステップとを備えている。
線の実効容量に基づいて、配線がエレクトロマイグレー
ションなどに関する信頼性を維持するのに必要な条件を
満たしているか否かをより高い精度で検証することがで
きる。
配線方法は、論理機能を有する複数のセルを配置して、
上記セルの端子間を配線で接続して形成される半導体集
積回路装置の配置配線方法であって、ネットリストから
ネットのファンアウト数に関する情報を取り出して、フ
ァンアウト数に基づき仮想配線容量を推定する第1のス
テップと、上記仮想配線容量および上記ネットに接続さ
れる端子容量を加算して負荷容量を計算するとともに、
遅延ライブラリーから上記セルの遅延時間および出力端
子の駆動能力に関する情報を取り出して、上記出力端子
によって駆動される配線を通過する信号のスルーレート
を計算する第2のステップと、上記スルーレートと上記
負荷容量とに基づいて、上記配線を通過する電流量を計
算する第3のステップと、上記電流量から算出される配
線の電流密度が信頼性維持のための許容電流密度を越え
ないように配線の幅が確保されているか否かを検証しな
がら、上記信頼性を維持する配線を生成する第4のステ
ップとを備えている。
を準備しなくても、遅延に関する情報を記述した既存の
遅延ライブラリを利用して、エレクトロマイグレーショ
ンなどに関する信頼性を維持できる配線を容易かつ迅速
に生成することができる。
方法において、上記第4のステップでは、上記信頼性の
維持に必要な配線幅が確保されていない場合には、ネッ
トリストを変更して上記セルの駆動能力を調整すること
により、信頼性を維持しうる配線を生成することができ
る。
配線方法は、論理機能を有する複数のセルを配置し、上
記セルの端子間を配線で接続してなる半導体集積回路装
置の配置配線方法であって、配置配線を行なう第1のス
テップと、生成された配線に付随する抵抗と容量を抽出
する第2のステップと、上記抵抗と上記容量とを用いて
上記配線の実効容量を算出する第3のステップと、上記
実効容量と遅延ライブラリー中のセルの遅延時間および
出力端子の駆動能力に関する情報とを利用して、上記出
力端子によって駆動される配線を通過する信号のスルー
レートを計算する第4のステップと、上記スルーレート
と上記実効容量とに基づいて、上記配線を通過する電流
量を計算する第5のステップと、上記電流量から算出さ
れる配線の電流密度が信頼性維持のための許容電流密度
を越えないように配線の幅が確保されているか否かを検
証しながら、上記配置又は配線を改善する第6のステッ
プとを備えている。
を作成しなくても、既存の遅延ライブラリーに記述され
ている情報と、配線の生成後における配線の実効容量と
に基づいて、エレクトロマイグレーションなどに関する
信頼性基準を満たすよう容易かつ迅速に配置配線の改善
を行うことができる。
方法において、上記第6のステップでは、上記配線幅を
上記許容電流密度を満たすように変更することにより配
置又は配線を改善することができる。
方法において、上記第6のステップでは、配線形状を変
更して上記実効容量を減少させることにより配置又は配
線を改善することもできる。
方法において、上記第6のステップでは、上記信頼性の
維持のために必要な配線幅が確保されていない場合であ
って、ネットの遅延時間に余裕があるときには、セルの
駆動能力を減少させることにより配置又は配線を改善す
ることができる。
検証方法と配置配線方法について、図面を参照しながら
説明する。
の実施形態における信頼性検証方法と配置配線方法のア
ルゴリズムを示すフローチャートである。図1におい
て、ST11〜ST16は、処理の各ステップを示す。
Libdlは、遅延計算に使用する遅延ライブラリであり、
この遅延ライブラリLibdlには、各セルの遅延時間など
の遅延に関する情報が記述されている。
線容量)との関係を示すグラフである。
トの定義を説明するための論理回路図、入力信号波形図
及び出力信号波形図である。図3(a)において、11
は入力端子、12は出力端子、13はセル、14は負荷
容量をそれぞれ示す。ここで、図3(b),(c)にお
いて、信号スルーレート(入力スルーレート又は出力ス
ルーレート)は下記式で表される。
立ち上がり時間 ただし、上式において、入力信号または出力信号が0レ
ベルから負のレベルに、あるいはVDDレベルからVS
Sレベルに変化するものであるときは、立ち上がり時間
の代わりに立ち下がり時間を用いることができる。
S1〜S3と負荷容量C1〜C3とをインデックスとし
て求められるセル13の遅延時間D1〜D9を示した遅
延テーブルである。
S1〜S3と負荷容量C1〜C3とをインデックスとし
て求められるセル13の出力端子12が駆動する出力信
号のスルーレートO1〜O9を示した遅延テーブルであ
る。
と配置配線方法について、図1、図2、図3、表1及び
表2を参照しながら説明する。ただし、本実施形態及び
下記の各実施形態においては、論理合成−仮配線−レイ
アウト−実配線の手順で設計を進めることを前提として
いる。
る各セル間の接続関係を記述したネットリストを作成す
る論理合成を行なう。このネットリストは、人手で作成
してもよいが、論理合成ツールを使用して自動生成する
ことも可能である。
で作成されたネットリストを利用し、このネットリスト
に記述された各ネットの仮想配線容量を計算する。ここ
では、仮想配線容量は、図2に示すグラフを使用して対
象ネットのファンアウト数から算出される。図2に示さ
れるファンアウト数と仮想配線容量の関係は、実際のレ
イアウト結果を解析することで統計的に求められる。ま
た、このファンアウト数はネットリストに記述されてい
る。
ibdlの情報を入力して、ステップST12で計算した仮
想配線容量とネットに接続した端子容量とに基づいて遅
延時間を計算する。セル13の遅延時間は、入力端子1
1に入力される信号の入力スルーレートと出力端子12
に接続される負荷容量14との積として表すことができ
る。
に示されるように、入力スルーレートS1,S2,S3
と負荷容量C1,C2,C3とをインデックスとして、
遅延時間D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,
D8,D9の値が保持されている。この入力スルーレー
トS1,S2,S3はスペックにより予め定められてい
る。
力スルーレートO1,O2,O3,O4,O5,O6,
O7,O8,O9も、表2に示されるように、入力スル
ーレートS1,S2,S3と負荷容量C1,C2,C3
とをインデックスとして、遅延ライブラリLibdlに格納
されている。そこで、遅延ライブラリLibdlに格納され
ている表1及び表2を用いると、セル13の遅延時間と
セル13が駆動する信号の出力スルーレートを計算する
ことができる。
で求めた負荷容量とステップST13で求めた出力スル
ーレートO1〜O9からセル13が信号を駆動する際の
電流量を算出する。電流量は、次式で計算できる。
=CVの関係があることから求められる。すなわち、Q
=CVの両辺を時間tについて微分すると、dQ/dt
=C(dV/dt)となる。そして、図3(c)からわ
かるように、電流に相当するdV/dtは、負荷容量C
と出力スルーレート(dV/dt)との積として表され
る。
ST14で求めた電流量に基づいて、エレクトロマイグ
レーションによる配線の切断を回避するために許容でき
る電流密度(許容電流密度)以下であるかを検証する。
ただし、許容電流密度は、配線の厚みはほぼ一定と見な
せることから、単位幅当たりの電流量として設定されて
いる。具体的には、ステップST14で求めた電流量
と、ネットリストに格納されている情報中の配線幅とが
次式を満たしているかどうかを検証する。
式の条件を満たす配線幅情報を生成する。
ST15で計算された配線幅の情報に基づいて配線を自
動的にレイアウトする。
方法によると、遅延時間計算で求められる負荷容量と信
号のスルーレートとから配線を流れる電流を算出するこ
とにより、以下の効果を発揮することができる。
線を流れる電流量の高速かつ正確な解析が可能となり、
エレクトロマイグレーションによる配線の切断を回避す
るために許される電流密度以下であるか否かを容易に検
証できる。また、この検証結果から、必要な配線幅を見
積もって自動レイアウトすることで、信頼性基準を満た
す配線を生成することができる。
されている方法の場合には、シミュレーションによって
各トランジスタのピーク電流を求め、これをテーブルと
して作成する手間が必要であるが、本実施形態の方法の
場合には、かかる手間は不要である。本実施形態の方法
では遅延テーブルの情報を利用しているが、遅延テーブ
ルはタイミング調整やスキュー調整のために必須の情報
であり、上記従来の公報の技術を含め、配置配線処理を
行なう場合には必ず作成されるからである。すなわち、
上記従来の公報の技術のごとく、別途余分なテーブルの
作成を要することなく、既存のテーブルを利用して、エ
レクトロマイグレーションに関する信頼性の検証と、信
頼性を保持した配置配線とを行なうことができる。
ルーレートを利用する方法の妥当性を確認するために測
定された電流波形,電圧波形をそれぞれ示す実測信号波
形図である。図4(b)に示すごとく実際の電圧波形は
曲線であるので、出力スルーレートを求める際には、曲
線上の2点(例えば、電源電圧の20%,80%となる
2つの点)を選択して直線に換算している。また、負荷
容量は0.2pFである。
電圧3Vの20%,80%となる2つの点V20,V80間
の電圧差は1.8Vであり、点V20から点V80までの経
過時間は2.09nsecである。したがって、本発明の方
法による電流値は、以下のようになる。
A)である。両者を比較すると、本実施形態の方法によ
り求めた電流値は、実際の電流値よりやや低くなってい
る。しかし、この差は、信頼性検証のための許容電流密
度を決定する際の安全係数を少し大きめに設定すること
により、容易に補償できる範囲である。エレクトロマイ
グレーションは、一定レベル以上の電流が長期間の間流
れることにより引き起こされる経年変化であるので、特
定レベル以上の電流が流れないことを確認できれば、エ
レクトロマイグレーションの防止は可能だからである。
る場合は、簡単な構造を有するゲートでも、1ゲートで
5〜10秒程度の処理時間を要するので、現実の解析に
おいては1000トランジスタ(200ゲート)程度が
限界である。ところが、実際の半導体集積回路装置(L
SI)においては、100万個程度のトランジスタが存
在するので、トランジスタレベルでの解析は不可能とい
ってもよい。一方、遅延計算の場合、ゲートレベルの計
算で、1万ゲートについておおむね2〜30分程度で解
析できることがわかっている。この場合、処理時間は、
1ゲート当たり0.2秒で1トランジスタ当たり約0.
04秒である。したがって、従来のトランジスタレベル
の解析に比べて、1/1000程度の処理時間で済むこ
とになる。
頼性検証及び配置配線の実効性が実証されている。
の実施形態における信頼性検証方法と配置配線方法のア
ルゴリズムを示すフローチャートである。図5におい
て、ST21〜ST27は、各処理のステップを示す。
ネットワークの例を示す回路図である。図6(a)にお
いて、21は出力端子、22,23,24はいずれも入
力端、25は抵抗、26は負荷容量をそれぞれ示す。図
6(b)は、図6(a)におけるRCネットワークを縮
退して実効容量27で置き換えた例を示す回路図であ
る。
更したRCネットワークの例を示す回路図である。
と配置配線方法について、図5、図6(a),(b)及
び図7を参照しながら説明する。
1で、自動レイアウト処理を行な宇、つまり、ネットリ
ストにしたがって、セルを配置して信号端子を接続する
配線パターンを生成する。
を解析して図6(a)に示すRCネットワークを生成し
たものとする。
に示すように、図6(a)に示すRCネットワークの実
効容量と等価な実効容量を有するように単純化された回
路を利用する。すなわち、図6(b)に示す出力端子2
1の出力波形が、図6(a)に示す出力端子21の出力
波形と同じ波形となるように、図6(b)における実効
容量27を決定する。このような実効容量27を使用す
ることで、RCネットワークを解析する場合と等価な信
号波形が容易に計算される。
例えば出力信号の波形関数に実効容量27の初期値とし
てRCネットワークの容量値の合計を代入し、容量値を
変化させながら収束演算を行なうことにより、実効容量
27を決定するという実効容量計算アルゴリズム ( 'Mo
deling the "Effective Capacitance" for the RC inte
rconnect of CMOS Gates', IEEE Transaction on Compu
ter-Aided Design ofIntegrated Circuits and Syste
m,Vol.13,No.12,pp.1526-1535,December 1994参照)に
よって行う方法がある。なお、このような実効容量計算
アルゴニズムは、CADツールに格納することが可能と
なっているので、容易にこの処理を実行することができ
る。
T26において、上記ステップST23の処理によって
得られた実効容量27を用い、第1の実施形態と同様の
手順によって、遅延時間,出力スルーレート,電流量及
び必要な配線幅の計算を実施する。
幅が適正範囲か否か,つまりエレクトロマイグレーショ
ンに対する許容電流密度以下の電流であることという条
件を満たしているか否かを判別し、もし許容電流密度に
関する条件が満たされない場合には、ステップST21
の自動レイアウト処理に戻って、配線幅を変更するか、
あるいは配線経路を修正する。
(a)に示すRCネットワークの回路構成を、図7に示
すRCネットワークのように変換することで実効容量2
7を減少させるなどの処理がある。図7に示すRCネッ
トワークの例では、入力端子22から出力端子21まで
の抵抗成分を増加させることで、実効容量27を減少さ
せている。
と同様に、エレクトロマイグレーションに対する許容電
流密度の条件を満たすか否かの信頼性検証を容易に行な
うことができる。特に、信頼性検証の結果、信頼性を満
たさないことが明らかになった場合には、配線経路を変
更することで、容易に許容電流密度を満たすように配置
配線を改善することができる。
態に係る信頼性検証方法及び配置配線方法の対象となる
フリップフロップを備えた回路の例を示す回路図であ
る。図8において、31,32は信号端子、33,36
はフリップフロップ、34,35はセル、37はセル3
4が駆動する配線、38は抵抗、39は負荷容量をそれ
ぞれ示す。
法と配置配線方法のアルゴリズムを示すフローチャート
である。図8において、ST31〜ST40は、各処理
のステップを示す。
と配置配線方法について、図8及び図9を参照しながら
説明する。
1〜ST37において、図5におけるステップST21
〜ST27と同様の処理を実行する。そして、ステップ
ST37において、レイアウト幅が適正範囲でないとき
は、以下の処理を行なう。すなわち、第1,第2の実施
形態では、配線幅や配線経路の変更について説明した
が、本実施形態では、セルの駆動能力を減少させて電流
量を減少させる方法について説明する。ここでは、例え
ば、図8に示すセル34が駆動する配線37の電流量が
許容値を超えている場合について説明する。
とセル35の遅延時間を加えて、フリップフロップ33
とフリップフロップ36間のパス遅延時間を計算する。
ップST38で求めたパス遅延余裕箇所がないか否かを
判別する。図8に示すフリップフロップ33,38間の
パス遅延時間がクロックサイクル時間より短い場合、パ
ス遅延余裕箇所があると判断して、ステップST40
で、セル34の駆動能力を減小させる。例えば、クロッ
クサイクル時間が10秒で、フリップフロップ33,3
8間のパス遅延時間が8秒の場合には、2秒の余裕があ
る。その場合、セル34の駆動能力の減小に伴ってパス
遅延時間が増大するが、この増大時間が2秒以下であれ
ば問題はないことになる。この結果、出力スルーレート
が増加して配線37を流れる電流量が減少する。一方、
ステップST39における判別で、パス遅延余裕箇所が
ない場合には、ステップST31に戻って、配線幅を変
更するなどの自動レイアウト処理をやり直す。
第1の実施形態と同様に、エレクトロマイグレーション
に対する許容電流密度の条件を満たすか否かの信頼性検
証を容易に行なうことができる。特に、信頼性検証の結
果、信頼性を満たさないことが明らかになった場合に
は、許容値を超える電流が流れるネットの実効容量が減
少するように、遅延時間に余裕のあるセルの駆動能力を
調整することで、信頼性基準を満たすように配置配線を
改善することができる。
イグレーションを引き起こさないという基準から設定さ
れる許容電流密度について説明したが、例えば発熱量な
どの他のパラメータによる基準から設定される許容電流
密度についても、上記各実施形態と同様の手法による信
頼性検証方法及び配置配線方法が可能である。
頼性検証方法によれば、ネットリスト及び遅延ライブラ
リーを利用して、ネットのファンアウト数から仮想配線
容量を演算し、さらに、負荷容量、信号のスルーレート
を計算した後、負荷容量とスルーレートの積として電流
量を計算することにより、許容電流密度を越えない配線
幅が確保されているか否かを検証するようにしたので、
別途特別なテーブルなどを作成しなくても、実際の配線
が生成される以前に配線を流れる電流量の高速かつ正確
な解析を行なって信頼性の検証を行なうことができる。
性検証方法によれば、配線生成後においては、配線に付
随する抵抗と容量から配線の実効容量を算出し、セルの
遅延時間および出力端子の駆動能力から信号のスルーレ
ートを計算して、このスルーレートと実効容量から電流
量を計算することにより、許容電流密度を越えない配線
幅が確保されているか否かを検証するようにしたので、
別途特別なテーブルなどを作成しなくても、高い精度で
信頼性の検証を行なうことができる。
線を生成する前に、ネットリスト及び遅延ライブラリー
を利用して、ネットのファンアウト数から仮想配線容量
を演算し、さらに、負荷容量、信号のスルーレートを計
算した後、負荷容量とスルーレートの積として電流量を
計算することにより、許容電流密度を越えない配線幅が
確保されているか否かを検証し、その検証結果に基づい
て配線を生成するようにしたので、別途特別なテーブル
などを作成しなくても、信頼性を維持しうるように配置
又は配線の改善を行なうことができる。
線生成後においては、配線に付随する抵抗と容量から配
線の実効容量を算出し、セルの遅延時間および出力端子
の駆動能力から信号のスルーレートを計算して、このス
ルーレートと実効容量から電流量を計算することによ
り、許容電流密度を越えない配線幅が確保されているか
否かを検証し、その検証結果に基づいて配置又は配線を
改善するようにしたので、別途特別なテーブルなどを作
成しなくても、高い精度で信頼性を維持し得るように配
置又は配線の改善を行なうことができる。
法と配置配線方法のアルゴリズムを示すフローチャート
図である。
数と仮想配線容量の関係を示す図である。
ルーレートの定義を説明するための論理回路図、入力信
号波形図及び出力信号波形図である。
妥当性を確認するために測定された電流波形,電圧波形
をそれぞれ示す実測信号波形図である。
法と配置配線方法のアルゴリズムを示すフローチャート
図である。
得られるRCネットワークの例と、このRCネットワー
クを縮退して実効容量で置き換えた例とをそれぞれ示す
回路図である。
更した後のRCネットワークの例を示す回路図である。
ップを備えた回路の例を示す回路図である。
法と配置配線方法のアルゴリズムを示すフローチャート
図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 論理機能を有する複数のセルを配置し
て、上記セルの端子間を配線で接続してなる半導体集積
回路装置の信頼性検証方法であって、 ネットリストからネットのファンアウト数に関する情報
を取り出して、ファンアウト数に基づき仮想配線容量を
推定する第1のステップと、 上記仮想配線容量および上記ネットに接続される端子容
量を加算して負荷容量を計算するとともに、遅延ライブ
ラリーから上記セルの遅延時間および出力端子の駆動能
力に関する情報を取り出して、上記出力端子によって駆
動される配線を通過する信号のスルーレートを計算する
第2のステップと、 上記スルーレートと上記負荷容量とに基づいて、上記配
線を通過する電流量を計算する第3のステップと、 上記電流量から算出される配線の電流密度が信頼性維持
のための許容電流密度を越えないように、配線の幅が確
保されているか否かを検証する第4のステップと を備えていることを特徴とする半導体集積回路装置の信
頼性検証方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の信
頼性検証方法において、 上記第3のステップでは、上記負荷容量と上記スルーレ
ートとの積を上記電流量とすることを特徴とする半導体
集積回路装置の信頼性検証方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の信
頼性検証方法において、 上記第2のステップでは、入力信号の第1のスルーレー
トおよび出力端子に接続された上記負荷容量の関数であ
る出力信号の第2のスルーレートを使用することを特徴
とする半導体集積回路装置の信頼性検証方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
の半導体集積回路装置の信頼性検証方法において、 上記第4のステップにおける検証の結果、上記配線の信
頼性を維持するために必要な配線幅が確保されていない
ときには、配線幅を改善する第5のステップをさらに備
えていることを特徴とする半導体集積回路装置の信頼性
検証方法。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の半導体集積回路装
置の信頼性検証方法において、 上記第4のステップの後の結果に基づいて、配置配線を
行なう第5のステップと、 生成された配線に付随する抵抗と容量を抽出する第6の
ステップと、 上記抵抗と上記容量とを用いて上記配線の実効容量を算
出する第7のステップと、 上記実効容量と遅延ライブラリー中のセルの遅延時間お
よび出力端子の駆動能力に関する情報とを用いて、上記
出力端子によって駆動される配線を通過する信号のスル
ーレートを計算する第8のステップと、 上記スルーレートと上記実効容量とに基づいて、上記配
線を通過する電流量を計算する第9のステップと、 上記電流量から算出される配線の電流密度が信頼性維持
のための許容電流密度を越えないように、配線の幅が確
保されているか否かを検証する第10のステップとをさ
らに備えていることを特徴とする半導体集積回路装置の
信頼性検証方法。 - 【請求項6】 論理機能を有する複数のセルを配置し
て、上記セルの端子間を配線で接続してなる半導体集積
回路装置の信頼性検証方法であって、 生成された配線に付随する抵抗と容量を抽出する第1の
ステップと、 上記抵抗と上記容量とを用いて上記配線の実効容量を算
出する第2のステップと、 上記実効容量と遅延ライブラリー中のセルの遅延時間お
よび出力端子の駆動能力に関する情報とを用いて、上記
出力端子によって駆動される配線を通過する信号のスル
ーレートを計算する第3のステップと、 上記スルーレートと上記実効容量とに基づいて、上記配
線を通過する電流量を計算する第4のステップと、 上記電流量から算出される配線の電流密度が信頼性維持
のための許容電流密度を越えないように、配線の幅が確
保されているか否かを検証する第5のステップとを備え
ていることを特徴とする半導体集積回路装置の信頼性検
証方法。 - 【請求項7】 論理機能を有する複数のセルを配置し
て、上記セルの端子間を配線で接続して形成される半導
体集積回路装置の配置配線方法であって、 ネットリストからネットのファンアウト数に関する情報
を取り出して、ファンアウト数に基づき仮想配線容量を
推定する第1のステップと、 上記仮想配線容量および上記ネットに接続される端子容
量を加算して負荷容量を計算するとともに、遅延ライブ
ラリーから上記セルの遅延時間および出力端子の駆動能
力に関する情報を取り出して、上記出力端子によって駆
動される配線を通過する信号のスルーレートを計算する
第2のステップと、 上記スルーレートと上記負荷容量とに基づいて、上記配
線を通過する電流量を計算する第3のステップと、 上記電流量から算出される配線の電流密度が信頼性維持
のための許容電流密度を越えないように、配線の幅が確
保されているか否かを検証しながら、上記信頼性を維持
する配線を生成する第4のステップとを備えていること
を特徴とする半導体集積回路装置装置の配置配線方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の半導体集積回路装置の配
置配線方法において、 上記第4のステップでは、上記信頼性の維持に必要な配
線幅が確保されていない場合には、ネットリストを変更
して上記セルの駆動能力を調整することにより、信頼性
を維持しうる配線を生成することを特徴とする半導体集
積回路装置の配置配線方法。 - 【請求項9】 論理機能を有する複数のセルを配置し、
上記セルの端子間を配線で接続してなる半導体集積回路
装置の配置配線方法であって、 配置配線を行なう第1のステップと、 生成された配線に付随する抵抗と容量を抽出する第2の
ステップと、 上記抵抗と上記容量とを用いて上記配線の実効容量を算
出する第3のステップと、 上記実効容量と遅延ライブラリー中のセルの遅延時間お
よび出力端子の駆動能力に関する情報とを用いて、上記
出力端子によって駆動される配線を通過する信号のスル
ーレートを計算する第4のステップと、 上記スルーレートと上記実効容量とに基づいて、上記配
線を通過する電流量を計算する第5のステップと、 上記電流量から算出される配線の電流密度が信頼性維持
のための許容電流密度を越えないように、配線の幅が確
保されているか否かを検証しながら、上記配置又は配線
を改善する第6のステップとを備えていることを特徴と
する半導体集積回路装置の配置配線方法。 - 【請求項10】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
配置配線方法において、 上記第6のステップでは、上記配線幅を上記許容電流密
度を満たすように変更することにより配置又は配線を改
善することを特徴とする半導体集積回路装置の配置配線
方法。 - 【請求項11】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
配置配線方法において、 上記第6のステップでは、配線形状を変更して上記実効
容量を減少させることにより配置又は配線を改善するこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の配置配線方法。 - 【請求項12】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
配置配線方法において、 上記第6のステップでは、上記信頼性の維持のために必
要な配線幅が確保されていない場合であって、ネットの
遅延時間に余裕があるときには、セルの駆動能力を減少
させることにより配置又は配線を改善することを特徴と
する半導体集積回路装置の配置配線方法。
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US7966587B2 (en) | 2006-05-18 | 2011-06-21 | Renesas Electronics Corporation | Information storage medium on which is stored an interconnection program, interconnection method, interconnection apparatus, and semiconductor device |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP33891398A patent/JP4216936B2/ja not_active Expired - Fee Related
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