JP2000163273A - メモリ誤り訂正・検出回路試験システムおよび試験方法 - Google Patents

メモリ誤り訂正・検出回路試験システムおよび試験方法

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JP2000163273A
JP2000163273A JP10334383A JP33438398A JP2000163273A JP 2000163273 A JP2000163273 A JP 2000163273A JP 10334383 A JP10334383 A JP 10334383A JP 33438398 A JP33438398 A JP 33438398A JP 2000163273 A JP2000163273 A JP 2000163273A
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detection circuit
error correction
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memory
check bit
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English (en)
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宏昭 ▲濱▼田
Hiroaki Hamada
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECC回路の有効/無効切り替え機能を利用
して、試験用の回路を追加することなく簡単にECC回
路の動作試験を行うことができるメモリ誤り訂正・検出
回路試験システムおよび試験方法を提供する。 【解決手段】 データを格納するメモリ装置と、メモリ
装置へ所定のデータおよびデータより生成したチェック
ビットの書き込みおよび読み出しを行い、読み出したデ
ータおよびチェックビットから誤りの有無を検出し、誤
りを検出するとこの検出した誤りを訂正し、その動作の
有効および無効が外部から入力される制御信号により切
替えられるメモリ誤り訂正・検出回路と、メモリ装置お
よびメモリ誤り訂正・検出回路の間を接続するデータバ
スに設けられ、メモリ誤り訂正・検出回路が無効とされ
たとき記メモリ誤り訂正・検出回路からの出力をメモリ
誤りを判定する基準としてすべてHighレベルにプル
アップする抵抗と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリに設
けられるECC(Error Correction Circuit:メモリ
誤り訂正・検出回路)回路の動作の正常性を試験するメ
モリ誤り訂正・検出回路試験システムおよび試験方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】絶えず宇宙線の照射に晒されるロケット
や人工衛星などの宇宙開発のみならず、原子炉の制御装
置などの原子力産業においても利用され、正確な動作が
要求される回路に用いられ、本発明に関するECC回路
は、メモリ装置に書き込まれたデータが宇宙線(主にα
線)の影響などのためにデータに誤りが生じた場合、誤
りを検出しその誤りが訂正可能であれば訂正し、メモリ
装置から読み出されるデータの信頼度を高めるためのも
のである。ECC回路は、その機能の正常性を試験する
ときは、一般に誤りデータを書き込むことができないた
め、何らかの試験用の回路が必要であった。この要請に
応えるために、これまで以下のような方式が提案されて
きている。
【0003】図7は、特開平4−101253号公報に
記載されている従来例の回路構成を示す図である。
【0004】図7に示すように、特開平4−10125
3号公報に記載されているものは、2つのMEM(メモ
リ)50,51およびDEC(デコーダ)53を具備す
るもので、2つのメモリ50,51とメモリデータバス
を共有する試験用のROM(読み出し専用メモリ)52
を設け、これに疑似誤りデータを格納しておき、試験時
にはこのROM52にアクセスして疑似誤りデータを読
み出しECC回路54に入力して、そこでデータの誤り
が修正されていることを確認するものである。
【0005】図8は、特開平1−223700号公報に
記載されている別の従来例の回路構成を示す図である。
【0006】図8に示すように、特開平1−22370
0号公報に記載されていものは、ECC回路60動作無
効時にMARY(チェックビット格納用メモリアレイ)
61にアクセスすることで任意のチェックビットを書き
込む手段を有するものであり、MARY61を参照する
ことによりECC回路60の動作が有効であるか、無効
であるかを確認するものである。
【0007】図9は、特開平4−34180号公報に記
載されているさらに別の従来例の回路構成を示す図であ
る。
【0008】図9に示すように、特開平4−34180
号公報に記載されているものは、ECCチェック回路7
0と、プログラムとデータを格納しておくメモリ71
と、データエラーを検出するエラー検出回路72と、エ
ラー検出回路72から出力される検出信号に基づいて処
理装置(図示せず)に割込み信号を発生するECCエラ
ー原因表示部73と、データ中に疑似エラーデータを生
成する疑似エラー原因設定表示回路74と、疑似エラー
原因設定表示回路74の出力を抑止し、疑似的なエラー
生成機能を停止させる抑止回路76と、を具備し、メモ
リ71とECCチェック回路70の間に設けられ、抑止
回路76から出力されたデータから疑似エラーを発生さ
せる排他的論理和ゲート75と、を設け、疑似エラー原
因設定表示回路74から疑似エラー設定信号を入力する
ことにより誤りデータを発生させてECCチェック回路
70に入力するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のう
ち、特開平4−101253号公報に示されているもの
は、ROM52が試験用の回路として別に必要となる。
このため、部品点数が増加し装置規模が増大するという
欠点があった。また、試験対象となるメモリを使用せず
疑似誤りデータを格納する試験用のROM52を使用し
てECC回路54の有効性を検証する構成をとっている
が、そもそも試験対象となるメモリ50,51自体に誤
りがある場合の試験を厳密に行っているとは言えないと
いう問題もあった。
【0010】また、特開平1−223700号公報に記
載されているものは、MARY61にアクセスするため
の試験用回路D32〜D38が、通常のアクセス回路の
他に必要となる。従って、上述した特開平4−1012
53号公報に記載されているものと同様に部品点数が増
加し装置規模が増大するという欠点があった。そして、
特公平4−34180号公報に記載されているものは、
疑似エラー原因設定表示回路74が必要となるため上記
の従来例と同様に部品点数が増加し装置規模が増大する
という欠点があった。また、メモリ71とECCチェッ
ク回路70の間に排他的論理和ゲート75が介在してお
り、通常のアクセス時でも読み出しデータがこの排他的
論理和ゲート75を経由するため、データの遅延が生じ
アクセス速度が低下するという欠点もあった。
【0011】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みなされたものであって、試験回路をい
っさい必要とすることなく、メモリ装置への単純な書込
みおよび読み出し操作だけで試験を行うことができるメ
モリ誤り訂正・検出回路試験システムおよび試験方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本実施例において、メモリ装置が正常に動作する
か否か試験するメモリ誤り訂正・検出システムであっ
て、データを格納するメモリ装置と、メモリ装置へ所定
のデータおよびデータより生成したチェックビットの書
き込みおよびメモリ装置からのデータおよびチェックビ
ットの読み出しを行い、読み出したデータおよびチェッ
クビットから読み出したデータにおける誤りの有無を検
出し、誤りを検出した場合にはこの検出した誤りを訂正
し、また、その動作の有効および無効が外部から入力さ
れる制御信号により切り替えられるメモリ誤り訂正・検
出回路と、メモリ装置およびメモリ誤り訂正・検出回路
の間を接続するデータバスに設けられ、メモリ誤り訂正
・検出回路が無効とされたときにメモリ誤り訂正・検出
回路からメモリ装置へ出力されたメモリ誤りを判定する
基準として用いられるチェックビットを生成するチェッ
クビット生成回路と、を具備し、メモリ誤り訂正・検出
回路は、その動作が無効とされたときにメモリ装置に書
き込まれたチェックビット生成回路が生成したチェック
ビットから誤りの有無を検出し、その動作が有効とされ
たときにメモリ装置に書き込まれたメモリ誤り訂正・検
出回路が生成したチェックビットから誤りの有無を検出
することを特徴とする。
【0013】また、メモリ誤り訂正・検出回路は、制御
信号により動作が無効とされたときにそのチェックビッ
ト出力がハイインピーダンス状態となり、チェックビッ
ト生成回路は、メモリ誤り訂正・検出回路のチェックビ
ット出力をすべてHighレベルにプルアップする抵抗
であり、メモリ誤り訂正・検出回路の動作無効時にプル
アップ抵抗により与えられるオール1のデータをメモリ
誤り訂正・検出回路の動作の正常性を試験するチェック
ビットとすることを特徴とする。
【0014】また、メモリ誤り訂正・検出回路は制御信
号により動作が無効とされたときにそのチェックビット
出力がハイインピーダンス状態となり、チェックビット
生成回路は、メモリ誤り訂正・検出回路が無効とされた
ときにメモリ誤り訂正・検出回路のチェックビット出力
をすべてLowレベルにプルダウンする抵抗であり、メ
モリ誤り訂正・検出回路の動作無効時にプルダウン抵抗
により与えられるオール0のデータをメモリ誤り訂正・
検出回路の動作の正常性を試験するチェックビットとす
ることを特徴とする。
【0015】また、メモリ誤り訂正・検出回路は制御信
号により動作が無効とされたときにそのチェックビット
出力がハイインピーダンス状態となり、チェックビット
生成回路は、チェックビットパターンがセットされたレ
ジスタであり、メモリ誤り訂正・検出回路の動作無効時
にレジスタにセットされたチェックビットパターンをメ
モリ誤り訂正・検出回路の動作の正常性を試験するチェ
ックビットとすることを特徴とする。
【0016】また、データを格納するメモリ装置と、メ
モリ装置へ所定のデータおよびデータより生成したチェ
ックビットの書き込みおよびメモリ装置からのデータお
よびチェックビットの読み出しを行い、読み出したデー
タおよびチェックビットから読み出したデータにおける
誤りの有無を検出し、誤りを検出した場合にはこの検出
した誤りを訂正し、また、その動作の有効および無効が
外部から入力される制御信号により切り替えられるメモ
リ誤り訂正・検出回路と、メモリ装置およびメモリ誤り
訂正・検出回路の間を接続するデータバスに設けられ、
メモリ誤り訂正・検出回路が無効とされたときにメモリ
誤り訂正・検出回路からメモリ装置へ出力されたメモリ
誤りを判定する基準として用いられるチェックビットを
生成するチェックビット生成回路と、を具備し、メモリ
誤り訂正・検出回路は、メモリ誤り訂正・検出回路とメ
モリ装置の間に設けられ、外部から入力される任意のチ
ェックビットパターンがセットされるレジスタと、メモ
リ誤り訂正・検出回路の出力とレジスタの出力とを切替
えるセレクタと、をさらに具備し、その動作無効時にセ
レクタがレジスタの出力側に切り替えられ、レジスタに
セットされたデータをメモリ誤り訂正・検出回路の動作
の正常性を試験する任意のチェックビットパターンとし
て用いることを特徴とする。
【0017】また、メモリ誤り訂正・検出回路は、メモ
リ装置へのデータ書き込み時に入力したデータによりチ
ェックビットを生成する符号化部と、メモリ装置から読
み出したデータおよびチェックビットからメモリ装置の
誤りの有無を検出し、誤りを検出するとエラー検出信号
を生成して出力するとともに、訂正可能な誤りであれば
訂正して出力する復号部と、符号化部と復号部の入出力
部にそれぞれ設けられ、外部から入力される制御信号に
よりオープンおよびクローズしてメモリ誤り訂正・検出
回路の動作有効および無効を切替える双方向バッファ
と、を具備することを特徴とする。
【0018】また、メモリ誤り訂正・検出回路の動作を
無効としてチェックビット生成回路により与えられるメ
モリ誤りを判定する基準となり、かつ誤りなしとなるデ
ータおよびチェックビットと、誤りありとなるデータお
よびチェックビットとをメモリ装置に順次書き込み、次
に、メモリ誤り訂正・検出回路の動作を有効としてメモ
リ誤り訂正・検出回路の動作無効時に書き込んだデータ
およびチェックビットをメモリ装置から順次読み出すこ
とで、メモリ誤り訂正・検出回路の試験を行うことを特
徴とする。
【0019】上記のような構成をとることにより、メモ
リ装置が備えているECC回路動作の有効・無効時切替
え機能のみを利用しているので、試験を行うための特別
な回路が不要であり、装置の小型化および軽量化を図る
ことができる。また、部品点数が減少するので、価格を
低く抑えることができ、かつ部品点数の増加に起因する
故障率の増大を低減させることができる。
【0020】また、ECC回路とメモリ装置との間に試
験用の特別な回路をいっさい必要としないため信号の伝
播遅延が小さくなり、メモリアクセス速度が向上でき
る。さらに、従来のようにテスト端子などから誤りデー
タを入力して試験するような方法をとる場合、最終製品
の状態ではテスト端子を外部に出さないと試験が行えな
くなるのに対し、本実施例ではテスト端子を使用してい
ないので、メモリ装置のECC機能確認試験を組み立て
工程だけでなく、最終製品の段階でも行うことができ
る。
【0021】またさらに、メモリへのデータの書き込み
後、違うチェックビットを書き込む従来の方法に比べ、
本発明ではデータとともにチェックビットを書き込むこ
とができるため、あらかじめ試験時に使用するチェック
ビットパターンを決めておけば、後は、単純な読み出し
と書き込み操作だけで試験を行うことができるので、試
験工程が単純になるばかりでなく、試験時間も短縮でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施例の回路構成
を示す図である。図1に示すように、本実施例は、デー
タを格納するメモリ装置2と、データをメモリ装置2に
格納する際に用いられるECCチェックビットを付加す
るECC回路1と、から構成される。ECC回路1とメ
モリ装置2の間はデータ9用のバスとチェックビット1
0用のバスとで接続され、これらのバス9,10には、
ECC回路1の出力をHighレベルに固定するプルア
ップ抵抗11,12がそれぞれ設けられている。
【0024】図1中の各信号について説明すると、DA
TA3は、ECC回路1を介してメモリ装置2に書き込
みおよび読み出されるデータである。ENA(Enable)/
DIS(Disable)信号4は、ECC回路1に供給され
ECC回路1の動作の有効/無効を切り替える制御信号
であり、ENA/DIS信号4がHighレベルの時に
ECC回路1の動作が有効になり、Lowレベルの時に
無効になる。エラー検出信号5は、メモリ装置2から読
み出されたデータ9とチェックビット10に誤りが検出
されたときにECC回路1から出力される信号であり、
誤りが検出されたときはHighレベルになり、誤りが
検出されないときはLowレベルになる。 WRITE
信号6は、メモリ装置2に供給されECC回路1からメ
モリ装置2へデータ9とチェックビット10を書き込む
信号、READ信号7は、WRITE信号6と同じくメ
モリ装置2に供給されメモリ装置2からデータ9とチェ
ックビット10を読み出す信号、ADR信号8もメモリ
装置2に供給されデータ9とチェックビット10の書き
込みおよび読み出し時に、メモリ装置2のデータ9とチ
ェックビット10の書き込みおよび読み出しアドレスを
指定する信号、チェックビット10は、データ9ととも
にメモリ装置2に書き込みおよび読み出され、ECC回
路1の誤り訂正・検出機能の正常性を試験するビットで
ある。書き込み時には、ADR信号8で指定するメモリ
装置2のアドレスにWRITE信号6によりデータ9と
チェックビット10が書き込まれる。読み出し時には、
ADR信号6で指定するメモリ装置2のアドレスからR
EAD信号7によりデータ9とチェックビット10が読
み出される。
【0025】なお、上述した各信号4〜8とデータ3は
外部回路(図示せず)から供給および出力される。
【0026】図2は、図1のECC回路1の内部構成を
示す図である。図2に示すように、ECC回路1は、メ
モリ装置2への書き込み時に入力したデータ3を符号化
するとともに入力したデータ3からチェックビット10
を生成する符号化部21と、メモリ装置2からのデータ
9の読み出し時にデータ9とチェックビット10から誤
りの有無を検出し、誤りがあればエラー検出信号5を生
成して出力するとともに、訂正可能な誤りであれば訂正
して出力する復号部22と、ECC回路1の有効/無効
を切り替える双方向バッファ23,24,26と、から
構成される。これらのうち、双方向バッファ26は26
aと26bを含み、26aがチェックビット10の書き
込み時に使用するバッファであり、26bがチェックビ
ット10の読み出し時に使用するバッファである。
【0027】ここで、メモリ装置2とチェックビット9
のやりとりをする双方向バッファ26と復号部22に
は、ECC回路1の有効/無効を制御するENA/DI
S信号4が供給されており、双方向バッファ26a,2
6bによりENA/DIS信号4の状態に応じてオープ
ン/クローズして通過/遮断を切り替える。すなわち、
ECC回路1の動作有効時で、メモリ装置2のデータ9
とチェックビット10の書き込み時には、Highレベ
ルのENA/DIS信号4により双方向バッファ26a
がオープンして、ECC回路1で生成されたチェックビ
ット10が出力される。また、データ9とチェックビッ
ト10の読み出し時には、双方向バッファ26bがオー
プンして、メモリ装置2からECC回路1にデータ9と
チェックビット10が読み出される。
【0028】一方、ECC回路1の動作無効時でかつメ
モリ装置2へのデータ9とチェックビット10の書き込
み時には、LowレベルのENA/DIS信号4により
双方向バッファ26aがクローズする。このため、デー
タ9としてはECC回路1の動作有効時と同じデータが
出力されるが、チェックビット10としては、プルアッ
プ抵抗12の作用によりHighレベルに固定されたも
のが出力される。また、ECC回路1の動作無効時のデ
ータ9とチェックビット10の読み出し時には、双方向
バッファ24,26とも入力バッファとして動作する。
このとき、復号部22はENA/DIS信号4により、
誤り判定を行うか否かが切り替られる。また、ECC回
路1の動作無効時には誤り検出も訂正も行わず、メモリ
装置2から読み出したチェックビット10を無視し、そ
のままデータ3としてECC回路1から出力する。
【0029】なお、図2の符号化部21および復号部2
2については、データのビット幅、チェックビットの冗
長度などによって数々の回路、方式が当業者によって知
られており、また、本発明と直接関係しないので、ここ
ではその詳細な構成と機能の説明は省略する。
【0030】上述したように、本実施例は、ECC回路
1の動作が有効のときと、無効のときとがあり、外部か
ら入力されるENA/DIS信号4により切替えられ
る。ECC回路1の動作無効時に、メモリ装置2にデー
タ9を書き込むときは、ECC回路1でチェックビット
10が生成されない。その代わり、チェックビット10
用のバスに設けられたプルアップ抵抗12でプルアップ
されたHighレベルの電圧(オール1)がデータ9と
もにメモリ装置2に書き込まれ、メモリ装置2から読み
出すときは、チェックビット10を無視してデータ9だ
けが出力される。
【0031】ECC回路1の動作有効時には、ECC回
路1は、メモリ装置2から読み出されたデータ9とチェ
ックビット10から誤りの有無を検出し、誤りがある場
合は、後述するエラー検出信号をHighレベルにして
出力する。また、誤りが訂正可能である場合は、この誤
りを訂正しデータ3として出力される。しかし、訂正不
可能な誤りが検出された場合は、そのままデータ3とし
て出力される。
【0032】本実施例ではこのようなECC回路1の有
効/無効が切り替え可能なメモリ装置2において、EC
C回路1の誤り訂正・検出機能の動作試験として次のよ
うな方法を使用している。
【0033】まず、ENA/DIS信号4をLowレベ
ルにしてECC回路1を動作を無効とし、メモリ装置2
へデータ9とチェックビット10の書き込みを行う。こ
のときメモリ装置2にはオール1のデータ9とチェック
ビット10が書き込まれる。書き込むチェックビット1
0は、オール1となるチェックビット10を疑似正常デ
ータとして、オール1ではないチェックビット10を疑
似エラーデータとしてそれぞれ書き込む。このとき、デ
ータ9とチェックビット10を書き込むメモリ装置2の
アドレスは、ADR信号8で指定し、書き込みタイミン
グはWRITE信号6で与える。
【0034】次に、ENA/DIS信号4をHighレ
ベルにしてECC回路1の動作を有効とし、メモリ装置
2からデータ9とチェックビット10の読み出しを行
う。このとき、メモリ装置2からデータ9とチェックビ
ット10を読み出すアドレスをADR信号8で指定し、
読み出しタイミングをREAD信号7で与える。こうし
て、疑似正常データを書き込んだアドレスのデータ9と
疑似異常データを書き込んだメモリ装置2のアドレスの
データ9とチェックビット10を読み出し、疑似正常デ
ータ読み出し時にはエラー検出信号5がLowレベルに
なり、疑似異常データ読み出し時にはエラー検出信号5
がHighレベルとなること、および訂正可能な疑似異
常データを読み出したときには訂正されたデータが出力
されか否かを確認することで、ECC回路1の誤り訂正
・検出機能の動作試験を行うことができる。
【0035】本実施例では、1ビット誤り訂正・2ビッ
ト誤り検出機能を持つハミング符号(SEC(Single E
rror Correction)−DED(Double Error Detectio
n))を用いている。この符号はその名が示すように、1
ビット誤りは検出して訂正するが、2ビット誤りは検出
のみ行う符号方式である。ハミング符号は誤り検出能力
が高く、符号化部21と復号部22における符号化およ
び復号時間が短いという特徴がある。誤り発生の有無は
シンドロームを計算して行う。SEC−DED符号は、
2ビット誤りまで検出できるので、いまここで、シンド
ロームをS1,S2、メモリ装置2から読み出したデー
タ列中の誤りが発生したビットをai,ajとすると、
誤りのない場合は、S1=S2=0、1ビット誤りは、
S1=0,S2=ai、2ビット誤りは、S1=0,S
2=ai+ajとなる。
【0036】周知のように、誤り訂正・検出能力はチェ
ックビットの最小距離(最小重み)で決定される。ハミ
ング符号の場合、この最小距離は4であり、言うまでも
なく、この最小距離が大きくなればなるほど誤り訂正・
検出能力が向上する。ハミング符号におけるチェックビ
ット長は、データ長に応じて決定され、例えば、データ
長が16ビットの場合、チェクビット長は6ビット、デ
ータ長が64ビットの場合、チェックビット長は8ビッ
トになる。
【0037】なお、高密度化しメモリの容量が大きい場
合は、SEC−DED符号よりさらに誤り訂正能力の大
きい符号、例えば、SbEC−DbED符号を用いても
よい。
【0038】図3は、本発明の第1の実施例の試験方法
を示すフローチャートである。
【0039】図1,図3を参照してECC回路1の動作
有効時/無効時におけるメモリ装置2へのデータ9およ
びチェックビット10の書き込みおよび読み出し操作を
説明する。図3に示すフローチャートは、大きく分けて
正常なデータとエラーとなるデータの書き込み(ステッ
プS200〜S203)と、書き込んだデータの読み出
しおよびエラー検出、エラー訂正(ステップS204〜
S210)と、から成る。
【0040】まず、LowレベルのENA/DIS信号
4を入力してECC回路1の動作を無効とする(ステッ
プS200)。こうすることにより、これ以後メモリ装
置2へのデータ9の書き込みを行うと、プルアップ抵抗
12により、チェックビット10としてオール1が書き
込まれる。次に、チェックビット10がオール1の時に
エラーなしとなるデータ9、すなわちチェックビット1
0を計算するとオール1となるようなデータ9をメモリ
装置2に書き込む(ステップS201)。このデータ9
を疑似正常データと呼ぶ。同様に、チェックビット10
がオール1の時に1ビット誤り、2ビット誤りとなるよ
うなデータ9をメモリ装置2に書き込む(ステップS2
02〜S203)。これらをそれぞれ、疑似1ビット誤
りデータ、疑似2ビット誤りデータと呼ぶ。ここで、疑
似1ビット誤りデータと疑似2ビット誤りデータはメモ
リ装置2の異なるアドレスにそれぞれ書き込む。
【0041】疑似データの書き込みが済んだなら、次
に、HighレベルのENA/DIS信号4を入力して
ECC回路1の動作を有効とし、以後、上記の操作(ス
テップS200〜203)で書き込んだ各データを読み
出す。まず、ステップS201で書き込んだ疑似正常デ
ータを読み出す(ステップS205)。このときエラー
検出信号5がHighレベルとなりECC回路1がエラ
ー検出を報告した場合は、試験不合格と判断する。報告
されない場合は、次のステップに進む(ステップS20
6)。次に、ステップS202で書き込んだ疑似1ビッ
ト誤りデータを読み出す(ステップS207)。このと
きエラー検出信号5がHighレベルとなりエラー検出
が報告され、かつECC回路1から出力されるデータ3
が誤り訂正されたか確認され、誤り訂正された場合に
は、試験合格として次のステップへ進み、そうでなけれ
ば試験不合格と判断する(ステップS208)。最後
に、ステップS203で書き込んだ疑似2ビット誤りデ
ータを読み出し(ステップS209)、エラー検出信号
5がHighレベルとなりエラー検出が報告されたか確
認され、エラー検出が報告されれば試験合格と判断し、
エラー検出が報告されなければ試験不合格と判断して試
験を終了する(ステップS210)。
【0042】本実施例では、メモリ誤り訂正・検出にハ
ミング符号を用いていることは上述したとおりである
が、チェックビット10がオール1の時にエラーなしと
なるデータ9や、チェックビット10がオール1の時に
1ビット誤りや、2ビット誤りとなるようなデータは、
実際にどのようなデータ9をいうのか、ここで、例をあ
げて簡単に説明する。
【0043】メモリ装置2に書き込みおよび読み出しさ
れるデータ9を、例えば、7ビットのd1〜d7とし、
そのうち、チェックビット10を3ビットのS1〜S3
とする。ハミング符号を連立方程式で表すと、 d1+d3+d5+d7=0……………………………………(1) d2+d3+d6+d7=0……………………………………(2) d4+d5+d6+d7=0……………………………………(3) (1)〜(3)式のd1,d2,d4がチェックビット
10であり、それぞれS1,S2,S3とおいて移行す
ると、 S1=d3+d5+d7……………………………………(4) S2=d3+d6+d7……………………………………(5) S3=d5+d6+d7……………………………………(6) となる。
【0044】ここで、チェックビット10をオール1に
するには(4)式において、S1=S2=S3=1、す
なわち、 1=d3+d5+d7……………………………………(7) 1=d3+d6+d7……………………………………(8) 1=d5+d6+d7……………………………………(9) にすることである。式(7)〜(9)から、チェックビ
ット10がオール1の時に、チェックビット10を計算
すると1になるデータ9は、例えば、“1001”(d
3=d5=d6=d7=1)となる。ここで、また、チ
ェックビット10がオール1の時に1ビット誤りとなる
データ9は、“1001”に1ビット誤りが発生した時
であるので、例えば、“1101”となり、2ビット誤
りとなるデータ9は2ビット誤りが発生した時であるの
で、“1111”となる。このことは、式(7)〜
(9)にこれらのデータを代入してみれば検証すること
ができる。もちろん、これ以外の組み合わせも可能であ
る。
【0045】以上のように、本実施例において、ECC
回路1の動作無効時にチェックビット10としてオール
1のデータ9がメモリ装置2に書き込まれる。このよう
に、試験時にはチェックビット10がオール1となるデ
ータ9を疑似正常データとして選び、チェックビット1
0がオール1とならないようなデータ9を疑似エラーデ
ータとして選べば、試験用の回路を追加することなくE
CC回路1の誤り訂正・検出機能の動作確認試験を行う
ことができる。
【0046】図4は、本発明の第2の実施例の回路構成
を示す図である。
【0047】本実施例は、第1の実施例と反対にデータ
10およびチェックビット9をLowレベルにプルダウ
ンするプルダウン抵抗27,28とデータ9用のバスと
チェックビット10用のバスとに設けた例である。
【0048】これら以外の構成は図1に示した第1の実
施例と同様であるため、図1と同じ符号を付して詳細な
動作の説明は省略する。図4において、抵抗27,28
は、データ9およびチェックビット10がプルダウンさ
れているので、ECC回路1動作無効時には、このプル
ダウン抵抗27,28により与えられるオール0のチェ
ックビット10がメモリ装置2に書き込まれる。
【0049】以上のように、本実施例において、試験時
にはチェックビット10がオール0となるデータ9を擬
似正常データとして選び、チェックビット10がオール
0とならないようなデータ9を擬似エラーデータとして
選べば、第1の実施例と同様にメモリ装置2の試験を行
うことができる。
【0050】図5は、本発明の第3の実施例の回路の要
部構成を示す図である。
【0051】上述した第1および第2の実施例は、チェ
ックビット10用のバスにプルアップ抵抗12またはプ
ルダウン抵抗28を設けた例であったが、本実施例で
は、その代わりに抵抗32を介して任意のチェックビッ
トパターンを供給するレジスタ31を設けた例である。
【0052】本実施例の構成は、図1に示した第1の実
施例と同様であるため、図1と同じ符号を付し、詳細な
動作の説明は省略する。
【0053】本実施例では、レジスタ31にセットされ
たチェックビットパターンを抵抗32を介して出力す
る。従って、ECC回路1の動作無効時には、チェック
ビットとしてレジスタ31にあらかじめセットされたチ
ェックビットパターンがメモリ装置2に書き込まれる。
【0054】なお、本実施例のレジスタ31は、Hig
hレベルまたはLowレベルを切替えるスイッチに変更
してもよい。
【0055】以上のように、本実施例において、ECC
回路1の動作を無効としてメモリ装置2にデータ9を書
き込むと、チェックビットとしてレジスタ31にあらか
じめセットされたチェックビットパターンが書き込まれ
る。しかも、本実施例では、チェックビットパターンを
レジスタ31にセットしてそこから供給する構成をとっ
ているので、任意のチェックビットパターンを書き込
み、それらのパターンについての試験も行うことができ
る。
【0056】図6は、本発明の第4の実施例の回路構成
を示す図である。
【0057】第1から第3の実施例では、抵抗32を介
してレジスタ31にセットされたチェックビットパター
ンをデータ9用バスに出力することでECC回路1の動
作無効時にチェックビット10をメモリ装置2に書き込
む構成をとっていた。これにより、本実施例は、ECC
回路1に内蔵したレジスタ42から任意のチェックビッ
トパターンを出力するものである。
【0058】本実施例の構成は、図1に示した第1の実
施例と同様であるため、図1と同じ符号を付し、詳細な
動作の説明は省略する。
【0059】本実施例では、ECC回路1の内部に任意
のチェックビットパターン発生のためのレジスタ42と
ECC回路1の出力とレジスタ42の出力とを切替える
セレクタ43とを設けている。ここで、レジスタ42の
内容は外部から入力されるデータセット44により更新
することができる。ECC回路1の動作無効時にはセレ
クタ43はLowレベルのENA/DIS信号4により
レジスタ42の出力側に切替わり、チェックビットとし
て符号化部22が生成したチェックビット10ではな
く、あらかじめレジスタ42にセットされた任意のチェ
ックビットパターンがメモリ装置2に書き込まれる。
【0060】以上のように、本実施例において、符号化
部22と双方向バッファ24,26との間にセレクタ4
3が介在するため、上述した特公平4−34180号公
報に記載された従来の方式と同様に、符号化部21とメ
モリ装置2の間の伝播遅延が大きくなり、動作速度が遅
くなるという欠点があるものの、レジスタ42にセット
された任意のチェックビットパターンを供給できる。こ
れにより、考え得るあらゆる組み合わせの疑似正常デー
タおよび異常データを用いてECC回路1の試験を行う
ことができる。
【0061】なお、以上説明した各実施例によるデータ
9およびチェックビット10の設定は各実施例の組み合
わせに限定されるものでなく、これらをどのように組み
合わせてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような顕著な効果を奏する。
【0063】(1)メモリ装置が備えているECC回路
動作の有効/無効切替え機能を利用しているため、試験
を行うための特別な回路が不要であり、装置の小型化お
よび軽量化を図ることができる。また、部品点数の減少
に伴い、価格を低く抑えることができ、かつ部品点数の
増加に起因する故障率の増大を低減させることができ
る。
【0064】(2)ECC回路とメモリ装置との間に試
験用の特別な回路をいっさい介在させる必要がなくなる
ため信号の伝播遅延時間が小さくなり、メモリアクセス
速度が向上する。
【0065】(3)従来のようにテスト端子などから誤
りデータを入力して試験を行う方法をとる場合、最終製
品の状態ではテスト端子を外部に出さないため試験がで
きなくなるのに対し、本実施例ではテスト端子は使用し
ておらず、最終製品でも変わりなく試験を行えるため、
メモリ装置のECC機能確認試験を組み立て工程だけで
なく、最終製品の段階でも行うことができる。
【0066】(4)メモリへデータを書き込んだ後、違
うチェックビットを書き込む従来の方法に比べ、本発明
ではデータとともにチェックビットを書き込むことがで
きるので、あらかじめ試験時に使用するデータパターン
を決めておけば、後は単純な読み出しと書き込み操作で
試験を行うことができるため、試験工程が単純になるば
かりでなく、試験時間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図2】図1のECC回路の内部構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の試験方法を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第2の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例の回路の要部構成を示す
図である。
【図6】本発明の第4の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図7】特開平4−101253号公報に記載されてい
る従来例の回路構成を示す図である。
【図8】特開平1−223700号公報に記載されてい
る別の従来例の回路構成を示す図である。
【図9】特開平4−34180号公報に記載されている
さらに別の従来例の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
1,54,60 ECC(Error Correction Circuit:
メモリ誤り訂正・検出回路) 2 メモリ装置 3,9 データ用バス 4 ENA(Enable)/DIS(Disable)信号 5 エラー検出信号 6 WRITE信号 7 READ信号 8 ADR信号 11,12 プルアップ抵抗 21 符号化部 22 復号部 23,24,26,26a,26b 双方向バッファ 27,28 プルダウン抵抗 31,42 レジスタ 32 抵抗 43 セレクタ 50,51 MEM(メモリ) 52 ROM 53 DEC(デコーダ) 61 MARY(チェックビット格納用メモリアレイ) 70 ECCチェック回路 72 エラー検出回路 73 ECCエラー原因表示部 74 疑似エラー原因設定表示回路 75 排他的論理和ゲート回路 76 抑止回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ装置が正常に動作するか否か試験
    するメモリ誤り訂正・検出システムであって、 データを格納するメモリ装置と、 前記メモリ装置へ所定のデータおよび該データより生成
    したチェックビットの書き込みおよび該メモリ装置から
    のデータおよびチェックビットの読み出しを行い、読み
    出したデータおよびチェックビットから読み出したデー
    タにおける誤りの有無を検出し、誤りを検出した場合に
    はこの検出した誤りを訂正し、また、その動作の有効お
    よび無効が外部から入力される制御信号により切り替え
    られるメモリ誤り訂正・検出回路と、 前記メモリ装置およびメモリ誤り訂正・検出回路の間を
    接続するデータバスに設けられ、前記メモリ誤り訂正・
    検出回路が無効とされたときに前記メモリ誤り訂正・検
    出回路から前記メモリ装置へ出力されたメモリ誤りを判
    定する基準として用いられるチェックビットを生成する
    チェックビット生成回路と、を具備し、 前記メモリ誤り訂正・検出回路は、その動作が無効とさ
    れたときには前記メモリ装置に書き込まれた前記チェッ
    クビット生成回路が生成したチェックビットから誤りの
    有無を検出せず、その動作が有効とされたときに前記メ
    モリ装置に書き込まれた該メモリ誤り訂正・検出回路が
    生成したチェックビットから誤りの有無を検出すること
    を特徴とするメモリ誤り訂正・検出回路試験システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメモリ誤り訂正・検出
    回路試験システムにおいて、 前記メモリ誤り訂正・検出回路は、前記制御信号により
    動作が無効とされたときにそのチェックビット出力がハ
    イインピーダンス状態となり、前記チェックビット生成
    回路は、前記メモリ誤り訂正・検出回路のチェックビッ
    ト出力をすべてHighレベルにプルアップする抵抗で
    あり、前記メモリ誤り訂正・検出回路の動作無効時に前
    記プルアップ抵抗により与えられるオール1のデータを
    前記メモリ誤り訂正・検出回路の動作の正常性を試験す
    るチェックビットとすることを特徴とするメモリ誤り訂
    正・検出回路試験システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のメモリ誤り訂正・検出
    回路試験システムにおいて、 前記メモリ誤り訂正・検出回路は前記制御信号により動
    作が無効とされたときにそのチェックビット出力がハイ
    インピーダンス状態となり、前記チェックビット生成回
    路は、前記メモリ誤り訂正・検出回路が無効とされたと
    きに前記メモリ誤り訂正・検出回路のチェックビット出
    力をすべてLowレベルにプルダウンする抵抗であり、
    前記メモリ誤り訂正・検出回路の動作無効時に前記プル
    ダウン抵抗により与えられるオール0のデータを前記メ
    モリ誤り訂正・検出回路の動作の正常性を試験するチェ
    ックビットとすることを特徴とするメモリ誤り訂正・検
    出回路試験システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のメモリ誤り訂正・検出
    回路試験システムにおいて、 前記メモリ誤り訂正・検出回路は前記制御信号により動
    作が無効とされたときにそのチェックビット出力がハイ
    インピーダンス状態となり、前記チェックビット生成回
    路は、チェックビットパターンがセットされたレジスタ
    であり、前記メモリ誤り訂正・検出回路の動作無効時に
    前記レジスタにセットされたチェックビットパターンを
    前記メモリ誤り訂正・検出回路の動作の正常性を試験す
    るチェックビットとすることを特徴とするメモリ誤り訂
    正・検出回路試験システム。
  5. 【請求項5】 データを格納するメモリ装置と、 前記メモリ装置へ所定のデータおよび該データより生成
    したチェックビットの書き込みおよび該メモリ装置から
    のデータおよびチェックビットの読み出しを行い、読み
    出したデータおよびチェックビットから読み出したデー
    タにおける誤りの有無を検出し、誤りを検出した場合に
    はこの検出した誤りを訂正し、また、その動作の有効お
    よび無効が外部から入力される制御信号により切り替え
    られるメモリ誤り訂正・検出回路と、 前記メモリ装置およびメモリ誤り訂正・検出回路の間を
    接続するデータバスに設けられ、前記メモリ誤り訂正・
    検出回路が無効とされたときに前記メモリ誤り訂正・検
    出回路から前記メモリ装置へ出力されたメモリ誤りを判
    定する基準として用いられるチェックビットを生成する
    チェックビット生成回路と、を具備し、 前記メモリ誤り訂正・検出回路は、 前記メモリ誤り訂正・検出回路とメモリ装置の間に設け
    られ、外部から入力される任意のチェックビットパター
    ンがセットされるレジスタと、 前記メモリ誤り訂正・検出回路の出力と前記レジスタの
    出力とを切替えるセレクタと、をさらに具備し、 その動作無効時に前記セレクタが前記レジスタの出力側
    に切り替えられ、前記レジスタにセットされたデータを
    前記メモリ誤り訂正・検出回路の動作の正常性を試験す
    る任意のチェックビットパターンとして用いることを特
    徴とするメモリ誤り訂正・検出回路試験システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のメモリ誤り訂正・検出回路試験システムにおいて、 前記メモリ誤り訂正・検出回路は、前記メモリ装置への
    データ書き込み時に入力したデータによりチェックビッ
    トを生成する符号化部と、 前記メモリ装置から読み出したデータおよびチェックビ
    ットから該メモリ装置の誤りの有無を検出し、誤りを検
    出するとエラー検出信号を生成して出力するとともに、
    訂正可能な誤りであれば訂正して出力する復号部と、 前記符号化部と復号部の入出力部にそれぞれ設けられ、
    前記外部から入力される制御信号によりオープンおよび
    クローズして前記メモリ誤り訂正・検出回路の動作有効
    および無効を切替える双方向バッファと、 を具備することを特徴とするメモリ誤り訂正・検出回路
    試験システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のメモリ誤り訂正・検出回
    路試験方法であって、 メモリ誤り訂正・検出回路の動作を無効としてチェック
    ビット生成回路により与えられるメモリ誤りを判定する
    基準となり、かつ誤りなしとなるデータおよびチェック
    ビットと、誤りありとなるデータおよびチェックビット
    とをメモリ装置に順次書き込み、次に、前記メモリ誤り
    訂正・検出回路の動作を有効として前記メモリ誤り訂正
    ・検出回路の動作無効時に書き込んだデータおよびチェ
    ックビットを前記メモリ装置から順次読み出すことで、
    前記メモリ誤り訂正・検出回路の試験を行うことを特徴
    とするメモリ誤り訂正・検出回路試験方法。
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