JP2000162689A - フィルタホルダ - Google Patents

フィルタホルダ

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JP2000162689A
JP2000162689A JP10333571A JP33357198A JP2000162689A JP 2000162689 A JP2000162689 A JP 2000162689A JP 10333571 A JP10333571 A JP 10333571A JP 33357198 A JP33357198 A JP 33357198A JP 2000162689 A JP2000162689 A JP 2000162689A
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宏明 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着状態のフィルタを外部から回転操作する
ことができ、かつフィルタの交換を容易に行うことので
きるフィルタホルダを得る。 【構成】 枠体;この枠体の開口上に装着されるフィル
タデバイス、このフィルタデバイスは、枠体の開口に固
定される固定環と、この固定環に対して相対回転可能な
フィルタを有する回転環とを備えていること;上記枠体
に回転可能にかつ上記回転環との連動位置と非連動位置
とに移動可能に支持された回転操作部材;この回転操作
部材を回転環との非連動位置に保持する保持手段;及び
回転操作部材を連動位置に移動させたとき、該回転操作
部材の回転を上記回転環に伝達する回転伝達機構;を有
するフィルタホルダ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、レンズ鏡筒に装着されるフィル
タホルダに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】カメラのフィルタホルダに
は、レンズ鏡筒に差し込んで装着するタイプが多用され
ている。差込式のフィルタホルダは、小型に構成でき、
またフィルタが汚れにくいという利点があるが、偏光フ
ィルタなど、回転操作を要するフィルタを回転させる際
には、フィルタホルダを一旦レンズ鏡筒から取り外す必
要があり、使用に手間がかかるものであった。実開昭5
9−95328号では、このような差込式のフィルタホ
ルダにおいて、偏光フィルタを外部から回転操作可能に
して利便性を向上させる構成が提案されている。しかし
ながら、この実開昭59−95328号のフィルタホル
ダは、偏光フィルタ以外のフィルタを装着することがで
きず、他のフィルタを使用するときには異なるフィルタ
ホルダを用意しなくてはならない。
【0003】
【発明の目的】本発明は、装着状態のフィルタを外部か
ら回転操作することができ、かつフィルタの交換を容易
に行うことのできるフィルタホルダを得ることを目的と
する。
【0004】
【発明の概要】本発明のフィルタホルダは、枠体;この
枠体の開口上に装着されるフィルタデバイス、このフィ
ルタデバイスは、枠体の開口に固定される固定環と、こ
の固定環に対して相対回転可能なフィルタを有する回転
環とを備えていること;上記枠体に回転可能にかつ上記
回転環との連動位置と非連動位置とに移動可能に支持さ
れた回転操作部材;この回転操作部材を回転環との非連
動位置に保持する保持手段;及び回転操作部材を連動位
置に移動させたとき、該回転操作部材の回転を上記回転
環に伝達する回転伝達機構;を有することを特徴として
いる。
【0005】このフィルタホルダにおいて、枠体上に
は、複数のフィルタデバイスが択一して装着可能である
ことが望ましい。
【0006】フィルタホルダの一態様として、回転操作
部材は、枠体に枢着した揺動アームの一端に軸支されて
おり、該揺動アームの揺動により連動位置と非連動位置
に移動され、上記保持手段は、この揺動アームを、回転
操作部材と回転環の非連動方向に移動付勢するばね部材
からなるように構成することが好ましい。このとき、枠
体には、回転操作部材を回転環との連動方向に一定量以
上移動させたとき、揺動アームに当接して該回転操作部
材の移動を規制するストッパが設けられていることが好
ましい。
【0007】また、回転操作部材は、枠体に枢着した揺
動アームの一端に軸支されており、該揺動アームの揺動
により連動位置と非連動位置に移動され、枠体には、こ
の揺動アームを外部から操作するための移動スイッチ部
材が設けられており、上記保持手段は、この移動スイッ
チ部材を、回転操作部材の連動位置と非連動位置に対応
する位置で係止する係止機構からなる構成としてもよ
い。このとき、さらに、回転操作部材と回転環の連動方
向へ揺動アームを移動付勢するばね部材を備えているこ
とが好ましい。
【0008】回転操作部材は、その回転軸方向へ位置調
整が可能であることが望ましい。
【0009】回転伝達機構は、回転操作部材の外周に固
定したゴム材料からなる摩擦部材や、回転操作部材の外
周面に形成したローレットを備えていることが好まし
い。さらに、上記回転伝達機構は、回転環の外周面に形
成したローレットを備えていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図5は、本発明の第1の
実施形態を示している。フィルタホルダ10は、レンズ
鏡筒の外周面に沿う部分円筒状の外装板11と、この外
装板11から延出されたフィルタ支持枠12を備えてお
り、外装板11に設けたフィルタホルダ着脱機構13を
介して、図22及び図23に示すようにレンズ鏡筒60
に形成したホルダ挿入部61に挿入固定することが可能
となっている。レンズ鏡筒60は、図示しないカメラ本
体にマウント部62を介して着脱されるものである。フ
ィルタホルダ10は、レンズ鏡筒60に装着した状態で
は、その外装板11が、レンズ鏡筒60の外周面と略面
一をなしている。フィルタホルダ着脱機構13は周知の
ものであり、ここではその具体的構成は問わないが、外
部に露出するノブ13aを回転操作することによって、
フィルタホルダ10を固定状態と着脱可能状態とに切り
換えることができる。なお、各図における符号Oは、レ
ンズ鏡筒60の撮影光軸を示している。
【0011】フィルタ支持枠12には、光束を通す開口
12aが形成され、この開口12aに対応させてフィル
タを着脱する手段としての雌ねじ14が形成されてい
る。この雌ねじ14に対して雄ねじ16を螺着させるこ
とにより、偏光フィルタ部材(フィルタデバイス)15
をフィルタホルダ10に取り付けることができる。偏光
フィルタ部材15は、雄ねじ16が外周に形成された固
定環17と、この固定環17に対して回動自在な回転環
18と、この回転環18に支持されたフィルタ19とか
ら構成されていて、雌ねじ14と雄ねじ16によって固
定環17をフィルタ支持枠12に固定すると、回転環1
8がフィルタ支持枠12に対して回転自在となる。フィ
ルタ19は、回転環18に固定された周知の偏光フィル
タであり、回転環18と共に回転させることにより、物
体面からの反射を調整することができる。偏光フィルタ
部材15を装着した状態において、このフィルタ19は
フィルタ支持枠12の開口12a上に位置される。ま
た、回転環18の外周面には、ローレット20が形成さ
れている。
【0012】フィルタホルダ10には、偏光フィルタ部
材15の回転環18を外部から回転操作するための回転
操作機構5が設けられている。回転操作機構5は、一端
が軸21によりフィルタ支持枠12に枢着された揺動ア
ーム22と、この揺動アーム22の他端に軸23で回動
可能に支持された操作ダイヤル(回転操作部材)24
と、揺動アーム22を所定方向に付勢するアーム付勢ば
ね25とを備えている。フィルタホルダ10の外装板1
1には、内周面と外周面を貫通する貫通孔26が形成さ
れており、操作ダイヤル24は、その一部を貫通孔26
から外部に突出させている。
【0013】操作ダイヤル24の外周面には周方向へ凹
部24aが形成されており、この凹部24aにゴムリン
グ27の内方凸部27aが嵌着されている。ゴムリング
27は操作ダイヤル24と一体に移動及び回動されるも
のであり、揺動アーム22が軸21を中心に揺動し、該
揺動アーム22の先端に支持された操作ダイヤル24が
フィルタホルダ10の内径または外径方向に移動される
と、該ゴムリング27の外周面が、上記偏光フィルタ部
材15の回転環18に形成したローレット20に対して
接離される。具体的には、貫通孔26からの突出量が少
なくなる方向(内径方向)に操作ダイヤル24が移動さ
れれば(揺動アーム22を揺動させれば)ゴムリング2
7とローレット20が係合し、貫通孔26からの突出量
が多くなる方向(外径方向)に操作ダイヤル24が移動
されれば(揺動アーム22を揺動させれば)ゴムリング
27とローレット20の係合は解除される。上記のアー
ム付勢ばね25は、ゴムリング27とローレット20の
係合が解除される方向へ揺動アーム22を移動付勢して
おり、回転操作機構5に対して外力を加えなければ、操
作ダイヤル24のゴムリング27と、回転環18のロー
レット20との間には、一定の隙間Δが確保される(図
1)。すなわち、回転操作機構5は、常時は、単に操作
ダイヤル24を回転操作しても回転環18には回転力は
伝わらない非連動状態に保持されている。
【0014】回転環18を回転させるには、図2に示す
ように、アーム付勢ばね25に抗して指などで操作ダイ
ヤル24を押し込み、ゴムリング27とローレット20
を係合させて操作ダイヤル24と回転環18を連動状態
にしてから、操作ダイヤル24を回転操作する。する
と、ゴムリング27とローレット20の係合関係によっ
て操作ダイヤル24の回転力が回転環18に伝えられ、
フィルタ19に所望の偏光特性を与える位置まで該回転
環18を回転させることができる。この回転操作は、フ
ィルタホルダ10をレンズ鏡筒60から取り外さずに、
カメラのファインダで確認しながら行うことができるの
で、容易に最適な回転位置を得ることができる。
【0015】フィルタ支持枠12には、操作ダイヤル2
4を押し込んだときの過度移動を規制するためのストッ
パ28が突設されていて、このストッパ28に揺動アー
ム22の先端部が当接した時点で、それ以上の連動方向
への揺動アーム22(操作ダイヤル24)の移動が規制
される。このようなストッパを設けない場合、操作ダイ
ヤル24が、ゴムリング27の撓みの限界を越える力で
押圧操作されたときに、偏光フィルタ部材15側に過度
な力が作用して損傷が生じるおそれがある。本フィルタ
ホルダ10では、ストッパ28を設けることにより、こ
のような偏光フィルタ部材15の破損を防ぐことができ
る。但し、このストッパ28によって移動規制される操
作ダイヤル24の移動位置では、ゴムリング27とロー
レット20の間には、回転力を伝達するのに十分な程度
の係合が確保されている。
【0016】回転環18に対する回転操作を中止するに
は、操作ダイヤル24から指を離せばよい。操作ダイヤ
ル24に対する押圧操作を解除すると、操作ダイヤル2
4は、アーム付勢ばね25の付勢力によって、ゴムリン
グ27とローレット20の間に隙間Δが確保される非連
動位置(図1)に戻る。
【0017】このフィルタホルダ10では、偏光フィル
タ部材15から異なるフィルタへの交換を容易に行うこ
とができる。すなわち、回転操作機構5は、操作ダイヤ
ル24を押圧操作して連動位置に移動させなければ、フ
ィルタ着脱に干渉しない非連動状態に保持されるので、
雄ねじ16と雌ねじ14の螺合を解除する方向に固定環
17を回転させれば、偏光フィルタ部材15を取り外す
ことができる。図21は、偏光フィルタ部材15とは異
なるフィルタ部材29を装着した状態を示している。フ
ィルタ部材29は、雄ねじ16’を外周に有する固定環
17’に一枚のフィルタ19’を保持してなっており、
雄ねじ16’を雌ねじ14に螺合させることでフィルタ
ホルダ10に装着することができる。このフィルタ部材
29は回転操作する必要がないため、フィルタ部材29
を装着している間は回転操作機構5は操作されない。
【0018】図6から図10は、本発明の第2の実施形
態を示している。この実施形態におけるフィルタホルダ
30の回転操作機構6では、外周にゴムリング27を配
した先の実施形態の操作ダイヤル24に代えて、外周に
ローレット31が形成された操作ダイヤル32を用いて
いる。その他の構成に関しては第1の実施形態と同じで
あり、操作ダイヤル32は、非操作時には、ローレット
31をローレット20から一定量離間させた非連動位置
に保持されており(図6)、操作ダイヤル32を指など
で押圧操作してローレット31をローレット20に係合
させることにより、操作ダイヤル32の回転力を回転環
18に伝達することが可能な連動位置に至る(図7)。
この実施形態でも、フィルタホルダ30をレンズ鏡筒に
装着したまま偏光フィルタ部材15を回転操作すること
ができ、しかも偏光フィルタ部材15とは異なるフィル
タへの交換を容易に行うことができる。
【0019】図11から図15は第3の実施形態を示し
ている。この実施形態におけるフィルタホルダ40の回
転操作機構7は、操作モードと非操作モードを選択する
ための機構が第1の実施形態と異なっている。フィルタ
支持枠12には、撮影光軸Oを中心とする周方向へスイ
ッチ案内長孔41が形成され、このスイッチ案内長孔4
1に対して、モード切換スイッチ(移動スイッチ部材)
42に固定した作動ピン43が摺動可能に嵌まってい
る。モード切換スイッチ42は、作動ピン43がスイッ
チ案内長孔41内で案内されることによって、外装板1
1に沿って周方向に移動され、このモード切換スイッチ
42の移動に応じて、該モード切換スイッチ42に固定
したクリックばね44の自由端部が、フィルタ支持枠1
2上に形成した一対のクリック孔45、46に嵌まる。
上記のスイッチ案内長孔41に挿通した作動ピン43は
さらに、揺動アーム22に形成した揺動カム溝47に嵌
まっている。揺動カム溝47は、上記のスイッチ案内長
孔41に対して所定の傾きを与えられた長孔である。従
って、モード切換スイッチ42を周方向に移動させる
と、作動ピン43と揺動カム溝47の関係によって、揺
動アーム22には軸21を中心とする揺動動作が与えら
れる。
【0020】具体的には、図11に示すように、モード
切換スイッチ42が、クリックばね44をクリック孔4
5に係合させた移動位置にあるときには、操作ダイヤル
24のゴムリング27を回転環18のローレット20か
ら離間させる非連動位置に揺動アーム22が保持され
る。図12のように、クリックばね44がクリック孔4
6に嵌まる移動位置までモード切換スイッチ42を移動
させると、作動ピン43と揺動カム溝47を介して、揺
動アーム22を下方へ移動させようとする力が作用し、
この揺動アーム22に支持された操作ダイヤル24のゴ
ムリング27が、回転環18のローレット20に係合す
る連動位置へ移動される。この連動位置では、操作ダイ
ヤル24を回転させると、偏光フィルタ部材15の回転
環18を回転させることができる。すなわち、モード切
換スイッチ42を操作することによって、偏光フィルタ
部材15を回転操作するための連動位置と、回転操作を
行わない非連動位置とに操作ダイヤル24を切り換える
ことができる。なお、第1及び第2の実施形態と異な
り、本実施形態では、モード切換スイッチ42を図12
の係止位置に保持している間は操作ダイヤル24が回転
環18に連動されるので、偏光フィルタ部材15を回転
操作しないときや、フィルタを交換するときには、モー
ド切換スイッチ42を図11の係止位置まで移動させ
て、操作ダイヤル24を回転環18に対して非連動状態
に保持するという操作を行う。
【0021】回転操作機構7には、一端を揺動アーム2
2に支持され、他端をフィルタ支持枠12に支持された
アーム付勢ばね48が設けられており、このアーム付勢
ばね48は、操作ダイヤル24と回転環18が連動する
方向へ揺動アーム22を付勢している。一方、モード切
換スイッチ42による、操作ダイヤル24の非連動位置
から連動位置への移動(揺動アーム22の揺動)には若
干の遊びが設けられている。従って、モード切換スイッ
チ42を連動方向に移動操作したときには、操作ダイヤ
ル24はアーム付勢ばね48の付勢力により連動位置に
保持される。このように、操作ダイヤル24の連動位置
を、カム溝による機械的案内のみで出さずに、アーム付
勢ばね48を用いて保持させることにより、操作ダイヤ
ル24のゴムリング27と回転環18のローレット20
に確実な係合を与えつつ、ゴムリング27の撓みの限界
以上に操作ダイヤル24が押圧されて偏光フィルタ部材
15が破損することを防ぐことができる。
【0022】図16から図20は第4の実施形態を示し
ている。この実施形態におけるフィルタホルダ50の回
転操作機構8は、第3の実施形態における操作ダイヤル
24を、外周にローレット31を有する操作ダイヤル3
2に代えたものであり、他の構成については第3の実施
形態と共通している。つまり、モード切換スイッチ42
の操作に応じて揺動アーム22が揺動され、操作ダイヤ
ル32のローレット31が、偏光フィルタ部材15側の
ローレット20に対して係合及び係合解除される。ロー
レット31、20の係合状態では、操作ダイヤル32を
回転操作すると偏光フィルタ部材15の回転環18及び
フィルタ19が回転され、ローレット31、20の係合
を解除した状態では、偏光フィルタ部材15の取り外し
または他のフィルタの装着を容易に行うことができる。
【0023】なお、この第4の実施形態では、アーム付
勢ばね48は、モード切換スイッチ42を連動方向に操
作したときに操作ダイヤル32を適切に連動位置に保持
させるという作用に加えて、この連動方向へのスイッチ
操作に際して、操作ダイヤル32側のローレット31と
偏光フィルタ部材15側のローレット20の互いの山部
が当接し、噛み合いが生じなかった場合の逃げ機構とし
ても作用する。つまり、ローレットの噛み合いが生じな
いということは、モード切換スイッチ42の移動量に比
して操作ダイヤル32の移動量が少ないということにな
るが、この移動量の差は、アーム付勢ばね48の撓みに
よって吸収することができる。そして、この非噛合状態
から、操作ダイヤル32をいずれかの方向に若干量回転
させれば、アーム付勢ばね48の撓み解放力によってロ
ーレット31、20の噛合が生じる。
【0024】以上の各実施形態では、偏光フィルタ部材
15の回転環18に形成するローレット20と、操作ダ
イヤル24、32の回転伝達面(ゴムリング27、ロー
レット31)とは、光軸方向の位置が一致するものであ
る。しかしながら、交換されるフィルタ部材の構造によ
っては、フィルタホルダ側の操作ダイヤルとフィルタ側
の回転環とで、互いの回転伝達面の回転軸方向(光軸方
向)の位置が一致しない可能性がある。このような場合
には、操作ダイヤルをその回転軸方向(光軸方向)に移
動可能に構成し、互いの回転伝達面を係合させることが
可能な位置まで操作ダイヤルを移動させればよい。
【0025】本発明は以上の図示実施形態に限定される
ものではない。例えば、第1及び第3の実施形態では、
操作ダイヤルの外周に装着する摩擦部材をゴムリングと
したが、摩擦により回転力を伝達することが可能であれ
ば、スポンジ、モルトなどゴム以外の材料を用いてもよ
い。また各実施形態では、偏光フィルタの回転環にはロ
ーレットを形成したが、このローレットに代えてゴムリ
ングなどの摩擦部材を用いてもよい。また、実施形態で
は回転環に一つの偏光フィルタを装着するものとした
が、回転環と固定環にそれぞれフィルタを設けて、この
一対のフィルタの相対的な回転で調整を行うものであっ
てもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のフィルタホルダで
は、フィルタデバイスの回転環を回転操作する機構を、
この回転環との連動状態と非連動状態に切換可能に構成
したので、レンズ鏡筒に装着した状態でフィルタデバイ
スの回転環を回転操作することができ、かつフィルタの
交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるフィルタホル
ダの非回転操作状態を正面から示した図である。
【図2】図1のフィルタホルダの回転操作状態を正面か
ら示した図である。
【図3】図1のIII−III線に沿って示す断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿って示す断面図である。
【図5】図1のV矢視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるフィルタホル
ダの非回転操作状態を正面から示した図である。
【図7】図6のフィルタホルダの回転操作状態を正面か
ら示した図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿って示す断面図であ
る。
【図9】図7のIX−IX線に沿って示す断面図である。
【図10】図6のX矢視図である。
【図11】本発明の第3の実施形態におけるフィルタホ
ルダの非回転操作状態を正面から示した図である。
【図12】図11のフィルタホルダの回転操作状態を正
面から示した図である。
【図13】図11のXIII−XIII線に沿って示す断面図で
ある。
【図14】図12のXIV−XIV線に沿って示す断面図であ
る。
【図15】図11のXV矢視図である。
【図16】本発明の第4の実施形態におけるフィルタホ
ルダの非回転操作状態を正面から示した図である。
【図17】図16のフィルタホルダの回転操作状態を正
面から示した図である。
【図18】図16のXVIII−XVIII線に沿って示す断面図
である。
【図19】図17のXIX−XIX線に沿って示す断面図であ
る。
【図20】図16のXX矢視図である。
【図21】第1の実施形態のフィルタホルダに、偏光フ
ィルタ部材とは異なるフィルタ部材を装着した状態を示
す断面図である。
【図22】第1の実施形態のフィルタホルダを取り付け
た状態のレンズ鏡筒の断面図である。
【図23】図22のレンズ鏡筒の外観図である。
【符号の説明】
5 6 7 8 回転操作機構 10 30 40 50 フィルタホルダ 11 外装板 12 フィルタ支持枠 13 フィルタホルダ着脱機構 14 雌ねじ 15 偏光フィルタ部材(フィルタデバイス) 16 雄ねじ 17 固定環 18 回転環 19 フィルタ 20 31 ローレット 22 揺動アーム 24 32 操作ダイヤル(回転操作部材) 25 48 アーム付勢ばね 26 貫通孔 27 ゴムリング 28 ストッパ 41 スイッチ案内長孔 42 モード切換スイッチ(移動スイッチ部材) 43 作動ピン 44 クリックばね 45 46 クリック孔 47 揺動カム溝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体;この枠体の開口上に装着されるフ
    ィルタデバイス、このフィルタデバイスは、枠体の開口
    に固定される固定環と、この固定環に対して相対回転可
    能なフィルタを有する回転環とを備えていること;上記
    枠体に回転可能にかつ上記回転環との連動位置と非連動
    位置とに移動可能に支持された回転操作部材;この回転
    操作部材を回転環との非連動位置に保持する保持手段;
    及び回転操作部材を連動位置に移動させたとき、該回転
    操作部材の回転を上記回転環に伝達する回転伝達機構;
    を有することを特徴とするフィルタホルダ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルタホルダにおい
    て、枠体上には、複数のフィルタデバイスが択一して装
    着可能であるフィルタホルダ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフィルタホルダにおい
    て、回転操作部材は、枠体に枢着した揺動アームの一端
    に軸支されており、該揺動アームの揺動により連動位置
    と非連動位置に移動され、 上記保持手段は、この揺動アームを、回転操作部材と回
    転環の非連動方向に移動付勢するばね部材からなるフィ
    ルタホルダ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフィルタホルダにおい
    て、枠体には、回転操作部材を回転環との連動方向に一
    定量以上移動させたとき、揺動アームに当接して該回転
    操作部材の移動を規制するストッパが設けられているフ
    ィルタホルダ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のフィルタホルダにおい
    て、回転操作部材は、枠体に枢着した揺動アームの一端
    に軸支されており、該揺動アームの揺動により連動位置
    と非連動位置に移動され、枠体には、この揺動アームを
    外部から操作するための移動スイッチ部材が設けられて
    おり、 上記保持手段は、この移動スイッチ部材を、回転操作部
    材の連動位置と非連動位置に対応する位置で係止する係
    止機構からなるフィルタホルダ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のフィルタホルダにおい
    て、さらに、回転操作部材と回転環の連動方向へ揺動ア
    ームを移動付勢するばね部材を備えているフィルタホル
    ダ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか1項記載のフ
    ィルタホルダにおいて、回転操作部材は、その回転軸方
    向へ位置調整が可能であるフィルタホルダ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか1項記載のフ
    ィルタホルダにおいて、上記回転伝達機構は、回転操作
    部材の外周に固定したゴム材料からなる摩擦部材を備え
    ているフィルタホルダ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7いずれか1項記載のフ
    ィルタホルダにおいて、上記回転伝達機構は、回転操作
    部材の外周面に形成したローレットを備えているフィル
    タホルダ。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載のフィルタホル
    ダにおいて、さらに、上記回転伝達機構は、回転環の外
    周面に形成したローレットを備えているフィルタホル
    ダ。
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