JPH07140533A - レンズ交換式カメラ - Google Patents
レンズ交換式カメラInfo
- Publication number
- JPH07140533A JPH07140533A JP29207893A JP29207893A JPH07140533A JP H07140533 A JPH07140533 A JP H07140533A JP 29207893 A JP29207893 A JP 29207893A JP 29207893 A JP29207893 A JP 29207893A JP H07140533 A JPH07140533 A JP H07140533A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- coupler
- drive
- camera
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装着した交換レンズに応じて操作者が駆動を
切り換える必要のない、使い勝手の良いレンズ交換式カ
メラを提供する。 【構成】 カメラ本体にAF用レンズとMF用レンズと
を着脱自在なレンズ交換式カメラにおいて、装着された
交換レンズに応じて上記カメラ本体のマウント2の面か
ら突出する位置と突出しない位置とに移動可能でかつ上
記AF用レンズが装着された際に該レンズに駆動力を伝
達する駆動カプラ3と、インターナル円板12aとキャ
リア円板12bの内の一方の回転が阻止されると他方の
回転が許容されることによりモータ10からの駆動力を
選択的に伝達可能なクラッチ手段と、上記駆動カプラ3
のスラスト方向の移動に連動して上記キャリア円板12
bの回転を阻止することにより上記AF用レンズに駆動
力が伝達されインターナル円板12aの回転を阻止する
ことにより絞り駆動系に駆動力が伝達されるように切り
換えるカラー13とを備えたレンズ交換式カメラ。
切り換える必要のない、使い勝手の良いレンズ交換式カ
メラを提供する。 【構成】 カメラ本体にAF用レンズとMF用レンズと
を着脱自在なレンズ交換式カメラにおいて、装着された
交換レンズに応じて上記カメラ本体のマウント2の面か
ら突出する位置と突出しない位置とに移動可能でかつ上
記AF用レンズが装着された際に該レンズに駆動力を伝
達する駆動カプラ3と、インターナル円板12aとキャ
リア円板12bの内の一方の回転が阻止されると他方の
回転が許容されることによりモータ10からの駆動力を
選択的に伝達可能なクラッチ手段と、上記駆動カプラ3
のスラスト方向の移動に連動して上記キャリア円板12
bの回転を阻止することにより上記AF用レンズに駆動
力が伝達されインターナル円板12aの回転を阻止する
ことにより絞り駆動系に駆動力が伝達されるように切り
換えるカラー13とを備えたレンズ交換式カメラ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ交換式カメラ、
より詳しくは、カメラ本体にオートフォーカス用レンズ
とマニュアルフォーカス用レンズとを着脱自在なレンズ
交換式カメラに関する。
より詳しくは、カメラ本体にオートフォーカス用レンズ
とマニュアルフォーカス用レンズとを着脱自在なレンズ
交換式カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラにおいては種々の自動化が
進み、例えば、自動露出のための絞り駆動やオートフォ
ーカス(以下、必要に応じてAFと省略する。)のため
のレンズ駆動等の各種の自動化が行われるようになって
いる。一方、カメラ本体の小型化も進んでいて、このカ
メラの小型化と上記カメラの自動化との両立は、カメラ
を設計する際の必須要件ともいえるものになっている。
進み、例えば、自動露出のための絞り駆動やオートフォ
ーカス(以下、必要に応じてAFと省略する。)のため
のレンズ駆動等の各種の自動化が行われるようになって
いる。一方、カメラ本体の小型化も進んでいて、このカ
メラの小型化と上記カメラの自動化との両立は、カメラ
を設計する際の必須要件ともいえるものになっている。
【0003】上述のような両立を図るために、カメラ本
体内に内蔵する1つのモータを、複数の被駆動部を作動
させる駆動源として切り換えて用いることは、ごく一般
的に行われていることである。
体内に内蔵する1つのモータを、複数の被駆動部を作動
させる駆動源として切り換えて用いることは、ごく一般
的に行われていることである。
【0004】このようなものの一例として、例えば特開
昭61−172127号公報には、モータからの駆動力
を伝達する途中に遊星クラッチを設けて、この遊星クラ
ッチの公転運動の制御を電磁石を用いて行うことによ
り、1つのモータで複数の被駆動系を切り換えるものが
記載されている。
昭61−172127号公報には、モータからの駆動力
を伝達する途中に遊星クラッチを設けて、この遊星クラ
ッチの公転運動の制御を電磁石を用いて行うことによ
り、1つのモータで複数の被駆動系を切り換えるものが
記載されている。
【0005】また、上記オートフォーカスを行うカメラ
にも種々のものがあり、レンズ交換式カメラにおいて、
オートフォーカス用の交換レンズの焦点調節を、カメラ
本体側に設けたモータ等の駆動手段で行うものはよく知
られている。このようなAFカメラの焦点調節におい
て、オートフォーカスを使用せず、手動で焦点調節を行
う際には、カメラに設けられたオートフォーカス状態か
らマニュアルフォーカス状態に切り換えるための切換部
材を操作することによって、交換レンズをカメラ本体側
の駆動系から切り離すといったことが行われている。
にも種々のものがあり、レンズ交換式カメラにおいて、
オートフォーカス用の交換レンズの焦点調節を、カメラ
本体側に設けたモータ等の駆動手段で行うものはよく知
られている。このようなAFカメラの焦点調節におい
て、オートフォーカスを使用せず、手動で焦点調節を行
う際には、カメラに設けられたオートフォーカス状態か
らマニュアルフォーカス状態に切り換えるための切換部
材を操作することによって、交換レンズをカメラ本体側
の駆動系から切り離すといったことが行われている。
【0006】このオートフォーカス用レンズを用いて手
動焦点調節を行う例としては、特開昭58−7114号
公報に、オートフォーカス用レンズがAF使用状態であ
るか否かを検出するための切換部材をレンズ側に設け
て、この切換部材を操作すると、駆動伝達軸の軸心(カ
プラ軸心)に同軸に貫通しているピンが押されたり、押
されなかったりして、スイッチのオン,オフを行い、こ
のスイッチの出力に応じて判断回路に切り換えをさせ
て、AF回路をオン,オフするものが記載されている。
動焦点調節を行う例としては、特開昭58−7114号
公報に、オートフォーカス用レンズがAF使用状態であ
るか否かを検出するための切換部材をレンズ側に設け
て、この切換部材を操作すると、駆動伝達軸の軸心(カ
プラ軸心)に同軸に貫通しているピンが押されたり、押
されなかったりして、スイッチのオン,オフを行い、こ
のスイッチの出力に応じて判断回路に切り換えをさせ
て、AF回路をオン,オフするものが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭61−17
2127号公報に記載のものでは、切り換える機構とし
て遊星クラッチを利用してはいるが、切換そのものは電
磁石と回路とによって電気的に行っているために、エネ
ルギーの消耗を軽減するという点で不利である。そし
て、該公報には、カメラ本体からオートフォーカス用レ
ンズへ駆動力を伝達するカプラについては、何等記載さ
れていない。
2127号公報に記載のものでは、切り換える機構とし
て遊星クラッチを利用してはいるが、切換そのものは電
磁石と回路とによって電気的に行っているために、エネ
ルギーの消耗を軽減するという点で不利である。そし
て、該公報には、カメラ本体からオートフォーカス用レ
ンズへ駆動力を伝達するカプラについては、何等記載さ
れていない。
【0008】また、上記特開昭58−7114号公報に
記載のものでは、駆動力を伝達するカプラを使用しては
いるが、AFレンズの状態によりAF回路のオン,オフ
をするものであり、この切り換えもレンズを操作するこ
とで行われなければならない。このように、レンズに設
けられている切換部材をカメラの使用者が操作しなけれ
ばならないために操作が面倒であり、また、カプラ部は
1種類のAFレンズにおける切換部材としてしか用いら
れておらず、さらに、該カプラは2軸式であるために構
造的にも複雑なものとなってしまっている。
記載のものでは、駆動力を伝達するカプラを使用しては
いるが、AFレンズの状態によりAF回路のオン,オフ
をするものであり、この切り換えもレンズを操作するこ
とで行われなければならない。このように、レンズに設
けられている切換部材をカメラの使用者が操作しなけれ
ばならないために操作が面倒であり、また、カプラ部は
1種類のAFレンズにおける切換部材としてしか用いら
れておらず、さらに、該カプラは2軸式であるために構
造的にも複雑なものとなってしまっている。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、装着した交換レンズに応じて操作者が駆動を切り
換える必要のない、使い勝手の良いレンズ交換式カメラ
を提供することを目的としている。
あり、装着した交換レンズに応じて操作者が駆動を切り
換える必要のない、使い勝手の良いレンズ交換式カメラ
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるレンズ交換式カメラは、カメラ本体
にオートフォーカス用レンズとマニュアルフォーカス用
レンズとを着脱自在なレンズ交換式カメラにおいて、装
着された交換レンズに応じて上記カメラ本体のマウント
面から突出する突出位置と突出しない非突出位置とに移
動可能でかつ上記オートフォーカス用レンズが装着され
た際に該オートフォーカス用レンズに駆動力を伝達する
移動カプラ手段と、一方の回転が阻止されると他方の回
転が許容されることによりモータからの駆動力を選択的
に伝達可能なクラッチ手段と、上記移動カプラ手段の移
動に連動して上記クラッチ手段の一方の回転を阻止する
ことにより上記オートフォーカス用レンズに駆動力が伝
達され他方の回転を阻止することにより該オートフォー
カス用レンズ以外に駆動力が伝達されるように切り換え
る切換手段とを備えている。
めに、本発明によるレンズ交換式カメラは、カメラ本体
にオートフォーカス用レンズとマニュアルフォーカス用
レンズとを着脱自在なレンズ交換式カメラにおいて、装
着された交換レンズに応じて上記カメラ本体のマウント
面から突出する突出位置と突出しない非突出位置とに移
動可能でかつ上記オートフォーカス用レンズが装着され
た際に該オートフォーカス用レンズに駆動力を伝達する
移動カプラ手段と、一方の回転が阻止されると他方の回
転が許容されることによりモータからの駆動力を選択的
に伝達可能なクラッチ手段と、上記移動カプラ手段の移
動に連動して上記クラッチ手段の一方の回転を阻止する
ことにより上記オートフォーカス用レンズに駆動力が伝
達され他方の回転を阻止することにより該オートフォー
カス用レンズ以外に駆動力が伝達されるように切り換え
る切換手段とを備えている。
【0011】
【作用】移動カプラ手段が、装着された交換レンズに応
じて上記カメラ本体のマウント面から突出する突出位置
と突出しない非突出位置とに移動しかつオートフォーカ
ス用レンズが装着された際に該オートフォーカス用レン
ズに駆動力を伝達し、クラッチ手段が、一方の回転が阻
止されると他方の回転が許容されることによりモータか
らの駆動力を選択的に伝達し、切換手段が、上記移動カ
プラ手段の移動に連動して上記クラッチ手段の一方の回
転を阻止することにより上記オートフォーカス用レンズ
に駆動力が伝達され他方の回転を阻止することにより該
オートフォーカス用レンズ以外に駆動力が伝達されるよ
うに切り換える。
じて上記カメラ本体のマウント面から突出する突出位置
と突出しない非突出位置とに移動しかつオートフォーカ
ス用レンズが装着された際に該オートフォーカス用レン
ズに駆動力を伝達し、クラッチ手段が、一方の回転が阻
止されると他方の回転が許容されることによりモータか
らの駆動力を選択的に伝達し、切換手段が、上記移動カ
プラ手段の移動に連動して上記クラッチ手段の一方の回
転を阻止することにより上記オートフォーカス用レンズ
に駆動力が伝達され他方の回転を阻止することにより該
オートフォーカス用レンズ以外に駆動力が伝達されるよ
うに切り換える。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図12は本発明の一実施例を示したもの
である。
する。図1から図12は本発明の一実施例を示したもの
である。
【0013】図1はこの実施例のレンズ交換式カメラの
カメラ本体1を示す正面図である。カメラ本体1の前面
側には、リング状のマウント2が設けられていて、この
マウント2の前面には、後述するオートフォーカス用レ
ンズ5(以下AFレンズと略す)の従動カプラ5aを駆
動するための軸である駆動カプラ3が、該マウント面よ
りもレンズ側に向かって突出して設けられている(図2
参照)。
カメラ本体1を示す正面図である。カメラ本体1の前面
側には、リング状のマウント2が設けられていて、この
マウント2の前面には、後述するオートフォーカス用レ
ンズ5(以下AFレンズと略す)の従動カプラ5aを駆
動するための軸である駆動カプラ3が、該マウント面よ
りもレンズ側に向かって突出して設けられている(図2
参照)。
【0014】上記駆動カプラ3は、より詳しくは、前端
部にマイナス状の突起を有していて、フィルム側(カメ
ラ背面側)からレンズ側(カメラ前面側)に向かって図
示しないばねにより付勢されている。該駆動カプラ3
は、カメラ本体1に交換レンズが装着されていないとき
は、図2に示すように突出しているが、この駆動カプラ
3を上記付勢力に逆らってフィルム側に向かって押圧す
れば、スラスト方向に移動するようになっている。
部にマイナス状の突起を有していて、フィルム側(カメ
ラ背面側)からレンズ側(カメラ前面側)に向かって図
示しないばねにより付勢されている。該駆動カプラ3
は、カメラ本体1に交換レンズが装着されていないとき
は、図2に示すように突出しているが、この駆動カプラ
3を上記付勢力に逆らってフィルム側に向かって押圧す
れば、スラスト方向に移動するようになっている。
【0015】また、上記カメラ本体1のマウント2の内
側には、後述するマニュアルフォーカス用レンズ(以
下、MFレンズと略す。)6の絞りレバー6aを駆動す
るための繰り込みレバー4が設けられている。さらに該
マウント2の内側には、例えば下部に周方向に沿って複
数の通信接点8bと後述するAFレンズ装着スイッチ8
aが設けられている。
側には、後述するマニュアルフォーカス用レンズ(以
下、MFレンズと略す。)6の絞りレバー6aを駆動す
るための繰り込みレバー4が設けられている。さらに該
マウント2の内側には、例えば下部に周方向に沿って複
数の通信接点8bと後述するAFレンズ装着スイッチ8
aが設けられている。
【0016】次に、このようなカメラ本体1に装着され
るAFレンズ5について、図3を参照して説明する。A
Fレンズ5は、その後端部にリング状のマウント5bが
設けられていて、このマウント5bの後端面には、上記
カメラ本体1のマウント2の駆動カプラ3に対応する位
置に、マイナス状の凹部を有する従動カプラ5aが設け
られている。またこのマウント5bには、上記カメラ本
体1の複数の通信接点8bに対応する複数の通信接点5
dを有する通信接点部5cが設けられている。
るAFレンズ5について、図3を参照して説明する。A
Fレンズ5は、その後端部にリング状のマウント5bが
設けられていて、このマウント5bの後端面には、上記
カメラ本体1のマウント2の駆動カプラ3に対応する位
置に、マイナス状の凹部を有する従動カプラ5aが設け
られている。またこのマウント5bには、上記カメラ本
体1の複数の通信接点8bに対応する複数の通信接点5
dを有する通信接点部5cが設けられている。
【0017】AFレンズ5は、そのマウント5bをカメ
ラ本体1のマウント2に合わせて摺動するように回転さ
せて装着するものであり、装着が完了すると、ボディ側
駆動カプラ3とAFレンズ側従動カプラ5aが位置的に
合致して同軸となるように構成されている。
ラ本体1のマウント2に合わせて摺動するように回転さ
せて装着するものであり、装着が完了すると、ボディ側
駆動カプラ3とAFレンズ側従動カプラ5aが位置的に
合致して同軸となるように構成されている。
【0018】図5は、カメラ本体1にAFレンズ5が装
着されて、駆動カプラ3と従動カプラ5aが連結してい
る状態を示す断面図である。駆動カプラ3は、カメラ本
体1に内蔵した後述するモータ10(図8,図9参照)
によって駆動されるようになっている。カメラ本体1に
AFレンズ5を装着しても、駆動カプラ3のマイナス状
凸部と従動カプラ5aのマイナス状凹部とが噛合してい
ないときは、該モータ10の駆動力で駆動カプラ3が回
転することにより噛合位置となり、該駆動カプラ3は上
述のようにばねによって突出方向に付勢されているため
に、従動カプラ5aと互いに噛合することになる。
着されて、駆動カプラ3と従動カプラ5aが連結してい
る状態を示す断面図である。駆動カプラ3は、カメラ本
体1に内蔵した後述するモータ10(図8,図9参照)
によって駆動されるようになっている。カメラ本体1に
AFレンズ5を装着しても、駆動カプラ3のマイナス状
凸部と従動カプラ5aのマイナス状凹部とが噛合してい
ないときは、該モータ10の駆動力で駆動カプラ3が回
転することにより噛合位置となり、該駆動カプラ3は上
述のようにばねによって突出方向に付勢されているため
に、従動カプラ5aと互いに噛合することになる。
【0019】そして噛合後は、この駆動カプラ3により
伝達された駆動力によって、従動カプラ5aが回転させ
られる。この回転力が、図示しないAFレンズ5の光学
系を光軸方向に移動させて焦点を調節するための駆動系
に伝えられる。このようなオートフォーカス動作を行う
駆動系は、カメラ本体1内に設けられている図示しない
AF回路によって制御されるようになっている。
伝達された駆動力によって、従動カプラ5aが回転させ
られる。この回転力が、図示しないAFレンズ5の光学
系を光軸方向に移動させて焦点を調節するための駆動系
に伝えられる。このようなオートフォーカス動作を行う
駆動系は、カメラ本体1内に設けられている図示しない
AF回路によって制御されるようになっている。
【0020】次に、図4を参照して、上記カメラ本体1
に装着されるMFレンズ6について説明する。MFレン
ズ6は、周面に絞り値を設定するための絞り環6cを備
えていて、また後端部にはマウント6bを有している。
このマウント6bの内側には、周方向に所定範囲を回動
する絞りレバー6aが設けられている。この絞りレバー
6aは、カメラ本体1の上記絞り込みレバー4によって
駆動されるようになっていて、MFレンズ6に内設され
ている図示しない絞り羽根を絞り込むためのものであ
る。この絞りレバー6aは、通常は絞り羽根が開放にな
るようにばね付勢されていて、図4の符号6aに示す位
置がこの通常の初期位置となっている。
に装着されるMFレンズ6について説明する。MFレン
ズ6は、周面に絞り値を設定するための絞り環6cを備
えていて、また後端部にはマウント6bを有している。
このマウント6bの内側には、周方向に所定範囲を回動
する絞りレバー6aが設けられている。この絞りレバー
6aは、カメラ本体1の上記絞り込みレバー4によって
駆動されるようになっていて、MFレンズ6に内設され
ている図示しない絞り羽根を絞り込むためのものであ
る。この絞りレバー6aは、通常は絞り羽根が開放にな
るようにばね付勢されていて、図4の符号6aに示す位
置がこの通常の初期位置となっている。
【0021】この絞りレバー6aを、上記付勢力に逆ら
って符号6a’に示す位置に動かすと、上記絞り環6c
により設定されている絞り口径に、絞り羽根が絞り込ま
れるようになっている。
って符号6a’に示す位置に動かすと、上記絞り環6c
により設定されている絞り口径に、絞り羽根が絞り込ま
れるようになっている。
【0022】このようなMFレンズ6のカメラ本体1へ
の装着も、上記AFレンズ5と全く同様に行われる。装
着が完了すると、MFレンズ6のマウント6bのカメラ
本体1との接合面に押圧されて、駆動カプラ3は、図6
に示すように、その先端がボディマウント2と同一面上
にくる引っ込んだ位置となる。
の装着も、上記AFレンズ5と全く同様に行われる。装
着が完了すると、MFレンズ6のマウント6bのカメラ
本体1との接合面に押圧されて、駆動カプラ3は、図6
に示すように、その先端がボディマウント2と同一面上
にくる引っ込んだ位置となる。
【0023】従って、上述したようなAFレンズ5,M
Fレンズ6の構成により、装着レンズの種類によるカメ
ラ本体1の駆動カプラ3の突出位置に機械的変化があら
われる。そこで、この駆動カプラ3の突出位置の変化を
検出して、駆動力をカプラ3と絞り込みレバー4のどち
らかに切り換えられる機構をカメラ本体1内に設けてお
けば、操作者が駆動を切り換える必要はなく、レンズを
装着するだけで自動的に切り換えられるものとなる。
Fレンズ6の構成により、装着レンズの種類によるカメ
ラ本体1の駆動カプラ3の突出位置に機械的変化があら
われる。そこで、この駆動カプラ3の突出位置の変化を
検出して、駆動力をカプラ3と絞り込みレバー4のどち
らかに切り換えられる機構をカメラ本体1内に設けてお
けば、操作者が駆動を切り換える必要はなく、レンズを
装着するだけで自動的に切り換えられるものとなる。
【0024】なお、上記駆動カプラ3の変位量が機械的
切換を行うには小さい(通常この変位量は2mm程度と
なる。)場合は、図7に示すように、MFレンズのマウ
ント7にカメラ本体1への装着が完了するときに、カメ
ラ本体1の駆動カプラ3と位置が一致する穴を穿設し
て、そこにピン7aをカメラ本体1へ向かって突出する
ように配設し、さらにこのピン7aをばねによりフィル
ム側(カメラ後方側)に向かう方向に付勢する。なお、
このときのピン7aを付勢するばねの付勢力は、駆動カ
プラ3を付勢するばねの付勢力よりも大きいものとする
ことはいうまでもない。
切換を行うには小さい(通常この変位量は2mm程度と
なる。)場合は、図7に示すように、MFレンズのマウ
ント7にカメラ本体1への装着が完了するときに、カメ
ラ本体1の駆動カプラ3と位置が一致する穴を穿設し
て、そこにピン7aをカメラ本体1へ向かって突出する
ように配設し、さらにこのピン7aをばねによりフィル
ム側(カメラ後方側)に向かう方向に付勢する。なお、
このときのピン7aを付勢するばねの付勢力は、駆動カ
プラ3を付勢するばねの付勢力よりも大きいものとする
ことはいうまでもない。
【0025】こうすることで、AFレンズを装着した場
合とMFレンズを装着した場合の駆動カプラ3の位置の
変化量を大きくすることができ、機械的な切換機構を用
いることも可能になる。
合とMFレンズを装着した場合の駆動カプラ3の位置の
変化量を大きくすることができ、機械的な切換機構を用
いることも可能になる。
【0026】そこで、まずこのような駆動の切換を機械
的に行う例について、図8を参照して具体的に説明す
る。図8は、カメラ本体1に設けられている切換機構を
示す斜視図である。駆動カプラ3と図示しない絞り駆動
系を駆動するための駆動源であるモータ10には、遊星
ギヤーボックス11が取り付けられている。
的に行う例について、図8を参照して具体的に説明す
る。図8は、カメラ本体1に設けられている切換機構を
示す斜視図である。駆動カプラ3と図示しない絞り駆動
系を駆動するための駆動源であるモータ10には、遊星
ギヤーボックス11が取り付けられている。
【0027】この遊星ギヤーボックス11のインターナ
ル出力は、図9に示すように、回動一体に設けられてい
るベルトプーリたるインターナルプーリ17とインター
ナル円板12aとに伝達されるようになっている。イン
ターナル円板12aには、径方向に複数のスリットが設
けられている。
ル出力は、図9に示すように、回動一体に設けられてい
るベルトプーリたるインターナルプーリ17とインター
ナル円板12aとに伝達されるようになっている。イン
ターナル円板12aには、径方向に複数のスリットが設
けられている。
【0028】また、該遊星ギヤーボックス11のキャリ
ア出力は、上記インターナルプーリ17およびインター
ナル円板12aの内側に同軸に設けられているキャリア
プーリ18およびキャリア円板12bに伝達されるよう
になっていて、これらキャリアプーリ18およびキャリ
ア円板12bは回動一体に構成されている。キャリア円
板12bには、上記インターナル円板12aと同様に、
径方向に複数のスリットが設けられている。
ア出力は、上記インターナルプーリ17およびインター
ナル円板12aの内側に同軸に設けられているキャリア
プーリ18およびキャリア円板12bに伝達されるよう
になっていて、これらキャリアプーリ18およびキャリ
ア円板12bは回動一体に構成されている。キャリア円
板12bには、上記インターナル円板12aと同様に、
径方向に複数のスリットが設けられている。
【0029】上記インターナルプーリ17にはタイミン
グベルト14がかけられていて、このタイミングベルト
14の他端は、カプラプーリ16にかけられて回転力を
伝達するようになっている。
グベルト14がかけられていて、このタイミングベルト
14の他端は、カプラプーリ16にかけられて回転力を
伝達するようになっている。
【0030】このカプラプーリ16には、上記駆動カプ
ラ3がスラスト方向に自由に進退し、かつ一体に回転す
るための断面小判状の孔が、その回転中心部に穿設され
ている。そして、遊星ギヤーボックス11からのインタ
ーナルプーリ17の出力がタイミングベルト14に伝え
られると、カプラプーリ16が回転して、このカプラプ
ーリ16と一体に駆動カプラ3が回転駆動されるように
なっている。
ラ3がスラスト方向に自由に進退し、かつ一体に回転す
るための断面小判状の孔が、その回転中心部に穿設され
ている。そして、遊星ギヤーボックス11からのインタ
ーナルプーリ17の出力がタイミングベルト14に伝え
られると、カプラプーリ16が回転して、このカプラプ
ーリ16と一体に駆動カプラ3が回転駆動されるように
なっている。
【0031】上記遊星ギヤーボックス11は、インター
ナル出力側とキャリア出力側のどちらか一方の回転を係
止すると、他方が回転するように構成されたものであ
る。この回転係止を行うために、切換手段たるカラー1
3が、駆動カプラ3に対してスラスト方向に一体であっ
てラジアル方向には別々に回動するように取り付けられ
ていて、ストッパ19aとストッパ19bにより、この
ラジアル方向の回転が規制されるようになっている。
ナル出力側とキャリア出力側のどちらか一方の回転を係
止すると、他方が回転するように構成されたものであ
る。この回転係止を行うために、切換手段たるカラー1
3が、駆動カプラ3に対してスラスト方向に一体であっ
てラジアル方向には別々に回動するように取り付けられ
ていて、ストッパ19aとストッパ19bにより、この
ラジアル方向の回転が規制されるようになっている。
【0032】このカラー13は、やや細長の矩形板状の
弾性板13aを該駆動カプラ3のスラスト方向に垂直に
キャリアプーリ18に向かって延出していて、その先端
部はインターナル円板12aとキャリア円板12bの中
間に達している。この弾性板13aの先端は2つに分岐
していて、一方はキャリア円板12bに向かって、他方
はインターナル円板12aに向かって、それぞれ三角形
状の立曲部13bを形成している。これらの立曲部13
bは、上記駆動カプラ3がスラスト方向に移動すること
によって、それぞれの円板12a,12bのスリットに
選択的に入り込んで、一方の回転を係止するようになっ
ている。
弾性板13aを該駆動カプラ3のスラスト方向に垂直に
キャリアプーリ18に向かって延出していて、その先端
部はインターナル円板12aとキャリア円板12bの中
間に達している。この弾性板13aの先端は2つに分岐
していて、一方はキャリア円板12bに向かって、他方
はインターナル円板12aに向かって、それぞれ三角形
状の立曲部13bを形成している。これらの立曲部13
bは、上記駆動カプラ3がスラスト方向に移動すること
によって、それぞれの円板12a,12bのスリットに
選択的に入り込んで、一方の回転を係止するようになっ
ている。
【0033】上記駆動カプラ3は、図示しないばねによ
って常に突出方向に付勢されている。今、図8に示すよ
うに駆動カプラ3が突出しているときには、弾性板13
aの立曲部13bが、キャリア円板12bのスリットに
係合する。ここでモータ10を駆動すれば、キャリア円
板12bが係止されているので、モータ10の出力によ
ってインターナルプーリ17が回転し、タイミングベル
ト14によって伝達されて駆動カプラ3が回転する。
って常に突出方向に付勢されている。今、図8に示すよ
うに駆動カプラ3が突出しているときには、弾性板13
aの立曲部13bが、キャリア円板12bのスリットに
係合する。ここでモータ10を駆動すれば、キャリア円
板12bが係止されているので、モータ10の出力によ
ってインターナルプーリ17が回転し、タイミングベル
ト14によって伝達されて駆動カプラ3が回転する。
【0034】次に、駆動カプラ3の先端が、図6または
図7に示すように、マニュアル用フォーカスレンズ6に
よってマウント面と同じかそれよりフィルム面側に引き
込まれたときには、弾性板13aのインターナル円板1
2aに向かう立曲部13bが、該インターナル円板12
aのスリットに係合する。
図7に示すように、マニュアル用フォーカスレンズ6に
よってマウント面と同じかそれよりフィルム面側に引き
込まれたときには、弾性板13aのインターナル円板1
2aに向かう立曲部13bが、該インターナル円板12
aのスリットに係合する。
【0035】ここでモータ10を駆動すれば、キャリア
プーリ18が回転して、このキャリアプーリ18にかけ
られたタイミングベルト15に駆動力が伝達され、図示
しない絞りレバー駆動系が駆動される。この駆動系は、
図1に示す絞り込みレバー4を出力とするものであり、
この絞り込みレバー4は上記マニュアル用フォーカスレ
ンズ6の絞りレバー6aを絞り込み方向に駆動する。
プーリ18が回転して、このキャリアプーリ18にかけ
られたタイミングベルト15に駆動力が伝達され、図示
しない絞りレバー駆動系が駆動される。この駆動系は、
図1に示す絞り込みレバー4を出力とするものであり、
この絞り込みレバー4は上記マニュアル用フォーカスレ
ンズ6の絞りレバー6aを絞り込み方向に駆動する。
【0036】次に、駆動を電気的に切り換える例につい
て図10を参照して説明する。カメラ本体1には、AF
レンズ装着スイッチ8aが設けられていて、AFレンズ
5を装着するときに、レンズマウント5bの面とボディ
マウント2の面が当接していると、該AFレンズ装着ス
イッチ8aは、回転装着開始から完了までのどの回転位
置でも、AFレンズ5のレンズマウント5bの面に押さ
れてオンするようになっている。また、駆動カプラ3に
は、例えばリーフスイッチ等で構成されるスイッチ21
(図8参照)が設けられていて、AFレンズ装着スイッ
チ8aの進退に連動して、該AFレンズ装着スイッチ8
aが突出するとオンして、突出しないときにオフするよ
うになっている。
て図10を参照して説明する。カメラ本体1には、AF
レンズ装着スイッチ8aが設けられていて、AFレンズ
5を装着するときに、レンズマウント5bの面とボディ
マウント2の面が当接していると、該AFレンズ装着ス
イッチ8aは、回転装着開始から完了までのどの回転位
置でも、AFレンズ5のレンズマウント5bの面に押さ
れてオンするようになっている。また、駆動カプラ3に
は、例えばリーフスイッチ等で構成されるスイッチ21
(図8参照)が設けられていて、AFレンズ装着スイッ
チ8aの進退に連動して、該AFレンズ装着スイッチ8
aが突出するとオンして、突出しないときにオフするよ
うになっている。
【0037】この切換機構は、図10に示すように、モ
ータ32を有していて、そのモータ軸に回動一体に設け
られたピニオンギヤー33には、太陽ギヤー34が噛合
している。この太陽ギヤー34には、遊星ギヤー35が
連結板36により支持されながら噛合している。
ータ32を有していて、そのモータ軸に回動一体に設け
られたピニオンギヤー33には、太陽ギヤー34が噛合
している。この太陽ギヤー34には、遊星ギヤー35が
連結板36により支持されながら噛合している。
【0038】上記連結板36には、2極保持式のプラン
ジャ37の軸部が取り付けられていて、このプランジャ
37への通電を切り換えることにより該連結板36が回
転して、遊星ギヤー35が、AF駆動系30または絞り
駆動系31に選択的に噛合して駆動力を伝達するように
なっている。
ジャ37の軸部が取り付けられていて、このプランジャ
37への通電を切り換えることにより該連結板36が回
転して、遊星ギヤー35が、AF駆動系30または絞り
駆動系31に選択的に噛合して駆動力を伝達するように
なっている。
【0039】このような電気的な切り換えは、カメラ作
動シーケンス中のレンズ種別判断ルーチンにより、図1
1に示すように行われる。まず、AFレンズ装着スイッ
チ8aがオンでかつカプラスイッチ21がオフのとき
は、第1判断回路でAFレンズ5の装着途中と判断され
る(ステップS1,S2,S4,S5)。この場合に
は、もし切換機構が絞り駆動系に切り換えられていてモ
ータが駆動されると、カメラ本体1の絞り込みレバー4
が、AFレンズ5の通信接点部5cに干渉して損傷する
可能性がある。従って、プランジャ切換回路による切り
換えは行わず(ステップS9,S10)、第2判断回路
によってモータの駆動禁止の判断をして、ルーチンの始
めに戻る(ステップS13,S14)。
動シーケンス中のレンズ種別判断ルーチンにより、図1
1に示すように行われる。まず、AFレンズ装着スイッ
チ8aがオンでかつカプラスイッチ21がオフのとき
は、第1判断回路でAFレンズ5の装着途中と判断され
る(ステップS1,S2,S4,S5)。この場合に
は、もし切換機構が絞り駆動系に切り換えられていてモ
ータが駆動されると、カメラ本体1の絞り込みレバー4
が、AFレンズ5の通信接点部5cに干渉して損傷する
可能性がある。従って、プランジャ切換回路による切り
換えは行わず(ステップS9,S10)、第2判断回路
によってモータの駆動禁止の判断をして、ルーチンの始
めに戻る(ステップS13,S14)。
【0040】一方、AFレンズ装着スイッチ8aがオン
でかつカプラスイッチ21がオンのときには、第1判断
回路でAFレンズ5の装着が完了していると判断し(ス
テップS1,S2,S4,S6)、プランジャ切換回路
によりプランジャ37に通電して、遊星ギヤー35が連
結板36とともに切り換えられて、AF駆動系30と接
続される(ステップS9,S11)。その後、第2判断
回路により、AF駆動制御を行うルーチンへと移行する
(ステップS13,S15)。
でかつカプラスイッチ21がオンのときには、第1判断
回路でAFレンズ5の装着が完了していると判断し(ス
テップS1,S2,S4,S6)、プランジャ切換回路
によりプランジャ37に通電して、遊星ギヤー35が連
結板36とともに切り換えられて、AF駆動系30と接
続される(ステップS9,S11)。その後、第2判断
回路により、AF駆動制御を行うルーチンへと移行する
(ステップS13,S15)。
【0041】また、AFレンズ装着スイッチ8aがオフ
でかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップS
1,S3)、第1判断回路でレンズが全く装着されてい
ないと判断して(ステップS4,S7)、プランジャ切
換回路による切り換えは行わず(ステップS9,S1
0)、不用意にモータを駆動しないように、第2判断回
路によりモータの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに
戻る(ステップS13,S14)。
でかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップS
1,S3)、第1判断回路でレンズが全く装着されてい
ないと判断して(ステップS4,S7)、プランジャ切
換回路による切り換えは行わず(ステップS9,S1
0)、不用意にモータを駆動しないように、第2判断回
路によりモータの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに
戻る(ステップS13,S14)。
【0042】最後に、AFレンズ装着スイッチ8aがオ
フでかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップ
S1,S3)、MFレンズ装着中かまたはMFレンズ装
着完了の状態にあると第1判断回路により判断し(ステ
ップS4,S8)、プランジャ切換回路によりプランジ
ャ37に通電し、遊星ギヤー35が連結板36とともに
切り換えられて絞り駆動系31と接続される(ステップ
S9,S12)。その後、第2判断回路により絞り込み
駆動制御を行うルーチンへ移行する(ステップS13,
S16)。
フでかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップ
S1,S3)、MFレンズ装着中かまたはMFレンズ装
着完了の状態にあると第1判断回路により判断し(ステ
ップS4,S8)、プランジャ切換回路によりプランジ
ャ37に通電し、遊星ギヤー35が連結板36とともに
切り換えられて絞り駆動系31と接続される(ステップ
S9,S12)。その後、第2判断回路により絞り込み
駆動制御を行うルーチンへ移行する(ステップS13,
S16)。
【0043】このような4通りの流れによって、プラン
ジャ37を用いて電気的に切り換えが行えるようにな
る。
ジャ37を用いて電気的に切り換えが行えるようにな
る。
【0044】一方、上述の機械式切換の場合には、AF
駆動ルーチンになるか絞り駆動ルーチンになるかを図1
2に示すように判断する。
駆動ルーチンになるか絞り駆動ルーチンになるかを図1
2に示すように判断する。
【0045】すなわち、AFレンズ装着スイッチ8aが
オンでかつカプラスイッチ21がオフのときは、第1判
断回路でAFレンズ5の装着中と判断される(ステップ
S21,S22,S24,S25)。この場合には、モ
ータの駆動禁止の判断をして、ルーチンの始めに戻る
(ステップS29)。
オンでかつカプラスイッチ21がオフのときは、第1判
断回路でAFレンズ5の装着中と判断される(ステップ
S21,S22,S24,S25)。この場合には、モ
ータの駆動禁止の判断をして、ルーチンの始めに戻る
(ステップS29)。
【0046】一方、AFレンズ装着スイッチ8aがオン
でかつカプラスイッチ21がオンのときには、第1判断
回路でAFレンズ5の装着完了と判断し(ステップS2
1,S22,S24,S26)、AF駆動制御を行うル
ーチンへと移行する(ステップS30)。
でかつカプラスイッチ21がオンのときには、第1判断
回路でAFレンズ5の装着完了と判断し(ステップS2
1,S22,S24,S26)、AF駆動制御を行うル
ーチンへと移行する(ステップS30)。
【0047】また、AFレンズ装着スイッチ8aがオフ
でかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップS
21,S23)、第1判断回路でレンズが全く装着され
ていないと判断して(ステップS24,S27)、モー
タの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに戻る(ステッ
プS29)。
でかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップS
21,S23)、第1判断回路でレンズが全く装着され
ていないと判断して(ステップS24,S27)、モー
タの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに戻る(ステッ
プS29)。
【0048】最後に、AFレンズ装着スイッチ8aがオ
フでかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップ
S21,S23)、MFレンズ装着中かまたはMFレン
ズ装着完了の状態にあると第1判断回路により判断して
(ステップS24,S28)、絞り込み駆動制御を行う
ルーチンへ移行する(ステップS31)。
フでかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップ
S21,S23)、MFレンズ装着中かまたはMFレン
ズ装着完了の状態にあると第1判断回路により判断して
(ステップS24,S28)、絞り込み駆動制御を行う
ルーチンへ移行する(ステップS31)。
【0049】以上説明したように、このような実施例に
よれば、オートフォーカス駆動するためのカメラ本体側
の駆動カプラの突出量が、AFレンズを装着するときと
MFレンズを装着するときとで位置的に変化するように
構成して、この変化を検知してカメラ本体の駆動切換を
行うようにしたので、レンズを装着するだけで自動的に
切換が行われて、装着した交換レンズに応じて操作者が
駆動を切り換える必要のない、使い勝手の良いレンズ交
換式カメラとすることができる。
よれば、オートフォーカス駆動するためのカメラ本体側
の駆動カプラの突出量が、AFレンズを装着するときと
MFレンズを装着するときとで位置的に変化するように
構成して、この変化を検知してカメラ本体の駆動切換を
行うようにしたので、レンズを装着するだけで自動的に
切換が行われて、装着した交換レンズに応じて操作者が
駆動を切り換える必要のない、使い勝手の良いレンズ交
換式カメラとすることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
着した交換レンズに応じて操作者が駆動を切り換える必
要のない、使い勝手の良いレンズ交換式カメラとなる。
着した交換レンズに応じて操作者が駆動を切り換える必
要のない、使い勝手の良いレンズ交換式カメラとなる。
【図1】本発明の一実施例のレンズ交換式カメラのカメ
ラ本体を示す正面図。
ラ本体を示す正面図。
【図2】上記実施例のカプラを示す縦断面図。
【図3】上記実施例のオートフォーカス用レンズを示
す、(A)側面図,(B)背面図。
す、(A)側面図,(B)背面図。
【図4】上記実施例のマニュアルフォーカス用レンズを
示す、(A)側面図,(B)背面図。
示す、(A)側面図,(B)背面図。
【図5】上記実施例のカメラ本体にオートフォーカス用
レンズを装着した際の、駆動カプラと従動カプラの噛合
を示す縦断面図。
レンズを装着した際の、駆動カプラと従動カプラの噛合
を示す縦断面図。
【図6】上記実施例のカメラ本体にマニュアルフォーカ
ス用レンズを装着した際の、駆動カプラの状態を示す縦
断面図。
ス用レンズを装着した際の、駆動カプラの状態を示す縦
断面図。
【図7】上記実施例のカメラ本体にマニュアルフォーカ
ス用レンズを装着した際に、駆動カプラのスラスト方向
の移動量を大きくする構成を示す縦断面図。
ス用レンズを装着した際に、駆動カプラのスラスト方向
の移動量を大きくする構成を示す縦断面図。
【図8】上記実施例のオートフォーカス駆動と絞り駆動
とを機械的に切り換える場合の構成を示す斜視図。
とを機械的に切り換える場合の構成を示す斜視図。
【図9】上記実施例の遊星切換機構におけるカプラプー
リとインターナルプーリを示す側面図。
リとインターナルプーリを示す側面図。
【図10】上記実施例のオートフォーカス駆動と絞り駆
動とを電気的に切り換える場合の構成を示す平面図。
動とを電気的に切り換える場合の構成を示す平面図。
【図11】上記実施例のオートフォーカス駆動と絞り駆
動とを電気的に切り換える場合における、レンズの種類
を判断する作用を示すフローチャート。
動とを電気的に切り換える場合における、レンズの種類
を判断する作用を示すフローチャート。
【図12】上記実施例のオートフォーカス駆動と絞り駆
動とを機械的に切り換える場合における、レンズの種類
を判断する作用を示すフローチャート。
動とを機械的に切り換える場合における、レンズの種類
を判断する作用を示すフローチャート。
1…カメラ本体 2…マウント 3…カプラ(移動カプラ手段) 5…オートフォーカス用レンズ 6…マニュアルフォーカス用レンズ 11…遊星ギヤーボックス 12a…インターナル円板 12b…キャリア円板 13…カラー(切換手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】次に、駆動を電気的に切り換える例につい
て図10を参照して説明する。カメラ本体1には、AF
レンズ装着スイッチ8aが設けられていて、AFレンズ
5を装着するときに、レンズマウント5bの面とボディ
マウント2の面が当接していると、該AFレンズ装着ス
イッチ8aは、回転装着開始から完了までのどの回転位
置でも、AFレンズ5のレンズマウント5bの面に押さ
れてオンするようになっている。また、駆動カプラ3に
は、例えばリーフスイッチ等で構成されるスイッチ21
(図8参照)が設けられていて、駆動カプラ3の進退に
連動して、該駆動カプラ3が突出するとオンして、突出
しないときにオフするようになっている。
て図10を参照して説明する。カメラ本体1には、AF
レンズ装着スイッチ8aが設けられていて、AFレンズ
5を装着するときに、レンズマウント5bの面とボディ
マウント2の面が当接していると、該AFレンズ装着ス
イッチ8aは、回転装着開始から完了までのどの回転位
置でも、AFレンズ5のレンズマウント5bの面に押さ
れてオンするようになっている。また、駆動カプラ3に
は、例えばリーフスイッチ等で構成されるスイッチ21
(図8参照)が設けられていて、駆動カプラ3の進退に
連動して、該駆動カプラ3が突出するとオンして、突出
しないときにオフするようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】また、AFレンズ装着スイッチ8aがオフ
でかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップS
1,S3)、第1判断回路でレンズが全く装着されてい
ないと判断して(ステップS4,S7)、プランジャ切
換回路による切り換えは行わず(ステップS9,S1
0)、不用意にモータを駆動しないように、第2判断回
路によりモータの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに
戻る(ステップS13,S14)。
でかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップS
1,S3)、第1判断回路でレンズが全く装着されてい
ないと判断して(ステップS4,S7)、プランジャ切
換回路による切り換えは行わず(ステップS9,S1
0)、不用意にモータを駆動しないように、第2判断回
路によりモータの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに
戻る(ステップS13,S14)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】最後に、AFレンズ装着スイッチ8aがオ
フでかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップ
S1,S3)、MFレンズ装着中かまたはMFレンズ装
着完了の状態にあると第1判断回路により判断し(ステ
ップS4,S8)、プランジャ切換回路によりプランジ
ャ37に通電し、遊星ギヤー35が連結板36とともに
切り換えられて絞り駆動系31と接続される(ステップ
S9,S12)。その後、第2判断回路により絞り込み
駆動制御を行うルーチンへ移行する(ステップS13,
S16)。
フでかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップ
S1,S3)、MFレンズ装着中かまたはMFレンズ装
着完了の状態にあると第1判断回路により判断し(ステ
ップS4,S8)、プランジャ切換回路によりプランジ
ャ37に通電し、遊星ギヤー35が連結板36とともに
切り換えられて絞り駆動系31と接続される(ステップ
S9,S12)。その後、第2判断回路により絞り込み
駆動制御を行うルーチンへ移行する(ステップS13,
S16)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、AFレンズ装着スイッチ8aがオフ
でかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップS
21,S23)、第1判断回路でレンズが全く装着され
ていないと判断して(ステップS24,S27)、モー
タの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに戻る(ステッ
プS29)。
でかつカプラスイッチ21がオンのときは(ステップS
21,S23)、第1判断回路でレンズが全く装着され
ていないと判断して(ステップS24,S27)、モー
タの駆動を禁止して、ルーチンのはじめに戻る(ステッ
プS29)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】最後に、AFレンズ装着スイッチ8aがオ
フでかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップ
S21,S23)、MFレンズ装着中かまたはMFレン
ズ装着完了の状態にあると第1判断回路により判断して
(ステップS24,S28)、絞り込み駆動制御を行う
ルーチンへ移行する(ステップS31)。
フでかつカプラスイッチ21がオフのときは(ステップ
S21,S23)、MFレンズ装着中かまたはMFレン
ズ装着完了の状態にあると第1判断回路により判断して
(ステップS24,S28)、絞り込み駆動制御を行う
ルーチンへ移行する(ステップS31)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
Claims (1)
- 【請求項1】 カメラ本体にオートフォーカス用レンズ
とマニュアルフォーカス用レンズとを着脱自在なレンズ
交換式カメラにおいて、 装着された交換レンズに応じて、上記カメラ本体のマウ
ント面から突出する突出位置と突出しない非突出位置と
に移動可能で、かつ上記オートフォーカス用レンズが装
着された際に該オートフォーカス用レンズに駆動力を伝
達する移動カプラ手段と、 一方の回転が阻止されると他方の回転が許容されること
により、モータからの駆動力を選択的に伝達可能なクラ
ッチ手段と、 上記移動カプラ手段の移動に連動して、上記クラッチ手
段の一方の回転を阻止することにより上記オートフォー
カス用レンズに駆動力が伝達され、他方の回転を阻止す
ることにより該オートフォーカス用レンズ以外に駆動力
が伝達されるように切り換える切換手段と、 を具備したことを特徴とするレンズ交換式カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29207893A JP3181777B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | レンズ交換式カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29207893A JP3181777B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | レンズ交換式カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07140533A true JPH07140533A (ja) | 1995-06-02 |
JP3181777B2 JP3181777B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=17777257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29207893A Expired - Fee Related JP3181777B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | レンズ交換式カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181777B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000338586A (ja) * | 1999-05-26 | 2000-12-08 | Minolta Co Ltd | レンズ駆動装置 |
US6349172B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-02-19 | Minolta Co., Ltd. | Lens drive device |
JP2008129425A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Nikon Corp | カメラ |
JP2010002433A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Sony Corp | 撮像装置 |
JP2010160511A (ja) * | 2010-03-05 | 2010-07-22 | Sony Corp | 撮像装置 |
JP2017107013A (ja) * | 2015-12-08 | 2017-06-15 | キヤノン株式会社 | 光学駆動装置、レンズ装置、および、撮像装置 |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP29207893A patent/JP3181777B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000338586A (ja) * | 1999-05-26 | 2000-12-08 | Minolta Co Ltd | レンズ駆動装置 |
US6349172B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-02-19 | Minolta Co., Ltd. | Lens drive device |
JP2008129425A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Nikon Corp | カメラ |
JP2010002433A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Sony Corp | 撮像装置 |
US8144244B2 (en) | 2008-06-18 | 2012-03-27 | Sony Corporation | Imaging device |
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