JP2000162686A - 回転操作装置 - Google Patents

回転操作装置

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JP2000162686A
JP2000162686A JP10333485A JP33348598A JP2000162686A JP 2000162686 A JP2000162686 A JP 2000162686A JP 10333485 A JP10333485 A JP 10333485A JP 33348598 A JP33348598 A JP 33348598A JP 2000162686 A JP2000162686 A JP 2000162686A
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rotation
operation member
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rotary
radial direction
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JP10333485A
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English (en)
Inventor
Kazuharu Kobayashi
一晴 小林
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さを抑制しコンパクト化を図れる回転操作
装置を提供すること。 【解決手段】 トーションスプリング20が、そのコイ
ル部2002の中心軸を切り換えレバー16の回転の中
心軸に沿わせて本体14に装着されている。中央に位置
する係合凹部32に係合凸部1610が係合した場合、
係合状態がトーションスプリング20により保持され
る。そして、コード板24とブラシ26を介して切り換
えレバー16の回転位置が検出され、所望の測光モード
に設定される。測光モードを切り換える場合には、つま
み部1608を押して切り換えレバー16を回転させ
る。つまみ部1608を押すと、係合凸部1610が係
合凹部32から外れ、切り換えレバー16は回転可能な
状態となり、ここで切り換えレバー16を回転させる
と、係合凸部1610が隣位の係合凹部32に係合し、
測光モードが切り換わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転操作装置に関
し、より詳細には、本体に回転可能に回転操作部材が装
着され、前記回転操作部材の複数の回転位置でロックお
よびロック解除がなされる回転操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カメラの測光モード切り換え機
構では、回転可能な回転操作部材を有する回転操作装置
が用いられ、回転操作部材の複数の回転位置で測光モー
ドが切り換わるように構成されている。そして、切り換
えられた測光モードが保持されるように、また、他の測
光モードに切り換えられるように、複数の回転位置で回
転操作部材のロックおよびロック解除がなされるように
構成されている。この種の回転操作装置は、一般に、本
体と、回転操作部材と、係合手段と、ばね手段などによ
り構成されている。
【0003】前記回転操作部材は、前記本体に回転可能
にかつ前記回転の半径方向に所定の範囲内において移動
可能に装着される。また、前記係合手段は、前記回転方
向に間隔をおいた複数箇所で、前記本体と回転操作部材
が回転不能に係合すると共に、該箇所で回転操作部材を
前記回転の半径方向内方に移動した状態で前記係合状態
が解除されるように構成される。さらに、前記ばね手段
は、前記回転操作部材を前記回転の半径方向外方に付勢
するように設けられる。そして、前記回転操作部材を前
記回転の半径方向内方に移動させて回転させ、所定の回
転位置で手を離すと、係合手段により回転操作部材が回
転不能に係合され、測光モードが切り換わるように構成
されている。そして、従来の回転操作装置では、前記ば
ね手段としてコイルスプリングを用いており、コイルス
プリングの軸心を前記回転の半径方向に延在させて配設
し、回転操作部材を前記回転の半径方向外方に付勢する
ことで前記係合状態を保持するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の回転
操作装置では、コイルスプリングのコイル部の直径分、
高さが増し、この種の回転操作装置のコンパクト化を図
る上で不利があった。本発明は前記事情に鑑み案出され
たものであって、本発明の目的は、高さを抑制できコン
パクト化を図る上で有利な回転操作装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、本体と、回転操作部材と、係合手段と、ばね
手段からなり、前記回転操作部材は、前記本体に回転可
能にかつ前記回転の半径方向に所定の範囲内において移
動可能に装着され、前記係合手段は、前記回転方向に間
隔をおいた複数箇所で前記回転操作部材が本体に対して
前記回転の半径方向に移動でき、回転操作部材が前記回
転の半径方向外方に移動すると前記本体と回転操作部材
が回転不能に係合し、回転操作部材が前記回転の半径方
向内方に移動すると前記係合状態が解除されるように構
成され、前記ばね手段は、前記回転操作部材を前記回転
の半径方向外方に付勢するように設けられた回転操作装
置において、前記ばね手段は、コイル部と、コイル部の
延在方向の両端から突出する係止部とを備えたトーショ
ンスプリングで構成され、前記コイル部はその中心軸を
前記回転の中心軸に沿わせて本体または回転操作部材の
一方に巻装され、前記両端の係止部は前記本体または回
転操作部材の他方に係止され、前記コイル部によるばね
力により前記回転操作部材が前記回転の半径方向外方に
付勢されるように構成されていることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記本体が軸部を備え、前記回転操作部
材は孔を有し、前記孔に前記軸部が挿入され、これによ
り回転操作部材が本体に対して回転可能にかつ前記回転
の半径方向に所定の範囲内において移動可能に装着され
ることを特徴とする。また、本発明は、前記コイル部が
軸部の周囲に巻装され、前記両端の係止部は前記回転操
作部材に係止されることを特徴とする。また、本発明
は、前記軸部の周方向に間隔をおいた前記本体の箇所に
複数の係合凹部が設けられ、前記回転操作部材に前記係
合凹部に係合可能な係合凸部が設けられ、前記係合手段
は前記係合凹部と係合凸部により構成されていることを
特徴とする。また、本発明は、前記回転操作部材が前記
孔を有する胴部を備え、前記軸部の外周に臨む前記本体
の箇所に、前記胴部を収容する環状の底面と環状の側面
からなる収容凹部が設けられ、前記係合凹部は前記側面
に設けられていることを特徴とする。また、本発明は、
前記孔に前記軸部が挿入された状態で、前記収容凹部の
底面との間で前記回転操作部材を挟み回転操作部材が軸
部の長手方向へ移動することを阻止する蓋板が前記軸部
の先端に配設されていることを特徴とする。また、本発
明は、前記本体が表面と裏面を有し、前記軸部は前記表
面に筒状に形成され、前記蓋板は前記裏面から前記軸部
の内部に挿通されたねじにより軸部に対して回転可能に
配設されていることを特徴とする。また、本発明は、前
記胴部に、前記回転の半径方向外方に突出するつまみ部
が設けられ、前記蓋板により前記胴部とトーションスプ
リングが隠され、前記つまみ部が蓋板の外側に露出する
ことを特徴とする。また、本発明は、前記蓋板の外周部
に欠部が形成され、前記つまみ部の基部はこの欠部内に
常時位置しこれにより回転操作部材と蓋板は一体に回転
するように構成され、前記欠部は、つまみ部が前記回転
の半径方向に所定の範囲内において移動できるように形
成されていることを特徴とする。また、本発明は、前記
本体の裏面に、配線パターンが形成されたコード板が取
着され、前記本体の裏面側で前記配線パターンに接触し
前記回転操作部材と一体に回転するようにブラシが前記
ねじを介して設けられ、前記配線パターンとブラシによ
り本体に対する回転操作部材の回転位置が電気的に検出
されることを特徴とする。また、本発明は、前記本体に
配線パターンが形成されたコード板が取着され、前記配
線パターンに接触可能で前記回転操作部材と一体に回転
するようにブラシが設けられ、前記配線パターンとブラ
シにより本体に対する回転操作部材の回転位置が電気的
に検出されることを特徴とする。また、本発明は、前記
回転操作部材が、カメラの測光モードを切り換える操作
部材であることを特徴とする。また、本発明は、回転操
作部材が本体に回転可能に装着され、前記回転操作部材
が前記回転の半径方向の内方または外方の一方に移動す
ると前記本体と回転操作部材が回転不能に係合し、回転
操作部材が前記回転の半径方向の内方または外方の他方
に移動すると前記係合状態が解除されて回転可能な状態
になるように構成され、前記回転操作部材を前記回転の
半径方向の内方または外方の一方に付勢するばね手段が
設けられた回転操作装置において、前記ばね手段は、コ
イル部を備えたトーションスプリングで構成され、前記
トーションスプリングは前記コイル部の中心軸を前記回
転の中心軸に沿わせて配設されていることを特徴とす
る。また、本発明は、回転操作部材が本体に回転可能に
かつ所定の回転位置で本体に対して係脱するように設け
られ、前記回転操作部材を本体に係合する方向に付勢す
るばね手段が設けられた回転操作装置において、前記ば
ね手段は、コイル部を備えたトーションスプリングで構
成され、前記トーションスプリングは前記コイル部の中
心軸を前記回転の中心軸に沿わせて配設されていること
を特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転操作装置を、
カメラの測光モード切り換え機構に適用した実施の形態
について説明する。図1(A)はロック状態における測
光モード切り換え機構の平面図、(B)はロック解除状
態における測光モード切り換え機構の平面図、図2は測
光モード切り換え機構の側面図、図3は測光モード切り
換え機構の断面側面図、図4は測光モード切り換え機構
の下面図、図5は測光モード切り換え機構の分解斜視図
を示す。カメラの測光モード切り換え機構12は、測光
モードを、例えば、中央重点モード、分割モード、スポ
ットモードなどに切り換えるためのものであり、本体1
4と、切り換えレバー16と、係合手段18と、トーシ
ョンスプリング20と、蓋板22と、コード板24と、
ブラシ26などを備えており、本実施の形態では、カメ
ラカバーの上面部の部分により本体14が構成され、ま
た、切り換えレバー16が回転操作部材に相当してい
る。
【0007】前記本体14は板状を呈し、上面をなす表
面14Aと、内面をなす裏面14Bを備えている。図
3、図5に示すように、前記表面14Aに軸部28が突
出形成され、軸部28は中心孔を有する筒状に形成され
ている。また、軸部28の外周に臨む表面14Aの箇所
に切り換えレバー16を収容するための収容凹部30が
形成されている。前記収容凹部30は、軸部28の周囲
で環状に延在する底面3002と、環状の側面3004
とで構成され、前記底面3002は、図3に示すよう
に、外周寄り部分が内周寄り部分よりも低いように上下
2段に形成されている。また、前記側面3004の周方
向に間隔をおいた3箇所にそれぞれ係合凹部32が形成
されている。前記本体14の裏面14Bで軸部28の中
心孔の周囲には、図4に示すように、配線パターンが形
成されたコード板24が取着されている。
【0008】前記切り換えレバー16は、孔1602を
有する環板状の胴部1604を備え、図1に点線で示す
ように、前記孔1602は前記軸部28の外径よりも僅
かに大きい幅で長溝状に形成されている。前記孔160
2に前記軸部28が挿入され、これにより胴部1604
が収容凹部30に収容され、切り換えレバー16が本体
14に対して回転可能にかつ前記回転の中心方向に(孔
1602の長手方向に)所定の範囲内において移動可能
に装着される。前記胴部1604の下面は、図3に示す
ように、上下2段に形成された底面3002の上側の面
を摺動するように配設される。前記胴部1604の外周
部の周方向にほぼ90度の間隔をおいた箇所に、3つの
壁部1606とつまみ部1608がそれぞれ形成されて
いる。前記3つの壁部1606は上方に突出形成され、
これら3つの壁部1606のうちの対向する二つの壁部
1606にトーションスプリング20の端部を係止する
ための係止部1606Aが形成されている。
【0009】前記つまみ部1608は、係止部1606
Aが形成された2つの壁部1606の間に設けられてい
る。つまみ部1608は上方に突出すると共に、前記孔
1602の長手方向で孔1602から離れる方向に突出
形成されている。つまみ部1608の下部は、図3に示
すように、前記収容凹部30の底面3002に対応して
上下2段で形成され、つまみ部1608の下部が底面3
002上で摺動しつつで周方向および前記孔1602の
長手方向に移動できるように配設されている。また、つ
まみ部1608の下部には、孔1602の長手方向で孔
1602から離れる側に、前記係合凹部32に係合可能
な係合凸部1610が形成されている。前記係合凸部1
610は、切り換えレバー16をつまみ部1608の突
出方向に移動させると係合凹部32に係合し、これによ
り切り換えレバー16の回転位置は規制され、また、切
り換えレバー16をつまみ部1608の突出方向と反対
の方向に移動させると係合凹部32から外れ、これによ
り切り換えレバー16は回転可能な状態となるように構
成されている。なお、上述した切り換えレバー16が本
体14に対して前記回転の中心方向に所定の範囲内にお
いて移動可能に装着されるとは、係合凸部1610と係
合凹部32とを系脱するために要する切り換えレバー1
6のストロークをいう。また、本実施の形態では前記係
合手段18が係合凸部1610と係合凹部32により構
成されている。
【0010】前記孔1602に前記軸部28が挿入さ
れ、胴部1604が収容凹部30に収容された状態で、
前記トーションスプリング20が軸部28に装着され
る。トーションスプリング20はコイル部2002と、
コイル部2002の長手方向の両端からそれぞれ屈曲形
成された係止部2004とからなり、図3に示すよう
に、コイル部2002が3つの壁部1606とつまみ部
1608の内側で軸部28に巻装され、両端の係止部2
004が前記二つの壁部1606の係止部1606Aに
係止される。これにより切り換えレバー16は、コイル
部2002のばね力によりつまみ部1608の突出方向
に付勢され、言い換えると、係合凸部1610が係合凹
部32に係合する方向に付勢される。なお、コイル部2
002が軸部28に巻装されることから、トーションス
プリング20は、コイル部2002の中心軸を切り換え
レバー16の回転の中心軸に沿わせて本体14に装着さ
れることになる。
【0011】本実施の形態では、前記孔1602に軸部
28が挿入され、胴部1604が収容凹部30に収容さ
れ、トーションスプリング20が軸部28に装着された
状態で、胴部1604およびトーションスプリング20
を覆うように蓋板22が設けられている。前記蓋板22
は、軸2202と、軸2202の端部に形成された上面
部2204とで構成され、上面部2204は、ほぼ円板
状の部分2204Aと、円板状の部分2204Aの外周
部から突出する筒状の部分2204Bを有し、これら円
板状の部分2204Aと筒状の部分2204Bにより、
胴部1604およびトーションスプリング20の上方と
側方が覆われる。
【0012】前記軸2202は前記軸部28の中心孔に
挿入され、本体14の裏面14Bにおいて軸2202の
端部にねじ34を介してブラシ26の基部が取着されて
いる。本実施の形態では、軸2202の先端にブラシ2
6の基部が取着されることで、軸部28の長手方向両端
がブラシ26と上面部2204で挟まれ、これにより蓋
板22が本体14に抜落不能に結合されることになる。
また、図4に示すように、軸2202の先端は円柱状で
はなく、平行な2面を有する細幅に形成され、この細幅
な部分がブラシ26の長溝状の取り付け孔2602に挿
通されることで、蓋板22とブラシ26とが一体的に回
転するように構成される。なお、図5に示すように、コ
ード板24とブラシ26の間に環板状のコード板押え3
6が配設される。また、前記ブラシ26は複数の接片2
604を備えており、これら接片2604がコード板2
4の配線パターンに接触し、軸部28に対する切り換え
レバー16の回転角度が検出されるように構成され、本
実施の形態では、3つの係合凹部32のうちのどの係合
凹部32に係合凸部1610が係合しているかが検出さ
れ、各係合凹部32に係合する係合凸部1610の回転
位置により測光モードが切り換えられるように構成され
ている。
【0013】前記蓋板22の上面部2204には欠部2
210が形成されている。前記欠部2210の幅はつま
み部1608の幅に対応した寸法で上面部2204の外
周部に外方に向けて開放状に形成されている。そして、
図3に示すように、つまみ部1608の上部は、先部側
が高く、基部側が低いように段部1609を介して上下
2段に形成され、つまみ部1608の上部の低い面が上
面部2204の下面に常時摺動し、また、上部の高い面
は上面部2204の上面よりも上方に突出する高さで形
成されている。したがって、切り換えレバー16は、胴
部1604の下面およびつまみ部1608の下面が前記
収容凹部30の底面3002を摺動し、また、つまみ部
1608の上部の低い面が上面部2204の下面を摺動
し、これにより切り換えレバー16は、前記収容凹部3
0の底面3002と蓋板22により挟まれて軸部28の
長手方向への移動を阻止され、言い換えると、軸部28
からの抜落を阻止された状態で配設されている。
【0014】また、前記欠部2210の長さは、切り換
えレバー16をつまみ部1608の突出方向およびその
反対方向に移動させて前記係合凸部1610と係合凹部
32が係脱できるように段部1609が欠部2210内
を移動できる長さで、かつ、段部1609が欠部221
0内に常時位置する長さで形成されている。なお、つま
み部1608の段部1609が常時欠部2210内に位
置することで、切り換えレバー16と蓋板22は軸部2
8の周り一体に回転し、したがって、切り換えレバー1
6と蓋板22とブラシ26が軸部28の周りを一体に回
転することになる。
【0015】次に作用について説明する。例えば、図1
(A)に示すように、3つの係合凹部32のうちの中央
に位置する係合凹部32に係合凸部1610が係合した
場合、トーションスプリング20により切り換えレバー
16がつまみ部1608の突出方向に付勢されているの
で、係合凹部32と係合凸部1610の係合状態がトー
ションスプリング20のばね力により保持される。そし
て、コード板24とブラシ26を介して切り換えレバー
16の回転位置が検出され、中央の係合凹部32に対応
した測光モードに設定される。測光モードを切り換える
場合には、図1(B)に示すように、つまみ部1608
をその突出方向と反対の方向に押して切り換えレバー1
6を回転させる。つまみ部1608をその突出方向と反
対の方向に押すと、係合凸部1610が係合凹部32か
ら外れ、切り換えレバー16は回転可能な状態となる。
ここで切り換えレバー16を回転させると、係合凸部1
610が収容凹部30の側面3004を摺動することに
なる。やがて、更なる切り換えレバー16の回転に伴っ
て係合凸部1610が隣位の係合凹部32に臨むと、ト
ーションスプリング20により切り換えレバー16がつ
まみ部1608の突出方向に移動し、係合凸部1610
が隣位の係合凹部32に係合し、該係合状態はトーショ
ンスプリング20のばね力により保持される。そして、
コード板24とブラシ26を介して切り換えレバー16
の回転位置が検出され、隣位の係合凹部32に対応した
測光モードに設定される。
【0016】本実施の形態では、係合凸部1610と係
合凹部32との係合状態を保持するばね手段としてトー
ションスプリング20を用い、トーションスプリング2
0のコイル部2002の中心軸を軸部28の中心軸に沿
わせて、言い換えると、トーションスプリング20のコ
イル部2002の中心軸を切り換えレバー16の回転の
中心軸に沿わせて配設したので、従来のようにコイルス
プリングをその中心軸をつまみ部1608の突出方向に
延在させて配設する場合に比べ、測光モード切り換え機
構12の高さを低くできる。詳細に説明すると、図3に
示すように、本実施の形態ではトーションスプリング2
0は3重巻きであるので、トーションスプリング20を
構成するばね鋼線の直径のほぼ3倍の上下スペース内に
トーションスプリング20を配設でき、従来のようにコ
イルスプリングの軸心を横方向に延在させる場合に比べ
て、スプリング配設用スペースの高さを減少できる。し
たがって、測光モード切り換え機構12の高さを低くで
き、測光モード切り換え機構12のコンパクト化を図る
上で極めて有利となる。
【0017】なお、係合手段18の構造は種々考えら
れ、実施の形態の構造に限定されない。また、実施の形
態では、蓋板22を用いた場合について説明したが、蓋
板22は省略するようにしてもよい。また、本実施の形
態では本発明に係る回転操作装置をカメラの測光モード
切り換え機構に適用した場合について説明したが、本発
明はカメラの測光モード切り換え機構以外の種々の装置
や機構に広く適用される。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、回転操作部材が本体に回転可能に装着され、前記回
転操作部材が前記回転の半径方向の内方または外方の一
方に移動すると前記本体と回転操作部材が回転不能に係
合し、回転操作部材が前記回転の半径方向の内方または
外方の他方に移動すると前記係合状態が解除されて回転
可能な状態になるように構成され、前記回転操作部材を
前記回転の半径方向の内方または外方の一方に付勢する
ばね手段が設けられた回転操作装置において、前記ばね
手段は、コイル部を備えたトーションスプリングで構成
され、前記トーションスプリングは前記コイル部の中心
軸を前記回転の中心軸に沿わせて配設されている構成と
した。また、本発明は、回転操作部材が本体に回転可能
にかつ所定の回転位置で本体に対して係脱するように設
けられ、前記回転操作部材を本体に係合する方向に付勢
するばね手段が設けられた回転操作装置において、前記
ばね手段は、コイル部を備えたトーションスプリングで
構成され、前記トーションスプリングは前記コイル部の
中心軸を前記回転の中心軸に沿わせて配設されている構
成とした。そのため本発明によれば、回転操作装置の高
さを抑制でき、コンパクト化を図る上で極めて有利とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はロック状態における測光モード切り換
え機構の平面図、(B)はロック解除状態における測光
モード切り換え機構の平面図である。
【図2】測光モード切り換え機構の側面図である。
【図3】測光モード切り換え機構の断面側面図である。
【図4】測光モード切り換え機構の下面図である。
【図5】測光モード切り換え機構の分解斜視図である。
【符号の説明】
12 測光モード切り換え機構 14 本体 16 切り換えレバー 1608 つまみ部 1610 係合凸部 18 係合手段 20 トーションスプリング 22 蓋板 26 ブラシ 28 軸部 32 係合凹部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、回転操作部材と、係合手段と、
    ばね手段からなり、 前記回転操作部材は、前記本体に回転可能にかつ前記回
    転の半径方向に所定の範囲内において移動可能に装着さ
    れ、 前記係合手段は、前記回転方向に間隔をおいた複数箇所
    で前記回転操作部材が本体に対して前記回転の半径方向
    に移動でき、回転操作部材が前記回転の半径方向外方に
    移動すると前記本体と回転操作部材が回転不能に係合
    し、回転操作部材が前記回転の半径方向内方に移動する
    と前記係合状態が解除されるように構成され、 前記ばね手段は、前記回転操作部材を前記回転の半径方
    向外方に付勢するように設けられた回転操作装置におい
    て、 前記ばね手段は、コイル部と、コイル部の延在方向の両
    端から突出する係止部とを備えたトーションスプリング
    で構成され、 前記コイル部はその中心軸を前記回転の中心軸に沿わせ
    て本体または回転操作部材の一方に巻装され、前記両端
    の係止部は前記本体または回転操作部材の他方に係止さ
    れ、前記コイル部によるばね力により前記回転操作部材
    が前記回転の半径方向外方に付勢されるように構成され
    ている、 ことを特徴とする回転操作装置。
  2. 【請求項2】 前記本体は軸部を備え、前記回転操作部
    材は孔を有し、前記孔に前記軸部が挿入され、これによ
    り回転操作部材が本体に対して回転可能にかつ前記回転
    の半径方向に所定の範囲内において移動可能に装着され
    ることを特徴とする請求項1記載の回転操作装置。
  3. 【請求項3】 前記コイル部は軸部の周囲に巻装され、
    前記両端の係止部は前記回転操作部材に係止されること
    を特徴とする請求項2記載の回転操作装置。
  4. 【請求項4】 前記軸部の周方向に間隔をおいた前記本
    体の箇所に複数の係合凹部が設けられ、前記回転操作部
    材に前記係合凹部に係合可能な係合凸部が設けられ、前
    記係合手段は前記係合凹部と係合凸部により構成されて
    いることを特徴とする請求項2または3記載の回転操作
    装置。
  5. 【請求項5】 前記回転操作部材は前記孔を有する胴部
    を備え、前記軸部の外周に臨む前記本体の箇所に、前記
    胴部を収容する環状の底面と環状の側面からなる収容凹
    部が設けられ、前記係合凹部は前記側面に設けられてい
    ることを特徴とする請求項4記載の回転操作装置。
  6. 【請求項6】 前記孔に前記軸部が挿入された状態で、
    前記収容凹部の底面との間で前記回転操作部材を挟み回
    転操作部材が軸部の長手方向へ移動することを阻止する
    蓋板が前記軸部の先端に配設されていることを特徴とす
    る請求項5記載の回転操作装置。
  7. 【請求項7】 前記本体は表面と裏面を有し、前記軸部
    は前記表面に筒状に形成され、前記蓋板は前記裏面から
    前記軸部の内部に挿通されたねじにより軸部に対して回
    転可能に配設されていることを特徴とする請求項6記載
    の回転操作装置。
  8. 【請求項8】 前記胴部には、前記回転の半径方向外方
    に突出するつまみ部が設けられ、前記蓋板により前記胴
    部とトーションスプリングが隠され、前記つまみ部が蓋
    板の外側に露出することを特徴とする請求項6または7
    記載の回転操作装置。
  9. 【請求項9】 前記蓋板の外周部に欠部が形成され、前
    記つまみ部の基部はこの欠部内に常時位置しこれにより
    回転操作部材と蓋板は一体に回転するように構成され、
    前記欠部は、つまみ部が前記回転の半径方向に所定の範
    囲内において移動できるように形成されていることを特
    徴とする請求項8記載の回転操作装置。
  10. 【請求項10】 前記本体の裏面に、配線パターンが形
    成されたコード板が取着され、前記本体の裏面側で前記
    配線パターンに接触し前記回転操作部材と一体に回転す
    るようにブラシが前記ねじを介して設けられ、前記配線
    パターンとブラシにより本体に対する回転操作部材の回
    転位置が電気的に検出されることを特徴とする請求項
    7、8または9記載の回転操作装置。
  11. 【請求項11】 前記本体に配線パターンが形成された
    コード板が取着され、前記配線パターンに接触可能で前
    記回転操作部材と一体に回転するようにブラシが設けら
    れ、前記配線パターンとブラシにより本体に対する回転
    操作部材の回転位置が電気的に検出されることを特徴と
    する請求項1乃至9に何れか1項記載の回転操作装置。
  12. 【請求項12】 前記回転操作部材は、カメラの測光モ
    ードを切り換える操作部材であることを特徴とする請求
    項1乃至11に何れか1項記載の回転操作装置。
  13. 【請求項13】 回転操作部材が本体に回転可能に装着
    され、 前記回転操作部材が前記回転の半径方向の内方または外
    方の一方に移動すると前記本体と回転操作部材が回転不
    能に係合し、回転操作部材が前記回転の半径方向の内方
    または外方の他方に移動すると前記係合状態が解除され
    て回転可能な状態になるように構成され、 前記回転操作部材を前記回転の半径方向の内方または外
    方の一方に付勢するばね手段が設けられた回転操作装置
    において、 前記ばね手段は、コイル部を備えたトーションスプリン
    グで構成され、 前記トーションスプリングは前記コイル部の中心軸を前
    記回転の中心軸に沿わせて配設されている、 ことを特徴とする回転操作装置。
  14. 【請求項14】 回転操作部材が本体に回転可能にかつ
    所定の回転位置で本体に対して係脱するように設けら
    れ、 前記回転操作部材を本体に係合する方向に付勢するばね
    手段が設けられた回転操作装置において、 前記ばね手段は、コイル部を備えたトーションスプリン
    グで構成され、 前記トーションスプリングは前記コイル部の中心軸を前
    記回転の中心軸に沿わせて配設されている、 ことを特徴とする回転操作装置。
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