JP2000162269A - 電子部品試験装置 - Google Patents

電子部品試験装置

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JP2000162269A
JP2000162269A JP10333864A JP33386498A JP2000162269A JP 2000162269 A JP2000162269 A JP 2000162269A JP 10333864 A JP10333864 A JP 10333864A JP 33386498 A JP33386498 A JP 33386498A JP 2000162269 A JP2000162269 A JP 2000162269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験時に電子部品が自己発熱しても、電子部
品の温度を正確に制御し、所望の試験温度にて電子部品
を試験することができる電子部品試験装置を提供するこ
と。 【解決手段】 試験すべき電子部品22が着脱自在に接
続される接続端子21と、接続端子21に電子部品22
を接続するように、この電子部品22を接続端子方向に
押し付ける押圧具24と、押圧具24に装着してあり、
電子部品22を冷却する冷却装置27とを有する。冷却
装置27としては、たとえばペルチェ素子が用いられ
る。また、接続端子21および/またはソケット20を
直接または間接的に冷却しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップなどの
電子部品を所定の温度で試験する電子部品試験装置に係
り、さらに詳しくは、試験時に電子部品が自己発熱して
も、電子部品の温度を正確に制御し、所望の試験温度に
て電子部品を試験することができる電子部品試験装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置などの製造課程においては、
最終的に製造されたICチップなどの部品を試験する試
験装置が必要となる。このような試験装置の一種とし
て、常温または常温よりも低い温度条件で、ICチップ
を試験するための装置が知られている。ICチップの特
性として、常温または低温でも良好に動作することが保
証されるからである。
【0003】このような試験装置においては、テストヘ
ッドの上部をチャンバで覆い、内部を密閉空間とし、I
Cチップがテストヘッドの上に搬送され、そこで、IC
チップをテストヘッドに押圧して接続し、チャンバ内部
を一定温度範囲内の常温または低温状態にしながら試験
を行う。このような試験により、ICチップは良好に試
験され、少なくとも良品と不良品とに分けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年におけ
るICチップの高速化および高集積化に伴い、動作時の
自己発熱が大きくなり、ICチップの試験においても自
己発熱し、仮にチャンバの内部を一定温度に維持したと
しても、本来の試験温度でICチップを試験することが
困難になってきている。たとえばICチップの種類によ
っては、30ワットもの自己発熱を生じるものがある。
このように自己発熱の大きなICチップを試験する場合
には、いくらチャンバ内を一定温度にしても、チャンバ
内周囲環境温度によりICチップを急激に冷却すること
は不可能であり、規定の試験温度でICチップを試験す
ることが困難になってきている。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、試験時に電子部品が自己発熱しても、電子部品の温
度を正確に制御し、所望の試験温度にて電子部品を試験
することができる電子部品試験装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係る電子部品試験装置は、試
験すべき電子部品が着脱自在に接続される接続端子と、
前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部
品を前記接続端子方向に押し付ける押圧具と、前記押圧
具に装着してあり、前記電子部品を冷却する冷却装置と
を有する。
【0007】本発明の第2の観点に係る電子部品試験装
置は、試験すべき電子部品が着脱自在に接続される接続
端子と、前記接続端子を直接または間接的に冷却する冷
却装置とを有する。
【0008】本発明の第3の観点に係る電子部品試験装
置は、試験すべき電子部品が着脱自在に接続される接続
端子を有するソケットと、前記ソケットを直接または間
接的に冷却する冷却装置とを有する。
【0009】本発明のこれらの観点に係る電子部品試験
装置では、試験時において電子部品が自己発熱したとし
ても、押圧具、接続端子またはソケットを介して電子部
品を冷却するので、電子部品の自己発熱による影響をキ
ャンセルし、電子部品を、スペック通りの所定の温度で
試験することができる。
【0010】なお、電子部品の常温試験を行う場合に
は、試験用チャンバを不要にすることも期待できる。た
だし、電子部品の低温試験を行う場合には、電子部品の
みを低温状態に維持すると、結露が問題になることがあ
るので、試験用チャンバにより、電子部品が着脱自在に
接続される前記接続端子の周囲を覆い、チャンバ内部の
周囲雰囲気温度を一定の低温状態に維持することが好ま
しい。また、電子部品の高温試験を行う場合でも、電子
部品の温度が所定の温度以上に上がり過ぎないように制
御する観点からは、本発明は有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0012】図1は本発明の1実施形態に係るICチッ
プ部品試験装置の概略全体図、図2はICチップ部品試
験装置の要部断面図、図3はICチップ部品試験装置の
接続端子近傍を示す要部断面図、図4は本発明の他の実
施形態に係るICチップ部品試験装置の接続端子近傍を
示す要部断面図である。
【0013】第1実施形態 図1に示すように、本実施形態に係るICチップ部品試
験装置2は、試験すべき部品としてのICチップを、常
温、低温または高温状態で試験するための装置であり、
ハンドラ4と、図示省略してある試験用メイン装置とを
有する。ハンドラ4は、試験すべきICチップを、順次
テストヘッドに設けたICソケットに搬送し、試験が終
了したICチップをテスト結果に従って分類して所定の
トレイに格納する動作を実行する。
【0014】本実施形態では、ハンドラ4には、チャン
バ6が具備してあり、チャンバ6内のテストステージ8
に、テストヘッド10の上部が露出している。テストヘ
ッド10の上部を図2に示す。テストヘッド10の上部
には、ソケット20が装着してある。ソケット20に
は、吸着ヘッド24により搬送された試験すべきICチ
ップ22が着脱自在に順次装着されるように、ソケット
20のチップ着脱口がチャンバ6の内部を向いている。
【0015】テストヘッド10に設けたICソケット2
0は、ケーブルを通じて試験用メイン装置(図示省略)
に接続してあり、ICソケット20に着脱自在に装着さ
れたICチップ22をケーブルを通じて試験用メイン装
置に接続し、試験用メイン装置からの試験用信号により
ICチップ22をテストする。ICソケット20の詳細
については後述する。
【0016】図1に示すように、ハンドラ4は、これか
ら試験を行なうICチップを格納し、また試験済のIC
チップを分類して格納するIC格納部30を有する。I
C格納部30には、試験すべきICチップが搭載してあ
るローダ用トレイ32Aと、試験済みのICチップが分
類されて搭載される分類用トレイ32B〜32Eと、空
トレイ32Fと、オプショントレイ32Gとが配置して
ある。これらトレイ32A〜32Gは、X軸方向に沿っ
て所定間隔で配置してあり、Z軸方向(高さ方向)に積
み重ねられて配置してある。
【0017】ローダ用トレイ32Aに搭載されたICチ
ップは、ハンドラ4に装着してある第1XY搬送装置3
4を用いて、チャンバ6内部のソークステージ36上に
搬送されるようになっている。また、テストヘッド10
においてテストされた試験済みのICチップは、最終的
に第2XY搬送装置35を用いて、IC格納部30の分
類用トレイ32B〜32Eに分類されて搭載される。分
類用トレイ32B〜32Eのうち、たとえばトレイ32
Cが良品用のトレイであり、その他のトレイが不良品ま
たは再試験のためのトレイである。
【0018】空トレイ32Fは、分類用トレイ32B〜
32Eが試験済みのICチップで満杯になると、その上
に、搬送されて積み重ねられ、分類用トレイとして利用
される。オプション用トレイ32Gは、その他の用途に
用いられる。
【0019】チャンバ6の内部は、ICチップの受け渡
し部がシャッタなどにより開平自在に構成してあること
を除き、密閉構造であり、たとえば室温から160゜C程
度の高温または室温から−60゜C程度の低温状態に維持
可能にしてある。このチャンバ6の内部は、ソークステ
ージ36と、テストステージ8と、出口ステージ40と
に分けられている。
【0020】ソークステージ36には、ターンテーブル
38が配置してある。ターンテーブル38の表面には、
ICチップが一時的に収容される凹部42が円周方向に
沿って所定ピッチで配置してある。本実施形態では、タ
ーンテーブル38の半径方向には2列の凹部42が形成
してあり、2列の凹部42が、円周方向に沿って所定ピ
ッチで配置してある。ターンテーブル38は、時計回り
に回転する。第1XY搬送装置34により搭載位置44
でターンテーブル38の凹部42内に搭載されたICチ
ップは、ターンテーブル38が回転方向にインデックス
送りされる間に、試験すべき温度条件まで熱ストレス
(低温または高温)が加えられる。
【0021】ターンテーブル38の回転中心を基準とし
て、搭載位置44から回転方向に約240度の位置にあ
る取り出し位置46では、ターンテーブル38の上に、
3つのコンタクトアーム48の内の一つに装着してある
吸着ヘッドが位置し、その位置で、吸着ヘッドにより凹
部42からICチップを取り出し可能になっている。3
つのコンタクトアーム48は、回転軸50に対して円周
方向略等間隔の角度で装着してあり、回転軸50を中心
として、時計回りの回転方向に120度ずつインデック
ス送り可能にしてある。なお、インデックス送りとは、
所定角度回転後に停止し、その後、再度、所定角度回転
することを繰り返すことである。コンタクトアーム48
のインデックス送りに際して、アーム48が停止してい
る時間は、テストヘッド10上のソケットにICチップ
が装着されて試験されている時間に、ICチップをソケ
ットに着脱する時間を加えた時間に相当する。このイン
デックス送りの停止時間は、ターンテーブル38におけ
るインデックス送りの停止時間と同じであり、ターンテ
ーブル38とコンタクトアーム48とは、同期してイン
デックス送りするように回転する。
【0022】本実施形態では、三つのコンタクトアーム
48の内の一つの吸着ヘッドが、ソークステージ36の
取り出し位置46上に位置し、他のコンタクトアーム4
8の吸着ヘッドがテストステージ8のコンタクトヘッド
10上に位置し、さらに他のコンタクトアーム48の吸
着ヘッドが出口ステージ40の入り口52上に位置す
る。
【0023】ターンテーブル38の搭載位置44でター
ンテーブル38の凹部42に搭載されたICチップは、
搭載位置44から取り出し位置46までインデックス送
りされる間に、所定の熱ストレスが印加され、取り出し
位置46にて、コンタクトアーム48の吸着ヘッドに吸
着される。吸着ヘッドに吸着されたICチップは、コン
タクトアーム48が時計回りにインデックス送りされる
ことにより、テストヘッド10の上に配置される。その
位置で、図2に示すように、吸着ヘッド24により吸着
保持されたICチップ22はソケット20に装着され、
試験が行われる。
【0024】テストヘッド10の上のソケット20に装
着されて試験が済んだICチップ22は、吸着ヘッド2
4に再度吸着され、図1に示すコンタクトアーム48が
時計回りにインデックス送りされることで、出口ステー
ジ40の入り口52の上部に位置する。その位置で、試
験済みのICチップは、矢印A方向に出口シフタにより
出口位置54にスライド移動される。出口ステージ40
の出口位置では、出口シフタ上に配置されたICチップ
は、試験時の温度である低温または高温から常温までに
戻される。低温試験の場合には、この出口ステージ40
において、ICチップを常温まで戻すことで、チャンバ
6から取り出した直後のICチップに結露が生じること
を有効に防止することができる。
【0025】出口ステージ40の出口位置54で、出口
シフタ上に配置されたICチップは、常温まで戻された
後、図示省略してある出口アームにより矢印B方向にシ
フト移動され、受け位置56に配置してある出口ターン
に移される。出口ターンは、矢印C方向に回動し、受け
位置56と排出位置58との間で、往復移動可能になっ
ている。出口ターンの排出位置58には、第2XY搬送
装置35の吸着ヘッドが移動可能に構成してあり、出口
ターンにより排出位置に配置された試験済みのICチッ
プを、搬送装置35が、試験結果に基づき、分類用トレ
イ32B〜32Eのいずれかに搬送する。
【0026】本実施形態に係る部品試験装置2では、ハ
ンドラ4のチャンバ6内において、ソークステージ36
の天井部に、ソークステージ用熱交換装置60が配置し
てあると共に、テストステージ8の側壁部にテストステ
ージ用熱交換装置62が配置してある。これら熱交換装
置60および62は、試験装置2が低温試験が可能なも
のであれば、冷媒として液体窒素などを用いた冷却装置
と、チャンバ内に冷風を循環させる送風装置とを有す
る。試験装置が、高温試験が可能である場合には、これ
ら熱交換装置60および62は、加熱装置と送風装置と
を有する。試験装置が、低温試験および高温試験が可能
である場合には、これら熱交換装置60および62は、
冷却装置と加熱装置と送風装置とを有し、冷却装置と加
熱装置とを切り換えて使用する。これら熱交換装置60
および62は、温度制御装置70により制御される。温
度制御装置70には、テストステージ8に配置された温
度センサ72と、ソークステージ36に配置された温度
センサ74と、その他のセンサからの出力信号が入力さ
れ、これらセンサからの出力信号に応じて、熱交換装置
60および62の熱交換量(出力)を制御可能になって
いる。
【0027】以下の説明では、試験装置2が、高温試験
と低温試験との双方が可能な試験装置であり、その装置
を用いて、主として低温試験を行う場合について説明す
る。図2に示すように、テストステージ8では、断熱材
などで構成されたチャンバ6の底部およびチャンバ6を
保持するメインベース80の一部が切り欠かれており、
そこにテストヘッド10上に保持されたソケット20が
装着される。
【0028】ソケット20は、ソケットガイド82に保
持してある。ソケットガイド82は、ベースリング88
に取り付けてある。ベースリング88は、固定ベース9
0に装着してあり、チャンバ開口部92を構成してい
る。固定ベース90は、チャンバ6と同様に断熱性を有
し、チャンバ6およびメインベース80の底部開口部に
着脱自在に固定される。
【0029】ソケット20の背面(チャンバの外側)に
は、低温用ソケットアダプタ98が接続してあり、ソケ
ット20の端子と電気的に接続してある。アダプタ98
は、配線ボード100の略中央部表面に固定してあり、
ソケット20の端子と配線ボード100との電気的接続
を図っている。配線ボード100の下面には、テストヘ
ッド10が装着してある。なお、配線ボード100は、
パフォーマンスボードとも呼ばれる。
【0030】テストヘッド10は、図示省略してある試
験用メイン装置からの駆動信号を受け取り、配線ボード
100およびアダプタ98を介してソケット20に装着
してあるICチップ22に試験用駆動信号を送信する。
【0031】本実施形態では、図2に示すように、固定
ベース90の背面(チャンバの外側)には、断熱材およ
びシール部材を兼ねた取り付け板150を介して、中央
部に開口を持つ加熱ボード106がボルトなどにより固
定してある。加熱ボード106は、HIFIXヒータと
も称され、ラバーヒータなどの面状発熱体108をアル
ミニウム板などで挟み込んだものである。加熱ボード1
06の下面には、第1シール部材112が予め装着して
ある。第1シール部材112は、たとえばシリコンスポ
ンジゴムシートなどの弾力性を持つシートで構成してあ
る。
【0032】本実施形態では、テストボードとしての配
線ボード100の略中央部に装着してあるソケットアダ
プタ98をソケット20に対して接続して固定する際
に、配線ボード100の外周表面が加熱ボード106の
下面に第1シール部材112を介して直接接触し、配線
ボード100aが加熱ボード106により直接加熱され
る。
【0033】加熱ボード106には、放射状乾燥用通路
110が形成してあり、ソケットガイド82と配線ボー
ド100との間に形成された第1密閉空間118に乾燥
ガスを封入可能になっている。第1密閉空間118の内
部に封入するための乾燥ガスとしては、たとえば露点温
度がチャンバ6の内部温度よりも低い乾燥空気が用いら
れる。たとえばチャンバ6の内部が−55゜C程度である
場合には、乾燥用通路110を通して第1密閉空間11
8aの内部に封入される乾燥空気の露点温度は、−60
゜C程度であることが好ましい。乾燥空気の温度は、たと
えば室温程度である。
【0034】図3に示すように、本実施形態では、ソケ
ット20には、上下方向に弾性変形可能な接続端子21
が装着してあり、この接続端子21の下端が配線ボード
100に対して接続してある。接続端子21の上端に
は、ICチップ22の端子22aが押圧されて電気的に
接続される接触部21aが形成してある。
【0035】本実施形態では、吸着ヘッド24が押圧具
を兼ねており、ICチップ22の試験に際しては、真空
吸着孔25に吸着されたICチップ22を、接続端子2
1方向に押圧し、端子22aと接続端子21の接触部2
1aとの電気的接続を確保している。
【0036】吸着ヘッド24の下端には、ICチップ2
2の端子22aの上面に接触し、これらの端子22aを
接続端子21の接触部21aに対して押し付ける押圧パ
ッド26が装着してある。押圧パッド26は、合成樹脂
などの絶縁性部材で構成してある。
【0037】真空吸着孔25の下端周囲に位置する吸着
ヘッド24の内部には、ICチップ27に直接または絶
縁部材を介して間接的に接触し、これを冷却する冷却装
置27が埋め込んである。冷却装置27は、たとえばペ
ルチェ素子、ボルテックスチューブ、ヒートパイプ、冷
却用熱交換部などで構成してある。ペルチェ素子は、通
電により冷却可能な素子である。ボルテックスチューブ
は、圧縮空気を送り込むことにより、冷却可能な冷却装
置である。ヒートパイプは、パイプ内部の流体移動を利
用し吸熱を行う装置である。熱交換部としては、液体窒
素などの冷媒を循環させる通路や、冷凍サイクルからの
冷却液を循環させる通路などを例示することができる。
なお、冷却装置27として、ペルチェ素子やヒートパイ
プを用いる場合には、冷却する側と逆の位置が放熱部と
なるので、図3に示すように、冷却フィン29を冷却装
置27に対して接続しても良い。また、吸着ヘッド24
自体が伝熱性に優れている場合には、吸着ヘッドの外周
面を凹凸状に加工し、放熱フィンとしても良い。また、
冷却装置27としては、上述した以外のその他の冷却装
置であっても良い。
【0038】冷却装置27の近傍には、温度センサ28
が配置してあり、冷却装置27により冷却されたICチ
ップ22の温度を直接または間接的に計測可能になって
いる。温度センサ28としては、特に限定されないが、
白金センサなどの熱電対、その他の温度センサを用いる
ことができる。温度センサ28により計測された温度信
号は、制御装置により入力され、試験中におけるICチ
ップ22の自己発熱をキャンセルするように、冷却装置
27による冷却出力を制御し、ICチップ22が常に所
定温度に維持されるように制御する。
【0039】このような本実施形態に係るICチップ部
品試験装置2では、試験時においてICチップ22が自
己発熱したとしても、冷却装置27がICチップ22を
冷却するので、ICチップ22の自己発熱による影響を
キャンセルし、ICチップ22を、スペック通りの所定
の低温度で試験することができる。
【0040】また、本実施形態に係る電子部品試験装置
では、内部が常温以下の温度に冷却されたチャンバ6の
チャンバ開口部92aの周囲に加熱ボード106が取り
付けられ、配線ボード100aを伝熱により直接に加熱
するように構成してある。このため、ソケット20の背
面に位置する配線ボード100が、その雰囲気ガスの露
点以上の温度に加熱される。このため、ソケット背面の
配線ボード100において結露が発生することを有効に
防止することができる。
【0041】また、本実施形態に係るIC試験装置で
は、特殊なスペーシングフレームなどの断熱構造を採用
しないので、製造コストも安価になる。さらに、配線ボ
ード100とソケット20との距離が著しく近いので、
ソケット20から配線ボード100aまでの電気経路
(配線ケーブルなど)を短くすることができ、ノイズが
入り込み難くなり、試験の信頼性が向上する。
【0042】さらに、本実施形態に係るIC試験装置で
は、ソケットガイド82の配線ボード側に第1密閉空間
118を形成するように、配線ボード100を加熱ボー
ド106に接触させ、この第1密閉空間118へ乾燥ガ
スを送り込むための乾燥用通路110を加熱ボード10
6に形成することで、第1密閉空間118が乾燥ガスで
満たされる。このことにより、ソケットガイド82の背
面での結露を、さらに有効に防止することができる。
【0043】第2実施形態 図4に示すように、本発明の第2実施形態では、吸着ヘ
ッド24a側には冷却装置を装着せず、ソケット20の
側に冷却装置27aまたは27bを装着してある。冷却
装置27aまたは27bの配置位置は、特に限定されな
いが、たとえば図4に示すように、ソケット20とソケ
ットアダプタ98との間、あるいは接続端子21の下端
位置に配置させる。
【0044】ソケット20とソケットアダプタ98との
間に冷却装置27aを配置する場合には、接続端子21
との短絡を防止するために、隙間を形成することが好ま
しい。この場合には、冷却装置27aは、ソケット20
を介して、ICチップ22を冷却し、ICチップ22の
自己発熱をキャンセルさせ、ICチップ22を、スペッ
ク通りの低温度で試験することができる。
【0045】冷却装置27bを接続端子21の下端位置
に配置する場合には、接続端子21との短絡を防止する
ために、プラスチックなどの絶縁部材29を介して、接
続端子21の下端部に冷却装置27bを取り付ける。こ
の場合には、冷却装置27bは、絶縁部材29および接
続端子21を介して、ICチップ22を冷却し、ICチ
ップ22の自己発熱をキャンセルさせ、ICチップ22
を、スペック通りの低温度で試験することができる。
【0046】冷却装置27aおよび27bは、前述した
冷却装置27と同様な冷却装置で構成してある。なお、
冷却装置27aまたは27b自体が、絶縁性を有する場
合には、これら冷却装置27aまたは27bを接続端子
21に直接に接触させても良い。冷却装置27aまたは
27bには、冷却のために必要であれば放熱フィン29
aまたは29bを具備させても良い。
【0047】その他の実施形態 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。
【0048】たとえば、本発明に係る電子部品試験装置
により試験される部品としては、ICチップに限定され
ず、その他の電子部品であっても良い。
【0049】また、上述した実施形態では、主として低
温試験を行うICチップ部品試験装置2について説明し
たが、本発明の装置を用いて電子部品の常温試験を行っ
ても良い。その場合には、試験用チャンバ6およびその
内部に装着してある温度制御装置を不要にすることも期
待できる。試験用チャンバ6および内部温度制御装置が
なくても、冷却装置27,27aおよび/または27b
のみで、ICチップ22を所定の常温に制御することが
できれば、チャンバ6および内部温度制御装置は不要と
なる。
【0050】ただし、ICチップ22の低温試験を行う
場合には、ICチップ22のみを低温状態に維持する
と、結露が問題になることがあるので、試験用チャンバ
6を用い、テストステージ8の周囲を覆い、チャンバ6
内部の周囲雰囲気温度を一定の低温状態に維持すること
が好ましい。
【0051】また、ICチップ22の高温試験を行う場
合でも、ICチップ22の温度が所定の温度以上に上が
り過ぎないように制御する観点からは、本発明は有効で
ある。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
電子部品試験装置によれば、試験時に電子部品が自己発
熱しても、電子部品の温度を正確に制御し、所望の試験
温度にて電子部品を試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係るICチップ
部品試験装置の概略全体図である。
【図2】 図2はICチップ部品試験装置の要部断面図
である。
【図3】 図3はICチップ部品試験装置の接続端子近
傍を示す要部断面図である。
【図4】 図4は本発明の他の実施形態に係るICチッ
プ部品試験装置の接続端子近傍を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
2… 電子部品試験装置 4… ハンドラ 6… チャンバ 8… テストステージ 10… テストヘッド 20… ソケット 21… 接続端子 21a… 接触部 22… ICチップ(電子部品) 24… 吸着ヘッド 25… 真空吸着孔 26… 押圧パッド 27,27a,27b… 冷却装置 28… 温度センサ 29… 絶縁部材 30… IC格納部 32A〜32G… トレイ 34… 第1XY搬送装置 35… 第2XY搬送装置 36… ソークステージ 38… ターンテーブル 40… 出口ステージ 48… コンタクトアーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子と、 前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部
    品を前記接続端子方向に押し付ける押圧具と、 前記押圧具に装着してあり、前記電子部品を冷却する冷
    却装置とを有する電子部品試験装置。
  2. 【請求項2】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子と、 前記接続端子を直接または間接的に冷却する冷却装置と
    を有する電子部品試験装置。
  3. 【請求項3】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子を有するソケットと、 前記ソケットを直接または間接的に冷却する冷却装置と
    を有する電子部品試験装置。
  4. 【請求項4】 前記電子部品が着脱自在に接続される前
    記接続端子の周囲雰囲気温度を一定にするためのチャン
    バをさらに有する請求項1〜3のいずれかに記載の電子
    部品試験装置。
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