JP2000180502A - 電子部品試験装置 - Google Patents

電子部品試験装置

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JP2000180502A
JP2000180502A JP10351357A JP35135798A JP2000180502A JP 2000180502 A JP2000180502 A JP 2000180502A JP 10351357 A JP10351357 A JP 10351357A JP 35135798 A JP35135798 A JP 35135798A JP 2000180502 A JP2000180502 A JP 2000180502A
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electronic component
temperature
chip
cooling medium
connection terminal
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JP10351357A
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Tokuyuki Igarashi
徳幸 五十嵐
Keiichi Fukumoto
慶一 福本
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Advantest Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験時に電子部品が自己発熱しても、電子部
品の温度を正確に制御し、所望の試験温度にて電子部品
を試験することができ、しかも安価で耐久性に優れた電
子部品試験装置を提供すること。 【解決手段】 ICチップ部品試験装置が、試験すべき
ICチップ22が着脱自在に接続される接続端子21を
有するソケット20と、接続端子21にICチップ22
を接続するように、このICチップ22の上面に接触
し、ICチップ22を接続端子21方向に押し付ける吸
着ノズル27および外筒28と、ソケット22側に配置
してあり、ICチップ22の上面と反対側の背面の温度
を計測する温度センサ90と、ICチップ22の周囲に
冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹き出し通路82とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップなどの
電子部品を所定の温度で試験する電子部品試験装置に係
り、さらに詳しくは、試験時に電子部品が自己発熱して
も、電子部品の温度を正確に制御し、所望の試験温度に
て電子部品を試験することができる電子部品試験装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置などの製造課程においては、
最終的に製造されたICチップなどの部品を試験する試
験装置が必要となる。このような試験装置の一種とし
て、常温あるいは常温よりも高いまたは低い温度条件
で、ICチップを試験するための装置が知られている。
ICチップの特性として、常温、高温または低温でも良
好に動作することが保証されるからである。
【0003】このような試験装置においては、テストヘ
ッドの上部をチャンバで覆い、内部を密閉空間とし、I
Cチップがテストヘッドの上に搬送され、そこで、IC
チップをテストヘッドに押圧して接続し、チャンバ内部
を一定温度範囲内の常温、高温または低温状態にしなが
ら試験を行う。このような試験により、ICチップは良
好に試験され、少なくとも良品と不良品とに分けられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年におけ
るICチップの高速化および高集積化に伴い、動作時の
自己発熱が大きくなり、ICチップの試験においても自
己発熱し、仮にチャンバの内部を一定温度に維持したと
しても、本来の試験温度でICチップを試験することが
困難になってきている。たとえばICチップの種類によ
っては、30ワットもの自己発熱を生じるものがある。
このように自己発熱の大きなICチップを試験する場合
には、いくらチャンバ内を一定温度にしても、チャンバ
内周囲環境温度によりICチップを急激に冷却すること
は不可能であり、規定の試験温度でICチップを試験す
ることが困難になってきている。規定された試験温度で
ICチップを試験できない場合には、試験の信頼性が低
下してしまうという課題を有する。
【0005】そこで、最近では、ICチップを吸着保持
してテストヘッドのソケットに押圧保持するための吸着
ヘッドに温度センサを取り付け、試験時における各IC
チップの温度を計測し、ICチップが自己発熱により設
定温度以上に上昇した場合に、冷却風を吹き付ける構造
の試験装置が開発されつつある。
【0006】ところが、試験装置の種類によっては、無
限軌道に回転するロータリアームに吸着ヘッドが装着さ
れているものがあり、このような試験装置においては、
吸着ヘッドに温度センサを取り付けると、温度センサか
らの電気配線が複雑になるという課題を有する。温度セ
ンサからの電気配線を通常の電気配線で構成すると、ロ
ータリアームの回転と共に、電気配線が絡まるため、電
気配線の途中に、ロータリージョイントなどの特殊なコ
ネクタを使用する必要がある。このため、試験装置が高
価になると共に、電気配線の回転接続部での回転摩耗が
問題となり、耐久性が低下する。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、試験時に電子部品が自己発熱しても、電子部品の温
度を正確に制御し、所望の試験温度にて電子部品を試験
することができ、しかも安価で耐久性に優れた電子部品
試験装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の電子部品試験装置は、試験すべ
き電子部品が着脱自在に接続される接続端子を有するソ
ケットと、前記接続端子に電子部品を接続するように、
この電子部品の第1面に接触し、前記電子部品を前記接
続端子方向に押し付ける押圧具と、前記ソケット側に配
置してあり、前記第1面と反対側の電子部品の第2面の
温度を計測する温度センサと、前記電子部品の周囲に冷
却媒体を吹き付ける冷却媒体吹き出し手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0009】前記温度センサとしては、特に限定され
ず、温度測定すべき部分に接触して温度を検出する熱電
対、サーミスタなどのような接触式温度センサ、または
非接触式に温度検出が可能な赤外線などを利用した放射
温度計などの非接触式温度センサのいずれでも良い。
【0010】本発明に係る第2の電子部品試験装置は、
試験すべき電子部品が着脱自在に接続される接続端子を
有するソケットと、前記接続端子に電子部品を接続する
ように、この電子部品の第1面に接触し、前記電子部品
を前記接続端子方向に押し付ける押圧具と、前記ソケッ
ト側に配置され、前記第1面と反対側の電子部品の第2
面に冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹き出し手段とを有
する。
【0011】本発明に係る第3の電子部品試験装置は、
試験すべき電子部品が着脱自在に接続される接続端子を
有するソケットと、前記接続端子に電子部品を接続する
ように、この電子部品を前記接続端子方向に押し付ける
押圧具と、前記押圧具の外周に配置され、前記押圧具の
側面に冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹き出し手段とを
有することを特徴とする。
【0012】この場合において、前記押圧具の外周面に
は、熱交換効率を高めるための凹凸が形成してあること
が好ましい。
【0013】本発明の第4の電子部品試験装置は、試験
すべき電子部品が着脱自在に接続される接続端子を有す
るソケットと、前記接続端子に電子部品を接続するよう
に、この電子部品の第1面に接触し、前記電子部品を前
記接続端子方向に押し付ける押圧具と、前記押圧具側に
配置してあり、前記電子部品の第1面の温度を計測する
非接触式温度センサと、前記電子部品の周囲に冷却媒体
を吹き付ける冷却媒体吹き出し手段とを有することを特
徴とする。
【0014】本発明の第5の電子部品試験装置は、試験
すべき電子部品が着脱自在に接続される接続端子を有す
るソケットと、前記接続端子に電子部品を接続するよう
に、この電子部品を前記接続端子方向に押し付ける押圧
具と、前記押圧具側に配置してあり、前記押圧具の温度
を計測する非接触式温度センサと、前記電子部品の周囲
に冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹き出し手段とを有す
ることを特徴とする。
【0015】本発明の第1〜第5の電子部品試験装置に
おいて、前記押圧具としては、特に限定されないが、吸
着ヘッドの下部に取り付けられた吸着ノズルを有し、前
記吸着ヘッドが、ロータリーアームに装着してあり、当
該ロータリーアームが、回転軸の回りに回転自在に装着
してある場合に、本発明の効果が大きい。
【0016】
【作用】本発明に係る第1〜第5の電子部品試験装置で
は、試験時において電子部品が自己発熱したとしても、
その電子部品の温度上昇を温度センサが検知し、電子部
品が必要以上に温度上昇した場合に、電子部品に直接ま
たは押圧具に冷却媒体を吹き付けることにより、電子部
品を冷却する。このため、電子部品の自己発熱による影
響をキャンセルし、電子部品を、スペック通りの所定の
温度で試験することができる。なお、冷却媒体として
は、好ましくは所定温度に冷却された乾燥空気であるこ
とが好ましい。乾燥空気が好ましいのは、特に低温試験
での結露を防止するためである。
【0017】なお、電子部品の常温試験を行う場合に
は、試験用チャンバを不要にすることも期待できる。た
だし、電子部品の低温試験を行う場合には、電子部品の
みを低温状態に維持すると、結露が問題になることがあ
るので、試験用チャンバにより、電子部品が着脱自在に
接続される前記接続端子の周囲を覆い、チャンバ内部の
周囲雰囲気温度を一定の低温状態に維持することが好ま
しい。また、電子部品の高温試験を行う場合でも、電子
部品の温度が所定の温度以上に上がり過ぎないように制
御する観点からは、本発明は有効である。
【0018】特に、本発明に係る第1の電子部品試験装
置では、電子部品の温度を検出する温度センサが、前記
ソケット側に配置してある。ロータリーアーム式の吸着
ヘッドを持つ電子部品試験装置では、吸着ヘッドに装着
された押圧具が回転するが、ソケット側は、回転可能な
押圧具側と異なり、テストヘッドの上部に固定してあ
る。このため、本発明の第1の電子部品試験装置では、
温度センサからの電気配線がきわめて容易である。
【0019】また、ロータリーアーム式の吸着ヘッドを
持つ電子部品試験装置では、回転軸の回りに複数の吸着
ヘッドが配置されることが一般的であり、吸着ヘッドに
装着された押圧具に対して温度センサを取り付ける場合
には、押圧具の数だけ、温度センサが必要になる。これ
に対して、本発明に係る電子部品試験装置では、電子部
品が装着されるソケットの数に対応して温度センサを具
備させれば良く、温度センサの数を低減することができ
る。
【0020】本発明の第2の電子部品試験装置では、電
子部品の自己発熱による温度上昇をキャンセルし、スペ
ック通りの温度で電子部品の試験を行うために、電子部
品の背面に向けてソケット側から冷却媒体を吹き付け
る。従来では、冷却媒体を電子部品の上面側(押圧具
側)から電子部品の周囲に向けて吹き出すことが一般的
であったが、電子部品の冷却が十分なものとは言えなか
った。本発明の第2の電子部品試験装置では、電子部品
の背面に向けて直接に冷却媒体を吹き付けることで、電
子部品の冷却効率が向上し、電子部品の自己発熱による
影響を良好にキャンセルし、電子部品を、スペック通り
の所定の温度で試験することができる。
【0021】本発明に係る第3の電子部品試験装置で
は、押圧具の側面に冷却媒体を吹き付ける。電子部品の
試験に用いるソケットの周囲には、種々の部品が配置さ
れ、電子部品に向けて直接に冷却媒体を吹き付けること
が困難であることが多い。本発明の第3の電子部品試験
装置では、押圧具の側面に冷却媒体を吹き付けること
で、間接的に電子部品を冷却する。その際に、押圧具の
外周に、熱交換用フィンなどの凹凸を具備させること
で、熱交換効率を高め、効率的に押圧具を冷却し、間接
的に電子部品を効率よく冷却することができる。本発明
の第3の電子部品試験装置でも、電子部品の自己発熱に
よる影響を良好にキャンセルし、電子部品を、スペック
通りの所定の温度で試験することができる。
【0022】本発明の第4の電子部品試験装置では、電
子部品の押圧具側表面の温度を非接触式温度センサにて
計測する。電子部品の端子が、電子部品の背面(第2
面)全体に配置されている場合、それに対応して、ソケ
ットにも接続端子が隙間無く配置される。このような場
合には、ソケット側から電子部品の温度を計測すること
は困難である。本発明の第4の電子部品試験装置では、
電子部品の押圧具側表面の温度を非接触式温度センサに
て計測する。
【0023】非接触式温度センサであれば、押圧具に対
して固定する必要はなく、押圧具と共に回転させる必要
もない。したがって、ロータリーアーム式の吸着ヘッド
を持つ電子部品試験装置であっても、温度センサからの
電気配線が複雑になることはない。本発明の第4の電子
部品試験装置では、この非接触式温度センサを用いて、
電子部品の温度を正確に計測し、その計測結果に基づ
き、電子部品に冷却媒体を吹き付け、電子部品を冷却す
る。このため、電子部品の自己発熱による影響を良好に
キャンセルし、電子部品を、スペック通りの所定の温度
で試験することができる。
【0024】本発明の第5の電子部品試験装置では、電
子部品をソケット方向に押し付ける押圧具の温度を非接
触式温度センサにて計測する。電子部品の試験に用いる
ソケットの周囲には、種々の部品が配置され、電子部品
の押圧具側表面(第1面)から直接に温度を計測するこ
とが困難であることが多い。本発明の第5の電子部品試
験装置では、電子部品の温度を直接に計測することな
く、押圧具の温度を計測することにより、電子部品の温
度を推定し、電子部品の自己発熱による温度上昇を検出
する。電子部品は押圧具に対して接触していることか
ら、電子部品が自己発熱により温度上昇すれば、押圧具
も温度上昇が生じる。ただし、押圧具の温度と電子部品
の温度とは、必ずしも一致しないことから、検出された
押圧具の温度から電子部品の温度を推測するために、押
圧具の検出温度に、実験などで求めた補正値を考慮し、
電子部品の温度を推測する必要がある。
【0025】また、本発明の第5の電子部品試験装置で
も、非接触式温度センサを用いているため、この温度セ
ンサを押圧具に対して固定する必要はなく、押圧具と共
に回転させる必要もない。したがって、ロータリーアー
ム式の吸着ヘッドを持つ電子部品試験装置であっても、
温度センサからの電気配線が複雑になることはない。さ
らに、本発明の第5の電子部品試験装置では、この非接
触式温度センサを用いて、押圧具の温度を計測し、その
検出温度から電子部品の温度を正確に予測し、その結果
に基づき、電子部品に冷却媒体を吹き付け、電子部品を
冷却する。このため、電子部品の自己発熱による影響を
良好にキャンセルし、電子部品を、スペック通りの所定
の温度で試験することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1は本発明の1実施形態に係
るICチップ部品試験装置の概略全体図、図2は図1に
示すICチップ部品試験装置の要部断面図、図3〜図7
は本発明の他の実施形態に係るICチップ部品試験装置
の要部断面図である。
【0027】第1実施形態 図1に示すように、本実施形態に係るICチップ部品試
験装置2は、試験すべき電子部品としてのICチップ
を、常温、低温または高温状態で試験するための装置で
あり、ハンドラ4と、図示省略してある試験用メイン装
置とを有する。ハンドラ4は、試験すべきICチップ
を、順次テストヘッドに設けたICソケットに搬送し、
試験が終了したICチップをテスト結果に従って分類し
て所定のトレイに格納する動作を実行する。
【0028】本実施形態では、ハンドラ4には、チャン
バ6が具備してあり、チャンバ6内のテストステージ8
に、テストヘッド10の上部が露出している。テストヘ
ッド10の上部を図2に示す。テストヘッド10の上部
には、配線ボード84を介してソケット20が装着して
ある。ソケット20には、吸着ヘッド24により搬送さ
れた試験すべきICチップ22が着脱自在に順次装着さ
れるように、ソケット20のチップ着脱口がチャンバ6
の内部を向いている。
【0029】テストヘッド10に設けたICソケット2
0は、接続端子21を有し、これら接続端子21は、配
線ボード84からのケーブルなどを通じて試験用メイン
装置(図示省略)に接続してあり、ICソケット20に
着脱自在に装着されたICチップ22を試験用メイン装
置に接続し、試験用メイン装置からの試験用信号により
ICチップ22をテストする。ICソケット20および
吸着ヘッド24の詳細については後述する。
【0030】図1に示すように、ハンドラ4は、これか
ら試験を行なうICチップを格納し、また試験済のIC
チップを分類して格納するIC格納部30を有する。I
C格納部30には、試験すべきICチップが搭載してあ
るローダ用トレイ32Aと、試験済みのICチップが分
類されて搭載される分類用トレイ32B〜32Eと、空
トレイ32Fと、オプショントレイ32Gとが配置して
ある。これらトレイ32A〜32Gは、X軸方向に沿っ
て所定間隔で配置してあり、Z軸方向(高さ方向)に積
み重ねられて配置してある。
【0031】ローダ用トレイ32Aに搭載されたICチ
ップは、ハンドラ4に装着してある第1XY搬送装置3
4を用いて、チャンバ6内部のソークステージ36上に
搬送されるようになっている。また、テストヘッド10
においてテストされた試験済みのICチップは、最終的
に第2XY搬送装置35を用いて、IC格納部30の分
類用トレイ32B〜32Eに分類されて搭載される。分
類用トレイ32B〜32Eのうち、たとえばトレイ32
Cが良品用のトレイであり、その他のトレイが不良品ま
たは再試験のためのトレイである。
【0032】空トレイ32Fは、分類用トレイ32B〜
32Eが試験済みのICチップで満杯になると、その上
に、搬送されて積み重ねられ、分類用トレイとして利用
される。オプション用トレイ32Gは、その他の用途に
用いられる。
【0033】チャンバ6の内部は、ICチップの受け渡
し部がシャッタなどにより開閉自在に構成してあること
を除き、密閉構造であり、たとえば室温から160°C
程度の高温または室温から−60°C程度の低温状態に
維持可能にしてある。このチャンバ6の内部は、ソーク
ステージ36と、テストステージ8と、出口ステージ4
0とに分けられている。
【0034】ソークステージ36には、ターンテーブル
38が配置してある。ターンテーブル38の表面には、
ICチップが一時的に収容される凹部42が円周方向に
沿って所定ピッチで配置してある。本実施形態では、タ
ーンテーブル38の半径方向には2列の凹部42が形成
してあり、2列の凹部42が、円周方向に沿って所定ピ
ッチで配置してある。ターンテーブル38は、時計回り
に回転する。第1XY搬送装置34により搭載位置44
でターンテーブル38の凹部42内に搭載されたICチ
ップは、ターンテーブル38が回転方向にインデックス
送りされる間に、試験すべき温度条件まで熱ストレス
(低温または高温)が加えられる。
【0035】ターンテーブル38の回転中心を基準とし
て、搭載位置44から回転方向に約240度の位置にあ
る取り出し位置46では、ターンテーブル38の上に、
3つのロータリーアーム48の内の一つに装着してある
吸着ヘッドが位置し、その位置で、吸着ヘッドにより凹
部42からICチップを取り出し可能になっている。3
つのロータリーアーム48は、回転軸50に対して円周
方向略等間隔の角度で装着してあり、回転軸50を中心
として、時計回りの回転方向に120度ずつインデック
ス送り可能にしてある。なお、インデックス送りとは、
所定角度回転後に停止し、その後、再度、所定角度回転
することを繰り返すことである。ロータリーアーム48
のインデックス送りに際して、アーム48が停止してい
る時間は、テストヘッド10上のソケットにICチップ
が装着されて試験されている時間に、ICチップをソケ
ットに着脱する時間を加えた時間に相当する。このイン
デックス送りの停止時間は、ターンテーブル38におけ
るインデックス送りの停止時間と同じであり、ターンテ
ーブル38とロータリーアーム48とは、同期してイン
デックス送りするように回転する。
【0036】本実施形態では、三つのロータリーアーム
48の内の一つの吸着ヘッドが、ソークステージ36の
取り出し位置46上に位置し、他のロータリーアーム4
8の吸着ヘッドがテストステージ8のコンタクトヘッド
10上に位置し、さらに他のロータリーアーム48の吸
着ヘッドが出口ステージ40の入り口52上に位置す
る。
【0037】ターンテーブル38の搭載位置44でター
ンテーブル38の凹部42に搭載されたICチップは、
搭載位置44から取り出し位置46までインデックス送
りされる間に、所定の熱ストレスが印加され、取り出し
位置46にて、ロータリーアーム48の吸着ヘッドに吸
着される。吸着ヘッドに吸着されたICチップは、ロー
タリーアーム48が時計回りにインデックス送りされる
ことにより、テストヘッド10の上に配置される。その
位置で、図2に示すように、吸着ヘッド24により吸着
保持されたICチップ22はソケット20に装着され、
試験が行われる。
【0038】テストヘッド10の上のソケット20に装
着されて試験が済んだICチップ22は、吸着ヘッド2
4に再度吸着され、図1に示すロータリーアーム48が
時計回りにインデックス送りされることで、出口ステー
ジ40の入り口52の上部に位置する。その位置で、試
験済みのICチップは、矢印A方向に出口シフタにより
出口位置54にスライド移動される。出口ステージ40
の出口位置では、出口シフタ上に配置されたICチップ
は、試験時の温度である低温または高温から常温までに
戻される。低温試験の場合には、この出口ステージ40
において、ICチップを常温まで戻すことで、チャンバ
6から取り出した直後のICチップに結露が生じること
を有効に防止することができる。
【0039】出口ステージ40の出口位置54で、出口
シフタ上に配置されたICチップは、常温まで戻された
後、図示省略してある出口アームにより矢印B方向にシ
フト移動され、受け位置56に配置してある出口ターン
に移される。出口ターンは、矢印C方向に回動し、受け
位置56と排出位置58との間で、往復移動可能になっ
ている。出口ターンの排出位置58には、第2XY搬送
装置35の吸着ヘッドが移動可能に構成してあり、出口
ターンにより排出位置に配置された試験済みのICチッ
プを、搬送装置35が、試験結果に基づき、分類用トレ
イ32B〜32Eのいずれかに搬送する。
【0040】本実施形態に係る部品試験装置2では、ハ
ンドラ4のチャンバ6内において、ソークステージ36
の天井部に、ソークステージ用熱交換装置60が配置し
てあると共に、テストステージ8の側壁部にテストステ
ージ用熱交換装置62が配置してある。これら熱交換装
置60および62は、試験装置2が低温試験が可能な装
置であれば、冷媒として液体窒素などを用いた冷却装置
と、チャンバ内に冷風を循環させる送風装置とを有す
る。試験装置が、高温試験が可能な装置である場合に
は、これら熱交換装置60および62は、加熱装置と送
風装置とを有する。試験装置が、低温試験および高温試
験が可能な装置である場合には、これら熱交換装置60
および62は、冷却装置と加熱装置と送風装置とを有
し、冷却装置と加熱装置とを切り換えて使用する。これ
ら熱交換装置60および62は、温度制御装置70によ
り制御される。温度制御装置70には、テストステージ
8に配置された温度センサ72と、ソークステージ36
に配置された温度センサ74と、その他のセンサからの
出力信号が入力され、これらセンサからの出力信号に応
じて、熱交換装置60および62の熱交換量(出力)を
制御可能になっている。
【0041】以下の説明では、試験装置2が、高温試験
と低温試験との双方が可能な試験装置であり、その装置
を用いて、主として低温試験を行う場合について説明す
る。図2に示すように、テストステージ8では、断熱材
などで構成されたチャンバ6の一部が切り欠かれてお
り、そこにテストヘッド10上に保持されたソケット2
0が装着される。
【0042】ソケット20は、ソケットガイド80によ
り保持してある。ソケットガイド80は、図示省略して
あるベースリングなどを介して、図1に示すチャンバ6
の底部開口部に装着してある。
【0043】ソケット20の背面(チャンバの外側)に
は、配線ボード84が配置してある。ソケット20に
は、上下方向に弾性変形可能な接続端子21が装着して
あり、この接続端子21の下端が配線ボード84に対し
て接続してある。接続端子21の上端には、ICチップ
22の端子が押圧されて電気的に接続される。配線ボー
ド84の下面には、テストヘッド10が装着してある。
なお、配線ボード84は、パフォーマンスボードとも呼
ばれる。
【0044】テストヘッド10は、図示省略してある試
験用メイン装置からの駆動信号を受け取り、配線ボード
84を介してソケット20の接続端子21に接続してあ
るICチップ22に試験用駆動信号を送信する。
【0045】本実施形態では、図2に示すように、各吸
着ヘッド24の下部には、真空吸着孔25を有する吸着
ノズル27が具備してある。この吸着ノズル27は、押
圧具を兼ねており、ICチップ22の試験に際しては、
真空吸着孔25に吸着されたICチップ22を、接続端
子21方向に押圧し、ICチップ22の端子と接続端子
21との電気的接続を確保している。
【0046】吸着ノズル27の下端には、ICチップ2
2の上面(第1面)に接触し、ICチップ22の端子を
ソケット20の接続端子21に対して押し付ける押圧パ
ッド26が装着してある。押圧パッド26は、合成樹脂
などの絶縁性部材で構成してある。なお、吸着ノズル2
7の外周には、外筒28を具備させても良い。外筒28
は、たとえば導電性の金属で構成され、その下端がIC
チップ22に対して接触することで、ICチップ22の
静電気を逃がすように構成することもできる。本発明で
は、この外筒28をも含んで押圧具と言うこともある。
【0047】吸着ノズル27に形成してある真空吸着孔
25には、図示省略してあるエジェクタなどの減圧発生
装置により負圧が適宜導入され、吸着パッド26の下端
にICチップ22を着脱自在に吸着保持する。なお、I
Cチップ22の試験に際しては、真空吸着孔25には、
負圧を導入することなく、吸着パッド26によりICチ
ップ22をソケット20の方向に押し付け、ICチップ
22の端子とソケット20の接続端子との接続を図って
いる。
【0048】図2に示すように、本実施形態では、ソケ
ット20および配線ボード84の略中央部を貫通して、
温度センサ用保護筒86が装着してある。温度センサ用
保護筒86の内部には、軸方向に沿って軸孔88が形成
してあり、軸孔88の頂部壁の背面には、温度センサ9
0が装着してある。本実施形態では、温度センサ90
は、熱電対、白金測温抵抗体、サーミスタなどのような
接触式温度センサで構成してある。この温度センサ90
は、センサ用保護筒86の頂部壁の上面がICチップ2
2の背面(第2面)に密着することにより、ICチップ
22の温度を直接に測定可能になっている。
【0049】温度センサ90により検出されたICチッ
プ22の温度データは、図示省略してある制御装置に送
られる。制御装置では、温度センサ90からのデータに
基づき、試験中にICチップ22が自己発熱により設定
温度よりも高くなったことを検知し、ソケットガイド8
0またはその他の部材に形成してある冷却媒体通路82
(冷却媒体吹き出し手段)を通して、ICチップ22の
周辺に冷却媒体を吹き出し、ICチップ22の冷却を行
う。
【0050】冷却媒体としては、特に限定されないが、
たとえば露点温度がチャンバ6の内部温度と同程度また
はそれよりも低い露点を有する乾燥空気が好ましい。た
とえばチャンバ6の内部が−55°C程度である場合に
は、冷却媒体通路82を通してICチップ22の周囲に
吹き付けられる乾燥空気の露点温度は、−55°Cまた
はそれ以下の温度であることが好ましい。冷却媒体通路
82を通してICチップ22に向けて吹き出される冷却
媒体自体の温度は、チャンバ6の内部の空気温度と同程
度以下に温度制御される。この冷却媒体の温度、吹き出
し量および吹き出し時間は、温度センサ90により検出
されるICチップ22の温度が、試験スペックの許容範
囲内の温度になるように決定される。すなわち、制御装
置は、温度センサ90による温度出力をモニタしなが
ら、試験中におけるICチップ22の自己発熱をキャン
セルするように、冷却媒体通路82からICチップ22
の周囲に向けて吹き出される冷却媒体の温度、風量およ
び吹き出し時間を制御し、ICチップ22が常に設定温
度に維持されるように制御する。
【0051】なお、冷却媒体通路82は、既存のソケッ
トアダプタ80に貫通孔を形成することで構成してある
が、ソケットアダプタ80とは別の部材に冷却媒体通路
を形成しても良いし、チューブやノズルなどを装着し
て、冷却媒体をICチップ22の周囲に吹き出させるよ
うにしても良い。また、冷却媒体通路82は、単一でも
良いが、複数の場合には、さらに冷却効率が向上する。
さらに、このような冷却媒体通路82などから成る冷却
媒体吹き出し手段と共に、ICチップ22の周囲に、I
Cチップ22の周囲ガスを吸引する周囲ガス吸引手段を
配置しても良い。ICチップ22の周囲に存在するガス
(ICチップ22の自己発熱により設定温度よりも高く
なったガス)を吸引しながら、冷却媒体吹き出し手段に
よりICチップ22の周囲を冷却することで、さらに冷
却効率が向上する。
【0052】このような本実施形態に係るICチップ部
品試験装置2では、試験時においてICチップ22が自
己発熱したとしても、その自己発熱を温度センサ90が
検出し、ICチップ22の自己発熱による影響をキャン
セルするように温度および風量などが制御された冷却媒
体を、冷却媒体通路82からICチップ22に向けて所
定時間吹き出させる。このため、試験時において、IC
チップ22を、常にスペック通りの所定の設定温度で試
験することができる。
【0053】特に本実施形態に係るICチップ部品試験
装置2では、ICチップ22の温度を検出する温度セン
サ90が、ソケット20側に配置してあるので、ロータ
リーアーム式の吸着ヘッドを持つ試験装置2でも、温度
センサ90からの電気配線が単純になる。ちなみに、従
来では、温度センサが吸着ノズル27の側に配置してあ
り、吸着ノズル27が、図1に示すロータリーアーム4
8により回転させられるため、温度センサからの電気配
線の途中に、回転接触接続端子などを設ける必要があ
り、その配線が煩雑であった。
【0054】また、ロータリーアーム式の吸着ヘッド2
4を持つ試験装置では、図1に示す回転軸50の回りに
複数のロータリーアーム48が配置されることが一般的
であり、吸着ヘッド24の吸着ノズル27または外筒2
8に対して温度センサを取り付ける場合には、吸着ノズ
ル27または外筒28の数だけ、温度センサが必要にな
る。これに対して、本実施形態に係る試験装置2では、
ICチップ22が装着されるソケット20の数に対応し
て温度センサ90を具備させれば良く、温度センサ90
の数を低減することができる。
【0055】第2実施形態 図3に示すように、本発明の第2実施形態では、図2に
示す接触式温度センサ90の代わりに、赤外線などを利
用した放射温度計などの非接触式温度センサ90aを配
置してある。その他の構造は、図1および図2に示す実
施形態に係る試験装置と同様なので、共通する部材に
は、共通する符号を付し、共通する部分の説明は省略す
る。
【0056】図3に示すように、本実施形態に係る試験
装置では、非接触式の温度センサ90aを有する以外
は、図1および図2に示す実施形態の試験装置と全く同
じなので、同様な作用効果を奏する。
【0057】第3実施形態 図4に示すように、本発明の第3実施形態では、図2に
示すソケットアダプタ80に形成された冷却媒体通路8
2に代えて、あるいは、それと共に、ICチップ22の
背面(第2面)に向けて冷却媒体を吹き出す冷却媒体吹
き出しノズル92(冷却媒体吹き出し手段)をソケット
20の背面に装着してある。冷却媒体吹き出しノズル9
2には、チューブ94が接続してあり、図示省略してあ
る冷却媒体発生手段から、冷却媒体が供給され、ノズル
92からICチップ22の背面に向けて冷却媒体が吹き
出し可能になっている。
【0058】冷却媒体発生手段としては、特に限定され
ないが、たとえば低温試験の場合には、チャンバ6の内
部を低温にするための液体窒素を用いた熱交換器と送風
装置とから成り、高温試験の場合には、ヒータや冷却素
子を用いた熱交換器と送風装置とから成る。
【0059】その他の構造は、図1および図2に示す実
施形態に係る試験装置と同様なので、共通する部材に
は、共通する符号を付し、共通する部分の説明は省略す
る。
【0060】図4に示すように、本実施形態に係る試験
装置では、ICチップ22の背面に冷却媒体を吹き付け
る吹き出しノズル92を配置した以外は、図1および図
2に示す実施形態の試験装置と全く同じなので、前記第
1実施形態と同様な作用効果を奏する上に、ICチップ
22の冷却効率が向上する。
【0061】第4実施形態 図5に示すように、本発明の第4実施形態では、図2に
示すソケットアダプタ80に形成された冷却媒体通路8
2に代えて、あるいは、それと共に、吸着ノズル27お
よび外筒28(押圧具)の側面に冷却媒体を吹き付ける
冷却媒体吹き出しノズル92a(冷却媒体吹き出し手
段)を配置してある。冷却媒体吹き出しノズル92a
は、本実施形態では、ソケットアダプタ80の上に固定
してある。
【0062】冷却媒体吹き出しノズル92aには、チュ
ーブ94aが接続してあり、図示省略してある冷却媒体
発生手段から、冷却媒体が供給されるようになってい
る。冷却媒体発生手段としては、前記第3実施形態で例
示されたものと同様なものが用いられる。
【0063】冷却媒体吹き出しノズル92aからの冷却
媒体が吹き付けられる外筒28および/または吸着ノズ
ル27の外周には、熱交換効率を高め、外筒28および
/または吸着ノズル27を素早く冷却するための凹凸状
熱交換用フィン29が形成してあることが好ましい。
【0064】その他の構造は、図1および図2に示す実
施形態に係る試験装置と同様なので、共通する部材に
は、共通する符号を付し、共通する部分の説明は省略す
る。
【0065】図5に示すように、本実施形態に係る試験
装置では、外筒28の外周に熱交換用フィン29を形成
し、外筒28の外周側面に冷却媒体を吹き付ける吹き出
しノズル92aを配置した以外は、図1および図2に示
す実施形態の試験装置と全く同じなので、前記第1実施
形態と同様な作用効果を奏する上に、次に示す作用効果
を奏する。
【0066】すなわち、ICチップ22の試験に用いる
ソケット20の周囲には、種々の部品が配置され、IC
チップ22に向けて直接に冷却媒体を吹き付けることが
困難であることが多い。本実施形態では、外筒28の側
面に冷却媒体を吹き付けることで、間接的にICチップ
22を冷却する。その際に、外筒28の外周に、熱交換
用フィン29などの凹凸を具備させることで、熱交換効
率を高め、効率的に外筒28を冷却し、間接的にICチ
ップ22を効率よく冷却することができる。本実施形態
でも、ICチップ22の自己発熱による影響を良好にキ
ャンセルし、ICチップを、スペック通りの所定の温度
で試験することができる。
【0067】なお、本実施形態の変形例として、図5に
示す冷却媒体吹き出しノズル92aや冷却媒体吹き出し
通路82を配置することなく、外筒28および/または
吸着ノズル27の外周に熱交換用フィン29などの凹凸
を設けても良い。ICチップ22の自己発熱が、それ程
大きくない時には、これらの凹凸による放熱でもICチ
ップ22を冷却することができる。
【0068】第5実施形態 図6に示すように、本発明の第5実施形態では、ICチ
ップ22の背面全体に端子が形成してあり、それらに対
応して、ソケット20には、多数の接続端子21が配置
してある。このため、本実施形態では、ソケット20側
に、温度センサ90または90aを配置するスペースが
ない。そこで、本実施形態では、図6に示すように、吸
着ノズル27および外筒28の側(押圧具側)に、非接
触式温度センサ90bを配置している。この非接触式温
度センサ90bは、ソケットアダプタ80に対して固定
してあり、吸着ノズル27および外筒28に対しては固
定されておらず、これらと共には移動しないようになっ
ている。この非接触式温度センサ90bの温度測定方向
は、ICチップ22の上面(第1面)に向けられてお
り、ICチップ22の温度を非接触式に計測可能になっ
ている。
【0069】その他の構造は、図1および図2に示す実
施形態に係る試験装置と同様なので、共通する部材に
は、共通する符号を付し、共通する部分の説明は省略す
る。
【0070】図6に示すように、本実施形態に係る試験
装置では、前記第1実施形態と同様な作用効果を奏する
上に、次に示す作用効果を奏する。
【0071】すなわち、ICチップ22の端子が、IC
チップ22の背面(第2面)全体に配置されている場
合、それに対応して、ソケット20にも接続端子が隙間
無く配置される。このような場合には、ソケット側から
ICチップ22の温度を計測することは困難である。本
実施形態では、ICチップ22の押圧具側表面の温度を
非接触式温度センサ90bにて計測する。
【0072】非接触式温度センサ90bであれば、吸着
ノズル27または外筒28に対して固定する必要はな
く、吸着ノズル27および外筒28と共に、ロータリー
アームにより回転させる必要もない。したがって、ロー
タリーアーム式の吸着ヘッド24を持つ試験装置であっ
ても、温度センサ90bからの電気配線が複雑になるこ
とはない。本実施形態の試験装置では、この非接触式温
度センサ90bを用いて、ICチップ22の温度を正確
に計測し、その計測結果に基づき、ICチップ22に冷
却媒体を吹き付け、ICチップ22を冷却する。このた
め、ICチップ22の自己発熱による影響を良好にキャ
ンセルし、ICチップ22を、スペック通りの所定の温
度で試験することができる。
【0073】第6実施形態 図7に示すように、本発明の第6実施形態では、ICチ
ップ22の背面全体に端子が形成してあり、それらに対
応して、ソケット20には、多数の接続端子21が配置
してある。このため、本実施形態では、ソケット20側
に、温度センサ90または90aを配置するスペースが
ない。そこで、本実施形態では、図6に示すように、吸
着ノズル27および外筒28の側(押圧具側)に、非接
触式温度センサ90cを配置している。この非接触式温
度センサ90cは、ソケットアダプタ80に対して固定
してあり、吸着ノズル27および外筒28に対しては固
定されておらず、これらと共には移動しないようになっ
ている。この非接触式温度センサ90cの温度測定方向
は、外筒28(押圧具)の外周面に向けられており、外
筒28の温度を非接触式に計測可能になっている。
【0074】その他の構造は、図1および図2に示す実
施形態に係る試験装置と同様なので、共通する部材に
は、共通する符号を付し、共通する部分の説明は省略す
る。
【0075】図6に示すように、本実施形態に係る試験
装置では、前記第1実施形態と同様な作用効果を奏する
上に、次に示す作用効果を奏する。
【0076】すなわち、ICチップ22の端子が、IC
チップ22の背面(第2面)全体に配置されている場
合、それに対応して、ソケット20にも接続端子が隙間
無く配置される。このような場合には、ソケット側から
ICチップ22の温度を計測することは困難である。ま
た、ソケットの上部には、吸着ノズル27および外筒2
8が配置され、非接触式の温度センサを用いても、IC
チップ22の上面(第1面)から直接に温度を計測する
ことが困難であることが多い。そこで、本実施形態で
は、外筒28の温度を非接触式温度センサ90cにて計
測する。
【0077】非接触式温度センサ90cであれば、吸着
ノズル27または外筒28に対して固定する必要はな
く、吸着ノズル27および外筒28と共に、ロータリー
アームにより回転させる必要もない。したがって、ロー
タリーアーム式の吸着ヘッド24を持つ試験装置であっ
ても、温度センサ90cからの電気配線が複雑になるこ
とはない。本実施形態の試験装置では、この非接触式温
度センサ90cを用いて、ICチップ22の温度を直接
に計測することなく、外筒28の温度を計測することに
より、ICチップ22の温度を推定し、ICチップ22
の自己発熱による温度上昇を検出する。ICチップ22
は外筒28に対して接触していることから、ICチップ
22が自己発熱により温度上昇すれば、外筒28も温度
上昇が生じる。ただし、外筒28の温度とICチップ2
2の温度とは、必ずしも一致しないことから、検出され
た外筒28の温度からICチップ22の温度を推測する
ために、外筒28の検出温度に、実験などで求めた補正
値を考慮し、ICチップ22の温度を推測する必要があ
る。
【0078】本実施形態では、この非接触式温度センサ
90cを用いて、外筒28の温度を計測し、その検出温
度からICチップ22の温度を正確に予測し、その結果
に基づき、ICチップ22に冷却媒体を吹き付け、IC
チップ22を冷却する。このため、ICチップ22の自
己発熱による影響を良好にキャンセルし、ICチップ2
2を、スペック通りの所定の温度で試験することができ
る。
【0079】その他の実施形態 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。
【0080】たとえば、本発明に係る電子部品試験装置
により試験される部品としては、ICチップに限定され
ず、その他の電子部品であっても良い。
【0081】また、上述した実施形態では、主として低
温試験を行うICチップ部品試験装置2について説明し
たが、本発明の装置を用いて電子部品の常温試験を行っ
ても良い。その場合には、試験用チャンバ6およびその
内部に装着してある温度制御装置を不要にすることも期
待できる。試験用チャンバ6および内部温度制御装置が
なくても、冷却媒体吹き出し通路82、冷却媒体吹き出
しノズル92または92aなどの冷却媒体吹き出し手段
のみで、ICチップ22を所定の常温に制御することが
できれば、チャンバ6および内部温度制御装置は不要と
なる。
【0082】ただし、ICチップ22の低温試験を行う
場合には、ICチップ22のみを低温状態に維持する
と、結露が問題になることがあるので、試験用チャンバ
6を用い、テストステージ8の周囲を覆い、チャンバ6
内部の周囲雰囲気温度を一定の低温状態に維持すること
が好ましい。
【0083】また、ICチップ22の高温試験を行う場
合でも、ICチップ22の温度が所定の温度以上に上が
り過ぎないように制御する観点からは、本発明は有効で
ある。
【0084】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
電子部品試験装置によれば、試験時に電子部品が自己発
熱しても、電子部品の温度を正確に制御し、所望の試験
温度にて電子部品を試験することができる。本発明によ
れば、特にロータリーアーム式の吸着ヘッドを持つ試験
装置の場合に、温度センサからの配線が複雑に成らず、
安価で耐久性に優れた電子部品試験装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係るICチップ
部品試験装置の概略全体図である。
【図2】 図2は図1に示すICチップ部品試験装置の
要部断面図である。
【図3】 図3は本発明の他の実施形態に係るICチッ
プ部品試験装置の要部断面図である。
【図4】 図4は本発明の他の実施形態に係るICチッ
プ部品試験装置の要部断面図である。
【図5】 図5は本発明の他の実施形態に係るICチッ
プ部品試験装置の要部断面図である。
【図6】 図6は本発明の他の実施形態に係るICチッ
プ部品試験装置の要部断面図である。
【図7】 図7は本発明の他の実施形態に係るICチッ
プ部品試験装置の要部断面図である。
【符号の説明】
2… 電子部品試験装置 4… ハンドラ 6… チャンバ 8… テストステージ 10… テストヘッド 20… ソケット 21… 接続端子 22… ICチップ(電子部品) 24… 吸着ヘッド 25… 真空吸着孔 26… 押圧パッド 27… 吸着ノズル 28… 外筒 30… IC格納部 32A〜32G… トレイ 34… 第1XY搬送装置 35… 第2XY搬送装置 36… ソークステージ 38… ターンテーブル 40… 出口ステージ 48… ロータリーアーム 80… ソケットアダプタ 82… 冷却媒体通路(冷却媒体吹き出し手段) 90… 接触式温度センサ 90a,90b,90c… 非接触式温度センサ 92,92a… 冷却媒体吹き出しノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AB16 AC03 AD03 AD04 AF05 AF06 AG01 AG11 AH05 AH08 4M106 AA04 BA14 DG20 DG24 DG25 DG30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子を有するソケットと、 前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部
    品の第1面に接触し、前記電子部品を前記接続端子方向
    に押し付ける押圧具と、 前記ソケット側に配置してあり、前記第1面と反対側の
    電子部品の第2面の温度を計測する温度センサと、 前記電子部品の周囲に冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹
    き出し手段とを有する電子部品試験装置。
  2. 【請求項2】 前記温度センサは、接触式温度センサお
    よび非接触式温度センサのいずれかである請求項1に記
    載の電子部品試験装置。
  3. 【請求項3】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子を有するソケットと、 前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部
    品の第1面に接触し、前記電子部品を前記接続端子方向
    に押し付ける押圧具と、 前記ソケット側に配置され、前記第1面と反対側の電子
    部品の第2面に冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹き出し
    手段とを有する電子部品試験装置。
  4. 【請求項4】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子を有するソケットと、 前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部
    品を前記接続端子方向に押し付ける押圧具と、 前記押圧具の外周に配置され、前記押圧具の側面に冷却
    媒体を吹き付ける冷却媒体吹き出し手段とを有する電子
    部品試験装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧具の外周面には、熱交換効率を
    高めるための凹凸が形成してある請求項4に記載の電子
    部品試験装置。
  6. 【請求項6】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子を有するソケットと、 前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部
    品の第1面に接触し、前記電子部品を前記接続端子方向
    に押し付ける押圧具と、 前記押圧具側に配置してあり、前記電子部品の第1面の
    温度を計測する非接触式温度センサと、 前記電子部品の周囲に冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹
    き出し手段とを有する電子部品試験装置。
  7. 【請求項7】 試験すべき電子部品が着脱自在に接続さ
    れる接続端子を有するソケットと、 前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部
    品を前記接続端子方向に押し付ける押圧具と、 前記押圧具側に配置してあり、前記押圧具の温度を計測
    する非接触式温度センサと、 前記電子部品の周囲に冷却媒体を吹き付ける冷却媒体吹
    き出し手段とを有する電子部品試験装置。
  8. 【請求項8】 前記押圧具が、吸着ヘッドの下部に取り
    付けられた吸着ノズルを有し、前記吸着ヘッドが、ロー
    タリーアームに装着してあり、当該ロータリーアーム
    が、回転軸の回りに回転自在に装着してある請求項1〜
    7のいずれかに記載の電子部品試験装置。
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