JP2000162148A - リップシールの検査装置と検査方法 - Google Patents

リップシールの検査装置と検査方法

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JP2000162148A
JP2000162148A JP10350736A JP35073698A JP2000162148A JP 2000162148 A JP2000162148 A JP 2000162148A JP 10350736 A JP10350736 A JP 10350736A JP 35073698 A JP35073698 A JP 35073698A JP 2000162148 A JP2000162148 A JP 2000162148A
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JP
Japan
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lip
seal
lip seal
inspection
light
Prior art date
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JP10350736A
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English (en)
Inventor
Masakazu Tano
正和 田野
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Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性体製のリップシールの密封性能を検査す
る装置と方法であって、リップの機械的欠陥を精度よく
検査することが可能で、かつ自動検査を可能とする検査
方法を開発する。 【解決手段】 弾性体で形成されたリップ(1a)を有
するリップシール(1)の検査装置と検査方法であっ
て、セット治具(2)と、台座(7)と、シール把持部
(3)をもってリップシール(1)を把持し、その奥方
から光を照射すると同時に加圧せしめる。これによって
欠陥部分から漏れ出る光を感知判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性体からなった
リップシールの密封性能を検査する方法に関し、具体的
には検査機によるリップの自動検査を可能とする検査装
置と検査方法の開発を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、シールのようなゴム製品等、例え
ば回転体に接触するリップを持つリップシールにおいて
は、製造上エア傷あるいは仕上げ傷等のキズの発生が避
けられないもので、安定した密封性能を保つためにその
リップキズの検査を欠かすことはできない。そのリップ
検査では、単に外観をチェックする目視あるいは指触に
頼る人的な検査判定から、光学機器を利用した光漏れ検
査による精度の高い検査方法に変わりつつ有る。この光
学機器からなる光漏れ検査では、リップシール等の被検
体に対し遮光ケース及び遮光治具をもって暗所を形成
し、その下側から光線をあてて隙間の生じたキズ部分に
光漏れを起こし、これをカメラで認知し、この漏れ度合
いによってキズ不良等の良否を判定するものが一般的に
行なわれている検査方法である。(図示していない。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た光線を被検体に当てただけの光漏れ検査方法では、小
さいキズは勿論、うねり・歪みあるいは偏芯度合いなど
のシールとして重大な不具合箇所を的確に不良と判定す
ることができない欠点を有している。すなわち、不良と
なる切りキズあるいは成形キズ等は微細である場合と
か、あるいは弾性体ゆえ復元して基の形状を保つ性質を
持つもので、これを検査するにはカメラの感知精度を高
めるか、または設置台数を増やす等の対応が必要とな
り、これでも前記復元して隠れるキズに対しては充分な
対策となりえていない。
【0004】また、うねり・歪みあるいは偏芯等の検査
に対してはリップが弾性変形して接触する遮光治具に沿
ってしまい光漏れを起こさない場合も多いので検査の信
用精度が低いものとなっている。本発明の目的は、上記
の欠点を解消して、弾性体からなるリップの機械的欠陥
を精度よく検査することが可能で、かつ自動検査を可能
とする検査方法を開発することにある。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、図面を基に
説明すると図1に示すように、回転部に装着され該回転
部の流体を密封するための合成ゴムあるいは合成樹脂等
の弾性体で形成されたリップ(1a)を有するリップシ
ール(1)の検査装置であって、前記検査装置をリップ
シール(1)のリップ(1a)に接するセット治具
(2)と、リップシール(1)を載置する台座(7)
と、該リップシール(1)を把持するシール把持部
(3)と、平行光を発する光源(4)と、加圧装置
(5)と、撮像装置(6)とで構成し、前記台座(7)
へシール把持部(3)をもってリップシール(1)を固
定すると共に、セット治具(2)をリップ(1a)に接
触せしめて前記台座(7)の内方へ空間部(8)を形成
し、前記空間部(8)へ光源(4)と加圧装置(5)を
設けて光を照射すると同時に加圧せしめ、外方に設置し
た撮像装置(6)によってリップ(1a)を認識するこ
とを特徴としている。
【0006】また、流体を密封するために合成ゴムある
いは合成樹脂等の弾性体で形成されたリップ(1a)を
有するリップシール(1)の検査方法であって、図1及
び図2に示すように 前記検査装置はリップシール
(1)のリップ(1a)に接するセット治具(2)と、
台座(7)と、リップシール(1)を把持するシール把
持部(3)と、平行光を発する光源(4)と、加圧装置
(5)と、撮像装置(6)からなっており、前記台座
(7)へシール把持部(3)をもって前記リップシール
(1)を固定せしめ、前記セット治具(2)に前記リッ
プシール(1)のリップ(1a)を接触させた後、台座
(7)の空間部(8)を加圧すると同時に、該空間部
(8)から前記リップ(1a)に向けて光源(4)より
平行光を照射して光漏れを促し、外方の撮像装置(6)
によって光漏れの判定を行なうことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、上記のようにリップシ
ール(1)の良否を判定する検査において、台座(7)
の空間部(8)より平行光をリップ(1a)に照射する
と同時に加圧せしめ、該加圧によってリップ(1a)の
変形を促し、キズとか歪み部等の問題形状を増幅させて
その合否の判定をなす検査装置と検査方法を提案したも
のであり、検査装置では、リップ(1a)に接するセッ
ト治具(2)とリップシール(1)を把持するシール把
持部(3)と平行光を発する光源(4)と前記リップシ
ール(1)の装着によって密封される台座(7)の空間
部(8)を所望圧力で加圧する加圧装置(5)とで構成
されている。一方、検査方法では、加圧によってリップ
(1a)の欠陥部分を外方に浮き上がらせる状態にお
き、その欠陥部分の欠陥形状をはっきり把握できる状況
を作り出し、これを撮像装置(6)で確認し合否判定な
さしめることによって正確な検査が達成される。
【0008】
【実施例】本発明を分かり易く説明すると、図2及び図
3で示す実施例のように、まず始めに台座(7)へ検査
対象であるリップシール(1)を載置せしめ、これをシ
ール把持部(3)で固定した後、そのリップシール
(1)のリップ(1a)へセット治具(2)を密着接触
せしめる。このとき、図2で示すセット治具(2)に対
するリップ(1a)の締め代は0〜5%程度に設定せし
めるのが好ましい密着状態となる。(ここでは、固定す
るにシール把持部3をセット治具2より先に装着せしめ
たが、この逆の取付け順であっても一向に差し支えな
い。)
【0009】この後、前記台座(7)の奥方の空間部
(8)に配した加圧装置(ここでは加圧装置として通路
5を示す)をもって10〜100kpa程度の微圧にて加
圧(設定空気圧は良品のリップシールにおいて、圧縮空
気の漏れない値)せしめ、前記リップ(1a)を外方に
浮き上がらせる状態におき、欠陥部分からの空気漏れを
積極的に促し、その欠陥部分を拡張せしめる(図3の点
線部分)。この状態で前記リップシール(1)の内方か
らそのリップ(1a)に向けて平行光を照射せしめれば
欠陥部分にすくなからぬ光漏れが発生しはっきりとその
欠陥形状を確認することができるものとなり、外方に配
した撮像装置(6)での視認が極めて容易にできる。
【0010】尚、リップシールの形状において、図1で
はリップの緊迫力を増したガータースプリング付のオイ
ルシールタイプを示し、図3では平盤状のベアリングシ
ールタイプを示したが、これに限らず、例えば図示して
いないが複数のリップの形成されたダブルリップシール
タイプなどまで採用可能である。
【0011】
【発明の効果】上記のような構成によって、以下に示す
優れた効果が得られる。本発明では、リップ部のキズ、
ワレ、変形等の欠陥部分を加圧することにより該部分を
変形、拡大し、その欠陥部分から漏れ出る光を増幅する
ことでキズの程度による正確な判定を可能とし、さらに
この明確な光漏れにより広い視野で一度での撮像検出が
可能となる。よって、簡単な撮像装置で精度よく検査す
ることが可能となり、かつ自動検査を可能とするものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す略断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 リップシール 1a リップ 2 セット治具 3 シール把持部 4 光源 5 加圧装置 6 撮像装置 7 台座 8 空間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を密封するために合成ゴムあるいは
    合成樹脂等の弾性体で形成されたリップを有するリップ
    シールの検査装置において、 前記検査装置をリップシールのリップに接するセット治
    具と、台座と、リップシールを把持するシール把持部
    と、平行光を発する光源と、加圧装置と、撮像装置とで
    構成しており、 前記台座とシール把持部によってリップシールを固定す
    ると共に、セット治具をリップに接触せしめて台座の内
    方へ空間部を形成し、 前記空間部から光を照射すると同時に加圧せしめ、 外方に設置した撮像装置によってリップを認識すること
    を特徴としたリップシールの検査装置。
  2. 【請求項2】 流体を密封するために合成ゴムあるいは
    合成樹脂等の弾性体で形成されたリップを有するリップ
    シールの検査方法において、 前記検査装置はリップシールのリップに接するセット治
    具と、台座と、リップシールを把持するシール把持部
    と、平行光を発する光源と、加圧装置と、撮像装置から
    なっており、 前記台座へシール把持部をもって前記リップシールを固
    定せしめ、 前記セット治具に前記リップシールのリップを接触させ
    た後台座の空間部を加圧すると同時に該空間部から前記
    リップに向けて光源より平行光を照射して光漏れを促
    し、 外方の撮像装置によって光漏れの判定を行なうリップシ
    ールの検査方法。
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