JP2000162132A - 液体濃度の測定方法およびその測定装置 - Google Patents

液体濃度の測定方法およびその測定装置

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JP2000162132A
JP2000162132A JP10356917A JP35691798A JP2000162132A JP 2000162132 A JP2000162132 A JP 2000162132A JP 10356917 A JP10356917 A JP 10356917A JP 35691798 A JP35691798 A JP 35691798A JP 2000162132 A JP2000162132 A JP 2000162132A
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liquid
measured
measuring
concentration
container
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JP10356917A
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English (en)
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Kazuhiro Tateno
一博 舘野
Yoshimi Tsubota
吉民 坪田
Sadatoshi Takechi
貞利 武智
Katsufumi Isshiki
克文 一色
Akira Wakasa
暁 若狭
Yuji Ukiana
雄二 浮穴
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Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体濃度の測定を全自動化し、かつ信頼性を
確保することができる測定方法および測定装置を提供す
る。 【解決手段】 被測定液を薬液と反応させ、この反応に
よる被測定液の変色を検出することによって被測定液の
濃度を測定する方法であって、被測定液を収容する容器
を前洗浄する工程と、前記容器内へ被測定液を所定量給
水する工程と、給水された被測定液中へ所定量の薬液を
注入する工程と、前記容器内の被測定液と薬液とを攪拌
する工程と、両液の攪拌後、被測定液の変色を測定する
工程と、この測定値に基づいて被測定液の濃度を判定す
る工程とからなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工業用水や生活
用水等に用いられる水の溶存酸素濃度,水の硬度,水の
pH値等を測定する液体濃度の測定方法およびその測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボイラ等へ給水される水は、軟水
器により軟水化されて供給されるが、その軟水化の程度
または可否の検査は、図9に示すような硬度センサによ
り行われている。従来の硬度センサ41は、図9に示す
ように、比較電極部42とイオン電極部43とを電極本
体44に内蔵した構造のものであって、前記両電極部4
2,43を被測定液に浸漬し、両電極間の電位差を検出
することにより、被測定液のカルシウムイオン濃度(硬
度)を測定するものである。前記比較電極部42は、比
較電極室45,比較用内部電極(塩化銀)46および前
記比較電極室45の下部に開口した穴に装着した多孔質
材料からなる液絡部材47と、前記比較電極室45に充
填してある比較電極内部液48により構成されている。
この比較電極内部液48は、塩化カリウムの飽和液であ
って、前記比較用内部電極46を溶解する性質を有して
いる。そのため、前記液絡部材47に前記比較用内部電
極46の溶出物が付着し、比較的短時間で目詰まり状態
となることがある。すなわち、従来の硬度センサ41
は、比較的早期に劣化し、かつ検出精度にも信頼性に欠
ける点がある。したがって、硬度センサに代わって、長
期に亘って正確な測定が可能な方法および装置が望まれ
ている。
【0003】また、透明容器内に収容した被測定液に薬
液を注入して攪拌し、この被測定液の色相の変化を投光
器の透過光強度により測定する比色測定方法も知られて
いる。この比色測定方法における被測定液の供給や薬液
の注入および攪拌並びに測定等の各工程は、単独または
半自動で行っているため、測定作業の効率が悪く、問題
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、液体濃度の測定を全自動化することのできる
測定方法およびその測定装置を提供するものであり、さ
らには全自動化による測定にあっても、信頼性を確保す
ることができる測定方法およびその測定装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、まず測定方法の
解決手段について説明すると、請求項1に記載の発明
は、被測定液を薬液と反応させ、この反応による被測定
液の変色を検出することによって被測定液の濃度を測定
する方法であって、被測定液を収容する容器を前洗浄す
る工程と、前記容器内へ被測定液を所定量給水する工程
と、給水された被測定液中へ所定量の薬液を注入する工
程と、前記容器内の被測定液と薬液とを攪拌する工程
と、両液の攪拌後、被測定液の変色を測定する工程と、
この測定値に基づいて被測定液の濃度を判定する工程と
からなることを特徴としている。
【0006】つぎに、請求項2に記載の発明は、被測定
液を薬液と反応させ、この反応による被測定液の変色を
検出することによって被測定液の濃度を測定する方法で
あって、被測定液を収容する容器を前洗浄する工程と、
前記容器内へ被測定液を所定量給水する工程と、給水さ
れた被測定液中へ所定量の薬液を注入する工程と、前記
容器内の被測定液と薬液とを攪拌する工程と、両液の攪
拌後、被測定液の変色を測定する工程と、この測定値に
基づいて被測定液の濃度を判定する工程とからなり、さ
らに前記各工程のうち少なくとも前記前洗浄工程および
前記測定工程において、前記両工程がそれぞれ予め設定
した規定値をクリアしたか否かを確認する工程を行うこ
とを特徴としている。
【0007】つぎに、請求項3に記載の発明は、被測定
液を薬液と反応させ、この反応による被測定液の変色を
検出することによって被測定液の濃度を測定する方法で
あって、被測定液を収容する容器を前洗浄する工程と、
前記容器内へ被測定液を所定量給水する工程と、給水さ
れた被測定液中へ所定量の薬液を注入する工程と、前記
容器内の被測定液と薬液とを攪拌する工程と、両液の攪
拌後、被測定液の変色を測定する工程と、この測定値に
基づいて被測定液の濃度を判定する工程と、判定後、前
記容器内を後洗浄する工程とからなることを特徴として
おり。
【0008】つぎに、請求項4に記載の発明は、被測定
液を薬液と反応させ、この反応による被測定液の変色を
検出することによって被測定液の濃度を測定する方法で
あって、被測定液を収容する容器を前洗浄する工程と、
前記容器内へ被測定液を所定量給水する工程と、給水さ
れた被測定液中へ所定量の薬液を注入する工程と、前記
容器内の被測定液と薬液とを攪拌する工程と、両液の攪
拌後、被測定液の変色を測定する工程と、この測定値に
基づいて被測定液の濃度を判定する工程と、判定後、前
記容器内を後洗浄する工程とからなり、さらに前記各工
程のうち少なくとも前記前洗浄工程および前記測定工程
において、前記両工程がそれぞれ予め設定した規定値を
クリアしたか否かを確認する工程を行うことを特徴とし
ている。
【0009】そして、前記各解決手段は、つぎのような
手段により、さらに特徴付けられている。第一に、前記
前洗浄工程が、前記容器内へ被測定液を導入しつつ、か
つ攪拌しながら洗浄することを特徴としている。第二
に、前記薬液注入工程が、被測定液を攪拌しつつ注入す
ることを特徴としている。第三に、前記測定工程が、発
光体と受光体とにより被測定液の透過光強度を測定する
ことを特徴としている。第四に、前記濃度判定工程が、
透過光強度比の演算結果に基づいて判定することを特徴
としている。第五に、前記確認工程が、所定回数行われ
たとき異常と判定することを特徴としている。第六に、
前記後洗浄工程が、前記容器内へ被測定液を導入して測
定済被測定液を押し流しつつ、かつ攪拌しながら洗浄す
ることを特徴としている。
【0010】さらに、前記各解決手段は、つぎのような
手段によって、さらに特徴付けられる。すなわち、前記
薬液注入工程の前に被測定液の透過光強度を測定する工
程を含むことであり、そして前記判定工程における判定
結果を外部へ報知する工程を含むことであり、さらに前
記報知工程が、前記判定工程に続いて行われることであ
る。
【0011】つぎに、測定装置の解決手段について説明
すると、この発明の測定装置は、被測定液を薬液と反応
させ、この反応による被測定液の変色を検出することに
よって被測定液の濃度を測定する測定装置であって、被
測定液を収容する透明容器と、該透明容器への薬液注入
手段と、前記透明容器内に設けた攪拌手段と、前記透明
容器内における被測定液の変色を測定する測定手段と、
さらに前記透明容器内への被測定液の導入機構と前記透
明容器内からの測定済被測定液の排出機構とを備えたこ
とを特徴としている。
【0012】そして、この発明の測定装置は、つぎのよ
うな手段により、さらに特徴付けられている。第一に、
前記薬液注入手段が、薬液を定量吐出する液体吐出装置
であることを特徴としている。第二に、前記攪拌手段
が、前記透明容器内に挿入した攪拌子を前記透明容器の
外部から回転させる構成とした攪拌装置であることを特
徴としている。第三に、前記測定手段が、発光体と受光
体とからなる比色検出機構と、検出した測定値を判定す
る機能を備えた測定装置であることを特徴としている。
そして第四に、前記導入機構が、前記透明容器の下部に
供給ラインを接続した構成であり、また前記排出機構
が、前記透明容器の上部に排出ラインを接続した構成で
あることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明すると、この発明は、被測定液を収容する透
明容器と、この透明容器への薬液注入手段と、前記透明
容器内に設けた攪拌手段と、前記透明容器内における被
測定液の変色を測定する測定手段と、さらに前記透明容
器内への被測定液の導入機構と前記透明容器からの測定
済被測定液の排出機構とを備えた液体濃度の測定装置に
おいて実現される。この発明は、この測定装置により、
被測定液を薬液と反応させ、この反応による被測定液の
変色を検出することによって、被測定液の濃度を全自動
で、かつ正確に測定することを可能としている。
【0014】まず、この発明に係る前記測定装置の実施
の形態について説明する。前記測定装置における前記薬
液注入手段は、押圧ローラの回転運動により、この押圧
ローラと円弧状ガイド部との間で弾性チューブを押圧閉
塞して薬液を定量吐出する液体吐出装置により構成され
ている。また、前記攪拌手段は、前記透明容器内に磁石
を内蔵した攪拌子を挿入し、この攪拌子が位置する部位
に対応して前記透明容器の外周壁に電磁誘導コイルを備
えたステータを嵌入し、このステータを支持する保持手
段を備えた攪拌装置により構成されている。そして、前
記測定手段は、LED,フォトトランジスタ等の発光体
と受光体とからなる比色検出機構と、検出した測定値を
判定する機能を備えた測定装置により構成されている。
さらに、前記導入機構は、前記透明容器の下部にバルブ
を備えた供給ラインを接続した構成であり、また前記排
出機構は、前記透明容器の上部に排出ラインを接続した
構成である。
【0015】前記のように、この発明における液体濃度
の測定装置によれば、従来の硬度センサにおける問題点
を解消することができることはもちろん、検出精度も満
足のいくものであり、長期に亘って正確な測定が可能と
なる。
【0016】つぎに、前記測定装置を用いて行われる被
測定液の測定方法の実施の形態について説明する。最初
に、この発明における測定方法の第一形態は、被測定液
を収容する透明容器内へ被測定液を導入しつつ、かつ攪
拌しながら洗浄する前洗浄工程と、前記透明容器内へ被
測定液を所定量給水する給水工程と、前記透明容器内に
収容した被測定液を攪拌しつつ所定量の薬液を注入する
薬液注入工程と、前記透明容器内の被測定液と薬液とを
攪拌する攪拌工程と、発光体と受光体とにより攪拌によ
って変色した被測定液の透過光強度を測定し、この測定
値に基づいて透過光強度比(変色後の透過光強度/薬液
注入前の被測定液の透過光強度)を演算する測定工程
と、この演算結果に基づいて被測定液の濃度を判定する
判定工程から構成されている。そして、前記薬液注入工
程の前に被測定液の透過光強度を測定する工程も含んで
いる。また、前記判定工程における判定結果を外部へ報
知する工程も含んでおり、さらにこの報知工程が前記判
定工程に続いて行われるように構成されている。
【0017】以上のように、この発明における測定方法
の第一形態によれば、測定作業を全自動化したので、測
定作業の能率を大幅に向上することができる。
【0018】そして、この発明における測定方法の第二
形態は、前記第一形態における各工程のうち、前記判定
工程を除くそれぞれの工程が正常に作動したか否かを確
認する確認手段によって確認工程を行う方法である。す
なわち、まず、前記前洗浄工程における確認工程は、こ
の前洗浄工程終了後、前記透明容器内の被測定液を前記
測定工程において使用する発光体と受光体とにより、前
記薬液注入工程の前に被測定液の透過光強度を測定する
工程によって行い、この測定値が予め設定した規定値を
クリアしたときは、つぎの給水工程へ移行し、規定値を
クリアしないときは、前記前洗浄工程とこの確認工程と
を繰り返し行う。そして、前記繰返し回数が所定回数に
達したときは異常と判定する。つぎに、前記給水工程に
おける確認工程は、前記透明容器内の所定水位まで給水
されたか否かを確認し、所定水位まで給水されたとき
は、つぎの薬液注入工程へ移行し、給水されないとき
は、給水工程を繰り返し行う。そして、前記繰返し回数
が所定回数に達したときは異常と判定する。つぎに、前
記薬液注入工程における確認工程は、たとえば液体吐出
装置の駆動部にセンサを設け、この駆動部の作動を確認
する。この駆動部が正常に作動すれば、つぎの攪拌工程
へ移行し、作動しないときは、前記前洗浄工程まで逆戻
りし、それまでの各工程(前記前洗浄工程,前記給水工
程,前記薬液注入工程およびそれぞれの確認工程)を繰
り返し行う。そして、前記繰返し回数が所定回数に達し
たときは異常と判定する。つぎに、前記攪拌工程におけ
る確認工程は、薬液が被測定液よりも比重が重い点に鑑
み、前記前洗浄工程の確認工程と同様、被測定液の透過
光強度を検出して、前記透明容器内に設けた攪拌子が回
転したか否かを確認する。この攪拌子が回転したと確認
されたときは、つぎの測定工程へ移行し、この攪拌子の
回転が確認されないときは、繰り返し攪拌工程を行う。
そして、前記繰返し回数が所定回数に達したときは異常
と判定する。つぎに、前記測定工程における確認工程
は、前記測定工程で測定した規定値に基づいて透過光強
度比を演算し、この演算した数値が予め設定した規定値
をクリアしたときは、つぎの判定工程へ移行し、規定値
をクリアしないときは、前記前洗浄工程まで逆戻りし、
それまでの各工程(前記前洗浄工程,前記給水工程,前
記薬液注入工程,前記攪拌工程,前記測定工程およびそ
れぞれの確認工程)を繰り返し行う。そして、前記繰返
し回数が所定回数に達したときは異常と判定する。
【0019】以上のように、この発明における測定方法
の第二形態によれば、各工程の作動を確認するので、測
定ミスの発生を確実に防止することができる。とくに、
前記前洗浄工程がクリアされたときは、薬液注入前の透
過光強度の測定が終了したことになり、また前記測定工
程の確認工程がクリアされたときは、前記薬液注入工程
における薬液注入量が所定量注入されたことになり、ま
た被測定液の濃度値が許容される規定値内にあることを
確認したことになるので、つぎの判定工程における動作
(報知)を容易にすることができる。また、前記前洗浄
工程および前記測定工程のそれぞれの確認工程は、被測
定液の濃度測定に用いる前記発光体と前記受光体とによ
る透過光強度を測定して確認工程を行うので、特別な機
構等を必要とせずに行うことができる。しかも、前記測
定工程にあっては、その測定と確認工程を同時に行うこ
とができるので、作業効率が大幅に向上する。
【0020】そして、前記第二形態においては、前記各
確認工程のうち、前記前洗浄工程と前記測定工程の確認
工程のみを行い、他の各工程の確認工程を省略した構成
の測定方法とすることも、実施に応じて好適である。
【0021】つぎに、この発明における測定方法の第三
形態は、前記第一形態による測定方法に加えて、信頼性
を向上させるようにしたものである。前記第一形態の測
定方法は、前記判定工程が終った時点で測定が終了し、
次回の測定工程となるが、より精度向上を図るために
は、次回の測定工程の前に、前記透明容器を洗浄してお
く方が好ましい。したがって、この第三形態において
は、前記判定工程の後に、前記透明容器を洗浄する後洗
浄工程を備えている。この後洗浄工程は、前記判定工程
後、前記透明容器内へ被測定液を導入して測定済被測定
液を押し流しつつ、かつ攪拌しながら洗浄するものであ
る。そして、この後洗浄工程にあっては、前記第一形態
と同様、前記薬液注入工程の前に被測定液の透過光強度
を測定する工程も含んでいる。また、前記判定工程にお
ける判定結果を外部へ報知する工程も含んでおり、さら
にこの報知工程が前記判定工程に続いて行われるように
構成している。
【0022】以上のように、この発明における測定方法
の第三形態によれば、測定作業を全自動化したので、測
定作業の能率を大幅に向上することができることはもち
ろん、さらに測定精度を向上することができる。
【0023】最後に、この発明における測定方法の第四
形態は、前記第二形態および前記第三形態による測定方
法に加えて、さらに信頼性を向上させるようにしたもの
である。この第四形態は、前記第三形態における前記後
洗浄工程が正常に作動したか否かを確認する確認手段に
よって確認工程を行う方法である。すなわち、前記後洗
浄工程における確認工程は、前記後洗浄工程終了後、前
記発光体と前記受光体とにより前記透明容器内の被測定
液の透過光強度を測定し、この測定値が予め設定した規
定値をクリアしたときは、前記後洗浄工程が終了してリ
ターンし、規定値をクリアしないときは、前記後洗浄工
程とこの確認工程を繰り返し行う。そして、前記繰返し
回数が所定回数に達したときは異常と判定する。
【0024】そして、この第四形態においては、前記第
二形態と同様、前記確認工程のうち、前記前洗浄工程と
前記測定工程の確認工程のみを行い、他の工程の確認工
程を省略した構成の測定方法とすることも、実施に応じ
て好適である。
【0025】以上のように、この発明における測定方法
の第四形態によれば、前記第二形態および前記第三形態
に加えて、測定精度のさらなる向上と測定ミスの発生を
確実に防止することができる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。ここに説明する具体的実施例は、
液状試薬,すなわち薬液を用い、この薬液を定量ずつ吐
出することにより、水の硬度を測定する硬度測定装置に
ついて、この発明を実施した場合の実施例として説明す
る。図1は、この発明を実施した液体濃度の測定装置
(この実施例では、硬度測定装置)の構成を概略的に示
す断面説明図であり、また図2は、薬液注入手段として
の液体吐出装置の構成を概略的に示す断面説明図であ
る。
【0027】図1および図2において、この発明を実施
する硬度測定装置は、基本的に被測定液の変色を測定す
る測定手段を備えた透明容器1と、この透明容器1に着
脱自在に装着する液体吐出装置2とにより構成されてい
る。
【0028】まず、被測定液を収容する透明容器1につ
いて、その概略を説明すると、この透明容器1は、アク
リル樹脂を成形した円筒であって、その上部には、後述
する液体吐出装置2を接続する蓋部材3が設けてあり、
また下部には被測定液を攪拌する攪拌手段としての攪拌
装置4が設けられている。そして、この透明容器1内へ
の被測定液の導入機構と前記透明容器1内からの測定済
被測定液の排出機構として、前記攪拌装置4の上方所定
位置に、電磁弁5,定流量弁6およびフィルタ7を備え
た供給ライン8を接続するとともに、この供給ライン8
より上方所定位置に排出ライン9を接続し、この各接続
部の前記透明容器1に小孔流路10,10をそれぞれ穿
設している。また、前記透明容器1の外側所定位置に、
前記透明容器1内における被測定液の変色を測定する測
定手段として、たとえば一対または複数対のLED,フ
ォトトランジスタ等の発光体11と受光体12とからな
る比色検出機構と、検出した測定値を判定する機能を備
えた制御器(図示省略)が設けられている。
【0029】前記蓋部材3は、図1に示すように、前記
透明容器1の上端部に適宜の手段で装着してあり、中央
部に液体吐出装置2の先端部を挿入する穴13が設けら
れている。
【0030】前記攪拌装置4は、図1に示すように、前
記透明容器1の底面中心部に設けた突起部(符号省略)
の上に磁石(符号省略)を内蔵した攪拌子14を挿入
し、この攪拌子14が位置する部位に対応して前記透明
容器1の外周壁に電磁誘動コイルを備えたステータ15
を嵌入し、このステータ15を支持する保持手段(たと
えば、前記透明容器1の下部に凹状の溝を設け、この溝
部にクリップを挿入して固定する。)を設けている。そ
して、前記ステータ15には、電流を供給する電気導体
( 図示省略)が接続されている。
【0031】さて、前記透明容器1内へ薬液を定量ずつ
吐出する液体吐出装置2は、図1および図2に示すよう
に、前記透明容器1の蓋部材3に適宜の手段で固定する
本体16と、この本体16に着脱自在に装着する液体カ
セット17とにより構成されている。
【0032】前記本体16には、後述する弾性チューブ
18を押圧し、薬液を定量ずつ吐出する押圧ローラ19
が設けられている。この押圧ローラ19は、回転駆動軸
20に固着された駆動アーム21の先端部に回転自在に
装着されており、この回転駆動軸20の回転運動に伴っ
て、自転しつつ弾性ユーブ18を押圧する。そして、前
記回転駆動軸20は、カップリング(図示省略)を介し
て前記本体16に設けられた駆動モータ(図示省略)と
連結されている。この駆動モータは、硬度測定装置の測
定タイミングに連動して駆動するもので、測定タイミン
グに対応して薬液の定量吐出を行うように、前記回転駆
動軸20を介して前記押圧ローラ19に回転運動を行わ
せる。さらに、前記回転駆動軸20には、詳細な説明は
省略するが、この回転駆動軸20が測定タイミングに対
応して確実に回転したか否かを検出する適宜なセンサ
(図示省略)が設けられている。
【0033】前記液体カセット17は、その内部に、シ
リコンゴム等により形成された弾性チューブ18と、薬
液等の吐出すべき液体を収容した貯留体22と、前記押
圧ローラ19の非作用時において、前記弾性チューブ1
8内へ空気が逆流するのを防止する逆止弁23とを一体
構造とした液体カートリッジ24を収納している。この
液体カートリッジ24は、前記弾性チューブ18の一端
に前記貯留体22を接続するとともに、他端に前記逆止
弁23を接続したものとして構成されている。この一体
構造により、薬液が空気に触れることがないことはもち
ろん、気泡混入と云う問題が発生しない構成となってお
り、また前記逆止弁23の機能と相まって、薬液の効能
維持を図っている。
【0034】つぎに、前記液体カセット17について具
体的に説明すると、この液体カセット17は、合成樹脂
等で成形されたカセットケース25により構成されてい
る。このカセットケース25は、図2に明白なように、
その上部には前記貯留体22を収容する収容部26が形
成されており、またその下部には前記本体16内に密に
嵌合する寸法を有した吐出部27が形成されており。こ
の吐出部27には、前記押圧ローラ19と共働する円弧
状ガイド部28と、前記押圧ローラ19の回転時、この
押圧ローラ19が前記吐出部27内へ出入りする窓部2
9が形成されている。
【0035】そして、このカセットケース25は、第一
ケース部材30と第二ケース部材31とに分割形成され
ており、この両ケース部材30,31を接合することに
より、前記液体カートリッジ24を収納する構成で、具
体的には、前記第一ケース部材30の下部に前記円弧状
ガイド部28を形成し、また前記第二ケース部材31の
下部に前記窓部29を形成している。そして、前記両ケ
ース部材30,31の上部には、両者を接合することに
より前記収容部26が形成される構成となっている。さ
て、前記両ケース部材30,31内へ前記液体カートリ
ッジ24を収納して前記液体カセット17を構成するに
際しては、前記弾性チューブ18と前記貯留体22との
接続部32および前記弾性チューブ18と前記逆止弁2
3とを接続する口金部33とを前記両ケース部材30,
31で挟持した状態で接合する。これにより、前記弾性
チューブ18と前記貯留体22および前記逆止弁23と
の接続が確実なものとなり、前記弾性チューブ18の両
接続部分からの薬液の漏れを確実に防止するとともに、
両接続部分から空気が流入する事態も確実に防止するこ
とができる。さらには、前記弾性チューブ18が両接続
部分から抜け出る等の離脱も効果的に防止することがで
きる。
【0036】さて、前記構成の硬度測定装置における被
測定液の硬度測定について説明すると、まず硬度測定の
第一実施例を図3に示すフロー図に基づいて説明する。
この第一実施例においては、まず最初に、被測定液を収
容する透明容器1内へ供給ライン8の電磁弁5を開いて
被測定液を供給すると同時に、攪拌装置4をONして被
測定液を攪拌しつつ、前記透明容器1内を前洗浄する工
程を行う。
【0037】ついで、前記攪拌装置4をOFFとし、前
記透明容器1内へ被測定液を所定量供給して前記電磁弁
5を閉じる給水工程を行う。
【0038】ついで、薬液注入前の被測定液の透過光強
度を発光体11と受光体12とにより測定し、この測定
値を制御器(図示省略)へ入力する。この薬液注入前の
測定は、後述する判定工程において、透過光強度比を演
算するために行うものであるが、この測定は、必ずしも
その都度行う必要はなく、その日の測定開始時あるいは
所定回数ごとに行う等、間欠的に行うことも好適であ
る。
【0039】ついで、液体吐出装置2をONし、所定量
の薬液を被測定液へ注入する薬液注入工程を行う。この
とき、前記攪拌装置4をONし、被測定液を攪拌しつつ
薬液の注入を行うと、つぎの攪拌工程を効率的に行うこ
とができ、好適である。
【0040】ついで、前記攪拌装置4をONして両液を
攪拌する攪拌工程を行い、両液を充分に攪拌した後、前
記攪拌装置4をOFFする。
【0041】ついで、発光体11と受光体12とによ
り、攪拌によって変色した被測定液の透過光強度を測定
する測定工程に移る。
【0042】ついで、前記測定工程における測定値に基
づいて、透過光強度比(変色後の透過光強度/薬液注入
前の被測定液の透過光強度)を演算し、この演算値に基
づいて被測定液の硬度を判定する判定工程を行う。
【0043】そして、最後に、前記判定工程における判
定結果を制御器(図示省略)を介して外部へ報知し、硬
度測定を終了する。ここにおける外部への報知工程は、
前記判定工程に続いて行われる。また、この外部への報
知工程は、必要に応じて行う工程である。
【0044】つぎに、硬度測定の第二実施例を図4に示
すフロー図に基づいて説明する。この第二実施例にあっ
ては、図3のフロー図に示した硬度測定方法のうち、前
記判定工程を除くそれぞれの工程が正常に作動したか否
かを確認する確認工程を行う方法である。
【0045】まず、前記前洗浄工程における確認工程
は、この前洗浄工程終了後、前記透明容器1内の被測定
液を前記測定工程において使用する前記発光体11と前
記受光体12とにより、前記薬液注入工程の前に被測定
液の透過光強度を測定する工程によって行い、この測定
値が予め設定した規定値をクリアしたときは、つぎの給
水工程へ移行し、規定値をクリアしないときは、前記前
洗浄工程とこの確認工程とを繰り返し行う。そして、前
記繰返し回数が所定回数(たとえば、3回)に達したと
きは異常と判定し、制御器(図示省略)を介して異常を
報知する。
【0046】つぎに、前記給水工程における確認工程
は、前記透明容器1内の所定水位まで給水されたか否か
を適宜確認し(たとえば、被測定液の有無を前記発光体
11と前記受光体12とによる透過光強度の検出により
確認する。)、所定水位まで給水されたときは、つぎの
薬液注入工程へ移行し、給水されないときは、給水工程
を繰り返し行う。そして、前記繰返し回数が所定回数
(たとえば、2回)に達したときは異常と判定し、制御
器を介して異常を報知する。
【0047】つぎに、前記薬液注入工程における確認工
程は、液体吐出装置2の回転駆動軸20にセンサ(図示
省略)を設け、この回転駆動軸20の作動を確認する。
この回転駆動軸20が正常に作動すれば、つぎの攪拌工
程へ移行し、作動しないときは、前記前洗浄工程まで逆
戻りし、それまでの各工程(前記前洗浄工程,前記給水
工程,前記薬液注入工程およびそれぞれの確認工程)を
繰り返し行う。そして、前記繰返し回数が所定回数(た
とえば、2回)に達したときは異常と判定し、制御器を
介して異常を報知する。
【0048】つぎに、前記攪拌工程における確認工程
は、薬液が被測定液よりも比重が重い点に鑑み、前記前
洗浄工程の確認工程と同様、被測定液の透過光強度を検
出して、前記透明容器1内に設けた攪拌子14が回転し
たか否かを確認する。この攪拌子14が回転したと確認
されたときは、つぎの測定工程へ移行し、この攪拌子1
4の回転が確認されないときは、繰り返し攪拌工程を行
う。そして、前記繰返し回数が所定回数(たとえば、2
回)に達したときは異常と判定し、制御器を介して異常
を報知する。
【0049】つぎに、前記測定工程における確認工程
は、前記測定工程で測定した規定値に基づいて透過光強
度比を演算し、この演算した数値が予め設定した規定値
をクリアしたときは、つぎの判定工程へ移行し、規定値
をクリアしないときは、前記前洗浄工程まで逆戻りし、
それまでの各工程(前記前洗浄工程,前記給水工程,前
記薬液注入工程,前記攪拌工程,前記測定工程およびそ
れぞれの確認工程)を繰り返し行う。そして、前記繰返
し回数が所定回数(たとえば、2回)に達したときは異
常と判定し、制御器を介して異常を報知する。
【0050】ここで、前記第二実施例の変形例について
図5に示すフロー図に基づいて説明する。この変形例
は、前記図4に示す確認工程のうち、前記前洗浄工程と
前記測定工程がそれぞれ正常に作動したか否かを確認す
る確認工程のみを行う方法である。そして、この両確認
工程は、前記第二実施例と同様であるので、詳細な説明
は省略する。
【0051】つぎに、硬度測定の第三実施例を図6に示
すフロー図に基づいて説明する。この第三実施例にあっ
ては、前記第一実施例による測定方法に加えて前記判定
工程のつぎに後洗浄工程を行う方法である。この後洗浄
工程は、前記判定工程後、前記透明容器1内へ被測定液
を導入して測定済被測定液を押し流しつつ、前記透明容
器1内を洗浄する。このとき、前記攪拌装置4をONし
て攪拌しながら洗浄すると効果的である。そして、この
第三実施例においても、前記第一実施例と同様、前記薬
液注入工程の前に被測定液の透過光強度を測定する工程
を行うことが好ましい。
【0052】つぎに、硬度測定方法の第四実施例を図7
に示すフロー図に基づいて説明する。この第四実施例に
あっては、前記第三実施例における前記後洗浄工程が正
常に作動したか否かを確認する確認工程を行う方法であ
る。
【0053】この確認工程は、前記後洗浄工程終了後、
前記発光体11と前記受光体12とにより前記透明容器
1内の被測定液の透過光強度を測定し、この測定値が予
め設定した規定値をクリアしたときは、前記後洗浄工程
が終了してリターンし、規定値をクリアしないときは、
前記後洗浄工程とこの確認工程を繰り返し行う。そし
て、前記繰返し回数が所定回数(たとえば、2回)に達
したときは異常と判定し、制御器(図示省略)を介して
異常を報知する。
【0054】ここで、前記第四実施例の変形例について
図8に示すフロー図に基づいて説明する。この変形例
は、前記図7に示す確認工程のうち、前記前洗浄工程と
前記測定工程がそれぞれ正常に作動したか否かを確認す
る確認工程のみを行う方法である。そして、この両確認
工程は、前記第二実施例および前記第四実施例と同様で
あるので、詳細な説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した液体濃度の測定装置の構成
を概略的に示す断面説明図である。
【図2】図1の液体吐出装置の構成を概略的に示す断面
説明図である。
【図3】この発明の第一実施例に係る測定方法のフロー
図である。
【図4】この発明の第二実施例に係る測定方法のフロー
図である。
【図5】この発明の第二実施例に係る測定方法の変形例
を示すフロー図である。
【図6】この発明の第三実施例に係る測定方法のフロー
図である。
【図7】この発明の第四実施例に係る測定方法のフロー
図である。
【図8】この発明の第四実施例に係る測定方法の変形例
を示すフロー図である。
【図9】従来の液体濃度の測定装置としての硬度センサ
の概略断面説明図である。
【符号の説明】
1 透明容器 2 液体吐出装置 4 攪拌装置 8 供給ライン 9 排出ライン 11 発光体 12 受光体 14 攪拌子
フロントページの続き (72)発明者 武智 貞利 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 一色 克文 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 若狭 暁 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内 (72)発明者 浮穴 雄二 愛媛県松山市堀江町7番地 株式会社三浦 研究所内 Fターム(参考) 2G054 AA02 AB10 BB05 BB10 CA03 CA08 CA10 CD04 EA04 EB04 EB05 FA06 FA32 FA33 FA50 FB02 JA02 JA20

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定液を薬液と反応させ、この反応に
    よる被測定液の変色を検出することによって被測定液の
    濃度を測定する方法であって、被測定液を収容する容器
    を前洗浄する工程と、前記容器内へ被測定液を所定量給
    水する工程と、給水された被測定液中へ所定量の薬液を
    注入する工程と、前記容器内の被測定液と薬液とを攪拌
    する工程と、両液の攪拌後、被測定液の変色を測定する
    工程と、この測定値に基づいて被測定液の濃度を判定す
    る工程とからなることを特徴とする液体濃度の測定方
    法。
  2. 【請求項2】 被測定液を薬液と反応させ、この反応に
    よる被測定液の変色を検出することによって被測定液の
    濃度を測定する方法であって、被測定液を収容する容器
    を前洗浄する工程と、前記容器内へ被測定液を所定量給
    水する工程と、給水された被測定液中へ所定量の薬液を
    注入する工程と、前記容器内の被測定液と薬液とを攪拌
    する工程と、両液の攪拌後、被測定液の変色を測定する
    工程と、この測定値に基づいて被測定液の濃度を判定す
    る工程とからなり、さらに前記各工程のうち少なくとも
    前記前洗浄工程および前記測定工程において、前記両工
    程がそれぞれ予め設定した規定値をクリアしたか否かを
    確認する工程を行うことを特徴とする液体濃度の測定方
    法。
  3. 【請求項3】 被測定液を薬液と反応させ、この反応に
    よる被測定液の変色を検出することによって被測定液の
    濃度を測定する方法であって、被測定液を収容する容器
    を前洗浄する工程と、前記容器内へ被測定液を所定量給
    水する工程と、給水された被測定液中へ所定量の薬液を
    注入する工程と、前記容器内の被測定液と薬液とを攪拌
    する工程と、両液の攪拌後、被測定液の変色を測定する
    工程と、この測定値に基づいて被測定液の濃度を判定す
    る工程と、判定後、前記容器内を後洗浄する工程とから
    なることを特徴とする液体濃度の測定方法。
  4. 【請求項4】 被測定液を薬液と反応させ、この反応に
    よる被測定液の変色を検出することによって被測定液の
    濃度を測定する方法であって、被測定液を収容する容器
    を前洗浄する工程と、前記容器内へ被測定液を所定量給
    水する工程と、給水された被測定液中へ所定量の薬液を
    注入する工程と、前記容器内の被測定液と薬液とを攪拌
    する工程と、両液の攪拌後、被測定液の変色を測定する
    工程と、この測定値に基づいて被測定液の濃度を判定す
    る工程と、判定後、前記容器内を後洗浄する工程とから
    なり、さらに前記各工程のうち少なくとも前記前洗浄工
    程および前記測定工程において、前記両工程がそれぞれ
    予め設定した規定値をクリアしたか否かを確認する工程
    を行うことを特徴とする液体濃度の測定方法。
  5. 【請求項5】 前記前洗浄工程が、前記容器内へ被測定
    液を導入しつつ、かつ攪拌しながら洗浄することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体濃度の
    測定方法。
  6. 【請求項6】 前記薬液注入工程が、被測定液を攪拌し
    つつ注入することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の液体濃度の測定方法。
  7. 【請求項7】 前記測定工程が、発光体と受光体とによ
    り被測定液の透過光強度を測定することを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の液体濃度の測定方
    法。
  8. 【請求項8】 前記濃度判定工程が、透過光強度比の演
    算結果に基づいて判定することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の液体濃度の測定方法。
  9. 【請求項9】 前記確認工程が、所定回数行われたとき
    異常と判定することを特徴とする請求項2または請求項
    4に記載の液体濃度の測定方法。
  10. 【請求項10】 前記後洗浄工程が、前記容器内へ被測
    定液を導入して測定済被測定液を押し流しつつ、かつ攪
    拌しながら洗浄することを特徴とする請求項3または請
    求項4に記載の液体濃度の測定方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の液体濃度の測定方法であって、前記薬液注入工程の前
    に被測定液の透過光強度を測定する工程を含むことを特
    徴とする液体濃度の測定方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の液体濃度の測定方法であって、前記判定工程における
    判定結果を外部へ報知する工程を含むことを特徴とする
    液体濃度の測定方法。
  13. 【請求項13】 前記外部報知工程が、前記判定工程に
    続いて行われることを特徴とする請求項12に記載の液
    体濃度の測定方法。
  14. 【請求項14】 被測定液を薬液と反応させ、この反応
    による被測定液の変色を検出することによって被測定液
    の濃度を測定する測定装置であって、被測定液を収容す
    る透明容器1と、該透明容器1への薬液注入手段と、前
    記透明容器1内に設けた攪拌手段と、前記透明容器1内
    における被測定液の変色を測定する測定手段と、さらに
    前記透明容器1内への被測定液の導入機構と前記透明容
    器1内からの測定済被測定液の排出機構とを備えたこと
    を特徴とする液体濃度の測定装置。
  15. 【請求項15】 前記薬液注入手段が、薬液を定量吐出
    する液体吐出装置2であることを特徴とする請求項14
    に記載の液体濃度の測定装置。
  16. 【請求項16】 前記攪拌手段が、前記透明容器1内に
    挿入した攪拌子14を前記透明容器1の外部から回転さ
    せる構成とした攪拌装置4であることを特徴とする請求
    項14に記載の液体濃度の測定装置。
  17. 【請求項17】 前記測定手段が、発光体11と受光体
    12とからなる比色検出機構と、検出した測定値を判定
    する機能を備えた測定装置であることを特徴とする請求
    項14に記載の液体濃度の測定装置。
  18. 【請求項18】 前記導入機構が、前記透明容器1の下
    部に供給ライン8を接続した構成であり、また前記排出
    機構が、前記透明容器1の上部に排出ライン9を接続し
    た構成であることを特徴とする請求項14に記載の液体
    濃度の測定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046985A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Miura Co Ltd 液体濃度測定用組成物並びにこの組成物を使用する液体濃度測定方法および液体濃度測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046985A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Miura Co Ltd 液体濃度測定用組成物並びにこの組成物を使用する液体濃度測定方法および液体濃度測定装置

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