JP2000161436A - ねじり振動ダンパ - Google Patents

ねじり振動ダンパ

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JP2000161436A
JP2000161436A JP10343436A JP34343698A JP2000161436A JP 2000161436 A JP2000161436 A JP 2000161436A JP 10343436 A JP10343436 A JP 10343436A JP 34343698 A JP34343698 A JP 34343698A JP 2000161436 A JP2000161436 A JP 2000161436A
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JP
Japan
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guide
vibration damper
torsional vibration
spring
disk
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JP10343436A
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English (en)
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Ulrich Rohs
ウルリッヒ・ロース
Dietmar Heidingsfeld
デイートマール・ハイデイングスフエルト
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Rohs Voigt Patentverwertungs GmbH
Original Assignee
Rohs Voigt Patentverwertungs GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばねが異なる方法で保持されるように、ね
じり振動ダンパを改良する。 【解決手段】 ねじり振動ダンパは、接線方向に配置さ
れたばね16,17のためのガイド14,15を備えて
いる。。このガイドは半径方向におけるばねの曲がりを
防止するようにばね内に挿入されている。このガイドは
特に、二次部品として役立つねじり振動ダンパの円板1
にばねを取付けるために適している。ばねと共にガイド
を容易に組み込みできるようにするために、ガイドは円
板内にスナップ止め可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円板上に接線方向
に配置された少なくとも1個のばねを備えたねじり振動
ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】ねじり振動ダンパは一般的に、規則的な
間隔をおいて接線方向に配置された複数のばねを備えて
いる。このばねは一次部品の窓内に保持されている。こ
の窓は半径方向に延びる側面を有し、この側面の間にば
ねが挟まれている。窓は更に、接線方向に延びる側面を
有し、この側面のうちの半径方向外側の側面が、高回転
数時に、ばねの大きな膨らみを防止する。
【0003】従って、ばねが窓内に固定保持されている
ので、強い遠心力の場合にも、保持状態からのばねの不
意の曲がりまたはばねの落下が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、ばねが他の方法で保持されるように、冒頭に述べ
たねじり振動ダンパを改良することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、ねじり振動
ダンパがガイドを備え、このガイドが、半径方向へのば
ねの曲がりを阻止するように、ばねの中に挿入されてい
ることによって解決される。本発明によるガイドによ
り、ねじり振動ダンパの一次部品または二次部品の半径
方向最も外側の範囲にばねを配置することができ、それ
によってばねに作用する回転モーメントを高めることが
できる。従って、半径方向外側にある窓画成部はもはや
必要ではない。本発明によるばね保持部の場合には、高
い回転数の際、半径方向内側にあるばねの部分がガイド
の内面を押し、ばねの過剰の半径方向膨らみを回避す
る。
【0006】これは、ねじり振動ダンパを小さな直径に
製作可能であるかあるいは同じばね寸法のときにばねが
一層半径方向外側に配置されることにより、ねじり振動
ダンパの性能が高まるという利点がある。円板が二次部
品の一部であると特に有利である。二次部品上にばねを
配置すると、本発明によるばねガイドの場合特に有利で
ある。なぜなら、構造的な理由から、半径方向外側に位
置する窓画成部が不要になるからである。従って、ばね
は二次部品の円板のU字状凹部内に固定可能である。こ
の場合、ばねの外面は円板の半径方向最も外側の範囲ま
で延びている。
【0007】円板の反対側の2個所にガイドを固定する
ために、ガイドがばねの全長にわたって延びていること
が提案される。ばねの端面に設けられた接触面は、ばね
を予め定めた位置に保持するために適し、複数のばねを
互いに同軸に配置することを可能にする。ガイドの簡単
な固定は、ガイドが円板に形状補完的に連結されている
ことによって達成可能である。しかし、用途に応じて、
溶接または例えばすえ込みのような塑性変形によって、
連結を行うと有利である。
【0008】ガイド円板にスナップ止め可能であると特
に有利である。そのために、ガイドまたはガイドの一部
が変形可能であることが提案される。ガイドの変形は、
円板内へのその組み込みを容易にし、係止保持を可能に
する。ガイドがその固有の質量と特にばねの質量の結果
としての半径方向に作用する遠心力に耐えるようにする
ために、ガイドが円板の平面に対して垂直に変形可能で
あると特に有利である。このような選択的な変形可能性
は一方ではガイドの組み込みを容易にし、他方では半径
方向に作用する力に対するガイドの強度が損なわれるこ
とがない。
【0009】有利な実施形では、ガイドが両端面に、円
板と協働するために1つずつの凹部を有し、この凹部が
円板平面内で揺動可能な突起に形成されている。それに
よって、このガイドは均質な材料で作ることができる。
この場合、ガイドの部分の材料厚さが異なると、ガイド
の選択的な変形につながる。ガイドの有利な材料は合成
樹脂である。というのは、合成樹脂の場合、製作コスト
が安く、さまざまな弾性値および強度が得られるからで
ある。
【0010】ガイドの変形、特に係止連結に関するガイ
ドの変形について説明したが、円板を合成樹脂で製作あ
るいは少なくとも可撓性に製作することができる。それ
によって、円板の変形によっても係止連結を行うことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態が図に示して
ある。次に、この実施の形態について詳しく説明する。
図1〜5はそれぞれねじり振動ダンパの二次部品1,
2,3,4,5を示している。この場合それぞれ、二次
部品の一方の半分だけが示してある。二次部品の他方の
半分は鏡像対称的に形成されている。
【0012】図1に示した二次部品1は、平らな底面7
と2つの側面8,9を有するほぼU字形の凹部6を有す
る。この凹部にはそれぞれ、突出する要素10,11が
設けられている。この突出する要素10,11は接触面
12,13を備え、この接触面はそれぞれU字状の内面
の方に突出する円形隆起部14,15を備えている。こ
の隆起部には小さなばね16が嵌め込み可能である。
【0013】この小さなばね16と同心的に大きなばね
17が設けられている。このばねは接触面12,13に
支持され、小さなばね16と同様に円板1のU字状の窓
6内に接線方向に配置されている。円形の隆起部14,
15は本実施の形態では、内側の小さなばね16の中に
少しだけ突出しており、それによって小さな半径方向力
の場合にのみ半径方向へのばねの曲がりを防止する。半
径方向力が大きい場合には、ばねに作用する半径方向力
に対抗するために、円形の隆起部14,15をばねの中
に更に挿入する必要がある。
【0014】図に示した他のU字形の凹部18には、他
の接触面19,20が示してある。この場合、特にばね
の中央で、遠心力によってばねが半径方向に膨らまない
ようにするために、円形隆起部21,22の少なくとも
一方がばねの中に更に挿入されている。ばねの挿入を容
易にするために、隆起部21と22の間には隙間23が
形成されている。これにより、隆起部21,22は二次
部品の円板1と一体に形成することができる。
【0015】図2の左側には、ばね24の全長にわたっ
て延びるガイド25が示してあり一方、右側には、互い
に同軸に配置されたばね27,28のためのガイド24
が示してある。互いに同軸に設けられたばね27,28
は2つの接触面29,30の間で延び、左側に示した個
々のばね24は二次部品の円板2に直接接触している。
【0016】両ガイド25,26はその半径方向内側
に、ばねを円弧に沿って圧縮できるようにするために、
凹形の面を有する。ばねは実際にはそのほとんが外側に
やや湾曲させて挿入されるので、ガイド25,26の凹
形の内面31,32に接触する。図3は互いに鋭角に配
置された端面35,36,37,38を有するガイド3
3,34を示している。この端面は、特に半径方向外側
に作用する力がガイド33,34と円板3の間の接触面
によって受け止められるように、円板3に挿入されてい
る。
【0017】図4は円板4におけるガイド39,40の
他の固定方法を示している。ガイド39の端面41,4
2には、ウェブ43,44を介して、円板4に対して垂
直に延びる円筒体45,46が固定されている。この円
筒体は円板4の対応する凹部47,48内に固定されて
いる。図5は特に有効であることが実証された実施の形
態を示している。この実施の形態の場合には、ガイド4
9,50が係止装置によって二次部品の円板5に固定さ
れている。ガイドの形は図5,6から明らかである。ガ
イド50の両端面51,52にはそれぞれ、円板5と協
働するための凹部53,54が設けられている。凹部5
3または54の背後まで達する側方の切込み55,56
によって、凹部と切込みの間に、突起57,58が形成
される。この突起は円板5の平面内で揺動可能である。
【0018】図7は円板5の平面内での突起57,58
の揺動を示している。この揺動により、円板5のU字状
凹部64の両側面62,63のU字状の凹部60,61
に、ガイド50をばね59と共に容易に挿入することが
できる。ガイド49,50は特に、合成樹脂から製作さ
れている。この合成樹脂は突起57,58の曲げを可能
にする。突起57,58の傾斜した面65,66は円板
5の凹部60,61へのガイド50の挿入を容易にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】異なる長さにわたってばねの中に設けられた2
つのガイドを示す図である。
【図2】ばねの全長にわたって延びる2つのガイドを示
す図である。
【図3】図2のばねガイドの他の固定構造を示す図であ
る。
【図4】図2のばねガイドの他の固定構造を示す図であ
る。
【図5】図2のばねガイドのスナップ止め式固定構造を
示す図である。
【図6】図5のガイドの係止状態を示す部分図である。
【図7】図5のガイドの係止解除状態を示す部分図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 円板 12,13,29,30 接触面 14,15,21,22,25,26,33,34,3
9,40,49,50ガイド 16,17,24,27,28,59 ばね 51,52 端面 53 凹部 57,58 突起

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板(1〜5)上に接線方向に配置され
    た少なくとも1個のばね(16,17,24,27,2
    8,59)を備えたねじり振動ダンパにおいて、ねじり
    振動ダンパがガイド(14,15,21,22,25,
    26,33,34,39,40,49,50)を備え、
    このガイドが、半径方向へのばねの曲がりを阻止するよ
    うに、ばねの中に挿入されていることを特徴とするねじ
    り振動ダンパ。
  2. 【請求項2】 円板(1〜5)が二次部品の一部である
    ことを特徴とする請求項1記載のねじり振動ダンパ。
  3. 【請求項3】 ガイド(25,26,33,34,3
    9,40,49,50)がばね(24,27,28,5
    9)の全長にわたって延びていることを特徴とする請求
    項1または2記載のねじり振動ダンパ。
  4. 【請求項4】 ばねの端面に接触面(12,13,2
    9,30)が設けられていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一つに記載のねじり振動ダンパ。
  5. 【請求項5】 ガイド(25,26,33,34,3
    9,40,49,50)が円板(2,3,4,5)に形
    状補完的に連結されていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載のねじり振動ダンパ。
  6. 【請求項6】 ガイド(14,15,21,22,2
    5,26,33,34,39,40,49,50)が溶
    接によって円板(2,3,4,5)に連結されているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のね
    じり振動ダンパ。
  7. 【請求項7】 ガイド(14,15,21,22,2
    5,26,33,34,39,40,49,50)が塑
    性変形によって円板(2,3,4,5)に連結されてい
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載
    のねじり振動ダンパ。
  8. 【請求項8】 ガイド(50)が円板(5)にスナップ
    止め可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か一つに記載のねじり振動ダンパ。
  9. 【請求項9】 ガイド(50)またはガイド(50)の
    一部が変形可能であることを特徴とする請求項1〜8の
    いずれか一つに記載のねじり振動ダンパ。
  10. 【請求項10】 ガイド(50)が円板(5)の平面に
    対して垂直に変形可能であることを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか一つに記載のねじり振動ダンパ。
  11. 【請求項11】 ガイド(50)が両端面(51,5
    2)に、円板(5)と協働するために1つずつの凹部
    (53,53)を有し、この凹部が円板平面内で揺動可
    能な突起(57,58)に形成されていることを特徴と
    する請求項1〜10のいずれか一つに記載のねじり振動
    ダンパ。
  12. 【請求項12】 ガイド(25,26,33,34,3
    9,40,49,50)が合成樹脂で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の
    ねじり振動ダンパ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7920087B2 (en) 2007-08-10 2011-04-05 Denso Corporation Apparatus for estimating state of vehicle located in frontward field

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7920087B2 (en) 2007-08-10 2011-04-05 Denso Corporation Apparatus for estimating state of vehicle located in frontward field

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