JP2000161084A - 燃料加温装置 - Google Patents

燃料加温装置

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JP2000161084A
JP2000161084A JP10335118A JP33511898A JP2000161084A JP 2000161084 A JP2000161084 A JP 2000161084A JP 10335118 A JP10335118 A JP 10335118A JP 33511898 A JP33511898 A JP 33511898A JP 2000161084 A JP2000161084 A JP 2000161084A
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fuel
heat exchanger
signal
opening
water level
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JP10335118A
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English (en)
Inventor
Shunji Hosaka
俊二 保坂
Tetsuya Funatsu
徹也 船津
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料温度制御における応答を早めると共に、
燃料流量が急変する場合の温度追従を良好に保ち、機器
構成を簡素化すること。 【解決手段】 燃料加温装置の制御部は偏差演算器7、
PI演算器8、加算器10、関数発生器11を備えてい
る。PI演算器8が偏差演算器7から与えられる偏差信
号に基づいて演算し、第1開度信号を出力する。加算器
10は関数発生器11が入力される燃料流量に基づいて
演算した第2開度信号と第1開度信号とを加算し、蒸気
量を調節する温度調節弁9に開度指令信号を出力する。
関数発生器11は燃料流量毎に目標の温度に加熱するの
に必要な蒸気量を供給する開度を与える関係式を内蔵し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービン燃料を
加温するために用いられる燃料加温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンにおいては作動媒体である
燃焼ガスを得るのに圧縮機から供給される圧縮空気に燃
料を加えて燃焼することで高温、高圧の燃焼ガスを得る
ようにしている。燃料には典型的なクリーンエネルギで
ある液化天然ガス(以下、LNGと称する)が使用され
る。LNGは燃料として好ましい特性を有するが、貯蔵
容器から燃料系統を通してガスタービンの燃焼器に送る
までに当初の低温状態から望ましい温度に加熱する必要
があり、燃料系統には燃料加温装置を備えなければなら
ない。
【0003】燃料加温装置を備えた燃料系統の主要な機
器をガスタービンと共に図11に示している。空気は圧
縮機31に吸い込まれて内部で圧縮される。この空気は
燃焼器32に送られる。一方、燃料(LNG)が燃料タ
ンク(図示せず)から加温器としての熱交換器1に供給
される。ここで、燃料は蒸気系統2を通して送られる蒸
気で加熱される。加熱された燃料は燃料系統3を通って
燃料調節弁4において適正な量に調節され、燃焼器32
で上述した圧縮空気中に混合される。燃焼器32では燃
焼により高温の燃焼ガスが生成する。この燃焼ガスがガ
スタービン33に供給され、内部で膨張して仕事が行わ
れる。この仕事により発電機34が回転し、電気出力が
得られるようになっている。
【0004】ところで、LNGは加温の前は空気中の水
蒸気を氷結させる程の極く低温状態にあり、熱交換器1
においてはこうした氷結を起こさない程度に加温しなけ
ればならない。加温は上記したように蒸気系統2からの
蒸気によって行われるが、燃料温度を望ましい温度に保
つにはきめ細かな蒸気量の調節が求められる。
【0005】図12に温度制御部を含む加温装置の詳細
を示している。先に述べたように、熱交換器1には燃料
系統3から燃料が流入し、蒸気系統2から加熱媒体であ
る蒸気が流入する。燃料は蒸気によって加熱され、温度
が上昇する。蒸気は燃料に熱を奪われて温度が降下し、
凝縮して復水となる。この熱交換器1内はヘッドタンク
5との水頭差分の圧力でほぼ一定に保たれている。
【0006】温度検出器6で検出される燃料温度は偏差
演算器7で温度設定値との間で偏差が演算される。得ら
れた偏差に応じてPI演算機8を介して温度調節弁9の
開度を決める開度指令信号が出力され、このときの開度
に応じて蒸気量が変わり、加熱される燃料の温度が望ま
しい温度に保たれるようになっている。
【0007】たとえば、燃料温度が高くなり、温度調節
弁9への指令信号が開度を絞り込むように与えられる
と、熱交換器1に流入する蒸気量が減少し、熱交換器1
の器内圧力は降下する。このとき、ヘッドタンク5との
水頭差により熱交換器1内のドレン水位は上昇し、伝熱
面が少なくなることで、蒸気との接触面積が減少し、交
換熱量が小さくなって熱交換器1内を通る燃料の温度は
次第に低下し、設定値に応じた温度になる。このような
例は、たとえば、負荷変動等により燃焼器32の入口に
ある燃料調節弁4が絞られ、燃料が減少することで、温
度検出器6で検出される燃料温度が高くなるときであ
る。
【0008】これと反対に、負荷変動等により燃料調節
弁4が開き、燃料が増加する場合、温度検出器6で検出
される燃料温度は低くなり、温度調節弁9への指令信号
が開度を大きくするように与えられる。このとき、熱交
換器1に流入する蒸気量は増大し、熱交換器1の器内圧
力は高くなる。ヘッドタンク5との水頭差により熱交換
器1内のドレン水位が下がり、伝熱面が増すことで、蒸
気との接触面積は大きくなり、交換熱量が増加して熱交
換器1内を通る燃料の温度は次第に上昇し、設定値に応
じた望ましい温度になる。すなわち、上述した温度制御
部により燃料温度は一定した値に保つことが可能であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、負荷遮
断時のように燃料流量が急激に、かつ大きく変化する場
合、燃料流量は大きく変化するために燃料温度は一定し
た値を保つことが難しくなる。燃料温度が過度に変化す
ると、燃焼が安定しないばかりか、失火につながる可能
性もあり、できるだけ温度変化を小さく抑えることが求
められる。
【0010】しかし、上述したように加熱蒸気を凝縮さ
せ、凝縮したドレンの水位変動によって交換熱量が変化
し、その結果燃料温度が変化する、という熱交換器1の
特性上、熱交換器1の熱容量分だけ燃料温度が変わるま
でに時間がかかり、応答が遅れてしまう。また、燃料温
度のフィードバック信号により蒸気量を変化させる従来
の方法によっては、燃料流量が急変したときに温度制御
が難しくなる。さらに、従来はヘッドタンク5を必要と
していたが、ヘッドタンク5を使用することはコスト面
およびスペース面からみて不利である。
【0011】本発明の目的は燃料温度制御における応答
を早めると共に、燃料流量が急変する場合の温度追従を
良好に保ち、機器構成を簡素化することを可能にした燃
料加温装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は熱交換器と、この熱交換器を通
過する燃料を加熱するための蒸気量を調節する温度調節
弁とを備えてなる燃料加温装置において、検出される燃
料温度信号と設定値との偏差信号に基づいて演算し、第
1開度信号を出力する演算器と、検出される燃料パラメ
ータまたはガスタービン状態量に基づいて演算し、熱交
換器を通過する燃料流量を加熱するのに必要な蒸気量を
供給するための第2開度信号を出力する関数発生器と、
演算器から与えられる第1開度信号と、関数発生器から
の第2開度信号とを加算して温度調節弁に開度指令信号
を出力する加算器とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0013】上記構成からなる燃料加温装置においては
負荷変動時、燃料温度制御における応答を格段に早める
ことができる。また、燃料流量の急変時においても温度
追従を良好に保つことが可能になる。
【0014】また、請求項2に係る発明は熱交換器と、
この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃焼器
に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱する
ための蒸気を導く蒸気系統とを備えてなる燃料加温装置
において、燃料系統が、さらに燃料を熱交換器をバイパ
スして下流側に導くバイパス管と、燃料を熱交換器を通
して流す加熱流量と、バイパス管を通して流すバイパス
流量とに分配する分配手段とを有し、さらに検出される
燃料温度信号と、設定値との偏差に基づいて演算し、第
1開度信号を出力する演算器と、検出される燃料パラメ
ータまたはガスタービン状態量に基づいて演算し、加熱
流量とバイパス流量とに分配するための第2開度信号を
出力する関数発生器と、演算器から与えられる第1開度
信号と、関数発生器からの第2関数信号とを加算して分
配手段に開度指令信号を出力する加算器とを備えること
を特徴とするものである。
【0015】上記構成からなる燃料加温装置においては
負荷変動時、燃料温度制御における応答を格段に早める
ことができる。また、燃料流量の急変時においても温度
追従を良好に保つことが可能になる。
【0016】さらに、請求項3に係る発明は蒸気系統
が、さらに圧力調節弁を備え、熱交換器に導く蒸気量を
圧力調節弁により調節して熱交換器内蒸気圧力を一定に
保つようにしたことを特徴とするものである。
【0017】上記構成からなる燃料加温装置においては
負荷変動時、燃料温度制御における応答を格段に早める
ことができる。また、燃料流量の急変時においても温度
追従を良好に保つことが可能になる。
【0018】また、請求項4に係る発明は熱交換器と、
この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃焼器
に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱する
ための蒸気を導く蒸気系統とを備えてなる燃料加温装置
において、燃料系統が、さらに燃料を熱交換器をバイパ
スして下流側に導くバイパス管と、燃料を熱交換器を通
して流す加熱流量と、バイパス管を通して流すバイパス
流量とに分配する分配手段とを有し、さらに検出される
燃料温度信号と設定値との偏差に基づいて演算し、分配
手段に対して加熱流量とバイパス流量とに分配するため
の開度指令信号を出力する演算器を備えることを特徴と
するものである。
【0019】上記構成からなる燃料加温装置においては
熱交換器の温度変化の遅れによる影響を小さくすること
ができ、制御性を向上させることが可能になる。また、
熱交換器を通過した後の燃料温度の変化を小さくするこ
とができ、制御性を良好に保つことが可能になる。
【0020】さらに、請求項5に係る発明は熱交換器
と、この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃
焼器に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱
するための蒸気量を調節する温度調節弁とを備えてなる
燃料加温装置において、熱交換器が、さらに器内で生じ
た凝縮ドレンを系外に導くドレン管と、熱交換器から排
出されるドレン量を調節する水位調節弁と、この水位調
節弁の開度を制御して熱交換器内のドレン水位を一定に
保つコントローラとを有し、さらに検出される燃料温度
信号と設定値との偏差信号に基づいて演算し、第1開度
信号を出力する演算器と、検出される燃料パラメータま
たはガスタービン状態量に基づいて演算し、熱交換器を
通過する燃料流量を加熱するのに必要な蒸気量を供給す
るための第2開度信号を出力する関数発生器と、演算器
から与えられる第1開度信号と、関数発生器からの第2
開度信号とを加算して温度調節弁に開度指令信号を出力
する加算器とを備えることを特徴とするものである。
【0021】上記構成からなる燃料加温装置においては
負荷変動時、燃料温度制御における応答を格段に早める
ことができる。また、燃料流量の急変時においても温度
追従を良好に保つことができる。
【0022】さらに、ドレンタンクが不要となり、燃料
加温装置の機器構成を簡素化することが可能になる。
【0023】また、請求項6に係る発明は熱交換器と、
この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃焼器
に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱する
ための蒸気量を調節する温度調節弁とを備えてなる燃料
加温装置において、熱交換器が、さらに器内で生じた凝
縮ドレンを系外に導くドレン管と、熱交換器から排出さ
れるドレン量を調節する水位調節弁と、この水位調節弁
の開度を制御して熱交換器内のドレン水位を一定に保つ
コントローラとを有し、さらに検出される燃料温度記号
と設定値との偏差に基づいて演算し、温度調節弁に対し
て開度指令信号を出力する演算器を備えることを特徴と
するものである。
【0024】上記構成からなる燃料加温装置においては
ドレンタンクが不要となり、燃料加温装置の機器構成を
簡素化することができる。
【0025】さらに、請求項7に係る発明は熱交換器
と、この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃
焼器に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱
するための蒸気を導く蒸気系統とを備えてなる燃料加温
装置において、熱交換器が、さらに器内で生じた凝縮ド
レンを系外に導くドレン管と、熱交換器から排出される
ドレン量を調節する水位調節弁とを有し、さらに検出さ
れる燃料温度信号と設定値との偏差に基づいて演算し、
熱交換器内のドレン水位制御のための設定値を出力する
第1演算器と、検出される熱交換器内のドレン水位信号
と第1演算器からの設定値との偏差を演算して偏差信号
を出力する偏差演算器と、この偏差演算器から与えられ
る偏差信号に基づいて演算し、第1開度信号を出力する
第2演算器と、検出される燃料パラメータまたはガスタ
ービン状態量に基づいて演算し、熱交換器内のドレン水
位を所望の水位とするための第2開度信号を出力する関
数発生器と、第2演算器から与えられる第1開度信号
と、関数発生器からの第2開度信号とを加算して水位調
節弁に開度指令信号を出力する加算器とを備えることを
特徴とするものである。
【0026】上記構成からなる加温装置においては負荷
変動時、燃料温度制御における応答を格段に早めること
ができる。また、燃料流量の急変時においても温度追従
を良好に保つことができる。
【0027】さらに、ドレンタンクが不要となり、燃料
加温装置の機器構成を簡素化することが可能になる。
【0028】また、請求項8に係る発明は熱交換器と、
この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃焼器
に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱する
ための蒸気を導く蒸気系統とを備えてなる燃料加温装置
において、熱交換器が、さらに器内で生じた凝縮ドレン
を系外に導くドレン管と、熱交換器から排出されるドレ
ン量を調節する水位調節弁とを有し、さらに検出される
燃料温度信号と設定値との偏差に基づいて演算し、熱交
換器内のドレン水位制御のための設定値を出力する第1
演算器と、検出される熱交換器内のドレン水位信号と第
1演算器からの設定値との偏差を演算して偏差信号を出
力する偏差演算器と、この偏差演算器から与えられる偏
差に基づいて演算し、水位調節弁に対して開度指令信号
を出力する第2演算器とを備えることを特徴とするもの
である。
【0029】上記構成からなる燃料加温装置においては
現在の燃料温度に従いドレン水位を設定することが可能
で、制御性を高めることができる。また、ドレンタンク
が不要となり、燃料加温装置の機器構成を簡素化するこ
とができる。
【0030】さらに、請求項9に係る発明は熱交換器
と、この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃
焼器に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱
するための蒸気を導く蒸気系統とを備えてなる燃料加温
装置において、燃料系統が、さらに燃料を熱交換器をバ
イパスして下流側に導くバイパス管と、燃料を熱交換器
を通して流す加熱流量と、バイパス管を通して流すバイ
パス流量とに分配する分配手段とを有し、熱交換器が、
さらに器内で生じた凝縮ドレンを系外に導くドレン管
と、熱交換器から排出されるドレン量を調節する水位調
節弁と、この水位調節弁の開度を制御して熱交換器内の
ドレン水位を一定に保つコントローラとを有し、さらに
検出される燃料温度信号と、設定値との偏差に基づいて
演算し、第1開度信号を出力する演算器と、検出される
燃料パラメータまたはガスタービン状態量に基づいて演
算し、加熱流量とバイパス流量とに分配するための第2
開度信号を出力する関数発生器と、演算器から与えられ
る第1開度信号と、関数発生器からの第2関数信号とを
加算して分配手段に開度指令信号を出力する加算器とを
備えることを特徴とするものである。
【0031】上記構成からなる燃料加温装置においては
負荷変動時、燃料温度制御における応答を格段に早める
ことができる。また、燃料流量の急変時においても温度
追従を良好に保つことができる。
【0032】さらに、ドレンタンクが不要となり、燃料
加温装置の機器構成を簡素化することが可能になる。
【0033】また、請求項10に係る発明は熱交換器
と、この熱交換器にかけて燃料を導き、かつそこから燃
焼器に送る燃料系統と、熱交換器を通過する燃料を加熱
するための蒸気を導く蒸気系統とを備えてなる燃料加温
装置において、燃料系統が、さらに燃料を熱交換器をバ
イパスして下流側に導くバイパス管と、燃料を熱交換器
を通して流す加熱流量と、バイパス管を通して流すバイ
パス流量とに分配する分配手段とを有し、熱交換器が、
さらに器内で生じた凝縮ドレンを系外に導くドレン管
と、熱交換器から排出されるドレン量を調節する水位調
節弁と、この水位調節弁の開度を制御して熱交換器内の
ドレン水位を一定に保つコントローラとを有し、さらに
検出される燃料温度信号と設定値との偏差に基づいて演
算し、分配手段に対して加熱流量とバイパス流量とに分
配するための開度指令信号を出力する演算器を備えるこ
とを特徴とするものである。
【0034】上記構成からなる燃料加温装置においては
熱交換器の温度変化の遅れにより影響を小さくすること
ができ、制御性を向上させることができる。
【0035】また、ドレンタンクが不要となり、機器構
成を簡素化することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】(実施の形態−1)本発明の実施
の形態を図面を参照して説明する。図1において、燃料
加温装置の制御部は偏差演算器7、PI演算器8、加算
器10および関数発生器11を備えている。偏差演算器
7は演算検出器6からの燃料温度信号と設定値との間で
偏差を求めて偏差信号を出力する。PI演算器8は与え
られる偏差信号に基づいて演算を行い、第1開度信号を
出力する。
【0037】加算器10は関数発生器11から入力され
る燃料流量に基づいて演算した第2開度信号と、PI演
算器8からの第1開度信号とを加算して温度調節弁9の
開度を決める開度指令信号を出力する。関数発生器11
は燃料流量毎に目標の温度に加熱するのに必要な蒸気量
を供給する開度を与える関係式を内蔵している。
【0038】本実施の形態は上記構成からなり、たとえ
ば、負荷変動により燃料調節弁4が絞られ、燃料流量が
減少したとき、燃料系統3を流れる燃料の減少が流量検
出器(図示せず)で検出される。検出信号が開度発生器
11に与えられると、そこからその低下した流量に見合
う蒸気量を供給する第2開度信号が加算器10に出力さ
れる。このとき、燃料流量が減少しても、温度検出器6
からの燃料温度信号が直ちに変わらないために設定値と
の間で大きな偏差は生じないで、PI演算器8からの第
1開度信号はそれ程変化しない。
【0039】しかし、加算する一方の第2開度信号が小
さくなることにより、加算器10から温度調節弁9に対
して開度を絞り込む開度指令信号が出力され、温度調節
弁9がそれまでの開度よりも閉じる。の結果、熱交換器
1に流入する蒸気量が減少し、熱交換器1の器内圧力が
降下する。このため、熱交換器1内においてドレン水位
が上昇し、交換熱量が減少することで、熱交換器1を通
過する燃料の温度は低下する。
【0040】このように燃料流量の減少から熱交換器1
における加熱を経て燃料温度が変化するのを待たずに、
燃料流量に基づいたフィードフォワード信号により直ち
に蒸気量を変化させ、燃料温度を下げることができる。
【0041】一方、たとえば、負荷変動により燃料調節
弁4が開き、燃料流量が増加したとき、流量検出器によ
り燃料系統3を流れる燃料の増加が検出される。検出信
号が関数発生器11に入力されると、そこから増加した
流量に見合う蒸気量を供給する第2開度信号が加算器1
0に出力される。このとき、燃料流量が増加しても温度
検出器6からの燃料信号が直ちに変わらないために設定
値との間で大きな偏差は生じないで、PI演算器8から
の第1開度信号はそれ程変化しない。
【0042】しかし、加算する一方の第2開度信号が大
きくなることで、加算器10から温度調節弁9に対して
開度を開く、開度指令信号が出力され、温度調節弁9が
それまでの開度よりも開く。この結果、熱交換器1に流
入する蒸気量が増加し、熱交換器1の器内圧力が上昇す
る。このため、熱交換器1内においてドレン水位が低下
し、交換熱量が増大することにより熱交換器1を通過す
る燃料の温度が上昇する。
【0043】このように燃料流量の増加から熱交換器1
における加熱を経て燃料温度が変化するのを待たずに、
燃料流量に基づいたフィードフォワード信号により直ち
に蒸気量を変化させ、燃料温度を上昇させることが可能
になる。
【0044】すなわち、負荷変動時の燃料温度制御にお
ける応答をフィードフォワード信号を用いて早めること
が可能になる
【0045】また、燃料流量の急変時にはフィードバッ
ク信号によっては温度追従が遅れるために制御が思わし
くなくなるが、フィードフォワード信号により燃料流量
の変化に見合って素早く供給する蒸気量を増減すること
ができ、温度追従を良好に保つことが可能になる。
【0046】なお、関数発生器11は現在の燃料流量に
応じた第2開度信号を与えるのに代えて、検出される燃
料調節弁4の開度信号、あるいは燃料調節弁4の開度指
令信号、燃料流量要求信号、ガスタービン負荷信号に基
づいて供給する蒸気量を決める開度信号を与えるように
してもよい。
【0047】このように本実施の形態によれば、熱交換
器1を用いて燃料を加熱する燃料加温装置において、燃
料温度制御における応答を格段に早めることができる。
また、燃料流量の急変時においても温度追従を良好に保
つことが可能で、制御性を高めることができる。
【0048】(実施の形態−2)さらに、本発明の他の
実施の形態を説明する。図2において、燃料系統3に燃
料を熱交換器1をバイパスして下流側に導くバイパス管
12が接続されている。燃料系統3のバイパス管12の
分岐部に三方弁13が設けられている。
【0049】さらに、燃料加温装置の制御部は偏差演算
器7、PI演算器8、加算器10および関数発生器14
を備えている。加算器10は関数発生器14から与えら
れる燃料流量に基づいて演算した第2開度信号と、PI
演算器8からの第1開度信号とを加算して三方弁13の
開度を決める開度指令信号を出力する。関数発生器14
は燃料流量毎に加熱流量とバイパス流量との分配割合を
与える関係式を内蔵している。
【0050】本実施の形態は上記構成からなり、たとえ
ば、負荷変動により燃料調節弁4が絞られ、燃料流量が
減少したとき、燃料系統3を流れる燃料の減少が流量検
出器(図示せず)で検出される。検出信号が関数発生器
14に与えられると、そこから低下した流量に従う加熱
流量とバイパス流量との分配割合が変化した第2開度信
号が加算器10に出力される。このとき、燃料流量が減
少しても温度検出器6からの燃料温度信号は直ちに変わ
らないために設定値との間で大きな偏差は生じないで、
PI演算器8からの第1開度信号はそれ程変化しない。
【0051】しかし、加算する一方の第2開度信号が変
化することで、加算器10から三方弁13に対して一方
の開度を絞り込み、他方の開度を開ける開度指令信号が
出力される。このため、三方弁13のa−b開度がそれ
までの開度よりも閉じ、同時に、a−c開度がそれまで
よりも開く。この結果、熱交換器1を通過する燃料量が
減少し、一方バイパス管12を通る燃料量が増加し、合
流した後の燃料温度が低下する。
【0052】このように燃料流量の減少から熱交換器1
での加熱を経て燃料温度が変化するのを待たずに、燃料
流量に基づいたフィードフォワード信号により直ちに燃
料の分配比を変化させ、燃料温度を下げることができ
る。
【0053】一方、たとえば、負荷変動により燃料調節
弁4が開き、燃料流量が増加したとき、流量検出器によ
り燃料系統3を流れる燃料の増加が検出される。検出信
号が関数発生器14に与えられると、そこから増加した
流量に従う加熱流量とバイパス流量との分配割合が変化
した第2開度信号が加算器10に出力される。このと
き、燃料流量が減少しても温度検出器6からの燃料温度
信号は直ちに変わらないために設定値との間で大きな偏
差は生じないで、PI演算器8からの第1開度信号はそ
れ程変化しない。
【0054】しかし、加算する一方の第2開度信号が変
化することで、加算器10から三方弁13に対して一方
の開度を開き、他方の開度を絞る開度指令信号が出力さ
れる。このため、三方弁13のa−b開度がそれまでの
開度よりも開き、同時にa−c開度がそれまでの開度よ
りも閉じる。この結果、熱交換器1を通過する燃料量が
増加し、一方バイパス管12を通る燃料量が減少し、合
流した後の燃料温度が上昇する。
【0055】このように燃料流量の増加から熱交換器1
での加熱を経て燃料温度が変化するのを待たずに、燃料
流量に基づいたフィードフォワード信号により直ちに燃
料の分配割合を変化させ、燃料温度を上昇させることが
できる。
【0056】すなわち、負荷変動時の燃料温度制御にお
ける応答をフォードフォワード信号を用いて格段に早め
ることができる。
【0057】また、燃料流量の急変時にはフィードフォ
ワード信号により加熱する燃料と加熱しない燃料との分
配割合を直ちに変えることが可能で、温度追従を良好に
保つことができる。
【0058】なお、関数発生器14は現在の燃料流量に
応じて第2開度信号を与えるのに代えて、検出される燃
料調節弁4の開度信号、あるいは燃料調節弁4の開度指
令信号、燃料流量要求信号、ガスタービン負荷信号に基
づいて開度信号を与えるようにしてもよい。
【0059】また、分配手段は三方弁13を設けるのに
代えて、燃料系統3およびバイパス管12に各々調節弁
を設け、それぞれの調節弁を協調して制御するようにし
てもよい。
【0060】このように本実施の形態によれば、燃料温
度制御における応答を格段に早めることができる。ま
た、燃料流量急変時においても温度追従を良好に保つこ
とができる。
【0061】(実施の形態−3)さらに、本発明の他の
実施の形態を説明する。図3において、燃料加温装置は
上述した実施の形態−2と同様なバイパス管12および
三方弁13を備えている。また、蒸気系統2に圧力調節
手段が設けられる。これは圧力調節弁15、コントロー
ラ16、圧力検出器17からなる。熱交換器1の蒸気圧
力を一定に保持するためにコントローラ16は圧力検出
器17で検出される圧力信号と圧力設定値とを比較して
制御信号を圧力調節弁15に出力するように構成されて
いる。
【0062】さらに、制御部は実施の形態−2と同様な
偏差演算器7、PI演算器8、加算器10および関数発
生器14を備えている。
【0063】本実施の形態は上記構成からなり、図2を
参照して先に述べたものと同様に、燃料温度制御におけ
る応答をフィードフォワード信号を用いて格段に早める
ことができる。
【0064】燃料の一定量を熱交換器1をバイパスさせ
て流す場合、熱交換器1を通過した後の燃料温度(図に
Aで示す)と、バイパス管12を流れる燃料温度とが一
定であるのが望ましい。熱交換器1の蒸気圧力はコント
ローラ16で開度が調節される圧力調節弁15によって
一定に保たれる。この場合、ヘッドタンク5との圧力差
で決まるドレン水位が一定となり、蒸気と伝熱面との接
触面積が変動することによって生じるA部での燃料温度
の変化を小さく保つことができる。
【0065】なお、本実施の形態においては熱交換器1
内の蒸気圧力を一定させるのに好ましいやり方を述べて
いるが、熱交換器1内の蒸気は飽和蒸気であることか
ら、蒸気温度を一定に保つようにしても同様の効果を得
ることができる。また、熱交換器内のドレン水位は熱交
換器1の器内圧力とヘッドタンク5との圧力差によって
決まるので、ドレン水位を一定に保つようにしてもよ
い。
【0066】本実施の形態によれば、燃料温度制御にお
ける応答を格段に早めることができる。また、燃料流量
急変時においても温度追従を良好に保つことができる。
【0067】(実施の形態−4)フィードフォワード信
号を用いて燃料温度制御における応答を早めることを意
図しないとき、図4に示すように、制御部は関数発生器
14を除いて構成することが可能である。この場合、燃
料温度制御における応答は劣ることになるが、熱交換器
1の温度変化の遅れによる影響が少なくなることで、制
御性を向上させることができる。また、熱交換器1内の
状態を一定に保つことにより熱交換器1を通過した後の
燃料温度の変化を小さくすることができ、制御性を良好
に保つことが可能になる。
【0068】本実施の形態によれば、熱交換器1の温度
変化の遅れによる影響を小さくすることができ、制御性
を向上させることが可能になる。
【0069】また、熱交換器1を通過した後の燃料温度
の変化を小さくすることができ、制御性を良好に保つこ
とが可能になる。
【0070】(実施の形態−5)さらに、本発明の他の
実施の形態を説明する。図5において、熱交換器1の底
部にドレン管18が接続されている。このドレン管18
の経路に水位調節弁19が設けられる。この水位調節弁
19はドレン水位制御手段によって制御される。これは
コントローラ20および水位検出器21からなる。熱交
換器1のドレン水位を一定に保つためにコントローラ2
0は水位検出器21で検出される水位信号と水位設定値
とを比較して制御信号を水位調節弁19に出力するよう
に構成されている。
【0071】さらに、制御部は実施の形態−1と同様な
偏差演算器7、PI演算器8、加算器10および関数発
生器11を備えている。
【0072】本実施の形態は上記構成からなり、図1を
参照して先に述べたものと同様に、燃料温度制御におけ
る応答をフィードフォワード信号を用いて格段に早める
ことができる。
【0073】本実施の形態においては熱交換器1内のド
レン水位はコントローラ20で開度が調節される水位調
節弁9によって一定に保たれたので、ドレンタンクが不
要となり、燃料加温装置の機器構成を極めて簡素化する
ことが可能になる。
【0074】本実施の形態によれば、負荷変動時、燃料
温度制御における応答をフィードフォワード信号を用い
て格段に早めることができる。また、燃料流量の急変時
においても温度追従を良好に保つことができる。
【0075】さらに、燃料加温装置の機器構成を極めて
簡素化することが可能になる。
【0076】(実施の形態−6)フィードフォワード信
号を用いて燃料温度制御における応答を早めることを意
図しないとき、図6に示すように、制御部は関数発生器
11を除いて構成することが可能である。この場合、燃
料温度制御における応答は劣ることになるが、熱交換器
1内のドレン水位は一定に保たれることで、ドレンタン
クが不要となり、機器構成を極めて簡素化することが可
能である。
【0077】本実施の形態によれば、燃料加温装置の機
器構成を極めて簡素化することができる。
【0078】(実施の形態−7)さらに、本発明の他の
実施の形態を説明する。図7において、燃料加温装置は
上述した実施の形態−5と同様なドレン管18および水
位調節弁19を備えている。また、熱交換器1内の水位
を制御する手段は第1偏差演算器7、第1PI演算器
8、第2偏差演算器22、第2PI演算器23、加算器
10および関数発生器24を備えている。
【0079】第2偏差演算器22は水位検出器21から
のドレン水位信号と第1PI演算器8の出力信号である
設定値との間で偏差を求めて偏差信号を出力する。第2
PI演算器23は与えられる偏差信号に基づいて演算を
行い、第1開度信号を出力する。加算器10は関数発生
器24から入力される燃料流量に基づいて演算した第2
開度信号と、第2PI演算器23からの第1開度信号と
を加算して水位調節弁19の開度を決める開度指令信号
を出力する。関数発生器24は燃料流量毎に熱交換器1
内のドレン水位を所望の水位に保つように開度を与える
関係式を内蔵している。
【0080】本実施の形態は上記構成からなり、たとえ
ば、負荷変動により燃料調節弁4が絞られ、燃料流量が
減少したとき、燃料系統3を流れる燃料の減少が流量検
出器(図示せず)で検出される。検出信号が関数発生器
24に与えられると、そこから低下した流量に見合うド
レン水位を保つための第2開度信号が加算器10に出力
される。
【0081】このとき、燃料流量が減少しても、温度検
出器6からの燃料温度信号が直ちに変わらないために設
定値との間で大きな偏差は生じないで、第1PI演算器
8からの出力信号は変化せず、これが設定値として第2
偏差演算器22に入力されても、水位検出器21からの
ドレン水位信号との間で大きな偏差は生じない。このた
め、加算器10から開度を絞り込む第2開度信号が水位
調節弁19に出力され、水位調節弁19の開度がそれま
でよりも閉じる。この結果、熱交換器1から流出するド
レン量が減少し、ドレン水位が上昇することにより交換
熱量が減少するために熱交換器1を通過する燃料の温度
が低下する。
【0082】このように燃料流量の減少から熱交換器1
における加熱を経て燃料温度が変化するのを待たずに、
燃料流量に基づいたフィードフォワード信号により直ち
に排出ドレン量を変化させ、燃料温度を下げることがで
きる。
【0083】一方、たとえば、負荷変動により燃料調節
弁4が開き、燃料流量が増加したとき、流量検出器によ
りこの燃料の増加が検出される。検出信号が関数発生器
24に入力されると、そこから増加した流量に見合うド
レン水位を保つための第2開度信号が加算器10に出力
される。
【0084】このとき、燃料流量が増加しても、温度検
出器6からの燃料温度信号は直ちに変わらないために設
定値との間で大きな偏差は生じないで、第1PI演算器
8からの出力信号は変化せず、これが設定値として第2
偏差演算器22に入力されても、水位検出器21からの
ドレン水位との間で大きな偏差は生じない。このため、
加算器10から開度を開く第2開度信号が水位調節弁1
9に出力され、水位調節弁19の開度がそれまでより開
く。この結果、熱交換器から流出するドレン量が増加
し、ドレン水位が下がることにより交換熱量が増大する
ために熱交換器1を通過する燃料の温度が高くなる。
【0085】このように燃料流量の増加から熱交換器1
における加熱を経て燃料温度が変化するのを待たずに、
燃料流量に基づいたフィードフォワード信号により直ち
に排出ドレン量を変化させ、燃料温度を上昇させること
が可能になる。
【0086】すなわち、負荷変動時の燃料温度制御にお
ける応答をフィードフォワード信号を用いて格段に早め
ることができる。また、フィードフォワード信号により
燃料流量の変化に応じて素早く排出ドレン量を変えるこ
とができ、温度追従を良好に保つことが可能になる。
【0087】なお、関数発生器24は、現在の燃料量に
応じて第2開度信号を与えるのに代えて、検出される燃
料調節弁4の開度信号、あるいは燃料調節弁4の開度指
令信号、燃料流量要求信号、ガスタービン負荷信号に基
づいて排出ドレン量を決める開度信号を与えるようにし
てもよい。
【0088】本実施の形態によれば、負荷変動時、燃料
温度制御における応答をフィードフォワード信号を用い
て格段に早めることができる。また、燃料流量の急変時
においても温度追従を良好に保つことができる。
【0089】さらに、燃料加温装置の機器構成を極めて
簡素化することが可能になる。
【0090】(実施の形態−8)フィードフォワード信
号を用いて燃料温度制御における応答を格段に早めるこ
とを意図しないとき、図8に示すように、水位制御手段
は関数発生器24を除いて構成することが可能である。
燃料温度制御における応答は劣ることになるが、燃料温
度から目標とすべきドレン水位を決定することができ、
カスケード制御により制御性をより高めることができ
る。また、ドレンタンクが不要となり、機器構成を極め
て簡素化することが可能になる。
【0091】本実施の形態によれば、現在の燃料温度に
従いドレン水位を設定することが可能で、制御性を高め
ることができる。また、燃料加温装置の機器構成を極め
て簡素化することができる。
【0092】(実施の形態−9)さらに、本発明の異な
る実施の形態を説明する。図9において、燃料加温装置
は上述した実施の形態−2と同様なバイパス管12およ
び三方弁13を備えている。制御部は偏差演算器7、P
I演算器8、加算器10および関数発生器14を備えて
いる。
【0093】また、熱交換器1は上述した実施の形態−
5と同様なドレン管18および水位調節弁19を備えて
いる。熱交換器1内の水位を調節する水位調節弁19は
コントローラ20および水位検出器21からなるドレン
水位制御手段によって制御されるようになっている。
【0094】本実施の形態は上記構成からなり、図2を
参照して先に述べたものと同様に、燃料温度制御におけ
る応答をフィードフォワード信号を用いて格段に早める
ことができる。また、図5を参照して先に述べたものと
同様に、熱交換器1内のドレン水位が水位調節弁19に
よって一定に保たれるので、ドレンタンクが不要とな
り、燃料加温装置の機器構成を極めて簡素化することが
可能になる。
【0095】本実施の形態によれば、負荷変動時、燃料
温度制御における応答をフィードフォワード信号を用い
て格段に早めることができる。また、燃料流量の急変時
においても温度追従を良好に保つことができる。
【0096】さらに、燃料加温装置の機器構成を極めて
簡素化することが可能になる。
【0097】(実施の形態−10)フィードフォワード
信号を用いて燃料温度制御における応答を早めることを
意図しないとき、図10に示すように、制御部は関数発
生器14を除いて構成することが可能である。この場
合、燃料温度制御における応答は劣ることになるが、熱
交換器1の温度変化の遅れによる影響が少なくなること
により制御性を向上させることができる。また、熱交換
器1内のドレン水位が一定に保たれることで、ドレンタ
ンクが不要となり、機器構成を極めて簡素化することが
可能になる。
【0098】本実施の形態によれば、熱交換器1の温度
変化の遅れによる影響を小さくすることができ、制御性
を向上させることが可能になる。
【0099】また、燃料加温装置の機器構成を極めて簡
素化することができる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、負荷変動時、燃料温度
制御における応答を早めることができる。また、燃料流
量の急変時においても温度追従を良好に保つことができ
る。また、燃料加温装置の機器構成を簡素化することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料加温装置の第1の実施の形態
を示す構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明の第7の実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明の第8の実施の形態を示す構成図。
【図9】本発明の第9の実施の形態を示す構成図。
【図10】本発明の第10の実施の形態を示す構成図。
【図11】従来のガスタービンの主要機器を示す構成
図。
【図12】従来の燃料加温装置の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1 熱交換器 4 燃料調節弁 7 偏差演算器、第1偏差演算器 8 PI演算器、第1PI演算器 9 温度調節弁 10 加算器 11、14、24 関数発生器 13 三方弁 15 圧力調節弁 19 水位調節弁 22 第2偏差演算器 23 第2PI演算器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と、この熱交換器を通過する燃
    料を加熱するための蒸気量を調節する温度調節弁とを備
    えてなる燃料加温装置において、検出される燃料温度信
    号と設定値との偏差信号に基づいて演算し、第1開度信
    号を出力する演算器と、検出される燃料パラメータまた
    はガスタービン状態量に基づいて演算し、前記熱交換器
    を通過する燃料流量を加熱するのに必要な蒸気量を供給
    するための第2開度信号を出力する関数発生器と、該演
    算器から与えられる第1開度信号と、該関数発生器から
    の第2開度信号とを加算して前記温度調節弁に開度指令
    信号を出力する加算器とを備えることを特徴とする燃料
    加温装置。
  2. 【請求項2】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃料
    を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、該熱交
    換器を通過する燃料を加熱するための蒸気を導く蒸気系
    統とを備えてなる燃料加温装置において、前記燃料系統
    が、さらに燃料を前記熱交換器をバイパスして下流側に
    導くバイパス管と、燃料を該熱交換器を通して流す加熱
    流量と、該バイパス管を通して流すバイパス流量とに分
    配する分配手段とを有し、さらに検出される燃料温度信
    号と設定値との偏差に基づいて演算し、第1開度信号を
    出力する演算器と、検出される燃料パラメータまたはガ
    スタービン状態量に基づいて演算し、加熱流量とバイパ
    ス流量とに分配するための第2開度信号を出力する関数
    発生器と、該演算器から与えられる第1開度信号と、該
    関数発生器からの第2関数信号とを加算して前記分配手
    段に開度指令信号を出力する加算器とを備えることを特
    徴とする燃料加温装置。
  3. 【請求項3】 前記蒸気系統が、さらに圧力調節弁を備
    え、前記熱交換器に導く蒸気量を該圧力調節弁により調
    節して該熱交換器内蒸気圧力を一定に保つようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載の燃料加温装置。
  4. 【請求項4】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃料
    を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、該熱交
    換器を通過する燃料を加熱するための蒸気を導く蒸気系
    統とを備えてなる燃料加温装置において、前記燃料系統
    が、さらに燃料を前記熱交換器をバイパスして下流側に
    導くバイパス管と、燃料を該熱交換器を通して流す加熱
    流量と、該バイパス管を通して流すバイパス流量とに分
    配する分配手段とを有し、さらに検出される燃料温度信
    号と設定値との偏差に基づいて演算し、前記分配手段に
    対して加熱流量とバイパス流量とに分配するための開度
    指令信号を出力する演算器を備えることを特徴とする燃
    料加温装置。
  5. 【請求項5】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃料
    を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、前記熱
    交換器を通過する燃料を加熱するための蒸気量を調節す
    る温度調節弁とを備えてなる燃料加温装置において、前
    記熱交換器が、さらに器内で生じた凝縮ドレンを系外に
    導くドレン管と、該熱交換器から排出されるドレン量を
    調節する水位調節弁と、この水位調節弁の開度を制御し
    て該熱交換器内のドレン水位を一定に保つコントローラ
    とを有し、さらに検出される燃料温度信号と設定値との
    偏差信号に基づいて演算し、第1開度信号を出力する演
    算器と、検出される燃料パラメータまたはガスタービン
    状態量に基づいて演算し、前記熱交換器を通過する燃料
    流量を加熱するのに必要な蒸気量を供給するための第2
    開度信号を出力する関数発生器と、該演算器から与えら
    れる第1開度信号と、該関数発生器からの第2開度信号
    とを加算して前記温度調節弁に開度指令信号を出力する
    加算器とを備えることを特徴とする燃料加温装置。
  6. 【請求項6】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃料
    を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、前記熱
    交換器を通過する燃料を加熱するための蒸気量を調節す
    る温度調節弁とを備えてなる燃料加温装置において、前
    記熱交換器が、さらに器内で生じた凝縮ドレンを系外に
    導くドレン管と、該熱交換器から排出されるドレン量を
    調節する水位調節弁と、この水位調節弁の開度を制御し
    て該熱交換器内のドレン水位を一定に保つコントローラ
    とを有し、さらに検出される燃料温度信号と設定値との
    偏差に基づいて演算し、前記温度調節弁に対して開度指
    令信号を出力する演算器を備えることを特徴とする燃料
    加温装置。
  7. 【請求項7】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃料
    を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、前記熱
    交換器を通過する燃料を加熱するための蒸気を導く蒸気
    系統とを備えてなる燃料加温装置において、前記熱交換
    器が、さらに器内で生じた凝縮ドレンを系外に導くドレ
    ン管と、該熱交換器から排出されるドレン量を調節する
    水位調節弁とを有し、さらに検出される燃料温度信号と
    設定値との偏差に基づいて演算し、前記熱交換器内のド
    レン水位制御のための設定値を出力する第1演算器と、
    検出される該熱交換器内のドレン水位信号と該第1演算
    器からの設定値との偏差を演算して偏差信号を出力する
    偏差演算器と、この偏差演算器から与えられる偏差信号
    に基づいて演算し、第1開度信号を出力する第2演算器
    と、検出される燃料パラメータまたはガスタービン状態
    量に基づいて演算し、前記熱交換器内のドレン水位を所
    望の水位とするための第2開度信号を出力する関数発生
    器と、前記第2演算器から与えられる第1開度信号と、
    前記関数発生器からの第2開度信号とを加算して前記水
    位調節弁に開度指令信号を出力する加算器とを備えるこ
    とを特徴とする燃料加温装置。
  8. 【請求項8】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃料
    を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、前記熱
    交換器を通過する燃料を加熱するための蒸気を導く蒸気
    系統とを備えてなる燃料加温装置において、前記熱交換
    器が、さらに器内で生じた凝縮ドレンを系外に導くドレ
    ン管と、該熱交換器から排出されるドレン量を調節する
    水位調節弁とを有し、さらに検出される燃料温度信号と
    設定値との偏差に基づいて演算し、前記熱交換器内のド
    レン水位制御のための設定値を出力する第1演算器と、
    検出される該熱交換器内のドレン水位信号と該第1演算
    器からの設定値との偏差を演算して偏差信号を出力する
    偏差演算器と、この偏差演算器から与えられる偏差に基
    づいて演算し、前記水位調節弁に対して開度指令信号を
    出力する第2演算器とを備えることを特徴とする燃料加
    温装置。
  9. 【請求項9】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃料
    を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、該熱交
    換器を通過する燃料を加熱するための蒸気を導く蒸気系
    統とを備えてなる燃料加温装置において、前記燃料系統
    が、さらに燃料を前記熱交換器をバイパスして下流側に
    導くバイパス管と、燃料を該熱交換器を通して流す加熱
    流量と、該バイパス管を通して流すバイパス流量とに分
    配する分配手段とを有し、前記熱交換器が、さらに器内
    で生じた凝縮ドレンを系外に導くドレン管と、該熱交換
    器から排出されるドレン量を調節する水位調節弁と、こ
    の水位調節弁の開度を制御して該熱交換器内のドレン水
    位を一定に保つコントローラとを有し、さらに検出され
    る燃料温度信号と設定値との偏差に基づいて演算し、第
    1開度信号を出力する演算器と、検出される燃料パラメ
    ータまたはガスタービン状態量に基づいて演算し、加熱
    流量とバイパス流量とに分配するための第2開度信号を
    出力する関数発生器と、該演算器から与えられる第1開
    度信号と、該関数発生器からの第2関数信号とを加算し
    て前記分配手段に開度指令信号を出力する加算器とを備
    えることを特徴とする燃料加温装置。
  10. 【請求項10】 熱交換器と、この熱交換器にかけて燃
    料を導き、かつそこから燃焼器に送る燃料系統と、該熱
    交換器を通過する燃料を加熱するための蒸気を導く蒸気
    系統とを備えてなる燃料加温装置において、前記燃料系
    統が、さらに燃料を前記熱交換器をバイパスして下流側
    に導くバイパス管と、燃料を該熱交換器を通して流す加
    熱流量と、該バイパス管を通して流すバイパス流量とに
    分配する分配手段とを有し、前記熱交換器が、さらに器
    内で生じた凝縮ドレンを系外に導くドレン管と、該熱交
    換器から排出されるドレン量を調節する水位調節弁と、
    この水位調節弁の開度を制御して該熱交換器内のドレン
    水位を一定に保つコントローラとを有し、さらに検出さ
    れる燃料温度信号と設定値との偏差に基づいて演算し、
    前記分配手段に対して加熱流量とバイパス流量とに分配
    するための開度指令信号を出力する演算器を備えること
    を特徴とする燃料加温装置。
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