JP2000160817A - Frp型枠を用いる床下配線二重床の施工方法及び二重床形成用型枠 - Google Patents

Frp型枠を用いる床下配線二重床の施工方法及び二重床形成用型枠

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JP2000160817A
JP2000160817A JP10336909A JP33690998A JP2000160817A JP 2000160817 A JP2000160817 A JP 2000160817A JP 10336909 A JP10336909 A JP 10336909A JP 33690998 A JP33690998 A JP 33690998A JP 2000160817 A JP2000160817 A JP 2000160817A
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Japan
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floor
frp
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wiring
openings
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JP10336909A
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English (en)
Inventor
Kimiyoshi Sasaki
君吉 佐々木
和志 ▲高▼橋
Kazuyuki Takahashi
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TAKAHASHI KOGYO KK
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
TAKAHASHI KOGYO KK
Kumagai Gumi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床下配線二重床を施工する際、強固で施工性
の良い型枠を用いて簡便に作業を行い、工期の短縮を図
る。 【解決手段】 建築物の床スラブ1上に上部は格子状に
複数の開口部3を有する平板4と下部は該開口部3に連
通する底部6を有し、且つ、該開口部3と該底部6間は
配線のための空隙部8を保持する長さを有する中空の脚
5とで形成されるFRPよりなる型枠2を該空隙部8が
連通するように所定数敷設する。その後、該型枠2の該
脚5の中空部7にモルタル10を充填し、更に該型枠2
の上部にモルタルを打設して床を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の床に電気機
器等の配線を敷設する床下配線二重床の施工方法及び二
重床形成用型枠に関するものであり、特に、床スラブ上
に強化プラスチック(以下FRPという)型枠を用いて
二重床を構築する床下配線二重床の施工方法及び二重床
形成用型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の床スラブ構築時に予めス
ラブ内に配線のためのパイプを埋設した後、床コンクリ
ートを打設して床スラブを構築する。又、床スラブ施工
後、床スラブ上に工場で製作されロール状に搬入される
ポリ塩化ビニール(以下PVC)型枠を敷設し、その
後、該PVC型枠上にセルフレベリング材を打設して床
を構築する床下配線施工方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の床スラブ内にパ
イプを埋設して配線するものは、最近のOA機器の増加
や室内の模様替え等において限られたパイプ内で電線等
を引き入れ、引き出しを行うため非常に面倒であり断線
の原因ともなる。
【0004】一方、PVC型枠によるものは型枠自体柔
らかく、型くずれしやすいものでロール状に搬入され、
床スラブ上に敷設する時には巻きぐせがついてカールに
より床に密着しなく敷設作業が困難である。
【0005】又、PVC型枠上にセルフレベリング材を
打設する際は、前記したように型枠自体柔らかく、型く
ずれしやすいので作業者が直接該PVC型枠上に乗って
作業ができなく専用の下駄に乗って不安定な状態での作
業となり、施工性が非常に悪い。更にセルフレベリング
材は非常に高価であると共に打設に於ても熟練工が必要
となる。
【0006】そこで、床下配線二重床を施工する際、強
固で施工性の良い型枠を用いて簡便に作業するために解
決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこ
の課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、建築物の床に電気機
器等の配線を敷設する床下配線二重床の施工方法に於
て、該建築物の床スラブ上に上部は格子状に複数の開口
部を有する平板と下部は該開口部に連通する底部を有
し、且つ、該開口部と該底部間は配線のための空隙部を
保持する長さを有する中空の脚とで形成されるFRPよ
りなる型枠を該空隙部が連通するように所定数敷設し、
その後、該型枠の該脚の中空部にモルタルを充填し、更
に該型枠の上部にモルタルを打設して床を形成するFR
P型枠を用いる床下配線二重床の施工方法、及びFRP
よりなる型枠であって、上部は格子状に複数の開口部を
有する平板と下部は該開口部に連通する底部を有し、且
つ、該開口部と該底部間は配線のための空隙部を保持す
る長さを有する中空の脚とで構成される二重床形成用型
枠を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図2に従って詳述する。図1は建物の床スラブ1
上に敷設するFRP型枠2の1ピースを示す。該FRP
型枠2は、上部は格子状に複数配置される円形の開口部
3を有する平板4と下部は該開口部3と鉛直に連通する
底部6を有し、且つ、該開口部3と該底部6との間は配
線のための空隙部8を保持する長さを有する円筒状の脚
5とで形成される。該脚5の上部の円形の該開口部3と
円筒状の該脚5との接続部の形状は漏斗状9に形成す
る。
【0009】このように形成することにより、該空隙部
8の上部の該脚5近傍の形状がアーチ状になるので、該
FRP型枠2の上部からの荷重に対し強く抵抗できる。
図示の該FRP型枠2は等間隔に配置される9本の該脚
5と9個の該開口部3を有する正方形の該平板4とで一
体的に形成される。該FRP型枠2は強化材としてのガ
ラス繊維を35%、不飽和ポリエステル樹脂を64%、
硬化材を1%の配分比で形成する。
【0010】該FRP型枠2の製作は離型性のよい型の
上にガラス繊維や樹脂をスプレーを使用して同時に吹き
つけて積層するスプレーアップ法や必要とする枚数の強
化材を1枚ずつ樹脂で含浸させながら所定の形と厚さに
手作業で積み重ねて行うハンドレイアップ法によって成
形する。尚、製作に当っては型枠強度に関するガラス繊
維含有率の選定、温度管理(15℃〜22℃)及び湿度
管理(60%〜70%)に注意して行えば、特に熟練工
によらなくても該FRP型枠2の性能は十分満足させる
ことができる。
【0011】又、上記配分比で構成される該FRP型枠
2の物質特性はおおよそ次の通りとなる。
【0012】 引張り強さ 900kg/cm2 引張り弾性率 70000kg/cm2 曲げ強さ 1200kg/cm2 曲げ弾性率 75000kg/cm2 圧縮強さ 1200kg/cm2 圧縮弾性率 65000kg/cm2 線膨張率 2.0×10-5/℃ 熱伝導率 0.23kcal/m2hr℃ 次に、図2に従って床11の施工方法を説明する。図2
(a)に示すように、前記床スラブ1上に前記FRP型
枠2のピースを前記平板4に密着するよう格子状に所定
数敷設して床11の基盤を形成する。該平板4の敷設と
同時に前記脚5が格子状に配置され、且つ、前記空隙部
8が互いに連通してどの位置からの配線にも自由に対応
できる状態になる。
【0013】次に図2(b)に示すように、該脚5の中
空部7内に該FRP型枠2の上面と同一の高さまでモル
タル10を充填して作業床面を平らにし、床11の施工
性を良くする。その後、図2(c)に示すように、該F
RP型枠2の上面にモルタルを打設して作業者が金ゴテ
を用いて所定厚の床11を仕上げる。
【0014】尚、実施の形態に示したFRP型枠2の
形、大きさ、脚の本数、材料の配分比等はこれに限定さ
れるべきものではなく、FRP型枠の設計により適宜変
更される。斯くして、FRP型枠を用いることにより床
下配線二重床の施工性が向上する。
【0015】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、型枠をFRPにすることにより熟練工によらなく
ても簡易な成形用型を利用してスプレーアップ工法等に
より自由な形状に簡単に製作できる。又、強度も強く腐
蝕しない型枠となる。
【0017】更に、床スラブ上にFRP型枠を並べて床
仕上げ施工を行うとき、型枠上に作業者が乗っても型く
ずれしなく、且つ、事前に脚の中空部にモルタルを充填
し、作業床面を平らにすることにより作業者が安定した
状態で精度良く仕上げ作業を行うことができる。従っ
て、従来のPVC型枠による床施工のように熟練工によ
る高価なセルフレベリング材を使用する作業も必要な
く、一般の作業者により広い範囲で普通モルタルでの打
設作業を行うことができるので、大幅なコストダウン及
び施工性向上による工期短縮に寄与する等、正に著大な
る効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示し、FRP型
枠の斜視図。 (b)図1のX−X断面図。
【図2】(a)床スラブ上にFRP型枠を敷設する一部
切欠縦断面図。 (b)FRP型枠の脚にモルタルを充填する状態を示す
一部切欠縦断面図。 (c)FRP型枠上に仕上げ床を形成する状態を示す一
部切欠縦断面図。
【符号の説明】
1 床スラブ 2 FRP型枠 3 開口部 4 平板 5 脚 6 底部 7 中空部 8 空隙部 10 モルタル 11 床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の床に電気機器等の配線を敷設す
    る床下配線二重床の施工方法に於て、該建築物の床スラ
    ブ上に上部は格子状に複数の開口部を有する平板と下部
    は該開口部に連通する底部を有し、且つ、該開口部と該
    底部間は配線のための空隙部を保持する長さを有する中
    空の脚とで形成されるFRPよりなる型枠を該空隙部が
    連通するように所定数敷設し、その後、該型枠の該脚の
    中空部にモルタルを充填し、更に該型枠の上部にモルタ
    ルを打設して床を形成することを特徴とするFRP型枠
    を用いる床下配線二重床の施工方法。
  2. 【請求項2】 FRPよりなる型枠であって、上部は格
    子状に複数の開口部を有する平板と下部は該開口部に連
    通する底部を有し、且つ、該開口部と該底部間は配線の
    ための空隙部を保持する長さを有する中空の脚とで構成
    される二重床形成用型枠。
JP10336909A 1998-11-27 1998-11-27 Frp型枠を用いる床下配線二重床の施工方法及び二重床形成用型枠 Pending JP2000160817A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101743590B1 (ko) 2016-02-25 2017-06-05 조선대학교 산학협력단 셀프 레벨링이 가능한 바닥 패널

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101743590B1 (ko) 2016-02-25 2017-06-05 조선대학교 산학협력단 셀프 레벨링이 가능한 바닥 패널

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