JP2000160448A - カーテン用芯地 - Google Patents
カーテン用芯地Info
- Publication number
- JP2000160448A JP2000160448A JP10338308A JP33830898A JP2000160448A JP 2000160448 A JP2000160448 A JP 2000160448A JP 10338308 A JP10338308 A JP 10338308A JP 33830898 A JP33830898 A JP 33830898A JP 2000160448 A JP2000160448 A JP 2000160448A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curtain
- woven
- tape
- interlining
- plain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テープ状の長手方向に沿って柔軟性が優れて
いるためカーテンの襞を出しやすいカーテン用芯地を提
供すること。 【解決手段】 絡み織りテープ部の両側に各々平織りテ
ープ部が連設され、これらの絡み織りテープ部と平織り
テープ部とはモノフィラメントの縦糸とモノフィラメン
トの横糸によって一体的に織り出されているカーテン用
芯地である。
いるためカーテンの襞を出しやすいカーテン用芯地を提
供すること。 【解決手段】 絡み織りテープ部の両側に各々平織りテ
ープ部が連設され、これらの絡み織りテープ部と平織り
テープ部とはモノフィラメントの縦糸とモノフィラメン
トの横糸によって一体的に織り出されているカーテン用
芯地である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は織機によってテープ状
に織り出されたカーテン用芯地に関し、カーテンの上端
に設置されてカーテンの襞を出すために使用されるもの
である。
に織り出されたカーテン用芯地に関し、カーテンの上端
に設置されてカーテンの襞を出すために使用されるもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来におけるこの種のカーテン用芯地に
は、モノフィラメントの縦糸および横糸を使用してテー
プ状に平織りされたものと、マルチフィラメントの縦糸
とモノフィラメントの横糸を使用してテープ状に平織り
し樹脂加工されたものとが存在した。
は、モノフィラメントの縦糸および横糸を使用してテー
プ状に平織りされたものと、マルチフィラメントの縦糸
とモノフィラメントの横糸を使用してテープ状に平織り
し樹脂加工されたものとが存在した。
【０００３】前者にあっては、縦糸および横糸ともモノ
フィラメントであったため透明感に優れており、よっ
て、カーテンのデザイン性の自由度を広くしやすく、一
方、後者にあっては、縦糸がマルチフィラメントである
とともに平織り後に樹脂加工をしていたため、テープ状
の長手方向に沿って柔軟性を出しやすく、よって、カー
テンの襞を出しやすいという長所を有していた。
フィラメントであったため透明感に優れており、よっ
て、カーテンのデザイン性の自由度を広くしやすく、一
方、後者にあっては、縦糸がマルチフィラメントである
とともに平織り後に樹脂加工をしていたため、テープ状
の長手方向に沿って柔軟性を出しやすく、よって、カー
テンの襞を出しやすいという長所を有していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
あっては、縦糸および横糸ともモノフィラメントであっ
たため、テープ状の長手方向に沿って柔軟性を出しにく
く、よって、カーテンのの襞を出しにくいという不都合
を有した。
あっては、縦糸および横糸ともモノフィラメントであっ
たため、テープ状の長手方向に沿って柔軟性を出しにく
く、よって、カーテンのの襞を出しにくいという不都合
を有した。
【０００５】一方、後者にあっては、縦糸がマルチフィ
ラメントであったため、縫製の際にミシン針によって織
り目が動きやすく、よって、カーテン自体を傷付けやす
いという不都合を有するとともに前記樹脂加工の工程を
別途に必要とするためコストが高額化せざるを得ないと
いう不都合を有した。
ラメントであったため、縫製の際にミシン針によって織
り目が動きやすく、よって、カーテン自体を傷付けやす
いという不都合を有するとともに前記樹脂加工の工程を
別途に必要とするためコストが高額化せざるを得ないと
いう不都合を有した。
【０００６】この発明の課題はこれらの不都合を解消す
ることである。
ることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係るカーテン用芯地においては、絡み織
りテープ部の両側に各々平織りテープ部が連設され、こ
れらの絡み織りテープ部と平織りテープ部とはモノフィ
ラメントの縦糸とモノフィラメントの横糸によって一体
的に織り出されているため、主要部となる絡み織りテー
プ部によって長手方向の柔軟性を出すことができるとと
もに両端の平織りテープ部を縫製することによって安定
して縫製を維持することができる。
に、この発明に係るカーテン用芯地においては、絡み織
りテープ部の両側に各々平織りテープ部が連設され、こ
れらの絡み織りテープ部と平織りテープ部とはモノフィ
ラメントの縦糸とモノフィラメントの横糸によって一体
的に織り出されているため、主要部となる絡み織りテー
プ部によって長手方向の柔軟性を出すことができるとと
もに両端の平織りテープ部を縫製することによって安定
して縫製を維持することができる。
【０００８】また、平織りテープ部を縫製するため、縫
製の際にミシン針で傷付くことが殆どない。
製の際にミシン針で傷付くことが殆どない。
【０００９】また、モノフィラメントの織り物であるた
め、クリーニング等によって傷の付くことは殆どない。
め、クリーニング等によって傷の付くことは殆どない。
【００１０】更に、縦糸および横糸ともモノフィラメン
トであるため、透明感に優れており、よって、レース等
うす地のカーテンに使用しても心地が浮きだして見える
ことはない。
トであるため、透明感に優れており、よって、レース等
うす地のカーテンに使用しても心地が浮きだして見える
ことはない。
【００１１】更に、この発明に係るカーテン用芯地は、
絡み織りテープ部によって長手方向の柔軟性を出してい
るため、従来のように、柔軟性を出すための樹脂加工の
工程を別途に必要としないものである。
絡み織りテープ部によって長手方向の柔軟性を出してい
るため、従来のように、柔軟性を出すための樹脂加工の
工程を別途に必要としないものである。
【００１２】
【実施の態様】以下、図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図１はこの発明に係るカーテン用心地の正
面図、図２はその使用状態図、図３は図２におけるIII-
III 線拡大断面図、図４はこのカーテン用心地を織り上
げる場合の縦糸必要量を示したグラフである。
を説明する。図１はこの発明に係るカーテン用心地の正
面図、図２はその使用状態図、図３は図２におけるIII-
III 線拡大断面図、図４はこのカーテン用心地を織り上
げる場合の縦糸必要量を示したグラフである。
【００１３】図２において、10はカーテンであり、カー
テン本体11とその上端縁に形成された襞形成部12とから
構成されている。
テン本体11とその上端縁に形成された襞形成部12とから
構成されている。
【００１４】図２及び図３に示すように、前記襞形成部
12は、カーテン用芯地20を包み込むように前記カーテン
本体11の上端縁部を折り曲げ、この上端縁部をカーテン
用芯地20とともに所要数の襞13,13,…を形成した状態で
この襞13,13,…の上端縁及び下端縁を直線状に縫製した
ものである（縫目14を参照のこと）。
12は、カーテン用芯地20を包み込むように前記カーテン
本体11の上端縁部を折り曲げ、この上端縁部をカーテン
用芯地20とともに所要数の襞13,13,…を形成した状態で
この襞13,13,…の上端縁及び下端縁を直線状に縫製した
ものである（縫目14を参照のこと）。
【００１５】次に、図１及び図４に基づいて、前記カー
テン用芯地20について説明する。図１に示すように、こ
のカーテン用芯地20はテープ状であり、中心部に絡み織
りテープ部21を有するとともにその両側に各々平織りテ
ープ部22,22 が連設されている。この絡み織りテープ部
21と平織りテープ部22,22 とはモノフィラメントの縦糸
とモノフィラメントの横糸によって一体的に織り出され
ているものである。
テン用芯地20について説明する。図１に示すように、こ
のカーテン用芯地20はテープ状であり、中心部に絡み織
りテープ部21を有するとともにその両側に各々平織りテ
ープ部22,22 が連設されている。この絡み織りテープ部
21と平織りテープ部22,22 とはモノフィラメントの縦糸
とモノフィラメントの横糸によって一体的に織り出され
ているものである。
【００１６】前記絡み織りテープ部21は、このカーテン
用芯地20の長手方向の柔軟性を出すための部分であり、
また、両端の平織りテープ部22,22 はこのカーテン用芯
地20と縫い合わされる部分である。
用芯地20の長手方向の柔軟性を出すための部分であり、
また、両端の平織りテープ部22,22 はこのカーテン用芯
地20と縫い合わされる部分である。
【００１７】よって、このカーテン用芯地を使用すれ
ば、テープ状の長手方向に沿って柔軟性が優れているた
めカーテンの襞を出しやすく、カーテンの仕上がりを向
上させることができる。
ば、テープ状の長手方向に沿って柔軟性が優れているた
めカーテンの襞を出しやすく、カーテンの仕上がりを向
上させることができる。
【００１８】また、従来、硬くて伸縮性に乏しいモノフ
ィラメントの糸によって絡み織りをする場合、縦糸送り
出し装置に付加装置を追加しても、強い張力、特に、糸
を潜らせるときの強い張力に耐えきれず、糸が切れてし
まうことが多いため、モノフィラメントのテープにする
ことが困難であった。しかし、本願発明では、絡み織り
テープ部21の両側に各々平織りテープ部22,22 を連設
し、これらの平織りテープ部22,22 によって前記絡み織
りテープ部21を織るときの強力な張力を支えることによ
って絡み織りのテープ部21を主要部としたカーテン用芯
地を製織することができるようになったものである。ま
た、この場合、前記平織りテープ部22,22はカーテン本
体11への縫い付け部分としてその特徴を発揮することが
できるものである。
ィラメントの糸によって絡み織りをする場合、縦糸送り
出し装置に付加装置を追加しても、強い張力、特に、糸
を潜らせるときの強い張力に耐えきれず、糸が切れてし
まうことが多いため、モノフィラメントのテープにする
ことが困難であった。しかし、本願発明では、絡み織り
テープ部21の両側に各々平織りテープ部22,22 を連設
し、これらの平織りテープ部22,22 によって前記絡み織
りテープ部21を織るときの強力な張力を支えることによ
って絡み織りのテープ部21を主要部としたカーテン用芯
地を製織することができるようになったものである。ま
た、この場合、前記平織りテープ部22,22はカーテン本
体11への縫い付け部分としてその特徴を発揮することが
できるものである。
【００１９】ところで、この発明に係るカーテン用心地
は縦糸をモノフィラメントとしているため、絡み織りテ
ープ部21を織るときの縦糸の必要量が平織りテープ部2
2,22を織るときの必要量と異なり、絡み織りテープ部21
の縦糸の供給量を多く設定しなければならず、その上、
二種の異なった織り方を同時に行うために絡み織りテー
プ部21の中央部分とその両端部分、また、平織りテープ
部22,22 の中央部分とその両端部分における縦糸の必要
量が一様でなく且つ糸に伸縮性が少ないためにその供給
方法が難しく、よって、スムーズに製織することができ
なかった。
は縦糸をモノフィラメントとしているため、絡み織りテ
ープ部21を織るときの縦糸の必要量が平織りテープ部2
2,22を織るときの必要量と異なり、絡み織りテープ部21
の縦糸の供給量を多く設定しなければならず、その上、
二種の異なった織り方を同時に行うために絡み織りテー
プ部21の中央部分とその両端部分、また、平織りテープ
部22,22 の中央部分とその両端部分における縦糸の必要
量が一様でなく且つ糸に伸縮性が少ないためにその供給
方法が難しく、よって、スムーズに製織することができ
なかった。
【００２０】そこで、発明者は図４に示すように縦糸必
要量を設定することによって、この問題点を克服し、カ
ーテン用芯地に適した織物とすることができた。縦糸必
要量は図４のグラフが示すように、Ｄ点よりＢ点の方が
多くＣ点は少なくＡ点で最高となる。なお、この方法は
絡み織りと他の織物（例えば、綾織，袋織）との連続織
りにも応用できるものである。また、いかなる伸縮性の
ない糸でこれらの製織を行う場合にも応用できるもので
ある。
要量を設定することによって、この問題点を克服し、カ
ーテン用芯地に適した織物とすることができた。縦糸必
要量は図４のグラフが示すように、Ｄ点よりＢ点の方が
多くＣ点は少なくＡ点で最高となる。なお、この方法は
絡み織りと他の織物（例えば、綾織，袋織）との連続織
りにも応用できるものである。また、いかなる伸縮性の
ない糸でこれらの製織を行う場合にも応用できるもので
ある。
【００２１】
【発明の効果】この発明に係るカーテン用芯地は、絡み
織りテープ部の両側に各々平織りテープ部が連設され、
これらの絡み織りテープ部と平織りテープ部とはモノフ
ィラメントの縦糸とモノフィラメントの横糸によって一
体的に織り出されているため、主要部となる絡み織りテ
ープ部によって長手方向の柔軟性を出すことができると
ともに両端の平織りテープ部を縫製することによって安
定して縫製を維持することができる。
織りテープ部の両側に各々平織りテープ部が連設され、
これらの絡み織りテープ部と平織りテープ部とはモノフ
ィラメントの縦糸とモノフィラメントの横糸によって一
体的に織り出されているため、主要部となる絡み織りテ
ープ部によって長手方向の柔軟性を出すことができると
ともに両端の平織りテープ部を縫製することによって安
定して縫製を維持することができる。
【００２２】よって、このカーテン用芯地を使用すれ
ば、テープ状の長手方向に沿って柔軟性が優れているた
めカーテンの襞を出しやすく、カーテンの仕上がりを向
上させることができる。
ば、テープ状の長手方向に沿って柔軟性が優れているた
めカーテンの襞を出しやすく、カーテンの仕上がりを向
上させることができる。
【００２３】また、平織りテープ部を縫製するため、縫
製の際にミシン針で傷付くことが殆どなく、この結果、
縫製の際にカーテン自体が傷になることは殆どないもの
である。
製の際にミシン針で傷付くことが殆どなく、この結果、
縫製の際にカーテン自体が傷になることは殆どないもの
である。
【００２４】また、平織りテープ部を縫製するため、縫
製の際にミシン針で傷付くことが殆どないため、当該芯
地を再使用することも可能である。
製の際にミシン針で傷付くことが殆どないため、当該芯
地を再使用することも可能である。
【００２５】また、モノフィラメントの織り物であるた
め、クリーニング等によって傷の付くことは殆どない。
め、クリーニング等によって傷の付くことは殆どない。
【００２６】更に、縦糸および横糸ともモノフィラメン
トであるため、透明感に優れており、よって、レース等
うす地のカーテンに使用しても心地が浮きだして見える
ことはなく、カーテンのデザイン性の自由度を拡大する
ことができる。
トであるため、透明感に優れており、よって、レース等
うす地のカーテンに使用しても心地が浮きだして見える
ことはなく、カーテンのデザイン性の自由度を拡大する
ことができる。
【００２７】更に、この発明に係るカーテン用芯地は、
絡み織りテープ部によって長手方向の柔軟性を出してい
るため、従来のように、柔軟性を出すための樹脂加工の
工程を別途に必要としない結果、製造コストを低額化さ
せることができる。
絡み織りテープ部によって長手方向の柔軟性を出してい
るため、従来のように、柔軟性を出すための樹脂加工の
工程を別途に必要としない結果、製造コストを低額化さ
せることができる。
【図１】図１はこの発明に係るカーテン用心地の正面図
である。
である。
【図２】図２はその使用状態図である。
【図３】図３は図２におけるIII-III 線拡大断面図であ
る。
る。
【図４】図４はこのカーテン用心地を織り上げる場合の
縦糸必要量を示したグラフである。
縦糸必要量を示したグラフである。
21 … 絡み織りテープ部 22 … 平織りテープ部 20 … カーテン用芯地
Claims (1)
- 【請求項１】 絡み織りテープ部の両側に各々平織りテ
ープ部が連設され、これらの絡み織りテープ部と平織り
テープ部とはモノフィラメント縦糸とモノフィラメント
の横糸によって一体的に織り出されていることを特徴と
するカーテン用芯地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10338308A JP2000160448A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | カーテン用芯地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10338308A JP2000160448A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | カーテン用芯地 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000160448A true JP2000160448A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18316922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10338308A Pending JP2000160448A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | カーテン用芯地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000160448A (ja) |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP10338308A patent/JP2000160448A/ja active Pending
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