JPH0795920A - カーテン用芯地と同芯地を使用するカーテン吊下構造 - Google Patents

カーテン用芯地と同芯地を使用するカーテン吊下構造

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JPH0795920A
JPH0795920A JP6128501A JP12850194A JPH0795920A JP H0795920 A JPH0795920 A JP H0795920A JP 6128501 A JP6128501 A JP 6128501A JP 12850194 A JP12850194 A JP 12850194A JP H0795920 A JPH0795920 A JP H0795920A
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  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】生産性に優れ、しかも取付けが容易で且つカー
テンレールに対するカーテンの上下取付位置を少なくと
も2段に変更できるカーテン専用の芯地と同芯地を使用
したカーテン吊下構造を提供する。 【構成】幅方向に所定の幅をもつネット状の織り組織か
らなるメッシュ部(2)を挟んで、同じく織り組織により
少なくとも2段以上に形成された面ファスナーの雄雌い
ずれかの係着部(3a,3b) が形成されたカーテン用芯地
(1) であって、同芯地の緯糸(6) として剛直性をもつ合
成樹脂製のモノフィラメント(5a)を使用する。この芯地
(1) を上端縁に添設したカーテン(10)を、カーテンレー
ル(20)に取り付けるにあたっては、前記芯地(1) に係着
する吊下片(42)を芯地(1) に形成された上下段のいずれ
かの係着部に係着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用及び業務用のカ
ーテンや、劇場、病院などで使用される各種暗幕類など
の各種カーテンの被吊下部に適用されるカーテン芯地と
同芯地を使用したカーテンの吊下げ構造に関し、特に一
枚の芯地を用いてカーテンの取付位置をカーテンレール
が露出する位置と同レールを隠蔽する位置とに容易に選
定でき、しかもカーテンの取付けを容易にした取付構造
を有するカーテン芯地とカーテン吊下構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカーテンの被吊下部には剛直な織
物からなる芯地が添設される。これはカーテンに最も外
力がかかる部分の補強のためと被吊下部分の整容のため
である。前記芯地には、その長さ方向に所定の間隔をも
って金属製フック片の取付部が形成され、カーテンをカ
ーテンレールに取り付けるにあたっては、前記フック片
の取付部にフック片を取り付けたあと、前記レール内を
走行自在に取り付けらたカーテンランナーのリング部又
はフック部に順次フック片を引っ掛けることにより行
う。
【0003】ところで、カーテンをカーテンレールに取
る付ける際に、カーテンの上下取付位置を変更すること
が必要となる場合がある。例えば、カーテンレールが装
飾性をもつ場合には、カーテンの上端から意識的にカー
テンレールを露出させることがなされる。この場合、上
記フック片はカーテンの上端縁に取り付けられる。ま
た、反対にカーテンの上端縁部でカーテンレールを隠蔽
する場合がある。この場合には、前記フック片をカーテ
ンの上端縁よりも下方の位置に取り付ける必要がある。
【0004】しかして、カーテンのフック片取付部は通
常上下方向に一箇所であるため、前述のごとくカーテン
レールに対するカーテンの上下取付位置を変更する場合
には、予め用意されている高さ寸法の異なるフック片の
中から適切なものを選び、それをカーテンに取り付け、
カーテンの上下取付位置を変更させているのが一般的で
ある。
【0005】一方で、近年のカーテン需要の増加は著し
く、またその頻繁な交換や洗濯が益々多くなってきてい
る。この交換作業の効率化を図るため、従来もカーテン
レールに取り付けられたカーテンランナーに対してカー
テンを容易に脱着するための様々な提案がなされてい
る。例えば、特公昭40−27706号公報及び実開昭
57−142986号公報に開示されたカーテン取付具
によれば、長尺の雄雌いずれかの面ファスナーテープに
所定の間隔を隔ててカーテンランナーを取付ける一方
で、カーテンの上端縁の全長にわたり前記面ファスナー
と係着する相手方の面ファスナーテープを取り付けてい
る。また、例えば実開平2−107387号公報に開示
されたカーテン取付具によれば、カーテンランナーのカ
ーテン取付部に雄雌のいずれかの面ファスナー片を貼着
すると共に、カーテンの上端縁には全長にわたって相手
方の面ファスナーテープを添着させている。
【0006】こうしたカーテンの取付具を採用すること
により、カーテンランナーにカーテンを取付けるときは
面ファスナー同士を軽く押圧するだけの操作で容易に取
付けられ、また同ランナーからカーテンを外すときは単
に面ファスナー同士を剥離させるだけで済むというもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報に
開示されたカーテン取付具は、いずれも通常の面ファス
ナーが使用されており、従って上述のごとくカーテンレ
ールに対するカーテンの上下取付位置を変更することは
難しく、強いてその上下取付位置を変更しようとするに
はカーテン毎に面ファスナーの取付位置を変更せざるを
得ない。
【0008】勿論、カーテンの上端縁に取り付ける面フ
ァスナーの幅を大きくすれば、前記要求に応えることも
可能ではあるが、生産コストに対する影響が大きく、採
算性の面から採用できず、更にはギャザの形成に関して
は従来の技術を踏襲するだけであるため、面ファスナー
同士が係着するカーテン上端縁部が剛直化してしまい、
カーテンの開閉時、特にカーテン開放時においてカーテ
ンが容易には折り畳まれず、またカーテンベルトで全体
を束ねた場合にも美麗に折り畳むことが難しく、外観が
損なわれる場合がある。
【0009】本発明はかかる不具合を同時に解決するも
のであり、その目的は生産性に優れ、しかも取付けが容
易で且つカーテンレールに対するカーテンの上下取付位
置を少なくとも2段以上に変更できるカーテン専用の芯
地と同芯地を使用したカーテン吊下構造を提供すること
にある。また、他の目的はカーテンに格別の加工を施さ
ないにも関わらず、その取付けと同時に自動的にプリー
ツが形成されるカーテンの吊下構造をも提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の要旨の一つはカーテンの上端縁に沿って添
設される長尺な芯地であって、その幅方向に所定の幅を
もつネット状の織り組織からなるメッシュ部を挟んで、
同じく織り組織により少なくとも2段以上に形成された
面ファスナーの雄雌いずれかの係着部をもち、芯地の幅
方向に配される糸条が他の構成糸条に較べて剛直性をも
つ合成樹脂製モノフィラメントであることを特徴とする
カーテン用芯地にある。また、ネット状の織り組織から
なるメッシュ部の間に、同じく織り組織により幅方向の
中央から一方の端縁方向に偏った所望の位置に形成さ
れ、少なくとも1段以上からなる面ファスナーの雄雌い
ずれかの係着部をもつと共に、芯地の幅方向に配される
糸条が剛直性をもつ合成樹脂製モノフィラメントである
ことを特徴とするカーテン用芯地、更には芯地の略中央
から一方の端縁までの半部に形成されるネット状の織り
組織からなるメッシュ部と、幅方向の略中央から他方の
端縁までの半部に織り組織により形成される雄雌いずれ
かの面ファスナー係着部とを有してなると共に、芯地の
幅方向に配される糸条が他の構成糸条に較べて剛直性を
もつ合成樹脂製モノフィラメントからなることを特徴と
するカーテン用芯地も、それぞれ本発明の要旨の一つで
ある。そして、好適には前記係着部がその長手方向に平
行に延びる畦状部分と非畦状部分とからなり、前記畦状
部分は雄雌係着片から構成され、前記非畦状部分はネッ
ト状のメッシュ部にて構成される。
【0011】また本発明の更に他の要旨は、上端縁に上
述の構成を備えた芯地が添設されてなるカーテンと、カ
ーテンレールに沿って移動可能な前記芯地に係着するカ
ーテン吊下部材とからなるカーテン吊下げ構造であっ
て、前記カーテン吊下部材は前記芯地に形成された係着
部に係着する係着面を有する複数の吊下片を備えてなる
ことを特徴とするカーテン吊下構造にある。
【0012】
【作用】以下、カーテンランナーと吊下片とが別体であ
り、且つ個々の吊下片が独立している場合の作用につい
て説明する。カーテンレールにカーテンを取付けるに
は、予め必要な個数のカーテンランナーをカーテンレー
ルに取り付ける。このとき、カーテンの上端縁には本発
明の芯地が縫製等により全長にわたって添設されてい
る。この添設にあたっては、芯地のメッシュ部と係着部
との境界線が正確な直線状態にあるため、同境界線を基
準として縫着等を行う。
【0013】次いで、前記カーテンランナーの数に対応
する数の吊下片を前記芯地の係着部に等間隔で係着させ
る。この吊下片を芯地の係着部に係着するにあたって、
カーテンの上端縁部によりカーテンレールを隠蔽したい
ときは、芯地の下段に形成されている係着部に吊下げ片
を係着するか、或いは芯地の幅方向に偏って形成されて
いる係着部を下方にして係着させる。また、カーテンの
上端縁部の上部にカーテンレールを表出させたいとき
は、芯地の上段に形成されている係着部に吊下片を係着
させるか、或いは芯地の幅方向に偏って形成されている
係着部を上方にして係着させる。
【0014】こうして吊下片の係着が終了したのち、各
吊下片を上記カーテンランナーに順次取り付けて、カー
テンの取付けが終了する。このとき、各吊下片が芯地の
上段係着部に係着されていると、カーテンレールはカ
ーテンの上端縁より上方に表出した状態となる。また、
各吊下片が芯地の下段係着部に係着されていると、カ
ーテンの上端縁がカーテンレールの前方を覆い、カーテ
ンレールを隠蔽する。
【0015】カーテンの上端縁によりカーテンレールを
隠蔽する場合に、吊下片によるカーテン支持部は芯地の
下段側係着部となるため、カーテンの上端縁部は立ち上
げられた状態となるが、芯地の幅方向(上下方向)には
剛直な合成樹脂製モノフィラメントが配されているため
同上端縁部は前倒れせず、安定した立上り姿勢を保持す
る。
【0016】また、本発明の芯地において上述のごとき
広幅のメッシュ部に加えて上記係着部中に非畦状のメッ
シュ部を形成する場合には、カーテンに対する芯地の縫
着に際して縫製が容易となるばかりでなく、特にレース
カーテンに同芯地を取り付ける場合には前記両メッシュ
部が透視可能となるためレースカーテンに違和感をもた
らさない。更に、同メッシュ部の存在はカーテンの洗濯
時において係着部の乾燥を促進させる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って具体的
に説明する。なお、本発明は図示例に限定されるもので
ないことは、以後の説明により明らかにされる。
【0018】図1は本発明の代表的な構成をもつカーテ
ン用芯地を係着面から見た斜視図であり、同図により明
らかなごとく同実施例のカーテン用芯地の基本的な構成
は、長尺なテープ状芯地1の幅方向にレース状のメッシ
ュ部2を挟んで所定の幅をもつ少なくとも2段の係着部
3を有している点にある。図示例では、前記係着部3は
多数のループ片が群立した面ファスナーの雌係着面から
構成されているが、同係着部3をフック片が多数群立す
る面ファスナーの雄係着面としてもよい。
【0019】図2及び図3は、本発明のカーテン用芯地
の織物組織を示す部分拡大平面図であり、図2は前記メ
ッシュ部2と係着部3の織物組織例を示し、図3は同メ
ッシュ部2、係着部3及び耳部4の織物組織例を示して
いる。
【0020】まず図2において、符号5は経糸を示し、
符号6は緯糸を示す。図示例では、経糸5として繊度の
異なる合成樹脂フィラメントが使われており、その1は
繊度1比較的大きいモノフィラメント5a,その2は同
質材からなる多数本の細繊度フィラメントからなる第1
マルチフィラメント5c、その3は前記第1マルチフィ
ラメント5cと同一繊度の多数のフィラメントからな
り、同第1マルチフィラメント5cの本数より多い本数
で構成される第2マルチフィラメント5bである。
【0021】そして、前記第2マルチフィラメント5b
は芯地1のメッシュ部2の地組織全体に配される経糸で
あり、前記モノフィラメント5aは前記メッシュ部2に
配され、前記第2マルチフィラメント5bと共に絡み織
り組織を構成し、メッシュ部2における地組織の一部構
成経糸となる。また、前記第1マルチフィラメント5c
の一部は前記係着部3に配されてループ状に突出させな
がら他のマルチフィラメント5cと共に地組織内に織り
込まれ、雌係着部を形成する。
【0022】緯糸6は経糸5と同質材の2本のモノフィ
ラメントからなり、そのトータルの繊度は前記モノフィ
ラメント5aより太いものが使用される。本発明の芯地
織物はニードル織機により織製されるため、緯糸6は上
述のごとく2本のモノフィラメントを引き揃えた双糸か
らなる。この緯糸6としてトータル繊度が他の糸条に較
べて大きい繊度をもつモノフィラメントを採用すること
が本発明の特徴の一部をなしており、こうすることによ
って完成された芯地1の幅方向(緯糸方向)に剛直性を
与える。
【0023】地織物の基本組織は図から明らかなように
平織りであるが、ループ片7を構成する第1マルチフィ
ラメント5c−1は、3本の緯糸6が交互に通されたあ
とでループ状の形態で2本の隣接する通常経糸を構成す
る第1マルチフィラメント5c−2を跨いで経糸列間に
移され、そこで新たに3本の緯糸6が交互に通され、再
びループ状の形態で元の経糸列間に戻り、以降は同手順
が繰り返されて雌係着部3を織製する。本実施例におい
ては、隣合うループ列間には通常経糸を構成する2本の
第1マルチフィラメント5c−2と緯糸6との間で通常
の平織りがなされ、一つの雌係着部3には幅方向に10
列のループ列が形成される。
【0024】本実施例では、前述のごとく構成された雌
係着部3がメッシュ部2を挟んで長さ方向に2段形成さ
れる。メッシュ部2の織り組織は、図2から明らかなご
とくモノフィラメント5aと第2マルチフィラメント5
bとが交互に配され、両者がが一対となって絡み織り組
織を構成している。即ち、前記雌係着部3に近接して、
第2マルチフィラメント5bが配され、その隣りに配さ
れたモノフィラメント5aとにより1列の絡み織り部2
aを形成し、この絡み織り部2aが雌係着部3に近接す
るものをも含めて8列で本発明の特徴の一部をなすメッ
シュ部2を構成する。図示例では、1列の絡み織り部2
aは3本の緯糸6との間で通常の平織り組織で織られ、
4本目の緯糸6の部分でモノフィラメント5aと第2マ
ルチフィラメント5bとの経糸配列が入れ替わったあ
と、同じく3本の緯糸6との間で通常の平織りで織り進
み、4本目の緯糸6の部分でモノフィラメント5aと第
2マルチフィラメント5bとの経糸配列を元に戻し、こ
れが繰り返されて絡み織り部2aが形成される。
【0025】こうして所定の幅に形成された1段のメッ
シュ部2を挟んで形成される2段の各雌係着部3に隣接
して、前記メッシュ部2と同一構成をもつ所定の幅をも
つメッシュ部2が形成され、その外縁部にそれぞれ耳部
4が形成される。その織り組織例を図3に示している。
図示例によれば耳部4と雌係着部3とにより挟まれるメ
ッシュ部2は5列の絡み織り部2aにより構成されてい
る。前記耳部4の組織は従来と同様であり、耳端を別の
編糸による編組織を構成すると共に、1編目ごとに2本
組の前記緯糸6のうちの1本が折り返されるものであ
る。
【0026】図1に示す芯地1の実施例では、メッシュ
部2を挟む2段の前記雌係着部3がそれぞれ長さ方向に
連続して形成されているが、本発明では図4及び図5に
示すごとく芯地1の長さ方向に同雌係着部3を所定の間
隔をおいて間欠的に形成することもある。例えば、図4
に示す例では2段の雌係着部3が共に同一ピッチで間欠
的に形成される例であり、図5に示す例では2段の雌係
着部3に形成されるそれぞれの非係着部3a,3bの間
隔を異ならせている。
【0027】さて、以上の構成をもつ本発明の芯地1
は、図6に示すごとく従来と同様にカーテン10の上端
縁に沿って縫製などにより添設され、カーテンランナー
20に取り付けられる。この添設にあたっては、芯地の
メッシュ部2と係着部3との境界線が明確に画成されて
いることと、メッシュ部2を通してカーテン地が目視で
きることとが相まって、同境界線を基準として正確に且
つ容易に縫着等が行える。図6は本発明のカーテン取付
構造例を分解して示す部分斜視図、図7はカーテン10
の上端縁に添設される本発明に係る芯地例の取付状態を
示す平面図、図8はカーテンランナーとカーテンとを連
結するカーテン吊下部材40の一例を示す平面図、図9
は同側面図である。図6において、符号10はカーテ
ン、符号20はカーテンレールを示し、断面が略C状を
なし下面にスリット状の開口部21を有する長尺型材か
らなる。
【0028】図示実施例によれば、カーテンランナー3
0とカーテン吊下部材40とは別体として構成されてい
る。前記カーテン吊下部材40は、後述するごとくカー
テンランナー30と一体に構成される場合をも包含して
いる。前記カーテンランナー30は、駒状の本体31の
上端左右に一対の転動コロ32を有し、本体31の下端
には垂直線回りを回転するフック33が取り付けられて
いる。
【0029】一方、上記カーテン吊下部材40は、図8
及び図9により明らかなごとく1本の線条41と、同線
条41に中央部を固着して一体化された多数の矩形の吊
下片42とからなる。前記線条41は合成樹脂線条や合
成繊維製の糸条、組線条などからなり、強度と可撓性と
を兼ね備えている。前記吊下片42は前記線条41の長
さ方向に所定の間隔L-2 を隔てて多数取り付けられてお
り、同吊下片42の一表面には雄の面ファスナーの係着
面43が同時に成形されている。また、前記吊下片42
の上端には、前記カーテンランナー30のフック33に
引っ掛けられるフック部42aが突出して形成されてい
る。
【0030】ここで本実施例では、上述のカーテン10
の上端縁の全長にわたって添設される本発明の芯地1は
図7に示す構成を採用しており、間欠的な雌係着部3,
3,…の間隔L-1 を、前記線条41の長さ方向に間欠的
に取り付けられた図8に示す吊下片42の間隔L-2 より
所望の長さだけ大きくしている。こうすることで、本実
施例ではカーテン吊下部材40の吊下片42をカーテン
10に列設された面ファスナー片11に順次係着したと
きに、隣合う面ファスナー片11間の長さと隣合う吊下
片42間の線状41の長さとの差だけカーテン10が弛
むことになり、その部分で自動的にプリーツが形成され
ることになる。
【0031】なお、前記実施例では複数の吊下片42が
線条41をもって連結されているが、同吊下片42は個
々に独立しているものでもよく、また吊下片42の表面
に雄の面ファスナー係着面43を一体に成形することに
代えて、吊下片42のファスナー貼着面上に別に用意さ
れた雄の面ファスナー片を貼着することも可能である。
【0032】上述のごとくして製造されたカーテン吊下
部材40を使用して、本発明の芯地1が添着されたカー
テン10をカーテンレール20に取付けるときには、図
6に矢印で示すごとく予め必要な個数のカーテンランナ
ー30を、カーテンレール20の開口部21からフック
部33を下方に突出させた状態で挿入すると共に、各フ
ック部33をカーテン吊下部材40の吊下片42に形成
された各フック部42aに引っ掛けておく。このとき、
前記カーテン吊下部材40の一端部は適宜手段によりカ
ーテンレール20の一端部に移動しないように固着させ
る。この状態で、前記カーテン吊下部材40の他端部を
カーテンレール20に沿って引いて緊張させると、多数
の吊下片42がカーテンレール20に平行に所定の間隔
をもって整列する。次いで、カーテン10の上端縁に添
設された芯地1の間欠的に形成された雌係着部3を前記
整列している各吊下片42の面ファスナー係着面43に
順次押し当てながら軽く押圧していくだけでカーテン1
0の取付けが終了する。この取付けが終了すると、上述
のごとくカーテン10の上端縁に沿って自動的に多数の
プリーツが形成されることになる。
【0033】このカーテン10の取付けにあたって、カ
ーテン10の上端縁部によりカーテンレール20を隠蔽
したいときは、図10(b)に示すごとく芯地1の下段
の雌係着部3に前記吊下片42を取り付ける。この場
合、カーテン10の上端部は相当の幅(高さ)をもって
立ち上がるが、本発明の芯地1には幅方向(上下)に剛
直性をもつモノフィラメント6が使われているため、カ
ーテン10の上端部が前倒れするようなことがなく、常
に安定した姿勢を保持する。また、カーテンレール20
をカーテン10の上端縁の上部に表出させるよう取り付
ける場合は、図10(a)に示すごとく芯地1の上段の
雌係着部3に前記吊下片42を取り付ける。
【0034】このように、本発明の芯地に対する前記吊
下片42の取付位置が少なくとも上下2段に選択できる
ため、カーテン10の上下取付位置を変更させたいとき
は、簡単に変更できるものであり、しかも芯地1に形成
する上下2段の雌係着部3,3の間にメッシュ部2を配
して芯地全体の柔軟性を確保すると共に少なくとも芯地
1の幅方向に他の構成糸条よりも剛直性をもつモノフィ
ラメントを配して幅方向(上下方向)の柔軟性を防止し
ている。
【0035】本発明の芯地1は、既述したごとく全長に
わたって連続的に雌係着部3を形成することもでき、ま
た図示例のごとく所定の間隔を隔てて間欠的に雌係着部
3を形成することができる。この雌係着部3を間欠的に
形成する場合にも、上下2段の雌係着部3,3に長さ方
向に形成される非係着部3a,3bの長さをそれぞれ異
ならせて形成することができ、しかも同間隔L-1 を図8
に示すごとく複数の吊下片42が線条41により連結さ
れたカーテン吊下部材40を使用するときに、前記非係
着部3a,3bの長さを隣合う吊下片42の間隔L-2 よ
り大きく設定すれば、既述したごとくカーテン10をカ
ーテンレール20に取り付けたとき自動的にプリーツが
形成される。
【0036】また、本発明では前記雌係着部3に代えて
フック片群からなる雄係着部とすることも可能であり、
その場合には上記吊下片42の表面の係着面を雌係着面
に構成する。そして、上記カーテンの取付構造によれ
ば、カーテン10をカーテンレール20から取外す場合
は、単にカーテン10の上端縁の左右いずれかの端部か
ら順次引き剥がすようにするだけで全体を容易に取り外
すことができる。
【0037】更に図示例の場合、カーテン吊下部材40
の他端部をカーテンレール20に沿って緊張させると、
自動的にカーテン10の閉鎖幅が規定されるため、カー
テン10の実際の幅寸法の設定は極めて自由度の高いも
のとなる。また、上記実施例ではカーテン吊下部材40
とカーテンランナー30を別体として構成しているが、
カーテンランナー30のフック33と吊下片42のフッ
ク部42aを無くして、直接カーテンランナー30の本
体31と吊下片42とを結合させたものを一体成形する
ことも可能である。この場合に、カーテンランナー30
の本体31と吊下片42との連結部分を、図6に示した
本体31とフック33との連結部33aと同様に、本体
31に対して吊下片42が回転自在となる連結構造とす
ることが望ましいが、例えばカーテンランナー30が転
動コロ32をもたず、単に本体31の首部上端に円形フ
ランジ状の頭部を有する構造であれば、カーテンランナ
ー30がカーテンレール20の内部で垂直軸線回りに回
転可能であり、従って同ライナー部分と係着片部分が一
体となって垂直軸線回りに回転可能となるため、図6に
示すごとき格別の回転構造を採用する必要はない。
【0038】図11は、本発明の芯地1の他の好ましい
態様を示している。この態様によれば、芯地1に形成さ
れる係着部3は一段であるが、その形成位置が芯地1の
幅方向の中央部から一方の半部に偏って形成されてお
り、同係着部3の上下には上記実施例と同様にメッシュ
部2が配されている。メッシュ部2及び係着部の織組織
及び経緯に使用される糸条は上記実施例と変わらない。
【0039】この芯地1をカーテン10に添着するにあ
たり、カーテンレール20を隠蔽しようとするときは、
同図(a)に示すように係着部3をカーテン10の取付
端縁から遠ざかるようにして取り付け、カーテンレール
20をカーテンの10の上方に表出させたいときは、同
図(b)に示すように係着部3をカーテン10の取付端
縁に近付けて取り付ける。このとき、芯地1の長さ方向
に沿った一端縁をカーテン10の取付端縁に沿わせて添
着する。従って、芯地1の取付けにあたっては添着位置
を選択する煩わしさがなく、しかも芯地1を上下反転さ
せるだけで係着部3の配置が自動的に決められものであ
る。なお、図11では係着部3を1段としているが、芯
地1の幅方向中央から一方の半部に多段に係着部3を形
成することも可能である。
【0040】図12は、本発明に係る芯地1の更に他の
好ましい態様の一例を示している。同図によれば、本発
明の芯地1の幅方向の略中央部から一方の端縁にかけて
の半部をパイル組織からなる雌係着部3で構成すると共
に、他方の半部をネット状のメッシュ部2として構成し
ている。同メッシュ部2の織り組織は上述の織り組織と
同じである。また、同図示例では前記係着部3には長さ
方向に平行して3本延在する畦状部分3cと、同畦状部
分3cの間に延在する非畦状部分2bとが形成されてい
る。前記畦状部分3cには多数の雄又は雌の係着片が存
在し、前記非畦状部分2bは上記メッシュ部2と同様の
織り組織により構成するともできるが、同メッシュ部2
から経糸を排除して、単に緯糸だけで構成することも可
能である。
【0041】かかる構成を備えた芯地1にあって、例え
ば図13に示すダブルカーテンレールに適用した場合の
使用態様について説明すると、上段のカーテンレール2
0aとして例えば美麗な表面形状を有するカーテンロッ
ドが使用されており、下段のカーテンレール20bには
図6に示すカーテンレール20と実質的に同一の構造を
有する断面C型のカーテンレールが使用されている。そ
して、上段のカーテンレール20aにはリング状のカー
テンランナー30aが遊嵌され、同カーテンランナー3
0aの下端から下方に突出する引っ掛け孔部30a′
に、図10に示すごとき構造を有する吊下片42のフッ
ク部42aが引っ掛けられている。また、下段のカーテ
ンレール20bの開口部21bにはカーテンランナー3
0の転動コロ32が挿入され、同カーテンランナー30
の下端から下方に突出するフック33に、前記構造を有
する吊下片42のフック部42aが引っ掛けられてい
る。
【0042】一方、上及び下段のカーテンレール20
a,20bに取り付けられるカーテン10a,10bに
は、その上端縁に沿って図12に示す上述の芯地1が縫
製によりそれぞれ添設されている。しかして、前記上段
のカーテンレール20aに取り付けられるカーテン10
aに添設される同芯地1は、その雌係着部3が上部にく
るように縫着され、下段のカーテンレール20bに取り
付けられるカーテン10bに添設される同芯地1は、そ
の雌係着部3が下部にくるように縫着されている。こう
して、それぞれに芯地1,1を添設したカーテン10
a,10bが、その各係着部3,3を上記各吊下片42
の係着面43に係着されると、上部のカーテンレール2
0aは図13に矢印Aで示すごとくカーテン10aの上
方に表出し、下段のカーテンレール20bは図13に矢
印Bで示すごとくカーテン10bの背面に隠れ、表面か
らは見えないようになる。
【0043】このように本発明の芯地1は多様な形態
と、多様な使用態様とを選択できるため、カーテンの様
々な用途に使用できるばかりでなく、図12に示す芯地
1のごとく係着部3の長さ方向に平行して延在する非畦
状部分2bを複数本形成する場合には、例えばレース状
カーテンに同芯地1を使用すると、そのメッシュ部から
なる非畦状部分2bで裏面側が透視でき、縫製にあたっ
ての位置決めや縫製自体が容易になり、更にはレースカ
ーテン地の涼感を損なうことがなくなり、しかも洗濯時
において前記係着部3の乾燥性を向上させる。なお、図
14に示すごとく非畦状部分2bの形成は、図12に示
す態様のみならず、図1、図4、図5、図7及び図11
に示した芯地1にも適用することが可能なものである。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したごとく本発明のカ
ーテン用芯地の一態様によれば、幅方向にネット状のメ
ッシュ部を介して所定の間隔をおいて2段以上の面ファ
スナー係着部を織製により形成していることにより、カ
ーテンの取付けにあたって、その上下取付位置を2段以
上に簡単に変更することが可能となり、しかもカーテン
吊下片を使用して簡単にカーテンレールに対する取付
け、取外しが可能となる。また、芯地の幅方向の中央か
ら一方に偏った半部に係着部を1段以上形成するとき
は、前記態様に較べて製造コストを低減させることがで
きるにも関わらず、芯地を上下に反転させてカーテンに
取り付けるだけで上記態様と同等の機能を発揮させるこ
とができる。
【0045】また、本発明において芯地の長さ方向に所
定の間隔をおいて前記係着部を間欠的に形成すると共
に、前記カーテン吊下片を前記間隔より小さな間隔をお
いて線条により連結する場合には、自動的にカーテンの
上端縁部にプリーツが形成されるため、カーテン取付部
である上端縁が自然と波打ち状態となり、前記係着部間
の非係着部が剛直ではなくなるため開閉動作が円滑にな
されるばかりでなく、特にカーテンを開いたときのカー
テンの束ね形態も安定化し、外観的に極めて優れたもの
が得られる。
【0046】更に、本発明の芯地では緯糸として他の構
成糸条と比較して剛直性のあるモノフィラメントを使用
しているため、カーテンの上端縁によりカーテンレール
を隠蔽するようにカーテンを取り付けるときも、カーテ
ン上端縁部が前倒し状態とならず、美麗な立上り姿勢を
保持する。
【0047】また本発明の芯地において、上述の広幅の
メッシュ部と係着部に長さ方向に平行する非畦状のメッ
シュ部を複数本形成する場合には、例えばレース状カー
テンに同芯地を使用すると、前記非畦状のメッシュ部は
裏面側が透視できるようになり、縫製にあたっての位置
決めや縫着が容易になり、更にはレースカーテン地の清
涼感を損なうことがなく、しかも洗濯時における前記係
着部の乾燥性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯地の代表的な実施例を示す表面から
見た斜視図である。
【図2】同芯地の中央部における織り組織例を示す拡大
斜視図である。
【図3】同芯地の端部における織り組織例を示す拡大斜
視図である。
【図4】同芯地の他の実施例をモデル化して示す平面図
である。
【図5】同じく芯地の更に他の実施例をモデル化して示
す平面図である。
【図6】本発明のカーテン取付構造の代表的な実施例で
あるカーテン取付部の一部を分解して示す斜視図であ
る。
【図7】同カーテンの上端縁に添設される芯地の取付状
況を示す平面図である。
【図8】同カーテン吊下部材の一例を示す部分平面図で
ある。
【図9】同側面図である。
【図10】本発明によるカーテン取付態様を示す説明図
である。
【図11】本発明に係る芯地の他の好ましい態様を示す
一部平面図である。
【図12】本発明に係る芯地の更に他の好ましい態様を
示す一部平面図である。
【図13】図12に示す芯地の使用態様例を示す側面図
である。
【図14】係着部が畦状部分と非畦状部分とを有する本
発明の芯地の部分平面図である。
【符号の説明】
1 芯地 2 メッシュ部 2a 絡み織り部 3 雌(雄)係着部 3a 上段の非係着部 3b 下段の非係着部 3c 畦状の織り組織部 4 耳部 5 経糸 5a モノフィラメント 5b,5c マルチフィラメント 5c−1 マルチフィラメント(ループ糸) 5c−2 マルチフィラメント(地糸) 6 緯糸(モノフィラメント) 7 ループ片 10 カーテン 10a,10b 上下段のカーテン 20 カーテンレール 20a,20b 上下段のカーテンレール 21,21b 開口部 30 カーテンランナー 30a リング状のカーテンランナー 30a′ 引っ掛け孔部 31 本体 32 転動コロ 33 フック 33a 連結部 40 カーテン吊下部材 41 線条 42 吊下片 42a フック 43 (雄面ファスナーの)係着面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の要旨の一つはカーテンの上端縁に沿って添
設される長尺な芯地であって、その幅方向に所定の幅を
もつネット状の織り組織からなるメッシュ部を挟んで、
同じく織り組織により少なくとも2段以上に形成された
面ファスナーの雄雌いずれかの係着部をもち、芯地の幅
方向に配される糸条が剛直性をもつ合成樹脂製モノフィ
ラメントであることを特徴とするカーテン用芯地にあ
る。また、ネット状の織り組織からなるメッシュ部の間
に、同じく織り組織により幅方向の中央から一方の端縁
方向に偏った所望の位置に形成され、少なくとも1段以
上からなる面ファスナーの雄雌いずれかの係着部をもつ
と共に、芯地の幅方向に配される糸条が剛直性をもつ合
成樹脂製モノフィラメントであることを特徴とするカー
テン用芯地、更には芯地の略中央から一方の端縁までの
半部に形成されるネット状の織り組織からなるメッシュ
部と、幅方向の略中央から他方の端縁までの半部に織り
組織により形成される雄雌いずれかの面ファスナー係着
部とを有してなると共に、芯地の幅方向に配される糸条
が剛直性をもつ合成樹脂製モノフィラメントからなるこ
とを特徴とするカーテン用芯地も、それぞれ本発明の要
旨の一つである。そして、好適には前記係着部がその長
手方向に平行に延びる畦状部分と非畦状部分とからな
り、前記畦状部分は雄雌係着片から構成され、前記非畦
状部分はネット状のメッシュ部にて構成される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテン(10)の上端縁に沿って添設され
    る長尺な芯地(1) であって、その幅方向に所定の幅をも
    つネット状の織り組織からなるメッシュ部(2)を挟ん
    で、同じく織り組織により少なくとも2段以上に形成さ
    れた面ファスナーの雄雌いずれかの係着部(3,3) をも
    ち、芯地の幅方向に配される糸条(6) が剛直性をもつ合
    成樹脂製モノフィラメントからなることを特徴とするカ
    ーテン用芯地。
  2. 【請求項2】 カーテン(10)の上端縁に沿って添設され
    る長尺な芯地(1) であって、ネット状の織り組織からな
    るメッシュ部(2) の間に、同じく織り組織により幅方向
    の中央から一方の端縁方向に偏った半部に形成される少
    なくとも1段以上の雄雌いずれかの面ファスナー係着部
    (3) をもつと共に、芯地(1) の幅方向に配される糸条
    (6) が剛直性をもつ合成樹脂製モノフィラメントからな
    ることを特徴とするカーテン用芯地。
  3. 【請求項3】 カーテン(10)の上端縁に沿って添設され
    る長尺な芯地(1) であって、幅方向の略中央から一方の
    端縁までの半部に形成されるネット状の織り組織からな
    るメッシュ部(2) と、幅方向の略中央から他方の端縁ま
    での半部に織り組織により形成される雄雌いずれかの面
    ファスナー係着部(3) とを有してなると共に、芯地(1)
    の幅方向に配される糸条(6) が剛直性をもつ合成樹脂製
    モノフィラメントからなることを特徴とするカーテン用
    芯地。
  4. 【請求項4】 前記面ファスナー係着部(3) が2本以上
    の長手方向に延びる畦状部分(3c)と同畦状部分(3c)の間
    に存在する少なくとも1本以上の幅狭の非畦状部分(2b)
    とからなり、同非畦状部分(2b)がネット状のメッシュ部
    である請求項2又は3記載のカーテン用芯地。
  5. 【請求項5】 上端縁に請求項1〜3のいずれかに記載
    の芯地(1) が添設されてなるカーテン(10)と、カーテン
    レール(20)に沿って移動可能な前記芯地(1) に係着する
    カーテン吊下部材(40)とからなるカーテン吊下げ構造で
    あって、前記カーテン吊下部材(40)は前記芯地(1) に形
    成された係着部(3) に係着する係着面を有する複数の吊
    下片(42)を備えてなることを特徴とするカーテン吊下構
    造。
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