JP2000159410A - 用紙分別装置 - Google Patents

用紙分別装置

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JP2000159410A
JP2000159410A JP10338726A JP33872698A JP2000159410A JP 2000159410 A JP2000159410 A JP 2000159410A JP 10338726 A JP10338726 A JP 10338726A JP 33872698 A JP33872698 A JP 33872698A JP 2000159410 A JP2000159410 A JP 2000159410A
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JP10338726A
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Makoto Seo
真 瀬尾
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みの用紙が再利用に適切かどうかを判
定基準に含めて用紙のサイズ毎に自動的に分別し不適切
なものについては裁断処理して機密漏れやプリンタ等の
トラブルを回避できる用紙分別装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】 給紙トレー1bに積層搭載した用紙Pを
1枚ずつ搬送路4に繰り出してその用紙サイズを検出す
るとともに両面の画像等を読み取り、読み取った画像を
解析して再利用に適していれば用紙Pのサイズに応じた
回収トレー2a〜2dに送り、再利用できないと判定さ
れた用紙Pはシュレッダー3に送って裁断処理し、回収
トレー2a〜2dにストックされた用紙Pをそのまま束
にした状態で再利用に供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一面側に印刷やコ
ピーがされた使用済みの用紙の他面側が再利用できるか
を判定して回収したり、機密情報等が含まれていて再利
用には適さない用紙については裁断処理したりできるよ
うにした用紙分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のペーパーレス化の傾向がみられる
なかで、文書を主として取り扱う事務所や各種の設計事
業等の分野では用紙消費量の低減には限界があり、依然
として多量の用紙が利用されているのが実情である。そ
して、用紙の経費削減のための一つの対策として、再生
紙を使用することが提案されきたが、使用済みの用紙の
再生処理のための費用が却ってかさむことになり、その
経済効果は比較的低いとされている。
【0003】一方、たとえば、事業所等の内部で使用す
る用紙については、部外には持ち出さない等の条件付き
で、片面を印刷したりコピーされた使用済みの用紙の裏
面を再利用することが経費節減の面から広く行われてい
る。こうすれば、片面に印字された使用済みの用紙であ
っても、他面側を使って再利用できるので、用紙の消費
量の低減が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】片面が印字された使用
済みの用紙をたとえばコピー用紙として再利用するため
には、使用済みの用紙の回収の後に用紙の大きさ毎に仕
分けたり、印字されていない面が一方を向いて並ぶよう
に揃えたりする作業が必要である。また、再利用された
後であって両面に既に印字された用紙が含まれて回収さ
れる場合もあるので、この両面使用後の用紙は取り除く
必要がある。
【0005】このような用紙の大きさ毎の仕分けや再利
用できない用紙を廃棄する作業は、専用機がなかったた
め人手に頼るほかなく、非常に手間がかかる。そして、
片面に印刷やコピーがされた文書が機密事項であってそ
の旨のマークが印されていてもこれを見落としてしまう
こともあり、機密漏れの可能性も無視できない。
【0006】また、用紙の片面にだけ印字されていて他
面側が白紙であれば再生用として利用できるというの
が、用紙の再利用に当たっての基本的な判断基準であ
る。ところが、片面側の印字に広い範囲で黒ベタが含ま
れていると、特にレーザプリンタを用いるときには黒ベ
タのトナーが定着ローラに付着してしまいやすく、用紙
ジャムの原因となることが多い。したがって、用紙の片
面への印字状況によって再生紙として利用できるかどう
かを判定することも非常に重要なことであるが、作業す
る人の印字面の観察だけでは十分ではなく、無用なジャ
ムの発生やプリンタのトラブルを招くことにもなる。
【0007】このように使用済みの用紙を再利用する場
合、分別作業が煩雑であって機密漏れやプリンタ等の故
障を伴いやすいという問題がある。
【0008】本発明において解決すべき課題は、使用済
みの用紙が再利用に適切かどうかを判定基準に含めて用
紙のサイズ毎に自動的に分別し、不適切なものについて
は裁断処理して機密漏れやプリンタ等のトラブルを回避
できる用紙分別装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、積層した用紙
を1枚ずつ給紙する給紙部と、前記給紙部に連ねて配置
され前記用紙を搬送する搬送路とを備え、前記搬送路に
は、前記用紙のサイズを検出する用紙サイズ検出手段
と、前記用紙の表裏両面を読み取る読み取り手段とを備
え、前記用紙サイズ検出手段による検出サイズと前記読
み取り手段による前記用紙の表裏両面の画像解析とに基
づいて、前記用紙を前記搬送路を介してそれぞれの仕分
け先に移送して回収可能としてなることを特徴とする。
【0010】このような構成では、使用済みの用紙をそ
のサイズ毎に仕分けするだけでなく、画像解析によって
紙面が再利用に適しているかの判断に基づく分別が可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、積層し
た用紙を1枚ずつ給紙する給紙部と前記給紙部に連ねて
配置され前記用紙を搬送する搬送路とを備え、前記搬送
路には、前記用紙のサイズを検出する用紙サイズ検出手
段と、前記用紙の表裏両面を読み取る読み取り手段とを
備え、前記用紙サイズ検出手段による検出サイズと前記
読み取り手段による前記用紙の表裏両面の画像解析とに
基づいて、前記用紙を前記搬送路を介してそれぞれの仕
分け先に移送して回収可能としてなる用紙分別装置であ
り、用紙のサイズによる分別及び再利用できるかどうか
の紙面の状況に応じた分別が自動的に処理できるという
作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記搬送路の下
流には、前記用紙のサイズ毎に分けてストックする複数
の回収トレーと、前記用紙を裁断処理するシュレッダー
とを備え、前記搬送路には、前記回収トレーとシュレッ
ダーへの前記用紙の行路を切り換えるゲート機構を備え
てなる請求項1記載の用紙分別装置であり、再利用でき
る用紙については回収トレーにストックし、再利用でき
ない用紙についてはそのままシュレッダーで裁断処理で
きるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記搬送路と前
記回収トレーとの間に、前記画像解析によって再利用面
として判定された紙面を同じ向きにして積層する移載関
係を持たせてなる請求項1または2記載の用紙分別装置
であり、回収トレーに収納した用紙の束をそのまま複写
機用等として利用できるという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記搬送路は、
前記給紙部に搭載した前記用紙の上面が上向きとなるよ
うに前記回収トレーに移載される行路と、前記行路と分
岐して配置され前記用紙を上下反転して前記回収トレー
に移送する反転路とを備え、前記画像解析によって再利
用面として判定された紙面が前記給紙部に搭載された前
記用紙の下面側であるとき、前記用紙が前記反転路を経
由する行程を踏む請求項1または2記載の用紙分別装置
であり、再利用できる紙面を上に向けて用紙を回収トレ
ーに収納でき、用紙の束をそのまま複写機用等として利
用できるという作用を有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記画像解析に
よって前記用紙の少なくとも片面に或る特定されたマー
クが検出判定されたとき、前記搬送路を前記シュレッダ
ー側に切換え操作可能としてなる請求項1から4のいず
れかに記載の用紙分別装置であり、特定されたマークが
たとえば社外秘等のように機密文書を指定するような場
合では、部外への機密の漏れ等を防止するという作用を
有する。
【0016】請求項6に記載の発明は、前記画像解析に
よって前記用紙の少なくとも片面に許容値以上の黒画素
が検出判定されたとき、前記搬送路を前記シュレッダー
側に切換え操作可能としてなる請求項1から4のいずれ
かに記載の用紙分別装置であり、たとえばレーザプリン
タ用として再利用する場合でもトナーの溶融による定着
ローラ等への用紙の付着を防止するという作用を有す
る。
【0017】以下、本発明の実施の形態について図面に
基づいて説明する。図1は本発明の用紙分別装置の概略
斜視図である。
【0018】図1において、用紙分別装置は、使用済み
の用紙のサイズの識別,表裏両面の印字状況の読取判
定,印字されている面への使用済みマークの印刷,用紙
の白紙の面の上向きへの姿勢変更のそれぞれの機能を集
約した主ユニット1を上端に備えたものである。そし
て、主ユニット1の下側には再利用できる用紙をサイズ
毎に別けて回収するための回収ラック2を設けるととも
に、この回収ラック2の下側には再利用できないと判定
された用紙を裁断するためのシュレッダー3を配置して
いる。
【0019】図2は用紙分別装置の内部構造を示す概略
左側面断面図であり、主ユニット1と回収ラック2及び
シュレッダー3の間は用紙の搬送路4によって上下方向
に接続されている。回収ラック2は分別装置の正面側か
ら引き出し式で取り出せるようにした4段の回収トレー
2a,2b,2c,2dを備え、たとえば上段から下段
の回収トレー2a〜2dをA3判,B4判,A4判,B
5判等のようにそれぞれ大きい用紙から小さい用紙の専
用としたものであり、分別された後の各サイズの用紙は
回収トレー2a〜2dを手前に引き出して取り出され
る。また、シュレッダー3は従来から知られているよう
に、用紙の入り込みが検出されると、裁断用のカッタ3
aが自動的に回転駆動され、裁断された用紙のチップが
容器3bの中に投入される。シュレッダー3の前面には
図1に示すように扉3cを設けておき、この扉3cを開
いて容器3bを取り出すことで、裁断チップを廃棄でき
る。
【0020】主ユニット1は、その上面に開閉カバー1
aを備えるとともにこの開閉カバー1aによって被覆さ
れる部分を給紙トレー1bとしたものである。給紙トレ
ー1bは、図2に示すように、奥側を下向きに傾斜させ
て主ユニット1内の用紙の搬送路に接続したもので、用
紙の幅方向の端部に付き当てて差し込み方向に案内する
ためのガイド1cを設けている。このガイド1cは図1
において矢印方向に手で動かすことで位置を変え、給紙
トレー1bの左側の壁面1b−1との間に用紙を保持す
ることができる。
【0021】給紙トレー1bの最も奥側の下端には、図
2において部分拡大して示すように給紙口1b−2を開
け、この給紙口1b−2を主ユニット1の内部から回収
ラック2及びシュレッダー3までの用紙の搬送路4に接
続している。この搬送路4は給紙トレー1bから繰り出
される1枚の用紙Pを案内するためのガイドや送りのた
めのローラ4aを配置したものである。
【0022】給紙トレー1bの底面側であって給紙口1
b−2の近くには給紙ローラ5を設け、搬送路4の始端
には用紙の重送を防止するための分離ローラ6aとリタ
ードローラ6bを配置する。給紙ローラ5は給紙トレー
1b上に搭載された用紙Pのうち最も下の1枚をピック
アップして繰り出し、リタードローラ6bはその回転軸
周りに介装したトルクリミッタ(図示せず)の機能によ
って用紙が重送されたときに重なり合っている2枚の用
紙のうち上側の用紙を給紙トレー1b側に押し戻す。こ
のような給紙ローラ5,分離ローラ6a,リタードロー
ラ6bによる用紙の繰り出しや重送防止のための構造
は、たとえばイメージスキャナ等の分野で公知のものを
そのまま利用できる。
【0023】分離ローラ6a及びリタードローラ6bの
下流には、用紙Pのサイズを検出する用紙センサ7a,
7b,用紙Pの表裏両面を同時に走査して読み取る読み
取り部8a,8b,読み取り結果に基づいて使用済みの
マークを印字するためのプリンタ9a,9bをそれぞれ
配置する。
【0024】用紙センサ7a,7bはたとえばその一方
に発光素子、他方に受光素子を備えた光学センサを用い
たもので、図3に示すように一方の用紙センサ7bに4
個の発光素子7cを用紙Pの搬送方向と直交するように
配列し、他方の用紙センサ7aにはこれらの発光素子7
cに対応して受光素子(図示せず)を設けたものとすれ
ばよい。そして、給紙トレー1bの壁1b−1に連なる
ようなガイド4bを搬送路4に沿って設けておき、この
ガイド4bに付き当てながら用紙Pを送るようにすれ
ば、大きいサイズの用紙P−1と小さいサイズの用紙P
−2が発光素子7cに被さって受光素子側との間の光路
が遮断される。これにより、用紙Pが通過していくとき
には、用紙Pの幅が検出されてそのサイズが識別され
る。
【0025】読み取り部8a,8bは、イメージスキャ
ナ等と同様に光源とミラーを組み合わせた縮小光学系を
構成してCCDによって用紙Pの両面を同時に走査して
画像を読み取るものであればよい。
【0026】プリンタ9a,9bは、用紙Pの両面のう
ち印字がなされていて使用済みと判定された面に、「使
用済み」を示すマークを印刷する機能を持つもので、イ
ンクリボン等を利用した簡易なものが好ましい。
【0027】また、プリンタ9a,9bの下流には、用
紙Pを必要に応じて上下反転させてから回収ラック2に
送り出す反転路10を設ける。この反転路10は、読み
取り部8a,8bからプリンタ9a,9bまでの水平パ
スの下側にほぼ平行に形成されたものである。そして、
反転路10の入口部分にゲート10aを配置するととも
に、用紙Pの引き込み及び回収ラック2側への払い出し
のための正逆回転ローラ10bを備えている。
【0028】更に、シュレッダー3まで延びている用紙
Pの搬送路4には、各回収トレー2a〜2dのそれぞれ
に対しての用紙Pの供給または遮断のためのゲート4
c,4d,4e,4fを設ける。これらのゲート4c〜
4f及び反転路10のゲート10aは、その上端部に支
軸を設けて搬送路4を構成している部材にそれぞれ回動
自在に連接され、搬送制御部(後述)によって駆動され
るモータ(図示せず)によって開閉動作する。すなわ
ち、図2において下段の回収トレー2dのゲート4fは
矢印方向に回動操作され、図示の状態では用紙Pを搬送
路4から回収トレー2d側に案内し、上端の支軸周りに
反時計方向に回動して搬送路4とほぼ同じ姿勢となる
と、用紙Pをシュレッダー3側に案内する。そのほかの
全てのゲート4c〜4e,10aも同様に動作して用紙
Pを回収トレー2a〜2cと反転路10側または搬送路
4側にそれぞれ案内する。
【0029】ここで、分別装置の操作は、主ユニット1
の上面に配置した操作盤11によって行い、各可動部材
を制御するための制御部12を主ユニット1の内部に備
える。図4は制御部12を含むブロック図であり、シュ
レッダー3,用紙センサ7a,7b、読み取り部8a,
8b及びプリンタ9a,9bは全て制御部12によって
制御される。また、給紙ローラ5,分離ローラ6a,リ
タードローラ6b,送り用のローラ4aの駆動及びゲー
ト4c〜4f,10aの開閉動作を制御するための搬送
制御部13を設けるともに、読み取り部8a,8bで読
み取った用紙Pの両面の画像を解析するための解析部1
4を備える。
【0030】解析部14による解析内容は、用紙Pが使
用済みか未使用であるかの判断,黒画素が許容値よりも
多く含まれているかどうかの判断,機密情報等を示す特
殊なマークが印されているかの判断である。
【0031】使用済みまたは未使用かは、用紙Pに含ま
れる黒画素が全体の5%程度以下であれば白紙であり、
それ以上であれば使用済みと判断される。なお、用紙P
の表面のゴミや読み取り部8a,8bに備えるCCDの
観察面の汚れやそのほかの異物等を黒画素として読み取
った場合でも、黒画素は全体の5%以上となることは
く、白紙であることの判断は高精度で実行可能である。
【0032】また、用紙Pの読み取り面の一部の50%
程度が黒画素であれば、印字された画像の一部に黒のベ
タ状の描画があるものとして判断する。このような黒画
素が高いパーセンテージで現れるベタ状の描画を含む用
紙であると、先に説明したようにレーザプリンタ用の用
紙として使用するとトナーが溶融して定着ローラに付着
してトラブルの発生の原因となる。
【0033】更に、特殊なマークはたとえば「社外秘」
等を記したものであり、このマークは制御部12に予め
登録して記憶させ、読み取り部8a,8bによってマー
クが検出されたときの信号に対応させて処理を実行す
る。
【0034】以上の構成において、用紙を分別するとき
の装置の作動を図5のフローチャートを参照しながら説
明する。なお、以下の説明では、図2に示すように給紙
トレー1bの上に用紙Pを搭載したときに。図において
上を向く紙面をA面とし、下を向く面をB面とする。
【0035】まず、給紙トレー1bの上に分別しようと
する用紙Pを載せる。このとき、用紙Pの表裏両面の姿
勢はランダムでよく、用紙Pのサイズも揃ったものでな
くてもよい。ただし、サイズの大小に関係なくその幅方
向の大きさを用紙センサ7a,7bによって検出するの
で、用紙Pをその縦方向に送る向きに合わせることは必
要である。
【0036】操作盤11の分別用のスイッチをオンする
と、給紙ローラ5,分離ローラ6a,リタードローラ6
b及び送り用のローラ4aが回転駆動され、給紙トレー
1bから最も下の用紙Pが1枚だけ繰り出される(S0
1)。用紙Pは搬送路4に沿って移動し、用紙センサ7
a,7bによってその幅方向のサイズが検知され(S0
2)、用紙Pの大きさが制御部12に記憶される。次い
で、用紙Pは読み取り部8a,8bによってそれぞれA
面及びB面が同時に読み取られ(S03)、A面及びB
面のそれぞれの読み取り画像について画像解析される
(S04)。
【0037】この画像解析では、A面が白であるか黒で
あるかの判断(S05)に続いてB面が同様に白である
か黒であるかの判断(S06)を実行し、両ステップで
白と判断されたときには用紙サイズに応じて排紙する
(S07)工程に進む。
【0038】このように用紙PのA面及びB面の両方が
いずれも白と判定されたときには、用紙Pのサイズに対
応する回収トレーまでへの搬送路4を搬送制御部13に
よって形成する。たとえば、用紙PがA4判のサイズで
あれば上から3番目の回収トレー2cに送り込めばよい
ので、図2においてゲート10aとゲート4c,4dは
搬送路の4を開く姿勢に回動させ、回収トレー2cの入
り口のゲート4eを回収トレー2c側に開く(図示の状
態)に設定される。したがって、用紙PはA面を上にし
た状態で回収トレー2cに送り込まれる。
【0039】一方、A面は白と判定されたが(S05)
でB面が黒と判定された(S06)ときには、用紙Pの
B面に「社外秘」等の特殊なマークが有るかどうかを判
定する(S08)。特殊なマークの検知がない場合に
は、用紙PのB面で黒画素が5%程度以下で50%程度
の黒画素のベタの有無を判定し(S09)、黒画素5%
程度以下で且つ黒画素のベタもないときには用紙PのB
面に「使用済み」のマークをプリンタ9bによって印刷
する(S10)。ここまでの過程で、用紙PはそのA面
が白紙であってB面には社外秘等として指定される機密
事項の記載がなく且つコピー用紙として使用してもトナ
ーの溶融による定着ローラ等への付着がないものである
ことが確認された。したがって、用紙PがA4判である
と判定されているとすれば、先の例と同様に用紙サイズ
に応じて排紙され(S11)、回収トレー2cに送られ
る。
【0040】更に、S05でA面が黒すなわち使用済み
と判定されたときには、B面が使用済みと判定された場
合と同様にA面上での特殊マークの有無が判定され(S
12)、黒画素についても同様に5%程度以下で黒ベタ
がないかが識別される(S13)。そして、用紙のA面
に特殊マークがなく黒画素についても許容値以下であれ
ば、用紙PのB面について白すなわち未使用かどうかを
判定し(S14)、A面に「使用済み」のマークをプリ
ンタ9aによって印刷する(S15)。ここまでの判定
識別によって、用紙PはそのB面側が再利用できること
が確認されたが、このままA4判の回収トレー2cに送
り込むと、再利用できるB面が下向きとなってしまう。
このため、A面側が未使用であってB面側に「使用済
み」のマークをしたものは再利用できるがA面が上向き
に搬送されるので、回収トレー2c内に溜まる用紙Pの
再利用面が上向きや下向きとなってしまう。これに対
し、プリンタ9a,9bを出た用紙Pについては、表裏
反転の操作を行う(S16)。この表裏反転は搬送制御
部13によってゲート10aが反転路10側を開く姿勢
に回動させると同時に正逆回転ローラ10bを用紙Pが
引き込まれる向きに回転させる。これにより用紙Pは反
転路10の中に差し込まれ、A面側が上を向く姿勢に設
定され、ゲート10aを搬送路4側に開くと同時に正逆
回転ローラ10bを逆転させて用紙Pを繰り出す。これ
により、回収トレー2cに送り込まれる用紙PはそのA
面がゲート4eの表面に倣いながら再び反転されてB面
が上向きの姿勢でストックされる(S17)。したがっ
て、回収トレー2cに回収される全ての用紙Pは、その
再利用面が上に向いた状態となり、使用できる面とでき
ない面とを仕分けする必要がなくなる。
【0041】一方、S08及びS12で特殊マークあり
と判定された用紙P,S09及びS13で黒画素が許容
値以上と判定された用紙P,S14でB面が白でなく両
面とも使用済みと判定された用紙Pは、全てシュレッダ
ー3に送られて裁断処理される(S18)。この場合、
用紙Pが裁断処理に相当するかどうかは、読み取り部8
a,8bによる画像読み取り後の解析部14による画像
解析によって決まるので、判定後にはゲート10a,4
c〜4fの全てをシュレッダー3側に開く。これによ
り、用紙Pはシュレッダー3へ直行して排出され、裁断
されるまでの時間が短縮され、高速処理が可能となる。
【0042】なお、S19は給紙トレー1bに用紙Pが
残っているかどうか判定するステップであり、用紙Pが
残って入ればS01に戻り、無ければ終了する。
【0043】
【発明の効果】本発明では、サイズが異なる用紙を使用
または未使用の面をランダムに積んだ状態であっても、
再利用するのに適した用紙についてはそのサイズ毎にし
かも再利用できる面の向きを揃えて回収できるので、手
作業で仕分けするのに比べると作業効率が格段に向上す
る。また、社外秘等の外部に漏らしてはならない機密事
項の文書や、黒画素が多くてコピー機等にかけたときに
トナーが溶融して機器にトラブルを招くようなものにつ
いては、自動的に裁断されるので、不用意に機密事項が
漏れたりコピー機が故障したりすることも免れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙分別装置の外観を示す概略斜視図
【図2】用紙分別装置の内部構造を示す概略左側面断面
【図3】用紙の大きさと用紙センサの配置の関係を示す
要部の概略平面図
【図4】用紙分別装置における用紙サイズの検出や画像
読み取りを含むブロック図
【図5】用紙分別装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 主ユニット 1a 開閉カバー 1b 給紙トレー(給紙部) 1b−1 壁面 1b−2 給紙口 1c ガイド 2 回収ラック 2a,2b,2c,2d 回収トレー 3 シュレッダー 3a カッタ 3b 容器 3c 扉 4 搬送路 4a ローラ 4b ガイド 4c,4d,4e,4f ゲート 5 給紙ローラ 6a 分離ローラ 6b リタードローラ 7a,7b 用紙センサ(用紙サイズ検出手段) 7c 発光素子 8a,8b 読み取り部(読み取り手段) 9a,9b プリンタ 10 反転路 10a ゲート(ゲート機構) 10b 正逆回転ローラ 11 操作盤 12 制御部 13 搬送制御部 14 解析部 P 用紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層した用紙を1枚ずつ給紙する給紙部
    と、 前記給紙部に連ねて配置され前記用紙を搬送する搬送路
    とを備え、 前記搬送路には、前記用紙のサイズを検出する用紙サイ
    ズ検出手段と、前記用紙の表裏両面を読み取る読み取り
    手段とを備え、 前記用紙サイズ検出手段による検出サイズと前記読み取
    り手段による前記用紙の表裏両面の画像解析とに基づい
    て、前記用紙を前記搬送路を介してそれぞれの仕分け先
    に移送して回収もしくは廃棄可能としてなることを特徴
    とする用紙分別装置。
  2. 【請求項2】前記搬送路の下流には、前記用紙のサイズ
    毎に分けてストックする複数の回収トレーと、前記用紙
    を裁断処理するシュレッダーとを備え、前記搬送路に
    は、前記回収トレーとシュレッダーへの前記用紙の行路
    を切り換えるゲート機構を備えてなることを特徴とする
    請求項1記載の用紙分別装置。
  3. 【請求項3】前記搬送路と前記回収トレーとの間に、前
    記画像解析によって再利用面として判定された紙面を同
    じ向きにして積層する移載関係を持たせてなることを特
    徴とする請求項1または2記載の用紙分別装置。
  4. 【請求項4】前記搬送路は、前記給紙部に搭載した前記
    用紙の上面が上向きとなるように前記回収トレーに移載
    される行路と、前記行路と分岐して配置され前記用紙を
    上下反転して前記回収トレーに移送する反転路とを備
    え、前記画像解析によって再利用面として判定された紙
    面が前記給紙部に搭載された前記用紙の下面側であると
    き、前記用紙が前記反転路を経由する行程を踏むことを
    特徴とする請求項1または2記載の用紙分別装置。
  5. 【請求項5】前記画像解析によって前記用紙の少なくと
    も片面に或る特定されたマークが検出判定されたとき、
    前記搬送路を前記シュレッダー側に切換え操作可能とし
    てなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の用紙分別装置。
  6. 【請求項6】前記画像解析によって前記用紙の少なくと
    も片面に許容値以上の黒画素が検出判定されたとき、前
    記搬送路を前記シュレッダー側に切換え操作可能として
    なることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の用紙分別装置。
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