JP2000159102A - 車両扉における指詰防止装置 - Google Patents

車両扉における指詰防止装置

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JP2000159102A
JP2000159102A JP10333702A JP33370298A JP2000159102A JP 2000159102 A JP2000159102 A JP 2000159102A JP 10333702 A JP10333702 A JP 10333702A JP 33370298 A JP33370298 A JP 33370298A JP 2000159102 A JP2000159102 A JP 2000159102A
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roller
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客輸送用の車両において、乗客の指や手が
車両の戸袋に引き込まれる指詰めを確実の防止すること
ができる車両扉での指詰防止装置を提供すること。 【解決手段】 車両扉の戸袋の車両内部における縁部に
沿って縦方向に延びる縦ローラを配置し、扉が開方向に
移動するとき縦ローラが扉の移動方向とは反対方向に回
転駆動されるように構成する。車両扉の戸袋の縁に縦ロ
ーラがあり、該縦ローラが扉の開方向移動時に扉の移動
方向とは反対方向に回転するので、乗客が不注意で手を
戸袋の縁付近に近づけても、手は戸袋の外方向に押し返
され、指や手首が戸袋に挟み込まれる、という指詰めの
問題が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、電車等の自動開
閉扉を有する乗客輸送用車両における扉での指詰防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、自動開閉扉を有する乗客輸送用
の車両においては、扉が開方向に移動するときに乗客の
指が戸袋に引き込まれて指に損傷を受ける恐れがあるた
め、車両内部側の戸袋の縁に沿って切り欠きを形成し、
この切り欠きにゴムを貼り付けることによって指の損傷
を防止している。しかし、この構造では、指の挟み込み
が完全に防止できる訳ではなく、特に幼児の場合には手
首まで戸袋に引き込まれて重大な事故につながる恐れが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、乗客輸送
用の車両において、乗客の指や手が車両の戸袋に引き込
まれる指詰めを確実の防止することができる車両扉での
指詰防止装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明においては、車両扉の戸袋の車両内部におけ
る縁部に沿って縦方向に延びる縦ローラを配置し、扉が
開方向に移動するとき縦ローラが扉の移動方向とは反対
方向に回転駆動されるように構成する。この構成によれ
ば、車両扉の戸袋の縁に縦ローラがあって、該縦ローラ
が扉の開方向移動時に扉の移動方向とは反対方向に回転
するので、乗客が不注意で手を戸袋の縁付近に近づけて
も、手は戸袋の外方向に押し返される。したがって、指
や手首が戸袋に挟み込まれる、という指詰めの問題が解
消される。本発明の好ましい態様においては、扉が閉方
向に移動するとき該扉から離れ、扉が開方向に移動する
とき該扉に接触して扉の移動に伴って回転駆動される回
転伝達用ローラを設け、この回転伝達用ローラを縦ロー
ラに接触させて、該回転伝達用ローラの回転が縦ローラ
に伝達されるようにする。また、この場合、回転伝達用
ローラは扉移動方向にに対して横方向に移動可能に配置
し、扉が開方向に移動するとき該扉に接触するように移
動させられる構成とすることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施の
態様を図を参照して説明する。図1において、電車の車
体1は、扉開口2aを有する車体パネル2を備えてお
り、車体パネル2と車体内板3との間に引き戸形式の扉
5のための戸袋4が形成される。図に示す例は、本発明
を左右両方向に開く両開き扉に適用したものであり、一
対の扉5は、扉開口2aの両側に形成された戸袋4に引
き込まれる形式である。左右の各戸袋4の縁部に沿っ
て、扉5の内面と内板3の縁との間の間隙部を塞ぐよう
に、指詰め防止用の縦ローラ6が配置される。この指詰
め防止用の縦ローラ6は、扉開口2aの高さ方向全体に
わたって延びるように配置され、上端及び下端において
車体構造物により回転自在に支持される。指詰め防止用
縦ローラ6に常時接触するように、回転伝達用ローラ7
が各戸袋4内に配置される。
【0006】図2に、指詰め防止用縦ローラ6と回転伝
達用ローラ7の支持構造及び作動の詳細を示す。回転伝
達用ローラ7は、指詰め防止用縦ローラ6に対して回転
駆動力を伝達できるように、該縦ローラ6に常時接触状
態に維持される。この回転伝達用ローラ7は、指詰め防
止用縦ローラ6の全長にわたって延びるほどの長さであ
る必要はなく、縦ローラ6の上端又は下端、或いはその
中間部に対応する位置に配置すればよい。ローラ7は、
車体内板3又はその近傍に設けた車体構造部材に、ブラ
ケット(図示せず)等を用いて支持することができる。
また、回転伝達用ローラ7は、その回転軸7aが扉5の
面に対してほぼ直交する方向に変位できるように、案内
溝8により案内され、付勢スプリング9により扉5に向
けて付勢される。
【0007】回転伝達用ローラ7の回転軸7aに、スリ
ーブ10が嵌合する。このスリーブ10には一対の脚1
1a、11bが互いに角度をもって固定されており、こ
れらの脚11a、11bの先端には、それぞれローラ1
2a、12bが取り付けられている。脚11aの長さ
は、該脚11aが扉5に対してほぼ直交する方向に位置
したとき、ローラ12aによって回転伝達用ローラ7が
扉5との接触から押し離されるように定められる。作動
について説明すると、図2(a) は扉が完全に開放した状
態を示す。扉5の先端側内面には、回転伝達用ローラ7
に支持されるローラ12aに対応する位置に、凹部13
が形成されており、扉5の開放状態では、ローラ12a
はこの凹部13に収まる状態にある。回転伝達用ローラ
7はスプリング9の作用により扉5に接触状態に維持さ
れる。扉5を閉じるため、該扉5が図(a) において矢印
の方向に移動すると、ローラ12aが凹部13の肩に乗
り上げるため、スリーブ10と脚11a、11bが図に
おいて時計まわりの方向に回転する。このため、回転伝
達用ローラ7は、脚11aとローラ12aの作用により
図2(b) に示すように押し離される。この脚11aの時
計まわり方向の回転は、脚11bに支持されたローラ1
1bが指詰め防止用縦ローラ6に接触することにより停
止する。この位置では、脚11aは、該脚11aが扉5
の面に対して直交する位置より僅かに時計まわり方向に
行き過ぎた位置にある。そして、該脚11aは、スプリ
ング9により扉5の方向に付勢されているので、脚11
aが反時計方向に戻される恐れはない。したがって、扉
5が閉方向に移動している間は回転伝達ローラ7は扉5
から離れた位置に維持され、回転しないので、指詰め防
止用縦ローラ6も回転しない。
【0008】図2(c) に扉5が閉位置にある状態を示
す。扉5の後端付近にはローラ12aに対応する位置に
凹部14が形成され、この凹部14にローラ12aが落
ち込んだ状態にある。したがって、回転伝達用ローラ7
はスプリング9の付勢力により扉5に押し付けられる。
この状態から扉5を開放方向に移動させると、脚11a
上のローラ12aが扉5の内面に乗り上げ、脚11a、
11bは反時計方向に回転し、図2(d) に示す状態にな
る。この状態では、回転伝達用ローラ7は脚11aによ
り扉5から押し離されることはなく、スプリング9の作
用により扉5に押し付けられる。したがって、回転伝達
用ローラ7は図2(d) に矢印Aで示す方向に移動する扉
5により駆動されて矢印Bで示す方向に回転する。ロー
ラ7は指詰め防止用縦ローラ6に駆動力伝達関係で接触
しているので、ローラ7の回転は縦ローラ6に伝達さ
れ、縦ローラ6は矢印Cで示す方向に回転する。この回
転方向は、扉5の移動方向に対して反対方向であるの
で、戸袋4の縁部に乗客が不注意で手を置いても、手は
縦ローラ6により押し戻されることになり、指や手首が
戸袋4に引き込まれることはない。
【0009】
【発明の効果】 以上述べたように、本発明によれば、
車両扉の戸袋の車両内部における縁部に沿って縦方向に
延びる縦ローラを配置し、扉が開方向に移動するとき該
縦ローラが扉の移動方向とは反対方向に回転駆動される
ようにしたので、乗客が不注意で手を戸袋の縁部に置い
たときにも手の指や手首が戸袋に引き込まれる事故を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す車両扉の水平断
面図である。
【図2】 図1に示す実施の形態における指詰め防止装
置の構造と作用を示すもので、(a) は扉が開位置にある
状態を、(b) は開位置から閉位置に移動する時の状態
を、(c) は閉位置にあるときの状態を、(d) は閉位置か
ら開位置に移動するときの状態を、それぞれ示す。 2・・・車体パネル、3・・・車体内板、4・・・戸
袋、5・・・扉、6・・・指詰め防止用縦ローラ、7・
・・回転伝達用ローラ、9・・・スプリング、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月8日(1999.10.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明においては、車両扉の戸袋の車両内部におけ
る縁部に沿って縦方向に延びる縦ローラを配置し、扉が
開方向に移動するとき縦ローラが扉の移動方向とは反対
方向に回転駆動されるように構成する。この構成によれ
ば、車両扉の戸袋の縁に縦ローラがあって、該縦ローラ
が扉の開方向移動時に扉の移動方向とは反対方向に回転
するので、乗客が不注意で手を戸袋の縁付近に近づけて
も、手は戸袋の外方向に押し返される。したがって、指
や手首が戸袋に挟み込まれる、という指詰めの問題が解
消される。もっと詳細に述べると、本発明の装置は、車
両扉の戸袋の車両内部における縁部に沿って縦方向に延
びる縦ローラと、該縦ローラに接触し、かつ、扉移動方
向にに対して横方向に移動可能に配置された回転伝達用
ローラと、扉が閉方向に移動するとき回転伝達ローラを
扉から離れさせ、扉が開方向に移動するとき回転伝達ロ
ーラを該扉に接触する位置に移動させる回転伝達用ロー
ラ移動機構とを備える。そして、扉が開方向に移動する
とき回転伝達用ローラが扉に接触して該扉により回転駆
動されることにより縦ローラが回転伝達用ローラを介し
て扉の移動方向とは反対方向に回転駆動される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両扉の戸袋の車両内部における縁部に
    沿って縦方向に延びる縦ローラを配置し、扉が開方向に
    移動するとき前記縦ローラが扉の移動方向とは反対方向
    に回転駆動されるようにしたことを特徴とする車両扉に
    おける指詰防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した装置であって、扉が
    閉方向に移動するとき該扉から離れ、扉が開方向に移動
    するとき該扉に接触して扉の移動に伴って回転駆動され
    る回転伝達用ローラを設け、この回転伝達用ローラを前
    記縦ローラに接触させて、該回転伝達用ローラの回転が
    前記縦ローラに伝達されるようにしたことを特徴とする
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した装置であって、前記
    回転伝達用ローラは扉移動方向にに対して横方向に移動
    可能に配置され、扉が開方向に移動するとき該扉に接触
    するように移動させられるようになったことを特徴とす
    る装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255092A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Railway Technical Res Inst 車両の戸挟み検知装置
KR101103371B1 (ko) 2011-07-15 2012-01-05 한국철도공사 철도차량 출입문 설해방지장치
JP2022122217A (ja) * 2021-02-09 2022-08-22 淳一 加々美 巻き込まれ事故防止ローラー
JP7485538B2 (ja) 2020-03-11 2024-05-16 ナブテスコ株式会社 ドアシステム及び車両

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