JP2000156901A - 電気自動車の制御装置 - Google Patents

電気自動車の制御装置

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JP2000156901A
JP2000156901A JP10328639A JP32863998A JP2000156901A JP 2000156901 A JP2000156901 A JP 2000156901A JP 10328639 A JP10328639 A JP 10328639A JP 32863998 A JP32863998 A JP 32863998A JP 2000156901 A JP2000156901 A JP 2000156901A
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brake
torque
motor
ecu
regenerative
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JP10328639A
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Tomoaki Nitta
智昭 新田
Nobutaka Jinbo
宜孝 神保
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
    • B60K6/543Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ制御とモータ制御とを協調させ、運
転者に違和感を与えることなく回生制動を行う。 【解決手段】 HEV_ECUでは、バッテリの残存容
量、モータBの現行の回転数及び出力トルクより回生可
能量Tbkcを算出し(S101)、BRK_ECUへ回生可
能量Tbkcを通達する(S102)。そして、BRK_EC
Uから回生トルク指令を受信したとき、モータBコント
ローラに回生トルク指令値Tbk分だけ減算した新たな
出力トルク値Tbkbのトルク指令を与える(S105)。一
方、BRK_ECUでは、ブレーキペダルの踏み込みに
応じて発生するブレーキ油圧からブレーキトルクを算出
し、回生可能量Tbkcの範囲内で回生トルクTbkを
HEV_ECUに指令すると、ABS機構を用いて回生
トルク指令値Tbkに相当する分だけブレーキ油圧を減
圧する。これにより、運転者のブレーキ操作に対して違
和感を与えることなく回生制動を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ制御とモ
ータ制御とを協調して行う電気自動車の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、低公害、省資源の観点からエンジ
ンとモータとを併用するハイブリッド車等の電気自動車
が開発されており、この電気自動車では、減速時に車両
の持つ運動エネルギーを有効に回収するため、減速時の
運動エネルギーをモータを介して電力として回収するよ
うになっている。
【0003】例えば、特開平4−322105号公報に
は、ハイブリッド車の回生制動時、モータにおいて発生
する電力をバッテリの充電に用い、バッテリ電圧が設定
値以上の場合には、回生時に発生するエネルギーの一部
をエンジンを負荷とするジェネレータのモータ駆動によ
って吸収することで、回生エネルギーを効率良く利用す
る技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回生制
動時には、回生エネルギーの効率的な回収を考えるのみ
では運転者のブレーキ操作に対して違和感を与えること
になり、運転フィーリングの悪化を招くといった問題が
ある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ブレーキ制御とモータ制御とを協調させ、運転者に
違和感を与えることなく回生制動を行うことのできるハ
イブリッド車の制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、バッテリの残存容量とモー
タの運転状態とから回生可能量を定期的に算出して通信
ラインに送出し、該通信ラインを介して回生指令を受信
したとき、この回生指令による回生トルク分だけ上記モ
ータの駆動トルクを減少させる手段と、ブレーキ操作が
なされたとき、上記通信ラインを介して受信した回生可
能量とブレーキ操作に応じたブレーキトルクとから上記
モータの回生トルクを設定して上記通信ラインに回生指
令を送出すると共に、上記回生トルクに相当する油圧分
だけブレーキ油圧を減圧してブレーキ機構を作動させる
手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】すなわち、請求項1記載の発明では、バッ
テリの残存容量とモータの運転状態とから回生可能量を
定期的に算出して予めブレーキを制御する手段に送信し
ておき、ブレーキ操作がなされたとき、ブレーキ操作に
応じたブレーキトルクと回生可能量とからモータの回生
トルクを設定し、この回生トルク分だけモータの駆動ト
ルクを減少させると共に、回生トルクに相当する油圧分
だけブレーキ油圧を減圧してブレーキ機構を作動させ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形
態に係わり、図1はHEV_ECUによる回生制御ルー
チンのフローチャート、図2はBRK_ECUによるブ
レーキ制御ルーチンのフローチャート、図3は駆動制御
系の構成を示す説明図、図4はHEV_ECUを中心と
する制御信号の流れを示す説明図である。
【0009】本発明におけるハイブリッド車は、エンジ
ンとモータとを併用する車両であり、図3に示すよう
に、エンジン1と、エンジン1の起動及び発電・動力ア
シストを担うモータA(第1のモータ)と、エンジン1
の出力軸1aにモータAを介して連結されるプラネタリ
ギヤユニット3と、このプラネタリギヤユニット3の機
能を制御し、発進・後進時の駆動力源になるとともに減
速エネルギーの回収を担うモータB(第2のモータ)
と、変速及びトルク増幅を行なって走行時の動力変換機
能を担う動力変換機構4とを基本構成とする駆動系を備
えている。
【0010】詳細には、プラネタリギヤユニット3は、
サンギヤ3a、このサンギヤ3aに噛合するピニオンを
回転自在に支持するキャリア3b、ピニオンと噛合する
リングギヤ3cを有するシングルピニオン式のプラネタ
リギヤであり、サンギヤ3aとキャリア3bとを締結・
解放するためのロックアップクラッチ2が併設されてい
る。
【0011】また、動力変換機構4としては、歯車列を
組み合わせた変速機や流体トルクコンバータを用いた変
速機等を用いることが可能であるが、入力軸4aに軸支
されるプライマリプーリ4bと出力軸4cに軸支される
セカンダリプーリ4dとの間に駆動ベルト4eを巻装し
てなるベルト式無段変速機(CVT)を採用することが
望ましく、本形態においては、以下、動力変換機構4を
CVT4として説明する。
【0012】すなわち、本発明におけるハイブリッド車
の駆動系では、サンギヤ3aとキャリア3bとの間にロ
ックアップクラッチ2を介装したプラネタリギヤユニッ
ト3がエンジン1の出力軸1aとCVT4の入力軸4a
との間に配置されており、プラネタリギヤユニット3の
サンギヤ3aがエンジン1の出力軸1aに一方のモータ
Aを介して結合されるとともにキャリア3bがCVT4
の入力軸4aに結合され、リングギヤ3cに他方のモー
タBが連結されている。そして、CVT4の出力軸4c
に減速歯車列5を介してデファレンシャル機構6が連設
され、このデファレンシャル機構6に駆動軸7を介して
前輪或いは後輪の駆動輪8が連設されている。
【0013】この場合、前述したようにエンジン1及び
モータAをプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aへ
結合するとともにリングギヤ3cにモータBを結合して
キャリア3bから出力を得るようにし、さらに、キャリ
ア3bからの出力をCVT4によって変速及びトルク増
幅して駆動輪8に伝達するようにしているため、2つの
モータA,Bは発電と駆動力供給との両方に使用するこ
とができ、比較的小出力のモータを使用することができ
る。
【0014】また、走行条件に応じてロックアップクラ
ッチ2によりプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3a
とキャリア3bとを結合することで、間に2つのモータ
A,Bが配置された、エンジン1からCVT4に至るエ
ンジン直結の駆動軸を形成することができ、効率よくC
VT4に駆動力を伝達し、或いは駆動輪8側からの制動
力を利用することができる。
【0015】尚、ロックアップクラッチ2の結合・解放
時のプラネタリギヤユニット3を介したエンジン1及び
モータA,Bのトルク伝達や発電による電気の流れにつ
いては、本出願人が先に提出した特願平10−4080
号に詳述されている。
【0016】以上の駆動系は、7つの電子制御ユニット
(ECU)を多重通信系で結合したハイブリッド車の走
行制御を行う制御系(ハイブリッド制御システム)によ
って制御されるようになっており、各ECUがマイクロ
コンピュータとマイクロコンピュータによって制御され
る機能回路とから構成されている。各ECUを結合する
多重通信系としては、高速通信に対応可能な通信ネット
ワークを採用することが望ましく、例えば、車両の通信
ネットワークとしてISOの標準プロトコルの一つであ
るCAN(Controller Area Network)等を採用するこ
とができる。
【0017】具体的には、システム全体を統括するハイ
ブリッドECU(HEV_ECU)20を中心とし、モ
ータAを駆動制御するモータAコントローラ21、モー
タBを駆動制御するモータBコントローラ22、エンジ
ン1を制御するエンジンECU(E/G_ECU)2
3、ロックアップクラッチ2及びCVT4の制御を行う
トランスミッションECU(T/M_ECU)24、バ
ッテリ10の電力管理を行うバッテリマネージメントユ
ニット(BAT_MU)25が第1の多重通信ライン3
0でHEV_ECU20に結合され、ブレーキ制御を行
うブレーキECU(BRK_ECU)26が第2の多重
通信ライン31でHEV_ECU20に結合されてい
る。
【0018】HEV_ECU20は、ハイブリッド制御
システム全体の制御を行うものであり、ドライバの運転
操作状況を検出するセンサ・スイッチ類、例えば、図示
しないアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル
ペダルセンサ(APS)11、図示しないブレーキペダ
ルの踏み込みによってONするブレーキスイッチ12、
変速機のセレクト機構部13の操作位置がPレンジ又は
NレンジのときにONし、Dレンジ,Rレンジ等の走行
レンジにセットされているときにOFFするインヒビタ
スイッチ14等が接続されている。
【0019】そして、HEV_ECU20では、各セン
サ・スイッチ類からの信号や各ECUから送信されたデ
ータに基づいて必要な車両駆動トルクを演算して駆動系
のトルク配分を決定し、図4に示すように、多重通信に
よって各ECUに制御指令を送信する。
【0020】尚、HEV_ECU20には、車速、エン
ジン回転数、バッテリ充電状態等の車両の運転状態を表
示する各種メータ類や、異常発生時に運転者に警告する
ためのウォーニングランプ等からなる表示器27が接続
されている。この表示器27は、T/M_ECU24に
も接続されており、HEV_ECU20に異常が発生し
たとき、HEV_ECU20に代ってT/M_ECU2
4が異常時制御を行い、表示器27に異常表示を行う。
【0021】一方、モータAコントローラ21は、モー
タAを駆動するためのインバータを備えるものであり、
基本的に、HEV_ECU20から多重通信によって送
信されるサーボON/OFF指令や回転数指令によって
モータAの定回転数制御を行う。また、モータAコント
ローラ21からは、HEV_ECU20に対し、モータ
Aのトルク、回転数、及び電流値等をフィードバックし
て送信し、更に、トルク制限要求や電圧値等のデータを
送信する。
【0022】モータBコントローラ22は、モータBを
駆動するためのインバータを備えるものであり、基本的
に、HEV_ECU20から多重通信によって送信され
るサーボON/OFF(正転、逆転を含む)指令やトル
ク指令(力行、回生)によってモータBの定トルク制御
を行う。また、モータBコントローラ22からは、HE
V_ECU20に対し、モータBのトルク、回転数、及
び電流値等をフィードバックして送信し、更に、電圧値
等のデータを送信する。
【0023】E/G_ECU23は、基本的にエンジン
1のトルク制御を行うものであり、HEV_ECU20
から多重通信によって送信される正負のトルク指令、燃
料カット指令、エアコンON/OFF許可指令等の制御
指令、及び、実トルクフィードバックデータ、車速、イ
ンヒビタスイッチ14による変速セレクト位置(P,N
レンジ等)、APS11の信号によるアクセル全開デー
タやアクセル全閉データ、ブレーキスイッチ12のO
N,OFF状態、ABSを含むブレーキ作動状態等に基
づいて、図示しないインジェクタからの燃料噴射量、E
TC(電動スロットル弁)によるスロットル開度、A/
C(エアコン)等の補機類のパワー補正学習、燃料カッ
ト等を制御する。
【0024】また、E/G_ECU23では、HEV_
ECU20に対し、エンジン1の制御トルク値、燃料カ
ットの実施、燃料噴射量に対する全開増量補正の実施、
エアコンのON,OFF状態、図示しないアイドルスイ
ッチによるスロットル弁全閉データ等をHEV_ECU
20にフィードバックして送信すると共に、エンジン1
の暖機要求等を送信する。
【0025】T/M_ECU24は、HEV_ECU2
0から多重通信によって送信されるCVT4の目標プラ
イマリ回転数、CVT入力トルク指示、ロックアップ要
求等の制御指令、及び、E/G回転数、アクセル開度、
インヒビタスイッチ14による変速セレクト位置、ブレ
ーキスイッチ12のON,OFF状態、エアコン切替許
可、ABSを含むブレーキ作動状態、アイドルスイッチ
によるエンジン1のスロットル弁全閉データ等の情報に
基づいて、ロックアップクラッチ2の締結・解放を制御
すると共にCVT4の変速比を制御する。
【0026】また、T/M_ECU24からは、HEV
_ECU20に対し、車速、入力制限トルク、CVT4
のプライマリプーリ回転数及びセカンダリプーリ回転
数、ロックアップ完了、インヒビタスイッチ14に対応
する変速状態等のデータをフィードバックして送信する
と共に、CVT4の油量をアップさせるためのE/G回
転数アップ要求、低温始動要求等を送信する。
【0027】BAT_MU25は、いわゆる電力管理ユ
ニットであり、バッテリ10を管理する上での各種制
御、すなわち、バッテリ10の充放電制御、ファン制
御、外部充電制御等を行い、バッテリ10の残存容量、
電圧、電流制限値等のデータや外部充電中を示すデータ
を多重通信によってHEV_ECU20に送信する。ま
た、外部充電を行う場合には、コンタクタ9を切り換え
てバッテリ10とモータAコントローラ21及びモータ
Bコントローラ22とを切り離す。
【0028】BRK_ECU26は、HEV_ECU2
0から多重通信によって送信される回生可能量、回生ト
ルクフィードバック等の情報に基づいて、必要な制動力
を演算し、ブレーキ系統の油圧を制御するものであり、
HEV_ECU20に対し、回生量指令(トルク指
令)、車速、油圧、ABSを含むブレーキ作動状態等を
フィードバックして送信する。
【0029】以上のハイブリッド制御システムによって
制御されるハイブリッド車の走行モードは、トランスミ
ッション入力軸から見た場合、以下に示す3つの基本モ
ードに大別することができ、走行状況に応じて各走行モ
ードの状態遷移が繰り返される。 (1)シリーズ(シリーズ&パラレル)型走行モード 要求駆動力が小さいとき、ロックアップクラッチ2を解
放し、エンジン1によってモータAを発電機として駆動
し、主としてモータBで走行する。このとき、エンジン
1の駆動力の一部がプラネタリギヤユニット3のサンギ
ヤ3aに入力され、リングギヤ3cのモータBの駆動力
と合成されてキャリア3bから出力される。 (2)パラレル型走行モード 要求駆動力が大きいとき、ロックアップクラッチ2を締
結してプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aとキャ
リア3bとを結合し、エンジン1の駆動力とリングギヤ
3cからモータBの駆動力とを加算してキャリア3bか
ら出力し、エンジン1単独或いはエンジン1とモータB
との双方のトルクを用いて走行する。 (3)制動力回生モード 減速時、ブレーキ制御と協調しながらモータBで制動力
を回生する。すなわち、プレーキペダルの踏み込み量に
応じたブレーキトルクをモータBによる回生トルクとブ
レーキ機構による制動トルクとで協調して分担し、回生
制動を行う。
【0030】以下、HEV_ECU20とBRK_EC
U25との協調による回生制動に係わる処理について、
図1及び図2のフローチャートを用いて説明する。
【0031】図1は、HEV_ECU20において一定
周期毎に実行される回生制御ルーチンであり、まず、ス
テップS101でバッテリ10の残存容量、APS11の出
力に基づくアクセルペダル踏み込み量に対応するモータ
Bの現行の回転数及び出力トルクより、回生可能量Tb
kcを算出する。次いで、ステップS102へ進み、多重通
信を介してBRK_ECU25へ回生可能量Tbkcを
通達する。
【0032】続くステップS103では、BRK_ECU2
5から多重通信により回生トルク指令を受信したか否か
を調べ、BRK_ECU25から回生トルク指令を受信
していないときにはステップS101へ戻って一定周期毎に
BRK_ECU25へ回生可能量Tbkcを通達する処
理を繰り返す。
【0033】そして、HEV_ECU20でBRK_E
CU25からの回生トルク指令を受信したとき、ステッ
プS103からステップS104へ進み、モータBのAPS11
の出力に基づくトルクTbから回生トルク指令値Tbk
を減算してモータBの新たな出力トルク値Tbkbを算
出し(Tbkb=Tb−Tbk)、ステップS105で多重
通信によりモータBコントローラ22にトルク値Tbk
bのトルク指令を与える。
【0034】続くステップS106では、モータBコントロ
ーラ22からモータBのトルクフィードバック値Tbk
b’を受信し、ステップS107でモータBにおけるAPS
11の出力に基づくトルクTbとトルクフィードバック
値Tbkb’との差(Tb−Tbkb’)を回生トルク
フィードバック値としてBRK_ECU25へ送信し、
ルーチンを抜ける。
【0035】一方、BRK_ECU25では、図2のブ
レーキ制御ルーチンによってHEV_ECU20に回生
トルク指令を与える。このブレーキ制御ルーチンでは、
ステップS201でブレーキペダルの踏み込みに応じて発生
するブレーキ油圧からブレーキトルクを算出する。
【0036】次に、ステップS202へ進み、ブレーキトル
クを考慮して回生可能量Tbkcの範囲内で回生トルク
TbkをHEV_ECU20に指令すると、ステップS2
03でABS機構を用いて回生トルク指令値Tbkに相当
する分だけブレーキ油圧を減圧し、油圧ブレーキを作動
させてルーチンを抜ける。
【0037】これにより、回生制動時、運転状態に応じ
てモータBと油圧ブレーキとに制動トルクをバランス良
く配分することができ、運転者のブレーキ操作に対して
違和感を与えることがなく、運転フィーリングを向上す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッテリの残存容量とモータの運転状態とから回生可能量
を定期的に算出して予めブレーキを制御する手段に送信
しておき、ブレーキ操作がなされたとき、ブレーキ操作
に応じたブレーキトルクと回生可能量とからモータの回
生トルクを設定し、この回生トルク分だけモータの駆動
トルクを減少させると共に、回生トルクに相当する油圧
分だけブレーキ油圧を減圧してブレーキ機構を作動させ
るため、回生制動時、運転状態に応じてモータBと油圧
ブレーキとに制動トルクをバランス良く配分することが
でき、ブレーキ制御とモータ制御との協調により、運転
者のブレーキ操作に対して違和感を与えることがなく、
運転フィーリングを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HEV_ECUによる回生制御ルーチンのフロ
ーチャート
【図2】BRK_ECUによるブレーキ制御ルーチンの
フローチャート
【図3】駆動制御系の構成を示す説明図
【図4】HEV_ECUを中心とする制御信号の流れを
示す説明図
【符号の説明】
B …モータ 12…ブレーキスイッチ 20…HEV_ECU 22…モータBコントローラ 26…BRK_ECU 31…通信ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60L 11/18 B60L 11/18 A // B60K 6/00 B60K 9/00 Z 8/00 Fターム(参考) 3D039 AA00 AB26 AC34 AC39 3D041 AA33 AB01 AD01 AD41 AD50 AE02 AE41 AE43 AF01 AF09 5H115 PA01 PG04 PI16 PI29 PO17 PU01 PU22 PU24 PU25 PU28 PU29 QI04 QI07 QI12 QN02 QN06 QN09 RB08 SE03 SE05 SE06 SE08 TB01 TE03 TI02 TI05 TI06 TO04 TO21 TO23 TZ07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリの残存容量とモータの運転状態
    とから回生可能量を定期的に算出して通信ラインに送出
    し、該通信ラインを介して回生指令を受信したとき、こ
    の回生指令による回生トルク分だけ上記モータの駆動ト
    ルクを減少させる手段と、 ブレーキ操作がなされたとき、上記通信ラインを介して
    受信した回生可能量とブレーキ操作に応じたブレーキト
    ルクとから上記モータの回生トルクを設定して上記通信
    ラインに回生指令を送出すると共に、上記回生トルクに
    相当する油圧分だけブレーキ油圧を減圧してブレーキ機
    構を作動させる手段とを備えたことを特徴とする電気自
    動車の制御装置。
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