JPH05229351A - 車両用電動装置 - Google Patents

車両用電動装置

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JPH05229351A
JPH05229351A JP3182292A JP3182292A JPH05229351A JP H05229351 A JPH05229351 A JP H05229351A JP 3182292 A JP3182292 A JP 3182292A JP 3182292 A JP3182292 A JP 3182292A JP H05229351 A JPH05229351 A JP H05229351A
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JP
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torque
engine
motor
vehicle
generator
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JP3182292A
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English (en)
Inventor
Shuzo Moroto
脩三 諸戸
Koji Kobayashi
康二 小林
Mutsumi Kawamoto
睦 川本
Kozo Yamaguchi
幸蔵 山口
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両走行負荷に対応するトルクによって走行す
ることができ、しかも、エンジンを常時最適燃費で駆動
することができるようにする。 【構成】車両走行負荷に対応する第1の信号を発生する
手段(アクセルセンサ16)と、エンジン回転に対応す
る第2の信号を発生する手段(エンジン回転数センサ1
7)が設けられ、前記第1、第2の信号に基づいて、実
トルクが決定される。次に、前記第2の信号に基づき、
走行条件に対応して最大効率を得ることができる最適ト
ルクが決定される。そして、前記実トルク及び最適トル
クに基づいて、実際に車両を走行させる場合の要求トル
クが決定される。そして、スロットルアクチュエータ2
2でエンジン11を駆動し、モータコントローラ23で
発電機/モータ12を駆動する。該最適トルクが実トル
クより大きい場合には、回生電流が発生させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用電動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両は一般に、ガソリン機関であ
るエンジンを作動させることによって発生させた回転を
自動変速機、マニュアル変速機等のトランスミッション
を介して変速し、駆動輪に伝達するようにしている。前
記ガソリン機関は、ガソリンと空気の混合気を圧縮状態
で燃焼させ、この時発生するエネルギをエンジントルク
に変換しているため、燃焼に伴う騒音が発生するだけで
なく、排気ガスによって環境を汚染してしまう。
【0003】一方、エンジンを電動機すなわちモータに
置き換え、騒音や排気ガスの発生をなくした電気自動車
が提供されている。この場合、車両にモータ及びバッテ
リを搭載し、前記モータによって駆動輪を回転させて走
行するようにしている。したがって、車両の走行に伴う
騒音はほとんど発生することがなく、しかも、排気ガス
を発生することもない。
【0004】ところが、電気自動車の場合、バッテリに
充電することができる電気量には限度があり、航続距離
が短くなってしまう。したがって、十分な航続距離を得
るためには大きいバッテリを搭載する必要がある。ま
た、通常の車両に搭載することができる程度の大きさの
モータを使用した場合、エンジンによる場合と比較して
発生するモータトルクの値が小さく、急発進、高負荷走
行、高速走行等を行うことができない。
【0005】そこで、エンジンとモータを併用したハイ
ブリッド型の駆動装置が提供されている。この種の車両
は各種提供されていて、エンジンで発電機を駆動して電
気エネルギを発生させ、該電気エネルギによってモータ
を回転させ、その回転を駆動輪に伝達するシリーズ(直
列)型のもの(特開昭62−104403号公報参照)
や、エンジン及びモータによって直接駆動輪を回転させ
るパラレル(並列)型のものに分類される。該パラレル
型のものは、更にエンジンの駆動系とモータの駆動系を
連結した一系統式のもの(米国特許明細書第4,53
3,011号参照)と、前輪と後輪をそれぞれエンジン
とモータによって独立して駆動する二系統式のものに分
類される。
【0006】前記シリーズ型のものの場合、駆動輪はモ
ータによってのみ駆動されるため、長距離を高速で走行
することはできない。したがって、長距離を高速で走行
する場合などにはパラレル型の駆動装置が利用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の駆動装置においては、エンジンが発生するエンジン
トルクは運転者がアクセルを踏み込むことによって決定
されてしまうため、必ずしも効率的に走行することはで
きない。すなわち、前記車両走行負荷が変化すると、そ
れに対応して運転者はアクセルを踏み込み、車両走行負
荷に対応するエンジントルクを発生させようとする。と
ころが、車両走行負荷に対応するエンジントルクによっ
て走行しても、必ずしもエンジンを最適燃費で駆動する
ことにはならない。エンジンを最適燃費で駆動するため
のトルク(以下、「最適トルク」という。)は車両走行
負荷にかかわらずエンジン回転に対応して一意に決まっ
てしまうからである。
【0008】したがって、前記最適トルクによって走行
することができない場合には燃費が悪くなり、燃料の消
費量が多くなるだけでなく、排気ガス中のCO2 濃度が
高くなり、環境を汚染してしまう。本発明は、前記従来
の駆動装置の問題点を解決して、車両走行負荷に対応す
るトルクによって走行することができ、しかも、エンジ
ンを常時最適燃費で駆動することができる車両用電動装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の車
両用電動装置においては、エンジントルクを発生するエ
ンジンと、駆動電流を受けてモータトルクを発生すると
ともに回転を受けて回生電流を発生する発電機/モータ
と、車両走行負荷に対応する第1の信号を発生する手段
と、エンジン回転に対応する第2の信号を発生する手段
と、前記第1、第2の信号に基づいて実トルクを決定す
る手段と、前記第2の信号に基づき、走行条件に対応し
て最大効率を得ることができる最適トルクを決定する手
段と、前記実トルク及び最適トルクに基づいて要求トル
クを決定する手段と、該要求トルクに対応してエンジン
を駆動する第1のアクチュエータと、前記要求トルクに
対応して発電機/モータを駆動し、回生電流を選択的に
発生させる第2のアクチュエータを有している。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
エンジントルクを発生するエンジンと、駆動電流を受け
てモータトルクを発生するとともに回転を受けて回生電
流を発生する発電機/モータを有している。したがっ
て、エンジンを駆動し、エンジンが発生したエンジント
ルクによって車両を走行させることができるとともに、
発電機/モータを駆動し、発電機/モータが発生したモ
ータトルクによって車両を走行させることもできる。
【0011】車両走行負荷に対応する第1の信号を発生
する手段と、エンジン回転に対応する第2の信号を発生
する手段が設けられ、前記第1、第2の信号に基づい
て、現在エンジンが発生している実トルクが決定され
る。次に、前記第2の信号に基づき、走行条件に対応し
て最大効率を得ることができる最適トルクが決定され
る。そして、前記実トルク及び最適トルクに基づいて、
実際に車両を走行させる場合の要求トルクが決定され
る。
【0012】そして、該要求トルクに対応して第1のア
クチュエータがエンジンを駆動し、前記要求トルクに対
応して第2のアクチュエータが発電機/モータを駆動す
る。前記要求トルクとして最適トルクが選択された場合
で、該最適トルクが実トルクより大きい場合には、余剰
分のトルクによって回生電流を発生させることができ
る。
【0013】したがって、各種の走行条件において、エ
ンジンを最大効率で駆動して車両を走行させることが可
能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す車
両用電動装置のブロック図である。図において、11は
ガソリン機関で構成されるエンジン、12はエンジン1
1が発生したエンジントルクTE で発電するとともに、
駆動電流を受けてモータトルクTM を発生する発電機/
モータ、13は前記エンジン11及び発電機/モータ1
2の共通の出力軸である。該出力軸13に伝達されたト
ルクは、ディファレンシャル装置14を介して駆動輪1
5に伝達される。該駆動輪15は前輪でも後輪でもよ
い。
【0015】前記エンジン11は、車両走行負荷に対応
して運転者がアクセルを踏み込むことによってエンジン
回転数RE を増加させ、発生するエンジントルクTE
大きくする。前記アクセルの踏込み量すなわちスロット
ル開度θはアクセルセンサ16によって、また、エンジ
ン回転数RE は、エンジン回転数センサ17によって検
出することができる。これらスロットル開度信号(第1
の信号)及びエンジン回転数信号(第2の信号)はCP
U19に入力される。
【0016】該CPU19はマイクロプロセッサ、RA
M、ROM等から成り、前記エンジン回転数信号を受け
ると、車両の走行条件に対応する最適トルクTEBを決定
するとともに、スロットルアクチュエータ22(第1の
アクチュエータ)に対してスロットル開度指令値を、モ
ータコントローラ23(第2のアクチュエータ)に対し
てモータ駆動電流指令値又はモータ回生電流指令値を出
力する。前記スロットルアクチュエータ22はCPU1
9からスロットル開度指令値を受けると、該スロットル
開度指令値に対応する量だけスロットルを開き、モータ
コントローラ23はモータ駆動電流指令値又はモータ回
生電流指令値を受けると、バッテリ24から発電機/モ
ータ12に対して駆動電流を流すか、又は発電機/モー
タ12からバッテリ24に対して回生電流Iを流す。
【0017】図2は本発明の第2の実施例を示す車両用
電動装置のブロック図である。この場合、エンジン11
と発電機/モータ12はそれぞれ別の駆動系に連結され
る。すなわち、エンジン11は出力軸26を介してトラ
ンスミッション27にエンジントルクTE を伝達し、該
トランスミッション27において回転数を変え、それを
ディファレンシャル装置28を介して駆動輪29に伝達
するようにしている。また、発電機/モータ12はモー
タトルクTM を出力軸31及びディファレンシャル装置
32を介して駆動輪33に伝達する。
【0018】また、駆動輪29,33はいずれを前輪用
としても後輪用としてもよい。すなわち、エンジン11
によって前輪を駆動し、発電機/モータ12によって後
輪を駆動しても、エンジン11によって後輪を駆動し、
発電機/モータ12によって前輪を駆動してもよい。そ
のほかの部分は、図1と同様の構成及び作用を有してい
るため、説明を省略する。
【0019】次に、前記構成の車両用電動装置の動作に
ついて図3〜図10を併用して説明する。図3は本発明
の車両用電動装置のフローチャート、図4はエンジント
ルク特性概念図、図5はエンジンの最大効率線概念図、
図6は第2のエンジントルク特性概念図、図7はエンジ
ントルク計算用マップを示す図、図8は最適トルク計算
用マップを示す図、図9は効率計算用マップを示す図で
ある。図7〜図9の(a)は各マップのテーブルを、
(b)は各マップの特性図を示している。ステップS1
車両の走行中において、CPU19は、アクセルセン
サ16によって検出したスロットル開度θの値θA 及び
エンジン回転数センサ17によって検出したエンジン回
転数RE の値REAの各信号を受ける。ステップS2 実
トルクを決定する手段が、図7のエンジントルク計算用
マップを参照して、前記スロットル開度θの値がθA
あり、前記エンジン回転数REの値がREAであるときの
エンジン状態を示す点A(図4)における実トルクTEA
を計算する。ステップS3 最適トルクを決定する手段
が、図8の最適トルク計算用マップを参照して、前記エ
ンジン回転数RE の値がREAであるときの車両の走行条
件に対応する最適トルクTEB(図5)を決定する。すな
わち、図5のエンジンの最大効率線概念図において、a
は等効率線を、bは最大効率線を示しており、エンジン
回転数RE の値REAに対応して燃料消費率が最も低くな
る最大効率点Bの最適トルクTEBが計算される。ステッ
プS4 図9の効率計算用マップを参照して、エンジン
回転数RE の値R EA、実トルクTEA及び最適トルクTEB
に基づき、点A(図5)のエンジン効率η A 及び最大効
率点Bのエンジン効率ηB を計算する。ステップS5
エンジン11を最適トルクTEBが得られるように作動さ
せ、発電機/モータ12で回生電流Iを発生させた場合
に得られる回生エネルギαが、失われる消費エネルギβ
より大きいか否かを判断する。回生エネルギαが消費エ
ネルギβより小さい場合はステップS6に進み、回生エ
ネルギαが消費エネルギβより大きい場合はステップS
7に進む。
【0020】ここで、エンジン11を最適トルクTEB
得られるように作動させると、実際に必要な実トルクT
EAとの間のトルク差ΔTが余剰分として発生する。そこ
で、該トルク差ΔTとエンジン回転数REAと回生効率
η′の積を求めることによって、次式のように回生エネ
ルギαを得ることができる。 α=(TEB−TEA)・REA・η′ ここで、回生効率η′は、 η′=η1 ・η2 ・η3 η1 :発電機/モータ12の発電効率 η2 :バッテリ24の充電効率 η3 :発電機/モータ12のモータ効率 である。
【0021】一方、エンジン11を最適トルクTEBが得
られるように作動させると、エンジン11はTEB・REA
/ηB の仕事をし、実トルクTEAを発生させるのに必要
な仕事TEA・REA/ηA より消費エネルギβ β=(TEB/ηB −TEA/ηA )・REA だけ余分に仕事をすることになる。
【0022】そこで、要求トルクを決定する手段が、前
記回生エネルギαが消費エネルギβより大きい場合、す
なわち、 α>β 又は、 (TEB−TEA)・η′>(TEB/ηB −TEA/ηA ) の場合だけ、エンジン11のスロットル開度θを変更し
て最適トルクTEBが得られるようにし、 α<β の場合には、エンジン11のスロットル開度θは変更せ
ず実トルクTEAのままで走行する。
【0023】実際の制御においては、η′,ηA ,ηB
の各値は既知であるため、前記回生エネルギα及び消費
エネルギβは各エンジン回転数RE に対応する値として
あらかじめ設定され、テーブルに格納されていて、前述
したような計算は行わない。ステップS6 スロットル
開度θの値θA をそのまま維持する。すなわち要求トル
クとして実トルクTEAを選択する。ステップS7 スロ
ットル開度マップ(図8のエンジントルク計算用マップ
と同じ。)を参照し、エンジン回転数RE の値REA及び
最適トルクTEBに基づいて、最大効率点B(図6)にお
けるスロットル開度θの値θB を計算する。すなわち要
求トルクとして最適トルクTEBを選択する。ステップS
8 スロットル開度θの値がθB になることによって、
エンジン11が発生する最適トルクTEBは、現在の走行
状態において必要な実トルクTEAより大きくなる。した
がって、発電機/モータ12のトルク定数cは既知であ
るため回生電流I I=(TEB−TEA)/c が計算される。ステップS9 ステップS6又はステッ
プS8の結果として、スロットル開度指令値をスロット
ルアクチュエータ22に対して出力してスロットル開度
をθとし、回生電流指令値をモータコントローラ23に
対して出力して発電機/モータ12に回生電流Iを発生
させる。
【0024】次に、本発明の車両用電動装置を搭載した
車両について説明する。図10は本発明の車両用電動装
置の搭載例を示す図、図11は本発明の車両用電動装置
の搭載例における作動図である。図11において、〇印
はクラッチ又はブレーキが係合状態であることを、×印
はクラッチ又はブレーキが解放状態であることを、〇×
印はクラッチ又はブレーキが係合状態であっても解放状
態であってもよいことを、−印は作動に関係のない状態
を示している。
【0025】図において、11はエンジンであり、FF
(フロントエンジン・フロントドライブ)式の車両に車
両用電動装置を搭載している。従来、FF式の車両に
は、回転軸が横方向になるようにエンジン11を搭載し
た横置FF車両と、回転軸が縦方向になるようにエンジ
ン11を搭載した縦置FF車両とがある。前記横置FF
車両には、エンジン11の回転をカウンタドライブギヤ
とカウンタドリブンギヤから成るカウンタギヤを介して
ディファレンシャル装置14に伝達するカウンタギヤ式
のものと、エンジン11の回転をチェーンを介してディ
ファレンシャル装置14に伝達するチェーン式のものが
あり、前記カウンタギヤ式のものは、更にカウンタギヤ
を中間部に設けた中間部配置型のものと、カウンタギヤ
を後部に設けた後部配置型のものがある。
【0026】この場合、回転軸が横方向になるようにエ
ンジン11を搭載した横置FF車両であり、エンジン1
1の回転をカウンタギヤを介してディファレンシャル装
置14に伝達するカウンタギヤ式であり、かつ、カウン
タギヤを中間部に設けた中間部配置型の車両について説
明するが、他の車両に適用することもできる。12は発
電機/モータ、14はディファレンシャル装置、31は
トルクコンバータ、C1は前進時に常時係合する第1ク
ラッチ、33はプラネタリギヤユニットである。該プラ
ネタリギヤユニット33はシンプルプラネタリ型のもの
であり、リングギヤ34、ピニオンギヤ35、サンギヤ
36及び前記ピニオンギヤ35を支持するキャリヤ37
から成る。また、B1は前記サンギヤ36を選択的に係
合する第1ブレーキ、F1は第1ワンウェイクラッチで
ある。
【0027】また、41は駆動装置ケースであり、該駆
動装置ケース41内に前記発電機/モータ12、ディフ
ァレンシャル装置14、トルクコンバータ31、第1ク
ラッチC1、プラネタリギヤユニット33、第1ブレー
キB1及び第1ワンウェイクラッチF1が収容される。
42は前記ディファレンシャル装置14によって減速さ
れ、差動させられた回転を左右の駆動輪に伝達するため
の駆動軸である。45はエンジン11の出力軸、46は
トルクコンバータ31の出力軸、47はプラネタリギヤ
ユニット33の入力軸、48は伝動軸である。
【0028】前記発電機/モータ12は、駆動装置ケー
ス41に固定されたステータ12aと伝動軸48に連結
されたロータ12bから成っている。ステータ12aに
はコイル12cが巻装されていて、該コイル12cに駆
動電流を流すことによってロータ12bを回転させるこ
とができる。そして、前記エンジン11又は発電機/モ
ータ12の回転は、前記伝動軸48に固定されたカウン
タドライブギヤ52に伝達される。
【0029】前記伝動軸48に平行にカウンタドライブ
シャフト53が配設されていて、該カウンタドライブシ
ャフト53にカウンタドリブンギヤ54が設けられる。
該カウンタドリブンギヤ54は前記カウンタドライブギ
ヤ52と噛合しており、該カウンタドライブギヤ52の
回転を出力ギヤ55に伝達する。そして、該出力ギヤ5
5の回転は、該出力ギヤ55と噛合する出力大歯車56
に伝達される。前記出力ギヤ55の歯数に対して前記出
力大歯車56の歯数は多く、前記出力ギヤ55及び出力
大歯車56で最終減速機を構成する。該最終減速機によ
って減速された前記出力大歯車56の回転は、ディファ
レンシャル装置14に伝達され、差動させられて左右の
駆動軸42に伝達される。
【0030】前記構成の車両用電動装置において、前記
発電機/モータ12に駆動電流を供給せず、エンジン1
1を作動させると、エンジン11の回転は出力軸45を
介してトルクコンバータ31に伝達され、さらに出力軸
46を介して第1クラッチC1に伝達される。そして、
該第1クラッチC1が係合されると出力軸46に伝達さ
れた回転は入力軸47を介してプラネタリギヤユニット
33のキャリヤ37に伝達される。
【0031】前記プラネタリギヤユニット33において
は、第1ブレーキB1が解放されると、キャリヤ37に
入力された回転によって第1ワンウェイクラッチF1が
ロックされて直結状態になる。したがって、入力軸47
の回転がそのまま伝動軸48に伝達される。また、第1
ブレーキB1が係合されると、サンギヤ36が固定さ
れ、リングギヤ34から増速された回転が出力され、伝
動軸48を介してカウンタドライブギヤ52に伝達され
る。
【0032】そして、前述したようにカウンタドライブ
ギヤ52に伝達された回転は、カウンタドリブンギヤ5
4を介してカウンタドライブシャフト53に伝達され、
出力ギヤ55及び出力大歯車56で構成される最終減速
機によって減速されてディファレンシャル装置14に伝
達される。この時、エンジン11のみによって車両を走
行させることができる。
【0033】次に、前記エンジン11を停止させるか、
第1クラッチC1を解放し、発電機/モータ12を駆動
すると、該発電機/モータ12においてモータトルクT
M が発生する。該モータトルクTM は、伝動軸48に出
力され、同様にカウンタドライブギヤ52に伝達され
る。この時、発電機/モータ12のみによって車両を走
行させることができる。
【0034】また、前記エンジン11を作動させ、第1
クラッチC1を係合し、発電機/モータ12を駆動する
と、エンジン11及び発電機/モータ12によって車両
を走行させることができる。さらに、前述したように、
前記エンジン11を作動させ、第1クラッチC1を係合
することによって、発電機/モータ12において回生電
流Iを発生させるようにすることができる。
【0035】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す車両用電動装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す車両用電動装置の
ブロック図である。
【図3】本発明の車両用電動装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】エンジントルク特性概念図である。
【図5】エンジンの最大効率線概念図である。
【図6】第2のエンジントルク特性概念図である。
【図7】エンジントルク計算用マップを示す図である。
【図8】最適トルク計算用マップを示す図である。
【図9】効率計算用マップを示す図である。
【図10】本発明の車両用電動装置の搭載例を示す図で
ある。
【図11】本発明の車両用電動装置の搭載例における作
動図である。
【符号の説明】
11 エンジン 12 発電機/モータ 13,26,31 出力軸 14,28,32 ディファレンシャル装置 17 エンジン回転数センサ 22 スロットルアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 幸蔵 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジントルクを発生するエンジンと、
    駆動電流を受けてモータトルクを発生するとともに回転
    を受けて回生電流を発生する発電機/モータと、車両走
    行負荷に対応する第1の信号を発生する手段と、エンジ
    ン回転に対応する第2の信号を発生する手段と、前記第
    1、第2の信号に基づいて実トルクを決定する手段と、
    前記第2の信号に基づき、走行条件に対応して最大効率
    を得ることができる最適トルクを決定する手段と、前記
    実トルク及び最適トルクに基づいて要求トルクを決定す
    る手段と、該要求トルクに対応してエンジンを駆動する
    第1のアクチュエータと、前記要求トルクに対応して発
    電機/モータを駆動し、回生電流を選択的に発生させる
    第2のアクチュエータを有することを特徴とする車両用
    電動装置。
JP3182292A 1992-02-19 1992-02-19 車両用電動装置 Withdrawn JPH05229351A (ja)

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