JP2000156362A - 基板処理方法及びその装置 - Google Patents
基板処理方法及びその装置Info
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Abstract
た部分を清浄化し、処理した基板が汚染されることを防
止することができる。 【解決手段】 ステップS1において基板の下面を離間
させた状態で支持するスピンベースにより基板を高速回
転させつつ、その下面に下部洗浄ノズルから洗浄液を大
流量で供給して洗浄処理を施した後、ステップS3,S
4においてステップS1での処理時よりも回転速度を低
くするとともに流量を低くして純水を供給する。これに
より純水は基板Wの下面に向けて勢い良く噴出されず、
下部洗浄ノズルからスピンベースの上面を周辺に向かっ
て流下する。したがって、これらに付着した薬液などの
液滴が洗い流される。
Description
表示器の基板、フォトマスク用のガラス基板、光ディス
ク用の基板等(以下、単に基板と称する)の下面を回転
支持手段より離間させた状態でノズルから処理液を供給
し、その下面に対して洗浄処理などの処理を施す基板処
理方法及びその装置に関する。
えば、基板の周縁部を当接支持して、基板の下面を離間
させた状態で基板を支持するスピンベースと、スピンベ
ースの中心部から基板の下面に向けて、薬液を含む処理
液や純水のみを一定の流量で吐出するノズルを備えてい
るものが挙げられる。このような構成の装置では、スピ
ンベースを高速回転させつつノズルから一定の大流量で
処理液を供給させることにより、基板の下面中心部に供
給された処理液を遠心力で拡げて基板の下面全面を覆わ
せ、基板の下面に付着したパーティクルなどの汚れを洗
浄除去するようになっている。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、ノズルから処理液を吐出させ始めた時
点や、吐出を停止させる時点などのように流量が大きく
変位するような際には、一時的にノズルからの処理液が
基板の下面に向けて適切に吐出されない事態が生じるた
め、ノズル自身やその周辺のスピンベースが処理液に含
まれる薬液によって汚染されることがある。このように
ノズル自身やスピンベースが薬液で汚染された状態で処
理を継続すると、その後のスピンドライ時には汚染雰囲
気中で乾燥処理を施すようなことになるため処理液によ
って清浄化した基板が汚染されてしまうという問題があ
る。
たものであって、回転数や流量を工夫することにより汚
染された部分を清浄化し、処理した基板が汚染されるこ
とを防止することができる基板処理方法及びその装置を
提供することを目的とする。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の方法発明は、基板の下面が回転支
持手段の上面から離間するように前記回転支持手段上に
基板を支持し、この基板を前記回転支持手段と一体に回
転させながら、基板の下面にノズルから処理液を供給す
る第1の過程と、前記第1の過程の後に、基板回転速度
が前記第1の過程時よりも遅い状態、および純水流量が
前記第1の過程時の処理液流量よりも少ない状態のうち
の少なくともいずれか一方の状態で、前記ノズルから純
水を吐出して前記回転支持手段および前記ノズルを洗浄
する第2の過程と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
項1に記載の基板処理方法において、前記第2の過程の
後に、基板を前記回転支持手段と一体に回転させなが
ら、基板の下面に前記ノズルから純水を供給して基板の
下面を洗浄する第3の過程を実施するものである。
の下面を離間させた状態で回転自在に基板を支持する回
転支持手段と、前記回転支持手段に支持された基板の下
方から処理液および純水を順に供給するノズルと、前記
回転支持手段と基板とを一体に回転させつつ、前記ノズ
ルから所定量の処理液を供給して基板の下面を処理した
後に、回転速度および流量の少なくともいずれか一方を
前記処理よりも低くした状態で、前記ノズルから純水を
供給して、前記回転支持手段および前記ノズルを洗浄す
る処理を行うように制御する制御手段と、を備えている
ことを特徴とするものである。
項3に記載の基板処理装置において、前記ノズルに処理
液および純水を選択的に供給する供給手段をさらに備
え、前記供給手段は、前記ノズルに連通した配管と、前
記配管に純水を供給する第1の純水供給源と、前記第1
の処理液供給源から前記配管への純水の流量を調節する
第1の流量調節手段と、前記配管に純水を供給する第2
の純水供給源と、前記第2の純水供給源から前記配管へ
の純水の流量を前記第1の流量調節手段の流量よりも小
流量に調節する第2の流量調節手段と、前記第1の流量
調節手段および前記第2の流量調節手段よりも下流にあ
たる前記配管中に薬液を注入する薬液注入手段とを備
え、前記制御手段は、基板の下面を処理する際には、前
記第1の純水供給源及び前記第2の純水供給源から純水
を供給するとともに、前記薬液注入手段から薬液を注入
することにより、純水と薬液とが混合して得られた処理
液を供給し、前記ノズルを洗浄する際には、前記回転支
持手段を前記基板の下面を処理する際よりも低速で回転
させるとともに、前記第2の純水供給源から純水のみを
供給し、前記回転支持手段を洗浄する際には、前記回転
支持手段を前記基板の下面を処理する際よりも低速で回
転させるとともに、前記第1の純水供給源から純水のみ
を供給するように前記供給手段を制御することを特徴と
するものである。
項3に記載の基板処理装置において、前記ノズルに処理
液および純水を選択的に供給する供給手段をさらに備
え、前記供給手段は、前記ノズルに連通した配管と、前
記配管に純水を供給する純水供給源と、前記純水供給源
から前記配管への純水の流量を調節する流量調節手段
と、前記流量調節手段よりも下流にあたる前記配管中に
薬液を注入する薬液注入手段とを備え、前記制御手段
は、基板の下面を処理する際には、前記流量調節手段を
第1の純水流量に設定して純水を供給するとともに、前
記薬液注入手段から薬液を注入することにより、純水と
薬液とが混合して得られた処理液を供給し、前記ノズル
を洗浄する際には、前記回転支持手段を前記基板の下面
を処理する際よりも低速で回転させるとともに、前記流
量調節手段を前記第1の純水流量よりも少ない第2の純
水流量に設定して純水のみを供給し、前記回転支持手段
を洗浄する際には、前記流量調節手段を前記第1の純水
流量より少なくかつ前記第2の純水流量よりも多い第3
の純水流量に設定して純水のみを供給するように前記供
給手段を制御することを特徴とするものである。
である。基板の下面に処理液を供給する第1の過程の後
に、回転速度および流量の少なくともいずれか一方を基
板の処理時よりも低くした状態でノズルから純水のみを
供給する第2の過程を実施する。回転速度を低い速度
(停止を含む)にすれば、遠心力が非常に小さい状態で
あるためノズルから供給された純水が基板の下面に達し
ても基板の周縁部に向かって拡がる前に中心部でノズル
や回転支持手段の上に落下して周囲に流れ出る。また流
量を基板の処理時よりも低流量にすれば、純水がノズル
からほとんど上方に吐出されずにノズル自身や回転支持
手段を流れ落ちて周囲に流れ出る。したがって、基板の
処理時に薬液で汚れたノズルや回転支持手段を純水で清
浄にすることができる。
ば、回転支持手段・ノズル洗浄という第2の過程の後に
基板の下面に純水を供給することにより、清浄な状態で
基板裏面の洗浄という第3の過程を行うことができる。
次のとおりである。制御手段は、基板の下面に処理液を
供給して処理を行った後に、回転速度および流量の少な
くともいずれか一方を先の処理よりも低くした状態でノ
ズルから純水のみを供給するように制御する。回転速度
を処理時より低くすると、ノズルから供給された純水が
基板の下面に達しても中心部でノズルや回転支持手段の
上に下して周囲に流れ出る。また流量を処理時よりも低
流量にすれば、純水がノズルからほとんど上方に吐出さ
れずにノズル自身や回転支持手段を流れ落ちて周囲に流
れ出る。したがって、基板の処理時に薬液で汚れたノズ
ルや回転支持手段を清浄にすることができる。
ば、制御手段は、基板の下面を処理する際には、第1の
純水供給源及び第2の純水供給源から純水を供給すると
ともに、薬液注入手段から薬液を配管に注入して処理液
をノズルから基板に供給するように供給手段を制御す
る。したがって、このときの処理液の流量は、第1の純
水供給源および第2の純水供給源の流量を調節する第1
の流量調節手段および第2の流量調節手段による流量を
合わせたものであって基板の処理に適した最大の流量と
なる。
手段を基板の処理時よりも低速で回転させるとともに、
第2の純水供給源から純水のみを供給するように供給手
段を制御する。したがって、このときの処理液の流量
は、第2の純水供給源の流量を調節する第2の流量調節
手段による流量だけであってノズル洗浄に適した最小の
流量となる。
転支持手段を基板の処理時よりも低速で回転させるとと
もに、第1の純水供給源から純水のみを供給するように
供給手段を制御する。したがって、このときの処理液の
流量は、第1の純水供給源の流量を調節する第1の流量
調節手段による流量だけであって回転支持手段に適した
中間の流量となる。
手段を制御することにより、基板の処理を行った後に、
薬液で汚れたノズルや回転支持手段を清浄にすることが
できる。
ば、制御手段は、基板の下面を処理する際には、流量調
節手段により純水の流量を基板処理に適した第1の純水
流量にして純水供給源から供給するとともに、薬液注入
手段から薬液を配管に注入して処理液をノズルから基板
に供給するように供給手段を制御する。
手段を基板の処理時よりも低速で回転させるとともに、
流量調節手段で前記第1の純水流量よりも少ない第2の
流量に調節し、ノズル洗浄に適切な流量にして純水供給
源から純水のみを供給するように供給手段を制御する。
転支持手段を基板の処理時よりも低速で回転させるとと
もに、流量調節手段で第1の純水流量より小さくかつ第
2の純水流量よりも大きな第3の流量にして純水供給源
から純水のみを供給するように供給手段を制御する。
手段を制御することにより、基板処理時に最大の第1の
純水流量、ノズルの洗浄時に最小の第2の純水流量、回
転支持手段の洗浄時に中間の第3の純水流量と、各処理
に適した流量にすることができ、基板の処理を行った後
に、薬液で汚れたノズルや回転支持手段を清浄にするこ
とができる。
実施例を説明する。図1は、本発明に係る基板処理装置
の概略構成を示すブロック図であり、図2は、図1中の
供給機構の概略構成を示すブロック図である。
鉛直軸周りに回転可能に構成されている。この回転軸1
の上端部には、円板状のスピンベース5が一体的に連結
されている。スピンベース5の周縁部付近には、基板W
の外周端部を当接保持する支持ピン7が複数本立設され
ている。基板Wは、これらの支持ピン7によってスピン
ベース5の上面から浮いた状態で水平に支持されるよう
になっている。なお、スピンベース5は本発明の回転支
持手段に相当する。
の回転中心付近に向けて洗浄液を供給する上部洗浄ノズ
ル9と、窒素ガスなどの不活性ガスやドライエアなどの
気体を供給する上部ガスノズル11が配備されている。
上部洗浄ノズル9は、開閉弁13を介して洗浄液供給源
15に連通接続されており、制御手段に相当する制御部
17の開閉制御によって上部洗浄ノズル9から洗浄液が
供給される。また、上部ガスノズル11は、開閉弁19
を介して気体供給源21に連通接続されており、制御部
17の開閉制御に応じて上部ガスノズル11から気体を
供給するように構成されている。
相当する下部洗浄液ノズル23が同軸に立設されてい
る。この下部洗浄液ノズル23には、配管25を介して
本発明の供給手段に相当する供給機構27が連通されて
いる。
説明する。配管25の一端側には、純水を供給するため
の第1の純水供給源29が連通されており、その流量が
圧力調整器31によって調整されるようになっている。
この圧力調節器31の下流側には流量計33が配設され
ており、予め設定してある流量(第1の流量FV1)と
の差分を制御部17が求め、この差分に基づく指令電圧
に応じて圧力調節器31への空気圧を調整するのが電空
変換器35である。配管25の他端側は、下部洗浄ノズ
ル23に連通接続されている。なお、第1の純水供給源
29が本発明の第1の純水供給源に相当し、圧力調整器
31が第1の流量調節手段に相当する。
手段に相当する薬液注入部37が配設されている。この
薬液注入部37は、開閉弁と流量調節弁の機能を兼ね備
えた流量調節弁39,41,43により配管25への各
流体の注入量を各々独立に調節することができるように
構成されているとともに、流量計33の下流側で配管2
5を開閉するための開閉弁45を備えている。
に連通しており、配管25に対する第1の薬液の注入量
を調節し、流量調節弁41は、第2の薬液供給源49に
連通しており、配管25に対する第2の薬液の注入量を
調節する。また、流量調節弁43(第2の流量調節手
段)は、第2の純水供給源51に連通しており、純水の
配管25への流量を調節する。
3と開閉弁45の開閉制御は、制御部17によって統括
的に制御されるようになっている。なお、各流量調節弁
39,41,43は、ある流量となるように予め設定さ
れており、特に、第2の流量調節弁43の流量は、圧力
調節器31によって予め設定されている第1の流量FV
1よりも少ない第2の流量FV2となるように予め調節
されている。
の下面を洗浄処理する際には、開閉弁45を開放し、電
空変換器35を介して圧力調節器31により第1の流量
FV1となるように調節された第1の純水供給源29か
らの純水を配管25に供給するとともに、流量調節弁4
3によって第1の流量FV1より少ない第2の流量FV
2となるように調節された第2の純水供給源51からの
純水を配管25に注入する。さらに流量調節弁39,4
1を介して所要量の第1または/および第2の薬液を注
入する。したがって、第1の流量FV1と第2の流量F
V2を合わせた大流量の純水に所要の薬液が所要量だけ
混合された洗浄液(処理液)が基板Wの下面に供給され
るようになっている。
3の噴出部や遮蔽部材63などを洗浄する際には、開閉
弁45、流量調節弁39,41を閉止し、流量調節弁4
3により第1の流量FV1よりも小流量の第2の流量F
V2となるように調節された第2の純水供給源51から
の純水のみを配管25に注入する。
の上面などを洗浄する際には、開閉弁45を開放して流
量調節弁39,41,43を閉止し、圧力調節器31に
より第1の流量FV1(この例では、2.4リットル/
分)となるように調節された第1の純水供給源29から
の純水のみを配管25に供給するようになっている。つ
まり、基板の洗浄処理時と、下部洗浄ノズル23の洗浄
時と、スピンベース5の洗浄時との3つの処理態様に応
じて、下部洗浄ノズル23から供給する洗浄液や純水の
流量を可変できるようになっている。
23との間の空間には、気体供給路53が形成されてお
り、その先端部が気体噴出口55として機能し、基板W
の下面とスピンベース5との間の空間に気体を供給す
る。気体噴出口55は、制御部17により制御されてい
る開閉弁57と流量調節弁59を介して気体供給源61
に連通接続されている。
部には、傘型の遮断部材63が取り付けられている。こ
の遮断部材63は、気体噴出口55の上方を覆うような
形状に形成されており、上面は噴出部65から周縁部に
向けて下降するように傾斜されている。気体噴出口55
から噴出された気体は、遮断部材63の下面とスピンベ
ース5の上面の隙間から、基板Wの下面とスピンベース
5の上面との空間に供給されるとともに、図示省略して
いるが遮断部材63に形成されている多数の小孔からも
基板Wの下面に向けて直接供給されるようになってい
る。
について、図3のフローチャートと、図4の模式図を参
照しながら説明する。なお、上述した基板Wの上方に配
備されている上部洗浄ノズル9と上部ガスノズル11の
動作説明については省略する。
回転数で高速回転させる。このときの回転数(回転速
度)は、例えば、600rpm程度である。これととも
に開閉弁45を開放し、電空変換器35を介して圧力調
節器31により第1の流量FV1(例えば、2.4リッ
トル/分)となるように調節された第1の純水供給源2
9からの純水を配管25に供給するとともに、流量調節
弁43により第2の流量FV2(例えば、0.5リット
ル/分)となるように調節された第2の純水供給源51
からの純水を配管25に注入する。さらに流量調節弁3
9,41を介して所要の薬液を所定流量で注入し、第1
の流量FV1と第2の流量FV2を合わせた大流量(こ
の例では、2.9リットル/分)の純水に薬液が混合さ
れた洗浄液が基板Wの下面に供給される。
分)で供給された洗浄液は、図4(a)に示すように、
洗浄液CSが勢い良く噴出部65から基板Wの下面に吐
出するとともに、強力な遠心力により基板Wの下面を周
縁部に向かって移動して周囲に飛散する。なお、このと
き薬液を含む洗浄液CSの飛沫や、基板Wの下面に付着
していたパーティクルを含む液滴Pが下部洗浄ノズル2
3の遮断部材63やスピンベース5の上面に付着する。
過程に相当する。
持したまま、流量調節弁39,41を閉止して両薬液の
注入を停止する。したがって、図4(a)に示すよう
に、基板Wには高速回転のまま純水DIWだけが下部洗
浄ノズル23から大流量(2.9リットル/分)で供給
されるので、洗浄液に触れていた基板Wの下面だけが純
水でリンスされる。しかしながら、この時点では、図4
(a)に示すように、下部洗浄ノズル23の遮断部材6
3やスピンベース5の上面に液滴Pが付着したままであ
る。
低い第2の回転数(例えば、20rpm)に減速し、さ
らに開閉弁45を閉止するとともに、電空変換器35の
制御を停止して流量調節弁43を開放する。これにより
下部洗浄ノズル23には、第1の流量FV1より少ない
第2の流量FV2(0.5リットル/分)で純水DIW
だけが供給される。したがって、図4(b)に示すよう
に、小流量で供給された純水DIWは、上方に向かうこ
となく下部洗浄ノズル23の遮蔽部材63を流下し、弱
い遠心力によってスピンベース5を周縁部に向かって流
下して周囲に飛散する。このとき主として下部洗浄ノズ
ル23の噴出口65や遮蔽部材63に付着している液滴
Pが洗い流される。
の回転数(例えば、10rpm)に減速し、さらに流量
調節弁43を閉止するとともに開閉弁45を開放し、圧
力調節器31の制御を再開する。これにより下部洗浄ノ
ズル23には、第1の流量FV1(2.4リットル/
分)で純水DIWだけが供給される。したがって、図4
(c)に示すように、下部洗浄ノズル23の噴出部65
から吐出された純水DIWは基板Wの下面に向かい、そ
の上方へと向かう勢いと弱い遠心力によって回転中心か
ら周辺部に向かって多少拡がるが、ある程度拡がった時
点でスピンベース5上に落下して周辺に流下する。これ
によりスピンベース5に付着していた液滴Pが洗い流さ
れることになる。
は第2の過程に相当する。
に、流量調節弁43を開放する。したがって、図4
(a)に示すように、基板Wには高速で回転されつつ純
水DIWだけが下部洗浄ノズル23から大流量(2.9
リットル/分)で供給されるので、再び基板Wの下面だ
けが純水でリンスされる。
過程に相当する。
制御を停止して開閉弁45を閉止し、下部洗浄ノズル2
3からの純水の供給を停止する。そして、開閉弁57を
開放するとともに、流量調節弁59により適宜の流量に
調節した不活性ガスを気体供給路53から基板Wの下面
に向けて供給する。そして、モータ3の回転を第1の回
転数よりも高速の第4の回転数(3,000rpm)に
設定する。これによって基板Wは高速で空回転されなが
ら不活性ガスが供給されることになり、液切り乾燥され
る。
には(図4(a))、洗浄液CSを最大の流量で供給
し、下部洗浄ノズル23を洗浄する際には(図4
(b))、低速回転させるとともに最小の流量で純水D
IWを供給し、スピンベース5を洗浄する際には(図4
(c))、低速回転させるとともに中間の流量で純水D
IWを供給するようにしたので、モータ3と流量調節弁
39,41,43、圧力調節器31、開閉弁45の作動
/非作動といった比較的簡単な制御だけで、下部洗浄ノ
ズル23やスピンベース5も清浄にすることができる。
したがって、基板Wの処理時に薬液で汚れた下部洗浄ノ
ズル23やスピンベース5を純水で清浄にすることがで
き、その後のスピンドライ処理時に、付着していた薬液
によって基板Wが汚染されるような不都合を防止するこ
とができる。
構27を図2に示すように構成して、大流量(2.4リ
ットル/分)、小流量(0.5リットル/分)、中流量
(2.4リットル/分)の順に3段階で流量を調整する
ようにしたが、供給機構27を図5に示すように構成し
てもよい。
た純水供給源29のみから行ない、純水の流量調節を配
管25に配設された圧力調節器31(流量調節手段)の
みによって行うように構成する。制御部17は、第1な
いし第3(大中小)の3種類の純水流量に対応する指令
電圧を予め設定されており、処理態様に応じて指令電圧
を切り換え、純水の流量を3種類(大中小)に調節す
る。そして、洗浄処理時には流量調節弁39,41を調
節して大流量の純水に薬液を注入し、下部洗浄ノズル2
3に洗浄液を供給する。このような構成を採用するとと
もに、制御部17がモータ3を制御して回転数を処理態
様に応じて可変することによって上述した実施例と同様
の効果を得ることができる。この変形例は、一つの圧力
調節器31で流量調節動作を行わせるようにしたので、
他の純水供給源(51)や流量調節弁(43)が不要と
なり、比較的簡易な構成にすることができる。
ズル23やスピンベース5のリンス時に、基板Wの回転
数と純水DIWの流量を共に基板Wの洗浄時よりも低く
するようにしたが、いずれか一方だけを低くするように
しても上述した処理と同様の効果を奏する。
1に記載の方法発明によれば、基板の下面に処理液を供
給して処理を行った後に、回転速度および流量の少なく
ともいずれか一方を基板の処理時よりも低くした状態で
ノズルから純水のみを供給することにより、純水を基板
の下面の中心部でノズルや回転支持手段の上に落下させ
たり、純水をノズル自身や回転支持手段に流下させるこ
とができる。したがって、基板の処理時に薬液で汚れた
ノズルや回転支持手段を純水で清浄にすることができ、
その後のスピンドライ処理時に、付着していた薬液によ
って基板が汚染されるような不都合を防止することがで
きる。
ば、回転支持手段・ノズル洗浄過程の後に基板の下面に
純水を供給することにより、清浄な状態で基板裏面の処
理を仕上げることができる。
ば、請求項1に記載の基板処理方法を好適に実施するこ
とができる。
ば、基板の下面を処理する際には、第1の流量調節手段
および第2の流量調節手段によって処理液を最大の流量
で供給し、ノズルを洗浄する際には、低速回転させると
ともに第2の流量調節手段によって最小の流量で純水を
供給し、回転支持手段を洗浄する際には、低速回転させ
るとともに第1の流量調節手段によって中間の流量で純
水を供給するようにしたので、基板支持手段の回転数と
第1および第2の流量調節手段の作動/非作動といった
比較的簡単な制御だけで、ノズルや回転支持手段も清浄
にすることができる。
ば、基板の下面を処理する際には、流量調節手段で第1
の純水流量にして処理液を供給し、ノズルを洗浄する際
には、低速回転させるとともに流量調節手段で第1の純
水流量より少ない第2の純水流量にして純水のみを供給
し、回転支持手段を洗浄する際には、低速回転させると
ともに流量調節手段で前記第1の純水流量より小さくか
つ前記第2の純水流量よりも大きな流量にして純水のみ
を供給するように、一つの流量調節手段で流量調節動作
を行わせるようにしたので、比較的簡易な構成でノズル
や回転支持手段も清浄にすることができる。
断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 基板の下面が回転支持手段の上面から離
間するように前記回転支持手段上に基板を支持し、この
基板を前記回転支持手段と一体に回転させながら、基板
の下面にノズルから処理液を供給する第1の過程と、 前記第1の過程の後に、基板回転速度が前記第1の過程
時よりも遅い状態、および純水流量が前記第1の過程時
の処理液流量よりも少ない状態のうちの少なくともいず
れか一方の状態で、前記ノズルから純水を吐出して前記
回転支持手段および前記ノズルを洗浄する第2の過程
と、 を備えたことを特徴とする基板処理方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理方法におい
て、 前記第2の過程の後に、基板を前記回転支持手段と一体
に回転させながら、基板の下面に前記ノズルから純水を
供給して基板の下面を洗浄する第3の過程を実施する基
板洗浄方法。 - 【請求項3】 基板の下面を離間させた状態で回転自在
に基板を支持する回転支持手段と、 前記回転支持手段に支持された基板の下方から処理液お
よび純水を順に供給するノズルと、 前記回転支持手段と基板とを一体に回転させつつ、前記
ノズルから所定量の処理液を供給して基板の下面を処理
した後に、回転速度および流量の少なくともいずれか一
方を前記処理よりも低くした状態で、前記ノズルから純
水を供給して、前記回転支持手段および前記ノズルを洗
浄する処理を行うように制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置におい
て、 前記ノズルに処理液および純水を選択的に供給する供給
手段をさらに備え、 前記供給手段は、 前記ノズルに連通した配管と、 前記配管に純水を供給する第1の純水供給源と、 前記第1の処理液供給源から前記配管への純水の流量を
調節する第1の流量調節手段と、 前記配管に純水を供給する第2の純水供給源と、 前記第2の純水供給源から前記配管への純水の流量を前
記第1の流量調節手段の流量よりも小流量に調節する第
2の流量調節手段と、 前記第1の流量調節手段および前記第2の流量調節手段
よりも下流にあたる前記配管中に薬液を注入する薬液注
入手段とを備え、 前記制御手段は、基板の下面を処理する際には、前記第
1の純水供給源及び前記第2の純水供給源から純水を供
給するとともに、前記薬液注入手段から薬液を注入する
ことにより、純水と薬液とが混合して得られた処理液を
供給し、前記ノズルを洗浄する際には、前記回転支持手
段を前記基板の下面を処理する際よりも低速で回転させ
るとともに、前記第2の純水供給源から純水のみを供給
し、前記回転支持手段を洗浄する際には、前記回転支持
手段を前記基板の下面を処理する際よりも低速で回転さ
せるとともに、前記第1の純水供給源から純水のみを供
給するように前記供給手段を制御することを特徴とする
基板処理装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の基板処理装置におい
て、 前記ノズルに処理液および純水を選択的に供給する供給
手段をさらに備え、 前記供給手段は、 前記ノズルに連通した配管と、 前記配管に純水を供給する純水供給源と、 前記純水供給源から前記配管への純水の流量を調節する
流量調節手段と、 前記流量調節手段よりも下流にあたる前記配管中に薬液
を注入する薬液注入手段とを備え、 前記制御手段は、基板の下面を処理する際には、前記流
量調節手段を第1の純水流量に設定して純水を供給する
とともに、前記薬液注入手段から薬液を注入することに
より、純水と薬液とが混合して得られた処理液を供給
し、前記ノズルを洗浄する際には、前記回転支持手段を
前記基板の下面を処理する際よりも低速で回転させると
ともに、前記流量調節手段を前記第1の純水流量よりも
少ない第2の純水流量に設定して純水のみを供給し、前
記回転支持手段を洗浄する際には、前記流量調節手段を
前記第1の純水流量より少なくかつ前記第2の純水流量
よりも多い第3の純水流量に設定して純水のみを供給す
るように前記供給手段を制御することを特徴とする基板
処理装置。
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