JP2000156350A - バッチ式縦型HSG−Si形成装置 - Google Patents
バッチ式縦型HSG−Si形成装置Info
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- JP2000156350A JP2000156350A JP10329784A JP32978498A JP2000156350A JP 2000156350 A JP2000156350 A JP 2000156350A JP 10329784 A JP10329784 A JP 10329784A JP 32978498 A JP32978498 A JP 32978498A JP 2000156350 A JP2000156350 A JP 2000156350A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反応管内でのSeeding の選択性が均一で、良
好なHSG−Siを形成できるバッチ式縦型HSG−S
i形成装置を提供する。 【解決手段】 本装置50は、縦型の反応管22と、反
応管の上下両端部の一方に接続され、反応管にプロセス
ガスを供給するプロセスガス供給系統52と、反応管の
他方の端部に接続され、反応管を減圧する真空吸引系統
30とを備え、シリコン膜にHSG化を施す。プロセス
供給系統52は、反応管内の高さ方向に相互に異なる領
域にそれぞれ開口端部58を有し、開口端部からプロセ
スガスを流出させる複数本のプロセスガス供給管56A
〜Dを備えている。反応管内の高さ方向に相互に異なる
領域にプロセスガスを流出させて、反応管のプロセスガ
スの分圧を一様に保持することにより、反応管内高さ方
向のSeeding の選択性を均一に維持し、均一なHSG−
Siを形成することができる。
好なHSG−Siを形成できるバッチ式縦型HSG−S
i形成装置を提供する。 【解決手段】 本装置50は、縦型の反応管22と、反
応管の上下両端部の一方に接続され、反応管にプロセス
ガスを供給するプロセスガス供給系統52と、反応管の
他方の端部に接続され、反応管を減圧する真空吸引系統
30とを備え、シリコン膜にHSG化を施す。プロセス
供給系統52は、反応管内の高さ方向に相互に異なる領
域にそれぞれ開口端部58を有し、開口端部からプロセ
スガスを流出させる複数本のプロセスガス供給管56A
〜Dを備えている。反応管内の高さ方向に相互に異なる
領域にプロセスガスを流出させて、反応管のプロセスガ
スの分圧を一様に保持することにより、反応管内高さ方
向のSeeding の選択性を均一に維持し、均一なHSG−
Siを形成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッチ式縦型HS
G−Si形成装置及びそれを使った選択HSG−Si形
成方法に関し、更に詳細には、反応管内の高さ方向のSe
eding 選択性を良好かつ均一に維持するバッチ式縦型H
SG−Si形成装置及び反応管内の高さ方向のSeeding
選択性を均一に維持することにより良好な選択HSG−
Siを形成する方法に関するものである。
G−Si形成装置及びそれを使った選択HSG−Si形
成方法に関し、更に詳細には、反応管内の高さ方向のSe
eding 選択性を良好かつ均一に維持するバッチ式縦型H
SG−Si形成装置及び反応管内の高さ方向のSeeding
選択性を均一に維持することにより良好な選択HSG−
Siを形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMの各メモリセルは、1個のトラ
ンジスタと、1個のキャパシタとから構成されている。
近年のDRAMのメモリセルの微細化に伴い、DRAM
の構成要素であるキャパシタも、その所要面積の縮小化
が要求されている。一方、DRAMの安定した動作を保
証するには、キャパシタの蓄積電荷量を減少させる訳に
は行かない。そこで、小さな所要面積で大きな電荷量を
蓄積できるキャパシタが要望されており、その一つとし
て、シリコン膜からなる電極の電極面に半球状のグレイ
ン(Hemispherical Grained Si;HSG−Si)によ
る凹凸を形成し、電極表面積を増加する方法が開発され
ている。
ンジスタと、1個のキャパシタとから構成されている。
近年のDRAMのメモリセルの微細化に伴い、DRAM
の構成要素であるキャパシタも、その所要面積の縮小化
が要求されている。一方、DRAMの安定した動作を保
証するには、キャパシタの蓄積電荷量を減少させる訳に
は行かない。そこで、小さな所要面積で大きな電荷量を
蓄積できるキャパシタが要望されており、その一つとし
て、シリコン膜からなる電極の電極面に半球状のグレイ
ン(Hemispherical Grained Si;HSG−Si)によ
る凹凸を形成し、電極表面積を増加する方法が開発され
ている。
【0003】DRAMデバイスのキャパシタ高容量化の
ための電極HSG化プロセスとして、例えば特開平8−
306646号公報に選択HSG−Siを形成させるプ
ロセスが提案されている。ここで、図3(a)及び
(b)と図4(c)及び(d)を参照して、前掲公報に
開示された選択HSG−Si形成プロセスの原理を説明
する。図3(a)及び(b)と図4(c)及び(d)
は、それぞれ、工程順に選択HSG−Si形成プロセス
の原理を説明する模式図である。 1)先ず、選択HSG−Siを形成すべきシリコンウエ
ハ10を洗浄して、自然酸化膜をウエハ表面から除去
し、次いでウエハ表面のSi原子に水素終端処理を施し
た後、ウエハをHSG−Si形成装置の反応管内に送入
する。ウエハWは、図3(a)に示すように、トランジ
スタ(図示せず)が形成されたシリコン基板10上に、
順次、成膜された酸化膜12及びLPCVD−SiN膜
14と、酸化膜12及びSiN膜14を貫通してトラン
ジスタの拡散領域に接続する、DOPOS(Phos.Doped
a-Si)からなる容量コンタクト16と、容量コンタクト
16上に形成された、DOPOSからなる下部電極18
とを備えている。図中、Hは水素原子、Siはシリコン
原子、及びPはリン原子である。
ための電極HSG化プロセスとして、例えば特開平8−
306646号公報に選択HSG−Siを形成させるプ
ロセスが提案されている。ここで、図3(a)及び
(b)と図4(c)及び(d)を参照して、前掲公報に
開示された選択HSG−Si形成プロセスの原理を説明
する。図3(a)及び(b)と図4(c)及び(d)
は、それぞれ、工程順に選択HSG−Si形成プロセス
の原理を説明する模式図である。 1)先ず、選択HSG−Siを形成すべきシリコンウエ
ハ10を洗浄して、自然酸化膜をウエハ表面から除去
し、次いでウエハ表面のSi原子に水素終端処理を施し
た後、ウエハをHSG−Si形成装置の反応管内に送入
する。ウエハWは、図3(a)に示すように、トランジ
スタ(図示せず)が形成されたシリコン基板10上に、
順次、成膜された酸化膜12及びLPCVD−SiN膜
14と、酸化膜12及びSiN膜14を貫通してトラン
ジスタの拡散領域に接続する、DOPOS(Phos.Doped
a-Si)からなる容量コンタクト16と、容量コンタクト
16上に形成された、DOPOSからなる下部電極18
とを備えている。図中、Hは水素原子、Siはシリコン
原子、及びPはリン原子である。
【0004】2)次いで、反応管内のウエハを所定温度
に昇温しながら、真空吸引して、反応管内の圧力を1×
10-5Torr程度の減圧状態にする。3)続いて、図3
(b)に示すように、SiH4ガスを照射して、HSG
−Si形成の核となるSiを以下のSeeding 条件でウエ
ハ面に種付け(Seeding )する。 Seeding 条件 温度 :560℃〜580℃ 圧力 :約1×10-5Torr程度 プロセスガス 種類及び流量:SiH4 /20sccm程度、He/30sc
cm程度
に昇温しながら、真空吸引して、反応管内の圧力を1×
10-5Torr程度の減圧状態にする。3)続いて、図3
(b)に示すように、SiH4ガスを照射して、HSG
−Si形成の核となるSiを以下のSeeding 条件でウエ
ハ面に種付け(Seeding )する。 Seeding 条件 温度 :560℃〜580℃ 圧力 :約1×10-5Torr程度 プロセスガス 種類及び流量:SiH4 /20sccm程度、He/30sc
cm程度
【0005】このSeeding プロセスは、約1×10-5To
rr程度の高真空で行なわれるため、図3(b)に示すよ
うに、SiH4ガス中のSiが下地の水素(H)と置換
することにより選択性をもってSi核が下部電極18上
に形成される。換言すれば、Si核は、DOPOSで出
来た下部電極18上のみに選択的に形成され、下地のS
iN膜14上ではSeeding されない。
rr程度の高真空で行なわれるため、図3(b)に示すよ
うに、SiH4ガス中のSiが下地の水素(H)と置換
することにより選択性をもってSi核が下部電極18上
に形成される。換言すれば、Si核は、DOPOSで出
来た下部電極18上のみに選択的に形成され、下地のS
iN膜14上ではSeeding されない。
【0006】4)次いで、SiH4ガスの導入を停止
し、反応管内の圧力を減圧して5×10-8Torr程度の高
真空状態にし、数十分間560℃〜580℃の温度でア
ニールすることにより、図4(c)に示すように、Si
核を中心として、Si原子がマイグレーションして、図
4(d)に示すように、HSG−Si19が形成され
る。5)その後、ウエハをHSG−Si形成装置から取
り出す。以上、一連のプロセスは、HSG−Si形成装
置の反応室内でin−situで行なわれる。
し、反応管内の圧力を減圧して5×10-8Torr程度の高
真空状態にし、数十分間560℃〜580℃の温度でア
ニールすることにより、図4(c)に示すように、Si
核を中心として、Si原子がマイグレーションして、図
4(d)に示すように、HSG−Si19が形成され
る。5)その後、ウエハをHSG−Si形成装置から取
り出す。以上、一連のプロセスは、HSG−Si形成装
置の反応室内でin−situで行なわれる。
【0007】ところで、上述のHSG−Si形成方法で
は、装置のスループットなどを考慮して、バッチ式縦型
HSG−Si形成装置が使用されることが多い。ここ
で、図5を参照して、従来のバッチ式縦型HSG−Si
形成装置の構成を説明する。図5は、従来のバッチ式縦
型HSG−Si形成装置の構成を示す模式的縦断面図で
ある。従来のバッチ式縦型HSG−Si形成装置20
は、バッチ式縦型LP−CVD装置などと略同じ構成で
あって、図5に示すように、縦型の反応管22、反応管
22の周囲を取り巻くように設けられたヒータ24、反
応管22の底部に連結して設けられたロードロック室2
6、反応管22にプロセスガスを供給するプロセスガス
供給系統28、及び反応管22を減圧する真空吸引系統
30を備えている。
は、装置のスループットなどを考慮して、バッチ式縦型
HSG−Si形成装置が使用されることが多い。ここ
で、図5を参照して、従来のバッチ式縦型HSG−Si
形成装置の構成を説明する。図5は、従来のバッチ式縦
型HSG−Si形成装置の構成を示す模式的縦断面図で
ある。従来のバッチ式縦型HSG−Si形成装置20
は、バッチ式縦型LP−CVD装置などと略同じ構成で
あって、図5に示すように、縦型の反応管22、反応管
22の周囲を取り巻くように設けられたヒータ24、反
応管22の底部に連結して設けられたロードロック室2
6、反応管22にプロセスガスを供給するプロセスガス
供給系統28、及び反応管22を減圧する真空吸引系統
30を備えている。
【0008】ロードロック室26は、石英ボート32を
反応管22内に搬出入する搬送装置31を備え、ウエハ
Wは、ウエハ面を水平にして多段で間隔を明けて石英ボ
ート32に積載、収容されて、反応管22内に搬入、搬
出される。プロセスガス供給系統28は、SiH4 ボン
ベからSiH4 ガスを反応管22に供給するSiH4 供
給管34と、HeボンベからHeガスを反応管22に供
給するHe供給管36と、N2 ボンベからN2 ガスを反
応管22に供給するN2 供給管38から構成され、反応
管22の下部に接続されている。真空吸引系統30は、
排気管40とバイパス管41を有するターボポンプ42
と、ターボポンプ42の下流に設けられたドライポンプ
44とから構成され、反応管22の上部に接続されてい
る。尚、SiH4 供給管34、He供給管36、及びN
2 供給管38を反応管22の上部に接続し、真空吸引系
統30を反応管22の下部に接続しても良い。
反応管22内に搬出入する搬送装置31を備え、ウエハ
Wは、ウエハ面を水平にして多段で間隔を明けて石英ボ
ート32に積載、収容されて、反応管22内に搬入、搬
出される。プロセスガス供給系統28は、SiH4 ボン
ベからSiH4 ガスを反応管22に供給するSiH4 供
給管34と、HeボンベからHeガスを反応管22に供
給するHe供給管36と、N2 ボンベからN2 ガスを反
応管22に供給するN2 供給管38から構成され、反応
管22の下部に接続されている。真空吸引系統30は、
排気管40とバイパス管41を有するターボポンプ42
と、ターボポンプ42の下流に設けられたドライポンプ
44とから構成され、反応管22の上部に接続されてい
る。尚、SiH4 供給管34、He供給管36、及びN
2 供給管38を反応管22の上部に接続し、真空吸引系
統30を反応管22の下部に接続しても良い。
【0009】ウエハWは、ウエハ面を水平にして縦方向
に多段で間隔を明けて石英ボート32に積載され、ロー
ドロック室26を経由して反応管22の下部から反応管
22内に入炉する。SiH4やHe等のプロセスガス
は、SiH4 供給管34、He供給管36、及びNN3
供給管38から反応管22の下部に供給され、SiのH
SG化に寄与しつつ、反応管22の上部から真空吸引系
統30に吸引されて反応管22外に流出する。
に多段で間隔を明けて石英ボート32に積載され、ロー
ドロック室26を経由して反応管22の下部から反応管
22内に入炉する。SiH4やHe等のプロセスガス
は、SiH4 供給管34、He供給管36、及びNN3
供給管38から反応管22の下部に供給され、SiのH
SG化に寄与しつつ、反応管22の上部から真空吸引系
統30に吸引されて反応管22外に流出する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
バッチ式縦型HSG−Si形成装置を使用して、Siの
HSG化処理を施すと、プロセスガスの導入口に近い、
図6で" A "で図示した領域の石英ボート32に収容さ
れているウエハでは、Seeding の選択性が他の領域のウ
エハに比べて低下し、図7の" B "に示すように、下部
電極18の表面に加えて、SiN膜14上にもSeeding
されることが多い。これでは、SiN膜14上で電気的
な短絡が生じる。即ち、従来のバッチ式縦型HSG−S
i形成装置20では、SiのHSG化が、反応管内での
ウエハの高さ方向の位置(高さ方向のセットポジショ
ン)によって異なり、HSG−Si形成のマージンが小
さくなって、均一にHSG−Si形成を行うことが出来
ないという問題があった。
バッチ式縦型HSG−Si形成装置を使用して、Siの
HSG化処理を施すと、プロセスガスの導入口に近い、
図6で" A "で図示した領域の石英ボート32に収容さ
れているウエハでは、Seeding の選択性が他の領域のウ
エハに比べて低下し、図7の" B "に示すように、下部
電極18の表面に加えて、SiN膜14上にもSeeding
されることが多い。これでは、SiN膜14上で電気的
な短絡が生じる。即ち、従来のバッチ式縦型HSG−S
i形成装置20では、SiのHSG化が、反応管内での
ウエハの高さ方向の位置(高さ方向のセットポジショ
ン)によって異なり、HSG−Si形成のマージンが小
さくなって、均一にHSG−Si形成を行うことが出来
ないという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、反応管内でのSe
eding の選択性が均一で、良好なHSG−Siを形成で
きるバッチ式縦型HSG−Si形成装置及びHSG−S
i形成方法を提供することである。
eding の選択性が均一で、良好なHSG−Siを形成で
きるバッチ式縦型HSG−Si形成装置及びHSG−S
i形成方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の図6
の" A "で図示した領域に収容されているウエハで、Se
eding の選択性が低下する原因を研究し、その原因は、
SiH4 供給管34の導入口近傍で、SiH4ガスの分
圧が、他の領域に比べて高く、反応管内のSiH4分圧
が一様でないために、SiH4供給管34の導入口近傍
領域だけがSi−リッチ(rich)雰囲気の状態になって
いることにあって、その結果、Seeding の選択性がその
領域で低下することを見い出した。
の" A "で図示した領域に収容されているウエハで、Se
eding の選択性が低下する原因を研究し、その原因は、
SiH4 供給管34の導入口近傍で、SiH4ガスの分
圧が、他の領域に比べて高く、反応管内のSiH4分圧
が一様でないために、SiH4供給管34の導入口近傍
領域だけがSi−リッチ(rich)雰囲気の状態になって
いることにあって、その結果、Seeding の選択性がその
領域で低下することを見い出した。
【0013】上記目的を達成するために、上述の知見に
基づいて、本発明に係るバッチ式縦型HSG−Si形成
装置(以下、第1の発明と言う)は、縦型の反応管と、
反応管の上下両端部の一方に接続され、反応管にプロセ
スガスを供給するプロセスガス供給系統と、反応管の他
方の端部に接続され、反応管を減圧する真空吸引系統と
を備え、シリコン膜にHSG化を施すバッチ式縦型HS
G−Si(Hemispherical Grained Si)形成装置にお
いて、プロセス供給系統は、反応管内の高さ方向に相互
に異なる領域にそれぞれ開口端部を有し、開口端部から
プロセスガスを流出させる複数本のプロセスガス供給管
を備えていることを特徴としている。
基づいて、本発明に係るバッチ式縦型HSG−Si形成
装置(以下、第1の発明と言う)は、縦型の反応管と、
反応管の上下両端部の一方に接続され、反応管にプロセ
スガスを供給するプロセスガス供給系統と、反応管の他
方の端部に接続され、反応管を減圧する真空吸引系統と
を備え、シリコン膜にHSG化を施すバッチ式縦型HS
G−Si(Hemispherical Grained Si)形成装置にお
いて、プロセス供給系統は、反応管内の高さ方向に相互
に異なる領域にそれぞれ開口端部を有し、開口端部から
プロセスガスを流出させる複数本のプロセスガス供給管
を備えていることを特徴としている。
【0014】本発明では、反応管内の高さ方向に相互に
異なる領域にプロセスガスを流出させて、反応管のプロ
セスガスの分圧を一様に保持することにより、反応管内
高さ方向のSeeding の選択性を均一に維持することがで
きる。好適には、プロセスガス供給管から流出させるプ
ロセスガスの流量を調節する流量調節弁を各プロセスガ
ス供給管に設ける。流量調節弁を調節することにより、
反応管内のプロセスガスの分圧を一様に保持すること
が、より一層確実になる。
異なる領域にプロセスガスを流出させて、反応管のプロ
セスガスの分圧を一様に保持することにより、反応管内
高さ方向のSeeding の選択性を均一に維持することがで
きる。好適には、プロセスガス供給管から流出させるプ
ロセスガスの流量を調節する流量調節弁を各プロセスガ
ス供給管に設ける。流量調節弁を調節することにより、
反応管内のプロセスガスの分圧を一様に保持すること
が、より一層確実になる。
【0015】本発明に係るバッチ式縦型HSG−Si形
成装置(以下、第2の発明と言う)は、縦型の反応管
と、反応管の上下両端部の一方に接続され、反応管にプ
ロセスガスを供給するプロセスガス供給系統と、反応管
の他方の端部に接続され、反応管を減圧する真空吸引系
統とを備え、シリコン膜にHSG化を施すバッチ式縦型
HSG−Si形成装置において、プロセス供給系統は、
反応管内の高さ方向に相互に異なる領域にガス流出孔を
有し、ガス流出孔からプロセスガスを流出させるプロセ
スガス供給管を備えていることを特徴としている。
成装置(以下、第2の発明と言う)は、縦型の反応管
と、反応管の上下両端部の一方に接続され、反応管にプ
ロセスガスを供給するプロセスガス供給系統と、反応管
の他方の端部に接続され、反応管を減圧する真空吸引系
統とを備え、シリコン膜にHSG化を施すバッチ式縦型
HSG−Si形成装置において、プロセス供給系統は、
反応管内の高さ方向に相互に異なる領域にガス流出孔を
有し、ガス流出孔からプロセスガスを流出させるプロセ
スガス供給管を備えていることを特徴としている。
【0016】本発明では、反応管内の高さ方向に相互に
異なる領域にガス流出孔からプロセスガスを流出させ
て、反応管のプロセスガスの分圧を一様に保持すること
により、反応管内高さ方向のSeeding の選択性を均一に
維持することができる。反応管内の高さ方向に相互に異
なる領域に設けられたガス流出孔は、それぞれ異なる口
径を有するようにして、ガス流出孔から流出させるプロ
セスガスの流量を調節することができる。
異なる領域にガス流出孔からプロセスガスを流出させ
て、反応管のプロセスガスの分圧を一様に保持すること
により、反応管内高さ方向のSeeding の選択性を均一に
維持することができる。反応管内の高さ方向に相互に異
なる領域に設けられたガス流出孔は、それぞれ異なる口
径を有するようにして、ガス流出孔から流出させるプロ
セスガスの流量を調節することができる。
【0017】本発明に係る選択HSG−Siの形成方法
は、上述の本発明に係るバッチ式縦型HSG−Si形成
装置を使って、シリコン膜上に選択HSG−Siを形成
する方法であって、選択HSG−Si形成工程では、プ
ロセス供給系統から反応管内の高さ方向に相互に異なる
領域に流出するSiH4ガスの流量を適量に調整して、
反応管内の高さ方向のSeeding 選択性を均一に維持す
る。
は、上述の本発明に係るバッチ式縦型HSG−Si形成
装置を使って、シリコン膜上に選択HSG−Siを形成
する方法であって、選択HSG−Si形成工程では、プ
ロセス供給系統から反応管内の高さ方向に相互に異なる
領域に流出するSiH4ガスの流量を適量に調整して、
反応管内の高さ方向のSeeding 選択性を均一に維持す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。HSG−Si形成装置の実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係るバッチ式縦型HSG
−Si形成装置の実施形態の一例であって、図1は本実
施形態例のバッチ式縦型HSG−Si形成装置の構成を
示す模式的縦断面図である。本実施形態例のバッチ式縦
型HSG−Si形成装置(以下、簡単に、HSG−Si
形成装置と言う)50は、プロセスガス供給系統52の
構成が異なっていることを除いて、図5に示した従来の
バッチ式縦型HSG−Si形成装置20と同じ構成を備
えている。
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。HSG−Si形成装置の実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係るバッチ式縦型HSG
−Si形成装置の実施形態の一例であって、図1は本実
施形態例のバッチ式縦型HSG−Si形成装置の構成を
示す模式的縦断面図である。本実施形態例のバッチ式縦
型HSG−Si形成装置(以下、簡単に、HSG−Si
形成装置と言う)50は、プロセスガス供給系統52の
構成が異なっていることを除いて、図5に示した従来の
バッチ式縦型HSG−Si形成装置20と同じ構成を備
えている。
【0019】本実施形態例のプロセスガス供給系統52
は、図1に示すように、プロセスガス供給本管54から
分岐し、それぞれ流量調節弁55を有する4本のプロセ
スガス供給管56A、B、C、Dを備えている。4本の
プロセスガス供給管56A、B、C、Dは、それぞれ、
反応管22の下部から反応管22内に貫入し、反応管壁
と石英ボート32との間の反応管22内を立ち上がっ
て、反応管22内の高さ方向に相互に異なる領域にそれ
ぞれ開口端部58を有し、開口端部58からプロセスガ
スを流出させる。プロセスガス供給本管54及びプロセ
スガス供給管56は、石英またはSiCなどで形成され
ている。He供給管36及びN2 供給管38は、従来の
バッチ式縦型HSG−Si形成装置20と同様に、反応
管22の下部にそれぞれ1本づつ接続されている。
は、図1に示すように、プロセスガス供給本管54から
分岐し、それぞれ流量調節弁55を有する4本のプロセ
スガス供給管56A、B、C、Dを備えている。4本の
プロセスガス供給管56A、B、C、Dは、それぞれ、
反応管22の下部から反応管22内に貫入し、反応管壁
と石英ボート32との間の反応管22内を立ち上がっ
て、反応管22内の高さ方向に相互に異なる領域にそれ
ぞれ開口端部58を有し、開口端部58からプロセスガ
スを流出させる。プロセスガス供給本管54及びプロセ
スガス供給管56は、石英またはSiCなどで形成され
ている。He供給管36及びN2 供給管38は、従来の
バッチ式縦型HSG−Si形成装置20と同様に、反応
管22の下部にそれぞれ1本づつ接続されている。
【0020】本実施形態例では、各プロセスガス供給管
56から流出するプロセスガスの流量を各流量調節弁5
5によって調節しつつ、プロセスガス供給管56A〜D
から反応管22内の高さ方向に相互に異なる領域(本例
では4箇所)にプロセスガスを流出させ、反応管22内
のプロセスガスの分圧を一様に保持することにより、反
応管内高さ方向のSeeding の選択性を均一に維持するこ
とができる。
56から流出するプロセスガスの流量を各流量調節弁5
5によって調節しつつ、プロセスガス供給管56A〜D
から反応管22内の高さ方向に相互に異なる領域(本例
では4箇所)にプロセスガスを流出させ、反応管22内
のプロセスガスの分圧を一様に保持することにより、反
応管内高さ方向のSeeding の選択性を均一に維持するこ
とができる。
【0021】実施形態例1のバッチ式縦型HSG−Si
形成装置50では、4本のプロセスガス供給管56が図
示されているが、本数には制約は無く、また、反応管2
2の特定の方位から集中して反応管22内を立ち上がっ
ているように見えるが、プロセスガスの分圧を反応管2
2内で均一に保持するには、反応管22の横断面で見て
異なる方位からそれぞれ立ち上がるようにするのが好ま
しい。
形成装置50では、4本のプロセスガス供給管56が図
示されているが、本数には制約は無く、また、反応管2
2の特定の方位から集中して反応管22内を立ち上がっ
ているように見えるが、プロセスガスの分圧を反応管2
2内で均一に保持するには、反応管22の横断面で見て
異なる方位からそれぞれ立ち上がるようにするのが好ま
しい。
【0022】HSG−Si形成装置の実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明に係るバッチ式縦型HSG
−Si形成装置の実施形態の一例であって、図2は本実
施形態例のバッチ式縦型HSG−Si形成装置の構成を
示す模式的縦断面図である。本実施形態例のバッチ式縦
型HSG−Si形成装置(以下、簡単に、HSG−Si
形成装置と言う)60は、プロセスガス供給系統62の
構成が異なっていることを除いて、図5に示した従来の
バッチ式縦型HSG−Si形成装置20と同じ構成を備
えている。
−Si形成装置の実施形態の一例であって、図2は本実
施形態例のバッチ式縦型HSG−Si形成装置の構成を
示す模式的縦断面図である。本実施形態例のバッチ式縦
型HSG−Si形成装置(以下、簡単に、HSG−Si
形成装置と言う)60は、プロセスガス供給系統62の
構成が異なっていることを除いて、図5に示した従来の
バッチ式縦型HSG−Si形成装置20と同じ構成を備
えている。
【0023】本実施形態例のプロセスガス供給系統62
は、図2に示すように、流量調節弁64を有する1本の
プロセスガス供給管66を備えている。プロセスガス供
給管66は、反応管22の下部から反応管22内に貫入
し、反応管壁と石英ボート32の間の反応管22内を立
ち上がって、反応管22内の高さ方向に相互に異なる領
域(図2では5箇所にそれぞれガス流出孔68を有し、
ガス流出孔68からプロセスガスを流出させる。プロセ
スガス供給管66は、石英またはSiCなどで形成され
ている。ガス流出孔68の向きには、特に制約は無い。
He供給管36及びN2 供給管38は、従来のバッチ式
縦型HSG−Si形成装置20と同様に、反応管22の
下部にそれぞれ1本づつ接続されている。
は、図2に示すように、流量調節弁64を有する1本の
プロセスガス供給管66を備えている。プロセスガス供
給管66は、反応管22の下部から反応管22内に貫入
し、反応管壁と石英ボート32の間の反応管22内を立
ち上がって、反応管22内の高さ方向に相互に異なる領
域(図2では5箇所にそれぞれガス流出孔68を有し、
ガス流出孔68からプロセスガスを流出させる。プロセ
スガス供給管66は、石英またはSiCなどで形成され
ている。ガス流出孔68の向きには、特に制約は無い。
He供給管36及びN2 供給管38は、従来のバッチ式
縦型HSG−Si形成装置20と同様に、反応管22の
下部にそれぞれ1本づつ接続されている。
【0024】本実施形態例では、プロセスガス供給管6
6から流出するプロセスガスの流量を流量調節弁64に
よって調節しつつ、プロセスガス供給管66の各流出孔
68から反応管22内の高さ方向に相互に異なる領域
(本例では5箇所)にプロセスガスを流出させ、反応管
22内のプロセスガスの分圧を一様に保持することによ
り、反応管内高さ方向のSeeding の選択性を均一に維持
することができる。尚、本実施形態例では、5箇所にガ
ス流出孔68が設けてあるが、これに限らず、任意の箇
所に設けることができる。また、プロセスガス供給管6
6の本数は、1本に限らず、複数本でも良い。
6から流出するプロセスガスの流量を流量調節弁64に
よって調節しつつ、プロセスガス供給管66の各流出孔
68から反応管22内の高さ方向に相互に異なる領域
(本例では5箇所)にプロセスガスを流出させ、反応管
22内のプロセスガスの分圧を一様に保持することによ
り、反応管内高さ方向のSeeding の選択性を均一に維持
することができる。尚、本実施形態例では、5箇所にガ
ス流出孔68が設けてあるが、これに限らず、任意の箇
所に設けることができる。また、プロセスガス供給管6
6の本数は、1本に限らず、複数本でも良い。
【0025】選択HSG−Si形成方法の実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る選択HSG−Si形成方
法の実施形態の一例である。本実施形態例は、実施形態
例1のバッチ式縦型HSG−Si形成装置50を使っ
て、シリコン膜上に選択HSG−Siを形成する方法で
ある。本実施形態例の選択HSG−Si形成工程では、
プロセスガスとしてSiH4を使用し、各流量調節弁5
5を調節してプロセスガス供給管56A〜Dから流出す
るSiH4ガスの流量を調節しつつプロセスガス供給管
56A〜Dから反応管22内の高さ方向に相互に異なる
領域にSiH4ガスを流出させ、反応管22内のSiH4
ガスの分圧を一様に保持する。これにより、反応管内の
高さ方向のSeeding 選択性を均一に維持することができ
る。
法の実施形態の一例である。本実施形態例は、実施形態
例1のバッチ式縦型HSG−Si形成装置50を使っ
て、シリコン膜上に選択HSG−Siを形成する方法で
ある。本実施形態例の選択HSG−Si形成工程では、
プロセスガスとしてSiH4を使用し、各流量調節弁5
5を調節してプロセスガス供給管56A〜Dから流出す
るSiH4ガスの流量を調節しつつプロセスガス供給管
56A〜Dから反応管22内の高さ方向に相互に異なる
領域にSiH4ガスを流出させ、反応管22内のSiH4
ガスの分圧を一様に保持する。これにより、反応管内の
高さ方向のSeeding 選択性を均一に維持することができ
る。
【0026】選択HSG−Si形成方法の実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係る選択HSG−Si形成方
法の実施形態の別の例である。本実施形態例は、実施形
態例2のバッチ式縦型HSG−Si形成装置60を使っ
て、シリコン膜上に選択HSG−Siを形成する方法で
ある。本実施形態例の選択HSG−Si形成工程では、
プロセスガスとしてSiH4を使用し、流量調節弁64
を調節してプロセスガス供給管66から流出するSiH
4ガスの流量を調節しつつプロセスガス供給管66の各
流出孔68から反応管22内の高さ方向に相互に異なる
領域にSiH4ガスを流出させ、反応管22内のSiH4
ガスの分圧を一様に保持する。これにより、反応管内の
高さ方向のSeeding 選択性を均一に維持することができ
る。
法の実施形態の別の例である。本実施形態例は、実施形
態例2のバッチ式縦型HSG−Si形成装置60を使っ
て、シリコン膜上に選択HSG−Siを形成する方法で
ある。本実施形態例の選択HSG−Si形成工程では、
プロセスガスとしてSiH4を使用し、流量調節弁64
を調節してプロセスガス供給管66から流出するSiH
4ガスの流量を調節しつつプロセスガス供給管66の各
流出孔68から反応管22内の高さ方向に相互に異なる
領域にSiH4ガスを流出させ、反応管22内のSiH4
ガスの分圧を一様に保持する。これにより、反応管内の
高さ方向のSeeding 選択性を均一に維持することができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、バッチ式縦型HSG−
Si形成装置のプロセス供給系統として、反応管内の高
さ方向に相互に異なる領域にそれぞれ開口端部を有し、
開口端部からプロセスガスを流出させる複数本のプロセ
スガス供給管、又は反応管内の高さ方向に相互に異なる
領域にガス流出孔を有し、ガス流出孔からプロセスガス
を流出させるプロセスガス供給管を備えることにより、
反応管内の高さ方向に相互に異なる領域にプロセスガス
を流出させて、反応管のプロセスガスの分圧を一様に保
持することにより、反応管内高さ方向のSeeding の選択
性を均一に維持し、均一なHSG−Siを形成すること
ができる。
Si形成装置のプロセス供給系統として、反応管内の高
さ方向に相互に異なる領域にそれぞれ開口端部を有し、
開口端部からプロセスガスを流出させる複数本のプロセ
スガス供給管、又は反応管内の高さ方向に相互に異なる
領域にガス流出孔を有し、ガス流出孔からプロセスガス
を流出させるプロセスガス供給管を備えることにより、
反応管内の高さ方向に相互に異なる領域にプロセスガス
を流出させて、反応管のプロセスガスの分圧を一様に保
持することにより、反応管内高さ方向のSeeding の選択
性を均一に維持し、均一なHSG−Siを形成すること
ができる。
【図1】実施形態例1のバッチ式縦型HSG−Si形成
装置の構成を示す模式的縦断面図である。
装置の構成を示す模式的縦断面図である。
【図2】実施形態例2のバッチ式縦型HSG−Si形成
装置の構成を示す模式的縦断面図である。
装置の構成を示す模式的縦断面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、それぞれ、工程順に
選択HSG−Si形成プロセスの原理を説明する模式図
である。
選択HSG−Si形成プロセスの原理を説明する模式図
である。
【図4】図4(c)及び(d)は、それぞれ、図3
(b)に続いて、工程順に選択HSG−Si形成プロセ
スの原理を説明する模式図である。
(b)に続いて、工程順に選択HSG−Si形成プロセ
スの原理を説明する模式図である。
【図5】従来のバッチ式縦型HSG−Si形成装置の構
成を示す模式的縦断面図である。
成を示す模式的縦断面図である。
【図6】Seeding の選択性低下が生じる領域を示したバ
ッチ式縦型HSG−Si形成装置の模式的縦断面図であ
る。
ッチ式縦型HSG−Si形成装置の模式的縦断面図であ
る。
【図7】Seeding の選択性低下を説明するウエハの模式
的断面図である。
的断面図である。
10……シリコン基板、12……酸化膜、14……Si
N膜、16……容量コンタクト、18……下部電極、2
0……従来のバッチ式縦型HSG−Si形成装置、22
……縦型の反応管、24……ヒータ、26……ロードロ
ック室、28……プロセスガス供給系統、30……真空
吸引系統、31……搬送装置、32……石英ボート、3
4……SiH4 供給管、36……He供給管、N2 供給
管、40……排気管、41……バイパス管、42……タ
ーボポンプ、44……ドライポンプ、50……実施形態
例1のバッチ式縦型HSG−Si形成装置、52……プ
ロセスガス供給系統、54……プロセスガス供給本管、
56……プロセスガス供給管、58……開口端部、60
……実施形態例2のバッチ式縦型HSG−Si形成装
置、62……プロセスガス供給系統、64……流量調節
弁、66……プロセスガス供給管、68……ガス流出
孔。
N膜、16……容量コンタクト、18……下部電極、2
0……従来のバッチ式縦型HSG−Si形成装置、22
……縦型の反応管、24……ヒータ、26……ロードロ
ック室、28……プロセスガス供給系統、30……真空
吸引系統、31……搬送装置、32……石英ボート、3
4……SiH4 供給管、36……He供給管、N2 供給
管、40……排気管、41……バイパス管、42……タ
ーボポンプ、44……ドライポンプ、50……実施形態
例1のバッチ式縦型HSG−Si形成装置、52……プ
ロセスガス供給系統、54……プロセスガス供給本管、
56……プロセスガス供給管、58……開口端部、60
……実施形態例2のバッチ式縦型HSG−Si形成装
置、62……プロセスガス供給系統、64……流量調節
弁、66……プロセスガス供給管、68……ガス流出
孔。
Claims (5)
- 【請求項1】 縦型の反応管と、反応管の上下両端部の
一方に接続され、反応管にプロセスガスを供給するプロ
セスガス供給系統と、反応管の他方の端部に接続され、
反応管を減圧する真空吸引系統とを備え、シリコン膜に
HSG化を施すバッチ式縦型HSG−Si(Hemispheri
cal Grained Si)形成装置において、 プロセス供給系統は、反応管内の高さ方向に相互に異な
る領域にそれぞれ開口端部を有し、開口端部からプロセ
スガスを流出させる複数本のプロセスガス供給管を備え
ていることを特徴とするバッチ式縦型HSG−Si形成
装置。 - 【請求項2】 プロセスガス供給管から流出させるプロ
セスガスの流量を調節する流量調節弁を各プロセスガス
供給管に設けたことを特徴とする請求項1に記載のバッ
チ式縦型HSG−Si形成装置。 - 【請求項3】 縦型の反応管と、反応管の上下両端部の
一方に接続され、反応管にプロセスガスを供給するプロ
セスガス供給系統と、反応管の他方の端部に接続され、
反応管を減圧する真空吸引系統とを備え、シリコン膜に
HSG化を施すバッチ式縦型HSG−Si形成装置にお
いて、 プロセス供給系統は、反応管内の高さ方向に相互に異な
る領域にガス流出孔を有し、ガス流出孔からプロセスガ
スを流出させるプロセスガス供給管を備えていることを
特徴とするバッチ式縦型HSG−Si形成装置。 - 【請求項4】 反応管内の高さ方向に相互に異なる領域
に設けられたガス流出孔は、それぞれ異なる口径を有す
ることを特徴とする請求項3に記載のバッチ式縦型HS
G−Si形成装置。 - 【請求項5】 請求項1から4のうちのいずれか1項に
記載のバッチ式縦型HSG−Si形成装置を使って、シ
リコン膜上に選択HSG−Siを形成する方法であっ
て、 選択HSG−Si形成工程では、プロセス供給系統から
反応管内の高さ方向に相互に異なる領域に流出するSi
H4ガスの流量を適量に調整して、反応管内の高さ方向
の種付け(Seeding )選択性を均一に維持することを特
徴とする選択HSG−Siの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329784A JP2000156350A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | バッチ式縦型HSG−Si形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329784A JP2000156350A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | バッチ式縦型HSG−Si形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000156350A true JP2000156350A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18225235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10329784A Pending JP2000156350A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | バッチ式縦型HSG−Si形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000156350A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013546158A (ja) * | 2010-09-06 | 2013-12-26 | ユ−ジーン テクノロジー カンパニー.リミテッド | 半導体素子の製造方法 |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP10329784A patent/JP2000156350A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013546158A (ja) * | 2010-09-06 | 2013-12-26 | ユ−ジーン テクノロジー カンパニー.リミテッド | 半導体素子の製造方法 |
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