JP2000155945A - 光記録方法 - Google Patents
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Abstract
体に対して、より有効な低線速度記録と高線速度記録を
行うことができる光記録方法を提供する。 【解決手段】本発明の光記録方法では、マルチスピード
記録が可能な相変化形光記録媒体に対して、少なくとも
低線速度記録と高線速度記録を行う光記録方法におい
て、相変化形光記録媒体の低線速度記録(1x記録)に
おける消去パワーPelと記録パワーPwlの比Pel/Pwl
を高線速度記録(2x/4x記録)における消去パワー
Pehと記録パワーPwhの比Peh/Pwhより小さくした
(Pel/Pwl<Peh/Pwh)ことにより、消去領域の余
熱を抑え適正なマークを記録することができるので、低
線速度記録における信号特性の向上が図れる。
Description
器、特に書き換え可能なコンパクトディスク(CD−R
W)及び書き換え可能なデジタルバーサタイルディスク
(DVD−RW)に応用される光記録方法に関し、特
に、書き換えが可能である相変化形光記録媒体に光ビー
ムを照射することにより該光記録媒体の記録層に相変化
を生じさせ情報の記録・消去を行う光記録方法に関する
ものである。
る記録、再生及び消去が可能な光メモリー媒体の一つと
して、結晶−非結晶相間あるいは結晶−結晶相間の転移
を利用する、いわゆる相変化形光記録媒体(相変化型光
記録媒体とも言う)がよく知られている。特に相変化形
光記録媒体は、光磁気メモリーでは困難な単一ビームに
よるオーバーライトが可能であり、ドライブ側の光学系
もより単純であることなどから、最近その研究開発が活
発になっている。その相変化形光記録媒体の代表的な例
としては、USP3530441に開示されているよう
に、Ge−Te,Ge−Te−Sn,Ge−Te−S,
Ge−Se−S,Ge−Se−Sb,Ge−As−S
e,In−Te,Se−Te,Se−Asなどの、いわ
ゆるカルコゲン系合金材料があげられる。また、安定
性、高速結晶化などの向上を目的に、Ge−Te系にA
u、Sn及びAu、Pdなどを添加した材料の提案(特
開昭61−219692号公報、特開昭61−2701
90号公報、特開昭62−19490号公報)や、記録
/消去の繰り返し性能向上を目的に、Ge−Te−Se
−Sb,Ge−Te−Sbの組成比を特定した材料の提
案(特開昭62−73438号、特開昭63−2284
33号公報)などもなされている。しかし、そのいずれ
もが相変化形の書き換え可能な光メモリー媒体として要
求される諸特性の全てを満足しうるものとは言えない。
特に、記録感度、消去感度の向上、オーバーライト時の
消し残りによる消去比低下の防止、並びに記録部、未記
録部の長寿命化が解決すべき最重要課題となっている。
は、結晶状態が実質的に3元以上の多元化合物単層から
なる記録層を具備した記録媒体が提案されている。ここ
で実質的に三元以上の多元化合物単層とは、三元以上の
化学量論組成を持った化合物(例えばIn3SbTe2)
を記録層中に90原子%以上含むものとされている。そ
して、このような記録層を用いることにより、記録、消
去特性の向上が図れるとしている。しかしながら、消去
比が小さい、記録消去に要するレーザーパワーが未だ充
分に低減されてはいないなどの欠点を有している。
は、(SbaTe1-a)1-yMy(ここで、0.4≦a≦0.
7、y≦0.2であり、MはAg,Al,As,Au,
Bi,Cu,Ga,Ge,In,Pb,Pt,Se,S
i,Sn及びZnからなる群より選ばれる少なくとも1
種である)で表される組成の合金からなる記録層を有す
る光記録媒体が提案されている。この系の基本はSb2
Te3であり、Sb過剰にすることにより、高速消去、
繰り返し特性を向上させ、Mの添加により高速消去を促
進させている。加えて、DC光による消去比も大きいと
している。しかし、この文献にはオーバーライト時の消
去比は示されておらず(本発明者らの検討結果では消し
残りが認められた)、記録感度も不十分である。
では、記録層に(In1-xSbx)1-yMy(ここで、0.5
≦x≦0.80、0≦y≦0.20であり、MはAu,
Ag,Cu,Pd,Pt,Al,Si,Ge,Ga,S
n,Te,Se,Biである)なる合金を用い、また、
特開昭63−228433号公報では、記録層にGeT
e−Sb2Te3−Sb(過剰)なる合金を用いている
が、いずれも感度、消去比等の特性を満足するものでは
なかった。
は、記録薄膜をTe−Ge−Sb合金にNを含有させる
ことによって形成し、該記録薄膜を設けた光記録媒体
が、特開平4−52188号公報には、記録薄膜をTe
−Ge−Se合金にこれら成分のうちの少なくとも一つ
が窒化物となっているものを含有させて形成し、該記録
薄膜を設けた光記録媒体が、特開平4−52189号公
報には、記録薄膜をTe−Ge−Se合金にNを吸着さ
せることによって形成し、該記録薄膜を設けた光記録媒
体が、それぞれ記載されている。しかし、これらの光記
録媒体でも十分な特性を有するものを得ることはできて
いない。
いては、特に記録感度、消去感度の向上、オーバーライ
ト時の消し残りによる消去比低下の防止、並びに記録
部、未記録部の長寿命化が解決すべき最重要課題となっ
ている。
急速な普及にともない、一回だけの書き込みが可能な追
記型コンパクトディスク(CD−R)が開発され、市場
に普及されはじめた。しかし、CD−Rでは書き込み時
に一度でも失敗すると修正不可能なため、そのディスク
は使用不能となってしまい廃棄せざるを得ない。したが
って、その欠点を補える書き換え可能なコンパクトディ
スクの実用化が待望されていた。
ィスクを利用した書き換え可能なコンパクトディスクが
あるが、オーバーライトの困難さや、CD−ROM、C
D−Rとの互換が取りにくい等といった欠点を有するた
め、原理的に互換確保に有利な相変化形光ディスクの実
用化開発が活発化してきた。
なコンパクトディスクの研究発表例としては、古谷
(他):第4回相変化記録研究会シンポジウム講演予稿
集,70(1992)、神野(他):第4回相変化記録研究会
シンポジウム講演予稿集,76(1992)、川西(他):第
4回相変化記録研究会シンポジウム講演予稿集,82(19
92)、T.Handa(et al):Jpn.J.Appl.Phys.,32(199
3)、米田(他):第5回相変化記録研究会シンポジウ
ム講演予稿集,9(1993)、富永(他):第5回相変化
記録研究会シンポジウム講演予稿集,5(1993)等のよ
うなものがあるが、いずれも、CD−ROMやCD−R
との互換性確保、記録消去性能、記録感度、書き換えの
繰り返し可能回数、再生回数、保存安定性等、総合性能
を充分満足させるものではなかった。それらの欠点は、
主に記録材料の組成、構造に起因する消去比の低さによ
るところが大きかった。これらの事情から消去比が大き
く、高感度の記録、消去に適する相変化形記録材料の開
発、さらには高性能で書き換え可能な相変化形コンパク
トディスク(CD−RW)が望まれていた。
材料としてAgInSbTe系記録材料を見出し提案し
てきた。その代表例としては、特開平4−78031号
公報、特開平4−123551号公報、H.Iwasaki(et
al):Jpn.J.Appl.Phys.,31(1992)461、井手(他):
第3回相変化記録研究会シンポジウム講演予稿集,102
(1991)、H.Iwasaki(et al):Jpn.J.Appl.Phys.,32
(1993)5241等があげられる。また、1996年10月
には、書き換え可能なコンパクトディスク(CD−R
W)の規格として、オレンジブックパートIII(ver1.
0)が発行された。
は、2倍速度(2x)の線速度記録(2.4〜2.8m
/s)のCD−RWに対する規格であるが、このような
低線速度の記録では、記録時間が長くかかってしまい、
より高速記録の書き換え可能なコンパクトディスクが望
まれていた。一方、CD−RWは、オーディオ用途等と
して1倍速度(1x)の線速度記録媒体としても期待さ
れている。これらの複数の記録速度で用いられる光記録
媒体は、同一の光記録媒体で対応できることが望まし
い。つまり、2x,4x記録速度のマルチスピード記録
が可能な光記録媒体で1x線速度記録ができることが望
まれている。
用いられる相変化形光記録媒体(例えば、DVD−RA
M、DVD−RW、etc.)では、内周部と外周部の記録
線速度に2倍以上の差が生じることがある。しかし、製
造コストや品質制御の面からこれらの光記録媒体は、内
周部から外周部まで面内が一様な層構成及び基板構造な
どによって構成されることが望ましい。つまり、同一の
光記録媒体上で線速1倍速度(1x)、2倍速度(2
x)、4倍速度(4x)の記録線速度のマルチスピード
記録が可能であることが望まれている。
により、AgInSbTe系記録材料を記録層に用いる
ことによって極めて優れた性能を有する相変化形光記録
媒体を獲得できることは既に明らかである。しかし有効
な記録線速度の範囲拡大等、上記総合性能を完璧に満足
し、新たな市場を形成し得るためには、相変化形光記録
媒体の開発と共に記録技術(光記録方法)の改良が望ま
れていた。
ード記録が可能な相変化形光記録媒体に対して、より有
効な低線速度記録と高線速度記録を行うことができる光
記録方法を提供することにある。
記録媒体の改善に鋭意研究を重ねた結果、上記目的に合
致する相変化形光記録媒体への光記録方法を見出した。
すなわち、本発明によれば、以下に示す特徴を有する光
記録方法が提供される。
記録媒体に光ビームを照射することにより該光記録媒体
の記録層に相変化を生じさせ情報の記録・消去を行う光
記録方法であり、特にマルチスピード記録が可能な相変
化形光記録媒体(以下、相変化形マルチスピード光記録
媒体と称する)に対して、少なくとも低線速度記録と高
線速度記録を行う光記録方法において、相変化形マルチ
スピード光記録媒体の低線速度記録における消去パワー
Pelと記録パワーPwlの比Pel/Pwlが、高線速度記録
における消去パワーPehと記録パワーPwhの比Peh/P
whより小さく、下式を満たすことを特徴とする。 Pel/Pwl<Peh/Pwh
記載の光記録方法において、相変化形マルチスピード光
記録媒体の低線速度記録における消去パワーPelと記録
パワーPwlの比Pel/Pwlが、高線速度記録における消
去パワーPehと記録パワーPwhの比Peh/Pwhの0.9
倍以下であり、下式を満たすことを特徴とする。 Pel/Pwl=A×(Peh/Pwh) (A≦0.9)
たは2に記載の光記録方法において、相変化形マルチス
ピード光記録媒体の低線速度記録における消去パワーP
elと記録パワーPwlの比Pel/Pwlが、高線速度記録に
おける消去パワーPehと記録パワーPwhの比Peh/Pwh
の0.45倍以上であり、下式を満たすことを特徴とす
る。 Pel/Pwl=A×(Peh/Pwh) (A≧0.45)
2または3に記載の光記録方法において、相変化形マル
チスピード光記録媒体の低線速度記録の記録マークにお
ける特性Asymmetry:Asymlを、高線速度記録の記録マ
ークにおける特性Asymmetry:Asymhより小さく(Asym
l<Asymh)することを特徴とする。また、請求項5に係
る光記録方法は、請求項1,2,3または4に記載の光
記録方法において、相変化形マルチスピード光記録媒体
の低線速度記録の記録マークにおける特性Asymmetry:
Asymlを−3.0以下(Asyml≦−3.0)にすること
を特徴とする。
記録マークにおける特性Asymmetryについて説明する。
マーク長が3T(基準時間Tの3倍)の記録マークを最
短マークとし、マーク長が11Tの記録マークを最長マ
ークとして、記録マークはマーク長が3T〜11Tまで
整数倍で変化するとする。図8(b)に示すように、最
短マークのマーク長を3T=0.8μmとし、スポット
径=1.6μmの光ビームでマーク長3Tの最短マーク
とマーク長11Tの最長マークの再生を行った場合に、
光ビームのスポット径が最短マークより大きいため、3
Tの最短マークと11Tの最長マークでは図8(a)に
示すように信号の振幅A3T,A11Tが異なり(A3T<A
11T)、その振幅の中間値C3T{C3T=(3TH+3
TL)/2},C11T{C11T=(11TH+11TL)/
2}にも差d(d=C3T−C11T)が生じ、これらの値
は記録時の条件によって変化する。そして前述のオレン
ジブックパートIII(ver1.0)においては、この記録
マークのマーク長による信号の非対称な特性をAsymmet
ryと称し、この記録マークにおける特性Asymmetry:A
sym は以下のように定義されている。 Asym={[(3T振幅の中間値)−(11T振幅の中
間値)]÷(11Tの振幅)}×100(%)={(C
3T−C11T)/A11T}×100(%)
1〜5のいずれかに記載の光記録方法において、相変化
形マルチスピード光記録媒体の低線速度記録における消
去パワーPelと記録パワーPwlの差Pwl−Pelが、高線
速度記録における消去パワーPehと記録パワーPwhの差
Pwh−Pehより大きく、下式を満たすことを特徴とす
る。 (Pwl−Pel)>(Pwh−Peh)
記載の光記録方法において、相変化形マルチスピード光
記録媒体の低線速度記録における消去パワーPelと記録
パワーPwlの差Pwl−Pelが、高線速度記録における消
去パワーPehと記録パワーPwhの差Pwh−Pehの1.1
倍以上であり、下式を満たすことを特徴とする。 Pwl−Pel=B×(Pwh−Peh) (B≧1.1)
たは7に記載の光記録方法において、相変化形マルチス
ピード光記録媒体の低線速度記録における消去パワーP
elと記録パワーPwlの差Pwl−Pelが7.2mW以上
(Pwl−Pel≧7.2mW)であることを特徴とする。
8のいずれかに記載の光記録方法において、相変化形マ
ルチスピード光記録媒体の低線速度記録においては、記
録ストラテジの前部に消去パワーPe より低いパワーP
i (以後、余熱調節パワーと呼ぶ)をかける領域(以
後、余熱調節パルスと呼ぶ)を挿入することを特徴とす
る。
〜9のいずれかに記載の光記録方法において、相変化形
マルチスピード光記録媒体の記録層の構成元素が主にA
g,In,Sb,Te,NあるいはOであり、それぞれ
の組成比α,β,γ,δ,ε(原子%)が、 0<α≦6 3≦β≦15 50≦γ≦65 20≦δ≦35 0≦ε≦10 α+β+γ+δ+ε≦100 であることを特徴とする。
〜10のいずれかに記載の光記録方法において、相変化
形マルチスピード光記録媒体の低線速度記録における線
速度が1.2〜1.4m/s、高線速度記録における線
速度が2.4m/s以上であることを特徴とする。
を参照して詳細に説明する。
変化形光記録媒体に光ビームを照射することにより該光
記録媒体の記録層に相変化を生じさせ情報の記録・消去
を行う光記録方法に関するものであり、マルチスピード
記録とは、同一の光記録媒体で、2種以上の記録線速度
(例えば、低線速度記録と高線速度記録)で記録・消去
可能とするものである。一般的に相変化形光記録媒体の
記録・消去は、記録層の相変化、例えば光ビームの照射
による溶融後の急冷によるアモルファス化・徐冷による
結晶化を用いる。したがって、マルチスピード記録を可
能とするためには、異なる記録線速度において、同等の
記録層の溶融急冷・徐冷を実現しなければならない。し
かし、一般的に、低線速度記録では、溶融部周辺の余熱
により徐冷(結晶化)は容易となるが、急冷(アモルフ
ァス化)は困難となる。一方、高線速度記録において
は、急冷は容易となるが徐冷は困難となる。
急冷させることによって低線速度記録におけるより有効
な記録方法を提供するものである。以下、代表的な相変
化形光記録媒体として、CD−RWにおける線速が1倍
速度(1x)、2倍速度(2x)、4倍速度(4x)の
マルチスピード記録方法を例に本発明を説明する。無
論、他のマルチスピード記録の相変化形光記録媒体につ
いても同様の光記録方法が適用できる。
1.2倍以上とする。例えば、1x/2x/4x記録対
応CD−RWの場合、低線速度は1x(線速1.2〜
1.4m/s)、高線速度は2x(線速2.4〜2.8
m/s)及び/又は4x(線速4.8〜5.6m/
s)、及び/又は低線速度は2x(線速2.4〜2.8
m/s)、高線速度は4x(線速4.8〜5.6m/
s)となる。また、2x/4x/8x記録対応CD−R
Wの場合、低線速度は2x(線速2.4〜2.8m/
s)、高線速度は4x(線速4.8〜5.6m/s)及
び/又は8x(線速9.6〜11.2m/s)、及び/
又は低線速度は4x(線速4.8〜5.6m/s)、高
線速度は8x(線速9.6〜11.2m/s)となる。
g,In,Sb,Teを含む4元系材料を主成分として
含有する材料が用いられている。この材料は記録(アモ
ルファス化)感度・速度、消去(結晶化)感度・速度、
及び消去比が極めて良好なため相変化形記録材料に適し
ている。しかしながら、AgInSbTe系記録材料
は、その組成比によって最適な記録線速度が存在する。
そのため、マルチスピード記録に対応するためには目的
とする線速度領域によって、AgInSbTe系記録材
料の組成比や光記録方法を調整する必要がある。
クパートIII に準拠した記録パルスストラテジを用いて
記録したランダムEFM(Eight to Fourteen Modulati
on)信号である。尚、図1にオレンジブック記載の線速
1x記録用と線速2x/4x記録用の記録パルスストラ
テジ(4Tマーク記録時(基準時間Tの4倍のマーク長
を持ったマークの記録時))を示す。再生・評価は、1
x線速度、レーザーの再生パワー1mWで行った。記録
パワーPw は最適記録パワーを用いた。この最適記録パ
ワーとは、各線速についてOPC(Optimum Power Cont
rol)によって求められた記録パワーである。また、O
PCとはCD−RWの規格であるオレンジブックパート
III に定められている記録パワーの測定及び算出方法で
ある。
録対応CD−RWの各線速度記録での信号特性である。
記録した信号の品質を示す3T Land Jitterは、CD−
RWの規格では35ns以下ではあるが、多様なドライ
ブとの適性を考慮すると30ns以下が望ましい。2x
及び4x線速度記録において3T Land Jitterは25n
s以下の値を示し、良質な信号が記録されていることを
示している。しかし、低線速度1x記録において3T L
and Jitterは30ns以上の値を示した。そこで、本発
明の光記録方法によって3T Land Jitterを改善し、低
線速度1x記録時の信号特性を向上する。
ーPe と記録パワーPw の比Pe/Pwの値による3T L
and Jitterのグラフである。尚、以後の説明では、低線
速度記録における消去パワーPe をPel、記録パワーP
w をPwlと記す。同様に高線速度記録における消去パワ
ーPe をPeh、記録パワーPw をPwhと記す。図2にお
いて、記録パワーは13.0mWであり、記録回数は1
回及び1000回である。3T Land Jitterは、1回記
録、1000回記録ともにPel/Pwlの低下と共に減少
する。したがって、低線速度1x記録時のPel/Pwl
は、高線速度2x,4x記録時の消去パワーPehと記録
パワーPwhの比Peh/Pwhよりも小さくする、すなわち
下式を満たすようにするほうが好適になる。 Pel/Pwl<Peh/Pwh さらに、低線速度1x記録時のPel/Pwlの値は、高線
速度2x,4x記録時におけるPeh/Pwhの0.90倍
以下、すなわち下式を満たすようにするのが好適であ
る。 Pel/Pwl=A×(Peh/Pwh) (A≦0.9) さらに望ましくは、Pel/Pwlの値はPeh/Pwhの0.
85倍以下(A≦0.85)が好適である。さらに10
回程度までのオーバーライトにおける特性の安定性を考
慮すると、Pel/Pwlの値はPeh/Pwhの0.80倍以
下(A≦0.80)が望ましい。ここで、図3は、低線
速度1x記録におけるオーバーライト回数による3T L
andJitterのグラフである。同図より明らかなように、
Pel/Pwlの値を0.4以下(Peh/Pwhの0.80倍
以下)にすることにより、10回程度までのオーバーラ
イトにおいて安定した信号特性が得られる。
比Pe/Pwが低すぎると、消去パワーPe による熱エネ
ルギーが記録層の溶融に必要な熱量に達しないため、前
の記録信号の消去が不十分になる。その結果、オーバー
ライト後の3T Land Jitterが増大する。したがって、
低線速度1x記録における消去パワーPelと記録パワー
Pwlの比Pel/Pwlの値は、高線速度2x,4x記録に
おける消去パワーPehと記録パワーPwhの比Peh/Pwh
の0.45倍以上、すなわち下式を満たすようにするの
が好適である。 Pel/Pwl=A×(Peh/Pwh) (A≧0.45) さらに、望ましくは0.5倍以上(A≧0.5)である
ことが好適である。
て、記録パワーを上げることによって記録マーク部分の
急冷効果を高める方法が知られている。しかし、余分な
熱量が記録層に加わるため、記録消去を繰り返すにつれ
局所的な記録層の組成の偏りなどを発生させ、オーバー
ライト特性を損なう危険性がある。本発明の光記録方法
では、上述したように記録層に最適記録パワー以上の熱
エネルギーを加えないため、オーバーライト特性を損な
うことはない。
及び1000回記録時のAsymmetryに対する3T Land
Jitterのグラフである。Asymmetryの制御は記録パワー
Pwと消去パワーPe の比Pe/Pwの調整及び記録ビー
ム形状の変更で行った。図4に示すようにAsymmetryの
低下に伴い、1回及び1000回記録時の3T LandJit
terが減少する。3T Land Jitterが30ns以下にな
る低線速度1x記録におけるAsymlは−2.5以下であ
る(尚、低線速度記録におけるAsymmetryをAsyml、高
線速度記録におけるAsymmetryをAsymhと記す)。好適
なAsymlは表1の高線速度記録2x/4xのAsymhと比
較して小さい。製造バラツキ等を考慮すると、好適なA
symlは−3以下(Asyml≦−3.0)である。さらに望
ましくはAsymlは−4以下である。本発明のAsymlにお
いて、低線速度記録の1000回オーバーライト特性
は、3T Land Jitterが30ns以下の良好な信号特性
を示す。したがって、Asymmetryを制御することによっ
て信号特性を向上することができる。尚、Asymmetryの
制御法としては、例えば、記録マーク形状、記録及び再
生ビーム形状、記録ストラテジのパルス形状等の改良が
ある。
差Pw−Peを横軸にとった1x/2x/4x線速度記録
の3T Land Jitterのグラフである。記録パワーは10
〜16mWである。Pe/Pwは0.5である。高線速度
2x,4x記録と比較して低線速度1x記録は3T Lan
d Jitterが30ns以下になるPw−Peが大きい。すな
わち、低線速度1x記録におけるPwl−Pelは、線速度
2x記録及び/又は線速度4x記録におけるPwh−Peh
より大きく、 Pwl−Pel>Pwh−Peh であり、さらに、Pwl−PelはPwh−Pehの1.1倍以
上、すなわち下式を満たすようにするのが好適である。 Pwl−Pel=B×(Pwh−Peh) (B≧1.1) さらに、望ましくは、Pwl−PelはPwh−Pehの1.2
倍以上(B≧1.2)において好適である。
(Pwl−Pel≧7.2mW)が好適である。さらに望ま
しくは7.8mW以上が好適である。さらに効果を高め
るためには8.1mW以上が好適である。低線速度1x
記録におけるPwl−PelはPel/Pwlの値による依存性
は小さい。したがって、本発明の光記録方法は、Pel/
Pwlの値を考慮することなく、Pwl−Pelのみによって
適用できる。
図である。実線で描かれているストラテジは、オレンジ
ブックに記載されている1x記録用ストラテジである
(図1(a)の1x記録用ストラテジと同じ)。図6に
は本発明による記録ストラテジが太い破線によって描か
れている。本発明による記録ストラテジの特徴は、低線
速度1x記録時においては、フロントパルス(Front Pu
lse)直前部に消去パワーPe より低い余熱調節パワー
Pi をかける余熱調節パルスを設けることである(尚、
図6(a),(b),(c)は余熱調節パルスの開始点
や大きさ、パワーを変えた例を示している)。その結
果、記録マークの記録開始部分付近の消去パワーPe に
よる余熱を取り除くことができる。好適な余熱調節パワ
ーPi の値は消去パワーPe の2/3倍以下である。さ
らに望ましくはPe/2以下である。さらにバイアスパ
ワーPb を使用することもできる。また、余熱調節パワ
ーPiをかける余熱調節パルスの開始点はフロントパル
スの開始点から前方にT/2以内が好適である。さらに
望ましくはT/4以下が好適である。余熱調節パルスの
大きさはT/2以下が好適である。さらに望ましくはT
/4以下が好適である。余熱調節パルスの開始点及び大
きさは、3Tから11Tまでの各マーク長によって調整
することが最も望ましい。各マーク長に適した余熱調節
パルス開始点及び大きさの決定法としては、OPCの記
録マークの長さによって決定する方法やランニングOP
Cの反射強度によって算出して決定する方法がある。
具体的に説明する。本発明の実施例に使用したCD−R
Wの記録層は構成元素がAg,In,Sb,Te,Nで
あり、それぞれの組成比α,β,γ,δ,ε(原子%)
は、α=4,β=7,γ=58,δ=29,ε=2であ
る。層構成は図7に示すように、幅0.5μm、深さ3
5nmのグルーブを有する1.2mm厚のポリカーボネ
ート基板1に、層厚が100nmの第1保護層2、層厚
30nmの記録層3、層厚30nmの第2保護層4、層
厚100nmの反射放熱層5を、枚葉型スパッタ装置に
よって10秒タクトで連続成膜し、次いで、紫外線硬化
樹脂のスピンコートにより層厚5μmのハードコート層
7と、層厚10μmのオーバーコート層6を形成し、相
変化形光ディスクを作製した。第1保護層2及び第2保
護層4にはZnSSiO2 を用いた。反射放熱層5には
アルミニウム合金を用いた。次いで、大口径のレーザー
ダイオード(LD)を有する初期化装置によって、光デ
ィスクの記録層3の結晶化処理を行った。初期化条件
は、飽和反射率の95%以上を確保できる条件で行っ
た。次いで、オーバーコート層6の上に印刷層8を形成
した。
て本発明の光記録方法を適用した実施例と、従来の1x
線速度記録を行った比較例とを以下の各表に示す。尚、
実施例及び比較例は、相変化形光ディスクに対してラン
ダムEFM信号の記録、再生を行うことによって評価し
た。また、実施例での記録は、1x,2x,4xの線速
度で行った。再生は、1x線速度、レーザーの波長は7
80nm、再生パワーPr=1mWで行った。
ーと消去パワーの比Pel/Pwlを、2x/4x記録時の
記録パワーと消去パワーの比Peh/Pwhの0.8倍にす
ることによって初回記録時の3T Land Jitterを、従来
(比較例1)の32.0から26.1にまで低減させ、
良好な信号特性が得られることを確認した。また、10
00回記録時の3T Land Jitterを従来(比較例1)の
34.8から32.6にまで低減させ、オーバーライト
特性も改善できることを確認した。一方、Pel/Pwlを
0.15まで下げると、初期記録時の特性の3T Land
Jitterは良好であったが、10回オーバライト後の特性
は、オーバーライトにより信号が劣化することを確認し
た。
ディスクの溝(グルーブ)方向に長い楕円からディスク
半径方向に長い楕円にし、1x記録時の記録マークにお
けるAsymmetry(Asyml)を、2x/4x記録時の記録
マークにおけるAsymmetry(Asymh)より低い値−2.
4に低下させた結果、3T Land Jitterを従来(比較例
2)の32.0から28.6にまで低減させることがで
き、より良好な信号を得られることが確認できた。ま
た、Pe/Pwを0.4まで下げることで、1x記録時の
記録マークにおけるAsymmetryを−5.6まで低下させ
た結果、3T Land Jitterを24.9にまで低減し、さ
らに良好な信号を得ることができた。
3.1mWから14.4mWに上げることによって、1
x記録時のPwl−Pelを2x/4x記録時のPwh−Peh
より大きい7.2mWに拡大した。その結果、3T Lan
d Jitterを従来(比較例3)の32.0から26.8に
低減させ、より良好な信号を得ることができた。また、
1x記録時のPe/Pwを0.40に下げることによって
Pwl−Pelを7.9mWに拡大した結果、3T Land Ji
tterを従来(比較例3)の32.0から26.1に低減
させることができた。このことから、低線速度の1x記
録時のPwl−Pelを下げる方法によらず、高線速度の2
x/4x記録時のPwh−Pehより大きくすることによっ
て、より良好な信号を得ることができた。一方、比較例
3の下段側に示すように、Pw−Peを6.6から5.6
に縮小した結果、3T Land Jitterが32.0から3
4.8に増大することが確認できた。
形状)は、 A ・・・オレンジブック仕様(1x記録用)、 B ・・・オレンジブック仕様(2x/4x記録用)、 C1・・・本発明の記録ストラテジ、 余熱調節パワー:Pi=Pe/2、 余熱調節パルス開始点:フロントパルス前方T/4、 余熱調節パルスの大きさ:T/4、 C2・・・本発明の記録ストラテジ、 余熱調節パワー:Pi=Pb(=1mW)、 余熱調節パルス開始点:フロントパルス前方T/4、 余熱調節パルスの大きさ:T/4、 である。
ラテジC1 を用いて信号を記録した結果、3T Land Ji
tterを、オレンジブックの記録ストラテジによる1x記
録時の記録信号の32.0から24.0まで低減するこ
とができた。さらに、余熱調節パワーPi をバイアスパ
ワーPb まで下げた記録ストラテジC2 による記録信号
では、3T Land Jitterを22.0まで低減することが
できた。
を適用した光記録装置を作製して評価した結果、上記の
実施例に示すような良好な記録信号の記録が確認され
た。したがって、本発明による光記録方法を用いること
によって、低線速度記録においてより良好な信号記録が
できる相変化形マルチスピード光記録媒体の光記録装置
が提供できる。
は3に記載の光記録方法によれば、相変化形マルチスピ
ード光記録媒体の低線速度記録における消去パワーPel
と記録パワーPwlの比Pel/Pwlを、高線速度記録にお
ける消去パワーPehと記録パワーPwhの比Peh/Pwhよ
り小さくすることによって、消去領域の余熱を抑え適正
なマークを記録することができる。その結果、低線速度
記録における信号特性の向上が図れる。また、記録層に
余分なレーザーパワーをかけないため、オーバーライト
特性を保持及び/又は向上することができる。
れば、上記の効果に加えて、相変化形マルチスピード光
記録媒体の低線速度記録の記録マークにおけるAsymmet
ry(Asyml)を、高線速度記録の記録マークにおけるA
symmetry(Asymh)より小さくすることによって、適正
なマーク形状を記録することができる。その結果、低線
速度記録における信号特性の向上を図ることができる。
によれば、上記の効果に加えて、相変化形マルチスピー
ド光記録媒体の低線速度記録における消去パワーPelと
記録パワーPwlの差Pwl−Pelを、高線速度記録におけ
る消去パワーPehと記録パワーPwhの差Pwh−Pehより
大きくすることによって、記録マーク内の急冷効果を高
め、適正なマークを記録することができる。
記の効果に加えて、相変化形マルチスピード光記録媒体
の低線速度記録においては、記録ストラテジの前部に余
熱調節パルスを設けることによって、マークの記録開始
部分の消去領域からの余熱を断ち、低線速度記録におい
ても適正なマークを記録することができる。
上記の効果に加えて、相変化形マルチスピード光記録媒
体の記録層の構成元素(Ag,In,Sb,Te,Nあ
るいはO)の組成を調整することにより、低線速度記録
時の信号記録能力をさらに向上し、光記録装置、光記録
媒体の対応記録速度を拡大することができる。
上記の効果に加えて、CD−RWにおける1倍速度(1
x)線速(1.2〜1.4m/s)の信号記録能力を向
上することによって、CD−RWの対応記録線速を拡大
することができる。
光記録方法を用いることによって、低線速度記録におい
てより良好な信号記録を行うことができる相変化形マル
チスピード光記録媒体用光記録装置が提供できる。
4x記録用の記録ストラテジ(4Tマーク記録時)の一
例を示す図である。
d Jitterの関係を示すグラフである。
と3T Land Jitterの関係を示すグラフである。
etryと3T Land Jitterの関係を示すグラフである。
におけるPw−Peと3T LandJitterの関係を示すグラ
フである。
録ストラテジ(4Tマーク記録時)の例を示す図であ
る。
明図である。
明するための図であり、(a)はマーク長3Tの最短マ
ークとマーク長11Tの最長マークの再生信号の振幅の
一例を示す図、(b)はマーク長3Tの最短マークと光
ビームのスポット径を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】相変化形光記録媒体に光ビームを照射する
ことにより該光記録媒体の記録層に相変化を生じさせ情
報の記録・消去を行う光記録方法であり、特にマルチス
ピード記録が可能な相変化形光記録媒体(以下、相変化
形マルチスピード光記録媒体と称する)に対して、少な
くとも低線速度記録と高線速度記録を行う光記録方法に
おいて、 相変化形マルチスピード光記録媒体の低線速度記録にお
ける消去パワーPelと記録パワーPwlの比Pel/Pwl
が、高線速度記録における消去パワーPehと記録パワー
Pwhの比Peh/Pwhより小さく、下式を満たすことを特
徴とする光記録方法。 Pel/Pwl<Peh/Pwh - 【請求項2】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録における消去パワーPelと記録パワーPwlの比
Pel/Pwlが、高線速度記録における消去パワーPehと
記録パワーPwhの比Peh/Pwhの0.9倍以下であり、
下式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光記録
方法。 Pel/Pwl=A×(Peh/Pwh) (A≦0.9) - 【請求項3】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録における消去パワーPelと記録パワーPwlの比
Pel/Pwlが、高線速度記録における消去パワーPehと
記録パワーPwhの比Peh/Pwhの0.45倍以上であ
り、下式を満たすことを特徴とする請求項1または2に
記載の光記録方法。 Pel/Pwl=A×(Peh/Pwh) (A≧0.45) - 【請求項4】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録の記録マークにおける特性Asymmetry:Asyml
を、高線速度記録の記録マークにおける特性Asymmetr
y:Asymhより小さく(Asyml<Asymh)することを特
徴とする請求項1,2または3に記載の光記録方法。 - 【請求項5】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録の記録マークにおける特性Asymmetry:Asyml
を−3.0以下(Asyml≦−3.0)にすることを特徴
とする請求項1,2,3または4に記載の光記録方法。 - 【請求項6】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録における消去パワーPelと記録パワーPwlの差
Pwl−Pelが、高線速度記録における消去パワーPehと
記録パワーPwhの差Pwh−Pehより大きく、下式を満た
すことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光
記録方法。 (Pwl−Pel)>(Pwh−Peh) - 【請求項7】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録における消去パワーPelと記録パワーPwlの差
Pwl−Pelが、高線速度記録における消去パワーPehと
記録パワーPwhの差Pwh−Pehの1.1倍以上であり、
下式を満たすことを特徴とする請求項6に記載の光記録
方法。 Pwl−Pel=B×(Pwh−Peh) (B≧1.1) - 【請求項8】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録における消去パワーPelと記録パワーPwlの差
Pwl−Pelが7.2mW以上(Pwl−Pel≧7.2m
W)であることを特徴とする請求項6または7に記載の
光記録方法。 - 【請求項9】相変化形マルチスピード光記録媒体の低線
速度記録においては、記録ストラテジの前部に消去パワ
ーPe より低いパワーPi (以後、余熱調節パワーと呼
ぶ)をかける領域(以後、余熱調節パルスと呼ぶ)を挿
入することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
の光記録方法。 - 【請求項10】相変化形マルチスピード光記録媒体の記
録層の構成元素が主にAg,In,Sb,Te,Nある
いはOであり、それぞれの組成比α,β,γ,δ,ε
(原子%)が、 0<α≦6 3≦β≦15 50≦γ≦65 20≦δ≦35 0≦ε≦10 α+β+γ+δ+ε≦100 であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
の光記録方法。 - 【請求項11】相変化形マルチスピード光記録媒体の低
線速度記録における線速度が1.2〜1.4m/s、高
線速度記録における線速度が2.4m/s以上であるこ
とを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の光記
録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11109235A JP2000155945A (ja) | 1998-04-16 | 1999-04-16 | 光記録方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10659898 | 1998-04-16 | ||
JP10-106598 | 1998-04-16 | ||
JP10-263301 | 1998-09-17 | ||
JP26330198 | 1998-09-17 | ||
JP11109235A JP2000155945A (ja) | 1998-04-16 | 1999-04-16 | 光記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=27310770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000155945A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6711108B2 (en) | 2001-02-13 | 2004-03-23 | Teac Corporation | Optical disc recording apparatus and medium |
US7158460B2 (en) | 2001-09-04 | 2007-01-02 | Nec Corporation | Method and apparatus for adjusting conditions for recording and reproducing informations |
US7336580B2 (en) | 2001-02-14 | 2008-02-26 | Tdk Corporation | Optical recording method, optical recorder, and optical recording medium |
US7376065B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-05-20 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Optical recording method, optical recording apparatus and optical storage medium |
US7477587B2 (en) | 2002-12-16 | 2009-01-13 | Hitachi Maxwell, Ltd. | Information-recording method and information-recording medium |
US7564769B2 (en) * | 2004-01-30 | 2009-07-21 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Phase-change recording medium having the relation between pulse patterns and reflectivity of un-recorded section |
US7738335B2 (en) | 2001-10-17 | 2010-06-15 | Tdk Corporation | Method and apparatus for recording information on an optical recording medium |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP11109235A patent/JP2000155945A/ja active Pending
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US7561506B2 (en) | 2002-12-16 | 2009-07-14 | Hitachi Maxell, Ltd. | Information-recording method and information-recording medium |
US7376065B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-05-20 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Optical recording method, optical recording apparatus and optical storage medium |
US7564769B2 (en) * | 2004-01-30 | 2009-07-21 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Phase-change recording medium having the relation between pulse patterns and reflectivity of un-recorded section |
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