JP2000155885A - 寮運営支援システム - Google Patents

寮運営支援システム

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JP2000155885A
JP2000155885A JP10328127A JP32812798A JP2000155885A JP 2000155885 A JP2000155885 A JP 2000155885A JP 10328127 A JP10328127 A JP 10328127A JP 32812798 A JP32812798 A JP 32812798A JP 2000155885 A JP2000155885 A JP 2000155885A
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Japan
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dormitory
room
management
central processing
processing unit
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JP10328127A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwai
博幸 岩井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常事態発生時にその内容を寮生に知らせる
こと、寮運営において強制消灯をすること、及び実情に
応じた課金をすることが可能な寮運営支援システムを提
供する。 【解決手段】 防災監視システムが設けられた寮におい
て、寮室3毎に寮室装置9を、階毎にローカルコントロ
ーラ8を、管理室1に中央処理装置5,及び管理用端末
装置6をそれぞれ設け、寮室装置9で寮室内の所定の電
気設備の制御と警報鳴動音及び音声メッセージの出力と
を行い、ローカルコントローラ8で電力使用量を計量
し、中央処理装置5で、防災監視システムから検知信号
を受けたとき寮室装置9をして所定の電気設備を防災に
適した状態に制御せしめるとともに警報鳴動音及び音声
メッセージを出力せしめ、中央処理装置5及び管理用端
末装置6で電力使用量の課金を算出するように構成した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寮運営支援システ
ムに関し、特に、寮生のライフスタイルにあった快適な
寮生活、寮の運営方針にあった効率的な寮運営を目指す
寮を支援するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、独身寮等の寮室と管理室とを有す
る寮においては、防災監視システムが設けられるのが一
般的であり、このような防災監視システムでは、火災、
ガス漏れ、水漏れ、不審者の侵入等の非常事態が発生し
た場合、寮内には警報音が鳴動し、管理室で管理人が非
常事態の内容を把握できるように構成されている。
【0003】また、寮の運営を管理するシステム(以
下、寮運営管理システムという)として省エネを目的と
したものが設けられる場合があり、このような寮運営管
理システムでは、各寮室にカードホルダ装置が設置さ
れ、寮生が外出するに際して、カードホルダ装置からカ
ードを抜くと、予め設定されている室内電気器具の電源
がOFFとなり、カードを挿すと再び電源がONとなる
よう構成されている。
【0004】また、寮運営管理システムとして寮生に対
する課金を自動的に行うものが設けられる場合があり、
このような寮運営管理システムでは、電力使用量に対す
る課金は、季節や時間に関係なく、使用量に比例するよ
うにして行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の防災監視システムと寮運営管理システムとは、それ
ぞれ別個に作動するものであり、互いのシステムが連携
を計るものではない。
【0006】そのため、非常事態が発生しても、その非
常事態の内容は管理人しか知ることができず、管理人が
不在の時に非常事態が発生しても、その非常事態の内容
を寮生に知らせることができないという問題があった。
【0007】また、上記省エネを目的とした寮運営管理
システムでは、寮生のいる部屋の照明を強制的に消灯す
るために、例えば、管理室に管理用パソコンを設置し、
該管理用パソコンで各寮室の電灯の電源をOFF制御す
るように構成することが考えられるが、このように構成
すると、そのOFF制御した電灯を再び点灯させるには
管理用パソコンから電灯の電源をONする制御が必要と
なり、強制消灯中は寮生自身で点灯することができない
ため非常事態が発生した場合に避難活動に支障を生じる
おそれがあり、そのため、防災上、強制消灯をすること
ができないという問題があった。
【0008】また、上記自動課金を行うための寮運営管
理システムでは、寮が電力会社と季節別時間帯別料金契
約をとっている場合においても、各寮生が電力を使用す
る時間帯が普通料金の時間帯であると特定料金の時間帯
であるとに関わらず、各寮生に対する電力使用量の課金
は同一料金となってしまい、実状にあった課金ができな
いという問題があった。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、非常事態発生時にその内容を寮生
に知らせること、寮運営において強制消灯をすること、
及び実情に応じた課金をすることが可能な寮運営支援シ
ステムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る寮運営支援システムは、1以上の階に配置された1以
上の寮室と管理室とを有し、非常事態の発生を検知する
防災監視システムが設けられた寮の運営を支援するため
のシステムであって、上記寮室毎に設けられ、警報のた
めの鳴動音と、非常事態の内容を表す音声メッセージと
を出力する音響装置と、上記階毎に設けられた、各階の
上記寮室毎に設けられた音響装置とのインタフェースか
らなるローカルコントローラと、上記管理室に設けら
れ、上記防災監視システムからの検知信号に基づいて、
上記ローカルコントローラを介して、上記各寮室内の音
響装置を、警報のための鳴動音と非常事態の内容を表す
音声メッセージとを出力するよう制御する中央処理装置
と、上記管理室に設けられた、上記中央処理装置におけ
る上記制御内容を設定するための管理用端末装置とを備
えたものである。
【0011】本発明(請求項2)に係る寮運営支援シス
テムは、1以上の階に配置された1以上の寮室と管理室
とを有する寮の運営を支援するためのシステムであっ
て、上記階毎に設けられ、各階の上記寮室で使用する少
なくとも電力の使用量を寮室毎に計量するローカルコン
トローラと、上記管理室に設けられ、上記ローカルコン
トローラにおける上記計量値に基づいて、上記寮室毎の
電力使用量を季節別時間帯別に積算する中央処理装置
と、上記管理室に設けられた、上記中央処理装置による
上記積算内容を設定するための管理用端末装置とを備
え、上記中央処理装置,又は上記管理用端末装置によ
り、該中央処理装置において算出された寮室毎の電力使
用量の季節別時間帯別の積算値に基づいて、寮室毎の電
力使用量の季節別時間帯別料金体系による課金を算出
し、出力するよう構成したものである。
【0012】本発明(請求項3)に係る寮運営支援シス
テムは、1以上の階に配置された1以上の寮室と管理室
とを有し、非常事態の発生を検知する防災監視システム
が設けられた寮の運営を支援するためのシステムであっ
て、上記寮室毎に設けられ、カード挿入部へのカードの
抜き挿しに応じて、各寮室内の電気設備のうち所定のも
のを、寮生の在/不在に応じた状態に制御するカードホ
ルダ装置と、上記階毎に設けられた、各階の上記寮室毎
に設けられたカードホルダ装置とのインタフェースから
なるローカルコントローラと、上記管理室に設けられ、
上記防災監視システムからの検知信号に基づいて、上記
ローカルコントローラ及び上記カードホルダ装置を介し
て、上記各寮室内の所定の電気設備を防災に適した状態
に制御する中央処理装置と、上記管理室に設けられた、
上記中央処理装置による上記制御内容を設定するととも
に、該中央処理装置及び上記ローカルコントローラを介
して、上記カードホルダ装置による上記制御内容を設定
するための管理用端末装置とを備えたものである。
【0013】本発明(請求項4)に係る寮運営支援シス
テムは、上記寮運営支援システム(請求項3)におい
て、上記カードホルダ装置は、上記所定の電気設備のう
ち空調機について、カード挿入部へのカードの抜き挿し
に基づいて、該空調機を寮生の在/不在に応じた状態に
制御するものであり、上記中央処理装置は、上記防災監
視システムから火災発生を検知した信号を受けたとき、
上記ローカルコントローラ及び上記カードホルダ装置を
介して、上記各寮室内の空調機の電源をOFF制御する
ものであるとしたものである。
【0014】本発明(請求項5)に係る寮運営支援シス
テムは、上記寮運営支援システム(請求項3)におい
て、上記ローカルコントローラは、上記所定の電気設備
のうち照明について、カード挿入部へのカードの抜き挿
しに基づいて、該照明の電源をON/OFF制御するも
のであり、上記中央処理装置は、所定の場合に、上記ロ
ーカルコントローラ及び上記カードホルダ装置を介し
て、該ローカルコントローラが設けられている階の照明
の一部又は全部の電源を強制OFF制御,又は強制OF
F解除制御をし、かつ該強制OFF制御中に上記防災監
視システムから火災発生を検知した信号を受けたとき、
上記ローカルコントローラ及び上記カードホルダ装置を
介して、上記強制OFF制御を解除するものであるとし
たものである。
【0015】本発明(請求項6)に係る寮運営支援シス
テムは、上記寮運営支援システム(請求項3)におい
て、さらに、上記寮室毎に設けられ、警報のための鳴動
音と非常事態の内容を表す音声メッセージとを出力する
音響装置を有し、上記ローカルコントローラは、さら
に、各階の上記寮室毎に設けられた音響装置とのインタ
フェースからなり、上記中央処理装置は、さらに、上記
防災監視システムからの検知信号に基づいて、上記ロー
カルコントローラを介して上記各寮室内の音響装置を制
御することにより、該音響装置をして、警報のための鳴
動音と非常事態の内容を表す音声メッセージとを出力せ
しめるものであり、上記管理用端末装置は、さらに、上
記中央処理装置の上記音響装置に対する制御内容を設定
するためのものであるとしたものである。
【0016】本発明(請求項7)に係る寮運営支援シス
テムは、上記寮運営支援システム(請求項6)におい
て、上記カードホルダ装置と上記音響装置とを一体化し
て寮室装置としたものである。
【0017】本発明(請求項8)に係る寮運営支援シス
テムは、上記寮運営支援システム(請求項3)におい
て、上記ローカルコントローラは、さらに、各階の上記
寮室で使用する少なくとも電力の使用量を寮室毎に計量
するものであり、上記中央処理装置は、さらに、上記ロ
ーカルコントローラにおける上記計量値に基づいて、上
記寮室毎の電力使用量を季節別時間帯別に積算するもの
であり、上記管理用端末装置は、さらに、上記中央処理
装置による上記積算内容を設定するためのものであり、
かつ上記中央処理装置,又は上記管理用端末装置によ
り、該中央処理装置において算出された寮室毎の電力使
用量の季節別時間帯別の積算値に基づいて、寮室毎の電
力使用量の季節別時間帯別料金体系による課金を算出
し、出力するよう構成してなるものである。
【0018】本発明(請求項9)に係る寮運営支援シス
テムは、上記寮運営支援システム(請求項3)におい
て、上記寮の食堂に設けられた、寮生が寮の食事を予約
するか否かを示す喫食情報を入力するための喫食用端末
装置を有し、上記中央処理装置は、さらに、上記喫食用
端末装置に入力された喫食情報を収集するものであり、
上記中央処理装置,又は上記管理用端末装置により、該
中央処理装置において収集された喫食情報に基づいて、
寮室毎の食費の課金を算出し、出力するよう構成してな
るものである。
【0019】本発明(請求項10)に係る寮運営支援シ
ステムは、上記寮運営支援システム(3ないし9のいず
れか)において、上記カードホルダ装置は、さらに、カ
ード挿入部へのカードの抜き挿しに応じて寮生の在/不
在を示す信号を出力するものであり、上記管理用端末装
置は、さらに、上記寮室毎に設けられたカードホルダ装
置から上記ローカルコントローラ及び中央処理装置を介
して入力される上記寮生の在/不在を示す信号に基づい
て、各寮生の在/不在を表示するものであるとしたもの
である。
【0020】本発明(請求項11)に係る寮運営支援シ
ステムは、上記寮運営支援システム(請求項1ないし1
0のいずれか)において、上記管理用端末装置,又は上
記管理用端末装置及び喫食用端末装置を、パソコンで構
成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1による寮運営支援システムの構成を模式的に
示す系統図である。図において、本実施の形態1による
寮運営支援システムを設ける対象となる寮は、例えば、
独身寮であって、管理室1,食堂2,及び複数の階に複
数配置された寮室3を有しており、図では、ある階に配
置された管理室1,及び食堂2と、ある階に配置された
ある寮室3とを示している。また寮全体に、該寮におけ
る火災、ガス漏れ、水漏れ、不審者の侵入等の非常事態
を検知するための防災監視システム(図示せず)が設け
られている。
【0022】本実施の形態1による寮運営支援システム
においては、寮の管理室1に、上記防災監視システムと
伝送線TW1で接続され、システム全体の制御,及びデ
ータ処理を行う中央処理装置5と、該中央処理装置5と
伝送線TW4で接続された管理用パソコン6と、該管理
用パソコン6と伝送線TW6で接続されたプリンタ13
とが設置され、食堂2には、中央処理装置5と伝送線T
W3で接続された喫食用パソコン7が設置されている。
また、各階のEPS(electric pipe shaft) 4には、中
央処理装置5と伝送線TW2で接続され、後述する各分
電盤を監視するとともに中央処理装置5と該中央処理装
置5によって制御される装置との間のインタフェースと
しての役割を果たすローカルコントローラ8が設置され
ている。そして、EPS4には、該EPS4が配置され
た階の廊下22に設置された照明(以下、廊下照明とい
う)21,及び該階の他の共用電気設備(図示せず)に
電力を供給する共用分電盤18と、各寮室3に設置され
た寮室空調機16に電力を供給する動力盤19とが設置
されており、ローカルコントローラ8は、これら共用分
電盤18,及び動力盤19と電力計量用の信号線SW
2,SW3でそれぞれ接続されている。また、各階のロ
ーカルコントローラ8は、中央処理装置5に対し伝送線
TW2で直列に接続されている。
【0023】また、各寮室3には、ローカルコントロー
ラ8と伝送線TW5で接続された寮室装置9が設置され
ている。そして、該寮室3には、例えば、既述した寮室
空調機16と、寮室の照明(以下、寮室照明という)1
7と、他の電気設備(図示せず)と、寮室照明17及び
他の電気設備に電力を供給する寮室分電盤15と、カー
ド錠20とが設置されており、寮室装置9は、空調条件
を制御するための信号線SW101で寮室空調機16と
接続されるとともに、寮室照明17の電源をON/OF
F制御するための信号線SW102で寮室分電盤15と
接続されている。また、寮室分電盤15は、電力計量用
の信号線SW1でローカルコントローラ8と接続されて
いる。
【0024】中央処理装置5は、CPU等の演算処理装
置からなり、ローカルコントローラ8,及び管理用パソ
コン6との間で制御データ,及び監視データ等の各種デ
ータのやりとりを行い、喫食用パソコン7から喫食情報
を収集し、かつ防災監視システムから各種警報の接点出
力(以下、信号出力という)を受けると、音響制御信号
をローカルコントローラ8を介して各寮室装置9に出力
する。
【0025】管理用パソコン6は、パソコン本体6a,
CRT10,キーボード11,及びマウス12を有し、
パソコン本体6aが、中央処理装置5,及びプリンタ1
3と伝送線TW4,TW6でそれぞれ接続されており、
中央処理装置5におけるシステム制御及びデータ処理の
内容の設定や、寮室装置9の制御内容の設定を行うとと
もに、ローカルコントローラ8で収集した監視データや
中央処理装置5で処理したデータの出力を行うものであ
る。また、管理用パソコン6は、キーボード11,又は
マウス12を操作することにより、所定の画面をCRT
10に表示して各種設定を行うとともに、必要に応じて
データを請求書等の書類の形でプリンタ13に出力す
る。
【0026】喫食用パソコン7は、パソコン本体7aと
CRT10とを有しており、該CRT10を用いたタッ
チパネル方式により寮生が寮の食事を予約するか否かの
情報(喫食情報)を入力するものである。
【0027】寮室装置9は、カードホルダ装置と音響装
置とが一体化されたもので、カードホルダ装置のカード
挿入部へのカード14の抜き挿しに応じて、寮室照明消
灯/復帰信号を信号線SW102を介して寮室分電盤1
5に出力することにより寮室照明17の電源をON/O
FF制御するとともに、空調制御信号を信号線SW10
1を介して寮室空調機16に出力することにより空調を
寮生の在室/不在に合った状態に制御する。また、上記
カード挿入部へのカード14の抜き挿しに応じて、寮生
の在/不在を示す在/不在信号を伝送線TW5を介して
ローカルコントローラ8に出力するとともに、該伝送線
TW5を介してローカルコントローラ8から音響制御信
号が入力されると警報のための鳴動音と音声メッセージ
とを出力する。ここで、警報のための鳴動音は、スピー
カで発生させる他、ベルを鳴らして発生させるようにし
てもよい。なお、寮室3のドアの施錠/解錠はカード1
4でカード錠20を操作することにより行われる。
【0028】ローカルコントローラ8は、寮室装置9か
ら入力される在/不在信号を中央処理装置5を介して管
理用パソコン6に送出するとともに、中央処理装置6か
ら音響制御信号が入力されるとこれを寮室装置9に出力
する。また、ローカルコントローラ8は、信号線SW
1,SW2,SW3を介して寮室分電盤15,共用分電
盤18,動力盤19からそれぞれの電力使用量を示すパ
ルスを収集して積算(計量)し、該積算値を中央処理装
置5に送出する。
【0029】次に、以上のように構成された寮運営支援
システムの動作を説明する。まず、通常時の動作を図1
を用いて説明する。通常時には、寮生がカードを寮室3
の寮室装置9のカード挿入部に抜き挿しすると、それに
応じて、寮室装置9から在/不在信号が出力されるとも
に、寮室照明消灯/復帰信号,及び空調制御信号がそれ
ぞれ寮室分電盤15,及び寮室空調機16に出力され、
それにより、寮室照明17の電源がON/OFF制御さ
れるとともに空調が寮生の在室/不在に合った状態に制
御される。また、上記在/不在信号を受けて管理用パソ
コン6のCRT10に寮生が在室しているか否かが表示
され、それにより、管理人が寮生の在/不在を把握する
ことが可能となる。また、寮室装置9による寮室空調機
16の制御条件の設定は、管理用パソコン6を操作する
ことにより行われる。
【0030】また、ローカルコントローラ8で寮室分電
盤15,共用分電盤18,及び動力盤19における電力
使用量が積算され、該積算値が中央処理装置5によって
収集され、該収集された積算値を基に管理用パソコン6
で寮室毎の電力使用量の課金が算出される。また、寮生
が喫食用パソコン7から喫食情報を入力すると、該入力
された喫食情報が中央処理装置5で収集され、該収集さ
れた喫食情報を基に管理用パソコン6で寮室毎の食費の
課金が算出されるとともに毎日の食事準備数等が算出さ
れる。そして、管理人が管理用パソコン6を操作するこ
とにより、これら寮室毎の電力使用量の課金,寮室毎の
食費の課金,及び毎日の食事準備数等が、請求書等の書
類の形でプリンタ13から出力される。
【0031】次に、非常事態発生時の動作を図2を用い
て説明する。図2は非常事態発生時における寮運営支援
システムの動作を示すフローチャートである。図1,図
2において、防災監視システムは警報種別(火災,ガス
漏れ等)発生エリア(2F南側、3F北側等)別に信号
出力が可能なものであり、中央処理装置5は、常時、該
防災監視システムから警報信号が入力されるか否かを監
視している(ステップS1)。そして、非常事態が発生
して防災監視システムから警報信号が入力されると、中
央処理装置5は入力された警報信号から警報種別と発生
エリアとを特定し、この特定した警報種別,及び発生エ
リアを音響制御信号として各ローカルコントローラ8を
経由して各寮室装置9へ送信する。
【0032】この音響制御信号を受け、各寮室装置9
は、各寮室3で警報音を鳴動し(ステップS2)、さら
に、予め内部メモリに登録しておいた発生エリアを告げ
る音声メッセージ及び警報を告げるメッセージのうちか
ら、音響制御信号に該当する、発生エリアを告げる音声
メッセージ,及び警報を告げる音声メッセージを選択
し、その選択した,発生エリアを告げる音声メッセージ
と警報を告げる音声メッセージとを順次出力して、発生
した警報と発生エリアとを寮生に音声で知らせる。例え
ば、寮の4F南側でガス漏れが発生した場合[4F南側
で」、「ガス漏れが発生しました。火の元には十分注意
してください」と連続して2つの音声メッセージを流す
(ステップS3)。
【0033】次いで、寮室装置9は、受け取った警報が
寮生の避難を必要とするものであるか否かを判定し(ス
テップS4)、火災発生等、寮生の避難が必要な警報で
ある場合には、発生エアと自己の寮室3との位置関係か
ら、予め内部メモりに登録していた避難を呼びかける音
声メッセージのうち、自己の寮室3に適したものを選択
し、その選択した,避難を呼びかける音声メッセージ
を、警報を告げる音声メッセージの後に続けて出力し
て、避難経路を各寮室3の寮生に知らせる。例えば、寮
の3F北側で火災が発生したときの3F南側にある寮室
3の寮室装置9は、「3F北側で」、「火災が発生しま
した。」「南側の階段を降りて館外へ避難してくださ
い。」と連続して3つの音声メッセージを流す(ステッ
プS5)。
【0034】そして、これら警報音の鳴動,及び音声メ
ッセージの出力は防災監視システムからの警報信号が中
央処理装置5へ入力されている間は繰り返し行われる
(ステップS6,S9)。
【0035】次いで、防災監視システムから中央処理装
置5への警報信号の入力が無くなると、該中央処理装置
5は、音響制御信号を停止し、警報音の鳴動.及び音声
メッセージの出力の停止を指令する信号を各ローカルコ
ントローラ8を経由して各寮室装置9に出力する。この
信号を受け、各寮室装置9は警報音の鳴動,及び音声メ
ッセージの出力を停止する(ステップS7,S8)。こ
れにより、非常事態発生時に管理人が不在であっても寮
生に非常事態の内容を行き渡らせることが可能となる。
【0036】また、中央処理装置5,及び寮室装置9の
制御内容(音声メッージの内容等)は、管理用パソコン
6を操作することにより設定することができる。
【0037】以上のように、本実施の形態1において
は、寮に防災監視システムを設け、寮室3毎に寮室装置
9を、階毎にローカルコントローラ8を、管理室1に中
央処理装置5,及び管理用パソコン6をそれぞれ設け、
中央処理装置5で、防災監視システムからの警報信号に
基づいて、ローカルコントローラ8を介して各寮室3内
の寮室装置9を警報のための鳴動音と音声メッセージと
を出力するよう制御し、かつ管理用パソコン6で中央処
理装置5及び寮室装置9の制御内容を設定するよう構成
したので、管理用パソコン6で音声メッージの内容を適
宜設定することにより、管理人の不在時に非常事態が発
生した場合でも、警報音の鳴動だけでなく非常事態の内
容を寮生に報知することができる。その結果、非常事態
発生時に寮生が迅速な対応をとるための支援を行うこと
が可能となる。
【0038】また、本実施の形態1においては、カード
ホルダ装置と音響装置とを一体化して寮室装置9とした
ので、寮室3のスペースを節約することができる。
【0039】また、本実施の形態1においては、食堂2
に喫食用パソコン7を設け、中央処理装置5で喫食用パ
ソコン7に入力された喫食情報を収集し、管理用パソコ
ン6で中央処理装置5が収集した喫食情報を基に寮室毎
の食費の課金を算出して出力するよう構成したので、寮
室毎の食費を自動的に課金することができる。
【0040】また、本実施の形態1においては、管理用
パソコン6で寮室毎に設けられた寮室装置9からローカ
ルコントローラ8及び中央処理装置5を介して入力され
る在/不在信号に基づいて、各寮生の在/不在を表示す
るよう構成したので、管理室1で各寮生の在/不在を把
握することができる。
【0041】また、本実施の形態1においては、中央処
理装置5に対する管理用端末装置,及び喫食用端末装置
を、それぞれ、管理用パソコン6,及び喫食用パソコン
7で構成するようにしたので、それらの装置を入手が容
易で低コストなものとすることができる。
【0042】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2による寮運営支援システムの構成を模式的に示す系統
図である。図において、図1と同一符号は同一又は相当
する部分を示し、本実施の形態2による寮運営システム
は、以下の点で実施の形態1による寮運営支援システム
と異なっているものである。
【0043】すなわち、本実施の形態2による寮運営支
援システムでは、ローカルコントローラ8は、さらに、
寮室空調機16の電源をON/OFF制御するための信
号線SW4で動力盤19と接続されている。ここで、動
力盤19は、外部からのON信号を受けるON信号入力
回路と、外部からのOFF信号を受けるOFF信号入力
回路とからなる制御信号入力回路(図示せず)を有して
おり、該制御信号入力回路は、該ON信号入力回路にパ
ルス入力があれば寮室空調機16の電源をONし、OF
F信号入力回路にパルス入力があれば寮室空調機16の
電源をOFFすることが可能なように構成されている。
そして、ローカルコントローラ8は、この制御信号入力
回路のON信号入力回路,及びOFF信号入力回路と信
号線SW4で接続されている。
【0044】そして、中央処理装置5は、さらに、防災
監視システムから火災発生の警報信号出力を受けると、
寮室空調機16をOFF制御するための空調機OFF制
御パルスを出力するよう構成されている。
【0045】次に、以上のように構成された寮運営支援
システムの動作を図3,図4を用いて説明する。図4
は、火災発生時における寮運営支援システムの寮室空調
機に関する制御動作を示すフローチャートである。本実
施の形態2による寮運営支援システムは、実施の形態1
で述べた動作の他、寮室空調機に関して以下の制御動作
を行う。
【0046】図3,図4において、中央処理装置5は、
常時、防災監視システムから火災発生の警報信号の出力
があるか否かを監視している(ステップS11)。そし
て、防災監視システムから火災発生の警報信号の出力を
受けると、中央処理装置5は空調機OFF制御パルスを
ローカルコントローラ8を経由して動力盤19の制御信
号入力回路のOFF信号入力回路に出力する。この空調
機OFF制御パルスを受け、動力盤19は寮室3の寮室
空調機16の電源をOFFする(ステップS12)。
【0047】次に、寮室空調機16の電源を再度ON制
御するには、中央処理装置5への火災発生の警報信号の
入力が無くなった後、管理用パソコン6のマウス11又
はキーボード12を操作して、予め設定しておいた寮室
空調機電源個別ON制御操作画面をCRT10に表示
し、その画面を通じて寮室空調機16の電源をONする
旨の指令を入力する。この指令を受け、中央処理装置5
は空調機ON制御パルスをローカルコントローラ8を経
由して動力盤19の制御信号入力回路のON信号入力回
路に出力する。この空調機ON制御パルスを受け、動力
盤19は寮室3の寮室空調機16の電源をONする。
【0048】ここで、管理用パソコン6において、予
め、マウス11の操作によりCRT10に寮室空調機電
源個別制御スケジュール設定画面を表示して各寮室空調
機16の電源のON/OFF制御スケジュールを個別に
設定できるようにしておくことで、寮室空調機16の電
源を再度ON制御するように構成してもよい。このよう
に構成した場合、まず、上記操作により予め管理用パソ
コン6に寮室空調機16のON制御時刻を設定してお
く。そして、上記したように火災が発生して寮室空調機
16がOFF制御され、その後、上記操作により予め設
定されたON制御時刻になると、管理用パソコン6は寮
室空調機16の電源ON指令を中央処理装置5へ送信す
る。この指令を受け、中央処理装置5は空調機ON制御
パルスをローカルコントローラ8を経由して動力盤19
の制御信号入力回路のON信号入力回路に出力する。こ
の空調機ON制御パルスを受け、動力盤19は寮室3の
寮室空調機16の電源をONする。ここで、火災発生の
警報信号が中央処理装置5へ入力されている場合には、
管理用パソコン6から寮室空調機16の電源ON指令が
入力されても中央処理装置6は空調機ON制御パルスを
出力しない。従って、火災発生の警報信号が中央処理装
置5へ入力されている限り、管理用パソコン6で予め設
定されたON制御時刻になっても、寮室空調機16がO
N制御されることはない。また、上記操作により予め管
理用パソコン6に寮室空調機16のOFF制御時刻を設
定することも可能であり、そのように寮室空調機16の
OFF制御時刻を設定した場合には、管理用パソコン6
は、予め設定されたOFF制御時刻になると、寮室空調
機16の電源OFF指令を中央処理装置5へ送信する。
この指令を受け、中央処理装置5は空調機OFF制御パ
ルスをローカルコントローラ8を経由して動力盤19の
制御信号入力回路のOFF信号入力回路に出力する。こ
の空調機OFF制御パルスを受け、動力盤19は寮室3
の寮室空調機16の電源をOFFする。
【0049】以上のように、本実施の形態2において
は、中央処理装置5で、防災監視システムから火災発生
の警報信号を受けたとき、ローカルコントローラ8を介
して各寮室空調機16の電源をOFF制御するよう構成
したので、火災発生時の寮室空調機16の運転による延
焼を防止することが可能となる。
【0050】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3による寮運営支援システムの構成を模式的に示す系統
図である。図において、図3と同一符号は同一又は相当
する部分を示し、本実施の形態3による寮運営システム
は、以下の点で実施の形態2による寮運営支援システム
と異なっているものである。
【0051】すなわち、本実施の形態3による寮運営支
援システムでは、ローカルコントローラ8は、さらに、
寮室照明17の電源を強制OFF/OFF解除,制御す
るための信号線SW5で寮室装置9と接続されている。
ここで、寮室分電盤15は、外部からの制御信号を受け
る制御信号入力回路(図示せず)を有しており、該制御
信号入力回路は、連続接点(以下、連続制御信号とい
う)入力があれば寮室照明17の電源の強制OFFを解
除(電源をON)し、連続制御信号入力がなければ寮室
照明17の電源を強制OFFすることが可能なように構
成されており、寮室装置9と寮室分電盤15との間を接
続する信号線SW102の寮室分電盤15側の端は、該
寮室側分電盤15の該制御信号入力回路に接続されてい
る。
【0052】そして、管理用パソコン6は、通常時にお
ける各寮室照明17の電源の強制OFF/強制OFF解
除を個別に設定することができるように構成されてい
る。
【0053】また、中央処理装置5は、さらに、各寮室
照明17が強制OFFされている場合に、防災監視シス
テムから火災発生の警報信号出力を受けると、寮室照明
17の電源を強制OFF解除制御するための連続制御信
号を出力するように構成されている。
【0054】次に、以上のように構成された寮運営支援
システムの動作を説明する。まず、通常時における動作
を図5を用いて説明する。通常時においては、実施の形
態2で述べた動作の他、寮室照明17の電源の強制OF
F/強制OFF解除,制御を行う。この寮室照明17の
電源の強制OFF制御は、省エネ、寮生の規則遵守の精
神養成(消灯時刻の遵守徹底等)に有効である。
【0055】図5において、この寮室照明17の電源の
強制OFF/強制OFF解除,制御を行うには、管理用
パソコン6のマウス11,及びキーボード12を操作し
て、予め設定しておいた寮室照明電源個別制御画面をC
RT10に表示し、その画面を通じて寮室照明17の電
源を強制OFF,又は強制OFF解除する旨の指令を入
力する。
【0056】この指令を受け、中央処理装置5は、該指
令が強制OFFを解除する旨の指令であるときは、連続
制御信号をローカルコントローラ8を経由して寮室装置
9に出力する。この連続制御信号を受け、寮室装置9は
該連続制御信号を寮室分電盤15の制御信号入力回路に
出力する。この連続制御信号を受け、寮室分電盤15
は、寮室3の寮室照明17の電源の強制OFFを解除
(電源をON)する。一方、中央処理装置5は、上記指
令が強制OFFする旨の指令であるときは、ローカルコ
ントローラ8を経由して寮室装置9に出力していた連続
制御信号を停止する。この連続制御信号の停止を受け、
寮室装置9は寮室分電盤15の制御信号入力回路に出力
していた連続制御信号を停止する。この連続制御信号の
停止を受け、寮室分電盤15は、寮室3の寮室照明17
の電源を強制OFFする。
【0057】ここで、管理用パソコン6において、予
め、マウス11の操作によりCRT10に寮室照明電源
個別制御スケジュール設定画面を表示して各寮室照明1
7の電源の強制OFF/強制OFF解除制御スケジュー
ルを個別に設定できるように構成してもよい。このよう
に構成した場合、まず、上記操作により予め管理用パソ
コン6に寮室照明17の電源の強制OFF制御,及び強
制OFF解除制御の時刻を設定しておく。そして、この
操作により予め設定された強制OFF解除制御時刻にな
ると、管理用パソコン6は寮室照明17の電源の強制O
FF解除指令を中央処理装置5へ送信する。この指令を
受け、中央処理装置5は、連続制御信号をローカルコン
トローラ8を経由して寮室装置9に出力する。この連続
制御信号を受け、寮室装置9は該連続制御信号を寮室分
電盤15の制御信号入力回路に出力する。この連続制御
信号を受け、寮室分電盤15は、寮室3の寮室照明17
の電源の強制OFFを解除する。
【0058】一方、上記操作により予め設定された強制
OFF制御時刻になると、管理用パソコン6は寮室照明
17の電源の強制OFF指令を中央処理装置5へ送信す
る。この指令を受け、中央処理装置5は、ローカルコン
トローラ8を経由して寮室装置9に出力していた連続制
御信号を停止する。この連続制御信号の停止を受け、寮
室装置9は寮室分電盤15の制御信号入力回路に出力し
ていた連続制御信号を停止する。この連続制御信号の停
止を受け、寮室分電盤15は、寮室3の寮室照明17の
電源を強制OFFする。
【0059】ここで、火災発生の警報信号が中央処理装
置5へ入力されている場合には、後述するように、管理
用パソコン6から寮室照明17の電源の強制OFF指令
が入力されても中央処理装置5は連続制御信号を停止し
ない。従って、火災発生の警報信号が中央処理装置5へ
入力されている限り、管理用パソコン6で予め設定され
た強制OFF制御時刻になっても、寮室照明17が強制
OFF制御されることはない。
【0060】次に、火災発生時における制御動作を図
5,図6を用いて説明する。火災発生時には実施の形態
2で述べた動作の他、寮室照明17の電源の強制OFF
解除制御を行う。図6は、火災発生時時における寮運営
支援システムの寮室照明に関する制御動作を示すフロー
チャートである。図5,図6において、中央処理装置5
は、常時、防災監視システムから火災発生の警報信号の
出力があるか否かを監視している(ステップS21)。
そして、防災監視システムから火災発生の警報信号の出
力を受けると、寮室照明17が強制OFF中であるか否
かを判定する(ステップS22)。
【0061】そして、寮室照明17が強制OFF中でな
い場合にはその状態を保持する。一方、寮室照明17が
強制OFF中である場合には、連続制御信号をローカル
コントローラ8を経由して寮室装置9に出力する(ステ
ップS23)。この連続制御信号を受け、寮室装置9
は、該連続制御信号を寮室分電盤15の制御信号入力回
路に出力する(ステップS24)。この連続制御信号を
受け、寮室分電盤15は、寮室3の寮室照明17の電源
の強制OFFを解除する。
【0062】以上のように、本実施の形態3において
は、中央処理装置5が、寮室照明17の電源の強制OF
F中に防災監視システムから火災発生の警報信号を受け
たとき、連続制御信号をローカルコントローラ8,寮室
装置9を経由して寮室分電盤15に出力することにより
寮室照明17の電源の強制OFF制御を解除するように
構成したので、火災発生時に、強制的に切られている寮
室照明17を復帰させることができ、寮生の避難行動を
支援することが可能となる。そのため、従来、防災上行
うことができなかった寮室照明17の強制OFFを行う
ことが可能となる。
【0063】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4による寮運営支援システムの構成を模式的に示す系統
図である。図において、図5と同一符号は同一又は相当
する部分を示し、本実施の形態4による寮運営システム
は、以下の点で実施の形態3による寮運営支援システム
と異なっているものである。
【0064】すなわち、本実施の形態3による寮運営支
援システムでは、ローカルコントローラ8は、さらに、
廊下照明21の電源を強制OFF/OFF解除制御する
ための信号線SW6で共用分電盤18と接続されてい
る。ここで、共用分電盤18は、外部からの制御信号を
受ける制御信号入力回路(図示せず)を有しており、該
制御信号入力回路は、連続制御信号入力があれば廊下照
明21の電源の強制OFFを解除(電源をON)し、連
続制御信号入力がなければ廊下照明21の電源を強制O
FFすることが可能なように構成されており、上記信号
線SW6の共用分電盤18側の端は、該共用分電盤18
の該制御信号入力回路に接続されている。
【0065】そして、管理用パソコン6は、通常時にお
ける各廊下照明21の電源の強制OFF/強制OFF解
除を個別に設定することができるように構成されてい
る。
【0066】また、中央処理装置5は、さらに、各廊下
照明21の電源が強制OFFされている場合に、防災監
視システムから火災発生の警報信号出力を受けると、廊
下照明21の電源を強制OFF解除制御するための連続
制御信号を出力するように構成されている。
【0067】次に、以上のように構成された寮運営支援
システムの動作を説明する。まず、通常時における動作
を図7を用いて説明する。通常時においては、実施の形
態3で述べた動作の他、廊下照明21の電源の強制OF
F/強制OFF解除,制御を行う。この廊下照明21の
電源の強制OFF制御は、省エネ、寮生の規則遵守の精
神養成(消灯時刻の遵守徹底等)に有効である。図7に
おいて、この廊下照明21の電源の強制OFF/強制O
FF解除,制御を行うには、管理用パソコン6のマウス
11,及びキーボード12を操作して、予め設定してお
いた廊下照明電源個別制御画面をCRT10に表示し、
その画面を通じて廊下照明21の電源を強制OFF,又
は強制OFF解除する旨の指令を入力する。この指令を
受け、中央処理装置5は、該指令が強制OFFを解除す
る旨の指令であるときは、連続制御信号をローカルコン
トローラ8を経由して共用分電盤18の制御信号入力回
路に出力する。この連続制御信号を受け、共用分電盤1
8は、廊下照明21の電源の強制OFFを解除(電源を
ON)する。一方、中央処理装置5は、上記指令が強制
OFFする旨の指令であるときは、ローカルコントロー
ラ8を経由して共用分電盤18の制御信号入力回路に出
力していた連続制御信号を停止する。この連続制御信号
の停止を受け、共用分電盤18は、廊下照明21の電源
を強制OFFする。
【0068】ここで、管理用パソコン6において、予
め、マウス11の操作によりCRT10に廊下照明電源
個別制御スケジュール設定画面を表示して各廊下照明2
1の電源の強制OFF/強制OFF解除制御スケジュー
ルを個別に設定できるように構成してもよい。このよう
に構成した場合、まず、上記操作により予め管理用パソ
コン6に廊下照明21の電源の強制OFF制御,及び強
制OFF解除制御の時刻を設定しておく。そして、この
操作により予め設定された強制OFF解除制御時刻にな
ると、管理用パソコン6は廊下照明21の電源の強制O
FF解除指令を中央処理装置5へ送信する。この指令を
受け、中央処理装置5は、連続制御信号をローカルコン
トローラ8を経由して共用分電盤18の制御信号入力回
路に出力する。この連続制御信号を受け、共用分電盤1
8は、廊下照明21の電源の強制OFFを解除する。
【0069】一方、上記操作により予め設定された強制
OFF制御時刻になると、管理用パソコン6は廊下照明
21の電源の強制OFF指令を中央処理装置5へ送信す
る。この指令を受け、中央処理装置5は、ローカルコン
トローラ8を経由して共用分電盤18の制御信号入力回
路に出力していた連続制御信号を停止する。この連続制
御信号の停止を受け、共用分電盤18は、廊下照明21
の電源を強制OFFする。
【0070】ここで、火災発生の警報信号が中央処理装
置5へ入力されている場合には、後述するように、管理
用パソコン6から廊下照明21の電源の強制OFF指令
が入力されても中央処理装置5は連続制御信号の出力を
停止しない。従って、火災発生の警報信号が中央処理装
置5へ入力されている限り、管理用パソコン6で予め設
定された強制OFF制御時刻になっても、廊下照明21
が強制OFF制御されることはない。
【0071】次に、火災発生時における制御動作を図
7,図8を用いて説明する。火災発生時には実施の形態
3で述べた動作の他、廊下照明21の電源の強制OFF
解除制御を行う。図8は、火災発生時時における寮運営
支援システムの廊下照明に関する制御動作を示すフロー
チャートである。図7,図8において、中央処理装置5
は、常時、防災監視システムから火災発生の警報信号の
出力があるか否かを監視している(ステップS31)。
そして、防災監視システムから火災発生の警報信号の出
力を受けると、廊下照明21の電源が強制OFF中であ
るか否かを判定する(ステップS22)。
【0072】そして、廊下照明21の電源が強制OFF
中でない場合にはその状態を保持する。一方、廊下照明
21の電源が強制OFF中である場合には、連続制御信
号をローカルコントローラ8を経由して共用分電盤18
の制御信号入力回路に出力する(ステップS23)。こ
の連続制御信号を受け、共用分電盤18は、廊下照明2
1の電源の強制OFFを解除する。
【0073】以上のように、本実施の形態4において
は、中央処理装置5が、廊下照明21の電源の強制OF
F中に防災監視システムから火災発生の警報信号を受け
たとき、連続制御信号をローカルコントローラ8を経由
して共用分電盤18に出力することにより廊下照明21
の電源の強制OFF制御を解除するように構成したの
で、火災発生時に、強制的に切られている廊下照明21
を復帰させることができ、寮生の避難行動を支援するこ
とが可能となる。そのため、従来、防災上行うことがで
きなかった廊下照明21の強制OFFを行うことが可能
となる。
【0074】実施の形態5.本発明の実施の形態5によ
る寮運営支援システムは、システムの全体構成(ハード
ウエアの構成)が実施の形態4による寮運営支援システ
ムと同じであり、システムを構成する一部の装置の動作
が実施の形態4による寮運営支援システムと異なってい
るものである。
【0075】すなわち、寮室分電盤15,共用分電盤1
8,及び動力分電盤19に組み込まれている電力量計
は、通常、1つのパルス発振器しか持っていないため、
季節、時間帯の区別なくパルス発信をする。そこで、寮
運営支援システム側で季節別、時間帯別に積算を行うこ
ととし、そのために、計量する電力量計毎(寮室分電盤
15,共用分電盤18,及び動力分電盤19毎)に中央
処理装置5の内部メモリ上に、季節別,時間帯別の料金
時間帯毎の電力使用量の積算カウンタが設けられてい
る。そして、中央処理装置5で電力量計毎に季節別,時
間帯別に積算した電力使用量を用いて、管理用パソコン
6で電力使用量課金を算出するように構成されている。
【0076】次に、以上のように構成された寮運営支援
システムの電力使用量の季節別時間帯別料金体系による
課金に関する動作を、図7,図9,図10を用いて説明
する。図9は寮運営支援システムの電力使用量の季節別
時間帯別積算に関する動作を示すフローチャート、図1
0は寮運営支援システムの電力使用量の季節別時間帯別
料金体系による課金の算出に関する動作を示すフローチ
ャートである。
【0077】図7,図9において、ローカルコントロー
ラ8は、各電力量計より送出されたパルスを積算する
(ステップS41)。そして、中央処理装置5は、料金
時間帯が変わったときに、変わる前の料金時間帯におけ
る積算値を各ローカルコントローラ8より収集し(ステ
ップS42,S41,S42,S43,S44)、該収
集した積算値について、その積算をした料金時間帯が、
ピーク時間帯であるか、夜間時間帯であるか、ピーク時
間帯でも夜間時間帯でもない時間帯であるかを判定し
(ステップS45,S47)、かつ該料金時間帯がピー
ク時間帯でも夜間時間帯でもない場合には、夏季である
かそれ以外の季節(普通時間帯)であるかを判定し(ス
テップS49,S51)、該収集した積算値を、中央処
理装置5の内部メモリ上に電力量計毎に設けられた各積
算カウンタのうち、判定結果に該当する料金時間帯の積
算カウンタに加算する(ステップS46,S48,S5
0)。
【0078】次に、図7,図10において、電力使用量
の季節別時間帯別料金体系による課金を算出するには、
まず、管理用パソコン6において、予め、マウス11,
及びキーボード12の操作によりCRT10に請求書発
行画面を表示して、1パルスあたりの電力量と各料金時
間帯の単位量当りの料金とを設定するとともに請求書締
め日を設定しておく。
【0079】次いで、上記設定された請求書締め日にな
ると、管理用パソコン6は、中央処理装置5に電力量計
毎の各料金時間帯の積算値を送出するよう要求する。こ
の積算値の送信要求を受け、中央処理装置5は、管理用
パソコン6へ電力量計毎の各料金時間帯の積算値を送出
する(ステップS61,S62)。次いで、管理用パソ
コン6は、該送出された積算値に予め設定しておいた1
パルスあたりの電力量と各時間帯の単位量当りの料金と
を乗じて請求対象期間の電力料金を算出する(ステップ
S63)。
【0080】以上のように、本実施の形態5において
は、中央処理装置5でローカルコントローラ8における
計量値を季節別時間帯別の料金時間帯毎に積算し、管理
用パソコン6で中央処理装置5における料金時間帯毎の
積算値を用いて電力使用量の季節別時間帯別料金体系に
よる課金を算出するように構成したので、通常契約より
時間帯により割安となる季節別時間帯別電力料金を電力
会社対寮という関係だけでなく、寮対寮生という関係に
もあてはめることができ、実情に応じた電力使用量課金
が可能となる。
【0081】なお、上記実施の形態5では、寮室毎の電
力使用量の季節別時間帯別料金体系による課金を管理用
パソコン6で算出し、出力するようにしたが、これを中
央処理装置5で算出し、出力するようにしてもよい。
【0082】また、上記実施の形態1では、寮室毎の食
費の課金を管理用パソコン6で算出するようにしたが、
これを中央処理装置5で算出するようにしてもよい。
【0083】また、上記実施の形態1〜5では、寮室装
置9のカード挿入部へのカードの抜き挿しに応じて寮室
照明17及び寮室空調機16を制御するように構成した
が、該カードの抜き挿しに応じて他の電気設備をも制御
するように構成してもよい。
【0084】また、上記実施の形態1では、寮室毎の電
力使用量を計量して、これに対する課金を算出し、出力
するようにしたが、寮室毎のガス,水道等の使用量を計
量して、これに対する課金を算出し、出力するようにし
てもよい。
【0085】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る寮
運営支援システムよれば、防災監視システムが設けられ
た寮において、寮室毎に音響装置を、階毎にインタフェ
ースからなるローカルコントローラを、管理室に中央処
理装置,及び管理用端末装置をそれぞれ設け、中央処理
装置で、防災監視システムからの検知信号に基づいて、
ローカルコントローラを介して各寮室内の音響装置を、
警報のための鳴動音と非常事態の内容を表す音声メッセ
ージとを出力するよう制御し、かつ管理用端末装置で中
央処理装置による上記制御内容を設定するよう構成した
ので、管理用端末装置で上記音声メッージの内容を適宜
設定することにより、管理人の不在時に非常事態が発生
した場合でも、警報のための鳴動音を出力するだけでな
く非常事態の内容を寮生に報知することができる。その
結果、非常時に寮生が迅速な対応をとるための支援を行
うことが可能となる。
【0086】また、請求項2の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、階毎にローカルコントローラを、管理
室に中央処理装置,及び管理用端末装置をそれぞれ設
け、ローカルコントローラで少なくとも電力の使用量を
寮室毎に計量し、中央処理装置でローカルコントローラ
における寮室毎の電力使用量の計量値を季節別時間帯別
に積算し、管理用端末装置で中央処理装置による該積算
内容を設定し、中央処理装置又は管理用端末装置で上記
積算値を基に寮室毎の電力使用量の季節別時間帯別料金
体系による課金を算出し、出力するよう構成したので、
通常契約より時間帯により割安となる季節別時間帯別電
力料金を電力会社対寮という関係だけでなく、寮対寮生
という関係にもあてはめることができ、実情に応じた電
力使用量課金が可能となる。
【0087】また、請求項3の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、防災監視システムが設けられた寮にお
いて、寮室毎にカードホルダ装置を、階毎にインタフェ
ースからなるローカルコントローラを、管理室に中央処
理装置,及び管理用端末装置をそれぞれ設け、カードホ
ルダ装置でカード挿入部へのカードの抜き挿しに応じて
各寮室内の所定の電気設備を寮生の在/不在に応じた状
態に制御し、中央処理装置で、防災監視システムからの
検知信号に基づいて、ローカルコントローラ及びカード
ホルダ装置を介して、各寮室内の所定の電気設備を防災
に適した状態に制御し、管理用端末装置で中央処理装置
による上記制御内容及びカードホルダ装置による上記制
御内容を設定するよう構成したので、管理用端末装置で
各寮室内の所定の電気設備の通常時及び非常時における
制御条件を適宜設定することにより、従来と同様に寮生
の快適な寮生活を確保できるとともに、電気設備に関し
て、従来、防災上できなかった寮の運営が可能となる。
【0088】また、請求項4の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、請求項3の発明に係る寮運営支援シス
テムにおいて、カードホルダ装置を、所定の電気設備の
うち空調機をカード挿入部へのカードの抜き挿しに応じ
て該寮生の在/不在に応じた状態に制御するものとし、
中央処理装置を、防災監視システムから火災発生を検知
した信号を受けたとき、ローカルコントローラ及びカー
ドホルダ装置を介して、各寮室内の空調機の電源をOF
F制御するものとしたので、火災発生時の空調機運転に
よる延焼を防止することが可能となる。
【0089】また、請求項5の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、請求項3の発明に係る寮運営支援シス
テムにおいて、カードホルダ装置を、所定の電気設備の
うち照明について、カード挿入部へのカードの抜き挿し
に応じて該照明の電源をON/OFF制御するものと
し、中央処理装置が、所定の場合に、ローカルコントロ
ーラ及びカードホルダ装置を介して、該ローカルコント
ローラが設けられている階の照明の一部又は全部の電源
を強制OFF制御,又は強制OFF解除制御をし、かつ
強制OFF制御中に防災監視システムから火災発生を検
知した信号を受けたとき、ローカルコントローラ及びカ
ードホルダ装置を介して、強制OFF制御を解除するも
のとしたので、火災発生時に、強制的に切られている照
明を復帰させることができ、寮生の避難行動を支援する
ことが可能となる。そのため、従来、防災上行うことが
できなかった照明の強制OFFを行うことが可能とな
る。
【0090】また、請求項6の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、請求項3の発明に係る寮運営支援シス
テムにおいて、寮室毎に、さらに音響装置を設け、ロー
カルコントローラを、さらに音響装置とのインタフェー
スからなるものとし、中央処理装置を、さらに、防災監
視システムからの検知信号に基づいて、ローカルコント
ローラを介して制御することにより、各寮室内の音響装
置をして、警報のための鳴動音と非常事態の内容を表す
音声メッージとを出力せしめるものとし、管理用端末装
置を、さらに、中央処理装置の音響装置に対する上記制
御内容を設定するためのものとしたので、寮室毎に音響
装置を設けることにより、請求項3の発明に係るシステ
ムを利用して、電気設備に関して従来防災上できなかっ
た寮の運営が可能で、かつ非常時に寮生が迅速な対応を
とるための支援を行うことが可能な寮運営支援システム
を提供することができる。
【0091】また、請求項7の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、請求項6の発明に係る寮運営支援シス
テムにおいて、カードホルダ装置と音響装置とを一体化
して寮室装置としたので、寮室のスペースを節約するこ
とができる。
【0092】また、請求項8の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、請求項3の発明に係る寮運営支援シス
テムにおいて、ローカルコントローラを、さらに、寮室
で使用する少なくとも電力の使用量を寮室毎に計量する
ものとし、中央処理装置を、さらに、ローカルコントロ
ーラにおける寮室毎の電力使用量の計量値を季節別時間
帯別に積算するものとし、管理用端末装置を、さらに、
中央処理装置による上記積算内容を設定するためのもの
とし、かつ中央処理装置又は管理用端末装置により、中
央処理装置において算出された寮室毎の電力使用量の季
節別時間帯別の積算値を基に寮室毎の電力使用量の季節
別時間帯別料金体系による課金を算出し、出力するよう
にしたので、請求項3の発明に係るシステムを利用し
て、従来、防災上できなかった寮の運用、及び実情に応
じた電力使用量課金が可能な寮運営支援システムを提供
することができる。
【0093】また、請求項9の発明に係る寮運営支援シ
ステムによれば、請求項3の発明に係る寮運営支援シス
テムにおいて、寮の食堂に喫食用端末装置を設け、中央
処理装置を、さらに、喫食用端末装置に入力された喫食
情報を収集するものとし、中央処理装置又は管理用端末
装置により、中央処理装置において収集された喫食情報
を基に寮室毎の食費の課金を算出し、出力するようにし
たので、食堂に喫食用端末装置を設けることにより、請
求項3の発明に係るシステムを利用して、さらに寮室毎
の食費を自動的に課金することが可能な寮運営支援シス
テムを提供することができる。
【0094】また、請求項10の発明に係る寮運営支援
システムによれば、請求項3ないし9のいずれかの発明
に係る寮運営支援システムにおいて、カードホルダ装置
を、さらに、カード挿入部へのカードの抜き挿しに応じ
て寮生の在/不在を示す信号を出力するものとし、管理
用端末装置を、さらに、寮室毎に設けられたカードホル
ダ装置からローカルコントローラ及び中央処理装置を介
して入力される寮生の在/不在を示す信号に基づいて、
各寮生の在/不在を表示するものとしたので、請求項3
ないし9の発明に係るシステムを利用して、さらに管理
室で各寮生の在/不在を確認することが可能な寮運営支
援システムを提供することができる。
【0095】また、請求項11の発明に係る寮運営支援
システムによれば、請求項1ないし10のいずれかの発
明に係る寮運営支援システムにおいて、管理用端末装
置,又は管理用端末装置及び喫食用端末装置を、パソコ
ンで構成するようにしたので、管理用端末装置及び喫食
用端末装置を、入手が容易で低コストなものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による寮運営支援シス
テムの構成を模式的に示す系統図である。
【図2】 図1の寮運営支援システムの非常事態発生時
における動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態2による寮運営支援シス
テムの構成を模式的に示す系統図である。
【図4】 図3の寮運営支援システムの火災発生時にお
ける寮室空調機に関する制御動作を示すフローチャート
である。
【図5】 本発明の実施の形態3による寮運営支援シス
テムの構成を模式的に示す系統図である。
【図6】 図5の寮運営支援システムの火災発生時にお
ける寮室照明に関する制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】 本発明の実施の形態4による寮運営支援シス
テムの構成を模式的に示す系統図である。
【図8】 図7の寮運営支援システムの火災発生時にお
ける廊下照明に関する制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】 本発明の実施の形態5による寮運営支援シス
テムの電力使用量の季節別時間帯別積算に関する動作を
示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態5による寮運営支援シ
ステムの電力使用量の季節別時間帯別料金体系による課
金の算出に関する動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 管理室、2 食堂、3 寮室、4 EPS、5 中
央処理装置、6 管理用パソコン、6a パソコン本
体、7 喫食用パソコン、7a パソコン本体、8 ロ
ーカルコントローラ、9 寮室装置、10 CRT、1
1 マウス、12 キーボード、13 プリンタ、14
カード、15 寮室分電盤、16 寮室空調機、17
寮室照明、18 共用分電盤、19 動力盤、20
カード錠、21 廊下照明、22 廊下、SW1〜SW
6,SW101,SW102 信号線、TW1〜TW6
伝送線。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA05 AA22 AA24 AA32 AA37 AA43 AA44 DD04 DD07 DD26 EE16 FF01 FF04 FF10 FF19 FF25 GG19 GG23 GG30 GG51 GG52 GG54 GG69 GG82 GG83 5K048 BA07 BA51 DA02 FB11 HA01 HA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の階に配置された1以上の寮室と
    管理室とを有し、非常事態の発生を検知する防災監視シ
    ステムが設けられた寮の運営を支援するためのシステム
    であって、 上記寮室毎に設けられ、警報のための鳴動音と、非常事
    態の内容を表す音声メッセージとを出力する音響装置
    と、 上記階毎に設けられた、各階の上記寮室毎に設けられた
    音響装置とのインタフェースからなるローカルコントロ
    ーラと、 上記管理室に設けられ、上記防災監視システムからの検
    知信号に基づいて、上記ローカルコントローラを介し
    て、上記各寮室内の音響装置を、警報のための鳴動音と
    非常事態の内容を表す音声メッセージとを出力するよう
    制御する中央処理装置と、 上記管理室に設けられた、上記中央処理装置による上記
    制御内容を設定するための管理用端末装置とを備えたこ
    とを特徴とする寮運営支援システム。
  2. 【請求項2】 1以上の階に配置された1以上の寮室と
    管理室とを有する寮の運営を支援するためのシステムで
    あって、 上記階毎に設けられ、各階の上記寮室で使用する少なく
    とも電力の使用量を寮室毎に計量するローカルコントロ
    ーラと、 上記管理室に設けられ、上記ローカルコントローラにお
    ける上記計量値に基づいて、上記寮室毎の電力使用量を
    季節別時間帯別に積算する中央処理装置と、 上記管理室に設けられた、上記中央処理装置による上記
    積算内容を設定するための管理用端末装置とを備え、 上記中央処理装置,又は上記管理用端末装置により、該
    中央処理装置において算出された寮室毎の電力使用量の
    季節別時間帯別の積算値に基づいて、寮室毎の電力使用
    量の季節別時間帯別料金体系による課金を算出し、出力
    するよう構成したことを特徴とする寮運営支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】 1以上の階に配置された1以上の寮室と
    管理室とを有し、非常事態の発生を検知する防災監視シ
    ステムが設けられた寮の運営を支援するためのシステム
    であって、 上記寮室毎に設けられ、カード挿入部へのカードの抜き
    挿しに応じて、各寮室内の電気設備のうち所定のもの
    を、寮生の在/不在に応じた状態に制御するカードホル
    ダ装置と、 上記階毎に設けられた、各階の上記寮室毎に設けられた
    カードホルダ装置とのインタフェースからなるローカル
    コントローラと、 上記管理室に設けられ、上記防災監視システムからの検
    知信号に基づいて、上記ローカルコントローラ及び上記
    カードホルダ装置を介して、上記各寮室内の所定の電気
    設備を防災に適した状態に制御する中央処理装置と、 上記管理室に設けられた、上記中央処理装置による上記
    制御内容を設定するとともに、該中央処理装置及び上記
    ローカルコントローラを介して、上記カードホルダ装置
    による上記制御内容を設定するための管理用端末装置と
    を備えたことを特徴とする寮運営支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の寮運営支援システムに
    おいて、 上記カードホルダ装置は、上記所定の電気設備のうち空
    調機について、カード挿入部へのカードの抜き挿しに基
    づいて、該空調機を寮生の在/不在に応じた状態に制御
    するものであり、 上記中央処理装置は、上記防災監視システムから火災発
    生を検知した信号を受けたとき、上記ローカルコントロ
    ーラ及び上記カードホルダ装置を介して、上記各寮室内
    の空調機の電源をOFF制御するものであることを特徴
    とする寮運営支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の寮運営支援システムに
    おいて、 上記ローカルコントローラは、上記所定の電気設備のう
    ち照明について、カード挿入部へのカードの抜き挿しに
    基づいて、該照明の電源をON/OFF制御するもので
    あり、 上記中央処理装置は、所定の場合に、上記ローカルコン
    トローラ及び上記カードホルダ装置を介して、該ローカ
    ルコントローラが設けられている階の照明の一部又は全
    部の電源を強制OFF制御,又は強制OFF解除制御を
    し、かつ該強制OFF制御中に上記防災監視システムか
    ら火災発生を検知した信号を受けたとき、上記ローカル
    コントローラ及び上記カードホルダ装置を介して、上記
    強制OFF制御を解除するものであることを特徴とする
    寮運営支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の寮運営支援システムに
    おいて、 さらに、上記寮室毎に設けられ、警報のための鳴動音と
    非常事態の内容を表す音声メッセージとを出力する音響
    装置を有し、 上記ローカルコントローラは、さらに、各階の上記寮室
    毎に設けられた音響装置とのインタフェースからなるも
    のであり、 上記中央処理装置は、さらに、上記防災監視システムか
    らの検知信号に基づいて、上記ローカルコントローラを
    介して上記各寮室内の音響装置を制御することにより、
    該音響装置をして、警報のための鳴動音と非常事態の内
    容を表す音声メッセージとを出力せしめるものであり、 上記管理用端末装置は、さらに、上記中央処理装置の上
    記音響装置に対する制御内容を設定するためのものであ
    ることを特徴とする寮運営支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の寮運営支援システムに
    おいて、 上記カードホルダ装置と上記音響装置とを一体化して寮
    室装置としたことを特徴とする寮運営支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の寮運営支援システムに
    おいて、 上記ローカルコントローラは、さらに、各階の上記寮室
    で使用する少なくとも電力の使用量を寮室毎に計量する
    ものであり、 上記中央処理装置は、さらに、上記ローカルコントロー
    ラにおける上記計量値に基づいて、上記寮室毎の電力使
    用量を季節別時間帯別に積算するものであり、上記管理
    用端末装置は、さらに、上記中央処理装置による上記積
    算内容を設定するためのものであり、 かつ上記中央処理装置,又は上記管理用端末装置によ
    り、該中央処理装置において算出された寮室毎の電力使
    用量の季節別時間帯別の積算値に基づいて、寮室毎の電
    力使用量の季節別時間帯別料金体系による課金を算出
    し、出力するよう構成してなることを特徴とする寮運営
    支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の寮運営支援システムに
    おいて、 上記寮の食堂に設けられた、寮生が寮の食事を予約する
    か否かを示す喫食情報を入力するための喫食用端末装置
    を有し、 上記中央処理装置は、さらに、上記喫食用端末装置に入
    力された喫食情報を収集するものであり、 上記中央処理装置,又は上記管理用端末装置により、該
    中央処理装置において収集された喫食情報に基づいて、
    寮室毎の食費の課金を算出し、出力するよう構成してな
    ることを特徴とする寮運営支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項3ないし9のいずれかに記載の
    寮運営支援システムにおいて、 上記カードホルダ装置は、さらに、カード挿入部へのカ
    ードの抜き挿しに応じて寮生の在/不在を示す信号を出
    力するものであり、 上記管理用端末装置は、さらに、上記寮室毎に設けられ
    たカードホルダ装置から上記ローカルコントローラ及び
    中央処理装置を介して入力される上記寮生の在/不在を
    示す信号に基づいて、各寮生の在/不在を表示するもの
    であることを特徴とする寮運営支援システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の寮運営支援システムにおいて、 上記管理用端末装置,又は上記管理用端末装置及び喫食
    用端末装置を、パソコンで構成したことを特徴とする寮
    運営支援システム。
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