JP2000155760A - 携帯型集配業務支援装置、配達情報データ配信システム及び記録媒体 - Google Patents

携帯型集配業務支援装置、配達情報データ配信システム及び記録媒体

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JP2000155760A
JP2000155760A JP32962498A JP32962498A JP2000155760A JP 2000155760 A JP2000155760 A JP 2000155760A JP 32962498 A JP32962498 A JP 32962498A JP 32962498 A JP32962498 A JP 32962498A JP 2000155760 A JP2000155760 A JP 2000155760A
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Kojiro Miyashita
幸二郎 宮下
Hiroyuki Tanaka
広行 田中
Toshiki Ogawa
敏樹 小川
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KOONET KK
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KOONET KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバーが携帯して持ち歩くのに好都合で
あり、しかも着店コードの検索を直感的かつ迅速に行う
ことができる携帯型集配業務支援装置を提供する。 【解決手段】 携帯型集配業務支援装置は、ドライバー
が手軽に持ち歩くことができ、荷物に着店コードを書き
込む必要が生じた場合には、荷物に貼付された送り状の
送り先住所を参照して、その配達地域名から着店コード
を検索することができる。また、配達地域名の読みの少
なくとも一部を文字単位で入力する形で検索を行うの
で、送り先住所の読みが一部でも判明すれば、これを文
字入力することで手軽に着店コードを検索できる。これ
により、着店コードを検索する際に積極的に支援装置を
利用しようとする意識が芽生え、いわゆる「うろ覚え」
による着店コード誤記入の問題を大幅に減らすことがで
きるようになり、誤配送による損害の解消に大きく貢献
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型集配業務支
援装置、配達情報データ配信システム及び記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、小物運送を中心に、いわゆる宅配
便と呼ばれる運送サービスが普及している。近年は、宅
配便業者の数が増え、また大手運送会社の宅配便業務へ
の参入も相俟って、競争が一段と激化しつつあるため、
各社共に生き残りをかけて、サービス向上のためにさま
ざまな試みを行っている。しかしながら、いかなるサー
ビスを提供するにしても、迅速で確実な荷物配送を行う
ことが宅配便業者の本務であり、これが全てのサービス
の大前提になることはいうまでもない。この場合、荷物
配送の迅速化を実現する鍵を握るのは、荷物の集配及び
区分けの能率化であるが、ほとんどの宅配便業者はこれ
を解決するために着店コードシステムを採用している。
着店コードは、郵政事業における郵便番号に相当するも
ので、荷物の送り先集配店を特定するための数字、文字
又はそれらの組み合わせからなる符号である。そして、
荷物に記入された着店コードを参照することで、送り先
の集配店が同じとなる荷物を簡単に取りまとめることが
でき、区分け作業を大幅に能率化することができる。
【0003】例えば、荷物が集配店に持ち込まれた場合
は、集配店の従業員が着店コード表を参照して記入を行
うようにしているが、着店コード表が膨大かつ複雑であ
るためコードの検索に骨が折れ、ミスも発生しやすい問
題がある。そこで、このような問題を解決するために、
集配店内にて使用する着店コードの検索システムとし
て、次のような荷札発行システムが特開平5−3386
35号公報に開示されている。すなわち、発送先の住所
を識別用インデックス及び地域区分コードとともに予め
登録する一方、種々の地域区分コードと対応する仕分け
コード(着店コードに相当する)とを互いに対応付けて
記憶しておき、識別用インデックスが入力されると、対
応する仕分けコードが自動的に検索されて荷札印刷され
る。また、特開平6−218994号公報には、差出
人、配送先等を入力して配送帳票(送り状)にこれを印
字するのに際して、配送先の入力情報から着店コードを
ファイル検索し、その検索された着店コードを帳票に合
わせて印字させるシステムが開示されている。
【0004】一方、荷物が依託取扱店に持ち込まれた場
合は、集配店に大量に荷物が集められた後でのコード一
括付与は現実的に不可能であるから、取扱店での集荷の
際にコード付与を予め行っておく必要がある。例えば特
許2598191号公報には、コンビニエンスストア等
で宅配便依託業務を行う際に、キャッシュレジスタに着
店コードの参照機能を付与し、コンビニエンスストアの
店員によるコード付与の便宜を図るようにした技術の提
案がなされている。このキャッシュレジスタでは、配達
先の地域番号(「関東地方」などの地方名である)や市
外電話局番を検索情報として入力し、次いで県名の選択
を行うことで、各県毎の地区番号(「三島市」などの市
町村名である)がリスト表示され、所望の地区番号を選
択すると着店コードが表示されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、最近の宅配便業
務では、よりきめの細かいサービスの一環として、利用
者が予め連絡しておくか、あるいは日常的な集荷を依頼
しておくことにより、集荷のドライバーが利用者の居所
を巡って荷物を集めたり、あるいは発送の注文を取ると
いう、ドライバー主体の集荷方式(セールスドライバー
方式とも通称されている)も採用されている。これによ
れば、利用者は、いちいち集配店や依託取扱店に出向か
なくとも荷物を発送できるので大変便利である。
【0006】ところで、このような集荷方式において
は、荷物への着店コードの記入はドライバーが行うこと
になる。着店コードの検索と記入は、ドライバーがトラ
ックと共に移動しながら合間を見て行う形となる。この
際、集荷に携わるドライバーは、着店コードの検索作業
を行わなければならないが、例えば、前記した特開平5
−338635号公報、特開平6−218994号公報
あるいは特許2598191号公報に記載された装置
は、いずれも据付型のコンピュータ(例えば、特開平6
−218994号公報の図3参照)であり、ドライバー
が常時携えて活用する目的には凡そそぐわない代物であ
る。
【0007】また、その検索方式も、移動中のドライバ
ーの制約された作業条件に叶うものとは決していえな
い。すなわち、特開平5−338635号公報あるいは
特開平6−218994号公報に記載の装置は、荷札や
帳票への送り先住所の印字と着店コード検索とを同時に
行うものなので、送り先住所は必然的に全文が漢字入力
されることになり、これをそのまま検索情報として流用
できる。しかしながら、移動中のドライバーにとって
は、単に着店コードを検索するだけの目的で、送り状に
記載されている住所を全文入力する必然性は全くないの
であり、入力文字数の多さや漢字変換の煩わしさを考え
れば、仮にそのような装置が身近に利用できる環境にあ
ったとしても、誰も見向きもしないのではないかと考え
られる。
【0008】また、特開平6−218994号公報に
は、地方名や市外電話局番にて着店コードを検索する方
式が開示されているが、この方式では地方名に続いて県
名を入力し、市町村名のリストを一覧表示させて対応す
る着店コードを検索するようになっている。しかしなが
ら、郵便の宛先住所で都道府県名を省略することが極め
て一般的となっている今日、宅配便の送り先も同様に都
道府県名を省略して記入する利用者が後を絶たず、これ
に続く市あるいは郡町村名を見て直ちに都道府県名が特
定できないことも多い。このような場合、集配店であれ
ば地図等を用いて都道府県名を特定することもできよう
が、移動中のドライバーにはもとよりそのような術はな
く、検索を断念せざるを得なくなる。
【0009】こうした従来技術を鑑みるまでもなく、現
状のドライバーは、着店コードの検索が必要になった場
合には、トラックの荷台扉の裏などに張り付けらたコー
ド表を参照して、目的の着店コードを探し出し、荷物に
記入するようにしている。しかし、前記した通り、この
着店コード表は、1つの着店コードにいくつもの配達地
域が対応している上、原則として地理的な近接関係に従
って配達地域名が配列されているために非常に複雑で見
辛く、読み違えによる着店コードの誤記入を招きやすい
ものである。また、熟練したドライバーであれば、自分
の担当地域の着店コードは90%程度は暗記していると
いわれているが、残りの10%程度はコード表に頼らざ
るを得ない。多くの着店コードを暗記していることは作
業能率アップのために望ましいことではあるが、暗記の
プライドが横滑りした、いわゆる「うろ覚え」による誤
記発生も招きやすいといえる。
【0010】例えば、上記のような表の読み違えあるい
はうろ覚えによる着店コード誤記入と、それによる誤配
送が、宅配便全取扱量の0.5%程度は発生していると
いわれている。この数字は、一見小さいように見える
が、取扱量が膨大化している今日では、年間単位で8.
5億円以上という由々しき額の損失を招いているのであ
る。また、宅配便業者にとって、誤配送多発による信用
失墜はそれ以上に恐ろしいことであり、激化した競争の
渦中にあっては死活問題ともいえる。この0.5%の誤
配送の完全解消を目指すには、着店コード表の参照とい
う原始的な方法に代わる技術を開発することが急務であ
るが、前記した公報の検索装置はドライバーが持ち歩く
ことは全く不可能であり、仮にこの問題が解消されたと
しても、その検索操作性の悪さから結局ドライバーが面
倒がって積極的に使用せず、うろ覚え等による誤記入は
相変らず減少しないものと考えられる。
【0011】本発明の課題は、ドライバーが携帯して持
ち歩くのに好都合であり、しかも着店コードの検索を直
感的かつ迅速に行うことができる携帯型集配業務支援装
置と、それに使用する配達情報データ配信システム及び
記録媒体とを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記の課
題を解決するために、本発明の携帯型集配業務支援装置
は、ハードウェア部分が携帯型端末装置として構成さ
れ、各配達地域をカバーする集配店の着店コード情報
と、着店コードを検索するための検索情報であって、配
達地域名を表す配達地域名情報及びその配達地域名の読
みを表す読み情報を含む検索情報とを互いに対応付けた
形で蓄積した配達情報データベース記憶手段と、配達地
域名の読みの少なくとも一部を検索入力情報として文字
単位で入力するための、文字入力手段として機能する入
力部と、その検索入力情報に該当する配達地域名情報を
配達情報データベース上にて検索して、その検索された
配達地域名情報を、対応する着店コード情報と共に配達
情報データベースから読み出して、それら配達地域名情
報と着店コード情報とを互いに対応づけた形で表示部に
表示させる着店コード情報読出/表示制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0013】携帯型端末装置は、例えばCPUと、内蔵
電源と、データを視覚的に出力するための表示部と、所
定の入力を行うための入力部と、必要なデータ及びプロ
グラムをCPUが読取可能な状態で記憶するための記憶
装置と、をケースに一体的に組み付けたものである。こ
の場合、その記憶装置には、前記配達情報データベース
と、該携帯型端末装置を、前記検索手段及び前記着店コ
ード情報読出/表示制御手段として機能させるためのプ
ログラムとを記憶しておけばよい。
【0014】このように構成された本発明の携帯型集配
業務支援装置は、利用者(例えば、集配に携わるドライ
バー:以下、利用者はドライバーで代表させる)が手軽
に持ち歩くことができ、荷物に着店コードを書き込む必
要が生じた場合には、どのような場所においても、例え
ば荷物に貼付された送り状の送り先住所を参照して、そ
の配達地域名から着店コードを検索することができる。
また、その検索方式は、配達地域名(例えば、市名(あ
るいは市区名、特別区名)、郡名、町村名等)の読みの
少なくとも一部を文字単位で入力したものを検索入力情
報として使用するので、送り先住所の読みが一部でも判
明すれば、これを文字入力することで手軽に着店コード
を検索できる。また、送り先の都道府県名が判明しなく
とも、市名、郡名、町村名等の読みさえわかれば、支障
なく検索できる利点もある。これにより、ドライバー側
の心理においても、着店コードを検索する際に積極的に
支援装置を利用しようとする意識が芽生え、いわゆる
「うろ覚え」による着店コード御記入の問題を大幅に減
らすことができるようになり、誤配送による損害の解消
に大きく貢献することができる。
【0015】文字は、ひらガナあるいはカタカナを使用
できる。また、入力方式はかなキー入力方式がわかりや
すくてよいが、アルファベットキーを用いたローマ字入
力を採用してもよいし、カナキー入力方式とローマ字入
力方式とを適宜切替可能に構成してもよい。
【0016】着店コード情報読出/表示制御手段は、入
力された検索入力情報に読みが部分的に一致する全ての
配達地域名情報を、これに対応する着店コード情報とと
もに表示部に一覧表示するものとして構成することがで
きる。集配を行うドライバーは、業務実績を上げるため
に、着店コードの検索にも極力時間を費やしたくないと
考えるのが常であり、例えば、配達地域名の入力も、読
みの全体を入力をしていたのでは時間がかかり過ぎるの
で、部分的な入力に留めたいと考えるものである。この
場合、上記のように、読みが部分的に一致する全ての配
達地域名情報を着店コード情報と対応付けて一覧表示出
力すれば、出力される情報数は増えるが、送り状等に記
された配達地域名と一致するものを目視により探し出す
ことができるので、入力の手間が省ける分だけより迅速
な検索が可能となる。
【0017】文字入力手段は、配達地域名の読みを先頭
から順次1文字単位で入力するものとすることができ
る。また、検索手段は、読みの先頭側の文字列が入力文
字列に一致する配達地域名情報を配達情報データベース
上にて検索するものとすることができる(いわゆる前方
一致検索)。配達地域名の先頭に位置するものは、知名
度が高く読みを比較的特定しやすい市、郡あるいは町村
名であるため、検索をより行いやすい利点がある。ただ
し、読みの中間や末尾の部分を検索入力情報として用い
てもよいことはいうまでもない。この方式は、例えば、
配達地域名の先頭に位置する漢字の読みがわからなくと
も、中間や末尾の文字なら読める、といった場合に有効
となる。
【0018】検索手段は、入力文字数が増える毎に配達
地域名情報の再検索を行ってその絞り込みを行うものと
することができる。一覧表示される検索結果のレコード
数が多すぎる場合、目的とする配達地域名を目視で探し
出すことが困難になるが、上記のように入力文字数を順
次増やして検索の絞り込みを可能とすることで、最小限
の労力により目的の配達地域名及び着店コード情報を確
実に探し出すことができる。
【0019】また、上記携帯型集配業務支援装置には、
表示部に対し検索入力画面を表示させる検索入力画面表
示制御手段と、その入力文字列表示部に文字入力手段に
より入力された入力文字列を、検索入力画面上に表示さ
せる入力文字列表示制御手段と、その入力された検索入
力文字列を検索入力情報として検索手段により検索され
た配達地域名情報のヒット件数を、検索入力画面上に表
示させるヒット件数表示制御手段とを設けることができ
る。この方式では、文字入力数を増やす毎に、検索され
た配達地域名情報のヒット件数がその都度表示されるの
で、検索の絞り込み状況を確認するのに便利である。
【0020】特に、表示部の画面寸法が限られている場
合、検索入力画面と検索結果画面とを切り替えて表示さ
せる必要があるが、検索画面上にヒット件数表示を行う
ことで、検索結果画面に進んで件数を確認した後、また
検索入力画面に戻る面倒を解消することができる。具体
的な構成としては、表示部に対し、検索入力画面とは別
の検索結果一覧表示画面を表示させる検索結果一覧表示
画面表示制御手段を設け、着店コード情報読出/表示制
御手段に、入力部による検索結果表示出力コマンドの入
力に基づいて、検索入力画面をクリアしてこれを検索結
果一覧表示画面に切り替え、検索手段により検索された
配達地域名情報を、対応する着店コード情報と対応づけ
た形でこれに一覧表示させるようにする。
【0021】携帯型端末装置は、CPUと、内蔵電源
と、データを視覚的に出力するための液晶表示部と、そ
の液晶表示部に対し表示内容を透視可能な状態で重ね配
置され、電気的に設定される入力区画に指やペン等の入
力指示体にて触れることにより所定の入力を行うタッチ
パネル入力部と、バックアップ電源付RAM、PROM
又はEPROMの少なくともいずれかにより構成され、
必要なデータ及びプログラムをCPUが読取可能な状態
で記憶するための記憶装置と、をケースに一体的に組み
付けた携帯型コンピュータとすることができる。携帯可
能なコンピュータとしては、ラップトップパソコンある
いはノートパソコン等と称される、液晶表示部と通常の
アルファベット配列によるハードキーボードとを備えた
折り畳み式のものが知られているが、助手席等に置いて
操作する場合は別として、トラックを離れて顧客のもと
へ移動するとき等にも持ち歩くには、あまりに大きすぎ
る欠点がある。また、通常のアルファベットキーボード
では、キー配列にもある程度慣れていなければならない
が、運転一筋に積み上げてきたプロのドライバーに、不
慣れなキーボード操作を強要するのも考えものである。
【0022】上記のような、タッチパネル入力部を有し
た携帯型コンピュータのうち、ハードキーボードを有さ
ず、手のひらにのる程度の大きさに設計されたものはパ
ームトップコンピュータあるいはPDA(Personal Dig
ital Assistantの略)と称され、例えばドライバーが着
用しているウエストポーチ等にも簡単に収容でき、持ち
歩くのに非常に好適である。また、入力部を、液晶画面
上のボタン画像と、これに対応して電気的に設定される
タッチパネル上の操作区画とを組み合わせたソフトキー
により、直感的で操作が簡単な検索入力部を自由にカス
タマイズできる利点がある。これにより、難解で面倒な
ハードキーボード操作からドライバーを解放することが
でき、また入力操作が直感的でわかりやすくなるため、
支援装置に対する積極利用の意識を一層高めることがで
きる。なお、パームトップコンピュータとしては、「ザ
ウルス」(シャープ(株)の商標名)あるいは「ニュー
トン」(アップルコンピュータ社の商標名)等の市販品
を使用できる。
【0023】上記携帯型コンピュータは、例えば厚さ方
向におけるその一方の面に液晶表示部とタッチパネル入
力部とがはめ込まれた構成を有するものを使用でき、携
帯可搬性と表示の見やすさを考慮すれば、液晶表示部の
表示画面の大きさが縦60〜70mm、横100〜12
0mm程度のものを使用するのが妥当である。この場
合、文字入力手段は、表示画面上に表示される複数の文
字キー画像に一対一に対応して、タッチパネル入力部上
に電気的に区画設定されるソフト文字キー群により構成
できるが、それらソフト文字キー群は、各キーのタッチ
パネル入力部上の設定区画の最小幅寸法が5mm以上、
区画面積が30〜150mmであり、キー総数を10
〜20個に制限しておくことが望ましい。
【0024】キーの設定区画の最小幅寸法が5mm未満
になる、あるいは区画面積が30mmになると、指等
でタッチパネルに触れて操作する場合に、キーから指が
外れたり、あるいは隣のキーを押し違えたりする問題が
発生しやすくなり、操作性の低下につながる。そして、
前記した画面寸法と上記望ましいキーの区画寸法、及び
入力した文字の表示領域の確保等を考慮すれば、キーの
形成総数は20個程度が上限値として望ましい。他方、
キーの個数が10個未満では、1つのキーに兼用させる
機能数が多くなり過ぎ、入力操作性を低下させることに
つながる。1つのキーの区画面積を150mm以下に
することが望ましい理由は、これ以上の区画面積を設定
した場合に、表示画面上に十分な数のキーを形成できな
くなる場合があるためである。
【0025】配達地域名をカナ文字入力する場合、50
音の全てのカナをカバーするには、50個以上のキーが
必要となる。しかしながら、トラックのドライバーの性
急でやや粗いキー操作を想定すれば、上記タッチパネル
入力部を使用する場合も含め、小型の携帯型端末装置に
このような多数のキーを設けることは、操作性の低下と
誤入力発生を招くため決して望ましいこととはいえな
い。そこで、文字入力手段が、日本語カナの一部のみに
対応するカナ文字キー群を含み、それらカナ文字キー群
において、1つのキーを複数のカナ文字入力に兼用させ
るようにすれば、キーの総数を減ずる上で非常に有効で
ある。
【0026】より具体的には、カナ文字キー群は、
「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、
「ま」、「や」、「ら」、「わ」の各音に対応する10
個のカナ文字キーを主体に構成することができ、文字入
力手段は、少なくとも「あ」、「か」、「さ」、
「た」、「な」、「は」、「ま」及び「ら」の各カナ文
字キーについては、これが1回操作される毎に、入力さ
れるカナ文字を日本語50音表の各音行の文字列内にて
順次切り替えるものとすることができる。なお、「や」
と「わ」のキーについては、現代カナ使いで使用される
「や」行及び「わ」行の文字数が、それぞれ3文字及び
1文字(地名で「を」の文字は使用しないであろう)で
あるため、例えば読みに必須な「ん」の文字を兼用させ
る場合がありうる。
【0027】上記のごときキー構成により、配達地域名
の読み入力に使用するキーの総数を大幅に減ずることが
できるので、寸法減少による携帯型集配業務支援装置の
可搬性の向上及び検索入力の操作性向上に貢献し、ひい
ては支援装置の積極利用に対するドライバーの意識をさ
らに高めて、着店コード誤記入による配送ミスを一層発
生しにくくすることができる。また、上記のようなキー
構成は、例えば携帯電話のテンキー文字入力等に類似の
方式を見い出すことができるので、携帯電話を用いてメ
ール文等の入力を行ったことがあるドライバーであれ
ば、上記方式による配達地域名の検索文字入力にも容易
に適応できる利点も生ずる。なお、携帯電話におけるテ
ンキー文字入力が、本発明の携帯型集配業務支援装置に
おける配達地域名の検索文字入力とは全く目的が異なる
ものであり、集配業務支援装置に適用した場合の上記本
発明特有の効果を示唆するものでもないことは、いうま
でもない。
【0028】なお、カナ文字キー群は、カナ文字キーに
より入力されたカナ文字に濁点を付与する濁音キーと、
複数のカナ文字を順次入力する際に、現在の入力文字を
確定して次の文字の入力待ち状態に強制的に切り替える
前進指定キーとを含むものとすることができる。濁音キ
ーを設けることで、濁音用に別途キーを設ける必要が無
くなる。また、前進指定キーを設けることにより、「お
おさか」あるいは「いいだ」のように、同音の読みが連
続する場合の入力を効率よく行うことができる。
【0029】携帯型端末装置を前記した携帯型コンピュ
ータで構成する場合、その携帯型コンピュータのタッチ
パネル入力部には、前記プログラムに基づきこれを携帯
型集配業務支援装置として機能させたときの該支援装置
の基本操作に直接関与しない入力を行うための付随入力
部が形成されていることがある。これは、例えば携帯型
集配業務支援装置の機能実現プログラム(アプリケーシ
ョンソフトウェア)の作動環境を形成する上位のプログ
ラムであるオペレーションシステム等において、機能あ
るいはメニュー選択等に使用されるものである。ここ
で、携帯型コンピュータにおいて、本発明の集配業務支
援装置のプログラムを立ち上げて使用している最中に上
記付随入力部に誤って触れると、支援装置とは関係のな
い画面に不意に切り替わったり、支援装置の機能が使え
なくなったりすることがある。このような状態になる
と、着店コードの検索作業等の中断を余儀なくされるば
かりでなく、もとの支援装置画面への復帰方法を知らな
ければ、ドライバーがそのまま立往生してしまうことも
考えられる。この場合、付随入力部へのタッチ操作を禁
止するために、該付随入力部の少なくとも一部を着脱可
能に覆う遮蔽部材を設けておけば、上記のような不具合
を解消することができる。
【0030】上記のような付随入力部は、一般には画面
表示等の邪魔にならないように、方形に形成されたタッ
チパネル入力部の少なくとも1つの縁に沿って形成され
ていることが多い。この場合、上記遮蔽部材は、付随入
力部の形成される縁部を除いたタッチパネル入力部の残
余の部分を露出させた状態にて、携帯型コンピュータを
覆うカバーとすれば、タッチパネル入力部に対する支援
装置使用時の操作の邪魔にならず、かつ携帯型コンピュ
ータを保護しつつその外観を高める効果も合わせて達成
される。また、別の方式としては、前記プログラムに基
づき携帯型コンピュータを携帯型集配業務支援装置とし
て機能させた状態において、付随入力部へのタッチ操作
を無効化する付随入力部操作無効化手段を設ける方法も
ある。この付随入力部操作無効化手段は、前記プログラ
ムに基づきソフトウェア的に実現されるものであり、付
随入力部へ誤って触れた場合等において、その作動をソ
フトウェア的にロックすることで、前記した遮蔽部材を
設ける場合と略同等の効果を達成することができる。
【0031】次に、配達情報データベースに含まれる検
索情報は、配達地域名情報と、各配達地域名の読みを表
す読み情報と、各配達地域の市外電話局番情報とを含む
ものとすることができる。この場合、配達地域名の読み
の少なくとも一部を検索入力情報として使用する配達地
域名読み検索モードと、各配達地域の市外電話局番を検
索入力情報として使用する市外電話局番検索モードとを
少なくとも含む複数の検索モードのいずれかを、入力部
からのモード選択入力内容に基づいて選択するモード選
択手段を設け、市外電話局番検索モードが選択された場
合には、検索入力手段は、検索入力情報としての市外電
話局番を入力するものとなり、検索手段は、その入力さ
れた市外電話局番に該当する配達地域名情報を配達情報
データベース上にて検索するものとなるように構成する
ことができる。
【0032】他方、配達情報データベースに含まれる検
索情報は、配達地域名情報と、各配達地域名の読みを表
す読み情報と、各配達地域の属する都道府県名あるいは
地方名等、上位の地方名を表す上位地方名情報とを含む
ものとすることができる。この場合、配達地域名の読み
の少なくとも一部を検索入力情報として使用する配達地
域名読み検索モードと、各配達地域名の上位地方名を検
索入力情報として使用する上位地方名検索モードとを少
なくとも含む複数の検索モードのいずれかを、入力部か
らのモード選択入力内容に基づいて選択するモード選択
手段を設け、上位地方名検索モードが選択された場合に
は、検索入力手段は、検索入力情報としての上位地方名
を入力するものとなり、検索手段は、その入力された上
位地方名に該当する配達地域名情報を配達情報データベ
ース上にて検索するものとなるように構成することがで
きる。
【0033】上記の構成において、市外電話局番あるい
は上位地方名にて着店コードの検索を行う機能自体は、
前記した特許2598191号公報に記載されているよ
うに公知であるが、これを配達地域名の読みによる検索
方式と組み合わせることで、次のような新たな効果が生
ずる。すなわち、多くの場合は、送り状に記載された住
所を参照することで、配達地域名の読みによる着店コー
ド検索を容易に行うことができるのであるが、なかには
配達地域名を表す漢字は認識できるが、読み方が解から
ないといったケースや、送り状の記載住所が乱筆や崩し
字で非常に読み辛く、別の手掛かりが欲しいといったケ
ースが考えられる。そこで、送り状には多くの場合、送
り先の電話番号が記載されているから、配達地域名の読
みがわからなくとも、その市外局番の情報を利用して検
索を行うことができる。他方、市外局番ほどの絞り込み
効果は期待できないが、上位地方名による検索を用いて
も、配達地域名の読みがわからない場合の検索を同様に
行うことができる。
【0034】いずれの場合も、検索された結果は配達地
域名と着店コードを対応付けて一覧表示することが望ま
しい。これにより、読み方の解からない(あるいは読み
にくい)地域名を、その一覧表示された結果において探
し出すことにより、着店コードを支障なく検索すること
ができる。このように、本発明において、市外電話局番
あるいは上位地方名による検索機能は、配達地域名の読
みが解からない場合に、これを補完して確実な検索機能
を担保するという重要な役割を果たすのである。
【0035】次に、中継配達情報データベースには、中
継の必要な配達地域が含まれる場合に、中継の有無を特
定するための中継特定情報を配達地域情報と対応づけた
形で記憶しておき、着店コード情報読出/表示制御手段
は、検索された配達地域名情報を、対応する着店コード
情報及び中継特定情報と共に配達情報データベースから
読み出して、それら配達地域名情報、着店コード情報及
び中継特定情報とを互いに対応付ける形で表示部に表示
させるものとすることができる。宅配便事業は、今や日
本全国の津々浦々に及び、離島や奥地にも迅速に荷物を
配送できるようになってきている。この場合、多くの宅
配便では、離島や奥地への荷物配送には、船や小型トラ
ックなど、中継輸送手段を用いることが多く、中継料金
を別途設定している。この場合、宅配便の利用者には、
中継輸送の必要な送り先に対しては、その旨を情報とし
て通知することも、ドライバーの重要なサービスの一つ
となる。そこで、本発明の携帯型集配業務支援装置に上
記のような機能を付与することにより、送り先が中継の
必要な地域であるか否かを一目で把握することができ
る。
【0036】なお、携帯型集配業務支援装置において
は、各配達地域までの運送料金情報を配達情報データベ
ースに蓄積しておき、検索により着店コード情報と共に
運送料金の情報も合わせて出力できるようにしておけば
便利である。この場合、中継に関する情報を出力可能と
した上記の構成においては、各配達地域毎の基本運送料
金情報と、中継の必要な配達地域の中継料金情報とを、
配達地域名情報と対応づけた形にて配達情報データベー
スに記憶しておくことができる。そして、表示部に表示
された配達地域名情報、着店コード情報及び中継特定情
報とを参照しつつ、所望の配達地域名を選択する配達地
域名選択手段と、その選択された配達地域名が中継を要
しない配達地域であった場合には、その配達地域の基本
運送料金情報を配達情報データベースから読み出して、
これを表示部に表示させる一方、選択された配達地域名
が中継を要する配達地域であった場合には、その配達地
域の基本運送料金情報と中継料金情報とを配達情報デー
タベースから読み出して、基本運送料金情報と中継料金
情報とを個別に、及び/又は合算した形にて表示部に表
示させる料金情報読出/表示制御手段とを設けることが
できる。中継を要する地域への荷物運送は、中継料金が
加算されるため料金体系が複雑であるが、上記機能を付
加することにより必要な料金を簡単に知ることができ
る。
【0037】次に、本発明の配達情報データベース配信
システムは、上記携帯型集配業務支援装置にて使用され
る配達情報データベースの、データ配信元となるホスト
コンピュータと、そのホストコンピュータから、配達情
報データベースの少なくとも一部をなす配達情報データ
の配信を受ける端末装置と、ホストコンピュータから端
末装置に配達情報データを配信するための通信手段と、
受信端末が受信した配達情報データを携帯型集配業務支
援装置へ転送して記憶装置に書き込むことにより、受信
端末側から携帯型集配業務支援装置側へのデータ分配を
行うデータ分配手段とを備えたことを特徴とする。携帯
型集配業務支援装置にて使用される配達情報データベー
スは、新しい集配店の開業や廃業、トンネルや橋梁ある
いは道路開業による中継輸送の廃止、料金改訂、あるい
は着店コード体系の変更などにより、内容が更新される
ことがある。この場合、ホストコンピュータから、各地
の集配店等に据え付けられた受信端末に更新された配達
情報データを配信し、この受信端末から、各ドライバー
が持ち歩く携帯型集配業務支援装置にその配信されたデ
ータを分配することにより、携帯型集配業務支援装置内
の配達情報データベースを容易に更新することができ
る。
【0038】また、本発明の記録媒体は、各配達地域を
カバーする集配店の着店コード情報と、着店コードを検
索するための検索情報であって、配達地域名を表す配達
地域名情報及びその配達地域名の読みを表す読み情報を
含む検索情報とを互いに対応付けた形で蓄積した配達情
報データベースと、入力部を有する携帯型コンピュータ
を、入力部を用いて、配達地域名の読みの少なくとも一
部を検索入力情報として文字単位で入力する検索入力手
段としての文字入力手段、その検索入力情報に該当する
配達地域名情報を配達情報データベース上にて検索する
検索手段、及び、その検索された配達地域名情報を、対
応する着店コード情報と共に配達情報データベースから
読み出して、それら配達地域名情報と着店コード情報と
を互いに対応づけた形で表示部に表示させる着店コード
情報読出/表示制御手段として機能させるためのプログ
ラムと、をコンピュータ読み取り可能な状態で記録した
ことを特徴とする。このような記録媒体に記録された配
達情報データベースとプログラムとを、携帯型コンピュ
ータにインストールすることで、これに本発明の携帯型
集配業務支援装置の機能を簡単に付与することができ
る。記録媒体は、例えばCD−ROM、フロッピー(登
録商標)ディスク、光磁気ディスク、ICカード等であ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照して説明する。図1は、携帯型集配
業務支援装置(以下、単に支援装置ともいう)1の構成
を示すブロック図である。支援装置1は、そのハードウ
ェア部分が、図2に示すようなパームトップコンピュー
タと称される携帯型端末装置1Hにより構成されてい
る。これは、図1に示すように、CPU12と、電源回
路4及びこれに着脱可能に装着される電池Bとからなる
内蔵電源5と、液晶表示装置にて構成された表示部とし
てのモニタ21と、タッチパネル入力部(以下、単にタ
ッチパネルという)19と、EPROMの一種であるフ
ラッシュメモリ(必要なデータ及びプログラムをCPU
12が読み取り可能な状態で記憶するための記憶装置で
ある)22とが、図2に示すように、ケース2に一体的
に組み付けられた携帯型コンピュータである。
【0040】図1に示すように、支援装置1は、I/O
ポート11を備え、これにCPU12、ROM13、R
AM14、タッチパネル制御部18、モニタ制御部2
0、フラッシュメモリ22、及びICカード3を接続す
るためのICカードコネクタ15等が接続されている。
タッチパネル制御部18には、タッチパネル19が接続
され、モニタ制御部20にはモニタ21が接続されてい
る。
【0041】フラッシュメモリ22には、集配業務支援
装置1の機能を携帯型端末装置1H上にて実現するため
のアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケー
ションという)22bと、その作動環境を携帯型端末装
置1H上に形成するオペレーティングシステムプログラ
ム(OS)22aと、配達情報データベース22cとが
格納されている。これらプログラム22a,22bと配
達情報データベース22cとは、例えば記録媒体として
のICカード3に記録された形で供給され、これをIC
カードコネクタ15に接続した状態にて、CPU12に
より所定のインストールプログラム(図示せず)を起動
することにより、フラッシュメモリ22内にインストー
ルされるものである。また、ROM13には、タッチパ
ネル19の基本的な作動を司るタッチパネルドライバプ
ログラム等、支援装置1のハードウェア制御のための基
本的な各種プログラムが格納される。さらに、RAM1
4には、フラッシュメモリ22及びROM13に格納さ
れた各プログラムのワークエリアが形成されている。
【0042】アプリケーション22bはOS22a上に
おいて、CPU12を、着店コード情報読出/表示制御
手段、検索入力画面表示制御手段、ヒット件数表示制御
手段、検索結果一覧表示画面表示制御手段、モード選択
手段、配達地域名選択手段及び料金情報読出/表示制御
手段等として機能させる役割を果たす。
【0043】次に、タッチパネル19の作動を説明す
る。図3(a)に模式的に示すように、タッチパネル1
9はモニタ21の画面Sに対し表示内容を透視可能な状
態で重ね配置され、電気的に設定される入力区画に指や
ペン等の入力指示体にて触れることにより、検索入力を
はじめとする各種入力を行うための汎用入力部として機
能する。タッチパネル19の構成は公知のものである
が、その概略を説明すれば、透明プラスチックあるいは
ガラス等の透明板状体19aの板面方向に沿って、図3
(b)に示すように、縦横の多数の透明線状電極の組
(あるいは極細の金属線電極の組)x1、x2・・・・及びy
1、y2・・・・が格子状に配列されており、各組には各々一
定周波数の交流が所定の時間間隔だけずらせて印加され
ている。そして、指Fの接触に伴い、その静電気により
生ずる各電極の電流ないし電圧の撹乱情報に基づいて、
タッチパネル19上での指Fのタッチ位置が特定され
る。この場合、指Fは接触域Aをもってタッチパネル1
9の表面と接触し、その接触域A内の電極x1、x2・・・・
及びy1、y2・・・・の各格子点が上記原理により特定され
ることとなるが、タッチパネル19上での指Fのタッチ
位置は、例えば接触域Aの重心座標を、該接触域Aに属
する格子点の各座標から算出して、その重心座標Gで代
表させることができる。
【0044】例えば、上記タッチパネル19上の座標を
モニタ21の画面Sの座標と一致させ、図3(c)に示
すように、画面S上の所定の領域(入力区画)に対応す
るタッチパネル19上の領域B内に、上記重心Gが存在
している場合には、その領域Bが選択されたと判断し
て、その判断結果を以降の処理に用いることができる。
入力区画は、対応する位置において画面Sに表示される
キー画像とともに、ソフトキーを形成することとなる。
【0045】図1に戻り、フラッシュメモリ22内に記
憶された配達情報データベース22cについて説明す
る。配達情報データベース22cはいくつかのデータフ
ァイルからなり、図8に示す配達地域名ファイル300
には、配達地域名情報としての各種集配区域名とその読
み方(読み情報)、各集配区域の属する地方名と都道府
県名(上位地方名情報)、市外局番、及び集配店名等の
情報が互いに対応付けられた形で蓄積されている。集配
区域名は、ここでは市名、市区名、特別区名、郡名等で
ある。一方、図9に示す詳細情報ファイル400には、
各集配店名に対応する着店コード、集配店の電話番号、
及びその集配店から離島等への中継配達の有無(中継特
定情報)、基準地点からの配達日数の各情報が蓄積され
ている。
【0046】また、図10に示す基本料金ファイル50
0には、各集配店までの荷物の重量別料金データが記憶
されている。他方、図11に示す中継料金ファイル60
0には、中継配達が関与する集配店の、配達地別の中継
料金データが格納されている。なお、中継料金は、図1
1の例では重量別となっているが、重量に関係なく一律
の中継料金が設定される配達地も存在する。
【0047】図2に示すように、携帯型端末装置1H
は、厚さ方向におけるその一方の面にモニタ21とタッ
チパネル19とがはめ込まれた構成を有する。また、タ
ッチパネル19には、OS22a(図1)上の機能やメ
ニュー選択(例えばメニュー表示や通信機能)、あるい
は固定的にインストールされた各種別のアプリケーショ
ン(例えば、スケジュールソフト、表計算ソフト、ワー
プロソフト、データベースソフトなど)等の起動に使用
される付随入力部50c,50dが、その幅方向両縁に
沿って形成されている。これらの付随入力部50c,5
0dは、携帯型集配業務支援装置の基本操作に直接関与
しない入力を行うためのものであるが、携帯型集配業務
支援装置1のアプリケーション22bを起動中に誤って
触れたりしないように、端末装置1Hは、図4に示す遮
蔽部材としてのカバー159に収容される。
【0048】カバー159は、全体が柔軟樹脂材や合成
皮革等により構成され、携帯型端末装置1Hに対応する
外形を有して、その長手方向の一方の側面に収容口16
0aが形成される一方、表面側に窓部161が形成され
た本体160と、本体160の裏面を、収容口160a
側に延長する形態でこれと一体形成された蓋部162と
を備えている。図5(a)に示すように、タッチパネル
19の組付け側を窓部161の形成側と一致させた状態
で、携帯型端末装置1Hを本体160に対し、収容口1
60aから奥まで差し入れる。これにより、タッチパネ
ル19は窓部161に露出する形となるが、タッチパネ
ル19の幅方向寸法よりも窓部161の幅方向寸法が短
くなっているため、図5(c)に示すように、タッチパ
ネル19の付随入力部50c,50dの形成される縁部
は、窓部161の対応する縁部にて覆われる形となる。
【0049】図5(b)に示すように、蓋部162は収
容口160a側に2段階に折り曲げられて、その先端側
が本体160の表面側に重ねられる。これらの重なり部
には、圧着ファスナ163,164(あるいはスナップ
ボタンなど、他の着脱結合手段でもよい)が取り付けら
れており、図5(c)に示すように、これによって蓋部
162が本体160に着脱可能に結合され、収容口16
0aが蓋部162により塞がれる。
【0050】このような支援装置1を、図6に示すよう
にドライバーDはウエストポーチ210等に入れて携行
し、必要に応じてこれを取り出して、以下に述べる操作
方法により着店コードの検索に使用することができる。
なお、カバー159を、ドライバーDのベルトBに直接
着脱するために、図7(a)に示すように、カバー15
9の裏側には、ベルトBを通すためのベルト挿通部16
6を設けたり、あるいは、同図(b)に示すように、ベ
ルトB側のホルダ168と対になる圧着ファスナ16
7,167を設けることもできる。
【0051】以下、支援装置1の作動について、図13
〜図16のフローチャートと、図17〜図37の作動説
明図を用いて説明する。まず、図2の支援装置1におい
て、スイッチSWをONにすると、まずタッチパネルド
ライバプログラム及びOS22a(図1)が立ち上が
り、そのOS22a内の起動設定により、支援装置1の
アプリケーション22b(図1)が自動的に立ち上が
る。図13はアプリケーション22bの処理の流れを概
略的に示すものであるが、そのS1において、図17に
示す初期画面30がモニタ21(図2)に表示されると
ともに、タッチパネル19がその初期画面30に合わせ
た操作受入状態に設定される(なお、タッチパネル19
の設定状態は、画面Sの表示内容が切り替わる度にそれ
に合わせて変更されるが、以下においては、タッチパネ
ル19側の設定変更については説明を省略する場合があ
る)。なお、アプリケーション22b内の初期設定等に
より、アプリケーション22bが立ち上がった際には、
前記した付随入力部50c,50dの作動ルーチンの実
行を禁止して、付随入力部50c,50dをソフトウェ
ア的にロックする(すなわち、タッチ操作を無効化す
る)ようにしてもよい。このようにすることで、付随入
力部50c,50dをカバー159で覆ったのと同等の
効果が達成される。この場合、カバー159を省略する
ことが可能である。
【0052】次に、図17の初期画面30はモード選択
画面であり、配達情報データベース22c(図1)の内
容を更新するモードを選ぶためのデータ更新ボタン3
1、集配区域検索のための検索条件選択ボタン32〜3
4が図に示すレイアウトで形成・表示されている。検索
条件選択ボタン32〜34は、集配区域名の読みにより
検索を行う読み検索モード(配達地域名読み検索モー
ド)を選択するためのボタン32(以下、市・郡ボタン
32という)と、集配区域の上位地方名(地方名及び都
道府県名)を検索入力情報として使用する上位地方名検
索モードを選択するためのボタン33(以下、都道府県
ボタン33という)と、集配区域の市外電話局番を検索
入力情報として使用する市外電話局番検索モードを選択
するためのボタン34(以下、電話番号ボタン34とい
う)とを含んでいる。各ボタン31〜34にタッチする
(以下、「押す」ともいう)ことで、対応するモードで
の作動となる。
【0053】例えば、ドライバーが、集荷先にて荷物を
受け取り、これに着店コードを記入使用とする場合は、
荷物に貼り付けられている送り状に記された送り先の住
所を確認する。以下の例示では、送り先が、例えば「名
古屋市中村区甲乙町丙丁x−y−z」となっており、送
り先の電話番号が(052)○○○−△△△△になって
いたとする。ドライバーは、この送り先への配達管轄と
なる集配店の着店コードを検索して、荷物に書き込む作
業を行う。
【0054】図13のS2では、集配区域検索・選択処
理となる。詳細を図14に示している。まず、S201
〜S203において、図17のボタン32〜34のいず
れかにタッチすることで、対応する検索モードの処理ル
ーチンとなる。例えば、ドライバーが送り先の住所を見
て、その先頭にある「名古屋市中村区」が「なごやしな
かむらく」と読むことを知っていたとする。この場合
は、図17の初期画面30において、「市・郡」ボタン
32(図17)を押して読み検索モードを選択する(図
14:S201)。すると、図14ではS215に進
み、図18に示す検索条件入力画面(市・郡)40が表
示される。この画面40上において、集配区域名の先頭
側の読み、すなわち市・郡名をカナ入力により一文字ず
つ入力する。以下、画面40の構成について詳しく説明
する。
【0055】すなわち、検索条件入力画面(市・郡)4
0には、入力文字表示エリア41、文字入力手段をなす
複数のソフト文字キー42、検索結果表示出力コマンド
の入力手段をなす検索キー43、ヒット件数表示エリア
44、後退キー45、クリアキー46、前画面表示キー
47(「閉じる」と表示されている)が形成されてい
る。なお、図2に示すモニタ21の画面寸法は、縦65
mm、横110mmであり、ここに表示される画面40
上の各ソフト文字キー42は、縦11mm、横11mの
正方形状であり、対応するタッチパネル19上のキー設
定区画の面積は121mmである。ソフト文字キー4
2は、「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、
「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」の各音に対応
する10個のカナ文字キーと、濁音キー(「゛」)、前
進キー(「→」:前進指定キー)及び後退キー
(「←」)の、計13個が形成されている(なお、以下
において前進キー及び後退キーを総称する場合は、前進
後退キー48と称する)。
【0056】図12(a)に示すように、入力文字表示
エリア41には、ソフト文字キー42により先頭から順
次1文字単位で入力された集配区域名の読みを表す文字
を、入力順に左側から並べて表示するための複数の表示
セル41aが形成されており、カレント入力セルには、
カーソル41bが表示されている。また、同図(b)に
示すように、RAM14には、入力文字表示エリア41
の各表示セル41aに対応する文字データセル14lか
らなる文字列メモリ14aが形成されている。そして、
入力文字表示エリア41の、カーソル41bの表示セル
に対応する文字データセル14lのアドレスに、スタッ
クポインタが設定される。
【0057】図14に戻り、S215で図18の検索条
件入力画面(市・郡)40が表示されればS216に進
み、文字列検索処理となる。その詳細を図15に示して
いる(図12及び図18も参照)。まず、S2001で
文字列メモリ14aをクリアし、次いでS2002でい
ずれかのカナ文字キーが押されれば、S2003でカー
ソル41bの位置に、50音表におけるそのカナ文字の
行の先頭の文字を表示し、文字列メモリ14aの対応す
る文字データセル14lに、その文字のデータを格納す
る。例えば「あ」のキーが押されれば、「あ」行の先頭
文字であるカナ「あ」が入力・表示される。なお、S2
004で、濁音キー「゛」が押されれば、それが濁音付
与可能な文字に限って、カーソル位置の文字を濁音付き
文字に変換する(S2005、S2006)。
【0058】次いで、S2007に進み、同じカナ文字
キーがもう一度押された場合にはS2008に進み、カ
ーソル位置の文字を同音行の次の文字に変換する。一
方、S2009で異なるカナキーが押された場合はS2
010に進み、カーソル41b及びスタックポインタを
次のセルに前進させ、押されたキーのカナ行の先頭文字
の表示及びデータ格納を行う。また、S2011で前進
キー「→」が押されるとS2012に進んで、現在のカ
ーソル41b位置の文字を確定した後、カーソル41b
を前進させる。他方、S2013で後退キー「←」が押
されるとS2014に進んで、現在のカーソル42bの
位置の文字を確定した後、カーソル41bを後退させ
る。なお、後退キー45の機能は、後退キー「←」と同
じである。また、S2015でクリアキー46が押され
ると、S2016に進んでカーソル41bの位置はその
ままにし、そのカーソル位置の文字を消去する。
【0059】S2017で検索キー43が押されなけれ
ばS2004に戻り、以下同様の処理を繰り返すことが
できる。その結果、次のような入力機能が実現される。
すなわち、「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、
「は」、「ま」及び「ら」の各カナ文字キーについて
は、これが1回操作される毎に、入力されるカナ文字が
日本語50音表の各音行の文字列内にて順次切り替わる
(なお、行末の文字の次は先頭の文字に戻る)。なお、
この実施例では、「や」のカナ文字キーについては、
「や」、「ゆ」、「よ」の順で切り替わり、「わ」のカ
ナ文字キーについては、「わ」、「ん」の順で切り替わ
る。そして、異なるキーが押されると、カーソルが前進
して次の文字が入力される。文字に濁点を付与したい場
合は、濁音キー「゛」を押す。
【0060】集配区域名の読みの文字列は、こうして1
文字ずつ入力されていくが、一文字目が入力されると、
図8の配達情報データベースの配達地域名ファイル30
0内で、その入力文字で読みが始まる集配区域名が検索
・抽出され、そのデータインデックス(例えば、データ
格納エリアのアドレスを使用できる)を、図12のRA
M14内のデータインデックス格納部14bに転送す
る。なお、転送されてくるデータインデックスの数をカ
ウントすれば、検索のヒット件数が判明するが、そのカ
ウント値はヒット件数カウンタメモリ14cに格納され
るととともに、これが図18のヒット件数表示エリア4
4にリアルタイム表示される。そして、続く文字が入力
されれば、抽出されたデータインデックスについてのみ
配達地域名ファイル300内で再検索を行い、データイ
ンデックスのRAM14への再転送と、ヒット件数のカ
ウントとを行う。ドライバーはヒット件数を見ながら、
適当な検索件数になったところで文字入力による絞り込
みを切り上げることができる。
【0061】例えば、図19に示すように「な」ボタン
を1回押すと、入力文字表示エリア41に「な」が表示
され、市・郡名が「な」で始まる区域のデータ件数がヒ
ット件数表示エリア44に表示される。そして、図20
及び図21に示すように、「か」ボタンを5回押す
(「こ」に該当)と、入力文字表示エリア41の画面上
に「な」に続いて「こ」が表示され、図22に示すよう
に濁音ボタン「゛」を押すと「なご」となり、図23に
示すように、さらに「や」ボタンを1回押すと「なご
や」が表示される。なお、市・郡名が「なごや」で始ま
る区域のデータ件数がヒット件数表示エリア44に30
件と表示されている。
【0062】なお、同音行の文字を続けて入力したい場
合は、まず、一番目の文字を入力した後、前進キー
「→」でカーソルを次のセルに移動させてこれを強制確
定し、次の文字の入力を行う。例えば「いいだ」と入力
したい場合には、図25に示すように「あ」ボタンを2
回押した後、図26に示すように前進キー「→」を1回
押し、その後再び「あ」ボタンを2回押して図27の状
態とし、さらに図28に示すように「た」「゛」を入力
すればよい。また、「いいだ」と入力した後、これを
「いけだ」に変更したい場合は、図29に示すように、
「だ」位置のカーソル41bを後退キー45により一文
字前の「い」の位置に戻し、次いで図30のように、
「け」を上書き入力すればよい。
【0063】さて、こうして文字列入力が終了すれば、
図15のS2017で検索キー43を押すことでS20
20に進み、図31に示すように、モニタ21の画面を
集配区域一覧画面50に切り替えると共に、データイン
デックス格納部14b(図12(b))内のデータイン
デックスに対応する集配区域名及び集配店名の情報を図
8の配達地域名ファイル300から読み込む。さらに、
各集配店に対応する着店コード及び中継の有無の情報を
図9の詳細情報ファイル400から読み込んで、RAM
14の検索データ格納部14d(図12(b))に格納
すると共に、画面50上にこれを一覧表示する。なお、
S2018で入力文字列が存在しなかった場合(すなわ
ち、未入力の状態)はS2002に戻り、S2019で
ヒット件数がゼロの場合はS2017に戻り、それぞれ
以下の処理を繰り返す。
【0064】例えば図23の状態で検索ボタン43をタ
ッチすると、図31に示すように、「なごや」で始まる
区域の一覧が集配区域一覧画面50に表示される。これ
により、「名古屋市中村区」の着店コードが「6−1」
であることを知ることができる。一方、「な」の入力
後、検索ボタン43を押すと、図39に示すように市・
郡名が「な」で始まる区域の一覧が、集配区域一覧画面
80上に表示される。すなわち、市・郡名を全て入力し
なくても、頭文字あるいはそれに続く一部を入力すれ
ば、集配区域一覧画面80から目的の集配区域(市・
郡)を検索することができる。
【0065】また、図15のS2021で前画面表示キ
ーが押されるとS2022に進み、前画面である図18
の検索条件入力画面(市・郡)40に戻る。このとき、
カーソル42bは、最後に入力を行った文字の位置にセ
ットされる。以降、S2002に戻り、同様の入力処理
を繰り返すことができる。これにより、集配区域一覧画
面50に表示される検索結果を参照しつつ、必要に応じ
て前画面である検索条件入力画面(市・郡)40に戻
り、さらに件数を絞り込む等のために検索を繰り返すこ
とができる。なお、「閉じる」と記された前画面表示キ
ー47は、初期画面30以外の全ての画面に設けられて
おり、これを押すことで前画面に戻ることができる。
【0066】さて、以上のような集配区域名の読み入力
による検索は、配達先の住所の先頭に記載された市名あ
るいは郡名の読みを知っている場合には大変有効である
が、なかには読み方が解からない地名が送り状に書かれ
ていることもある。この場合は、図17の初期画面30
において、「都道府県」ボタン33あるいは「電話番
号」ボタン34を押すことにより、上位地方名検索モー
ドあるいは市外局番検索モードを選択する。
【0067】上位地方名検索モードが選択された場合
は、図14においてS202からS209へ進み、図4
0に示す都道府県選択画面90が表示され、該画面上に
てまず地方名を、続いて都道符県名をそれぞれ選択する
(図14:S210、S211)。都道府県の選択が終
われば、S212に進み、モニタ21の画面を集配区域
一覧画面(図31と略同様の形態のものであるので、図
示は省略する)に切り替えると共に、図8の配達地域名
ファイル300において、選択された都道府県名に該当
する集配区域名及び集配店名の情報を検索する。その
後、S214に進み、該当する集配区域を選択し、さら
に、各集配店に対応する着店コード及び中継の有無の情
報を図9の詳細情報ファイル400から読み込んで、R
AM14の検索データ格納部14d(図12(b))に
格納すると共に、画面上にこれを一覧表示する。
【0068】この実施例では、画面90上(図40)に
は、地方名一覧表90aが表示され、各セルには選択可
能な地方名が文字表示される。セルは、例えばスクロー
ルボタン91を操作することにより移動する反転カーソ
ル90bで選択可能であるが、各セルをタッチパネル上
のソフト選択キーとしておき、指等で直接セルに触れて
選択を行うようにしてもよい。他方、都道府県選択画面
90には都道府県選択キー90cが形成されており、個
々のキーには、地方名一覧表90aにて選択された地方
に属する都道府県名が表示されて、それぞれの都道府県
の選択ボタンとなる。なお、別の地方が選択されると、
キーはその選択された地方の都道府県の選択キーに変更
される。
【0069】また、市外局番モードが選択された場合
は、図14においてS203からS204へ進み、図4
1に示す検索条件入力画面(電話番号)100が表示さ
れる。この画面100は、検索条件入力画面(市・郡)
40と類似の構成を有しているが、カナ文字キーに変え
て番号入力のためのテンキー102(前進・後退キー4
8を含む)が形成されている(なお、画面40と共通の
キーには同一の符号を付している)。配達地の市外局番
(例えば、先の「名古屋市中村区」の例であれば、市外
局番は「052」)を入力し、検索ボタン43を押す
と、読み検索モードの場合と同様にこれを検索入力情報
として、モニタ21の画面を、図42にその要部を示す
集配区域一覧画面110に切り替えると共に、図8の配
達地域名ファイル300において、入力された市外局番
に該当する集配区域名及び集配店名の情報を検索する。
さらに、各集配店に対応する着店コード及び中継の有無
の情報を図9の詳細情報ファイル400から読み込ん
で、RAM14の検索データ格納部14d(図12
(b))に格納するとともに、画面上にこれを一覧表示
する(以上、図14のS206)。なお、この場合も、
市外局番が一文字入力される毎に、ヒット件数がヒット
件数表示エリア44に表示されるようになっているが、
市外局番検索モードにおけるヒット件数表示処理は省略
してもよい。
【0070】以上のような3種類の検索モードのいずれ
かにより、例えば、図31〜図33あるいは図42に示
すように、集配区域一覧画面50に検索結果を一覧表示
した後は、該画面50上において各集配店の詳細情報を
選択・出力することが可能である。例えば図31の画面
50には、前述の通り集配区域名、集配店名、着店コー
ド、中継配達の有無の各情報の組を配列した検索一覧表
50aが表示される。個々の情報の組は対応するもの同
士が1つのセルとして扱われ、例えばスクロールボタン
51を操作することにより移動する反転カーソル50b
で選択可能であるが、図33に示すように、各セルをタ
ッチパネル上のソフト選択キーとしておき、指等で直接
セルに触れて選択を行うようにしてもよい(以上、図1
4:S208及びS214、図15:S2023)。な
お、セル中には、配達地域名である集配区域名が含まれ
ているから、上記のプログラム処理により配達地域名選
択手段が実現されていることは明らかであろう。
【0071】そして、図32において「詳細」ボタン5
2を押すと詳細情報出力処理となり、図34に示す詳細
データが集配店詳細表示画面70に表示される(図1
3:S3)。詳細データには、各集配店の店名、着店コ
ード、電話番号、中継配達の有無及び配達日数の各情報
が含まれている。この集配店詳細表示画面70上では、
さらに料金表示処理の選択が可能となっている。これ
は、画面上の料金表示選択ソフトボタン(以下、「料
金」ボタンともいう)71を押すことにより実行され
る。
【0072】図13の処理では、S4で料金ボタンを押
すとS5に進み、ここで中継配達が関係するかどうかを
「中継配達の有無」の情報(図9)を参照して判断する
(図13:S5)。これは、中継の有無により配達料金
体系が異なるためである。例えば、図34の「名古屋
店」の場合、中継を有する配達区域がないためS6に進
み、図10に示した基本料金データファイル500から
対応する基本料金のデータを読み込み、S7にて、図3
8に示す料金画面60上に基本料金を表示する。画面6
0には、料金一覧表62aが表示され、その各セルには
各重量の料金が表示される。この画面60には、後述す
る中継料金表示領域64、合計金額表示領域61、スク
ロールキー63等も形成されているが、中継配達を扱わ
ない集配店の料金画面であるので、これらは省略するこ
ともできる。
【0073】一方、図35は、中継配達のある場合の集
配店詳細表示画面120の例を示す。ここでは、集配区
域名は「知多郡」であり、集配店名は中継配達のある知
多店である。料金ボタン121が押されると、図13で
S5からS9へ進み、図36に示すように、中継配達目
的地選択画面130が表示される。ここには、配達地を
選択するためのソフトボタン132が形成され、所望の
配達目的地を選択する。他方、荷物の配達目的地が中継
を要する配達地に属していない場合は、「中継なし」の
ソフトボタン131を押す。この場合は、図13では、
S10からS11を経てS6に進み、図38と同様に基
本料金のみの表示となる。
【0074】他方、いずれかの中継配達目的地を選択し
た場合は、図13ではS10からS12に進み、中継時
料金の計算処理となる。詳細を図16に示す。まず、中
継料金は重量比例制の場合と、重量によらず一律の場合
とがあるので、その判断をS1201で行う。重量比例
制でない場合はS1202に進み、図11の中継料金フ
ァイル600から対応する配達地の中継料金を読み出
し、さらにS1203で図10の基本料金ファイル50
0から同様に基本料金を読み出して、S1204でそれ
らの合計金額を算出し表示する。他方、重量比例制であ
った場合は、S1205に進んで重量入力を行い、S1
206で入力された重量に対応する中継料金を図11の
中継料金ファイル600から読み込む。その後S120
3に進み、以下同様の処理となる。
【0075】図37に示すように、この実施例では、料
金画面60上に料金一覧表62が表示され、その各セル
には各重量の料金が表示される。ここで、スクロールボ
タン63を操作して反転カーソル62aを移動させるこ
とにより、重量の選択(すなわち入力)がなされる。ま
た、該重量に対応する中継料金は中継料金表示領域64
に表示され、基本料金との合計金額は合計金額表示領域
61に表示される。なお、ここでも、各セルをタッチパ
ネル上のソフト選択キーとしておき、指等で直接セルに
触れて選択を行うようにしてもよい。
【0076】ところで、図1の携帯型集配業務支援装置
1にて使用される配達情報データベース22cは、新し
い集配店の開業や廃業、トンネルや橋梁あるいは道路開
業による中継輸送の廃止、料金改訂、あるいは着店コー
ド体系の変更などにより、内容が更新されることがあ
る。この場合、図43に示すように、ホストコンピュー
タ201から、各地の集配店等に据え付けられた受信端
末202に更新された配達情報データを配信し、この受
信端末202から、各ドライバーが持ち歩く携帯型集配
業務支援装置1にその配信されたデータを分配すること
により、携帯型集配業務支援装置1内の配達情報データ
ベース22cを更新することができる。
【0077】図43では、ホストコンピュータ201に
は、電話回線網、パソコン通信網あるいはインターネッ
ト等で構成された通信手段としての通信網203によ
り、それぞれパーソナルコンピュータ等で構成された受
信端末202が接続されて、配達情報データ配信システ
ム200が形成されている。ホストコンピュータ201
及び受信端末202には、ディスク記憶装置等で構成さ
れた配達情報データ記憶部201a,202aが設けら
れている。また、各受信端末202には、ICカード書
込装置204が接続されている。
【0078】データを更新するには、まずホストコンピ
ュータ201内の配達情報データ記憶部201aに更新
データを書き込み、通信網203を用いて各受信端末2
02にこれを配信する。受信端末202では、配信され
た更新データを配達情報データ記憶部202aにダウン
ロードする。次いで、ICカード書込装置204のカー
ド装着部204aにICカード3を装着し、ダウンロー
ドされた更新データをこれにコピーする。そして、IC
カード3を抜き取り、これを図1の支援装置のICカー
ドコネクタ15に差し込む。この状態で、例えば支援装
置1の、図17の初期画面30において、データ更新ボ
タン31を押すと、ICカード3内の更新データが読み
込まれ、図1のフラッシュメモリ22内の配達情報デー
タベース22cにコピーされてこれが更新される。
【0079】なお、支援装置1内の配達情報データベー
ス22cの更新は、例えば受信端末202と支援装置1
のデータ入出力インターフェース同士をデータケーブル
で接続し、受信端末202から支援装置1へデータを直
接転送する形で行ってもよい。また、ISDN回線等の
電話回線網につながれた電話端末に、支援装置1をデー
タケーブル(例えば、光通信ケーブル)を用いて接続
し、その電話端末を介してホストコンピュータ201に
アクセスすることにより、更新データを支援装置1に直
接ダウンロードすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型集配業務支援装置の電気的構成
の一例を示すブロック図。
【図2】携帯型集配業務支援装置の外観の一例を示す斜
視図。
【図3】タッチパネルの入力原理説明図。
【図4】カバーの一例を示す外観斜視図。
【図5】その使用方法の説明図。
【図6】支援装置の携帯方法の一例を示す説明図。
【図7】カバーのいくつかの変形例を示す説明図。
【図8】配達情報データベースを構成する配達地域名フ
ァイルのデータ構造を模式的に示す図。
【図9】同じく詳細情報ファイルのデータ構造を模式的
に示す図。
【図10】同じく基本料金ファイルのデータ構造を模式
的に示す図。
【図11】同じく中継料金ファイルのデータ構造を模式
的に示す図。
【図12】入力文字表示エリアの模式図、及びRAM内
のメモリエリアの説明図。
【図13】支援装置の機能を実現するアプリケーション
プログラムの処理の流れを示すフローチャート。
【図14】その集配区域検索・選択処理の詳細を示すフ
ローチャート。
【図15】同じく検索文字列入力・確定処理の詳細を示
すフローチャート。
【図16】同じく中継時料金計算処理の詳細を示すフロ
ーチャート。
【図17】支援装置の画面上の操作説明図。
【図18】図17に続く説明図。
【図19】読み入力の操作法の説明図。
【図20】図19に続く説明図。
【図21】図20に続く説明図。
【図22】図21に続く説明図。
【図23】図22に続く説明図。
【図24】読み入力の操作法におけるクリアキーの使用
方法を示す説明図。
【図25】同音行文字を連続入力する場合の読み入力の
操作法の説明図。
【図26】図25に続く説明図。
【図27】図26に続く説明図。
【図28】図27に続く説明図。
【図29】読み入力の操作法における後退キーの使用方
法を示す説明図。
【図30】図29に続く説明図。
【図31】図18に続く、支援装置の画面上の操作説明
図。
【図32】図31に続く、支援装置の画面上の操作説明
図。
【図33】図31に続く別の操作説明図。
【図34】集配店詳細表示画面の説明図。
【図35】同じく別の説明図。
【図36】中継配達目的地選択画面の説明図。
【図37】料金画面の説明図。
【図38】料金画面の別の説明図。
【図39】集配区域一覧画面の別の説明図。
【図40】都道府県選択画面の説明図。
【図41】検索条件入力画面(電話番号)の説明図。
【図42】市外局番検索した場合の集配区域一覧画面の
説明図。
【図43】本発明の配達情報データ配信システムを概念
的に示すブロック図。
【符号の説明】
1 携帯型集配業務支援装置 1H 携帯型端末装置 2 ケース 5 内蔵電源 12 CPU(着店コード情報読出/表示制御手段、検
索入力画面表示制御手段、ヒット件数表示制御手段、検
索結果一覧表示画面表示制御手段、モード選択手段、配
達地域名選択手段及び料金情報読出/表示制御手段) 19 タッチパネル入力部 21 モニタ(表示部、液晶表示部) 22 フラッシュメモリ(EPROM、記憶装置) 22b アプリケーション(プログラム) 22c 配達情報データベース 50c,50d 付随入力部 159 カバー(遮蔽部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/033 360 G06F 13/00 354D 13/00 354 1/00 312A 15/40 310G 370Z 15/403 380E (72)発明者 小川 敏樹 愛知県一宮市東島町2丁目8番地 株式会 社コーネット内 Fターム(参考) 5B020 AA03 BB02 CC12 DD30 GG25 5B075 KK07 KK13 KK33 KK39 MM23 MM70 ND03 ND20 ND23 PP03 PP13 PP22 PQ02 PQ40 PQ46 PQ66 UU40 5B087 AA06 AA10 AE09 CC02 DE03 5B089 GA23 HA01 JA33 JB01 JB22 KA05 LB25 5E501 AA04 AA10 AC08 CA04 CB05 FA13 FA23 FA42

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェア部分が携帯型端末装置とし
    て構成され、 各配達地域をカバーする集配店の着店コード情報と、前
    記着店コードを検索するための検索情報であって、配達
    地域名を表す配達地域名情報及びその配達地域名の読み
    を表す読み情報を含む検索情報とを互いに対応付けた形
    で蓄積した配達情報データベース記憶手段と、 前記配達地域名の読みの少なくとも一部を検索入力情報
    として文字単位で入力するための文字入力手段として機
    能する入力部と、 その検索入力情報に該当する配達地域名情報を前記配達
    情報データベース上にて検索して、その検索された配達
    地域名情報に対応する着店コード情報を前記配達情報デ
    ータベースから読み出し、これを表示部に表示させる着
    店コード情報読出/表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型集配業務支援装置。
  2. 【請求項2】 CPUと、内蔵電源と、データを視覚的
    に出力するための表示部と、所定の入力を行うための入
    力部と、必要なデータ及びプログラムを前記CPUが読
    取可能な状態で記憶するための記憶装置と、をケースに
    一体的に組み付けた携帯型端末装置によりハードウェア
    が構成され、その記憶装置に、 各配達地域をカバーする集配店の着店コード情報と、前
    記着店コードを検索するための検索情報であって、配達
    地域名を表す配達地域名情報及びその配達地域名の読み
    を表す読み情報を含む検索情報とを互いに対応付けた形
    で蓄積した配達情報データベースと、 前記携帯型端末装置を、前記入力部を用いて、前記配達
    地域名の読みの少なくとも一部を検索入力情報として文
    字単位で入力する検索入力手段としての文字入力手段、
    その検索入力情報に該当する配達地域名情報を前記配達
    情報データベース上にて検索する検索手段、及び、その
    検索された配達地域名情報に対応する着店コード情報を
    前記配達情報データベースから読み出して、これを前記
    表示部に表示させる着店コード情報読出/表示制御手段
    として機能させるためのプログラムと、 が記憶されたことを特徴とする携帯型集配業務支援装
    置。
  3. 【請求項3】 前記着店コード情報読出/表示制御手段
    は、入力された前記検索入力情報に読みが部分的に一致
    する配達地域名情報を、これに対応する着店コード情報
    とともに前記表示部に一覧表示するものである請求項1
    又は2に記載の携帯型集配業務支援装置。
  4. 【請求項4】 前記文字入力手段は、前記配達地域名の
    読みを先頭から順次1文字単位で入力するものであり、 前記検索手段は、前記読みの先頭側の文字列が前記入力
    文字列に一致する配達地域名情報を前記配達情報データ
    ベース上にて検索するものである請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の携帯型集配業務支援装置。
  5. 【請求項5】 前記検索手段は、入力文字数が増える毎
    に前記配達地域名情報の再検索を行ってその絞り込みを
    行うものである請求項3又は4に記載の携帯型集配業務
    支援装置。
  6. 【請求項6】 前記表示部に対し検索入力画面を表示さ
    せる検索入力画面表示制御手段と、 その入力文字列表示部に前記文字入力手段により入力さ
    れた前記入力文字列を、前記検索入力画面上に表示させ
    る入力文字列表示制御手段と、 その入力された検索入力文字列を前記検索入力情報とし
    て前記検索手段により検索された配達地域名情報のヒッ
    ト件数を、前記検索入力画面上に表示させるヒット件数
    表示制御手段とを備える請求項5記載の携帯型集配業務
    支援装置。
  7. 【請求項7】 前記表示部に対し、前記検索入力画面と
    は別の検索結果一覧表示画面を表示させる検索結果一覧
    表示画面表示制御手段を備え、 前記着店コード情報読出/表示制御手段は、前記入力部
    による検索結果表示出力コマンドの入力に基づいて、前
    記検索入力画面をクリアしてこれを前記検索結果一覧表
    示画面に切り替え、前記検索手段により検索された配達
    地域名情報を、対応する着店コード情報と対応づけた形
    でこれに一覧表示させるものである請求項6記載の携帯
    型集配業務支援装置。
  8. 【請求項8】 前記携帯型端末装置は、CPUと、内蔵
    電源と、データを視覚的に出力するための液晶表示部
    と、その液晶表示部に対し表示内容を透視可能な状態で
    重ね配置され、電気的に設定される入力区画に指やペン
    等の入力指示体にて触れることにより所定の入力を行う
    タッチパネル入力部と、バックアップ電源付RAM、P
    ROM又はEPROMの少なくともいずれかにより構成
    され、必要なデータ及びプログラムを前記CPUが読取
    可能な状態で記憶するための記憶装置と、をケースに一
    体的に組み付けた携帯型コンピュータであり、 その携帯型コンピュータは、厚さ方向におけるその一方
    の面に前記液晶表示部と前記タッチパネル入力部とがは
    め込まれた構成を有するとともに、前記液晶表示部の表
    示画面の大きさが、縦60〜70mm、横100〜12
    0mmであり、 前記文字入力手段は、前記表示画面上に表示される複数
    の文字キー画像に一対一に対応して、前記タッチパネル
    入力部上に電気的に区画設定されるソフト文字キー群に
    より構成されるとともに、それらソフト文字キー群は、
    各キーの前記タッチパネル入力部上の設定区画の最小幅
    寸法が5mm以上、区画面積が30〜150mmであ
    り、キー総数が10〜20個に制限されている請求項1
    ないし7のいずれかに記載の携帯型集配業務支援装置。
  9. 【請求項9】 前記文字入力手段は、日本語カナの一部
    のみに対応するカナ文字キー群を含み、それらカナ文字
    キー群は、1つのキーが複数のカナ文字入力に兼用され
    ている請求項1ないし8のいずれかに記載の携帯型集配
    業務支援装置。
  10. 【請求項10】 前記カナ文字キー群は、「あ」、
    「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、「ま」、
    「や」、「ら」、「わ」の各音に対応する10個のカナ
    文字キーを主体に構成され、前記文字入力手段は、少な
    くとも「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、
    「は」、「ま」及び「ら」の各カナ文字キーについて
    は、これが1回操作される毎に、入力されるカナ文字を
    日本語50音表の各音行の文字列内にて順次切り替える
    ものである請求項9記載の携帯型集配業務支援装置。
  11. 【請求項11】 前記カナ文字キー群は、前記カナ文字
    キーにより入力されたカナ文字に濁点を付与する濁音キ
    ーと、複数のカナ文字を順次入力する際に、現在の入力
    文字を確定して次の文字の入力待ち状態に強制的に切り
    替える前進指定キーとを含む請求項10記載の携帯型集
    配業務支援装置。
  12. 【請求項12】 前記携帯型端末装置は、CPUと、内
    蔵電源と、データを視覚的に出力するための液晶表示部
    と、その液晶表示部に対し表示内容を透視可能な状態で
    重ね配置され、電気的に設定される入力区画に指やペン
    等の入力指示体にて触れることにより所定の入力を行う
    タッチパネル入力部と、バックアップ電源付RAM、P
    ROM又はEPROMの少なくともいずれかにより構成
    され、必要なデータ及びプログラムを前記CPUが読取
    可能な状態で記憶するための記憶装置とをケースに一体
    的に組み付けた携帯型コンピュータであり、 その携帯型コンピュータの前記タッチパネル入力部に
    は、前記プログラムに基づきこれを前記携帯型集配業務
    支援装置として機能させたときの、該支援装置の基本操
    作に直接関与しない入力を行うための付随入力部が形成
    されており、 前記付随入力部へのタッチ操作を禁止するために、該付
    随入力部の少なくとも一部を着脱可能に覆う遮蔽部材が
    設けられている請求項2ないし11のいずれかに記載の
    携帯型集配業務支援装置。
  13. 【請求項13】 前記携帯型端末装置は、CPUと、内
    蔵電源と、データを視覚的に出力するための液晶表示部
    と、その液晶表示部に対し表示内容を透視可能な状態で
    重ね配置され、電気的に設定される入力区画に指やペン
    等の入力指示体にて触れることにより所定の入力を行う
    タッチパネル入力部と、バックアップ電源付RAM、P
    ROM又はEPROMの少なくともいずれかにより構成
    され、必要なデータ及びプログラムを前記CPUが読取
    可能な状態で記憶するための記憶装置とをケースに一体
    的に組み付けた携帯型コンピュータであり、 その携帯型コンピュータの前記タッチパネル入力部に
    は、前記プログラムに基づきこれを前記携帯型集配業務
    支援装置として機能させたときの、該支援装置の基本操
    作に直接関与しない入力を行うための付随入力部が形成
    されており、また、前記プログラムに基づき前記携帯型
    コンピュータを前記携帯型集配業務支援装置として機能
    させた状態においては、前記付随入力部へのタッチ操作
    を無効化する付随入力部操作無効化手段が設けられてい
    る請求項2ないし12のいずれかに記載の携帯型集配業
    務支援装置。
  14. 【請求項14】 前記配達情報データベースに含まれる
    前記検索情報は、前記配達地域名情報と、各配達地域名
    の読みを表す前記読み情報と、各配達地域の市外電話局
    番情報とを含むものであり、 前記配達地域名の読みの少なくとも一部を検索入力情報
    として使用する配達地域名読み検索モードと、各配達地
    域の市外電話局番を検索入力情報として使用する市外電
    話局番検索モードとを少なくとも含む複数の検索モード
    のいずれかを、前記入力部からのモード選択入力内容に
    基づいて選択するモード選択手段を備え、 前記市外電話局番検索モードが選択された場合には、前
    記検索入力手段は、前記検索入力情報としての市外電話
    局番を入力するものとなり、 前記検索手段は、その入力された市外電話局番に該当す
    る配達地域名情報を前記配達情報データベース上にて検
    索するものとなる請求項1ないし13のいずれかに記載
    の携帯型集配業務支援装置。
  15. 【請求項15】 前記配達情報データベースに含まれる
    前記検索情報は、前記配達地域名情報と、各配達地域名
    の読みを表す前記読み情報と、各配達地域の属する都道
    府県名あるいは地方名等、上位の地方名を表す上位地方
    名情報とを含むものであり、 前記配達地域名の読みの少なくとも一部を検索入力情報
    として使用する配達地域名読み検索モードと、各配達地
    域名の上位地方名を検索入力情報として使用する上位地
    方名検索モードとを少なくとも含む複数の検索モードの
    いずれかを、前記入力部からのモード選択入力内容に基
    づいて選択するモード選択手段を備え、 前記上位地方名検索モードが選択された場合には、前記
    検索入力手段は、前記検索入力情報としての上位地方名
    を入力するものとなり、 前記検索手段は、その入力された上位地方名に該当する
    配達地域名情報を前記配達情報データベース上にて検索
    するものとなる請求項1ないし14のいずれかに記載の
    携帯型集配業務支援装置。
  16. 【請求項16】 前記配達情報データベースには、中継
    の必要な配達地域が含まれる場合に、中継の有無を特定
    するための中継特定情報が配達地域情報と対応づけた形
    で記憶されており、 前記着店コード情報読出/表示制御手段は、前記検索さ
    れた配達地域名情報を、対応する着店コード情報及び中
    継特定情報と共に前記配達情報データベースから読み出
    して、それら配達地域名情報、着店コード情報及び中継
    特定情報とを互いに対応付ける形で前記表示部に表示さ
    せるものである請求項1ないし15のいずれかに記載の
    携帯型集配業務支援装置。
  17. 【請求項17】 前記配達情報データベースには、各配
    達地域毎の基本運送料金情報と、中継の必要な配達地域
    の中継料金情報とが、配達地域名情報と対応づけた形に
    て記憶されており、 前記表示部に表示された配達地域名情報、着店コード情
    報及び中継特定情報を参照しつつ、所望の配達地域名を
    選択する配達地域名選択手段と その選択された配達地域名が中継を要しない配達地域で
    あった場合には、その配達地域の基本運送料金情報を前
    記配達情報データベースから読み出して、これを前記表
    示部に表示させる一方、選択された配達地域名が中継を
    要する配達地域であった場合には、その配達地域の基本
    運送料金情報と中継料金情報とを前記配達情報データベ
    ースから読み出して、基本運送料金情報と中継料金情報
    とを個別に、及び/又は合算した形にて前記表示部に表
    示させる料金情報読出/表示制御手段とを備える請求項
    16記載の携帯型集配業務支援装置。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれかに記載
    の携帯型集配業務支援装置にて使用される前記配達情報
    データベースの、データ配信元となるホストコンピュー
    タと、 そのホストコンピュータから、前記配達情報データベー
    スの少なくとも一部をなす配達情報データの配信を受け
    る受信端末と、 前記ホストコンピュータから前記受信端末に前記配達情
    報データを配信するための通信手段と、 前記受信端末が受信した配達情報データを前記携帯型集
    配業務支援装置へ転送して前記記憶装置に書き込むこと
    により、受信端末側から携帯型集配業務支援装置側への
    データ分配を行うデータ分配手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型集配業務支援装置への
    配達情報データベース配信システム。
  19. 【請求項19】 各配達地域をカバーする集配店の着店
    コード情報と、前記着店コードを検索するための検索情
    報であって、配達地域名を表す配達地域名情報及びその
    配達地域名の読みを表す読み情報を含む検索情報とを互
    いに対応付けた形で蓄積した配達情報データベースと、 入力部を有する携帯型コンピュータを、前記入力部を用
    いて、前記配達地域名の読みの少なくとも一部を検索入
    力情報として文字単位で入力する検索入力手段としての
    文字入力手段、その検索入力情報に該当する配達地域名
    情報を前記配達情報データベース上にて検索する検索手
    段、及び、その検索された配達地域名情報を、対応する
    着店コード情報と共に前記配達情報データベースから読
    み出して、それら配達地域名情報と着店コード情報とを
    互いに対応づけた形で前記表示部に表示させる着店コー
    ド情報読出/表示制御手段として機能させるためのプロ
    グラムと、 をコンピュータ読み取り可能な状態で記録したことを特
    徴とする記録媒体。
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