JP2000155613A - 生コンクリート製造プラントの遠隔保守管理装置 - Google Patents

生コンクリート製造プラントの遠隔保守管理装置

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JP2000155613A
JP2000155613A JP32942298A JP32942298A JP2000155613A JP 2000155613 A JP2000155613 A JP 2000155613A JP 32942298 A JP32942298 A JP 32942298A JP 32942298 A JP32942298 A JP 32942298A JP 2000155613 A JP2000155613 A JP 2000155613A
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Shoichi Kinugawa
彰一 衣川
Masaya Matsushima
雅也 松島
Yasuaki Izumi
安亮 和泉
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Nikko Co Ltd
Nikko KK
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Nikko Co Ltd
Nikko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生コンクリート製造プラントの異常やその兆
候をメーカー側にて把握できるようにし、トラブル時に
は早急に対処できるようにする。 【解決手段】 予めプラント制御装置のプラント監視端
末の基準状態データ記憶手段にプラントの正常運転時に
おける各機器の基準状態データを記憶させておき、プラ
ント運転時に多数のセンサや各種スイッチの操作により
出力されるプラントの動作状態データを検出して状態デ
ータ記憶手段に記憶蓄積する。そして比較手段によって
最新の状態データと基準状態データとを比較し、検出し
た状態データが基準状態データに対して許容限度を越え
る場合にはプラント監視端末から遠隔保守センター装置
にデータ送信手段によって自動的に警報データを送信
し、遠隔保守センター装置側に警報報データを出力表示
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コンクリート製
造プラントの運転状況を監視するプラント監視端末と遠
隔保守センター装置とを通信手段で接続し、遠隔保守セ
ンター装置から生コンクリート製造プラントの運転状況
を把握し、生コンクリート製造プラントを遠隔にて保守
管理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生コンクリート製造プラントにおいて
は、砂利、砂といった骨材を種別毎に貯蔵する骨材ヤー
ドから引出しベルトコンベヤや傾斜ベルトコンベヤによ
り骨材をプラント上部に搬送すると共に、プラント上部
に配設した骨材貯蔵ビンに粒径別に一時貯蔵し、製造す
るコンクリートの配合に基づいて各種粒径の骨材を計量
槽により所定量計量し、別に計量されたセメント、水、
混和剤といった他のコンクリート材料と共にミキサに投
入し、所定時間混練して生コンクリートを製造してい
る。
【0003】このコンクリート材料の搬送、計量及び混
合といった一連のシステムから成る生コンクリート製造
プラントもマイクロコンピュータの採用により高度に自
動化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように生コンクリート製造プラントが高度に自動化され
てくると、オペレータが対処しきれないトラブルが発生
することもあり、メーカ側へと問い合わせてくるが、メ
ーカー側はそのトラブルに至るまでの経過やその兆候等
をオペレータから聞くだけではトラブルの原因を的確に
判断できないこともあって早急に対応できないこともあ
る。
【0005】また、制御系統のトラブルにあっては、各
ユーザーのプラントに搭載しているシーケンサのシーケ
ンスプログラムは共通のものばかりではなく、メーカー
側ではトラブルの連絡を受けてそのユーザーの図面を探
してチェックし、プログラムを改良する場合には技術者
がプラント工場に赴いてプログラムの変更を行うなどし
ており、トラブルの解消に時間を要することもある。
【0006】また、このトラブルの発生に至るまでに何
らかの兆候があると考えられるが、この兆候を事前にメ
−カ−側にて把握できれば大きなトラブルに至ることも
少なくできると考えられる。
【0007】本発明は上記の点に鑑み、プラントの異常
やその兆候をメーカー側にて把握できるようにし、トラ
ブル時には早急に対処できるようにした生コンクリート
製造プラントの遠隔保守管理装置を提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1記載の生コンクリート製造プラ
ントの遠隔保守管理装置にあっては、生コンクリート製
造プラントのプラント制御装置に接続してプラントの運
転状況を監視するプラント監視端末と遠隔保守センター
装置とを通信手段により接続し、前記プラント監視端末
にはプラントの各機器に配設した多数のセンサやプラン
ト制御装置の各種スイッチの操作により出力される各種
信号よりなるプラントの動作状態データについて適切な
運転を維持するための基準状態データを予め記憶する基
準状態データ記憶手段と、プラント運転時に所定の周期
で前記各状態データを取り込み逐次記憶蓄積する状態デ
ータ記憶手段と、前記状態データと基準状態データとを
比較して状態データが前記基準状態データに対して許容
限度を越えるか否かを判断する比較手段と、前記許容限
度を越えるときに遠隔保守センター装置に対して警報デ
ータを自動送信するデータ送信手段とを備える一方、遠
隔保守センター装置にはプラント監視端末より受信した
警報データを出力するデータ出力手段と、プラント監視
端末側に蓄積した状態データを回収する状態データ回収
手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の生コンクリート製造
プラントの遠隔保守管理装置にあっては、前記遠隔保守
センター装置にはプラント制御装置に搭載したシーケン
サのシーケンスプログラムを通信手段を介して遠隔にて
保守管理を行うシーケンス保守管理手段を備えたことを
特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1記載の生コ
ンクリート製造プラントの遠隔保守管理装置によれば、
先ず、生コンクリート製造プラントのプラント制御装置
にプラント監視端末を配設し、このプラント監視端末に
プラントの動作状態データについて適正な運転を実現す
るための基準となる各種基準状態データを予め記憶させ
ておく。
【0011】そしてプラント運転時に各機器に配設した
多数のセンサやプラント制御装置の各種スイッチの操作
により出力される各種信号よりなるプラントの動作状態
データを所定周期でプラント監視端末に取り込んで状態
データ記憶手段に逐次記憶蓄積していくと共に、その状
態データを比較手段によって予め記憶させた基準状態デ
ータと比較していく。そしてこの状態データが基準状態
データに対して許容限度を越えて異常やその兆候がある
場合には、データ発信手段によりプラント監視端末から
メーカー側の遠隔保守センター装置に通信手段を介して
警報データを自動的に発信する。遠隔保守センター側で
はこの警報データを受信すればデータ出力手段に直ちに
出力する。
【0012】この警報データの出力によって遠隔保守セ
ンター側ではプラントの異常を発信しているユーザー名
や異常状態を直ちに把握でき、その異常が早急に対応す
る必要があるか否かを判断し、早急に対応する必要があ
ればその旨をユーザーに知らせると共にその対応処置を
講じるのである。この時、プラントの異常度合を詳しく
知るために、プラント監視端末の状態データ記憶手段に
蓄積したプラントの状態データを通信手段を介して遠隔
保守センター装置側に回収し、その状態データを解析す
ればその異常度合を的確に判断できる。なお、異常発信
時でなくても遠隔保守センター装置にてプラントの状態
データを回収すればプラントの運転状況を把握でき、こ
れによって遠隔保守センター装置のあるメーカー側から
ユーザーに対しプラントの保守管理に関する適切なアド
バイスができて大変便利なものとなる。
【0013】また、請求項2記載の生コンクリート製造
プラントの遠隔保守管理装置によれば、遠隔保守センタ
ー装置のシーケンス保守管理手段を利用してユーザーの
プラント制御装置に搭載したシーケンサのシーケンスプ
ログラムを通信手段を介して見れるので、プラント故障
時にメーカー保管の資料を探すことなく直ちにプログラ
ムを映し出してそのチェックを行い、またプログラムを
修正すればプラント制御装置側に送信してプログラムを
書き換えることができる。これによって技術者の移動も
なく保守作業の効率を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1は遠隔監視用の遠隔保守センター装置
1とプラント制御装置2に接続したプラント監視端末3
とを通信手段の一つである総合デジタル通信網(ISD
N)4によって接続した図である。
【0016】遠隔保守センター装置1は本体制御部5と
オペレータが操作するキーボード等を備えた操作部6と
各種データを表示する表示部7及びプリンタ8等とより
なるパーソナルコンピュータにより構成してある。
【0017】遠隔保守センター装置1及びプラント監視
端末3にはそれぞれターミナルアダプター(TA)9を
備え、該ターミナルアダプター9は通常のアナログ電話
機やファクシミリ等を総合デジタル通信網4に接続する
場合に必要なプロトコルを変換する装置である。そして
該ターミナルアダプター9にはデジタル機器を総合デジ
タル通信網4に接続するデジタル回線接続装置(DS
U)10を内蔵し、該デジタル回線接続装置10は通信
速度の変換や過電圧保護機能を備えている。
【0018】そして、これらのターミナルアダプタ9を
経由して遠隔保守センター装置1及びプラント監視端末
3が総合デジタル通信網4で結ばれ、音声、画像、各種
保守データ等の情報を高速度で通信可能としている。
【0019】図2はプラント監視端末3内に備えられる
データ処理手段のブロック図を示している。プラントに
取り付けた多数のセンサによって検知されるプラントの
動作状態(稼動状態)信号を所定の周期でプラント制御
装置2である操作盤11や動力盤12を経由して取り込
み、状態データとして状態データ記憶手段13に逐次記
憶蓄積するようにしている。
【0020】プラントの動作状態信号の取り込みの際に
は、リミットスイッチ等のオンオフ信号やその他デジタ
ル機器よりの信号はそのまま取り込み、計量値や駆動電
流値等のアナログ信号はプラント制御装置2内のA/D
変換器によりデジタル信号化されたものを取り込むよう
にしている。また、操作盤11に入力された設定値、各
種操作スイッチのオン、オフも同時に取り込むようにし
ている。
【0021】基準状態データ記憶手段14はプラントを
運転するにあたり、各機器の状態がこの範囲にあれば適
切な状態であると判断される基準となる基準状態データ
を記憶させるものである。
【0022】比較手段15は前記状態データ記憶手段1
3に逐次記憶蓄積している状態データの内、最新の状態
データと基準状態データ記憶手段14に記憶した基準状
態データとを比較し、状態データが基準状態データに対
して許容限度を越えるか否かを判断する機能を有するも
のである。
【0023】データ送信手段16は前記比較手段15に
より許容限度を越えると判断されたときに警報データ記
憶手段17から警報データを、また、遠隔保守センター
装置1からの保守要求データの送信要求があるときに状
態データ記憶手段13から状態データを遠隔保守センタ
ー装置1に向けて送り出すものである。
【0024】データ受信手段18は警報データを受信し
た遠隔保守センター装置1からプラント監視端末3に向
けてより詳細な状態データ等を把握したい場合に把握し
たい状態データについての要求項目である保守要求デー
タを受信するものであって、受信した保守要求データを
保守要求データ記憶手段19に記憶する。
【0025】また、データ制御手段20は前記各記憶手
段や比較手段を統括制御してデータを転送したり、各種
演算をしたりするものである。
【0026】一方、遠隔保守センター装置1側のデータ
処理手段は、図3に示すように、プラント監視端末3よ
り発信された警報データや状態データを受信するデータ
受信手段21を備えると共に、受信した警報データを表
示部7に表示するデータ出力手段22を備えている。ま
た、遠隔保守センター装置1側にはプラント監視端末3
側の状態データ等の送信要求をするための保守要求デー
タ入力手段23や入力された保守要求データをプラント
監視端末3側に送信するデータ送信手段24を備えてい
る。
【0027】更に、プラント監視端末3側の状態データ
記憶手段13に逐次記憶蓄積している状態データを回収
する状態データ回収手段25を備えると共に、受信した
状態データを記憶格納する状態データ記憶手段26及び
上記各データを転送したり上記各手段を統括するデータ
制御手段27を備えている。
【0028】図4は遠隔監視用の遠隔保守センター装置
1とプラント制御装置2に接続したプラント監視端末3
とを通信手段の一つである総合デジタル通信網4によっ
て接続したものに加え、別のシーケンス保守用の遠隔保
守センター装置1´をプラント制御装置2である操作盤
11に前記と同様の総合デジタル通信網4によって接続
したものを示すもので、遠隔保守センター装置1´は前
述の遠隔保守センター装置1と同様に本体制御部5´と
オペレータが操作するキーボード等を備えた操作部6´
及び各種データを表示する表示部7´及びプリンタ8´
等とよりなるパーソナルコンピュータにより構成してい
る。
【0029】一方、プラント制御装置2側の操作盤11
では操作盤11内のシーケンサ(PLC)28がモデム
29を介してターミナルアダプター9に接続されてい
る。そして、遠隔保守センター装置1´にはプラント制
御装置2のシーケンサ28のシーケンスプログラム(ラ
ダー図)を遠隔保守センター装置1´側に通信手段を介
して読み込んで表示させたり、また読み込んだシーケン
スプログラムに改良を加えたり、更に改良したシーケン
スプログラムを再び通信手段を介してシーケンサ28に
送り込んだりするPCローダと呼ばれるシーケンス保守
管理手段30を備えている。
【0030】上記遠隔保守センター装置1、1´及びプ
ラント監視端末3の上記各手段はそれぞれの手段を機能
させるハードウエア及びソフトウエアにより構成されて
いる。
【0031】次に上記構成よりなる遠隔保守管理装置に
おいて、プラント監視端末3によってプラントの状態を
監視し、その状態等を遠隔保守センター装置1にて把握
する手順について図5、図7のフローチャートに基づい
て説明する。図中、S1〜S17は各処理手順のステッ
プを表わす。
【0032】先ず、プラント監視端末3に初期設定とし
て、プラントが好ましい適切な状態で運転されていると
きの各機器の動作状態や各種センサにより検出されるプ
ラントの状態データを基準状態データとして基準状態デ
ータ記憶手段14に入力記憶させておく(S1)。
【0033】プラントの運転が開始されると(S2)、
プラント監視端末3のデータ制御手段20が機能してプ
ラントの運転状態を示す状態データの取り込み処理を開
始し、先ず、所定の周期で発生させている状態データ取
り込み用の割り込み信号の有無を判断し(S3)、割り
込み信号が無ければ割り込み信号待ちとなり、割り込み
信号が有ればプラント制御装置2を介してプラントに取
り付けた各種センサやプラント制御装置2の動作を示す
状態データを取り込み、それを状態データ記憶手段13
に記憶蓄積する(S4)。
【0034】プラントの状態データの取り込みが完了す
ると、その都度、比較手段15が状態データ記憶手段1
3に記憶した最新の状態データと予め基準状態データ記
憶手段14に記憶している基準状態データとを比較し
(S5)、最新の状態データが基準状態データに対して
その許容限度を越えているか否か判断し(S6)、許容
限度を越えていない場合には、この時点で状態データ記
憶手段13の状態データが最新の状態データに更新され
たか否か判断し(S7)、更新されていない場合にはス
テップS3に戻って更新待ちとなり、更新されている場
合にはステップS5に戻って更新された状態データの比
較に進む。そして、前記最新の状態データが基準状態デ
ータに対してその許容限度を越えている場合には、警報
データ記憶手段17より許容限度を越える機器につい
て、プラント監視端末3の端末コードや警報内容等の警
報データをデータ送信手段16により遠隔保守センター
装置1に向けて発信する(S8)。
【0035】遠隔保守センター装置1では通信手段を介
して送信されてきた警報データをデータ受信手段21に
より受信し(S9)、その警報データに受信日時を付加
してデータ出力手段22により、例えば、図6に示すよ
うに受信日時、端末コード、警報内容を一覧にして表示
部7に表示させたり、同時に警報音を発する等、警報を
出力(S10)してオペレータに知らせる。
【0036】また、上記警報データに基づいて遠隔保守
センター装置1側からプラントの動作状況を更に詳しく
知るためにプラント監視端末3の状態データを読み込も
うとする場合には、図7のフローチャートに示すよう
に、警報が発信されている機器について保守要求データ
入力手段23により入力した保守しようとする機器名や
その他の保守要求データをデータ送信手段24によって
プラント監視端末3に向けて送信する(S11)。プラ
ント監視端末3側ではデータ受信手段18により前記保
守要求データが受信され(S12)、保守要求データ記
憶手段19に記憶され(S13)、該当する状態データ
をデータ送信手段16によって遠隔保守センター装置1
に向けて送信し(S14)、これを遠隔保守センター装
置1のデータ受信手段21が受信し(S15)、状態デ
ータ記憶手段26に記憶する(S16)と共に、データ
出力手段22によって表示部7及びプリンタ8等に出力
される(S17)。
【0037】このようにして、プラント監視端末3側で
プラントの動作状態やプラント制御装置2の動作につい
て適切な運転の範囲より外れる状態、例えば、骨材供給
用ベルトコンベヤやミキサの駆動電流が定格電流を越え
たり、また、プラント制御装置2において各種電磁弁や
動力の駆動信号が出力され無いとか、或はリミットスイ
ッチの動作信号が得られない等の状態が検出されると、
プラント監視端末3側から遠隔保守センター装置1に向
けて警報データが自動的に発信され、遠隔保守センター
装置1で日時、プラント識別データ、装置名、警報内容
等の警報データを表示部7で確認することができる。
【0038】それによって、骨材やセメント等の供給装
置や計量装置あるいはミキサといったプラントを構成す
る装置の運転に異常やその兆候を生じていることを迅速
に知ることができ、遠隔保守センター装置1側ではその
警報データに基づいて対象のプラント監視端末3側に保
守要求データを発信し、更に詳しくプラント監視端末3
側のプラントやプラント制御装置2の状態データを読み
出して表示部7に表示させたり、プリンタ8に出力させ
て迅速に異常やその兆候等を把握し、的確な保守管理を
行うことができる。
【0039】また、プラント故障等によりプラント制御
装置2の操作盤12等のシーケンスプログラムを見た
り、手を加える必要が生じた場合の手順について図8に
示すフローチャートに基づいて説明する。図中、S20
〜S24は各手順のステップを表わす。
【0040】先ず、図4に示すシーケンス保守用の遠隔
保守センター装置1´に備えたシーケンス保守管理手段
30によってプラント制御装置2の操作盤11に搭載し
ているシーケンサ28のシーケンスプログラムを遠隔保
守センター装置1側に通信手段を介して読み込み(S2
0)、表示装置7´にシーケンスのラダー図を表示させ
たり、プリンタ8´に出力し(S21)、内容を点検し
たり改良する(S22)。そしてプログラム改良の必要
があれば、通信手段を介して元のシーケンサ28に送信
し(S23)、復旧又は改良の作業を完了する(S2
4)。なお、予め改良したシーケンスプログラムを送信
する場合にはステップS23の送信作業のみを実行する
と良い。
【0041】このように、遠隔保守センター装置1´の
シーケンス保守管理手段30を利用してユーザーのプラ
ント制御装置2に搭載したシーケンサ28のシーケンス
プログラムを通信手段を介して見れるので、プラント故
障時にメーカー保管の資料を探すことなく直ちにプログ
ラムを映し出してそのチェックを行い、またプログラム
を修正すればプラント制御装置2に送信してプログラム
を書き換えることができ、これによって技術者の移動も
なく保守作業の効率を高めることができる。このシーケ
ンス保守管理手段30は遠隔監視用の遠隔保守センター
装置1側に備えることもできるが、遠隔保守センター装
置1は警報データを常に受信できるようにしておく方が
良いので2台のコンピュータを使用してそれぞれの機能
を持たせるようにする方が好ましい。
【0042】なお、本実施例では遠隔保守センター装置
1とプラント制御装置2とを接続する通信手段として総
合デジタル通信網(ISDN)を例にあげて説明した
が、モデムを介して公衆回線網により接続することも勿
論可能であり、保守管理の規模や内容に応じて適宜選択
すると良い。
【0043】また、プラント監視端末3をプラント制御
装置2とは別個に設けたが、プラント制御装置2にプラ
ント遠隔監視端末3の機能を持たせるようにしても良い
ことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明に係る請求項1記載
の生コンクリート製造プラントの遠隔保守管理装置によ
れば、生コンクリート製造プラントのプラント制御装置
に接続してプラントの運転状況を監視するプラント監視
端末と遠隔保守センター装置とを通信手段により接続
し、前記プラント監視端末にはプラントの各機器に配設
した多数のセンサやプラント制御装置の各種スイッチの
操作により出力される各種信号よりなるプラントの動作
状態データについて適切な運転を維持するための基準状
態データを予め記憶する基準状態データ記憶手段と、プ
ラント運転時に所定の周期で前記各状態データを取り込
み逐次記憶蓄積する状態データ記憶手段と、前記状態デ
ータと基準状態データとを比較して状態データが前記基
準状態データに対して許容限度を越えるか否かを判断す
る比較手段と、前記許容限度を越えるときに遠隔保守セ
ンタ装置に対して警報データを自動送信するデータ送信
手段とを備える一方、遠隔保守センター装置にはプラン
ト監視端末より受信した警報データを出力するデータ出
力手段と、プラント監視端末側に蓄積した状態データを
回収する状態データ回収手段とを備えたので、各地に点
在するユーザーのプラントの異常やその兆候をメーカー
側の遠隔保守センター側にて直ちに把握でき、異常を生
じたりまた生じる前でも適切なアドバイスを行うことが
できて大変便利なものとなる。
【0045】また、請求項2記載の生コンクリート製造
プラントの遠隔保守管理装置によれば、前記遠隔保守セ
ンター装置にはプラント制御装置に搭載したシーケンサ
のシーケンスプログラムを通信手段を介して遠隔にて保
守管理を行うシーケンス保守管理手段を備えたので、ユ
ーザーのプラント制御装置に搭載したシーケンサのシー
ケンスプログラムを通信手段を介して見れるので、プラ
ント故障時にメーカー保管の資料を探すことなく直ちに
プログラムを映し出してそのチェックを行い、またプロ
グラムを修正すればプラント制御装置側に送信してプロ
グラムを書き換えることができ、技術者の移動もなく保
守作業の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生コンクリート製造プラントの遠
隔保守管理装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】プラント制御装置側のデータ処理手段について
の構成図である。
【図3】遠隔保守センター装置側のデータ処理手段につ
いての構成図である。
【図4】本発明に係る生コンクリート製造プラントの遠
隔保守管理装置の別の実施例を示す概略構成図である。
【図5】データ処理手順を示すフローチャート図であ
る。
【図6】警報データの出力例を示す表示画面図である。
【図7】データ処理手順を示すフローチャート図であ
る。
【図8】シーケンス保守手順を示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1…遠隔保守センター装置(遠隔監視用) 1´…遠隔保守センター装置(シーケンス保守用) 2…プラント制御装置 3…プラン
ト監視端末 4…総合デジタル通信網(ISDN) 13…状態デ
ータ記憶手段 14…基準状態データ記憶手段 13…状態
データ記憶手段 15…比較手段 16…デー
タ送信手段 17…警報データ記憶手段 18…デー
タ受信手段 19…保守要求データ記憶手段 20…デー
タ制御手段 21…データ受信手段 22…デー
タ出力手段 23…保守要求データ入力手段 24…デー
タ送信手段 25…状態データ回収手段 26…状態
データ記憶手段 27…データ制御手段 28…シー
ケンサ(PLC) 30…シーケンス保守管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA19 AB03 BB09 BC01 CC03 CC08 CD11 DD02 EE01 FG01 FG14 FG20 GG01 5H220 AA01 BB10 BB17 BB18 CC09 CX06 DD04 EE10 HH01 HH03 JJ02 JJ15 JJ19 JJ29 KK06 MM07 5H223 AA01 BB01 CC09 DD05 DD07 DD09 EE30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生コンクリート製造プラントのプラント制
    御装置に接続してプラントの運転状況を監視するプラン
    ト監視端末と遠隔保守センター装置とを通信手段により
    接続し、前記プラント監視端末にはプラントの各機器に
    配設した多数のセンサやプラント制御装置の各種スイッ
    チの操作により出力される各種信号よりなるプラントの
    動作状態データについて適切な運転を維持するための基
    準状態データを予め記憶する基準状態データ記憶手段
    と、プラント運転時に所定の周期で前記各状態データを
    取り込み逐次記憶蓄積する状態データ記憶手段と、前記
    状態データと基準状態データとを比較して状態データが
    前記基準状態データに対して許容限度を越えるか否かを
    判断する比較手段と、前記許容限度を越えるときに遠隔
    保守センター装置に対して警報データを自動送信するデ
    ータ送信手段とを備える一方、遠隔保守センター装置に
    はプラント監視端末より受信した警報データを出力する
    データ出力手段と、プラント監視端末側に蓄積した状態
    データを回収する状態データ回収手段とを備えたことを
    特徴とする生コンクリート製造プラントの遠隔保守管理
    装置。
  2. 【請求項2】前記遠隔保守センター装置にはプラント制
    御装置に搭載したシーケンサのシーケンスプログラムを
    通信手段を介して遠隔にて保守管理を行うシーケンス保
    守管理手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の生
    コンクリート製造プラントの遠隔保守管理装置。
JP32942298A 1998-11-19 1998-11-19 生コンクリート製造プラントの遠隔保守管理装置 Pending JP2000155613A (ja)

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