JP2000155504A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000155504A
JP2000155504A JP10330826A JP33082698A JP2000155504A JP 2000155504 A JP2000155504 A JP 2000155504A JP 10330826 A JP10330826 A JP 10330826A JP 33082698 A JP33082698 A JP 33082698A JP 2000155504 A JP2000155504 A JP 2000155504A
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JP
Japan
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image
toner
saving mode
mode
toner saving
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Pending
Application number
JP10330826A
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English (en)
Inventor
Eiji Enami
英司 榎並
Masakazu Oshita
政和 大下
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、画像データ自体を削減するために
ドット単位での画質の劣化が避けられないという課題を
解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、マスキングパターンを画像
データに重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー節約
モードと、通常の高画質画像形成を行う高画質画像出力
モードとを有し、この高画質画像出力モードとトナー節
約モードとの切り替えを行う制御手段101を備え、こ
の制御手段101はトナー節約モードに設定されていて
も画像を一定倍率を越えて縮小して形成する場合にはト
ナー節約モードを解除して高画質画像出力モードとする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ装置などの電子写真方式の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像データに応じてトナーを用紙に付着
させて画像形成を行うレーザプリンタ、デジタル複写
機、普通紙ファクシミリ装置などの電子写真方式の画像
形成装置においては、ドット単位のマスキングパターン
を画像データに重ね合わせて書き込み画素数を減少させ
てトナーの消費量を削減する方式がある(例えば特開平
7−111588号公報、特開平8−123257号公
報参照)。
【0003】特開平7−111588号公報には、具体
的には、マスクパターンを生成し、これを印刷前に画像
データに加えて実際に印刷されるドット数を削減するデ
ジタル画像の密度の調節方法が記載されている。特開平
8−123257号公報には、具体的には、トナーの使
用消費量を節約するトナー消費節約モードを有するレー
ザビーム露光方式の電子写真装置において、前記トナー
消費節約モードはトナーの残量に関係なくトナー消費の
節約を実行することを特徴とする電子写真装置が記載さ
れている。また、特開平1−133075号公報には、
トナーの残量が所定量以下であることを検出した場合、
レーザビームの1ドット当たりの現像幅を縮小して画像
濃度を低下させるレーザビーム露光方式の電子写真装置
が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方式では、トナー
濃度を薄くしてトナー消費量を削減する方式と比較し
て、プロセス条件によらず安定した黒画素出力が得られ
るという利点があるが、画像データ自体を削減するため
にドット単位での画質の劣化が避けられない。この画質
の劣化は、小さな文字や細線、荒い解像度で顕著に現わ
れる。さらに、画像形成を行った時点で受信画像データ
を消去してしまうファクシミリにおいては、その画質の
劣化により受信画像の解読が不可能となることは避けな
ければならない。
【0005】また、上記特開平1−133075号公報
記載のレーザビーム露光方式の電子写真装置では、トナ
ー残量が所定量以下であることを検出した場合、レーザ
ビームの1ドット当たりの現像幅を縮小して画像濃度を
低下させるので、トナーが減少した場合トナー濃度の低
下やトナー付着量の減少などによって画質が悪化し、上
記方式とは逆にトナー残量が所定量より減少した場合に
トナー節約モードを解除した方が画質の面から望まし
い。
【0006】請求項1に係る発明は、画像を一定倍率を
越えて縮小して形成する場合であってトナー節約モード
による画質の劣化がふさわしくない場合にはトナー節約
モードを解除することで、トナー節約モードでの小さな
文字や細線の抜け、かすれを操作者の手を煩わせること
無く未然に防ぐことが可能となる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】請求項2に係る発明は、トナー節約モード
による画質の劣化がふさわしくない集約モードではトナ
ー節約モードを解除することにより、トナー節約モード
での集約画像形成の際の縮小された文字や細線の抜け、
かすれを操作者の手を煩わせること無く未然に防ぐこと
が可能となる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】請求項3に係る発明は、トナー節約モード
による画質の劣化がふさわしくない両面モードではトナ
ー節約モードを解除することにより、トナー節約モード
で用紙の両面に画像を形成する際に一般的に起こる画像
劣化に加えてトナー節約による画素落ちが付加されてさ
らに形成画像が悪化するのを操作者の手を煩わせること
無く未然に防ぐことが可能となる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】請求項4に係る発明は、トナー節約モード
による画質の劣化がふさわしくない手差し給紙により画
像形成を行う場合にはトナー節約モードを解除すること
により、トナー節約モードでの手差し給紙の際に主に手
差し給紙部より給紙される特殊紙における画質の劣化に
加えてトナー節約による画素落ちが付加されてさらに形
成画像が悪化するのを操作者の手を煩わせること無く未
然に防ぐことが可能となる画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0010】請求項5に係る発明は、トナー節約モード
による画質の劣化がふさわしくない、ファクシミリから
の画像データで画像形成を行う場合にはトナー節約モー
ドを解除することにより、データを受信して出力すると
そのデータを消去してしまうファクシミリにおいてトナ
ー節約で画素を抜くことにより受信画像の判別が不可能
となる事態を操作者の手を煩わせること無く未然に防ぐ
ことが可能となる画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0011】請求項6に係る発明は、トナー節約モード
による画質の劣化がふさわしくない一定解像度以下の荒
い画素での画像形成ではトナー節約モードを解除するこ
とにより、一定値以上の荒い解像度における画像形成の
際にトナー節約で画素を抜くことによって相対的に大き
なドット間引きが行われるために発生する著しい画質の
劣化を操作者の手を煩わせること無く未然に防ぐことが
可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】請求項7に係る発明は、トナー残量が一定
値以下になった場合にトナー節約モードを解除すること
により、トナーの減少に伴う画質の悪化に加えてトナー
節約処理に起因する画質の悪化を抑えることが操作者の
手を煩わせること無く可能となる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】請求項8に係る発明は、一連の画像形成動
作中にトナーの残量が減少しトナー節約モードを解除す
るレベルになった場合でも一連の画像形成動作途中で画
質が変化してしまうことを防ぐことが可能となる画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ビットマップ状に展開され
た画像データによりトナーを用いて画像を形成する電子
写真方式の画像形成装置において、マスキングパターン
を前記画像データに重ね合わせてトナーの消費を抑える
トナー節約モードと、マスキングパターンを用いずに通
常の高画質画像形成を行う高画質画像出力モードとを有
し、この高画質画像出力モードと前記トナー節約モード
との切り替えを行う制御手段を備え、この制御手段は前
記トナー節約モードに設定されていても画像を一定倍率
を越えて縮小して形成する場合には前記トナー節約モー
ドを解除して前記高画質画像出力モードとするものであ
る。
【0015】請求項2に係る発明は、ビットマップ状に
展開された画像データによりトナーを用いて画像を形成
し、複数画像の画像データにより1画像を形成する集約
モードを有する電子写真方式の画像形成装置において、
マスキングパターンを前記画像データに重ね合わせてト
ナーの消費を抑えるトナー節約モードと、マスキングパ
ターンを用いずに通常の高画質画像形成を行う高画質画
像出力モードとを有し、この高画質画像出力モードと前
記トナー節約モードとの切り替えを行う制御手段を備
え、この制御手段は前記トナー節約モードに設定されて
いても集約モードで画像形成を行う場合には前記トナー
節約モードを解除して前記高画質画像出力モードとする
ものである。
【0016】請求項3に係る発明は、ビットマップ状に
展開された画像データによりトナーを用いて画像を形成
し、用紙の両面に画像を形成する両面モードを有する電
子写真方式の画像形成装置において、マスキングパター
ンを前記画像データに重ね合わせてトナーの消費を抑え
るトナー節約モードと、マスキングパターンを用いずに
通常の高画質画像形成を行う高画質画像出力モードとを
有し、この高画質画像出力モードと前記トナー節約モー
ドとの切り替えを行う制御手段を備え、この制御手段は
前記トナー節約モードに設定されていても両面モードで
画像形成を行う場合には前記トナー節約モードを解除し
て前記高画質画像出力モードとするものである。
【0017】請求項4に係る発明は、ビットマップ状に
展開された画像データによりトナーを用いて画像を形成
し、手差し給紙が可能な電子写真方式の画像形成装置に
おいて、マスキングパターンを前記画像データに重ね合
わせてトナーの消費を抑えるトナー節約モードと、マス
キングパターンを用いずに通常の高画質画像形成を行う
高画質画像出力モードとを有し、この高画質画像出力モ
ードと前記トナー節約モードとの切り替えを行う制御手
段を備え、この制御手段は前記トナー節約モードに設定
されていても手差し給紙により画像形成を行う場合には
前記トナー節約モードを解除して前記高画質画像出力モ
ードとするものである。
【0018】請求項5に係る発明は、ビットマップ状に
展開された画像データによりトナーを用いて画像を形成
し、前記画像データがファクシミリからの画像データで
あった場合にも画像を形成する電子写真方式の画像形成
装置において、マスキングパターンを前記画像データに
重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー節約モード
と、マスキングパターンを用いずに通常の高画質画像形
成を行う高画質画像出力モードとを有し、この高画質画
像出力モードと前記トナー節約モードとの切り替えを行
う制御手段を備え、この制御手段は前記トナー節約モー
ドに設定されていても前記画像データがファクシミリか
らの画像データであった場合には前記トナー節約モード
に入らず前記高画質画像出力モードで画像形成を行わせ
るものである。
【0019】請求項6に係る発明は、ビットマップ状に
展開された画像データによりトナーを用いて画像を形成
する電子写真方式の画像形成装置において、形成画像の
解像度を変化させる手段と、マスキングパターンを前記
画像データに重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー
節約モードと、マスキングパターンを用いずに通常の高
画質画像形成を行う高画質画像出力モードとを有し、こ
の高画質画像出力モードと前記トナー節約モードとの切
り替えを行う制御手段とを備え、この制御手段は前記ト
ナー節約モードに設定されていても一定解像度以下の荒
い画素での画像形成では前記トナー節約モードに入らず
前記高画質画像出力モードで画像形成を行わせるもので
ある。
【0020】請求項7に係る発明は、ビットマップ状に
展開された画像データによりトナーを用いて画像を形成
する電子写真方式の画像形成装置において、トナーの残
量を検知するトナー残量検知手段と、マスキングパター
ンを前記画像データに重ね合わせてトナーの消費を抑え
るトナー節約モードと、マスキングパターンを用いずに
通常の高画質画像形成を行う高画質画像出力モードとを
有し、この高画質画像出力モードと前記トナー節約モー
ドとの切り替えを行う制御手段とを備え、この制御手段
は前記トナー節約モードに設定されていても前記トナー
残量検知手段がトナーの残量が一定量以下であることを
検知した場合には前記トナー節約モードによる画像形成
を行わせないものである。
【0021】請求項8に係る発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、前記制御手段は一連の画像形成動
作中に前記トナー残量検知手段がトナーの残量が一定量
以下であることを検知した場合にはその一連の画像形成
動作中には前記トナー節約モードの解除を行わないもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態の
システム構成を示す。この第1の実施形態は、電子写真
方式のデジタル複写機からなる電子写真方式の画像形成
装置の一実施形態を示す。このデジタル複写機は、制御
手段としてのエンジン制御ユニット101、原稿の画像
を読み取る画像読み取り手段としてのスキャナユニット
102、画像信号に所定の画像処理を施す画像処理手段
としての画像処理ユニット103、感光体に光書き込み
を行う書き込みユニット104、各種検知を行う各種セ
ンサ類105、電子写真プロセスを行うシーケンス機器
群106、各種操作を行うための操作パネル107を有
し、スキャナユニット102からの画像信号だけでなく
プリンタやファクシミリなどのアプリケーションユニッ
ト108からの画像信号により画像を形成することが可
能である。シーケンス機器群106は、感光体、給紙ユ
ニット、帯電ユニット、現像ユニット、転写ユニット、
定着ユニット等からなる。
【0023】このような構成の第1の実施形態におい
て、操作パネル107によりコピー動作開始の指示(画
像形成動作開始の指示)がなされると、スキャナユニッ
ト102が原稿の画像を読み取ってビットマップ状に展
開した画像データを画像処理ユニット103に転送す
る。画像処理ユニット103は、スキャナユニット10
2からの画像データに画質調整、変倍等の処理を行い、
その処理後の画像データを書き込みユニット104に送
る。
【0024】書き込みユニット104は画像処理ユニッ
ト103から受け取った画像データに従ってレーザダイ
オードからなるレーザ素子を駆動し、このレーザ素子か
らのレーザ光で感光体を露光して感光体に光書き込みを
行う。感光体は駆動部により回転駆動されて帯電ユニッ
トにより均一に帯電された後に書き込みユニット104
による光書き込みで画像データに応じて静電潜像が形成
され、この感光体上の静電潜像は現像ユニットによりト
ナーが付着されて現像されることでトナー像となる。ま
た、給紙ユニットから用紙109が給紙され、この用紙
109は転写ユニットにより感光体上のトナー像が転写
された後に定着ユニットによりトナー像が定着されるこ
とで画像が形成されて外部へコピーとして排出される。
【0025】エンジン制御ユニット101は、各種セン
サ類105や操作パネル107からの入力信号を元にシ
ーケンス機器群106を制御することで上述のような電
子写真プロセス(画像形成動作)を行わせる。また、操
作者の指示は操作パネル107によってなされてエンジ
ン制御ユニット101に伝えられる。エンジン制御ユニ
ット101は、操作パネル107からの変倍率の指示信
号に応じて画像処理ユニット103やスキャナユニット
102を制御して変倍率を操作者により操作パネル10
7で指示された値に変更する。
【0026】この第1の実施形態では、マスキングによ
るトナーセーブ(トナー節約)は画像処理ユニット10
3の最終段において行われる。画像処理ユニット103
の最終段は、図2(A)に示すようなマスキングパター
ンを図2(B)に示すように順次に画像領域に当ては
め、これと図2(C)に示すような上記画像処理後の元
の画像データとの間で論理積をとることで図2(D)に
示すようなトナー節約モードにおける画像データを得
る。ここで、上記マスキングパターンは、求められる画
像品質によって様々なパターンが存在する。ここで図2
(A)に示したパターンはマスキングパターンの中の一
つの例である1ドット千鳥パターンである。本発明は、
その他のあらゆる形のマスキングパターンについても適
用可能である。
【0027】図3は第1の実施形態の動作フローを示
す。操作者によって操作パネル107でコピー動作開始
の指示がなされると、スキャナユニット102が原稿の
画像を読み取ってビットマップ状に展開した画像データ
を画像処理ユニット103に転送する。或いは、アプリ
ケーションユニット108のプリンタ又はファクシミリ
からなるアプリケーションユニットによってファクシミ
リ出力又はプリンタ出力の指示がなされると、該当する
アプリケーションユニットからビットマップ状に展開さ
れた画像データが画像処理ユニット103に転送され
る。
【0028】エンジン制御ユニット101は、操作パネ
ル107からのコピー動作開始の指示又はアプリケーシ
ョンユニットからのファクシミリ出力又はプリンタ出力
の指示を受けると、上記動作を制御すると同時に、トナ
ー節約モードに入っている(トナー節約モードが設定さ
れている)か否かを判断する(ステップ201)。この
トナー節約モードは、操作者の操作パネル107による
指示によって設定することが可能であるが、エンジン制
御ユニット101自体が設定する場合もあり得る。
【0029】エンジン制御ユニット101は、トナー節
約モードと高画質画像出力モードとの切り替えを行う制
御手段を兼ね、トナー節約モードに入っていない(トナ
ー節約モードが設定されていない)場合には高画質画像
出力モードとする。高画質画像出力モードは、画像処理
ユニット103がマスキングパターンと上記画像処理後
の画像データとの論理積をとるマスキング処理を行わず
に上記画像処理後の画像データをそのまま書き込みユニ
ット104へ転送するモードである。
【0030】エンジン制御ユニット101は、トナー節
約モードに入っていない(トナー節約モードが設定され
ていない)場合には高画質画像出力モードとし、画像処
理ユニット103に対してマスキング処理によるトナー
セーブを行わせずに画像処理後の画像データをそのまま
書き込みユニット104へ転送させることで、通常の画
像形成動作を行わせて通常の高画質画像を形成させる
(ステップ212)。
【0031】また、エンジン制御ユニット101は、ト
ナー節約モードに入っている(トナー節約モードが設定
されている)場合には縮小率(変倍率)が一定値を越え
る縮小モード(画像を一定倍以上に縮小するモード)が
設定されているか否かを判断し(ステップ205)、縮
小率が一定値を越える縮小モードが設定されている場合
には高画質画像出力モードとし、画像処理ユニット10
3に対してマスキング処理によるトナーセーブを行わせ
ずに画像処理後の画像データをそのまま書き込みユニッ
ト104へ転送させることで、通常の画像形成動作を行
わせて通常の高画質画像を形成させる(ステップ21
2)。
【0032】エンジン制御ユニット101は、トナー節
約モードに入っている(トナー節約モードが設定されて
いる)場合に縮小率が一定値を越える縮小モードが設定
されていなければ、画像処理ユニット103に対してマ
スキングパターンと上記画像処理後の画像データとの論
理積をとるマスキング処理を行わせてそのマスキング処
理後の画像データを書き込みユニット104へ転送させ
ることで、図2(D)に示すようにトナーを削減(節
約)させながら画像を形成させる(ステップ211)。
【0033】ここに、書き込みユニット104は、マス
キング処理によるトナーセーブが行われているか否かに
拘らず、画像処理ユニット103から転送されてきた画
像データに従ってレーザ素子を点灯させて感光体に光書
き込みを行う。これに同期してエンジン制御ユニット1
01が給紙ユニット、帯電ユニット、現像ユニット、転
写ユニット、定着ユニット等のシーケンス機器群106
を駆動して用紙上に画像を形成させる。この時、マスキ
ング処理によるトナーセーブが行われていれば、画像デ
ータ中の黒画素が一定パターンで間引かれるため、トナ
ーの使用量を削減した画像を得ることができる。
【0034】この第1の実施形態は、請求項1に係る発
明の一実施形態であり、ビットマップ状に展開された画
像データによりトナーを用いて画像を形成する電子写真
方式の画像形成装置において、マスキングパターンを前
記画像データに重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナ
ー節約モードと、マスキングパターンを用いずに通常の
高画質画像形成を行う高画質画像出力モードとを有し、
この高画質画像出力モードと前記トナー節約モードとの
切り替えを行う制御手段としてのエンジン制御ユニット
101を備え、この制御手段101は前記トナー節約モ
ードに設定されていても画像を一定倍率を越えて縮小し
て形成する場合には前記トナー節約モードを解除して前
記高画質画像出力モードとするので、画像を一定倍率を
越えて縮小して形成する場合であってトナー節約モード
による画質の劣化がふさわしくない場合にはトナー節約
モードを解除することにより、トナー節約モードでの小
さな文字や細線の抜け、かすれを操作者の手を煩わせる
こと無く未然に防ぐことが可能となる。
【0035】図4は本発明の第2の実施形態の動作フロ
ーを示す。この第2の実施形態では、画像データにマス
キングパターンを重ね合わせてトナー消費を削減する場
合に画質の劣化がふさわしくない所定のモードにおいて
はトナー節約モードを解除する。ここに、所定のモード
は、複数のモードからなるが、こ複数のモードのうちの
任意の1つ又は複数のモードとしてもよい。
【0036】第2の実施形態では、上記第1の実施形態
において、図3に示すような動作フローの代りに図4に
示すような動作フローを行う。集約モードが設定されて
いる場合には、画像処理ユニット103はスキャナユニ
ット102又はアプリケーションユニット108からの
2画像若しくは4画像などの複数画像の画像データを1
画像の画像データに集約する画像処理も行う。また、両
面モードが設定されている場合には、上述のように用紙
の表面に画像を形成した後に、この用紙をその表裏を反
転して転写ユニットの所へ搬送し、この用紙の裏面に上
述と同様に画像を形成して外部へ両面コピーとして排出
する。
【0037】また、給紙ユニット以外に手差し給紙部を
有し、給紙ユニットが選択されずに手差し給紙部が選択
されている場合には給紙ユニットからは用紙が給紙され
ず手差し給紙部から操作者が手差しでセットした特殊紙
を転写ユニットの所へ給送し、その特殊紙は上述と同様
に画像が形成されて外部へコピーとして排出される。
【0038】図4に示すように、操作者によって操作パ
ネル107でコピー動作開始の指示がなされると、スキ
ャナユニット102が原稿の画像を読み取ってビットマ
ップ状に展開した画像データを画像処理ユニット103
に転送する。或いは、アプリケーションユニット108
のプリンタ又はファクシミリからなるアプリケーション
ユニットによってファクシミリ出力又はプリンタ出力の
指示がなされると、該当するアプリケーションユニット
からビットマップ状に展開された画像データが画像処理
ユニット103に転送される。
【0039】エンジン制御ユニット101は、操作パネ
ル107からのコピー動作開始の指示又はアプリケーシ
ョンユニットからのファクシミリ出力又はプリンタ出力
の指示を受けると、上記動作を制御すると同時に、トナ
ー節約モードに入っている(トナー節約モードが設定さ
れている)か否かを判断する(ステップ201)。この
トナー節約モードは、操作者の指示によって操作パネル
107で設定することが可能であるが、エンジン制御ユ
ニット101自体が設定する場合もあり得る。
【0040】エンジン制御ユニット101は、トナー節
約モードに入っていない(トナー節約モードが設定され
ていない)場合には高画質画像出力モードとし、画像処
理ユニット103に対してマスキング処理によるトナー
セーブを行わせずに画像処理後の画像データをそのまま
書き込みユニット104へ転送させることで、通常の画
像形成動作を行わせて通常の高画質画像を形成させる
(ステップ212)。
【0041】また、エンジン制御ユニット101は、ト
ナー節約モードに入っている(トナー節約モードが設定
されている)場合には縮小率(変倍率)が一定値を越え
る縮小モード(画像を一定倍以上に縮小するモード)が
設定されているか否かを判断し(ステップ205)、縮
小率が一定値を越える縮小モードが設定されている場合
には高画質画像出力モードとし、画像処理ユニット10
3に対してマスキング処理によるトナーセーブを行わせ
ずに画像処理後の画像データをそのまま書き込みユニッ
ト104へ転送させることで、通常の画像形成動作を行
わせて通常の高画質画像を形成させる(ステップ21
2)。
【0042】エンジン制御ユニット101は、トナー節
約モードに入っている(トナー節約モードが設定されて
いる)場合に縮小率が一定値を越える縮小モードが設定
されていなければ、集約モードが設定されているか否か
を判断する(ステップ206)。エンジン制御ユニット
101は、集約モードが設定されている場合には高画質
画像出力モードとし、画像処理ユニット103に対して
マスキング処理によるトナーセーブを行わせずに画像処
理後の画像データをそのまま書き込みユニット104へ
転送させることで、通常の画像形成動作を行わせて通常
の高画質画像を形成させる(ステップ212)。
【0043】エンジン制御ユニット101は、集約モー
ドが設定されていない場合には、両面モードが設定され
ているか否かを判断する(ステップ207)。エンジン
制御ユニット101は、両面モードが設定されている場
合には高画質画像出力モードとし、画像処理ユニット1
03に対してマスキング処理によるトナーセーブを行わ
せずに画像処理後の画像データをそのまま書き込みユニ
ット104へ転送させることで、通常の画像形成動作を
行わせて通常の高画質画像を形成させる(ステップ21
2)。
【0044】ここで、エンジン制御ユニット101は、
両面モードが設定されている場合には用紙の表面に画像
を形成した後の画質が変化しやすい用紙裏面の画像形成
時のみトナー節約モードを解除してマスキング処理によ
るトナーセーブを行わないようにしてもよく、また、用
紙の表面及び裏面の各々に画像を形成する時に共にトナ
ー節約モードを解除してマスキング処理によるトナーセ
ーブを行わないようにしてもよい。
【0045】エンジン制御ユニット101は、両面モー
ドが設定されていない場合には、手差し給紙部が選択さ
れているか否かを判断する(ステップ208)。エンジ
ン制御ユニット101は、手差し給紙部が選択されてい
る場合には高画質画像出力モードとし、画像処理ユニッ
ト103に対してマスキング処理によるトナーセーブを
行わせずに画像処理後の画像データをそのまま書き込み
ユニット104へ転送させることで、通常の画像形成動
作を行わせて通常の高画質画像を形成させる(ステップ
212)。
【0046】エンジン制御ユニット101は、手差し給
紙部が選択されていない場合には、ファクシミリからの
画像データが画像処理ユニット103に転送されるファ
クシミリ出力モードであるか否かを判断する(ステップ
209)。エンジン制御ユニット101は、ファクシミ
リ出力モードである場合には高画質画像出力モードと
し、画像処理ユニット103に対してマスキング処理に
よるトナーセーブを行わせずに画像処理後の画像データ
をそのまま書き込みユニット104へ転送させること
で、通常の画像形成動作を行わせて通常の高画質画像を
形成させる(ステップ212)。
【0047】また、第2の実施形態は形成画像の解像度
を変化させる周知の解像度可変手段を有し、エンジン制
御ユニット101はファクシミリ出力モードではない場
合には画像データの解像度が一定値以下であるか否かを
判断する(ステップ210)。エンジン制御ユニット1
01は、画像データの解像度が一定値以下である場合に
は高画質画像出力モードとし、画像処理ユニット103
に対してマスキング処理によるトナーセーブを行わせず
に画像処理後の画像データをそのまま書き込みユニット
104へ転送させることで、通常の画像形成動作を行わ
せて通常の高画質画像を形成させる(ステップ21
2)。
【0048】エンジン制御ユニット101は、画像デー
タの解像度が一定値以下ではない場合、つまり、トナー
節約モードに入っていて縮小率が一定値を越える縮小モ
ードが設定されておらず、集約モード及び両面モードが
設定されていなくて手差し給紙部が選択されておらず、
ファクシミリ出力モードではなくて画像データの解像度
が一定値以下ではない場合には、画像処理ユニット10
3に対してマスキングパターンと上記画像処理後の画像
データとの論理積をとるマスキング処理を行わせてその
マスキング処理後の画像データを書き込みユニット10
4へ転送させることで、トナーを削減(節約)させなが
ら画像を形成させる(ステップ211)。
【0049】ここに、書き込みユニット104は、マス
キング処理によるトナーセーブが行われているか否かに
拘らず、画像処理ユニット103から転送されてきた画
像データに従ってレーザ素子を点灯させて感光体に光書
き込みを行う。これに同期してエンジン制御ユニット1
01が給紙ユニット、帯電ユニット、現像ユニット、転
写ユニット、定着ユニット等のシーケンス機器群106
を駆動して用紙上に画像を形成させる。この時、マスキ
ング処理によるトナーセーブが行われていれば、画像デ
ータ中の黒画素が一定パターンで間引かれるため、トナ
ーの使用量を削減した画像を得ることができる。
【0050】この第2の実施形態は、請求項1に係る発
明の一実施形態であり、第1の実施形態と同様に画像を
一定倍率を越えて縮小して形成する場合であってトナー
節約モードによる画質の劣化がふさわしくない場合には
トナー節約モードを解除することにより、トナー節約モ
ードでの小さな文字や細線の抜け、かすれを操作者の手
を煩わせること無く未然に防ぐことが可能となる。
【0051】また、第2の実施形態は、請求項2に係る
発明の一実施形態であり、ビットマップ状に展開された
画像データによりトナーを用いて画像を形成し、複数画
像の画像データにより1画像を形成する集約モードを有
する電子写真方式の画像形成装置において、マスキング
パターンを前記画像データに重ね合わせてトナーの消費
を抑えるトナー節約モードと、マスキングパターンを用
いずに通常の高画質画像形成を行う高画質画像出力モー
ドとを有し、この高画質画像出力モードと前記トナー節
約モードとの切り替えを行う制御手段としてのエンジン
制御ユニット101を備え、この制御手段は前記トナー
節約モードに設定されていても集約モードで画像形成を
行う場合には前記トナー節約モードを解除して前記高画
質画像出力モードとするので、トナー節約モードによる
画質の劣化がふさわしくない集約モードではトナー節約
モードを解除することにより、トナー節約モードでの集
約画像形成の際の縮小された文字や細線の抜け、かすれ
を操作者の手を煩わせること無く未然に防ぐことが可能
となる。
【0052】また、第2の実施形態は、請求項3に係る
発明の一実施形態であり、ビットマップ状に展開された
画像データによりトナーを用いて画像を形成し、用紙の
両面に画像を形成する両面モードを有する電子写真方式
の画像形成装置において、マスキングパターンを前記画
像データに重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー節
約モードと、マスキングパターンを用いずに通常の高画
質画像形成を行う高画質画像出力モードとを有し、この
高画質画像出力モードと前記トナー節約モードとの切り
替えを行う制御手段としてのエンジン制御ユニット10
1を備え、この制御手段は前記トナー節約モードに設定
されていても両面モードで画像形成を行う場合には前記
トナー節約モードを解除して前記高画質画像出力モード
とするので、トナー節約モードによる画質の劣化がふさ
わしくない両面モードではトナー節約モードを解除する
ことにより、トナー節約モードで用紙の両面に画像を形
成する際に一般的に起こる画像劣化に加えてトナー節約
による画素落ちが付加されてさらに形成画像が悪化する
のを操作者の手を煩わせること無く未然に防ぐことが可
能となる。
【0053】また、第2の実施形態は、請求項4に係る
発明の一実施形態であり、ビットマップ状に展開された
画像データによりトナーを用いて画像を形成し、手差し
給紙が可能な電子写真方式の画像形成装置において、マ
スキングパターンを前記画像データに重ね合わせてトナ
ーの消費を抑えるトナー節約モードと、マスキングパタ
ーンを用いずに通常の高画質画像形成を行う高画質画像
出力モードとを有し、この高画質画像出力モードと前記
トナー節約モードとの切り替えを行う制御手段としての
エンジン制御ユニット101を備え、この制御手段は前
記トナー節約モードに設定されていても手差し給紙によ
り画像形成を行う場合には前記トナー節約モードを解除
して前記高画質画像出力モードとするので、トナー節約
モードによる画質の劣化がふさわしくない手差し給紙に
より画像形成を行う場合にはトナー節約モードを解除す
ることにより、トナー節約モードでの手差し給紙の際に
主に手差し給紙部より給紙される特殊紙における画質の
劣化に加えてトナー節約による画素落ちが付加されてさ
らに形成画像が悪化するのを操作者の手を煩わせること
無く未然に防ぐことが可能となる。
【0054】また、第2の実施形態は、請求項5に係る
発明の一実施形態であり、ビットマップ状に展開された
画像データによりトナーを用いて画像を形成し、前記画
像データがファクシミリからの画像データであった場合
にも画像を形成する電子写真方式の画像形成装置におい
て、マスキングパターンを前記画像データに重ね合わせ
てトナーの消費を抑えるトナー節約モードと、マスキン
グパターンを用いずに通常の高画質画像形成を行う高画
質画像出力モードとを有し、この高画質画像出力モード
と前記トナー節約モードとの切り替えを行う制御手段と
してのエンジン制御ユニット101を備え、この制御手
段は前記トナー節約モードに設定されていても前記画像
データがファクシミリからの画像データであった場合に
は前記トナー節約モードに入らず前記高画質画像出力モ
ードで画像形成を行わせるので、トナー節約モードによ
る画質の劣化がふさわしくない、ファクシミリからの画
像データで画像形成を行う場合にはトナー節約モードを
解除することにより、データを受信して出力するとその
データを消去してしまうファクシミリにおいてトナー節
約で画素を抜くことにより受信画像の判別が不可能とな
る事態を操作者の手を煩わせること無く未然に防ぐこと
が可能となる。
【0055】また、第2の実施形態は、請求項6に係る
発明の一実施形態であり、ビットマップ状に展開された
画像データによりトナーを用いて画像を形成する電子写
真方式の画像形成装置において、形成画像の解像度を変
化させる手段と、マスキングパターンを前記画像データ
に重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー節約モード
と、マスキングパターンを用いずに通常の高画質画像形
成を行う高画質画像出力モードとを有し、この高画質画
像出力モードと前記トナー節約モードとの切り替えを行
う制御手段としてのエンジン制御ユニット101とを備
え、この制御手段は前記トナー節約モードに設定されて
いても一定解像度以下の荒い画素での画像形成では前記
トナー節約モードに入らず前記高画質画像出力モードで
画像形成を行わせるので、トナー節約モードによる画質
の劣化がふさわしくない一定解像度以下の荒い画素での
画像形成ではトナー節約モードを解除することにより、
一定値以上の荒い解像度における画像形成の際にトナー
節約で画素を抜くことによって相対的に大きなドット間
引きが行われるために発生する著しい画質の劣化を操作
者の手を煩わせること無く未然に防ぐことが可能とな
る。
【0056】図5は本発明の第3の実施形態の動作フロ
ーを示す。この第3の実施形態では、上記第1の実施形
態において、図3に示すような動作フローの代りに図5
に示すような動作フローを行う。操作者によって操作パ
ネル107でコピー動作開始の指示がなされると、スキ
ャナユニット102が原稿の画像を読み取ってビットマ
ップ状に展開した画像データを画像処理ユニット103
に転送する。或いは、アプリケーションユニット108
のプリンタ又はファクシミリからなるアプリケーション
ユニットによってファクシミリ出力又はプリンタ出力の
指示がなされると、該当するアプリケーションユニット
からビットマップ状に展開された画像データが画像処理
ユニット103に転送される。
【0057】なお、操作者によって操作パネル107で
コピー動作開始の指示がなされ或いはアプリケーション
ユニットによってファクシミリ出力又はプリンタ出力の
指示がなされると、上述した画像形成動作が操作者によ
って操作パネル107で設定された枚数分だけ連続的に
繰り返されて一連の画像形成動作として行われる。ま
た、現像ユニットは、トナーとキャリアからなる2成分
現像剤(若しくはトナーからなる1成分現像剤)を感光
体に供給して感光体上の静電潜像を現像し、トナー容器
からトナーが補給(供給)される。このトナー容器内の
トナーの残量はトナー残量検知センサにより検知され
る。
【0058】エンジン制御ユニット101は、操作パネ
ル107からのコピー動作開始の指示又はアプリケーシ
ョンユニットからのファクシミリ出力又はプリンタ出力
の指示を受けると、上記動作を制御すると同時に、トナ
ー節約モードに入っている(トナー節約モードが設定さ
れている)か否かを判断する(ステップ201)。この
トナー節約モードは、操作者の指示によって操作パネル
107で設定することが可能であるが、エンジン制御ユ
ニット101自体が所定の条件に従って設定する場合も
ある。
【0059】エンジン制御ユニット101は、ステップ
201においてトナー節約モードでなかった場合には高
画質画像出力モードとし、画像処理ユニット103に対
してマスキング処理によるトナーセーブを行わせずに画
像処理後の画像データをそのまま書き込みユニット10
4へ転送させることで、通常の画像形成動作を行わせて
通常の高画質画像を形成させる(ステップ212)。
【0060】また、エンジン制御ユニット101は、ス
テップ201においてトナー節約モードであった場合に
はジョブ(設定枚数分の一連の画像形成動作)の途中で
あるか否かを判断し、すなわち、設定枚数分の一連の画
像形成動作における2枚目以降の画像処理に進んでいる
か否かを判断する(ステップ213)。エンジン制御ユ
ニット101は、ステップ213において一連の画像形
成動作の途中で2枚目以降の画像処理に進んでいる場合
には一連の画像形成動作が終了するまでトナー節約モー
ドを設定し続け、画像処理ユニット103に対してマス
キングパターンと上記画像処理後の画像データとの論理
積をとるマスキング処理を行わせてそのマスキング処理
後の画像データを書き込みユニット104へ転送させる
ことで、トナーを削減(節約)させながら画像を形成さ
せる(ステップ211)。
【0061】また、エンジン制御ユニット101は、ス
テップ213において一連の画像形成動作の途中ではな
く一連の画像形成動作における最初の一枚目の画像形成
動作の開始時又は最終頁(最後の1枚)の画像形成動作
の終了後であったならば、センサ類105の中の一つの
センサであるトナー残量検知センサの出力信号からトナ
ーの残量が一定量以下(トナーエンド)であるか否かを
判断する(ステップ214)。
【0062】エンジン制御ユニット101は、ステップ
214においてトナーの残量が一定量以下(トナーエン
ド)であれば高画質画像出力モードとし、画像処理ユニ
ット103に対してマスキング処理によるトナーセーブ
を行わせずに画像処理後の画像データをそのまま書き込
みユニット104へ転送させることで、通常の画像形成
動作を行わせて通常の高画質画像を形成させる(ステッ
プ212)。
【0063】また、エンジン制御ユニット101は、ス
テップ214においてトナーの残量が一定量以下(トナ
ーエンド)でなければトナー節約モードとし、画像処理
ユニット103に対してマスキングパターンと上記画像
処理後の画像データとの論理積をとるマスキング処理を
行わせてそのマスキング処理後の画像データを書き込み
ユニット104へ転送させることで、トナーを削減(節
約)させながら画像を形成させる(ステップ211)。
【0064】ここで、エンジン制御ユニット101は、
トナー残量検知センサの出力信号からトナーの残量が一
定量以下(トナーエンド)であるか否かを判断したが、
出力枚数(画像形成枚数)のカウントや画像データの画
素数のカウント、モード設定など様々な要因を組み合わ
せてトナーの残量が一定量以下(トナーエンド)である
か否かを判断するようにすることも可能である。
【0065】ここに、書き込みユニット104は、マス
キング処理によるトナーセーブが行われているか否かに
拘らず、画像処理ユニット103から転送されてきた画
像データに従ってレーザ素子を点灯させて感光体に光書
き込みを行う。これに同期してエンジン制御ユニット1
01が給紙ユニット、帯電ユニット、現像ユニット、転
写ユニット、定着ユニット等のシーケンス機器群106
を駆動して用紙上に画像を形成させる。この時、マスキ
ング処理によるトナーセーブが行われていれば、画像デ
ータ中の黒画素が一定パターンで間引かれるため、トナ
ーの使用量を削減した画像を得ることができる。
【0066】この第3の実施形態は、請求項7に係る発
明の一実施形態であり、ビットマップ状に展開された画
像データによりトナーを用いて画像を形成する電子写真
方式の画像形成装置において、トナーの残量を検知する
トナー残量検知手段としてのトナー残量検知センサと、
マスキングパターンを前記画像データに重ね合わせてト
ナーの消費を抑えるトナー節約モードと、マスキングパ
ターンを用いずに通常の高画質画像形成を行う高画質画
像出力モードとを有し、この高画質画像出力モードと前
記トナー節約モードとの切り替えを行う制御手段として
のエンジン制御ユニット101とを備え、この制御手段
は前記トナー節約モードに設定されていても前記トナー
残量検知手段がトナーの残量が一定量以下であることを
検知した場合には前記トナー節約モードによる画像形成
を行わせないので、トナー残量が一定値以下になった場
合にトナー節約モードを解除することにより、トナーの
減少に伴う画質の悪化に加えてトナー節約処理に起因す
る画質の悪化を抑えることが操作者の手を煩わせること
無く可能となる。
【0067】また、第3の実施形態は、請求項8に係る
発明の一実施形態であり、請求項7記載の画像形成装置
において、前記制御手段は一連の画像形成動作中に前記
トナー残量検知手段がトナーの残量が一定量以下である
ことを検知した場合にはその一連の画像形成動作中には
前記トナー節約モードの解除を行わないので、一連の画
像形成動作中にトナーの残量が減少しトナー節約モード
を解除するレベルになった場合でも一連の画像形成動作
途中で画質が変化してしまうことを防ぐことが可能とな
る。
【0068】なお、上述した各実施形態はデジタル複写
機の一実施形態であるが、本発明はレーザプリンタや発
光ダイオードプリンタ、液晶プリンタ等の各種プリン
タ、普通紙ファクシミリ装置などビットマップ状に展開
された画像データによりトナーを用いて画像を形成する
他の電子写真方式の画像形成装置にも同様に適用するこ
とができる。
【0069】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、画像を一定倍率を越えて縮小して
形成する場合であってトナー節約モードによる画質の劣
化がふさわしくない場合にはトナー節約モードを解除す
ることで、トナー節約モードでの小さな文字や細線の抜
け、かすれを操作者の手を煩わせること無く未然に防ぐ
ことが可能となる。
【0070】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、トナー節約モードによる画質の劣化がふさわしく
ない集約モードではトナー節約モードを解除することに
より、トナー節約モードでの集約画像形成の際の縮小さ
れた文字や細線の抜け、かすれを操作者の手を煩わせる
こと無く未然に防ぐことが可能となる。
【0071】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、トナー節約モードによる画質の劣化がふさわしく
ない両面モードではトナー節約モードを解除することに
より、トナー節約モードで用紙の両面に画像を形成する
際に一般的に起こる画像劣化に加えてトナー節約による
画素落ちが付加されてさらに形成画像が悪化するのを操
作者の手を煩わせること無く未然に防ぐことが可能とな
る。
【0072】請求項4に係る発明によれば、上記構成に
より、トナー節約モードによる画質の劣化がふさわしく
ない手差し給紙により画像形成を行う場合にはトナー節
約モードを解除することにより、トナー節約モードでの
手差し給紙の際に主に手差し給紙部より給紙される特殊
紙における画質の劣化に加えてトナー節約による画素落
ちが付加されてさらに形成画像が悪化するのを操作者の
手を煩わせること無く未然に防ぐことが可能となる。
【0073】請求項5に係る発明によれば、上記構成に
より、トナー節約モードによる画質の劣化がふさわしく
ない、ファクシミリからの画像データで画像形成を行う
場合にはトナー節約モードを解除することにより、デー
タを受信して出力するとそのデータを消去してしまうフ
ァクシミリにおいてトナー節約で画素を抜くことにより
受信画像の判別が不可能となる事態を操作者の手を煩わ
せること無く未然に防ぐことが可能となる。
【0074】請求項6に係る発明によれば、上記構成に
より、トナー節約モードによる画質の劣化がふさわしく
ない一定解像度以下の荒い画素での画像形成ではトナー
節約モードを解除することにより、一定値以上の荒い解
像度における画像形成の際にトナー節約で画素を抜くこ
とによって相対的に大きなドット間引きが行われるため
に発生する著しい画質の劣化を操作者の手を煩わせるこ
と無く未然に防ぐことが可能となる。
【0075】請求項7に係る発明によれば、上記構成に
より、トナー残量が一定値以下になった場合にトナー節
約モードを解除することにより、トナーの減少に伴う画
質の悪化に加えてトナー節約処理に起因する画質の悪化
を抑えることが操作者の手を煩わせること無く可能とな
る。
【0076】請求項8に係る発明によれば、上記構成に
より、一連の画像形成動作中にトナーの残量が減少しト
ナー節約モードを解除するレベルになった場合でも一連
の画像形成動作途中で画質が変化してしまうことを防ぐ
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図2】同第1の実施形態におけるトナー節約処理を説
明するための図である。
【図3】同第1の実施形態の動作フローを示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態の動作フローを示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態の動作フローを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 エンジン制御ユニット 102 スキャナユニット 103 画像処理ユニット 104 書き込みユニット 105 各種センサ類 106 シーケンス機器群 107 操作パネル 108 アプリケーションユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 HH13 HJ06 HK11 HM00 HM01 HM07 HN02 HN20 2H027 FA03 FA06 FA07 FA11 FA15 FA35 FB19 FC02 5C076 AA02 AA12 AA22 BA02 BA04 BA05 BA06 BB06 BB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビットマップ状に展開された画像データに
    よりトナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像
    形成装置において、マスキングパターンを前記画像デー
    タに重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー節約モー
    ドと、マスキングパターンを用いずに通常の高画質画像
    形成を行う高画質画像出力モードとを有し、この高画質
    画像出力モードと前記トナー節約モードとの切り替えを
    行う制御手段を備え、この制御手段は前記トナー節約モ
    ードに設定されていても画像を一定倍率を越えて縮小し
    て形成する場合には前記トナー節約モードを解除して前
    記高画質画像出力モードとすることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】ビットマップ状に展開された画像データに
    よりトナーを用いて画像を形成し、複数画像の画像デー
    タにより1画像を形成する集約モードを有する電子写真
    方式の画像形成装置において、マスキングパターンを前
    記画像データに重ね合わせてトナーの消費を抑えるトナ
    ー節約モードと、マスキングパターンを用いずに通常の
    高画質画像形成を行う高画質画像出力モードとを有し、
    この高画質画像出力モードと前記トナー節約モードとの
    切り替えを行う制御手段を備え、この制御手段は前記ト
    ナー節約モードに設定されていても集約モードで画像形
    成を行う場合には前記トナー節約モードを解除して前記
    高画質画像出力モードとすることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】ビットマップ状に展開された画像データに
    よりトナーを用いて画像を形成し、用紙の両面に画像を
    形成する両面モードを有する電子写真方式の画像形成装
    置において、マスキングパターンを前記画像データに重
    ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー節約モードと、
    マスキングパターンを用いずに通常の高画質画像形成を
    行う高画質画像出力モードとを有し、この高画質画像出
    力モードと前記トナー節約モードとの切り替えを行う制
    御手段を備え、この制御手段は前記トナー節約モードに
    設定されていても両面モードで画像形成を行う場合には
    前記トナー節約モードを解除して前記高画質画像出力モ
    ードとすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】ビットマップ状に展開された画像データに
    よりトナーを用いて画像を形成し、手差し給紙が可能な
    電子写真方式の画像形成装置において、マスキングパタ
    ーンを前記画像データに重ね合わせてトナーの消費を抑
    えるトナー節約モードと、マスキングパターンを用いず
    に通常の高画質画像形成を行う高画質画像出力モードと
    を有し、この高画質画像出力モードと前記トナー節約モ
    ードとの切り替えを行う制御手段を備え、この制御手段
    は前記トナー節約モードに設定されていても手差し給紙
    により画像形成を行う場合には前記トナー節約モードを
    解除して前記高画質画像出力モードとすることを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】ビットマップ状に展開された画像データに
    よりトナーを用いて画像を形成し、前記画像データがフ
    ァクシミリからの画像データであった場合にも画像を形
    成する電子写真方式の画像形成装置において、マスキン
    グパターンを前記画像データに重ね合わせてトナーの消
    費を抑えるトナー節約モードと、マスキングパターンを
    用いずに通常の高画質画像形成を行う高画質画像出力モ
    ードとを有し、この高画質画像出力モードと前記トナー
    節約モードとの切り替えを行う制御手段を備え、この制
    御手段は前記トナー節約モードに設定されていても前記
    画像データがファクシミリからの画像データであった場
    合には前記トナー節約モードに入らず前記高画質画像出
    力モードで画像形成を行わせることを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】ビットマップ状に展開された画像データに
    よりトナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像
    形成装置において、形成画像の解像度を変化させる手段
    と、マスキングパターンを前記画像データに重ね合わせ
    てトナーの消費を抑えるトナー節約モードと、マスキン
    グパターンを用いずに通常の高画質画像形成を行う高画
    質画像出力モードとを有し、この高画質画像出力モード
    と前記トナー節約モードとの切り替えを行う制御手段と
    を備え、この制御手段は前記トナー節約モードに設定さ
    れていても一定解像度以下の荒い画素での画像形成では
    前記トナー節約モードに入らず前記高画質画像出力モー
    ドで画像形成を行わせることを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】ビットマップ状に展開された画像データに
    よりトナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像
    形成装置において、トナーの残量を検知するトナー残量
    検知手段と、マスキングパターンを前記画像データに重
    ね合わせてトナーの消費を抑えるトナー節約モードと、
    マスキングパターンを用いずに通常の高画質画像形成を
    行う高画質画像出力モードとを有し、この高画質画像出
    力モードと前記トナー節約モードとの切り替えを行う制
    御手段とを備え、この制御手段は前記トナー節約モード
    に設定されていても前記トナー残量検知手段がトナーの
    残量が一定量以下であることを検知した場合には前記ト
    ナー節約モードによる画像形成を行わせないことを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、前
    記制御手段は一連の画像形成動作中に前記トナー残量検
    知手段がトナーの残量が一定量以下であることを検知し
    た場合にはその一連の画像形成動作中には前記トナー節
    約モードの解除を行わないことを特徴とする画像形成装
    置。
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JP2008078829A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、画像処理プログラム、及び記録媒体
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JP7438772B2 (ja) 2020-01-30 2024-02-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

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