JP2000155222A - プラスチック光ファイバの製造方法 - Google Patents

プラスチック光ファイバの製造方法

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JP2000155222A
JP2000155222A JP10331205A JP33120598A JP2000155222A JP 2000155222 A JP2000155222 A JP 2000155222A JP 10331205 A JP10331205 A JP 10331205A JP 33120598 A JP33120598 A JP 33120598A JP 2000155222 A JP2000155222 A JP 2000155222A
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JP
Japan
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core
optical fiber
refractive index
plastic optical
clad
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JP10331205A
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English (en)
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Maki Ikechi
麻紀 池知
Takehito Kobayashi
勇仁 小林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送損失の十分に低いプラスチック光ファイ
バを作製し得るプラスチック光ファイバの製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明はプラスチック光ファイバ20の
製造方法であって、コアロッド1を用意し、コアロッド
1の一部を溶融延伸してコア12を形成する工程、コア
12のTg以上に保持したクラッド材料18を押出し法
により押し出し、そのクラッド材料18でコア12を被
覆してプラスチック光ファイバ20を得るものである。
この場合、クラッド材料18でコア12が被覆される際
にコア12の温度がTg以上に保持され、コア12はそ
の内部歪みが緩和されると共に表面が溶融されてその表
面の歪みが緩和され、プラスチック光ファイバ20にて
コア12とクラッド19との間の界面不整が十分に防止
される。更に、コアロッド1が単独で形成されるためコ
アロッド1の径を任意の大きさとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチック光ファイバの製
造方法としては、種々のものが知られている。例えば特
開平8−201637号公報には、クラッドとなるべき
透明重合体からなるパイプ状の中空体を作って、その中
空体の内部にコアとなるべきモノマー溶液を充填し、こ
のモノマー溶液を重合させて中実体を形成しながらこの
中実体の一部を溶融延伸することによりプラスチック光
ファイバを得る方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平8−201637号公報に記載の製造方法にあ
っては、プラスチック光ファイバの伝送損失のうち最も
低いものでも183dB/kmであり、この伝送損失よ
り十分に低い伝送損失を有するプラスチック光ファイバ
を得ることは困難であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、伝送損失の十分に低いプラスチック光ファイバを作
製し得るプラスチック光ファイバの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、プラスチ
ック光ファイバの製造方法について鋭意研究した結果、
従来の製造方法によって得られるプラスチック光ファイ
バにおいては、コアとクラッドとの間に界面不整やコア
の内部歪みがあり、このような界面不整やコアの内部歪
みによってプラスチック光ファイバの伝送損失が増加す
ることを見い出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、コアとクラッドとか
らなるプラスチック光ファイバの製造方法であって、コ
アとなるべきコアロッドを用意する工程と、コアロッド
の一部を溶融延伸してコアを形成する工程と、コアのガ
ラス転移温度以上の温度に保持したクラッドとなるべき
クラッド材料を押出し法により押し出し、そのクラッド
材料でコアを被覆してプラスチック光ファイバを得る工
程とを含むことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、コアのガラス転移温度
以上の温度に保持されたクラッド材料でコアが被覆され
ると、コアの温度がガラス転移温度以上に保持されるた
め、コアの内部歪みが緩和される。また、クラッド材料
の熱によりコア表面が溶融され、コア表面に生じた歪み
が緩和され、得られるプラスチック光ファイバにおける
コアとクラッドとの間の界面不整が十分に防止される。
更に、クラッド管内にコア部を形成する場合と異なりコ
アロッドが単独で形成されるため、コアロッドの径の大
きさが制限されずコアロッドの径を任意の大きさとする
ことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラスチック光フ
ァイバの製造方法の好適な実施形態について図1〜図4
を参照して説明する。なお、全図中、同一又は相当する
構成要素には同一の符号を付す。
【0009】図1は、プラスチック光ファイバのコアと
なるべきコアロッドを示す端面図である。図1に示すよ
うに、まず、プラスチック光ファイバのコアとなるべき
円柱状のコアロッド1を用意する(コアロッド用意工
程)。コアロッド1は、ステップインデックス型又はグ
レーデッドインデックス型(以下、「GI型」という)
の屈折率分布を有する。GI型の屈折率分布を有するコ
アロッド1は、図1に示すように、中心部分2とその外
側に積層される多層の低屈折率層3とを備える。なお、
図1において、コアロッド1の中心部分2の外径に対す
る低屈折率層3の厚さの比は必ずしも実際のものとは一
致していない。
【0010】このGI型の屈折率分布を有するコアロッ
ド1は、例えば以下のようにして作製される。まず、図
2(a)に示すように、コアロッド1の中心部分2とな
るべき円柱体4を用意する。この円柱体4は、種々の方
法で製造することができるが、円筒管(図示せず)内に
円柱体形成用モノマー混合溶液を注入し、このモノマー
混合溶液を加熱して溶液中のモノマーを重合させ、この
重合体を円筒管から取り出すことにより得られる。この
円柱体形成用モノマー混合溶液には、主としてモノマ
ー、重合開始剤および連鎖移動剤が含有されるが、更に
高屈折率ドーパント又は低屈折率ドーパントが含有され
てもよい。
【0011】モノマーとしては、重合後に伝送光に対し
て透明となる限り特に限定されず、例えばメタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピ
ル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸s−ブチ
ル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸フェニル、
2−フルオロアクリル酸2,2,3,3,4,4,5,
5−オクタフルオロペンチル(8FFA)、2−フルオ
ロアクリル酸メチル、2−フルオロアクリル酸2,2,
2−トリフルオロエチル(3FFA)、2−フルオロア
クリル酸テトラフルオロプロピル(4FFA)、2−フ
ルオロアクリル酸1,1−ジハイドロパーフルオロプロ
ピル(5FFA)、2−フルオロアクリル酸ヘキサフル
オロイソプロピル(HFIP2−FA)、2−フルオロ
アクリル酸2,2−ビス(トリフルオロメチル)プロピ
ル、2−フルオロアクリル酸ノナフルオロt−ブチル、
メタクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル(3FM
A)、メタクリル酸テトラフルオロプロピル(4FM
A)、メタクリル酸1,1−ジハイドロパーフルオロプ
ロピル(5FMA)、メタクリル酸2,2,3,4,
4,4−ヘキサフルオロブチル(6FMA)、メタクリ
ル酸2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ
ペンチル(8FMA)、2−(パーフルオロオクチル)
エチルメタクリレート(17FMA)など又はこれらの
混合物が用いられる。
【0012】重合開始剤としては、例えば過酸化ジ−t
−ブチル、t−ブチルパーフルオロイソプロピルモノカ
ーボネートなどの過酸化物系重合開始剤が用いられ、過
酸化物系以外の重合開始剤としては、2,2−アゾビス
イゾブチロニトリル(AIBN)などが用いられ、連鎖
移動剤としては、例えばプロピルメルカプタン、n−ブ
チルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、第三ヘ
キシルメルカプタン、フェニルメルカプタン、メルカプ
ト酢酸n−ブチル、メルカプト酢酸イソオクチル、メル
カプト酢酸メチル、2−メルカプト酢酸エチルなどが用
いられる。
【0013】高屈折率ドーパントとしては、モノマーと
の溶解性に優れ、移行性が小さく、重合後の硬化物中に
屈折率の揺らぎや白化を生じさせない材料であって、モ
ノマーよりも屈折率の高いものを単独又は混合して用い
られる。例えば、ポリマーとして屈折率が1.492の
メタクリル酸メチルを用いる場合は、これより屈折率の
高い安息香酸化合物(安息香酸フェニル、安息香酸ベン
ジルなど)、フタル酸化合物(フタル酸ジフェニル、フ
タル酸ブチルベンジル(n=1.536)、テレフタル
酸ジベンジル、フタル酸ベンジルn−ブチルなど)、リ
ン酸化合物(リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル
(n=1.555)など)、ビフェニル(n=1.58
7)、ジフェニルメタン(n=1.577)、ジフェニ
ルエーテル(n=1.579)、ジフェニルスルフィド
(n=1.6327)、ベンジルフェニルエーテル、ジ
ベンジルエーテル(n=1.562)などが用いられ
る。
【0014】低屈折率ドーパントとしては、アジピン酸
化合物(アジピン酸ジメチル(n=1.428)、アジ
ピン酸ジブチル(n=1.436)、アジピン酸ジオク
チル、アジピン酸ジイソプロピル(n=1.423)、
アジピン酸ジ(2−エチルへキシル)など)、セバシン
酸化合物(セバシン酸ジメチル(n=1.4372)、
セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジオクチル、セバシン
酸ジ(2−エチルへキシル)など)、リン酸化合物(リ
ン酸トリ−n−ブチル(n=1.424)、リン酸トリ
オクチル、リン酸トリス(2−クロロエチル)、リン酸
トリス(フルオロアルキル)など)、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸ジメチル、1,4−シクロヘキサノ
ン−2,5−ジカルボン酸ジメチル、1,2−シクロヘ
キサンジカルボン酸ジクリシジル又はジイソブチルスル
フィド(n=1.453)、テトラメチレンスルフォン
(n=1.484)などのケトン化合物などが用いられ
る。
【0015】次に、このようにして得られる円柱体4を
その長手方向中心軸C1回りに回転させる。このときの
回転速度は、通常は10〜60rpmである。そして、
円柱体1の外周面に、ワニス状となった第1の重合体溶
液をスプレーして堆積させる。第1重合体溶液は、重合
体と、この重合体を溶解する揮発溶媒とを含んでいる。
重合体としては、コアロッド1を構成する重合体の屈折
率よりも低い屈折率を有するものが用いられ、例えば、
上記の円柱体形成用モノマー混合溶液に用いうるモノマ
ーの単独重合体又は共重合体、あるいはこれらに高屈折
率ドーパント又は低屈折率ドーパントを含むものが用い
られる。また、揮発溶媒としては、上記重合体を溶解し
うる溶媒を適宜選択して用いることができる。例えばヘ
キサン、ジオキサン、アセトン、エチルアルコール、エ
チルエーテル、酢酸エチル、ベンゼン、モノベンゼン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンから適宜
選択して単独又は混合して用いることができる。次い
で、この円柱体4を、溶媒の沸点〜250℃に設定した
円筒状の加熱炉内に挿入して加熱する。この結果、第1
の重合体溶液から揮発成分が除去され、図2(b)に示
すように、円柱体4の外側に第1の低屈折率層5が形成
される。
【0016】次に、第1の低屈折率層5の外側に第2の
低屈折率層6を形成する。この場合、第2の重合体溶液
を第1の低屈折率層5の外周面にスプレーして堆積させ
る。第2の重合体溶液に用いる重合体としては、第1の
低屈折率層5の重合体、又はこの重合体よりも屈折率の
低いものが用いられる。揮発溶媒としては、第1の重合
体溶液と同様の溶媒が用いられる。この第2の重合体溶
液には、第2の低屈折率層6の屈折率が第1の低屈折率
層5の屈折率よりも低くなるように高屈折率ドーパント
又は低屈折率ドーパントが含まれても良い。次いで、溶
媒の沸点〜250℃に設定した円筒状の加熱炉内に円柱
体4を挿入して加熱する。この結果、第2の重合体溶液
から揮発成分が除去され、図2(c)に示すように、第
1の低屈折率層5の外側に第2の低屈折率層6が形成さ
れる。以後、このような操作を繰り返して、図1に示す
ように、中心部分2とその外側に積層される複数の低屈
折率層3とを有する円柱状のコアロッド1が得られる。
【0017】このようにしてコアロッド1を用意したな
らば、このコアロッド1を例えば図3に示すような線引
装置7を用いて線引きする。この場合、図3に示すよう
に、コアロッド1の一端を上向きして、コアロッド1の
下端部1aから線引装置7のロッド挿入口8を通してケ
ース9内に挿入し、その下端部1aを炉心管11内に所
定の速度で下降させる。そして、コアロッド1の下端部
1aをこの炉心管11の外側に設けられる円筒状の加熱
炉10によって加熱して溶融し、この部分を下方に連続
的に引き出し、コア12を形成する(コア形成工程)。
次いで、このコア12をケース9のファイバ取出口13
を通して更に引き出し、押出成形機14のダイス15の
貫通孔15aを通過させる。このコア12は、ダイス1
5の下方に設置された巻取装置16によって巻き取られ
る。
【0018】一方、押出成形機14内にホッパ17を通
してクラッド材料を投入する。そして、図4に示すよう
に、ダイス15から溶融状態のクラッド材料18を連続
的に押し出し、このクラッド材料18でコア12を被覆
する(クラッド被覆工程)。クラッド材料18として
は、コアロッド1の屈折率よりも低い屈折率を有する重
合体であれば特に限定されず、例えば円柱体形成用モノ
マー混合溶液に用いうるモノマーの単独重合体又は共重
合体が用いられる。このような重合体としては、円柱体
4、低屈折率層5,6を構成する材料に比べて屈折率の
低い重合体が用いられる。このような重合体の具体例と
しては、例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA、n
=1.492)、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタク
リル酸n−プロピル、ポリメタクリル酸イソプロピル、
ポリメタクリル酸n−ブチル、ポリメタクリル酸イソブ
チル、ポリメタクリル酸s−ブチル、ポリメタクリル酸
t−ブチル(n=1.4638)、ポリメタクリル酸シ
クロヘキシル(n=1.5065)、ポリメタクリル酸
ベンジル(n=1.568)、ポリメタクリル酸フェニ
ル、P8FFA(n=1.375)、ポリ2−フルオロ
アクリル酸メチル(PMFA、n=1.457)、ポリ
2−フルオロアクリル酸2,2,2−トリフルオロエチ
ル(P3FFA、n=1.3856)、ポリ2−フルオ
ロアクリル酸テトラフルオロプロピル(P4FFA、n
=1.3973)、ポリ2−フルオロアクリル酸1,1
−ジハイドロパーフルオロプロピル(P5FFA、n=
1.3664)、ポリ2−フルオロアクリル酸ヘキサフ
ルオロイソプロピル(PHFIP2−FA、n=1.3
60)、ポリ2−フルオロアクリル酸2,2−ビス(ト
リフルオロメチル)プロピル、ポリ2−フルオロアクリ
ル酸ノナフルオロt−ブチル、ポリメタクリル酸2,
2,2−トリフルオロエチル(P3FMA、n=1.4
146)、ポリメタクリル酸テトラフルオロプロピル
(P4FMA、n=1.4215)、ポリメタクリル酸
1,1−ジハイドロパーフルオロプロピル(P5FM
A、n=1.3920)、ポリメタクリル酸2,2,
3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル(P6FMA、
n=1.4000)、P8FMA(n=1.392)、
P17FMA(n=1.373)など又はこれらを得る
ためのモノマー同士の共重合体などが用いられる。
【0019】ここで、このようなクラッド材料18でコ
ア12を被覆するときのクラッド材料18の押出温度の
下限は、コア12のガラス転移温度(以下、「Tg」と
いう)である。コアのTgとは、JIS K7121の
測定方法に従って測定した場合の補外ガラス転移開始温
度をいう。このようにクラッド材料18の温度をTg以
上とするのは以下の理由による。第一に、クラッド材料
18の温度がコア12のTg未満では、クラッド材料1
8でコア12を被覆する際に、コア12の温度がTg未
満の温度に保持され、線引きにより生じる内部歪み、屈
折率の揺らぎなどのコア12の内部歪みが除去できない
からである。第二に、クラッド材料18の熱によりコア
12の表面が溶融されず、コア12の表面に生じた歪み
が除去されないからである。また、クラッド材料18の
押出温度の下限はコア12の(Tg+10)℃以上の温
度であることが好ましい。これは、このような温度とす
ることによりコア12の内部歪みやコア12の表面に生
じた歪みが確実に除去される傾向があるからである。
【0020】また、クラッド材料18の押出温度の上限
は、クラッド材料の熱分解が頻繁に生じる温度以下であ
ることが望ましく、具体的にはポリアクリル酸系、ポリ
メタクリル酸系の材料であれば、押出温度は350℃以
下であることが望ましい。350℃以下とするのは以下
の理由による。即ち、ポリアクリル酸系、ポリメタクリ
ル酸系材料の主鎖は、アクリル酸の二重結合の重合によ
り形成され、この鎖の熱分解が開始する温度が300℃
付近であるが、押出機内で成形する場合、温度上昇時間
と押出温度を考慮すると、熱分解は加熱中に徐々に生じ
るため、材料が問題となるような比率の熱分解を起こす
温度は、材料の熱分解が高速に進む350℃を越える温
度となるからである。より高い耐熱特性を備えた材料を
用いる場合は、より高温での押出成形も可能であり、押
出温度は、実際に材料の押出しを行い、焼けや材料の黄
変の有無を確認して選択することができる。このような
クラッド材料18の押出温度は、例えば熱電対をクラッ
ド材料18に挿し込むことにより直接的に測定される。
【0021】このようにしてコア12をクラッド材料1
8で被覆し、コア12とクラッド19とからなるプラス
チック光ファイバ20を得る。
【0022】以上のような製造方法によれば、コア12
のTg以上の温度に保持されたクラッド材料18でコア
12が被覆されることによりコア12の温度がTg以上
の温度に保持されるため、コア12の内部歪みが緩和さ
れる。また、クラッド材料18の熱によりコア12の表
面が溶融され、コア12の表面に生じた歪みが緩和さ
れ、得られるプラスチック光ファイバ20においてコア
12とクラッド19との間の界面不整が十分に防止され
る。この結果、得られるプラスチック光ファイバ20の
伝送損失が十分に低減される。更に、クラッド管内にコ
ア部を形成する場合と異なりコアロッド1が単独で形成
されるため、コアロッド1の径の大きさが、使用するク
ラッド管の内径によって制限されることがなく、大径の
コアロッド1が得られる。この結果、プラスチック光フ
ァイバ20の生産効率が向上する。
【0023】なお、本発明のプラスチック光ファイバの
製造方法は、前述した実施形態に限定されるものではな
い。例えば、コアロッド1は、以下のようにして作製す
ることも可能である。すなわち、まず、コアロッド1の
中心部分2となるべき円柱体4を第1のモノマー混合溶
液に浸漬させた後、円柱体4を引き上げて円筒状の加熱
炉内に挿入する。第1のモノマー混合溶液としては、モ
ノマー、重合開始剤、連鎖移動剤及び溶媒が含有され、
これらとしては、例えば円柱体形成用モノマー混合溶液
と同様のものが用いられる。これにより第1のモノマー
混合溶液が重合し、円柱体4の外側に第1の低屈折率層
5が形成される。次に、第1の低屈折率層5よりも屈折
率が小さくなる第2のモノマー混合溶液に円柱体4を浸
漬させた後、円柱体4を引き上げて加熱炉内に挿入す
る。第2のモノマー混合溶液としては、モノマー、重合
開始剤、連鎖移動剤及び溶媒が含有され、これらとして
は、例えば円柱体形成用モノマー混合溶液と同様のもの
が用いられる。また、この第2のモノマー混合溶液に
は、第1の低屈折率層よりも屈折率が低くなるように高
屈折率ドーパント又は低屈折率ドーパントが含有されて
もよい。これにより第2のモノマー混合溶液が重合さ
れ、円柱体4の第1の低屈折率層5の外側に、第1の低
屈折率層5よりも屈折率の低い第2の低屈折率層6が形
成される。以後、このような操作が繰り返され、円柱体
4の外側に多層の低屈折率層3が積層されたコアロッド
1が得られる。
【0024】以下、実施例により本発明の内容をより具
体的に説明する。
【0025】
【実施例】(実施例1)まず、階段型の屈折率分布を有
するコアロッド1を以下のようにして用意した。すなわ
ち、まず、外径20mm、内径16mm、長さ60cm
のガラス管に110mlの円柱体形成用モノマー混合溶
液を注入し、真空凍結脱気を行った上、真空脱気した状
態で開放端を封管し、次いで、130℃に設定したオイ
ルバスにガラス管を挿入し、円柱体形成用モノマー混合
溶液を48時間加熱して重合させた。この結果、ガラス
管内には、外径16mm、長さ458mmの円柱体4が
得られた。円柱体形成用モノマー混合溶液としては、メ
タクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル(3FM
A)100重量部に対して、重合開始剤としての過酸化
ジ−t−ブチルを0.2重量部、連鎖移動剤としてのn
−ブチルメルカプタンを0.2重量部添加したものを用
いた。
【0026】次に、このガラス管をオイルバスから引き
上げ、ガラス管から円柱体4を取り出した。そして、こ
の円柱体4を水平に配置し、その長手方向中心軸C1回
りに30rpmの速度で回転させながら、円柱体4の外
周面に、ワニス状にした第1の重合体溶液を1880m
lだけスプレーして堆積させた。第1の重合体溶液とし
ては、ジオキサンを溶剤としてポリ2−フルオロアクリ
ル酸2,2,2−トリフルオロエチル(P3FFA)及
びフタル酸ジブチルが0.1g/ml含まれたものを用
いた。ここで、フタル酸ジブチルの含有量は、P3FF
A100重量部に対し15重量部とした。
【0027】次いで、180℃に設定した円筒状の加熱
炉内に円柱体4を挿入し、加熱して重合体溶液からジオ
キサンを除去した。このようにして円柱体4の外側に厚
さ4mmの第1の低屈折率層5が形成された。
【0028】以後、このような操作が繰り返され、円柱
体4の外側に100層の低屈折率層が積層され、外径2
2mm、長さ46cmの階段型(2段)の屈折率分布を
有するコアロッド1を得た。
【0029】このようにして作製されたコアロッド1に
対し100℃で熱処理を行い、低屈折率層間に形成され
得る歪みを緩和するようにした。
【0030】そして、このコアロッド1を、図3に示す
線引装置7のロッド挿入口8から炉心管11内に10m
m/分の速度で挿入し、220℃に設定した加熱炉10
によってコアロッド1の下端部1aを溶融延伸し、外径
540μmのコア12を形成した。そして、このコア1
2をケース9のファイバ取出口13を通して10m/分
(100mm/分)の速度で引き出し、押出成形機14
の先端に設けられるダイス15の貫通孔15aを連続的
に通過させた。
【0031】一方、押出成形機14内にホッパ17を通
してクラッド材料18を投入し、ダイス15から溶融状
態のクラッド材料18を連続的に10mm/分の速度で
押し出した。吐出量は0.53ml/分(断面積0.0
53mm2×10m/分)とした。クラッド材料18と
しては、ポリ2−フルオロアクリル酸ヘキサフルオロイ
ソプロピルを用いた。ここで、クラッド材料18の押出
温度が160℃となるようにダイス15の温度を調節し
た。このようなクラッド材料18の温度は、熱電対をク
ラッド材料18に挿し込むことにより測定した。なお、
コア12のTgをDSC装置を用い、10℃/分の温度
上昇速度で測定したところ、そのTgは100℃であっ
た。このようにして、コア12とクラッド19とからな
る外径600μmのプラスチック光ファイバ20が得ら
れた。なお、プラスチック光ファイバ20のコア12の
屈折率分布を図5(a)に概略的に示す。図5(a)に
示すように、コア12の屈折率分布は、階段型(2段)
となっている。
【0032】このプラスチック光ファイバ20につい
て、白色光源(安藤電気社製、AQ−4303B)及び
スペクトルアナライザ(安藤電気社製、AQ−6315
B)を用いて650nmの光に対する伝送損失を測定し
た。その結果を表1に示す。表1に示すように、伝送損
失は120dB/kmであった。
【0033】
【表1】
【0034】以下の実施例2〜4は低屈折率層を形成す
るための重合体溶液中の低屈折率ドーパントあるいは高
屈折率ドーパントの含有量を中央の円柱体側と外側とで
変えることにより屈折率分布を形成した例である。な
お、実施例2〜4に対応するコア12の屈折率分布形状
を概略的に示すと、図5(a)に示すように実施例1と
同様となる。低屈折率層形成用重合体溶液中の重合体に
対するドーパントの添加量を表1に示す。
【0035】(実施例2)円柱体形成用モノマー混合溶
液中のモノマー、ドーパント、モノマーに対するドーパ
ントの添加量、重合開始剤、連鎖移動剤及び重合条件、
並びに低屈折率層形成用重合体溶液中の重合体、ドーパ
ント、加熱炉温度及び熱処理温度、並びにクラッド材料
及び被覆時のクラッド材料の温度を表1に示すようにし
た以外は実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバ
20を作製した。このようにして得られたプラスチック
光ファイバ20について、実施例1と同様にして伝送損
失を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すよう
に、伝送損失は100dB/kmであった。
【0036】(実施例3)円柱体形成用モノマー混合溶
液のモノマー、ドーパント、モノマーに対するドーパン
トの添加量、重合開始剤、連鎖移動剤及び重合条件、並
びに低屈折率層形成用重合体溶液の重合体、ドーパン
ト、加熱炉温度及び熱処理温度、並びにクラッド材料及
び被覆時のクラッド材料の温度を表1に示すようにした
以外は実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバ2
0を作製した。このようにして得られたプラスチック光
ファイバ20について、実施例1と同様にして伝送損失
を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すよう
に、伝送損失は140dB/kmであった。
【0037】(実施例4)異なる種類のモノマーを混合
して共重合することによりコアロッドを作製し、円柱体
形成用モノマー混合溶液のモノマー、重合開始剤、連鎖
移動剤及び重合条件、並びに低屈折率層形成用重合体溶
液の重合体、ドーパント、加熱炉温度及び熱処理温度、
並びにクラッド材料及び被覆時のクラッド材料の温度を
表1に示すようにした以外は、実施例1と同様にしてプ
ラスチック光ファイバ20を作製した。このようにして
得られたプラスチック光ファイバ20について、実施例
1と同様にして伝送損失を測定した。その結果を表1に
示す。表1に示すように、伝送損失は100dB/km
であった。
【0038】(実施例5)まず、円柱体形成用モノマー
混合溶液中のモノマー、重合開始剤、連鎖移動剤および
重合条件を表2に示すようにした以外は実施例1と同様
にして、外径16mm、長さ46cmの円柱体4を作製
した。その後、この円柱体4を第1のモノマー混合溶液
に浸漬して円柱体4の外周面に第1のモノマー混合溶液
を付着させた。第1のモノマー混合溶液としては、溶液
中、メチルメタクリル酸100重量部に対し、セバシン
酸ジメチルを15重量部、重合開始剤としての過酸化ジ
−t−ブチルを0.2重量部、連鎖移動剤としてのn−
ブチルメルカプタンを0.2重量部の割合で添加したも
のを用いた。その後、円柱体4を第1のモノマー混合溶
液から引き上げて、200℃に設定した円筒状の加熱炉
内に挿入した。これにより第1のモノマー混合溶液が重
合された。この作業を30回繰り返し、円柱体4の外側
に第1の低屈折率層5が形成された。
【0039】次に、第1のモノマー混合溶液と異なる組
成の第2のモノマー混合溶液に円柱体4を浸漬した。第
2のモノマー混合溶液としては、メチルメタクリル酸1
00重量部に対し、セバシン酸ジメチルを20重量部の
割合で添加したものを用いた。その後、円柱体4を第2
のモノマー混合溶液から引き上げて、200℃に設定し
た加熱炉内に挿入し、第2のモノマー混合溶液を重合さ
せた。この作業を30回繰り返し、第1の低屈折率層5
の外側に、第1の低屈折率層5よりも屈折率の低い第2
の低屈折率層6が形成された。
【0040】次に、第2のモノマー混合溶液と異なる組
成の第3のモノマー混合溶液に円柱体4を浸漬した。第
3のモノマー混合溶液としては、メチルメタクリル酸1
00重量部に対し、セバシン酸ジメチルを25重量部の
割合で添加したものを用いた。その後、円柱体4を第3
のモノマー混合溶液から引き上げて、200℃に設定し
た加熱炉内に挿入し、第3のモノマー混合溶液を重合さ
せた。この作業を40回繰り返し、第2の低屈折率層6
の外側に、第2の低屈折率層6よりも屈折率の低い第3
の低屈折率層が形成された。以後、このように操作を繰
り返して円柱体4の外側に総計100層の低屈折率層を
積層し、外径20mm、長さ46cmのGI型の屈折率
分布を有するコアロッド1を得た。なお、各低屈折率層
を形成するためのモノマー混合溶液中の低屈折率ドーパ
ントの含有量は、内側から外側に向かうにつれて以下の
ように増加させた。即ち、図5(b)に概略的に示すよ
うに、コア12の屈折率分布が、コア中心部で一定の屈
折率を有し周辺部で外側に向かうにつれて屈折率が放物
線状に低下する分布となるように増加させた。
【0041】そして、このコアロッド1を図3に示す線
引装置7のロッド挿入口8から炉心管11内に挿入し、
220℃に設定した加熱炉10によってコアロッド1の
下端部1aを溶融延伸し、外径540μmのコア12を
形成した。そして、このコア12をケース9のファイバ
取出口13を通して10m/分の速度で引き出し、押出
成形機14の先端に設けられるダイス15の貫通孔15
aを連続的に通過させた。
【0042】一方、押出成形機14内にホッパ17を通
してクラッド材料18を投入し、ダイス15から溶融状
態のクラッド材料18を連続的に10m/分の速度で押
し出した。吐出量は0.53ml/分(断面積0.05
3mm2×10m/分)とした。クラッド材料18とし
ては、ポリメタクリル酸2,2,3,4,4,4−ヘキ
サフルオロブチル(P6FMA)を用いた。ここで、ク
ラッド材料18の押出温度は160℃とした。なお、ク
ラッド材料18の押出温度は、実施例1と同様に熱電対
をクラッド材料18に挿し込むことにより測定した。こ
のようにして、コア12とクラッド19とからなる外径
600μmのプラスチック光ファイバ20が得られた。
【0043】このプラスチック光ファイバ20につい
て、実施例1と同様にして伝送損失を測定した。その結
果を表2に示す。表2に示すように、伝送損失は120
dB/kmであった。
【0044】
【表2】
【0045】(実施例6)円柱体形成用モノマー混合溶
液には高屈折率ドーパントを添加し、低屈折率層形成用
モノマー混合溶液にはドーパントを添加せずに、それぞ
れの他の配合成分を表2に示す配合に従って添加し、モ
ノマー混合溶液を調整した。これらを用いて、実施例5
と同様の手順で表2の条件に従い、まず円柱体を作成
し、次いでこの円柱体を低屈折率層形成用モノマー混合
溶液に浸漬し、低屈折率層形成用モノマー混合溶液を硬
化させてコアロッドを作成した。円柱体を低屈折率層形
成用モノマー混合溶液に浸漬している間に低屈折率のモ
ノマーが円柱体の表面から円柱体の内部に染み込んで拡
散し、図5(c)に概略的に示すように、円柱体の中心
から外側に向けて屈折率分布が上に凸の放物線形状とな
り、周辺部で均一な分布を有するコアロッドが製作でき
た。このコアロッドを用いて、実施例5と同様にプラス
チック光ファイバ20を作成した。このようにして得ら
れたプラスチック光ファイバ20について、実施例1と
同様にして伝送損失を測定した。その結果を表2に示
す。表2に示すように、伝送損失は150dB/kmで
あった。
【0046】(実施例7)円柱体形成用モノマー混合溶
液をMMAとBzMAの体積配合比を4:1とし、低屈
折率層形成用モノマー混合溶液をMMAとBzMAの配
合比を6:1として、それぞれその他の配合成分を表2
に示す配合に従って添加しモノマー混合溶液を調整し
た。これらを用いて、実施例5と同様の手順で表2の条
件に従い、まず円柱体を作成し、次いでこの円柱体を低
屈折率層形成用モノマー混合溶液に浸漬し、低屈折率層
形成用モノマー混合溶液を硬化させてコアロッドを作成
した。円柱体を低屈折率層形成用モノマー混合溶液に浸
漬している間に低屈折率のMMAモノマーが円柱体の表
面から円柱体の内部に染み込んで拡散し、図5(c)に
概略的に示すように、円柱体の中心から外側に向けて屈
折率分布が上に凸の放物線形状となり、周辺部で均一な
分布を有するコアロッドが製作できた。このコアロッド
を用いて、実施例5と同様にプラスチック光ファイバ2
0を作成した。このようにして得られたプラスチック光
ファイバについて、実施例1と同様にして伝送損失を測
定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、伝
送損失は170dB/kmであった。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のプラスチッ
ク光ファイバの製造方法によれば、コアのTg以上の温
度に保持されたクラッド材料でコアが被覆されると、コ
アの温度がTg以上に保持されるためコアの内部歪みが
緩和される。また、クラッド材料の熱によりコア表面が
溶融され、コア表面に生じた歪みが緩和され、得られる
プラスチック光ファイバにおけるコアとクラッドとの間
の界面不整が十分に防止される。その結果、得られるプ
ラスチック光ファイバの伝送損失が十分に低減される。
更に、クラッド管内にコア部を形成する場合と異なりコ
アロッドが単独で形成されるため、コアロッドの径の大
きさが、使用するクラッド管の内径の大きさによって制
限されることがなく大径のコアロッドが得られ、その結
果、プラスチック光ファイバの生産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるコアロッドを示す端面図であ
る。
【図2】(a)〜(c)は、図1のコアロッドを作製す
る一連の工程を示す図である。
【図3】コアロッドを線引するための線引装置の内部構
成、及びクラッド材料を押し出す押出成形機を示す図で
ある。
【図4】図3の押出成形機のダイスの内部構成を示す一
部断面図である。
【図5】コアの屈折率分布を示す概略図である。
【符号の説明】
1…コアロッド、2…中心部分、3…複数の低屈折率
層、4…円柱体、12…コア、18…クラッド材料、1
9…クラッド、20…プラスチック光ファイバ。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H050 AA15 AA17 AB43Z AB44Z AC03 AC05 4F207 AA21L AD05 AD12 AG03 AG08 AH77 AR06 KA01 KA07 KA17 KB18 KJ05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとクラッドとからなるプラスチック
    光ファイバの製造方法であって、 前記コアとなるべきコアロッドを用意するコアロッド用
    意工程と、 前記コアロッドの一部を溶融延伸してコアを形成するコ
    ア形成工程と、 前記コアのガラス転移温度以上の温度に保持した前記ク
    ラッドとなるべきクラッド材料を押出し法により押し出
    し、そのクラッド材料で前記コアを被覆して前記プラス
    チック光ファイバを得るクラッド被覆工程と、を含むこ
    とを特徴とするプラスチック光ファイバの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記クラッド材料を押し出すときの押出
    温度がその熱分解温度未満であることを特徴とする請求
    項1に記載のプラスチック光ファイバの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コアロッドが中心部分とその外側に
    積層される複数の低屈折率層とを備えており、前記中心
    部分及び前記複数の低屈折率層がグレーデッド・インデ
    ックス型の屈折率分布を形成していることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のプラスチック光ファイバの製造
    方法。
JP10331205A 1998-11-20 1998-11-20 プラスチック光ファイバの製造方法 Pending JP2000155222A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101779213B1 (ko) * 2009-03-23 2017-09-18 야스히로 고이께 압출 원료 공급 장치 및 이것을 이용한 광 전송체의 제조 방법

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KR101779213B1 (ko) * 2009-03-23 2017-09-18 야스히로 고이께 압출 원료 공급 장치 및 이것을 이용한 광 전송체의 제조 방법

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