JP2000155212A - 位相差フィルム - Google Patents

位相差フィルム

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JP2000155212A
JP2000155212A JP33284298A JP33284298A JP2000155212A JP 2000155212 A JP2000155212 A JP 2000155212A JP 33284298 A JP33284298 A JP 33284298A JP 33284298 A JP33284298 A JP 33284298A JP 2000155212 A JP2000155212 A JP 2000155212A
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JP
Japan
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film
solution
resin
cast film
foams
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JP33284298A
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Takahiko Sawada
貴彦 澤田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的品質及び外観品質に極めて優れた位相
差フィルムを提供すること。 【解決手段】 溶液キャスト製膜法において得られた乾
燥後のキャストフィルムに含まれる直径0.5μm〜2
5μmの気泡が平均3個/cm2以下であるキャストフ
ィルムを延伸処理して得られることを特徴とする位相差
フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位相差フィルムに関
する。さらに詳しくは、ポリサルホン樹脂アニソール溶
液のキャスト製膜法によって得られる光学特性及び外観
特性に優れた位相差フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、位相差フィルムの製造方法として
は、キャスト製膜法により得られるフィルムを縦一軸延
伸、横一軸延伸等によって製造する方法が知られている
(例えば、特開平5−107413号公報等)。
【0003】一般に位相差フィルムは正面以外の斜め方
向からの視認性に劣るため、視野角を広げる目的で、一
軸延伸フィルムをさらに加熱収縮処理により厚み方向に
も配向させた位相差フィルムの製造方法が開発され、良
好な視認性を得るために配向したフィルム中の屈折率に
ついて検討している(特開平5−157911号公
報)。
【0004】一軸延伸フィルムを厚み方向にも配向させ
るには、延伸直交方向に収縮するように、粘着剤で一軸
延伸フィルムで熱収縮フィルムを貼り合わせ、加熱収縮
処理することにより行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その
際、一軸延伸フィルムの極表面において、熱収縮フィル
ムの応力との垂直方向に微少な凹凸が形成され、位相差
フィルムとしての光学及び外観特性に極めて重大な欠陥
を引き起こすという問題点があった。
【0006】本発明者は上述の観点に鑑み、優れた光学
及び外観特性を有する位相差フィルムを得るべく鋭意研
究を重ねた結果、キャストフィルムを延伸して一軸延伸
フィルムを得る際にキャストフィルムに含有される気泡
の周辺部分が不均一に延伸されて、加熱収縮処理前のフ
ィルム面内にすでに凹凸が形成されている事実を発見
し、この凹凸が加熱収縮処理後に光学及び外観特性に重
大な欠陥を引き起こすという新たな知見を見出し、この
知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0007】本発明は、熱収縮フィルムを用いて一軸延
伸フィルム中の分子を厚み方向に配向させる際にフィル
ムの極表面に発生する微少な凹凸を防止することによっ
て、光学及び外観特性に優れた位相差フィルムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、溶
液キャスト製膜法において得られた乾燥後のキャストフ
ィルムに存在する直径0.5μm〜25μmの気泡が平
均3個/cm2以下であるキャストフィルムを延伸処理
して得られることを特徴とする位相差フィルムを提供す
るものである。
【0009】また、本発明は、前記キャストフィルムが
ポリサルホン樹脂アニソール溶液を用いた溶液キャスト
製膜法によって製造されるものであって、該溶液キャス
ト製膜法に用いるポリサルホン樹脂アニソール溶液が、
20〜40重量%の濃度を有し、粘度が500〜500
0cpsの範囲において脱泡されていることを特徴とす
る前記の位相差フィルムを提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0011】本発明は、ポリサルホン樹脂溶液の溶液キ
ャスト製膜法によるキャストフィルムを延伸処理して得
られる位相差フィルムにおいて、溶液キャスト製膜にお
ける乾燥後のキャストフィルムに存在する直径0.5μ
m〜25μmの気泡が面内に平均3個/cm2以下であ
ることを特徴とするキャストフィルムを延伸処理して得
られる位相差フィルムである。
【0012】本発明において、乾燥後のキャストフィル
ムに存在する直径0.5μmから25μmの気泡の直径
とは、気泡の断面のうち最も長い直径を指す。
【0013】直径が0.5μm未満であれば凹凸の発生
に寄与することはなく、また、気泡の直径が25μmを
超えるとフィルム凹凸の発生に寄与するよりもそれ自身
がすでに外観欠点となってしまうので、本発明の気泡の
直径に関する要件から除外されるが、本発明を実施する
ことにより25μmを超える気泡も同時に除去できる。
【0014】キャストフィルムに含まれる気泡が平均3
個/cm2以下とは、キャストフィルム面内の任意の点
を選び出し、その点の1cm2を光学顕微鏡で観察し計
数し、任意の点を5箇所選択して、その平均値が0〜3
個になる場合を意味する。
【0015】本発明に言うキャストフィルムは、熱可塑
性樹脂を有機溶剤に溶解し、溶液キャスト製膜法によ
り、有機溶剤を乾燥除去したフィルムを意味する。
【0016】本発明における溶液キャスト製膜法は、例
えば、金属ベルト、金属ドラム、プラスチックフィルム
などの支持体に溶液を塗布し乾燥により製膜する方法を
意味し、一般的な溶液キャスト製膜法が適用できる。支
持体の材質としては、使用する溶剤に侵されず、平滑性
に優れるものであれば、特に限定されない。例えば、銅
やステンレス等の金属、合成樹脂、或いはこれらの支持
体の表面をシリコン樹脂やフッ素樹脂等で離型処理した
ものが使用される。支持体として合成樹脂を使用する場
合は、樹脂の溶解に用いた溶剤の乾燥温度によるが、熱
変形性の低いものが望ましい。具体的には、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレー
ト(PEN)、ポリイミド(PI)等が挙げられる。支
持体の形状については、エンドレスのベルト状、ドラム
状、フィルム状、板状など様々のものが使用可能であ
る。
【0017】本発明による溶液キャスト製膜法における
キャストフィルムの乾燥手段は、熱風乾燥、支持体や搬
送ロールの加熱による乾燥、あるいは赤外線による乾燥
等を用いることができ特に限定されない。
【0018】本発明において、乾燥後のキャストフィル
ムとは上記乾燥方法によって乾燥されて成形されたフィ
ルムであり、フィルム中の溶媒含有率が10重量%以下
のものを意味する。すなわち、本発明においては、溶媒
含有率が10重量%以下の状態で上記の気泡の要件を満
足すればよいが、より好ましいキャストフィルムは溶媒
含有率が5重量%以下のものである。
【0019】キャストフィルムを構成する熱可塑性樹脂
は、配向により複屈折性を示す樹脂であれば特に制限は
なく、例えば、セルロース系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
ポリカーボネート系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、オ
レフィン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル系樹脂、ポリ
サルホン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリエーテル
サルホン系樹脂、ポリノルボルネン系樹脂などを用いる
ことが出来る。
【0020】特に、液晶ディスプレイの高速応答性を実
現するために使用される液晶の複屈折を補償しようとす
れば、複屈折の波長分散の高いものが必要となり、ジク
ロルジフェニルスルホンとビスフェノールAのNa塩と
の重縮合反応により合成されるポリサルホン樹脂が熱可
塑性樹脂として最適である。
【0021】ポリサルホン等の熱可塑性樹脂溶液に使用
する溶剤としては、上記樹脂を溶解できキャスト可能な
ものであれば特に限定されないが、熱可塑性樹脂として
ポリサルホン樹脂を用いる場合、経時での樹脂の析出の
抑制という点からアニソールを用いることが好ましい。
【0022】本発明の上記キャストフィルムは、ポリサ
ルホン樹脂のアニソール溶液による溶液キャスト製膜法
によって製造されることが好ましい。この場合、ポリサ
ルホン樹脂のアニソール溶液の濃度は20〜40重量%
であり、ポリサルホン樹脂のアニソール溶液の脱泡を行
い、その脱泡工程において、該溶液の粘度を500〜5
000cpsに保つことにより、乾燥後のキャストフィ
ルムに含まれる直径0.5μm〜25μmの気泡が面内
に平均3個/cm2以下であるキャストフィルムが得ら
れ、これを常法により延伸処理することにより、本発明
の位相差フィルムが製造出来る。
【0023】ポリサルホン樹脂のアニソール溶液の濃度
が20〜40重量%でなければならない理由は、20重
量%未満ではキャストフィルムの乾燥効率が低下するこ
とと塗膜の表面が平滑でなくなるためである。また、4
0重量%を超えると粘度が高くなりすぎて脱泡及びキャ
スト溶液の供給が困難になると同時にポリサルホン樹脂
が溶解しにくくなるので好ましくない。
【0024】脱泡工程は、ポリサルホン樹脂ペレット中
のエアおよび樹脂ペレット投入時および攪拌時の混入エ
アを樹脂溶液から追放する工程であり、任意の方法を採
用することができるが、アニソールの沸点以下の温度で
静置により行われるのが好ましく、さらに好ましくは9
0〜130℃で1〜数日間静置することにより行われ
る。
【0025】該溶液粘度が脱泡工程において500〜5
000cpsであることとは、脱泡工程における粘度を
常に500〜5000cpsに保つことであり、これは
該溶液を加熱調整して制御される。粘度を500cps
未満にするには、液温を沸点近くまで上げねばならず液
の蒸発が激しくなり密閉系においては加圧状態になるた
め脱泡が起きにくくなる。一方、粘度が5000cps
を超えると、溶液の粘度が高いために、エアの追放が不
十分になる。本発明においては、アニソール溶液の液温
は70〜130℃の範囲で調整され粘度が500〜50
00cpsの範囲に制御される。
【0026】さらに本発明においては、熱可塑性樹脂フ
ィルムの延伸後の位相差特性を良好にするため、キャス
ト製膜法の樹脂溶液に可塑剤を含有させることが好まし
い。可塑剤としては、常温で液状であり、使用する樹脂
と相溶し、さらに、乾燥や延伸時の加熱によりブリード
アウトや白化、発泡などを起こさないものであれば特に
限定されない。例えば、熱可塑性樹脂としてポリサルホ
ン樹脂を使用する場合、リン酸エステル系のリン酸トリ
クレジル、フタル酸エステル系のフタル酸ジメチル、フ
タル酸ジエチル、フタル酸ブチルベンジル、クエン酸エ
ステル系のアセチルクエン酸トリブチルなどが使用可能
である。
【0027】乾燥後のキャストフィルムの延伸処理方法
は特に限定されず、光学用フィルムを製造するための一
般的な延伸方法で行うことが出来る。例えば、位相差フ
ィルムの具体的な用途に応じて、縦一軸ロール延伸や横
一軸テンター延伸等の一軸延伸、又は、それらを組み合
わせて二軸に延伸を行う。
【0028】さらに延伸された位相差フィルムを厚み方
向に配向させるためには、例えば、一軸延伸フィルム
に、その延伸直交方向に収縮するように粘着剤で熱収縮
フィルムを貼り合わせ、加熱収縮処理することにより行
われる。具体的には、位相差フィルムの進行方向に垂直
な方向に横一軸延伸された熱収縮性フィルムを位相差フ
ィルムの片面あるいは両面に積層し、加熱収縮する等の
公知の方法が用いられる。
【0029】その際に使用される収縮性フィルムとして
は、延伸フィルムの進行方向に垂直な方向に横一軸に延
伸され、延伸フィルムのガラス転移点近傍で収縮応力を
発生するものであれば特に材質は問わないが、位相差フ
ィルムとしてポリサルホン樹脂を用いる場合にはガラス
転移点の比較的近いポリカーボネート樹脂やポリサルホ
ン樹脂そのものが適当である。
【0030】上記の製造方法により、位相差フィルムの
極表面の微少な凹凸が除去でき、光学品質及び外観品質
に極めて優れた位相差フィルムを製造することが出来
る。
【0031】また、上記の製造方法は、ポリサルホン樹
脂を含有する各種光学フィルムの製造方法において用い
ることが可能であり、本発明の位相差フィルムを、他の
光学用途、例えば、偏光板の保護フィルムなどに使用す
ることが出来る。
【0032】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げてさらに詳しく説
明する。なお、本発明は以下の実施例のみに限定される
ものではない。
【0033】<実施例1で用いるポリサルホン樹脂アニ
ソール溶液の調整>ポリサルホン樹脂(帝人アモコ社製
UDEL,P−3500)100重量部、及び、可塑
剤としてフタル酸ジエチル3.0重量部を35重量%樹
脂溶液になるようアニソールを加えて常温で攪拌溶解し
た。樹脂が溶解したことを確認後、液温が100℃にな
るまで加熱攪拌した。100℃に到達した時点で攪拌を
止めてそのまま保温し48時間放置して脱泡した。その
後、24時間かけて室温まで冷却し、本発明に用いるポ
リサルホン樹脂アニソール溶液を得た。
【0034】<実施例2で用いるポリサルホン樹脂アニ
ソール溶液の調整>ポリサルホン樹脂(帝人アモコ社製
UDEL,P−3500)100重量部、及び、可塑
剤としてフタル酸ジエチル3.0重量部を35重量%樹
脂溶液になるようアニソールを加えて常温で攪拌溶解し
た。樹脂が溶解したことを確認後、液温が120℃にな
るまで加熱攪拌した。120℃に到達した時点で攪拌を
辞めてそのまま保温48時間放置して脱泡した。その
後、24時間かけて室温まで冷却し、本発明に用いるポ
リサルホン樹脂アニソール溶液を得た。
【0035】<比較例1で用いるポリサルホン樹脂アニ
ソール溶液の調整>ポリサルホン樹脂(帝人アモコ社製
UDEL,P−3500)100重量部と可塑剤とし
てフタル酸ジエチル3.0重量部を35重量%樹脂溶液
になるようアニソールを加えて常温で攪拌溶解した。樹
脂が溶解したことを確認後、液温を測定したところ液温
は50℃であった。90時間かけて室温に冷却し、比較
例に用いるポリサルホン樹脂アニソール溶液を得た。
【0036】「実施例1、実施例2、比較例1」上記で
得られたポリサルホン樹脂アニソール溶液をクロムメッ
キしたスチールベルト上にキャストし、熱風炉で210
℃まで加熱乾燥しながら途中で剥離し、幅1050m
m、平均厚さ70μm、可塑剤含有率2.2重量%、溶
剤含有率4.0重量%のポリサルホンのキャストフィル
ムを作製した。
【0037】この段階で、作製したキャストフィルム面
内に存在する気泡数を測定した。測定は、キャストフィ
ルム面内から5点任意に選択したポイントについて1c
2内を光学顕微鏡で観察して0.5〜25μmに相当
する気泡を計数した。
【0038】上記で得られたキャストフィルムを、2次
乾燥として160℃の熱風炉で2時間乾燥させ、ゾーン
延伸機により、加熱風速12m/s、余熱温度140
℃、延伸温度164℃、延伸倍率1.3倍で縦一軸延伸
し、幅910mm、平均厚さ60μmの位相差フィルム
を得た。フィルム中の可塑剤含有率は2.2重量%、溶
媒含有率は1.10重量%であった。
【0039】その後、ポリカーボネートフィルム(帝人
化成 C−1400、厚み70μm、ガラス転移温度1
57℃)を収縮フィルムとして165℃の熱風炉で横一
軸に2.5倍に延伸し、アクリル粘着剤を介してポリサ
ルホン位相差フィルムに貼合し、これら積層体を165
℃の熱風炉で3分加熱して目的の厚み方向に配向した位
相差フィルムを得た。延伸後のフィルムの幅は750m
m、平均厚さは65μmであった。
【0040】位相差フィルム極表面の凹凸欠陥の評価
は、目視による外観検査とヘイズメーターによる測定値
(ヘイズ値)により評価した。ヘイズ値はフィルムへの
入射光を100として、フィルムを透過する全透過光、
透過光の直線成分、及び散乱光を各々A,B,Cとする
と、(ヘイズ値)=B/C×100(ただし、A=B+
C)で表される。
【0041】加熱収縮処理による厚み配向はNz値を用
いて評価した。 Nz=(nx−nz)/(nx−ny) (nx:一軸延伸方向の屈折率、ny:面内延伸直交方
向の屈折率、nz:厚み方向の屈折率)
【0042】「表1」に、実施例1、2及び比較例1の
位相差フィルム及びその製造方法の結果を示した。「表
1」より、本発明の位相差フィルムは優れた光学特性及
び外観特性を有することが分かる。
【0043】
【表1】 ---------------------------------------------------------------- 実施例1 実施例2 比較例1 ---------------------------------------------------------------- 脱泡工程: 液温(℃) 100 120 50〜25 保温時間(Hr) 48 48 90 粘度(cps) 1400 900 23600 ---------------------------------------------------------------- キャストフィルム: 平均気泡数(個) 1.8 0.2 21.3 ---------------------------------------------------------------- 位相差フィルム特性: 位相差(nm) 390 392 386 Nz値 0.48 0.44 0.51 ヘイズ値 0.4 0.3 3.9 目視による外観 良好 良好 凹凸顕著 ----------------------------------------------------------------
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、フィルム全面において
光学特性及び外観特性が極めて優れた位相差フィルムを
提供することが出来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液キャスト製膜法において得られた乾
    燥後のキャストフィルムに存在する直径0.5μm〜2
    5μmの気泡が平均3個/cm2以下であるキャストフ
    ィルムを延伸処理して得られることを特徴とする位相差
    フィルム。
  2. 【請求項2】 前記キャストフィルムがポリサルホン樹
    脂アニソール溶液を用いた溶液キャスト製膜法によって
    製造されるものであって、ポリサルホン樹脂アニソール
    溶液の濃度が20〜40重量%であり、該溶液の粘度が
    500〜5000cpsにおいて脱泡されることを特徴
    とする請求項1記載の位相差フィルム。
JP33284298A 1998-11-24 1998-11-24 位相差フィルム Withdrawn JP2000155212A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9268076B2 (en) 2007-04-18 2016-02-23 Tosoh Corporation Optical compensation layer, optical compensation film, and processes for producing these

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