JP2000154540A - 埋込み杭、その施工方法、施工装置および埋込み杭用既成杭 - Google Patents

埋込み杭、その施工方法、施工装置および埋込み杭用既成杭

Info

Publication number
JP2000154540A
JP2000154540A JP11245262A JP24526299A JP2000154540A JP 2000154540 A JP2000154540 A JP 2000154540A JP 11245262 A JP11245262 A JP 11245262A JP 24526299 A JP24526299 A JP 24526299A JP 2000154540 A JP2000154540 A JP 2000154540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
solidified material
tip
existing
embedded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11245262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3514183B2 (ja
Inventor
Makoto Ikeda
真 池田
Seiichi Koyama
清一 小山
Hisao Iida
久雄 飯田
Yukito Yoshizawa
幸仁 吉澤
Hiromasa Tanaka
宏征 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP24526299A priority Critical patent/JP3514183B2/ja
Publication of JP2000154540A publication Critical patent/JP2000154540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3514183B2 publication Critical patent/JP3514183B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固化材の使用量、残土処理量が少なくて済
み、コスト低減が可能な埋込み杭およびその施工方法を
提供する。 【解決手段】 下端に掘削ヘッド3を取り付けた掘削ロ
ッド2を鋼管杭1の中空部に通し、中掘り工法による地
盤の掘削および鋼管杭1の沈設を行う。杭周固定用のセ
メントミルクbは、掘削ヘッド3の上側の攪拌翼3cの
先端部より上向きに吐出することで、鋼管杭1の中空部
内に入らないようにする。鋼管杭1の外面には複数の攪
拌翼6が設けられており、鋼管杭1を掘削ロッド2と逆
向きに回転させながら建て込むことで、セメントミルク
bを掘削土砂と攪拌・混合する。支持地盤面N以下に到
達した鋼管杭1の下端部には、富配合のセメントミルク
cを吐出して攪拌・混合し、先端根固め部Aを形成す
る。鋼管杭1の中空部内は固化材の含まれない土砂9が
充填されたままとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、市街地等での杭
基礎工事に多用される埋込み杭について、鋼管杭等の先
端が開放された中空既成杭を使用し、支持力設計上、固
定が必要となる先端部と杭外周部だけを固化させた埋込
み杭、その施工方法、施工装置および埋込み杭用既成杭
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】杭の施工方法としては、大きく分けて、
打撃工法、場所打ちコンクリート杭工法、埋込み杭工法
等があるが、市街地等では低振動、低騒音で、かつ狭い
スペースで施工できる工法として、埋込み杭工法を適用
さぜるを得ない場合が多い。
【0003】埋込み杭工法には、さらに先掘り工法、中
掘り工法、回転圧入工法等があり、このような埋込み杭
工法によって形成される埋込み杭の代表的な形態として
ソイルセメント合成鋼管杭等がある。
【0004】先掘り工法は、既成杭を建て込むための孔
をスパイラルオーガーあるいは先端に掘削ヘッドを設け
た掘削ロッド等の掘削装置で先掘りし、通常、掘削ヘッ
ド部分等からセメントミルク等の固化材を注入し、土砂
と攪拌・混合したソイルセメント等の中へ既成杭を沈設
して行くものであり、ソイルセメント等の固化により既
成杭を掘削孔中に固定し、支持力を得る。
【0005】なお、下端については、支持層における先
端支持力を増すため、オーガーあるいは掘削ロッドの掘
削ヘッドを拡径して拡大掘削し、富配合のセメントミル
クあるいはモルタル等を充填して既成杭を建て込み、根
固め部を形成することも多い。
【0006】また、中掘り工法は、鋼管杭あるいは中空
コンクリート杭、鋼コンクリート複合パイル等の中空の
既成杭を用い、中空部を通したオーガーあるいは掘削ロ
ッド先端の掘削ヘッドの回転により掘削を行いつつ、中
空の既成杭を建て込んで行くものである。
【0007】掘削ロッドに取り付けられる掘削ヘッドに
は、通常、掘削ビットや拡縮可能な攪拌翼、共回り防止
翼等が設けられ、水等の掘削液やセメントミルク等の固
化材を注入しながら掘削、攪拌・混合を行なえるように
なっている。
【0008】中掘り工法の場合も、必要に応じて、先端
根固め部を形成し、先端支持力を高めることができる。
また、回転圧入工法は、杭自体をドリル形状にして杭を
回転させながら地盤中にねじ込むものであり、支持力を
発揮させるためにセメントミルク等で先端根固めを行っ
ている。
【0009】なお、排土量、残土処理量を減らすために
は、先掘り工法や回転圧入工法の場合も、埋込み杭用の
既成杭として鋼管杭等の先端が開放された中空杭を用い
るのが有利であり、鋼管杭を用いた埋込み杭やその施工
方法としては、例えば特開昭63−97711号公報や
特開昭64−75715号公報に記載されたものがあ
る。
【0010】特開昭63−97711号公報に記載され
たものは、先掘り工法によって形成されたソイルセメン
ト柱に鋼管杭を建て込む場合において、鋼管杭の外周面
のほぼ全長および鋼管杭の先端部や頭部の内面に突起を
設け、ソイルセメントとの付着力を高め、杭先端部の閉
塞効果、水平抵抗増大効果、摩擦耐力の向上を図ったも
のである。
【0011】また、特開昭64−75715号公報に記
載されたものは、先掘り工法によってセメントミルク等
の固化材の注入、攪拌・混合を行いながら、鋼管杭や中
空コンクリート杭を埋込み杭として建て込んで行く際、
先端部手前で固化材をより高い圧縮強度が得られる固化
材に切り替え、先端根固め部における先端支持力の増大
を図り、また建て込まれる既成杭の外周面にスパイラル
翼を設けることで、ソイルセメント中への既成杭の回転
圧入が容易となるようにしたものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】鋼管杭等の先端が開放
された中空既成杭の場合、掘削土砂が既成杭の中空部に
残ることで排土量、掘削残土の処理が少なくなるという
利点があるが、従来の施工方法においては、先端の根固
めや杭周面の固定(周面摩擦力の向上)のために用いる
固化材を攪拌・混合してなるソイルセメント等が中空既
成杭の中空部内にも充填された状態となるため、その
分、固化材の使用量、排土量およびコストが増すことに
なる。
【0013】一方、杭の支持力の算定において重要な要
素となるのは、先端支持力と周面摩擦力である。従っ
て、中空部内のソイルセメント等については、固化材が
無駄になっている。
【0014】本願発明は、上述のような課題の解決を図
ったものであり、中空既成杭を用いた埋込み杭工法にお
ける固化材の使用を杭先端部および杭外周部に限定する
ことで、固化材の使用量、残土処理量が少なくて済み、
コスト低減が可能な埋込み杭およびその施工方法を提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る埋
込み杭は、先端が開放された中空の既成杭の杭先端部と
杭一般部外周を固化材または固化材を混合した土砂で固
定し、前記杭一般部の中空部内は実質的に固化材を含ま
ない土砂または充填材を充填してあることを特徴とする
ものである。
【0016】先端が開放された中空の既成杭としては、
鋼管杭、中空コンクリート杭、鋼コンクリート複合パイ
ル等が挙げられるが、埋込み杭として施工可能なもので
あれば材質等は特に限定されない。
【0017】杭先端部は、通常、ある程度の支持力を発
揮できる支持地盤に到達するように施工され、先端根固
め部を形成することで先端支持力を確保することができ
る。ただし、施工条件等によっては、これに限定されな
い。
【0018】固化材としては、セメントミルクが一般的
であり、その場合、掘削土砂と攪拌・混合することでソ
イルセメントとなるが、必ずしもセメントミルク等に限
定する必要はない。また、先端根固め部を形成する場合
には、富配合としたセメントミルクあるいはモルタル
等、杭外周面の固化材に比べ、より高い強度の得られる
ものを用いることが望ましい。
【0019】なお、実質的に固化材を含まない土砂また
は充填材というのは、若干の固化材の混入が避けられな
い場合や、通常の固化材でなく、例えば土砂に流動性を
与えるために掘削装置の掘削ヘッド部分等から吐出され
る掘削水にベントナイトあるいはセルロースなどを配合
しておき、これを土砂と混合する場合、あるいは土砂以
外の充填材を用いる場合等を含む趣旨である。
【0020】本願の請求項2に係る埋込み杭は、先端が
開放された中空の既成杭の杭先端部と杭一般部外周を固
化材または固化材を混合した土砂で固定し、前記杭一般
部の中空部内は前記杭一般部外周とは異なる配合の固化
材または固化材を混合した土砂を充填してあることを特
徴とするものである。
【0021】杭の支持力に関しては、先端支持力と周面
摩擦力から算定され、請求項1に係る発明では、杭一般
部の中空部内は実質的に固化材を含まない土砂または充
填材を充填するという構成になっているが、中空部内の
土砂の処理として杭一般部外周とは異なる配合、一般的
には貧配合の固化材または固化材を混合した土砂を充填
することが考えられる。
【0022】なお、この場合の中空部内への固化材の充
填方法としては、掘削装置の掘削ロッドの先端あるいは
掘削ヘッドの中央部から、杭一般部外周の固化材と異な
る配合の固化材を吐出する方法等が考えられる。
【0023】請求項3は、請求項1または2に係る埋込
み杭について、既成杭が下端部に拡径部を有する鋼管杭
の場合を限定したものである。下端部に拡径部を有する
拡底鋼管杭は、具体的には杭一般部を構成する通常の鋼
管杭の先端に、より径の大きい短尺の鋼管を連結鋼材等
を介して溶接するか、あるいは連結鋼材部分を含め鋳物
等の形で一体化したものを溶接する等して形成すること
ができる。
【0024】また、鋼管杭の場合、中空コンクリート杭
や鋼コンクリート複合パイルに比べ、管厚あるいは壁厚
が薄いため、特に排土量が少なくて済むという利点があ
る。請求項4は、請求項1、2または3に係る埋込み杭
の中掘り工法による施工方法であり、下端に掘削ヘッド
を取り付けた掘削ロッドあるいはオーガーを前記既成杭
の中空部に通し、掘削ヘッドの最外周部が既成杭の外径
以上となるように拡径させて中掘り工法により地盤の掘
削および既成杭の沈設を行うに当り、拡径させた前記掘
削ヘッドの径方向先端部に設けた吐出口より、固化材を
既成杭の外径より外側に吐出しつつ攪拌し、前記吐出口
から既製杭の外径より外側に吐出した固化材が実質的に
既成杭の中空部内に入らないようにして既成杭の沈設を
行うことを特徴とする。
【0025】すなわち、中掘り工法で施工を行うに当
り、掘削ヘッドの径方向先端部からセメントミルク等の
固化材を注入することで、中空既製杭の外側に吐出する
固化材が既成杭の中空部内に入らないように工夫したも
のである。
【0026】中掘り工法で用いられる掘削ロッドあるい
はオーガーは、通常、掘削ヘッド部分に掘削ビットや攪
拌翼あるいは螺旋翼等が設けられ、攪拌翼等が土圧等に
より拡縮できるようになっているものが多く、本願発明
でもそのような拡縮可能なものを用い、建て込まれる既
成杭の外径以上の径の掘削を行い、杭一般部については
固化材を既成杭の外径より外側に吐出する。
【0027】請求項5は、請求項4に係る埋込み杭の施
工方法において、固化材の吐出を、掘削ヘッドを構成す
る攪拌翼の先端に上向きに設けた吐出口より行う場合を
限定したものである。
【0028】吐出口は、攪拌翼以外に設ける場合も考え
られるが、比較的既成杭の先端に近い位置に設けられる
攪拌翼の先端に上向きに設けることで、杭外周部に限定
した固化材の注入が容易となる。
【0029】請求項6は、請求項1、2または3に係る
埋込み杭を施工するための埋込み杭用施工装置であり、
掘削ロッドの先端に1または複数段の拡径式の攪拌翼を
設けるとともに、前記掘削ロッドに沿って固化材注入手
段を設け、固化材を注入した掘削地盤内に中空の既成杭
を建て込むための埋込み杭施工装置において、前記攪拌
翼の先端に該攪拌翼を拡径させた状態で、前記掘削ロッ
ド内を通して送り込んだ固化材を前記既成杭の径より外
側に吐出するための翼部吐出口を設けてあることを特徴
とする。
【0030】なお、この埋込み杭用施工装置は、従来の
中掘り工法、先掘り工法などに用いられているオーガー
などの掘削装置に相当するものである。中掘り工法の場
合は、掘削ロッドを既成杭の中空部に通した状態で掘削
を行い、翼部吐出口から固化材を既成杭の径より外側に
吐出することになる。また、先掘り工法での施工も可能
であり、その場合も、翼部吐出口から固化材を後に建込
まれる既成杭の径より外側に吐出し、径方向の外側のみ
に固化材が土砂と攪拌・混合されるようにしたり、ある
いは径方向の外側と内側と異なる配合の固化材を用いて
土砂と攪拌・混合し、その後に鋼管杭等の中空の既成杭
を建て込むことになる。
【0031】請求項7は、請求項4に係る埋込み杭の施
工方法で、固化材の吐出口を掘削ヘッド部分に設けてい
たのに対し、既成杭側に注入管を設ける等して、既成杭
の杭先端部または杭外面に設けた吐出口より、固化材を
既成杭の外径より外側に吐出しつつ攪拌し、前記吐出口
から既製杭の外径より外側に吐出した固化材が実質的に
既成杭の中空部内に入らないようにして既成杭の沈設を
行うことを特徴とするものであり、固化材を杭外周部に
限定して注入する機構が比較的簡単な構造となる。
【0032】請求項8は、請求項4、5または7に係る
埋込み杭の施工方法において、既成杭の外面に攪拌翼を
設け、既成杭の攪拌翼によって既成杭の外側に吐出され
た固化材の攪拌を行う場合を限定したものである。
【0033】従来、既成杭の回転圧入を容易にする目的
で、杭外周面に螺旋状の突起等を設けたものがあるが、
請求項8では杭外周部に限定して注入された固化材を掘
削土砂と攪拌・混合する目的で既成杭の外面に攪拌翼を
設けたものである。
【0034】この既成杭の攪拌翼による攪拌・混合は、
通常、既成杭を掘削装置の掘削ロッド等と逆向きに回転
させて行われるが、その場合に限定されず、掘削ロッド
と同じ向きに回転させる場合や、攪拌翼の形状によって
は既成杭側は回転させずに攪拌・混合を行う場合もあ
る。
【0035】請求項9は、請求項4、5、7または8に
係る埋込み杭の施工方法において、既成杭の杭先端部に
ついて、杭一般部外周に使用される固化材より固化強度
の高い固化材を使用して、先端根固め部を形成させる場
合を限定したものである。
【0036】請求項10に係る埋込み杭用既成杭は、既
成杭の外面に固化材と土砂の攪拌・混合を行うための攪
拌翼を設けたことを特徴とするものであり、上記請求項
8に係る施工方法に用いることができる。
【0037】請求項11に係る埋込み杭の施工方法は、
請求項1または3に係る埋込み杭の先掘り工法による施
工方法であり、掘削装置により既成杭を埋設するための
掘削孔を先掘りし、下端部に根固め用の固化材を注入
し、一般部に孔壁安定用の安定液を充填した状態で、外
面に固化材注入管を取り付けた既成杭を、杭先端部が前
記根固め用の固化材中に達するまで沈設するとともに、
前記固化材注入管より既成杭の外周に固化材を吐出し、
固化材の固化により杭先端部および外周を固定した後、
前記安定液を排出して、既成杭の内部に固化材を含まな
い土砂を充填することを特徴とする。
【0038】従来の先掘り工法による埋込み杭の施工方
法では、先にソイルセメント柱等の固化材を混合・攪拌
した未硬化状態の柱を形成し、その中に既成杭を沈設し
て行く方法が一般的であるが、本願発明では、固化材の
注入を中空既成杭の先端部と外周部に限定することか
ら、上記の構成としている。
【0039】この場合も、固化材の使用量が低減され、
また排土量が減少し、残土処理の手間も少なくなるた
め、経済的な施工が可能となる。請求項12に係る埋込
み杭の施工方法は、請求項2または3に係る埋込み杭の
先掘り工法による施工方法であり、掘削装置により既成
杭を埋設するための掘削孔を先掘りし、下端部に根固め
用の固化材を注入し、一般部に孔壁安定用の安定液を充
填した状態で、外面に固化材注入管を取り付けた既成杭
を、杭先端部が前記根固め用の固化材中に達するまで沈
設するとともに、前記固化材注入管より既成杭の外周に
固化材を吐出し、固化材の固化により杭先端部および外
周を固定した後、前記安定液を排出して、既成杭の内部
に杭一般部外周と異なる配合の固化材または固化材を混
合した土砂を充填することを特徴とする。
【0040】請求項12は、杭一般部の中空部内に、一
般的には貧配合となる固化材または固化材を混合した土
砂を充填する場合である。請求項13は、請求項11ま
たは12に係る埋込み杭の施工方法において、既成杭の
外面に前記固化材注入管とともにエアー注入管を取り付
け、エアー注入管からのエアーブローにより固化材注入
管から吐出された固化材の混合を行う場合を限定したも
のであり、比較的、簡単に均一な混合が可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本願の請求項1、3に係
る埋込み杭、請求項4、5、8、9に係る施工方法およ
び請求項10に係る埋込み杭用既成杭の一実施形態にお
ける施工手順を示したものである。
【0042】この例では、中空の既成杭として、鋼管1
aの先端部に拡径部1bを有する拡底鋼管杭1を用い、
中掘り工法によって埋込み杭としての施工を行ってい
る。以下、施工手順に沿って説明する。
【0043】(1) 一般部掘削時(図1(a) 参照) 先端に掘削ヘッド3を取り付けた掘削ロッド2を、鋼管
杭1の中空部に挿入し、掘削ヘッド3を構成する掘削ビ
ット3a、上下の攪拌翼3b,3c、共回り防止翼3d
等を拡径した状態で、掘削ロッド2を回転させ、地盤を
掘削しながら鋼管杭1を建て込んで行く。
【0044】この例では掘削ロッド2の先端部より掘削
水aを地盤に注入しながら掘削を行っている。また、固
化材としてのセメントミルクbを上側の攪拌翼3cの先
端上面側に設けた吐出口(図示せず)より、上方に向け
て吐出することで、セメントミルクbが直接鋼管杭1内
に入り込まないようにしている。
【0045】さらに、上側の攪拌翼3cの上方には鋼管
杭1の拡径部1bの内径とほぼ等しい径に拡径可能な付
着防止翼4が設けられており、杭一般部を構成する鋼管
1aと拡径部1bとをつなぐ部分の隅角部に掘削土砂等
が付着し、後の先端根固め部Aの形成に支障が生じない
ようにしている。
【0046】この他、この例では鋼管杭1自体の外周面
に、予めガイド兼用の攪拌翼6が取り付けられており、
鋼管杭1を掘削孔の中央にガイドしつつ、上側の攪拌翼
3cの先端から上方に吐出されたセメントミルクbを掘
削土砂と攪拌・混合し、杭外周部に均一なソイルセメン
ト7の固化体が形成されるようにしている。
【0047】なお、本実施形態においては、攪拌翼6を
設けた鋼管杭1を、掘削ロッド2と逆方向に回転させな
がら建て込みを行っているが、前述したように鋼管杭1
を掘削ロッド2と同方向に回転させたり、あるいは鋼管
杭1自体は回転させずに建て込む場合もある。
【0048】また、図中、5はこの種の施工において、
従来から用いられているスタビライザーである。 (2) 支持層掘削時(図1(b) 参照) 鋼管杭1の下端が支持地盤面Nに達したら、掘削水a、
および必要に応じセメントミルクbを固化強度の高いセ
メントミルクcに置き替えて先端根固め部の掘削を行
う。この例では杭一般部と杭先端部で掘削孔の径を同一
としているが、先端根固め部Aについて拡大掘削を行う
場合もある。
【0049】(3) 施工終了時(図1(c) 参照) 掘削が完了し、鋼管杭1の先端が支持地盤面N以下の所
定の深度に達したら、掘削ヘッド3を土圧等を利用して
径方向に縮小させ、鋼管杭1の中空部から回転させなが
ら徐々に引き上げる。
【0050】なお、掘削ヘッド3を径方向に縮小させる
方法としては、鋼管杭1との接触を利用してヒンジ部分
等の回転により縮小させる方法や、油圧機構その他メカ
ニカルな縮小機構を利用して縮小させる方法もある。
【0051】以上の施工手順により、拡底鋼管杭1の先
端部が比較的高強度のソイルセメント8で固定され、一
般部の外周が比較的低強度のソイルセメント7で固定さ
れ、中空部に実質的に固化材を含まない土砂(未改良
土)9が充填された埋込み杭が形成される。
【0052】なお、以上の施工において掘削水aとし
て、ベントナイトあるいはセルロース等を混入させたも
のを用い、土砂に流動性を与え、掘削および鋼管杭1の
建込みを容易にすることも考えられる。
【0053】また、本願の請求項2に係る埋込み杭に関
しては、掘削水aの代わりに、例えばセメントミルクb
よりもセメント量の少ない貧配合のセメントミルクを吐
出し、鋼管杭1一般部の内部に低強度の固化体を形成す
ることが考えられる。
【0054】図2は、請求項10に係る埋込み杭用既成
杭としての拡底鋼管杭1の具体的な形状の一例を示した
ものである。図示した例は、拡底鋼管杭1の外周面に、
鋼材からなる複数の攪拌翼6を溶接等に取り付けたもの
であり、径方向の反対側に位置する上下の攪拌翼6と、
これと直交する径方向の中間の高さに設けた攪拌翼6の
合計6個の攪拌翼6が設けられている。
【0055】攪拌翼6の形状や配置、個数は特に限定さ
れないが、拡底鋼管杭1を回転させながら建て込んで行
く際に、鋼管杭1の外周部に注入されたセメントミルク
等の固化材と土砂の攪拌・混合ができるだけ均一に行な
えるような形状・配置が望ましい。
【0056】図3は、本願の請求項11、13に係る埋
込み杭の施工方法の一実施形態における施工手順を示し
たものである。この例では、拡底鋼管杭1を用い、先掘
り工法によって埋込み杭としての施工を行っている。以
下、施工手順に沿って説明する。
【0057】(1) 押付けドラム付きスクリューオーガー
12を用いて掘削孔を掘削し、スクリューオーガー12
で排土する(図3(a) 参照)。図中、13が掘削ビッ
ト、14が攪拌翼、15が押付けドラム、16が排土を
示す。掘削はオーガー12先端より掘削水を吐出しなが
ら水掘りによって行う。押付けドラム15は、掘削土砂
を孔壁に押し付ける機能を有している。
【0058】(2) 支持地盤面N以下まで掘削し、先端部
にセメントミルクを注入し、攪拌翼14で土砂との攪拌
・混合を行う(図3(b) 参照)。あるいは、モルタル等
を充填してもよい。
【0059】(3) 一般部は孔壁安定液18と置き換えな
がら、スクリューオーガー12のロッドを引き抜く(図
3(c) 参照)。 (4) 外面に固化材としてのセメントミルクを注入するた
めのトレミー管19と、エアー管20を取り付けた拡底
鋼管杭1を、安定液中に所定深さまで建て込んで行く
(図3(d) 参照)。
【0060】(5) トレミー管19およびエアー管20よ
りセメントミルクと空気を杭外周面に送り込んでエアー
ブローあるいは安定液18としての泥水循環により混合
し、その固化により杭周を固定する(図3(e) 参照)。
【0061】(6) サンドポンプ21により、安定液18
を排水し、安定液は再利用する(図3(f) 参照)。 (7) 鋼管杭1内に残土(排土16)を投入し、埋込み杭
の施工が完了する(図3(g) 参照)。
【0062】なお、請求項11に係る施工方法の場合
は、上記図3(g) における排土16の代わりに、鋼管杭
1の外周部と異なる配合で固化材を混入した土砂等を充
填することになる。
【0063】
【発明の効果】本願の請求項1に係る埋込み杭では、
固化材の使用が中空既成杭の先端部と杭一般部外周に限
定されているため、既成杭の固定に必要とする固化材の
使用量が少なくて済み、経済的である。また、請求項2
に係る埋込み杭では、固化材を用いるものの貧配合とす
ることで経済的な埋込み杭を施工することができる。
【0064】中空既成杭の内部は実質的に固化材を含
まない掘削土砂あるいは埋戻し土砂等が充填されている
ため、最終的な排土量、残土処理量も少なくて済み、特
に鋼管杭の場合には無排土に近い施工が可能である。
【0065】本願の請求項4、5、7に係る埋込み杭
の施工方法によれば、固化材の掘削地盤への注入が杭外
周部等に限定され、中空既成杭の内部には実質的に固化
材が注入されないため、上記、の効果を有する埋込
み杭を効率よく施工することができる。
【0066】本願の請求項8に係る埋込み杭の施工方
法、および請求項10に係る埋込み杭用既成杭によれ
ば、既成杭の外面にも攪拌翼が設けられ、この攪拌翼で
杭外周部に限定されて注入された固化材を掘削土砂と混
合・攪拌することができ、かつソイルセメント等として
攪拌・混合された硬化材料が中空既成杭の内部に浸入す
る恐れが少ない。
【0067】本願の請求項11〜13に係る埋込み杭
の施工方法によれば、先掘り工法によっても、上記、
の効果を有する埋込み杭を効率よく施工することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1、3に係る埋込み杭、請求項
4、5、8、9に係る施工方法および請求項10に係る
埋込み杭用既成杭の一実施形態における施工手順を示す
鉛直断面図である。
【図2】請求項10に係る埋込み杭用既成杭の具体的な
形状の一例を示したもので、(a) は平面図、(b) は鉛直
断面図である。
【図3】本願の請求項11、13に係る埋込み杭の施工
方法の一実施形態における施工手順を示す鉛直断面図で
ある。
【符号の説明】
N…支持地盤面、A…先端根固め部 a…掘削水、b…セメントミルク、c…セメントミルク
(富配合) 1…鋼管杭、1a…鋼管、1b…拡径部、1c…連結
部、2…掘削ロッド、3…掘削ヘッド、3a…掘削ビッ
ト、3b…攪拌翼(下側)、3c…攪拌翼(上側)、3
d…共回り防止翼、4…付着防止翼、5…スタビライザ
ー、6…攪拌翼(鋼管杭側)、7…ソイルセメント(低
強度)、8…ソイルセメント(高強度)、9…土砂(未
改良土)、12…スクリューオーガー、13…掘削ビッ
ト、14…攪拌翼、15…押付けドラム、16…排土、
17…ソイルセメント(高強度)、18…安定液、19
…トレミー管、20…エアー管、21…サンドポンプ、
22…ソイルセメント(低強度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 久雄 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 吉澤 幸仁 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 田中 宏征 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が開放された中空の既成杭の杭先端
    部と杭一般部外周を固化材または固化材を混合した土砂
    で固定し、前記杭一般部の中空部内は実質的に固化材を
    含まない土砂または充填材を充填してあることを特徴と
    する埋込み杭。
  2. 【請求項2】 先端が開放された中空の既成杭の杭先端
    部と杭一般部外周を固化材または固化材を混合した土砂
    で固定し、前記杭一般部の中空部内は前記杭一般部外周
    とは異なる配合の固化材または固化材を混合した土砂を
    充填してあることを特徴とする埋込み杭。
  3. 【請求項3】 前記既成杭が下端部に拡径部を有する鋼
    管杭である請求項1または2記載の埋込み杭。
  4. 【請求項4】 下端に掘削ヘッドを取り付けた掘削ロッ
    ドあるいはオーガーを前記既成杭の中空部に通し、掘削
    ヘッドの最外周部が既成杭の外径以上となるように拡径
    させて中掘り工法により地盤の掘削および既成杭の沈設
    を行うに当り、拡径させた前記掘削ヘッドの径方向先端
    部に設けた吐出口より、固化材を既成杭の外径より外側
    に吐出しつつ攪拌し、前記吐出口から既製杭の外径より
    外側に吐出した固化材が実質的に既成杭の中空部内に入
    らないようにして既成杭の沈設を行うことを特徴とする
    請求項1、2または3記載の埋込み杭の施工方法。
  5. 【請求項5】 固化材の吐出を、掘削ヘッドを構成する
    攪拌翼の先端に上向きに設けた吐出口より行う請求項4
    記載の埋込み杭の施工方法。
  6. 【請求項6】 掘削ロッドの先端に1または複数段の拡
    径式の攪拌翼を設けるとともに、前記掘削ロッドに沿っ
    て固化材注入手段を設け、固化材を注入した掘削地盤内
    に中空の既成杭を建て込むための埋込み杭施工装置にお
    いて、前記攪拌翼の先端に該攪拌翼を拡径させた状態
    で、前記掘削ロッド内を通して送り込んだ固化材を前記
    既成杭の径より外側に吐出するための翼部吐出口を設け
    てあることを特徴とする埋込み杭用施工装置。
  7. 【請求項7】 下端に掘削ヘッドを取り付けた掘削ロッ
    ドあるいはオーガーを前記既成杭の中空部に通し、掘削
    ヘッドの最外周部が既成杭の外径以上となるように拡径
    させて中掘り工法により地盤の掘削および既成杭の沈設
    を行うに当り、前記既成杭の杭先端部または杭外面に設
    けた吐出口より、固化材を既成杭の外径より外側に吐出
    しつつ攪拌し、前記吐出口から既製杭の外径より外側に
    吐出した固化材が実質的に既成杭の中空部内に入らない
    ようにして既成杭の沈設を行うことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の埋込み杭の施工方法。
  8. 【請求項8】 既成杭の外面に攪拌翼を設け、既成杭の
    攪拌翼によって既成杭の外側に吐出された固化材の攪拌
    を行う請求項4、5または7記載の埋込み杭の施工方
    法。
  9. 【請求項9】 既成杭の杭先端部について、杭一般部外
    周に使用される固定材より固化強度の高い固化材を使用
    して、先端根固め部を形成させる請求項4、5、7また
    は8記載の埋込み杭の施工方法。
  10. 【請求項10】 既成杭の外面に固化材と土砂の攪拌・
    混合を行うための攪拌翼を設けたことを特徴とする埋込
    み杭用既成杭。
  11. 【請求項11】 掘削装置により既成杭を埋設するため
    の掘削孔を先掘りし、下端部に根固め用の固化材を注入
    し、一般部に孔壁安定用の安定液を充填した状態で、外
    面に固化材注入管を取り付けた既成杭を、杭先端部が前
    記根固め用の固化材中に達するまで沈設するとともに、
    前記固化材注入管より既成杭の外周に固化材を吐出し、
    固化材の固化により杭先端部および外周を固定した後、
    前記安定液を排出して、既成杭の内部に固化材を含まな
    い土砂を充填することを特徴とする請求項1または3記
    載の埋込み杭の施工方法。
  12. 【請求項12】 掘削装置により既成杭を埋設するため
    の掘削孔を先掘りし、下端部に根固め用の固化材を注入
    し、一般部に孔壁安定用の安定液を充填した状態で、外
    面に固化材注入管を取り付けた既成杭を、杭先端部が前
    記根固め用の固化材中に達するまで沈設するとともに、
    前記固化材注入管より既成杭の外周に固化材を吐出し、
    固化材の固化により杭先端部および外周を固定した後、
    前記安定液を排出して、既成杭の内部に杭一般部外周と
    異なる配合の固化材または固化材を混合した土砂を充填
    することを特徴とする請求項2または3記載の埋込み杭
    の施工方法。
  13. 【請求項13】 既成杭の外面に前記固化材注入管とと
    もにエアー注入管を取り付け、エアー注入管からのエア
    ーブローにより固化材注入管から吐出された固化材の混
    合を行う請求項11または12記載の埋込み杭の施工方
    法。
JP24526299A 1998-09-18 1999-08-31 埋込み杭およびその施工方法 Expired - Fee Related JP3514183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24526299A JP3514183B2 (ja) 1998-09-18 1999-08-31 埋込み杭およびその施工方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-264750 1998-09-18
JP26475098 1998-09-18
JP24526299A JP3514183B2 (ja) 1998-09-18 1999-08-31 埋込み杭およびその施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000154540A true JP2000154540A (ja) 2000-06-06
JP3514183B2 JP3514183B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=26537134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24526299A Expired - Fee Related JP3514183B2 (ja) 1998-09-18 1999-08-31 埋込み杭およびその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3514183B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227191A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼管ソイルセメント杭、その施工方法および施工装置
KR100521888B1 (ko) * 2002-03-28 2005-10-17 히데다카 오노데라 소일시멘트 말뚝 시공방법
JP2015092045A (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 日本ジオス株式会社 安定液固化工法
CN106638595A (zh) * 2015-10-28 2017-05-10 上海十三冶建设有限公司 混凝土预制桩快速沉桩方法
JP2017197909A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 株式会社テノックス 鋼管ソイルセメント杭施工用掘削撹拌ヘッド

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227191A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼管ソイルセメント杭、その施工方法および施工装置
KR100521888B1 (ko) * 2002-03-28 2005-10-17 히데다카 오노데라 소일시멘트 말뚝 시공방법
JP2015092045A (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 日本ジオス株式会社 安定液固化工法
CN106638595A (zh) * 2015-10-28 2017-05-10 上海十三冶建设有限公司 混凝土预制桩快速沉桩方法
JP2017197909A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 株式会社テノックス 鋼管ソイルセメント杭施工用掘削撹拌ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP3514183B2 (ja) 2004-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5265500B2 (ja) 杭の中掘工法、基礎杭構造
JP2002155530A (ja) 既製杭の埋設方法及び先端金具
JPS5985028A (ja) 鋼管杭及びその埋設工法
JP4811176B2 (ja) 既製杭の施工方法
JP2003119775A (ja) 基礎杭構造
JP4872561B2 (ja) 既製杭の施工方法
JP2000154540A (ja) 埋込み杭、その施工方法、施工装置および埋込み杭用既成杭
JP4378752B2 (ja) 大径の既製コンクリート杭基礎用の既製杭、既製杭の埋設方法
JP4197074B2 (ja) 埋込み杭施工装置
JP3450774B2 (ja) 鋼管杭及びその埋設方法
JP2000144728A (ja) ねじ込み杭の施工方法及びこれに使用するねじ込み杭
JP3619841B2 (ja) 杭の定着施工方法
JP2683684B2 (ja) 杭の埋設方法
JP2004052538A (ja) 螺旋羽根付き既製杭を用いた基礎杭構造、螺旋羽根付き既製杭の施工方法、螺旋羽根付き既製杭、推進用ケーシング
JP4200237B2 (ja) 基礎杭の構築方法
JP2003096771A (ja) ソイルセメント合成羽根付き既製杭
JP2004027610A (ja) 既製杭の埋設方法
JP2005240395A (ja) 杭の回転埋設工法
JP2000110160A (ja) 拡底鋼管杭を用いた埋込み杭の施工方法および拡底鋼管杭
JPH0627405B2 (ja) 既製杭埋設工法
JP2006348637A (ja) 場所打ち杭の構築方法及び場所打ち杭構造
JP2004124540A (ja) 基礎杭の施工方法
JP4517234B2 (ja) 基礎杭の構築方法、推進筒体付きの既製杭
JP2004204517A (ja) 杭埋設工法
JP2003147768A (ja) 排土の少ない既製杭の埋設方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3514183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080123

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140123

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees