JP2000154207A - カラーフィルター用光重合性組成物 - Google Patents

カラーフィルター用光重合性組成物

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JP2000154207A
JP2000154207A JP32835198A JP32835198A JP2000154207A JP 2000154207 A JP2000154207 A JP 2000154207A JP 32835198 A JP32835198 A JP 32835198A JP 32835198 A JP32835198 A JP 32835198A JP 2000154207 A JP2000154207 A JP 2000154207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度が高く、少ない露光量で耐溶剤性、耐ス
クラッチ性が優れた画像が得られるカラーフィルター用
光重合性組成物を提供すること。 【解決手段】 重量平均分子量が5000以上であり、
特定の構造の不飽和二重結合を有する光重合性化合物、
光重合開始剤、アルカリ可溶性樹脂、顔料を含むカラー
フィルター用光重合性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルター
用光重合性組成物に関する。更に詳しくは、液晶表示装
置、色分解装置等に用いられ、耐スクラッチ性に優れた
カラーフィルター用光重合性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子や個体撮像素子に用いられ
るカラーフィルターを作製する方法としては、染色法、
印刷法、電着法および顔料分散法が知られている。染色
法は、ゼラチン、グリュー、カゼイン等の天然樹脂ある
いはアミン変性ポリビニルアルコール等の合成樹脂から
なる染着基材を酸性染料等の染料で染色してカラーフィ
ルターを作製する方法である。染色法に於いては、染料
を用いるため耐光性や耐熱性および耐湿性等に問題があ
る他、大画面では染色および固着特性を均一にコントロ
ールする事が難しく色ムラが発生し易く、また染色に際
しては防染層を必要とし工程が煩雑である等の問題点を
有する。
【0003】電着法は、予め透明電極を所定のパターン
で形成しておき、溶媒中に溶解または分散した顔料を含
む樹脂をイオン化させ電圧を印加して着色画像をパター
ン状に形成することによってカラーフィルターを作製す
る方法である。電着法では、表示用の透明電極以外にカ
ラーフィルター形成用の透明電極の製膜とエッチング工
程を含むフォトリソ工程が必要である。その際ショート
があると線欠陥になり歩留まりの低下をきたす。また原
理上ストライプ配列以外、例えばモザイク配列には適用
が困難であり、さらには透明電極の管理が難しい等の問
題点がある。
【0004】印刷法は、熱硬化樹脂または紫外線硬化樹
脂に顔料を分散したインクを用いてオフセット印刷等の
印刷によってカラーフィルター作製する簡便な方法であ
るが、使用出来るインキが高粘度であるためフィルタリ
ングが難しく、ゴミ、異物およびインキバインダーのゲ
ル化した部分による欠陥が発生し易いことや、印刷精度
に伴う位置精度や線幅精度および平面平滑性に問題があ
る。
【0005】顔料分散法は、顔料を種々の感光性組成物
に分散させた着色感放射線性組成物を用いてフォトリソ
法によってカラーフィルターを作製する方法である。こ
の方法は、顔料を使用しているために光や熱などに安定
であると共にフォトリソ法によってパターニングするた
め、位置精度も十分で大画面、高精細カラーディスプレ
イ用カラーフィルターの作製に好適な方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記種
々のカラーフィルター用の組成物は、未だ課題を有して
おり、具体的には、感度がまだ不十分で、露光量が不十
分になると、得られるパターン画像の耐溶剤性や耐スク
ラッチ性が悪化してしまった。従って、本発明の目的
は、感度が高く、少ない露光量で耐溶剤性、耐スクラッ
チ性が優れた画像が得られるカラーフィルター用光重合
性組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意努力
した結果、特定の構造を有する光重合性化合物を用いる
ことにより上記目的を達成する事を見出し、本発明に至
ったものである。 (1) 不飽和二重結合を有する光重合性化合物、光重
合開始剤、アルカリ可溶性樹脂、顔料を含むカラーフィ
ルター用光重合性組成物において、前記不飽和二重結合
を有する光重合性化合物が、重量平均分子量が5000
以上であり且つ下記一般式(I)で表される重合体を含
むことを特徴とするカラーフィルター用光重合性組成
物。
【0008】
【化2】
【0009】一般式(I)中、X1〜X3は、各々独立
に、水素原子又はメチル基を表す。Rは、炭素数1〜1
2個のアルキル基あるいはアラルキル基を表す。Zは、
ヘテロ原子を含んでいてもよい、炭素数12個以下の2
価の連結基を表す。a、b、cは、a+b+c=100
となる正の整数の組み合わせで、a>0、b+c>0を
表す。 (2) 前記一般式(I)におけるZが、水酸基を有す
る脂環式構造を含む2価の連結基であることを特徴とす
る前記(1)に記載のカラーフィルター用光重合性組成
物。 (3) 前記一般式(I)で表される重合体の酸価が、
5mgKOH/g〜50mgKOH/gであることを特
徴とする前記(1)又は(2)に記載のカラーフィルタ
ー用光重合性組成物。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。 (1)不飽和二重結合を有する光重合性化合物(以下、
単に光重合性化合物ともいう) 本発明においては、光重合性化合物として上記一般式
(I)で示される重合体で、重量平均分子量が5000
以上であるものを含む。X1〜X3は、水素原子又はメチ
ル基である。Rの炭素数1〜12個のアルキル基として
は、置換基を有していてもよい炭素数1〜12の直鎖、
分岐、あるいは環状のアルキル基が挙げられ、具体的に
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n
−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n
−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、
n−デシル基、n−ラウリル基、2−ヒドロキシエチル
基、2、3−ジクロロプロピル基、2、3−ジブロモプ
ロピル基等を挙げることができる。アラルキル基として
は、ベンジル基等を挙げることができる。
【0011】Rとしては好ましくは、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、あるいはベンジル基である。
【0012】Zにおけるヘテロ原子を含んでいてもよ
い、炭素数12個以下の2価の連結基としては、単結
合、−CO2−、−NH−、−CONH−、−O−、−
CO−、−SO2−、置換基を有していてもよい炭素数
1〜12の直鎖アルキレン鎖、置換基を有していてもよ
い炭素数1〜12の分岐アルキレン鎖、及び構造内に脂
環式構造を有していてもよい炭素数1〜12の2価の連
結基を好ましく挙げることができる。また、これらの連
結基のうち2種以上の基を組み合わせてできる連結基も
Zとして好ましく挙げることができる。
【0013】炭素数1〜12の直鎖アルキレン鎖として
は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基、ペンチレン基、ヘキシレン基等が挙げられる。構造
内に脂環式構造を有していてもよい炭素数1〜12の2
価の連結基としては、シクロヘキシレン基、シクロペン
チレン基、シクロブチレン基等が挙げられる。
【0014】上記連結基の更なる置換基としては、好ま
しくは炭素数1〜10のアルキル基、−OH、−O
4、−SR4、−NR56、及びハロゲン原子を挙げる
ことができる。ここでR4 は炭素数1〜20のアルキル
基を表す。R5、R6は、水素原子又は炭素数1〜20の
アルキル基を表す。Zとしては、より好ましくは構造内
に脂環式構造を有する炭素数6〜12の2価の連結基で
ある。
【0015】a、b、cは、a+b+c=100、a>
0、b+c>0となる正の整数の組み合わせを表すが、
好ましくはaは、60〜90で、bは、2〜16で、c
は、2〜38である。一般式(I)で示される重合体の
重量平均分子量は5000以上で、好ましくは6000
〜60000であり、より好ましくは8000〜300
00である。
【0016】前記一般式(I)で表される重合体の酸価
が、5mgKOH/g〜50mgKOH/gであること
が好ましい。これにより、画像形成後の基板への密着性
が優れるようになる。該酸価は、より好ましくは10m
gKOH/g〜30mgKOH/gである。
【0017】上記一般式(I)で示される光重合性化合
物以外に、他の光重合性化合物を併用することができ
る。その併用可能な他の光重合性化合物の例としては、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、エチレングリコールジメタアクリレート、ペンタエ
リスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトール
トリメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレ
ート、のような1価又は多価アルコールのアクリル酸又
はメタクリル酸のエステル類が挙げられる。上記の光重
合性化合物は単独又は混合して使用される。
【0018】上記一般式(I)で示される重合体の組成
物中の添加量としては、組成物全重量に対して0.1〜
30重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜20重
量%である。また、上記併用可能な他の光重合性化合物
の添加量としては、組成物全重量に対して0.1〜70
重量%が好ましく、より好ましくは10〜60重量%で
ある。
【0019】本発明においては、耐熱性の向上の目的
で、エポキシ化合物を使用することができる。エポキシ
化合物は、一般式(I)で示される化合物等と熱的に反
応し架橋する事により耐熱性を向上させる働きをする。
エポキシ化合物の具体例としては、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリカルボ
ン酸グリシジルエステル、ポリオールポリグリシジルエ
ステル、脂肪族又は脂環式エポキシ樹脂、アミンエポキ
シ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ジヒド
ロキシベンゼン型エポキシ樹脂などが挙げられる。これ
らの化合物は、光重合性組成物全重量に対し、好ましく
は20重量%以下の範囲内で使用される。
【0020】本発明の光重合性組成物に使用されるアル
カリ可溶性樹脂としては、線状有機高分子重合体で、有
機溶剤に可溶で、弱アルカリ水溶液で現像できるものが
好ましい。このような線状有機高分子重合体としては、
側鎖にカルボン酸を有するポリマー、例えば特開昭59
−44615号、特公昭54−34327号、特公昭5
8−12577号、特公昭54−25957号、特開昭
59−53836号、特開昭59−71048号明細書
に記載されているようなメタクリル酸共重合体、アクリ
ル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロトン酸共重合
体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイン酸共
重合体等であり、また同様に側鎖にカルボン酸を有する
酸性セルロース誘導体がある。この他に水酸基を有する
ポリマーに酸無水物を付加させたものなども有用であ
る。特にこれらのなかでベンジル(メタ)アクリレート
/(メタ)アクリル酸共重合体やベンジル(メタ)アク
リレート/(メタ)アクリル酸/および他のモノマーと
の多元共重合体が好適である。この他に水溶性ポリマー
として、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリビ
ニルピロリドンやポリエチレンオキサイド、ポリビニル
アルコール等も有用である。
【0021】また、特開平7−140654号に記載の
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート/ポリス
チレンマクロモノマー/ベンジルメタクリレート/メタ
クリル酸共重合体、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
ロピルアクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロ
モノマー/ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重
合体、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート/ポリス
チレンマクロモノマー/メチルメタクリレート/メタク
リル酸共重合体、2−ヒドロキシエチルメタアクリレー
ト/ポリスチレンマクロモノマー/ベンジルメタクリレ
ート/メタクリル酸共重合体などが挙げられる。上記ア
ルカリ可溶性樹脂の光重合性組成物中の添加量として
は、組成物全重量に対して5〜90重量%が好ましく、
より好ましくは10〜60重量%である。
【0022】本発明に用いることができる顔料として
は、従来公知の種々の無機顔料または有機顔料を用いる
ことができる。無機顔料としては、金属酸化物、金属錯
塩等で示される金属化合物であり、具体的には鉄、コバ
ルト、アルミニウム、カドミウム、鉛、銅、チタン、マ
グネシウム、クロム、亜鉛、アンチモン等の金属酸化
物、および前記金属の複合酸化物を挙げることができ
る。
【0023】有機顔料としては、 C. I. Pigment Yellow 11, 24, 31, 53, 83, 99, 108,
109, 110, 138, 139,151, 154, 167 C. I. Pigment Orange 36, 38, 43 C. I. Pigment Red 105, 122, 149, 150, 155, 171, 17
5, 176, 177, 209 C. I. Pigment Violet 19, 23, 32, 39 C. I. Pigment Blue 1, 2, 15, 16, 22, 60, 66 C. I. Pigment Green 7, 36, 37 C. I. Pigment Brown 25, 28 C. I. Pigment Black 1, 7 等を挙げることができる。
【0024】本発明では、特に顔料の構造式中に塩基性
のN原子をもつものを好ましく用いることができる。こ
れら塩基性のN原子をもつ顔料は本発明の組成物中で良
好な分散性を示す。その原因については十分解明されて
いないが、結着樹脂と顔料の親和性の良さが影響してい
るものと推定される。
【0025】これらの顔料として、以下のものを挙げる
ことができるが、これらに限定されない。
【0026】
【化3】
【0027】
【化4】
【0028】
【化5】
【0029】
【化6】
【0030】
【化7】
【0031】これら有機顔料は、単独もしくは色純度を
上げるため種々組合せて用いる。具体例を以下に示す。
赤の顔料としては、アントラキノン系顔料、ペリレン系
顔料単独または、それらの少なくとも一種とジスアゾ系
黄色顔料またはイソインドリン系黄色顔料との混合が用
いられる。例えばアントラキノン系顔料としては、C.
I.ピグメントレッド177、ペリレン系顔料として
は、C.I.ピグメントレッド155が挙げられ、色再
現性の点でC.I.ピグメントイエロー83またはC.
I.ピグメントイエロー139との混合が良好であっ
た。赤色顔料と黄色顔料の重量比は、100:5から1
00:50が良好であった。100:4以下では400
nmから500nmの光透過率を抑えることが出来ず色
純度を上げることが出来なかった。また100:51以
上では主波長が短波長よりになりNTSC目標色相から
のずれが大きくなった。特に100:10より100:
30の範囲が最適であった。
【0032】緑の顔料としては、ハロゲン化フタロシア
ニン系顔料単独又は、ジスアゾ系黄色顔料またはイソイ
ンドリン系黄色顔料との混合が用いられ例えばC.I.
ピグメントグリーン7、36、37とC.I.ピグメン
トイエロー83またはC.I.ピグメントイエロー13
9との混合が良好であった。緑顔料と黄色顔料の重量比
は、100:5より100:40が良好であった。10
0:4以下では400nmから450nmの光透過率を
抑えることが出来ず色純度を上げることが出来なかっ
た。また100:41以上では主波長が長波長よりなり
NTSC目標色相からのずれが大きくなった。特に10
0:5より100:20の範囲が最適であった。
【0033】青の顔料としては、フタロシアニン系顔料
単独又は、ジオキサジン系紫色顔料との混合が用いら
れ、例えばC.I.ピグメントブルー15:3とC.
I.ピグメントバイオレット23との混合が良好であっ
た。青色顔料と紫色顔料の重量比は、100:5より1
00:50が良好であった。100:4以下では400
nmから420nmの光透過率を抑えることが出来ず色
純度を上げることが出来なかった。100:51以上で
は主波長が長波長よりになりNTSC目標色相からのず
れが大きくなった。特に100:5より100:20の
範囲が最適であった。
【0034】更に上記の顔料をアクリル系樹脂、マレイ
ン酸系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー及びエ
チルセルロース樹脂等に微分散させた粉末状加工顔料を
用いることにより分散性及び分散安定性の良好な顔料含
有感光樹脂を得ることが出来る。ブラックマトリックス
用の顔料としては、カーボン、酸化チタン、酸化鉄、単
独又は、混合が用いられカーボンと酸化チタンの場合が
良好であった。重量比は、100:5から100:40
の範囲が良好であった。100:4以下で長波長の光透
過率が大きくなった。100:41以下では、分散安定
性に問題があった。本発明で使用される光重合開始剤
は、ハロメチルオキサジアゾール化合物、ハロメチル−
s−トリアジン化合物から選択された少なくとも一つの
活性ハロゲン化合物、および3−アリール置換クマリン
化合物、少なくとも一種のロフィン2量体、などを単独
あるいは混合して使用することができる。
【0035】ハロメチルオキサジアゾールやハロメチル
−s−トリアジン等の活性ハロゲン化合物としては、特
公昭57−6096号公報に記載の下記一般式Iで示さ
れる2−ハロメチル−5−ビニル−1,3,4−オキサ
ジアゾール化合物が挙げられる。
【0036】
【化8】
【0037】ここでWは、置換された又は無置換のアリ
ール基を、Xは水素原子、アルキル基又はアリール基
を、Yは弗素原子、塩素原子又は臭素原子を、nは1〜
3の整数を表わす。具体的な化合物としては、2−トリ
クロロメチル−5−スチリル−1,3,4−オキサジア
ゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−シアノスチ
リル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリクロ
ロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4
−オキサジアゾール等が挙げられる。ハロメチル−s−
トリアジン系化合物の光重合開始剤としては、特公昭5
9−1281号公報に記載の下記一般式IIに示されるビ
ニル−ハロメチル−s−トリアジン化合物、特開昭53
−133428号公報に記載の下記一般式IIIに示され
る2−(ナフト−1−イル) −4,6−ビス−ハロメ
チル−s−トリアジン化合物及び下記一般式IVで示され
る4−(p−アミノフェニル)−2,6−ジ−ハロメチ
ル−s−トリアジン化合物が挙げられる。
【0038】
【化9】
【0039】ここでQはBr、Cl、Pは−C
(Q)3、−NH2、−NHR、−N(R)2、−OR
(ただしRはフェニル又はアルキル基)、Wは任意に置
換された芳香族、複素環式核又は一般式IIAで示される
基を表す。
【0040】
【化10】
【0041】式IIA中、Zは−O−又は−S−を、Rは
フェニル又はアルキル基を表す。
【0042】
【化11】
【0043】式III中、Xは−Br、−Clを表し、
m、nは0〜3の整数で、Rは下記一般式IIIAで示され
る基を表す。
【0044】
【化12】
【0045】式IIIA中、R1はH又はOR(Rはアルキ
ル、シクロアルキル、アルケニル、ア リール基)、R2
は−Cl、−Br又はアルキル、アルケニル、アリー
ル、アルコキシ基を表す。
【0046】
【化13】
【0047】式IV中、R1、R2は−H、アルキル基、置
換アルキル基、アリール基、置換アリール基、又は下記
一般式IVA、IVBで示される基である。
【0048】
【化14】
【0049】
【化15】
【0050】ここでR5、R6、R7は、各々アルキル
基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基を表
す。置換アルキル基及び置換アリール基の例としては、
フェニル基等のアリール基、ハロゲン原子、アルコキシ
基、カルボアルコキシ基、カルボアリールオキシ基、ア
シル基、ニトロ基、ジアルキルアミノ基、スルホニル誘
導体等が挙げられる。R3、R4は−H、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基を表す。X、Yは−Cl、−
Brを示し、m、nは0、1又は2を表す。
【0051】R1とR2がそれと結合する窒素原子と共に
非金属原子からなる異節環を形成する場合、異節環とし
ては下記に示されるものが挙げられる。
【0052】
【化16】
【0053】一般式IIの具体的な例としては、2,4−
ビス(トリクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル
−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)
−6−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1,3−ブ
タジエニル)−s−トリアジン、2−トリクロロメチル
−4−アミノ−6−p−メトキシスチリル−s−トリア
ジン等が挙げられる。
【0054】一般式IIIの具体的な例としては、2−
(ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチ
ル−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1
−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリ
アジン、2−(4−エトキシ−ナフト−1−イル)−
4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、2
−(4−ブトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス
−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−〔4−(2
−メトキシエチル)−ナフト−1−イル〕−4,6−ビ
ス−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−〔4−
(2−エトキシエチル)−ナフト−1−イル〕−4,6
−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−〔4
−(2−ブトキシエチル)−ナフト−1−イル〕−4,
6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−
(2−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−
トリクロロメチル−s−トリアジン、2−(6−メトキ
シ−5−メチル−ナフト−2−イル)−4,6−ビス−
トリクロロメチル−s−トリアジン、2−(6−メトキ
シ−ナフト−2−イル)−4,6−ビス−トリクロロメ
チル−s−トリアジン、2−(5−メトキシ−ナフト−
1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−ト
リアジン、2−(4,7−ジメトキシ−ナフト−1−イ
ル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジ
ン、2−(6−エトキシ−ナフト−2−イル)−4,6
−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−
(4,5−ジメトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−
ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン等が挙げられ
る。
【0055】一般式IVの具体例としては、4−〔p−
N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェニ
ル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔o−メチル−p−N,N−ジ(エトキシカル
ボニルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、4−〔p−N,N−ジ
(クロロエチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−メチル−
p−N,N−ジ(クロロエチル)アミノフェニル)〕−
2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4
−(p−N−クロロエチルアミノフェニル)−2,6−
ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−(p−
N−エトキシカルボニルメチルアミノフェニル)−2,
6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−
〔p−N,N−ジ(フェニル)アミノフェニル〕−2,
6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−
(p−N−クロロエチルカルボニルアミノフェニル)−
2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4
−〔p−N−(p−メトキシフェニル)カルボニルアミ
ノフェニル〕2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、4−〔m−N,N−ジ(エトキシカルボニル
メチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、4−〔m−ブロモ−p−N,
N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェニル〕
−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、
4−〔m−クロロ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニ
ルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、4−〔m−フロロ−p−
N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェニ
ル〕−2.6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカル
ボニルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリク
ロロメチル〕−s−トリアジン、4−〔o−クロロ−p
−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェ
ニル−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔o−フロロ−p−N,N−ジ(エトキシカル
ボニルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−ブロモ−p
−N,N−ジ(クロロエチル)アミノフェニル〕−2,
6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−
〔o−クロロ−p−N,N−ジ(クロロエチル)アミノ
フェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、4−〔o−フロロ−p−N,N−ジ(クロロ
エチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、4−(m−ブロモ−p−N,
N−ジ(クロロエチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−〔m−ク
ロロ−p−N,N−ジ(クロロエチル)アミノフェニ
ル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔m−フロロ−p−N,N−ジ(クロロエチ
ル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、4−(m−ブロモ−p−N−エ
トキシカルボニルメチルアミノフェニル)−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−〔m−ク
ロロ−p−N−エトキシカルボニルメチルアミノフェニ
ル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−(m−フロロ−p−N−エトキシカルボニルメ
チルアミノフェニル)−2,6−ジ(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、4−〔o−ブロモ−p−N−エ
トキシカルボニルメチルアミノフェニル〕−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−ク
ロロ−p−N−エトキシカルボニルメチルアミノフェニ
ル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔o−フロロ−p−N−エトキシカルボニルメ
チルアミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、4−〔m−ブロモ−p−N−ク
ロロエチルアミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、4−〔m−クロロ−p−N
−クロロエチルアミノフェニル〕−2,6−ジ(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、4−〔m−フロロ−p
−N−クロロエチルアミノフェニル〕−2,6−ジ(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−ブロモ
−p−N−クロロエチルアミノフェニル〕−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−ク
ロロ−p−N−クロロエチルアミノフェニル〕−2,6
−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o
−フロロ−p−N−クロロエチルアミノフェニル〕−
2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、等
が挙げられる。
【0056】これら開始剤には以下の増感剤を併用する
ことができる。その具体例として、ベンゾイン、ベンゾ
インメチルエーテル、ベンゾイン、9−フルオレノン、
2−クロロ−9−フルオレノン、2−メチル−9−フル
オレノン、9−アントロン、2−ブロモ−9−アントロ
ン、2−エチル−9−アントロン、9,10−アントラ
キノン、2−エチル−9,10−アントラキノン、2−
t−ブチル−9,10−アントラキノン、2,6−ジク
ロロ−9,10−アントラキノン、キサントン、2−メ
チルキサントン、2−メトキシキサントン、2−メトキ
シキサントン、チオキサントン、ベンジル、ジベンザル
アセトン、p−(ジメチルアミノ)フェニルスチリルケ
トン、p−(ジメチルアミノ)フェニル−p−メチルス
チリルケトン、ベンゾフェノン、p−(ジメチルアミ
ノ)ベンゾフェノン(またはミヒラーケトン)、p−
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンゾアントロン
等や特公昭51−48516号公報記載のベンゾチアゾ
ール系化合物が挙げられる。光重合開始剤の使用量は、
光重合性組成物全重量に対して0.1〜20重量%、よ
り好ましくは1〜10重量%含まれるように使用され
る。
【0057】本発明の組成物を調製する際に使用する溶
媒としては、エステル類、例えば酢酸エチル、酢酸−n
−ブチル、酢酸イソブチル、ギ酸アミル、酢酸イソアミ
ル、酢酸イソブチル、プロピオン酸ブチル、酪酸イソプ
ロピル、酪酸エチル、酪酸ブチル、アルキルエステル
類、乳酸メチル、乳酸エチル、オキシ酢酸メチル、オキ
シ酢酸エチル、オキシ酢酸ブチル、メトキシ酢酸メチ
ル、メトキシ酢酸エチル、メトキシ酢酸ブチル、エトキ
シ酢酸メチル、エトキシ酢酸エチル、
【0058】3−オキシプロピオン酸メチル、3−オキ
シプロピオン酸エチルなどの3−オキシプロピオン酸ア
ルキルエステル類;3−メトキシプロピオン酸メチル、
3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピ
オン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、2−
オキシプロピオン酸メチル、2−オキシプロピオン酸エ
チル、2−オキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシ
プロピオン酸メチル、2−メトキシプロピオン酸エチ
ル、2−メトキシプロピオン酸プロピル、2−エトキシ
プロピオン酸メチル、2−エトキシプロピオン酸エチ
ル、2−オキシ−2−メチルプロピオン酸メチル、2−
オキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、2−メトキシ
−2−メチルプロピオン酸メチル、2−エトキシ−2−
メチルプロピオン酸エチル、
【0059】ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピ
ルビン酸プロピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチ
ル、2−オキソブタン酸メチル、2−オキソブタン酸エ
チル等:エーテル類、例えばジエチレングリコールジメ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソ
ルブアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテル、
【0060】プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート
等;ケトン類、例えばメチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等;芳香族炭
化水素類、例えばトルエン、キシレン等が挙げられる。
【0061】これらのうち、3−エトキシプロピオン酸
メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エチルセロ
ソルブアセテート、乳酸エチル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、酢酸ブチル、3−メトキシプロピオ
ン酸メチル、2−ヘプタノン、シクロヘキサノン、エチ
ルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテ
ート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート
等が好ましく用いられる。
【0062】これら溶媒は、単独で用いてもあるいは2
種以上組み合わせて用いてもよい。本発明の組成物は、
上記主要成分、さらに必要に応じて用いられるその他の
添加剤を溶媒と混合し各種の混合機、分散機を使用して
混合分散することによって調製することができる。本発
明の光重合性組成物を用いたカラーフィルターの一般的
な製造法は次の通りである。本発明の光重合性組成物を
溶剤に溶解し、スピンナー等により、まずガラス板、プ
ラスチックス板、撮像素子用シリコンウエハ等の電子部
品の基材に乾燥時の膜厚が0.5〜10μm、好ましく
は1〜3μmになるように塗布し、溶剤を乾燥すること
により平滑な塗膜とする。この塗膜に目的とする画像を
形成するために、ネガマスクを通して紫外線を照射す
る。この際、全塗膜面に均一に平行光線が照射されるよ
うにマスクアライメント等の装置を用いるのが好まし
い。次にこの照射された塗膜を短時間加熱し、重合を促
進した後、現像液の流液あるいは、シャワー中にさら
し、未硬化部分を溶解させ、現像することにより目的と
する画像(カラーフィルター)が得られる。
【0063】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。尚、以下の「部」は特
に規定のないかぎり「重量部」を表す。 実施例1 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20wt比、重量平均 分子量20000) 40部 C. I. Pigment Red 171 40部 シクロヘキサノン 60部 を混合し3本ロールミルで混練した。得られた混練物に、 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 50部 を加えて、サンドグラインダーで分散した。分散後、孔
径5μmのフィルターで粗大粒子を濾過し、カラーフィ
ルター用の赤色顔料分散物とした。
【0064】この顔料分散物を用いて、以下の成分を調
合してカラーフィルター用光重合性組成物を得た。 赤色顔料分散物 130部 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20重量比、重量平均 分子量20000) 36部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 40部 [(2−ヒドロキシ−4−アクリロイルオキシメチル)シクロヘキシル]アク リレート/メチルメタクリレート/アクリル酸共重合体(15/80/5w t比)(重量平均分子量:1×104、酸価:25mgKOH/g) 5部 4−[o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニル)アミノフェニル] 2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン 3部 ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 200部
【0065】この組成物をカラーフィルター用のガラス
基板にスピンコーターで塗布し、100℃で2分間乾燥
させたところ赤色の均一な塗膜が得られた。更に2.5
Kwの超高圧水銀灯を使用してマスクを介して100m
J/cm2の露光を行い、0.25%炭酸ナトリウム水
溶液に浸漬することでマスクパターン通りの画像を得
た。この画像について下記のような引っ掻きテストを行
い、耐スクラッチ性を評価した。耐スクラッチ性は15
0g/cm2であり、良好であった。 〔引っ掻きテスト〕測定装置としてスクラッチング イ
ンテンシティ テスター(HEIDON−18、新東科
学製)を用い、針先端直径:0.3mmで、掃引速度:
50mm/secにて、上記で得られたカラーフィルタ
ーの画像部を針で引っ掻き、傷がガラス基板まで到達し
て基板が完全に露出するときの荷重を決定した。
【0066】比較例1 実施例1で用いた顔料分散物を用いて以下の成分を調合
してカラーフィルター用光重合性組成物を得た。 赤色顔料分散物 150部 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20重量比、重量平均 分子量20000) 40部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 45部 4−[o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニル)アミノフェニル] 2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン 3部 ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 200部 この組成物に実施例1と同様の処理を施しマスクパター
ン通りの画像を得た。上記と同様に引っ掻きテストによ
ってスクラッチ耐性を測定すると、76g/cm2であ
った。
【0067】 実施例2 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20wt比、重量平均 分子量20000) 30部 C. I. Pigment Green 36 30部 シクロヘキサノン 37部 を混合し3本ロールミルで混練した。得られた混練物
に、 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 44部 を加えて、サンドグラインダーで分散した。分散後、孔
径5μmのフィルターで粗大粒子を濾過し、カラーフィ
ルター用の緑色顔料分散物とした。
【0068】次に、 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20wt比、重量平均 分子量20000) 10部 C. I. Pigment Yellow 83 10部 シクロヘキサノン 16部 を混合し3本ロールミルで混練した。得られた混練物
に、 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 13部 を加えて、サンドグラインダーで分散し、孔径5μmの
フィルターで粗大粒子を濾過することでカラーフィルタ
ー用の黄色顔料分散物を得た。
【0069】これら二種類の顔料分散物と以下の成分を
調合することでカラーフィルター用光重合性組成物を得
た。用光重合性組成物を得た。 緑色顔料分散物 125部 黄色顔料分散物 8部 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20重量比、重量平均 分子量20000) 24部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 35部 [(2−ヒドロキシ−4−アクリロイルオキシメチル)シクロヘキシル]アク リレート/メチルメタクリレート/アクリル酸共重合体(15/80/5w t比)(重量平均分子量:8.5×103、酸価:12mgKOH/g) 5部 4−[o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニル)アミノフェニル] 2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン 3部 ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 200部 この組成物に実施例1と同様の処理を施しマスクパター
ン通りの画像を得た。実施例1と同様に引っ掻きテスト
を行うと136g/cm2であり、耐スクラッチ性は良
好であった。
【0070】比較例2 実施例2で用いた顔料分散物を用いて以下の成分を調合
しカラーフィルター用光重合性組成物を得た。 緑色顔料分散物 170部 黄色顔料分散物 11部 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20重量比、重量平均 分子量20000) 33部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 48部 4−[o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニル)アミノフェニル] 2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン 3部 ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 200部 この組成物からも実施例1と同様の処理によって画像を
得た後、引っ掻きテストを行ったが測定値は46g/c
2であり耐スクラッチ性は不良であった。
【0071】実施例3 実施例1で用いた顔料分散物と以下の成分を調合するこ
とでカラーフィルター用光重合性組成物を得た。 赤色顔料分散物 135部 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(80/20重量比、重量平均 分子量20000) 38部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 40部 [(2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオキシエチル)シクロヘキシル]ア クリレート/ベンジルメタクリレート/アクリル酸共重合体(10/85/5 wt比)(重量平均分子量:1.3×104、酸価:24mgKOH/g) 5部 4−[o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニル)アミノフェニル] 2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン 3部 ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 200部 この組成物も実施例1と同様の処理で画像を得た後、引
っ掻きテストを行うと141g/cm2であり耐スクラ
ッチ性は良好であった。
【0072】
【発明の効果】本発明により、感度が高く、少ない露光
量で耐溶剤性、耐スクラッチ性が優れた画像が得られる
カラーフィルター用光重合性組成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 5G435 G03F 7/038 501 G03F 7/038 501 G09F 9/00 321 G09F 9/00 321D Fターム(参考) 2H025 AA01 AA06 AA13 AB13 AC01 AD01 BC13 BC53 BC81 BC83 BC85 BC86 BC92 CA14 CA28 CB13 CB42 CC12 2H048 BA45 BA47 BA48 BB42 4J011 QB03 QC07 RA02 RA03 RA04 RA08 RA09 RA10 SA74 SA75 SA78 SA82 SA83 TA03 TA09 TA10 UA01 VA01 WA02 WA10 4J027 AA02 AJ01 AJ02 AJ05 CA02 CA03 CA05 CA09 CA10 CA14 CA25 CA28 CA34 CB10 CC05 CD08 4J100 AJ02R AK43Q AK51Q AL03P AL04P AL05P AL08P AL09P AL62Q AL66Q BA03Q BA04Q BA29Q BA30Q BA31Q BA53Q BB01P BB03P BC02Q BC03Q BC04P BC04Q CA04 CA05 DA01 DA29 JA32 JA43 5G435 AA14 GG12 HH20 KK07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不飽和二重結合を有する光重合性化合
    物、光重合開始剤、アルカリ可溶性樹脂、顔料を含むカ
    ラーフィルター用光重合性組成物において、前記不飽和
    二重結合を有する光重合性化合物が、重量平均分子量が
    5000以上であり且つ下記一般式(I)で表される重
    合体を含むことを特徴とするカラーフィルター用光重合
    性組成物。 【化1】 一般式(I)中、X1〜X3は、各々独立に、水素原子又
    はメチル基を表す。Rは、炭素数1〜12個のアルキル
    基あるいはアラルキル基を表す。Zは、ヘテロ原子を含
    んでいてもよい、炭素数12個以下の2価の連結基を表
    す。a、b、cは、a+b+c=100となる正の整数
    の組み合わせで、a>0、b+c>0を表す。
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)におけるZが、水酸基
    を有する脂環式構造を含む2価の連結基であることを特
    徴とする請求項1に記載のカラーフィルター用光重合性
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記一般式(I)で表される重合体の酸
    価が、5mgKOH/g〜50mgKOH/gであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のカラーフィルタ
    ー用光重合性組成物。
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