JP2000154170A - フェニルヒドラジン類の製造法 - Google Patents
フェニルヒドラジン類の製造法Info
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Abstract
と。 【解決手段】 一般式(1) (式中、Xは水素、ハロゲン、Yはハロゲン、Wは水
素、ZR、Zは酸素、硫黄、Rは水素、アルキル、ハロ
アルキル、シクロアルキル等、Qは、水素、アンモニウ
ム、アルカリ金属。)で示されるフェニルヒドラジン誘
導体をアルコール系溶媒の存在下に酸で分解する一般式
(2)
Description
(4) で示される優れた除草活性を有するピリダジン−3−オ
ン化合物類の中間体として有用な下記一般式(2)で示
されるフェニルヒドラジン類の製造法に関する。
記一般式(2) (式中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表わし、Y
はハロゲン原子を表わし、Wは水素原子またはZRを表
わし、Zは酸素原子または硫黄原子を表わし、Rは水素
原子、C1−C6アルキル基、 C1−C6ハロアルキル
基、 C3−C8シクロアルキル基、ベンジル基、 C3
−C6アルケニル基、 C3−C6ハロアルケニル基、
C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6アルキル
基、 C2−C8(アルコキシアルキル)基、 C2−C
8(アルキルチオアルキル)基、カルボキシC1−C6
アルキル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニルC1
−C6アルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−
C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、
(C3−C8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6
アルキル基、または、{(C1−C6アルコキシ)カル
ボニルC1−C6アルキル}オキシカルボニルC1−C
6アルキル基を表わす。)で示されるフェニルヒドラジ
ン類は、一般式(3) (式中、X、YおよびWは前記と同じ意味を表わす。)
で示されるアニリン誘導体をジアゾ化した後に、塩化ス
ズを用いて還元する方法で合成されていることが記載さ
れている。
法では、塩化スズを用いて還元を行っているため、反応
後に副生してくる不溶性のスズ化合物を濾過で除去する
際に、濾過性が悪く、また反応後のスズ化合物の処理を
行う必要があることから、工業的には必ずしも好ましい
方法であるとは言い難く、このような金属還元剤を使用
しない方法の開発が望まれていた。
解決するために、鋭意検討した結果、金属還元剤を使用
しない方法で、下記一般式(1)で示されるフェニルヒ
ドラジン誘導体が、得られ該誘導体が、一般式(2)で
示されるフェニルヒドラジン類を有利に得る中間体とし
て有用であることを見出し、更にフェニルヒドラジン誘
導体(2)の分解反応について種々検討し、本発明に至
った。
はハロゲン原子を表わし、Wは水素原子またはZRを表
わし、Zは酸素原子または硫黄原子を表わし、Rは水素
原子、C1−C6アルキル基、 C1−C6ハロアルキル
基、 C3−C8シクロアルキル基、ベンジル基、 C3
−C6アルケニル基、 C3−C6ハロアルケニル基、
C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6アルキル
基、 C2−C8(アルコキシアルキル)基、 C2−C
8(アルキルチオアルキル)基、カルボキシC1−C6
アルキル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニルC1
−C6アルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−
C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、
(C3−C8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6
アルキル基、または、{(C1−C6アルコキシ)カル
ボニルC1−C6アルキル}オキシカルボニルC1−C
6アルキル基を表わし、Qは、同一または相異なり、水
素原子、アンモニウムまたはアルカリ金属原子を表わ
す。)で示されるフェニルヒドラジン誘導体をアルコー
ル系溶媒の存在下に酸で分解することを特徴とする一般
式(2) (式中、X、YおよびWは前記と同じ意味を表わす。)
で示されるフェニルヒドラジン類の製造法を提供するも
のである。
発明に用いる一般式(1)で示されるフェニルヒドラジ
ン誘導体において、XおよびYで示されるハロゲン原子
とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原
子が挙げられる。る。RのC1−C6アルキル基として
は、メチル基、エチル基、イソプロピル基、プロピル
基、イソブチル基、ブチル基、t−ブチル基、アミル
基、イソアミル基、t−アミル基等が挙げられる。C1
−C6ハロアルキル基としては、2,2,2−トリフル
オロエチル基等が挙げられる。C3−C8シクロアルキ
ル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。C
3−C6アルケニル基としては、アリル基、1−メチル
−2−プロペニル基、3−ブテニル基、2−ブテニル
基、3−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−3−ブ
テニル基等が挙げられる。C3−C6ハロアルケニル基
としては、2−クロロ−2−プロペニル基、3,3−ジ
クロロ−2−プロペニル基等が挙げられる。C3−C6
アルキニル基としてはプロパルギル基、1−メチル−2
−プロピニル基、2−ブチニル基、1,1−ジメチル−
2−プロピニル基等が挙げられる。シアノC1−C6ア
ルキル基としては、シアノメチル基等が挙げられる。C
2−C8(アルコキシアルキル)基としては、メトキシ
エチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基等が挙
げられる。C2−C8(アルキルチオアルキル)基とし
ては、メチルチオエチル基等が挙げられる。カルボキシ
C1−C6アルキル基としては、カルボキシメチル基、
1−カルボキシエチル基、2−カルボキシエチル基等が
挙げられる。(C1−C8アルコキシ)カルボニルC1
−C6アルキル基としては、メトキシカルボニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニ
ルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブト
キシカルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメチ
ル基、t−ブトキシカルボニルメチル基、アミルオキシ
カルボニルメチル基、イソアミルオキシカルボニルメチ
ル基、t−アミルオキシカルボニルメチル基、1−メト
キシカルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエチ
ル基、1−プロポキシカルボニルエチル基、1−イソプ
ロポキシカルボニルエチル基、1−ブトキシカルボニル
エチル基、1−イソブトキシカルボニルエチル基、1−
t−ブトキシカルボニルエチル基、1−アミルオキシカ
ルボニルエチル基、1−イソアミルオキシカルボニルエ
チル基、1−t−アミルオキシカルボニルエチル基等が
挙げられる。{(C1−C4アルコキシ)C1−C4ア
ルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基としては、
メトキシエトキシカルボニルメチル基、1−メトキシエ
トキシカルボニルエチル基等が挙げられる。(C3−C
8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6アルキル基
としては、シクロブチルオキシカルボニルメチル基、シ
クロペンチルオキシカルボニルメチル基、シクロヘキシ
ルオキシカルボニルメチル基、1−シクロブチルオキシ
カルボニルエチル基、1−シクロペンチルオキシカルボ
ニルエチル基、1−シクロヘキシルオキシカルボニルエ
チル基等が挙げられる。{(C1−C6アルコキシ)カ
ルボニルC1−C6アルキル}オキシカルボニルC1−
C6アルキル基としては、(エトキシカルボニル)メト
キシカルボニルメチル基等が挙げられる。Qにおけるア
ルカリ金属原子としてはナトリウム、カリウム等が挙げ
られる。
は、例えば、前記一般式(3)で示されるアニリン誘導
体をジアゾ化して得られるジアゾニウム塩を亜硫酸塩類
または亜硫酸水素塩類と反応させることにより得ること
ができる。
用いられ、具体的には、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリ
ウム等があげられる。亜硝酸塩類は、固体状のものを添
加してもよいが、通常は水溶液の状態で用いられる。そ
の使用量は、アニリン誘導体(3)に対して通常、1〜
1.2モル倍程度の範囲である。
れ、かかる鉱酸としては、例えば塩酸、硫酸、リン酸、
硝酸等が挙げられる。好ましくは塩酸、硫酸が挙げら
れ、通常水溶液として用いられる。鉱酸の使用量は、ア
ニリン誘導体(3)に対して通常、1〜10モル倍程度
であり、好ましくは2〜6モル倍程度であり、より好ま
しくは2.5〜4モル倍程度の範囲である。
限定されないが、通常、アニリン誘導体(3)を鉱酸水
溶液に混合したのち、亜硝酸塩水溶液を加えて行われ
る。反応温度は通常、−20℃〜20℃程度、好ましく
は−10℃〜10℃程度、より好ましくは−5℃〜5℃
程度の範囲である。
は、例えば、亜硫酸、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸カリウム、などが挙げられる。また、亜
硫酸水素塩類としては亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸
水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウムなどが挙げられ
る。これらは、固体状で用いてもよいが、通常は水溶液
として用いられる。
は、アニリン誘導体(3)をジアゾ化して得られたジア
ゾニウム塩に対して約2モル倍以上であるが、好ましく
は2.5〜4モル倍程度の範囲である。反応系内のpH
は5.5〜8の範囲、好ましくは6〜7.5の範囲にな
るように調整する。pHの調整は塩酸、硫酸等の酸類、
又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等
のアルカリ水溶液で調整することができる。
造法は、通常、アニリン誘導体(3)をジアゾ化して得
られたジアゾニウム塩を、亜硫酸塩類または亜硫酸水素
塩類の水溶液のpHを5.5〜8に調整した液に加えて
反応させる。反応温度は通常0〜80℃程度、好ましく
は10〜70℃程度の範囲である。
応温度によって変わり、一概に限定されないが、通常約
30分〜約24時間程度の範囲である。
すれば疎水性のフェニルヒドラジン誘導体(1)が得ら
れ、また水溶性の場合には濃縮または有機溶媒で抽出後
濃縮すれば得られるが、これらはさらに再結晶等によっ
て精製することもできる。
ーロッパ特許出願公開明細書EP−61741−A;米
国特許明細書USP 4,670,046、USP 4,
770,695、USP 4,709,409、USP
4,640,707、USP4,720,927、US
P 5,169,431;特開昭63−156787号
公報等で公知であるか、または、そこに記載された方法
に準じて製造することができる。
ェニルヒドラジン誘導体をそれぞれ(表1)に例示する
が、本発明はこれらに限られるものではない。 一般式(1) で示される化合物
(2)は、フェニルヒドラジン誘導体(1)をアルコー
ル系溶媒中、酸で加水分解することにより得ることがで
きる。
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール等が挙げられる。通常、反応系中の
水分は11重量%以下で行うのが好ましい。これ以上の
水分では、脱ハロゲン化が促進され、収率が低下して望
ましくない。原料のフェニルヒドラジン誘導体(1)
は、通常、前工程で水溶液として得られることから具体
的には、酸を加える前に水を留去しアルコール類を添加
する方法、あるいはアルコール類を加えた後に減圧下で
共沸脱水を行い反応を行う方法等が挙げられる。
鉱酸が挙げられる。かかる鉱酸としては、例えば塩酸、
硫酸、リン酸、硝酸等が挙げられ、好ましくは塩酸、硫
酸が挙げられる。また、これら鉱酸の水溶液でもよい。
(1)に対して通常約1〜約8モル倍、好ましくは約2
〜約6モル倍の範囲である。
ジン誘導体(1)のアルコール混合液に、酸もしくは酸
水溶液を加えて反応させるが、フェニルヒドラジン誘導
体(1)のアルコール混合液を酸もしくは酸水溶液中に
加えてもよい。反応温度は通常、約0℃〜約80℃、好
ましくは約5〜70℃の範囲である。反応時間は反応試
剤の種類、量、反応温度により異なるので一概に限定さ
れないが、通常約30分〜約24時間の範囲である。反
応終了後、通常、得られた反応混合物を水酸化ナトリウ
ム等のアルカリ水溶液で中和後、濾過すればフェニルヒ
ドラジン類(2)が得られるが、更に再結晶等で精製す
ることもできる。
ヒドラジン類(2)を表2に例示するが、本発明は、こ
れらに限られるものではない。 一般式(2) で示される化合物
(2)を効率良く製造することができる。
更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラ
ジン−N,N’−ジスルホン酸ナトリウム塩0.95g
を加え攪拌した後、濃硫酸0.52gを25℃で滴下
し、同温度で1時間反応させ、4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラジン硫酸塩混合物
5.94gを得た。LC絶対検量線法分析により、4−
クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラ
ジンが収率95.3%で生成していた。
クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラ
ジン−N,N’−ジスルホン酸ナトリウム塩0.95g
と水0.95gを加え攪拌した後、濃硫酸0.53gを
25℃で滴下し、同温度で24時間反応させ4−クロロ
−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラジン硫
酸塩混合物6.47gを得た。LC絶対検量線法分析に
より、4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニルヒドラジンの生成は収率86.0%であった。尚、
反応系中の水分は13.3%である。
クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラ
ジン−N,N’−ジスルホン酸ナトリウム塩0.96g
を加え攪拌した後、濃塩酸1.04gを25℃で滴下し
同温度で3時間反応させ、4−クロロ−2−フルオロ−
5−ヒドロキシフェニルヒドラジン塩酸塩混合物6.4
8g得た。LC絶対検量線法分析により、4−クロロ−
2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラジンが収
率94.7%で生成していた。尚、反応系中の水分は1
0%である。
5−ヒドロキシフェニルヒドラジン−N,N’−ジスル
ホン酸ナトリウム塩0.96gと水0.97g加え攪拌
した後、濃塩酸1.05gを25℃で滴下し、同温度で
22.5時間反応させ、4−クロロ−2−フルオロ−5
−ヒドロキシフェニルヒドラジン塩酸塩混合物5.94
gを得た(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシ
フェニルヒドラジン61.0%、脱クロロ体(副生物)
36.1%、;LC純度)。LC絶対検量線法分析によ
り、4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニ
ルヒドラジンの生成は収率62.5%であった。尚、反
応系中の水分は24.3%である。
5−ヒドロキシフェニルヒドラジン−N,N’−ジスル
ホン酸ナトリウム塩の水溶液447.09gにn−ブタ
ノール447.09gを加え、減圧下、反応系中の水分
が約1%になるまで共沸脱水した。次いで共沸脱水後の
反応混合物に濃硫酸51.63gを65℃で加え、30
分間保温した。これに水254.76gを加え、水酸化
ナトリウム水溶液でpH7まで中和後ろ過し、真空乾燥
し、15.43gの黄色結晶[4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラジンジン]を得た。
収率96.4%(LC−IS法)。
2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラジン−
N,N’−ジスルホン酸ナトリウム塩0.96gを加え
攪拌した後、濃塩酸1.05gを25℃で滴下し、同温
度で10時間反応させ、4−クロロ−2−フルオロ−5
−ヒドロキシフェニルヒドラジン塩酸塩混合物6.28
g得た(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフ
ェニルヒドラジン8.8%、脱クロロ体(副生物)6
4.4%、4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシ
フェニルヒドラジン−N’−モノスルホン酸(中間体)
26.6%;LC純度)。LC絶対検量線法分析によ
り、4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニ
ルヒドラジンの生成は収率10.1%であった。
−5−ヒドロキシフェニルヒドラジン−N,N’−ジス
ルホン酸ナトリウム塩の製造例] 10%塩酸546.9gに2−クロロ−4−フルオロ−
5−ヒドロキシアニリン80.9gを攪拌しながら15
℃で加え、0℃で35%亜硝酸ナトリウム水溶液10
3.8gを1時間かけて滴下しジアゾ化し、該当するジ
アゾニウム塩水溶液731.8gを得た。ついで水66
2.3gに亜硫酸ナトリウム199.0gを加え、濃硫
酸11.6gでpH7.1に調整した亜硫酸ナトリウム
水溶液に10℃でジアゾニウム塩をすばやく加え、65
℃に昇温後、そのままの温度で2時間保温し、4−クロ
ロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルヒドラジン
−N,N’−ジスルホン酸ナトリウム塩水溶液157
5.9gを得た(LC分析による反応収率:96.5%)。
この水溶液を50℃で減圧濃縮して得られた混合物40
2.7gに、メタノール1553.7gを室温で加え、
60℃に昇温し、そのままの温度で濾過した。濾液を濃
縮して得られた粗4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒド
ロキシフェニルヒドラジン−N,N’−ジスルホン酸ナ
トリウム塩をメタノール500mlに室温で加え、50
℃に昇温後、0℃まで4.5時間かけて冷却し、晶析し
た。晶析後、濾過して得られた結晶を25℃で減圧乾燥
し、精4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェ
ニルヒドラジン−N,N’−ジスルホン酸ナトリウム塩
19.5g(LC純度99.5%)を得た。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(1) (式中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表わし、Y
はハロゲン原子を表わし、Wは水素原子またはZRを表
わし、Zは酸素原子または硫黄原子を表わし、Rは水素
原子、C1−C6アルキル基、 C1−C6ハロアルキル
基、 C3−C8シクロアルキル基、ベンジル基、 C3
−C6アルケニル基、 C3−C6ハロアルケニル基、
C3−C6アルキニル基、シアノC1−C6アルキル
基、 C2−C8(アルコキシアルキル)基、 C2−C
8(アルキルチオアルキル)基、カルボキシC1−C6
アルキル基、(C1−C8アルコキシ)カルボニルC1
−C6アルキル基、{(C1−C4アルコキシ)C1−
C4アルコキシ}カルボニルC1−C6アルキル基、
(C3−C8シクロアルコキシ)カルボニルC1−C6
アルキル基、または、{(C1−C6アルコキシ)カル
ボニルC1−C6アルキル}オキシカルボニルC1−C
6アルキル基を表わし、Qは、同一または相異なり、水
素原子、アンモニウムまたはアルカリ金属原子を表わ
す。)で示されるフェニルヒドラジン誘導体をアルコー
ル系溶媒の存在下に酸で分解することを特徴とする一般
式(2) (式中、X、YおよびWは前記と同じ意味を表わす。)
で示されるフェニルヒドラジン類の製造法。 - 【請求項2】一般式(1)で示されるフェニルヒドラジ
ン誘導体が、一般式(3) (式中、X、YおよびWは前記と同じ意味を表わす。)
で示されるアニリン誘導体をジアゾ化して得られるジア
ゾニウム塩を亜硫酸塩類または亜硫酸水素塩類と反応さ
せることにより得られるものである請求項1記載の一般
式(2)で示されるフェニルヒドラジン類の製造法。 - 【請求項3】加水分解反応系中の水分が11重量%以下
である請求項1または2記載のフェニルヒドラジン誘導
体の製造法。
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JP32803398A JP4543443B2 (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | フェニルヒドラジン類の製造法 |
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