JP2000154163A - エーテルカルボン酸塩の製造方法 - Google Patents

エーテルカルボン酸塩の製造方法

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JP2000154163A JP10330586A JP33058698A JP2000154163A JP 2000154163 A JP2000154163 A JP 2000154163A JP 10330586 A JP10330586 A JP 10330586A JP 33058698 A JP33058698 A JP 33058698A JP 2000154163 A JP2000154163 A JP 2000154163A
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carboxylate
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Atsushi Ota
篤志 太田
Yukinori Tose
行範 東瀬
Sayumi Akasaki
早由美 赤崎
Masaru Iwata
勝 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エーテルカルボン酸塩を高純度且つ効率的に
製造すること。 【解決手段】 1価脂肪族アルコール類もしくはそのア
ルキレンオキシド付加物とモノクロル酢酸ソーダ等のモ
ノハロゲン低級カルボン酸塩とを縮合反応するエーテル
カルボン酸塩の製造法において、ビーズ状の固体の苛性
アルカリ及び必要により溶媒の存在下、減圧脱水をしな
がら反応させることを特徴とする製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度のエーテルカル
ボン酸塩を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エーテルカルボン酸塩を合成する
方法としては、下記の方法が知られている。 特公平2−36585号公報 アルコールおよびモノハロゲン低級カルボン酸の混合物
中へ苛性アルカリ水溶液を減圧下徐々に供給して反応さ
せる方法。 特公昭54−4932号公報 アルコールおよびモノハロゲン化酢酸アルカリ塩の混合
物中へ苛性アルカリ水溶液を減圧下徐々に供給して反応
させる方法。 特開昭50−137924号公報 アルコールおよびモノハロゲン化酢酸アルカリ塩の混合
物中へ固体の苛性アルカリを供給して常圧で反応させる
方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本縮合
反応において、およびの方法では、多量の水が入る
ため、所定時間内に水を反応系外に除去できずエーテル
化度が十分上がらないという問題点があった。また、
の方法では、一般に使用されている固体の苛性アルカリ
の形状がフレーク状、ペレット状、粉末状であり作業性
が悪いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、作業性が
良好で、しかも原料を実質的に当モルしか使用せず、高
純度のエーテルカルボン酸塩を得る方法を得るべく鋭意
検討した結果、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明は、下記一般式(1)で
示されるモノヒドロキシル化合物(A)と一般式(2)
で示されるモノハロゲン低級カルボン酸塩(B)とを縮
合反応させ、一般式(3)で示されるエーテルカルボン
酸塩(C)を製造する方法において、該縮合反応をビー
ズ状の固体の苛性アルカリの存在下に溶媒の存在下又は
不存在下に、減圧脱水をしながら行なうことを特徴とす
るエーテルカルボン酸塩の製造方法である。 一般式 R1O(AO)nH (1) 一般式 XR2COOM (2) 一般式 R1O(AO)n2COOM (3) (式中、R1は炭素数6〜25の脂肪族炭化水素基また
は炭素数12〜22のアルキルフェニル基、Aは炭素数
2〜4のアルキレン基、nはR1が脂肪族炭化水素基の
場合は0または1〜20の整数を、R1がアルキルフェ
ニル基の場合は1〜20を表す、Xはハロゲン原子、R
2は炭素数1〜3のアルキレン基、Mは水素原子、アル
カリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウ
ムカチオン、低級アルカノールアミンカチオンまたは塩
基性アミノ酸カチオンを表わす。)
【0006】一般式(1)および(3)において、R1
で示される炭素数6〜25の脂肪族炭化水素基としては
直鎖状及び/又は分岐状のアルキル基(ヘキシル基、ヘ
プチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシ
ル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペ
ンタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコ
シル基、ヘキコシル基、ドコシル基など)およびアルケ
ニル基(ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、
デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセ
ニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、オクタ
デセニル基、ノナデセニル基など)が挙げられる。ま
た、炭素数12〜22のアルキル基を有するアルキルフ
ェニル基としては、ノニルフェニル基、オクチルフェニ
ル基などが挙げられる。これらR1で示される基のうち
好ましいものは、炭素数8〜16のアルキル基である。
Aで示される炭素数2〜4のアルキレン基としては、エ
チレン基、プロピレン基および1,2−もしくは1,4
−ブチレン基が挙げられる。一般式(1)においてnは
1が脂肪族炭化水素基の場合は0または1〜20の整
数を、R1がアルキルフェニル基の場合は1〜20を表
す、好ましくは1〜10である。nが0の場合は化合物
(A)はR1OHで表わされる。一般式(1)および
(3)中、nが1〜20の整数の場合は、(AO)n
炭素数2〜4のアルキレンオキシドがnモル付加してい
ることを表わす。このアルキレンオキシドは2種以上の
併用(ランダム付加またはブロック付加)でもよい。こ
のアルキレンオキシドのうち好ましいものはエチレンオ
キシドである。
【0007】一般式(2)および(3)において、R2
で示される炭素数1〜3のアルキレン基としては、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基が挙げられる。好ま
しくはメチレン基である。Mで示される水素原子、アル
カリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウ
ムカチオン、低級アルカノールアミンカチオンまたは塩
基性アミノ酸カチオンのうち、アルカリ金属イオンとし
ては、リチウム、カリウム、ナトリウムなどのイオン
が、アルカリ土類金属イオンとしては、カルシウム、マ
グネシウムなどのイオンが、低級アルカノールアミンカ
チオンとしては、トリエタノールアミン、ジエタノール
アミン、モノエタノールアミンなどの炭素数2〜5の1
〜3級のアミンカチオンが、塩基性アミノ酸カチオンと
しては、リジン、アルギニンなどの炭素数2〜10の塩
基性アミノ酸カチオンが挙げられる。好ましくは、アル
カリ金属イオンであり、特に好ましくは、カリウムイオ
ンおよびナトリウムイオンである。一般式(2)におい
て、Xで示されるハロゲン原子としては、クロル原子、
ブロム原子などが挙げられる。モノハロゲン低級カルボ
ン酸塩(B)としては、モノクロル酢酸塩、モノブロム
酢酸塩、モノクロルプロピオン酸塩、またはモノブロム
プロピオン酸塩等が挙げられる。好ましくは、モノクロ
ル酢酸塩である。特に好ましくは、モノクロル酢酸ソー
ダである。
【0008】本発明に用いられるビーズ状の固体の苛性
アルカリとしては、例えば、ビーズ状の水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等が挙げられる。好ましくは、コス
ト面よりビーズ状の水酸化ナトリウムである。ビーズ状
の水酸化ナトリウムの粒子は、通常32メッシュを通過
するものが85%以上で且つ400メッシュを通過する
ものが10%以下であり、好ましくは通常32メッシュ
を通過するものが90%以上で且つ400メッシュを通
過するものが5%以下である。苛性アルカリの量は
(A)に対してモル比で0.5〜3培であり、好ましく
は0.8〜2培である。
【0009】本発明において、溶剤は撹拌効率、冷却効
率および脱水効率を良くするため使用する方が好まし
い。本発明に用いられる溶剤としては、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタンシクロヘキサンなどの炭化水
素系、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ルなどのアルコール系、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。好ましく
は、炭化水素系溶剤であり、特に好ましくは、トルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタンで
ある。溶剤の使用量は(A)+(B)の合計量に対して
質量比で0〜300%であり、好ましくは0〜100%
である。
【0010】本発明において、反応温度は通常30〜1
00℃であり、好ましくは40〜70℃である。30℃
より低い場合反応が進行しない。また、100℃を越え
る場合、副反応によるモノハロゲン低級カルボン酸塩の
加水分解が先行しエーテル化度が低下する。本発明にお
いて、縮合反応は減圧脱水をしながら進行させるもので
あり、その減圧度は通常200mmHg以下であり、好
ましくは50〜90mmHgである。減圧度が200m
mHgを越える場合、反応系内の水分が十分除去できず
エーテル化度が低下する。
【0011】本発明において、反応中の反応系内の水分
量は通常2%以下に制御することが必要であり、好まし
くは1.0%以下である。反応中の反応系内の水分量が
2%を越える場合、副反応によるモノハロゲン低級カル
ボン酸塩の加水分解が先行しエーテル化度が低下する。
この副反応は水分量が多いほど、また反応温度が高いほ
ど進行し易い。水分量を制御するために系内を減圧下脱
水を行う。溶媒を使用する場合は減圧下溶媒を還流しな
がら脱水することが好ましい。溶媒の還流速度は反応系
のスケールによって異なるが、例えば1Lコルベンの場
合は1〜10mL/minである。本発明においてビー
ズ状の固体の苛性アルカリの投入方法は、特に限定され
ず一括でも分割でもよい。しかしながら、反応系中の水
分量が制御しやすい分割法が好ましい。分割の回数、間
隔などは特に限定されないが、反応温度および反応系中
の水分量を制御しやすい方法が良いので、分割回数が多
いほど好ましい。例えば2〜10時間に必要量を2〜1
0分割して投入するのが良い。
【0012】一般式(1)で表されるモノヒドロキシル
化合物(A)と一般式(2)で表されるモノハロゲン低
級カルボン酸塩(B)のモル比は、通常(1.0):
(0.97〜1.5)である。好ましくは、(1.
0):(1.05〜1.30)である。モノハロゲン低
級カルボン酸塩(B)のモル比が0.97より小さい場
合、エーテル化度が十分でなく精製などの後処理が必要
となってくる。1.5より多く用いることは、コスト面
および副生塩が多くなり好ましくない。本発明の製造法
によって得られる(C)の純度は90%以上である。純
度は液体クロマトグラフィーによって確認できる。
【0013】本製造法で製造されたエーテルカルボン酸
塩(C)は、例えばヘアーシャンプー、ボディシャンプ
ー、台所用液体洗剤、衣料用洗剤などの洗浄剤および起
泡剤として使用される。この他、乳化重合用乳化剤、農
薬用乳化剤、医療用洗浄剤などにも使用できる。この場
合は(C)の単独での使用の他に、他の公知の界面活性
剤(例えばアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、
両性界面活性剤、カチオン界面活性剤)を併用して使用
しても良い。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施
例中で例えば(3EO)はエチレンオキシド3モル付加
物であることを表す。
【0015】実施例1 還流器、温度計、窒素導入管、撹拌器の付いた4つ口の
1Lコルベンに、トルエン333g、モノクロル酢酸ナ
トリウム112g(0.96mol)、ポリオキシエチ
レントリデシルエーテル(3EO)311g(0.88
mol)を仕込む。温度を50℃に保ちながら徐々に減
圧度を高め75mmHgとする。このとき還流速度は3
mL/minであった。その後、減圧下脱水しながらビ
ーズ状の水酸化ナトリウム*44gを2時間かけ、5分
割で仕込んだ。さらに熟成を6時間行った。反応中、系
中の水分量を1.0%にコントロールした。反応終了
後、エーテル化度を液体クロマトグラフィーを用い測定
したところ96%であった。*粒径32メッシュを通過
するものが90%以上含まれ、且つ400メッシュを通
過するものが5%以下のものを使用した。
【0016】液体クロマトグラフィー測定条件 ・カラム :ODS系、6mmΦ×15cm ・カラム温度:35℃ ・溶離液 :メタノール/水=90/10 ・流量 :0.8ml/min ・試料濃度 :10% ・注入量 :30μl
【0017】実施例2 還流器、温度計、窒素導入管、撹拌器の付いた4つ口の
1Lコルベンに、トルエン320g、モノクロル酢酸ナ
トリウム124g(1.06mol)、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル(3EO)308g(0.97m
ol)を仕込む。温度を50℃に保ちながら徐々に減圧
度を高め80mmHgとする。このとき還流速度は2.
8mL/minであった。その後、減圧下脱水しながら
ビーズ状の水酸化ナトリウム*を2時間かけ、5分割で
仕込んだ。さらに熟成を6時間行った。反応中、系中の
水分量を1.2%にコントロールした。反応終了後、エ
ーテル化度を液体クロマトグラフィーを用い測定したと
ころ97%であった。*粒径32メッシュを通過するも
のが90%以上含まれ、且つ400メッシュを通過する
ものが5%以下のものを使用した。
【0018】実施例3 還流器、温度計、窒素導入管、撹拌器の付いた4つ口の
1Lコルベンに、トルエン320g、モノクロル酢酸ナ
トリウム124g(1.06mol)、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル(3EO)308g(0.97m
ol)およびビーズ状の水酸化ナトリウム*48g仕込
む。その後、減圧度を高め75mmHgとする。徐々に
反応温度を45℃まで昇温していった。このとき還流速
度は3.0mL/minであった。さらに減圧下脱水し
ながらを反応を8時間行った。反応中、系中水分量を
1.5%にコントロールした。反応終了後、エーテル化
度を液体クロマトグラフィーを用い測定したところ96
%であった。*粒径32メッシュを通過するものが85
%以上含まれ、且つ400メッシュを通過するものが5
%以下のものを使用した。
【0019】実施例4 還流器、温度計、窒素導入管、撹拌器の付いた4つ口の
1Lコルベンに、シクロヘキサン320g、モノクロル
酢酸ナトリウム124g(1.06mol)、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル(3EO)308g(0.
97mol)を仕込む。温度を50℃に保ちながら徐々
に減圧度を高め75mmHgとする。このとき還流速度
は3.3mL/minとする。その後、減圧下脱水しな
がらビーズ状の水酸化ナトリウム*を2時間かけ、5分
割で仕込んだ。さらに熟成を6時間行った。反応中、系
中水分量を0.8%にコントロールした。反応終了後、
エーテル化度を液体クロマトグラフィーを用い測定した
ところ97%であった。*粒径32メッシュを通過する
ものが85%以上含まれ、且つ400メッシュを通過す
るものが5%以下のものを使用した。
【0020】比較例1 還流器、温度計、窒素導入管、撹拌器の付いた4つ口の
1Lコルベンに、モノクロル酢酸水溶液(50%水溶
液)278g(1.20mol)、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル(3EO)343g(0.97mo
l)を仕込む。温度を50℃に保ちながら徐々に減圧度
を高め150mmHgとする。このとき還流速度は1m
L/minであった。その後、減圧下脱水しながら48
%水酸化ナトリウム水溶液131gを2時間で仕込ん
だ。さらに熟成を6時間行った。反応中、系中水分量を
2.5%にコントロールした。反応終了後、エーテル化
度を液体クロマトグラフィーを用い測定したところ90
%であった。また、水分量が多いため泡立ちが激しく十
分水分を抜くことはできなかった。
【0021】比較例2 還流器、温度計、窒素導入管、撹拌器の付いた4つ口の
1Lコルベンに、シクロヘキサン320g、モノクロル
酢酸ナトリウム124g(1.06mol)、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル(3EO)308g(0.
97mol)を仕込む。温度を50℃に保ちながら徐々
に減圧度を高め75mmHgとする。このとき還流速度
は3mL/minであった。その後、減圧下脱水しなが
らフレーク状の水酸化ナトリウム48gを2時間、5分
割で仕込んだ。さらに熟成を6時間行った。反応終了
後、エーテル化度を液体クロマトグラフィーを用い測定
したところ92%であった。水酸化ナトリウムの仕込み
の際、本例においてはフレーク状のためケーキイングが
激しく実際的ではなかった。
【0022】
【発明の効果】本発明の製造方法は、従来のエーテルカ
ルボン酸塩の製造法の問題点を解決しているため、高純
度で得られ、短時間でしかも実質的に理論モル比で反応
できるため製造経費および原料費を低減させることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 勝 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC24 BA02 BA29 BA85 BC11 BC30 BC31 BD20 BD21 BP10 BS10 BS70

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示されるモノヒドロ
    キシル化合物(A)と一般式(2)で示されるモノハロ
    ゲン低級カルボン酸塩(B)とを縮合反応させ、一般式
    (3)で示されるエーテルカルボン酸塩(C)を製造す
    る方法において、該縮合反応をビーズ状の固体の苛性ア
    ルカリの存在下に溶媒の存在下又は不存在下に、減圧脱
    水をしながら行なうことを特徴とするエーテルカルボン
    酸塩の製造方法。 一般式 R1O(AO)nH (1) 一般式 XR2COOM (2) 一般式 R1O(AO)n2COOM (3) (式中、R1は炭素数6〜25の脂肪族炭化水素基また
    は炭素数12〜22のアルキルフェニル基、Aは炭素数
    2〜4のアルキレン基、nはR1が脂肪族炭化水素基の
    場合は0または1〜20の整数を、R1がアルキルフェ
    ニル基の場合は1〜20を表す、Xはハロゲン原子、R
    2は炭素数1〜3のアルキレン基、Mは水素原子、アル
    カリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウ
    ムカチオン、低級アルカノールアミンカチオンまたは塩
    基性アミノ酸カチオンを表わす。)
  2. 【請求項2】 該ビーズ状の固体の苛性アルカリの粒子
    が32メッシュを通過するものが85%以上で且つ40
    0メッシュを通過するものが10%以下である請求項1
    記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 該ビーズ状の固体の苛性アルカリの供給
    を該縮合反応の進行中徐々に行うものである請求項1又
    は2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 該縮合反応を反応系中の水分量が2%以
    下になるよう脱水をしながら行う請求項1〜3のいずれ
    か記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 該反応において(A)と(B)のモル比
    が(1.0):(0.97〜1.5)である請求項1〜
    4のいずれか記載の製造方法。
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