JP2000153384A - Co2レーザによるブラインドホール加工方法 - Google Patents

Co2レーザによるブラインドホール加工方法

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JP2000153384A
JP2000153384A JP10325167A JP32516798A JP2000153384A JP 2000153384 A JP2000153384 A JP 2000153384A JP 10325167 A JP10325167 A JP 10325167A JP 32516798 A JP32516798 A JP 32516798A JP 2000153384 A JP2000153384 A JP 2000153384A
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blind hole
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Kunio Arai
邦男 荒井
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • B23K26/382Removing material by boring or cutting by boring
    • B23K26/389Removing material by boring or cutting by boring of fluid openings, e.g. nozzles, jets

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラインドホール加工の加工工程を減らすと
共に、設置スペースを小さくすることができるCO2
ーザによるブラインドホール加工方法を提供すること。 【構成】 上層銅箔2の表面に凹凸を形成する。この場
合、凹凸は、種々の形状の板厚が薄い小片1aを花弁状
に立てた状態で、小片1aのうちの一部には垂直方向に
足して凹部1bを持つように形成する。照射されたレー
ザ光のうち98%程度が小片1aの表面Aで反射される
(1次反射)が、表面Aで反射したレーザ光は、さらに
表面Bで反射される(2次反射)。以下、同様にして複
数回の反射が繰り返され、レーザエネルギが表面に蓄積
されて、遂には上層銅箔2を溶融・蒸発させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の上
層銅箔と下層銅箔を接続するブラインドホール加工方法
に係り、CO2レーザによるブラインドホール加工方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の上層銅箔と下層銅箔を接
続するブラインドホール加工方法として様々な方法が知
られている。例えば、特開平7−336055号公報で
は、上層銅箔と下層銅箔直前までの樹脂をドリルで加工
し、エキシマレーザを用いて残った樹脂を除去(熱によ
り蒸発させる。)している。また、予めエッチング処理
することによりブラインドホールを加工しようとする部
分の上層銅箔を除去しておき、CO2レーザにより樹脂
を除去するブラインドホール加工方法もある。さらに、
上層銅箔によるレーザ光の吸収率が高く(すなわち、レ
ーザ光の上層銅箔による反射率が小さく)、レーザ光の
一部が吸収されるYAGレーザにより上層銅箔を穴明け
し、CO2レーザにより樹脂を除去するブラインドホー
ル加工方法もある。また、近年、上層銅箔の上にCO2
レーザを吸収しやすい材料を塗布したフィルムを貼って
おき、ブラインドホールを加工した後、貼ったフィルム
を除去するブラインドホール加工方法(以下、フィルム
法という。)も提案されている。フィルム法の場合、C
2レーザだけで加工ができるから、加工手段は1種類
で良く、装置を小形化することができ、穴明け工程も少
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルム法の
場合、ブラインドホール加工の前後に、フィルムを貼付
る作業とフィルムを除去する作業が必要であり、ブライ
ンドホール加工の加工工程が増加し、設置スペースも大
きくなる。
【0004】本発明の目的は、上記した課題を解決し、
ブラインドホール加工の加工工程を減らすと共に、設置
スペースを小さくすることができるCO2レーザによる
ブラインドホール加工方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、ブライ
ンドホールを加工しようとする上層銅箔の表面に凹凸を
形成し、CO2レーザのレーザ光により上層銅箔と下層
銅箔を接続するためのブラインドホールを加工すること
により解決される。
【0006】この場合、上層銅箔の厚さを2〜8μmと
し、あるいは凹凸の高さが1〜4μmとし、あるいは凹
凸が多数の薄板の小片を花弁状に立てた状態に形成さ
れ、少なくとも一部の小片は垂直方向に凹みを持つよう
に形成することにより、さらに効果的に解決される。
【0007】また、加工エネルギの大きさを2種類以上
とし、上層銅箔に穴明けをするための加工エネルギを、
上層銅箔と下層銅箔の間に介在する樹脂を加工するとき
の加工エネルギよりも大きくすることにより、さらに効
果的に解決される。
【0008】
【本発明の実施の形態】図1は、本発明に係るラインド
ホール加工の加工工程のフローチャートで、プリント基
板の断面を摸式的に併記してある。また、参考のため、
前後の工程も記載してある。なお、図中1はプリント基
板、2は上層銅箔、3は樹脂、4は下層銅箔、5はブラ
インドホールであり、各欄における上層銅箔2の下面、
樹脂3、下層銅箔4の位置は合わせてある。プリント基
板1を作成し(工程1)、上層銅箔2を第1のエッチン
グ処理により薄くする(工程2)。次に、第2のエッチ
ング処理により上層銅箔2に凹凸を形成し(工程3)、
CO2レーザによりブラインドホール加工を行い(工程
4)、めっき処理を行う(工程5)。
【0009】次に、上記各工程の内容についてさらに説
明する。 1.工程1:従来と同一であるため、詳細な説明は省略
する。 2.工程2:工程1で作成された上層銅箔2の板厚は、
通常12〜18μmである。工程2では、この上層銅箔
2の厚さを2〜8μmにまで薄くする。この第1のエッ
チング処理では上層銅箔2を一様に薄くする。 3.工程3:上層銅箔2の表面に凹凸を形成する。凹凸
の高さは1〜4μmとする。この場合、エッチング後の
表面形状を団塊状ではなく、花弁状の薄板の小片を多数
立てたような状態とし、小片の一部が垂直方向に凹みを
持つように形成すると効果が大きい。写真1〜3はこの
ような表面形状の拡大写真で、それぞれの凹凸の呼び高
さは、1μm、2μm、3μmである。なお、小片の高
さはそれぞれ異なり、一様ではない。そこで、平均的な
高さを呼び高さとしている。また、エッチング液として
は、メック株式会社製のメックエッチボンドCZ−81
00Bを用いた。 4.工程4:写真4は直径が0.15mmのブラインド
ホール加工を行った部分の断面写真であり、エネルギ密
度を48J/cm2とし、パルス幅12μsで1回照射
(以下、ショットという。)した後、パルス幅3μsで
2ショットしたものであり、凹凸のよび高さは3μmで
ある。 5.工程5:写真5は直径が0.15mmのブラインド
ホールにめっき処理を行った断面写真である。なお、め
っき処理は従来と同一であるため、詳細な説明は省略す
る。
【0010】なお、上記では、従来に比べて工程2と工
程3が増加する。しかし、工程2と工程3はブラインド
ホールを加工する装置(あるいは工場)で加工する必要
はなく、工程1に含めることができるから、実質的なブ
ラインドホール加工工程および設置スペースは従来と同
じである。また、工程2は、上層銅箔2の厚さを始めか
ら2〜8μmに形成できれば、省略することができる。
【0011】以下、従来困難とされていた、CO2レー
ザによる上層銅箔を含むブラインドホール加工が可能に
なる理由を説明する。図2は、本発明の動作を説明する
摸式図である。写真1〜3に示したように、エッチング
後の表面は種々の形状の小片(以下、小片1aとい
う。)を花弁状に立てた状態で、しかも板厚が薄く、一
部の小片1aは垂直方向に対して凹み(以下、凹部1b
という。)を持つような複雑な形状に形成されている。
なお、理解を容易にするため、図における小片1aの数
は減らしてあり、レーザ光を1本の線としてある。銅の
反射率は大きいから、照射されたレーザ光のうち98%
程度が小片1aの表面Aで反射される(1次反射)。表
面Aで反射したレーザ光は次に、表面Bで反射される
(2次反射)。以下、同様にして複数回の反射が繰り返
され、その度にレーザエネルギが表面に蓄積される。な
お、凹部1bにより反射回数は数回以上に及ぶ場合があ
る。銅の熱伝導率は大きいから、レーザエネルギは周囲
に拡散する。しかし、小片1aの板厚が薄いため、蓄積
されたレーザエネルギにより小片1aが溶融する。溶融
した銅の反射率は小さい(すなわち吸収率が大きい)か
ら、レーザエネルギが上層銅箔2に加速的に蓄積され、
遂には上層銅箔2のレーザ光を照射された部分全体が溶
融し、蒸発する。上層銅箔2が蒸発すると、引き続き樹
脂3が溶融・蒸発する。そこで、樹脂3が溶融・蒸発
し、レーザ光が下層銅箔4に到達・反射されるようにレ
ーザエネルギを調整すると、下層銅箔4を熱により変質
あるいは変形させることなくブラインドホール5を形成
することができる。
【0012】次に、加工条件について説明する。写真
6、写真7は、0.07mmのブラインドホール5を加
工条件を変えて形成した部分の断面写真であり、いずれ
も上層銅箔2の板厚は8μm、樹脂3の材質は絶縁性の
無機質を含有すエポキシ樹脂で、厚さは60μm、凹凸
のよび高さは3μmである。
【0013】写真6はエネルギ密度を48J/cm2
し、パルス幅12μsで3ショットした結果であり、写
真6は第1回目をエネルギ密度を48J/cm2とし、
パルス幅12μsで1ショットした後、エネルギ密度を
12J/cm2とし、パルス幅3μsで2ショットした
結果である。
【0014】写真6の場合、上層銅箔2に形成された穴
径よりも樹脂3に形成された穴径の方が大きい。ブライ
ンドホール5がこのような形状になるのは、以下の理由
によるものである。すなわち、第1ショットにより上層
銅箔2に穴が明くと共に樹脂3の一部が蒸発する。第2
ショットにより樹脂3の大部分が蒸発するが、レーザ光
のエネルギ密度は中心部が周辺部よりも高いから、底部
外周付近には樹脂3が残る。第3ショットにより、残っ
ていた樹脂3は蒸発するが、下層銅箔4に反射したレー
ザ光の一部が樹脂3の壁面を蒸発させる。ブラインドホ
ール5が写真6にしめすような形状になると、後工程の
めっき作業において、めっき時間が長くなるだけでな
く、接続が不安定になる。
【0015】写真7の場合、第2および第3ショットの
加工エネルギを小さくすることにより、ほぼ径が一様な
ブラインドホール5を形成することができた。
【0016】なお、上層銅箔2の板厚、および樹脂3の
厚さ、およびブラインドホール5の径により異なるが、
第1ショットにより、上層銅箔2に目的とするブライン
ドホール径の穴を明け、第2ショット以降では上層銅箔
2に明けた穴の外周を整形する程度で、樹脂3を加工す
るようにすればよい。すなわち、上層銅箔2に穴を開け
るためのエネルギ(エネルギ密度×パルス幅の合計)は
第2ないし第3ショットエネルギの10〜20倍程度に
制御すればよいことを確認した。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラインドホールを加工しようとする上層銅箔の表面に
凹凸を形成し、上層銅箔が存在する状態で、CO2レー
ザによりブラインドホールを加工して上層銅箔と下層銅
箔を接続するから、上層銅箔を予め除去する必要がな
く、ブラインドホール加工の加工工程を減らすと共に、
設置スペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラインドホール加工の加工工程
のフローチャートである。
【図2】本発明の動作を説明する摸式図である。
【写真1】表面形状の拡大写真である。
【写真2】表面形状の拡大写真である。
【写真3】表面形状の拡大写真である。
【写真4】ブラインドホール加工を行った部分の断面写
真である。
【写真5】ブラインドホールにめっき処理を行った断面
写真である。
【写真6】加工エネルギを変化させたときのブラインド
ホールの断面写真である。
【写真7】加工エネルギを変化させたときのブラインド
ホールの断面写真である。
【符号の説明】
1a 小片 1b 凹部 2 上層銅箔 3 樹脂
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月26日(1999.2.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラインドホール加工の加工工程
のフローチャートである。
【図2】本発明の動作を説明する摸式図である。
【図3】表面形状を撮影した図(写真1)である。
【図4】表面形状を撮影した図(写真2)である。
【図5】表面形状を撮影した図(写真3)である。
【図6】ブラインドホールの断面を撮影した図(写真
4)である。
【図7】ブラインドホールにめっき処理を行った断面を
撮影した図(写真5)である。
【図8】ブラインドホールの断面を撮影した図(写真
6)である。
【図9】ブラインドホールの断面を撮影した図(写真
7)である。
【符号の説明】 1a 小片 1b 凹部 2 上層銅箔 3 樹脂
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月26日(1999.2.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】次に、上記各工程の内容についてさらに説
明する。 1.工程1:従来と同一であるため、詳細な説明は省略
する。 2.工程2:工程1で作成された上層銅箔2の板厚は、
通常12〜18μmである。工程2では、この上層銅箔
2の厚さを2〜8μmにまで薄くする。この第1のエッ
チング処理では上層銅箔2を一様に薄くする。 3.工程3:上層銅箔2の表面に凹凸を形成する。凹凸
の高さは1〜4μmとする。この場合、エッチング後の
表面形状を団塊状ではなく、花弁状の薄板の小片を多数
立てたような状態とし、小片の一部が垂直方向に凹みを
持つように形成すると効果が大きい。図3〜5(写真1
〜3)はこのような表面形状を撮影した図で、それぞれ
の凹凸の呼び高さは、1μm、2μm、3μmである。
なお、小片の高さはそれぞれ異なり、一様ではない。そ
こで、平均的な高さを呼び高さとしている。また、エッ
チング液としては、メック株式会社製のメックエッチボ
ンドCZ−8100Bを用いた。 4.工程4:図6(写真4)は直径が0.15mmのブ
ラインドホール加工を行った部分の断面を撮影した図
あり、エネルギ密度を48J/cm2とし、パルス幅1
2μsで1回照射(以下、ショットという。)した後、
パルス幅3μsで2ショットしたものであり、凹凸のよ
び高さは3μmである。 5.工程5:図7(写真5)は直径が0.15mmのブ
ラインドホールにめっき処理を行った断面を撮影した図
である。なお、めっき処理は従来と同一であるため、詳
細な説明は省略する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】以下、従来困難とされていた、CO2レー
ザによる上層銅箔を含むブラインドホール加工が可能に
なる理由を説明する。図2は、本発明の動作を説明する
摸式図である。図3〜5(写真1〜3)に示したよう
に、エッチング後の表面は種々の形状の小片(以下、小
片1aという。)を花弁状に立てた状態で、しかも板厚
が薄く、一部の小片1aは垂直方向に対して凹み(以
下、凹部1bという。)を持つような複雑な形状に形成
されている。なお、理解を容易にするため、図における
小片1aの数は減らしてあり、レーザ光を1本の線とし
てある。銅の反射率は大きいから、照射されたレーザ光
のうち98%程度が小片1aの表面Aで反射される(1
次反射)。表面Aで反射したレーザ光は次に、表面Bで
反射される(2次反射)。以下、同様にして複数回の反
射が繰り返され、その度にレーザエネルギが表面に蓄積
される。なお、凹部1bにより反射回数は数回以上に及
ぶ場合がある。銅の熱伝導率は大きいから、レーザエネ
ルギは周囲に拡散する。しかし、小片1aの板厚が薄い
ため、蓄積されたレーザエネルギにより小片1aが溶融
する。溶融した銅の反射率は小さい(すなわち吸収率が
大きい)から、レーザエネルギが上層銅箔2に加速的に
蓄積され、遂には上層銅箔2のレーザ光を照射された部
分全体が溶融し、蒸発する。上層銅箔2が蒸発すると、
引き続き樹脂3が溶融・蒸発する。そこで、樹脂3が溶
融・蒸発し、レーザ光が下層銅箔4に到達・反射される
ようにレーザエネルギを調整すると、下層銅箔4を熱に
より変質あるいは変形させることなくブラインドホール
5を形成することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】次に、加工条件について説明する。図8
(写真6)、図9(写真7)は、0.07mmのブライ
ンドホール5を加工条件を変えて形成した部分の断面
撮影した図であり、いずれも上層銅箔2の板厚は8μ
m、樹脂3の材質は絶縁性の無機質を含有すエポキシ樹
脂で、厚さは60μm、凹凸のよび高さは3μmであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図8(写真6)はエネルギ密度を48J/
cm2とし、パルス幅12μsで3ショットした結果で
あり、図9(写真7)は第1回目をエネルギ密度を48
J/cm2とし、パルス幅12μsで1ショットした
後、エネルギ密度を12J/cm2とし、パルス幅3μ
sで2ショットした結果である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図8(写真6)の場合、上層銅箔2に形成
された穴径よりも樹脂3に形成された穴径の方が大き
い。ブラインドホール5がこのような形状になるのは、
以下の理由によるものである。すなわち、第1ショット
により上層銅箔2に穴が明くと共に樹脂3の一部が蒸発
する。第2ショットにより樹脂3の大部分が蒸発する
が、レーザ光のエネルギ密度は中心部が周辺部よりも高
いから、底部外周付近には樹脂3が残る。第3ショット
により、残っていた樹脂3は蒸発するが、下層銅箔4に
反射したレーザ光の一部が樹脂3の壁面を蒸発させる。
ブラインドホール5が図8(写真6)にしめすような形
状になると、後工程のめっき作業において、めっき時間
が長くなるだけでなく、接続が不安定になる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図9(写真7)の場合、第2および第3シ
ョットの加工エネルギを小さくすることにより、ほぼ径
が一様なブラインドホール5を形成することができた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインドホールを加工しようとする上
    層銅箔の表面に凹凸を形成し、CO2レーザのレーザ光
    により上層銅箔と下層銅箔を接続するためのブラインド
    ホールを加工することを特徴とするCO2レーザによる
    ブラインドホール加工方法。
  2. 【請求項2】 前記凹凸の高さが1〜4μmであること
    を特徴とする請求項1に記載のCO2レーザによるブラ
    インドホール加工方法。
  3. 【請求項3】 前記凹凸を化学的なエッチング処理によ
    り形成することを特徴とする請求項1ないし請求項2に
    記載のCO2レーザによるブラインドホール加工方法。
  4. 【請求項4】 前記凹凸が、多数の薄板の小片を花弁状
    に立てた状態に形成され、少なくとも一部の前記小片は
    垂直方向に凹みを持つことを特徴とする請求項1ないし
    請求項3に記載のCO2レーザによるブラインドホール
    加工方法。
  5. 【請求項5】 前記上層銅箔の厚さを2〜8μmにする
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載のCO
    2レーザによるブラインドホール加工方法。
  6. 【請求項6】 加工エネルギの大きさを2種類以上と
    し、前記上層銅箔に穴明けをするための加工エネルギ
    を、前記上層銅箔と前記下層銅箔の間に介在する樹脂を
    加工するときの加工エネルギよりも大きくすることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5に記載のCO2レーザ
    によるブラインドホール加工方法。
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