JP2000153327A - 金属片の装着方法 - Google Patents
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- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
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- B60N2205/20—Measures for elimination or compensation of play or backlash
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡便に、母材に突出形成の一対の
ガイド体に金属片を許容内で装着する方法である。 【解決手段】 本発明は、金属片２を熱膨張を考慮した
温度に加熱し、母材１に突出形成の一対のガイド体１ａ
に金属片を装着する。そして、金属片２との隙間をなく
す程度にガイド体１ａの縁部をパンチを介して押圧し、
金属片２を冷却すると、熱膨張した金属片２が収縮し
て、所定誤差の隙間で仕上がる。
ガイド体に金属片を許容内で装着する方法である。 【解決手段】 本発明は、金属片２を熱膨張を考慮した
温度に加熱し、母材１に突出形成の一対のガイド体１ａ
に金属片を装着する。そして、金属片２との隙間をなく
す程度にガイド体１ａの縁部をパンチを介して押圧し、
金属片２を冷却すると、熱膨張した金属片２が収縮し
て、所定誤差の隙間で仕上がる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、母材に突出形成の
一対のガイド体に金属片を許容内で装着する方法に関す
る。
一対のガイド体に金属片を許容内で装着する方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、図１（Ａ）（Ｂ）に示
す、自動車等に用いられるリクライニングシートのアジ
ャスター装置に使用される部品において、母材１に突出
形成の一対のガイド体１ａ、１ａに、歯２ａを形成の金
属片２を、許容精度（２／１００ｍｍ以下）の隙間で装
着し、往復動可能（１〜２ｍｍ）にすることが求められ
ている。この母材１は鍛造処理がされているため、ガイ
ド体１ａ、１ａの間の寸法は、精度よく製作できない
が、金属片は精度よく（１／１００ｍｍ以内）製作でき
るので、金属片２を少し大きく形成する。そして、金属
片２をガイド体１ａ、１ａに装着する作業は、金属片２
を選択して、ガイド体１ａ、１ａに装着し、小さすぎる
ときには他の金属片を選択し、大きめの金属片２に対し
てヤスリ等で切削加工して所定の精度で装着している。
す、自動車等に用いられるリクライニングシートのアジ
ャスター装置に使用される部品において、母材１に突出
形成の一対のガイド体１ａ、１ａに、歯２ａを形成の金
属片２を、許容精度（２／１００ｍｍ以下）の隙間で装
着し、往復動可能（１〜２ｍｍ）にすることが求められ
ている。この母材１は鍛造処理がされているため、ガイ
ド体１ａ、１ａの間の寸法は、精度よく製作できない
が、金属片は精度よく（１／１００ｍｍ以内）製作でき
るので、金属片２を少し大きく形成する。そして、金属
片２をガイド体１ａ、１ａに装着する作業は、金属片２
を選択して、ガイド体１ａ、１ａに装着し、小さすぎる
ときには他の金属片を選択し、大きめの金属片２に対し
てヤスリ等で切削加工して所定の精度で装着している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、母材１
と金属片２を製作し、その装着を手作業で行っているこ
とから、生産効率が悪いし、不良品の発生も考慮せざる
を得ない。そこで、前記母材と金属片を、効率よく且つ
精度よく生産する方法が望まれているのに鑑み、本発明
は種々、検討して、新たな生産方法を確立した。
と金属片２を製作し、その装着を手作業で行っているこ
とから、生産効率が悪いし、不良品の発生も考慮せざる
を得ない。そこで、前記母材と金属片を、効率よく且つ
精度よく生産する方法が望まれているのに鑑み、本発明
は種々、検討して、新たな生産方法を確立した。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１の金属片の装着
方法は、先ず、金属片を熱膨張を考慮した温度に加熱
し、母材に突出形成の一対のガイド体に金属片を装着す
る。そして、金属片との隙間をなくす程度にガイド体の
縁部をパンチを介して押圧して、金属片を冷却すると、
熱膨張した金属片が収縮して、所定誤差の隙間で仕上が
る。
方法は、先ず、金属片を熱膨張を考慮した温度に加熱
し、母材に突出形成の一対のガイド体に金属片を装着す
る。そして、金属片との隙間をなくす程度にガイド体の
縁部をパンチを介して押圧して、金属片を冷却すると、
熱膨張した金属片が収縮して、所定誤差の隙間で仕上が
る。
【０００５】請求項２の金属片の装着方法は、母材に突
出形成の一対のガイド体に模擬金属片を装着する。尚、
この模擬金属片は、許容隙間を考慮した寸法で製作して
ある。そして、ガイド体と模擬金属片との隙間がなくな
るまで、ガイド体の縁部をパンチを介して押圧する。そ
して、この模擬金属片を取り除いて、製品の金属片を装
着すると許容寸法以内の隙間で装着できる。
出形成の一対のガイド体に模擬金属片を装着する。尚、
この模擬金属片は、許容隙間を考慮した寸法で製作して
ある。そして、ガイド体と模擬金属片との隙間がなくな
るまで、ガイド体の縁部をパンチを介して押圧する。そ
して、この模擬金属片を取り除いて、製品の金属片を装
着すると許容寸法以内の隙間で装着できる。
【０００６】請求項３の金属片の装着方法は、母材に突
出形成の一対のガイド体に金属片を装着する。そして、
その金属片を往復動させながら、ガイド体の縁部をパン
チを介して押圧すると、縁部が延びて金属片の往復動が
停止するので往復動を停止する。しかし、その後、所定
時間、パンチで押圧した後にパンチの押圧を止めると、
延部が弾性戻りにより隙間が生じ、その隙間が許容内に
なる。
出形成の一対のガイド体に金属片を装着する。そして、
その金属片を往復動させながら、ガイド体の縁部をパン
チを介して押圧すると、縁部が延びて金属片の往復動が
停止するので往復動を停止する。しかし、その後、所定
時間、パンチで押圧した後にパンチの押圧を止めると、
延部が弾性戻りにより隙間が生じ、その隙間が許容内に
なる。
【０００７】請求項４の金属片の装着方法は、金属片を
往復動させる装置を用いて行うものであり、偏心軸を介
して往復動する昇降体を介して金属片を往復動させ、偏
心軸を介して往復動する補助体に検出棒を取付け、且
つ、その検出棒を検出可能な検出器を設置し、その検出
器が検出棒によって金属片が不動になったことを検出し
たとき、偏心軸の回転を停止するものである。請求項５
の金属片の装着方法は、ガイド体の延部に沿って溝を形
成することによって、その溝にパンチを押圧することに
よって、ガイド体の延部は線状に、容易に変形させるこ
とができる。
往復動させる装置を用いて行うものであり、偏心軸を介
して往復動する昇降体を介して金属片を往復動させ、偏
心軸を介して往復動する補助体に検出棒を取付け、且
つ、その検出棒を検出可能な検出器を設置し、その検出
器が検出棒によって金属片が不動になったことを検出し
たとき、偏心軸の回転を停止するものである。請求項５
の金属片の装着方法は、ガイド体の延部に沿って溝を形
成することによって、その溝にパンチを押圧することに
よって、ガイド体の延部は線状に、容易に変形させるこ
とができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、従来で記載したよう
に、リクライニングシート等に使用される部品におい
て、母材１に突出形成の一対のガイド体１ａ、１ａに、
歯２ａを形成の金属片２を所定の精度（例えば、２／１
００ｍｍ以下）で往復動可能に装着するものである（図
１（Ａ）（Ｂ））。そこで、母材（ガイド体）と金属片
を効率よく且つ精度よく生産する方法を下記する。
に、リクライニングシート等に使用される部品におい
て、母材１に突出形成の一対のガイド体１ａ、１ａに、
歯２ａを形成の金属片２を所定の精度（例えば、２／１
００ｍｍ以下）で往復動可能に装着するものである（図
１（Ａ）（Ｂ））。そこで、母材（ガイド体）と金属片
を効率よく且つ精度よく生産する方法を下記する。
【０００９】（第１の実施の形態）本実施の形態につい
ては、図２の概念図を参照して説明する。 （１）先ず、金属片２を熱膨張を考慮して加熱する。こ
の加熱温度は、約１３０〜１４０゜Ｃであり、０．０２
〜０．０３ｍｍの膨張量である。 （２）そして、その金属片２を母材１に突出形成の一対
のガイド体１ａ、１ａに装着する（図２（Ａ））。尚、
このガイド体１ａ、１ａの間の寸法は、金属片２の寸法
より大きめに製作してあって、装着可能である。 （３）次に、パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し、
金属片との隙間をなくす（図２（Ｂ））。尚、このパン
チの押圧力と押圧時間は、後述する金属片２が常温に戻
ったときの許容隙間を考慮して選定する。
ては、図２の概念図を参照して説明する。 （１）先ず、金属片２を熱膨張を考慮して加熱する。こ
の加熱温度は、約１３０〜１４０゜Ｃであり、０．０２
〜０．０３ｍｍの膨張量である。 （２）そして、その金属片２を母材１に突出形成の一対
のガイド体１ａ、１ａに装着する（図２（Ａ））。尚、
このガイド体１ａ、１ａの間の寸法は、金属片２の寸法
より大きめに製作してあって、装着可能である。 （３）次に、パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し、
金属片との隙間をなくす（図２（Ｂ））。尚、このパン
チの押圧力と押圧時間は、後述する金属片２が常温に戻
ったときの許容隙間を考慮して選定する。
【００１０】（４）次に、母材（ガイド体１ａ）１と金
属片２を冷却して常温に戻すと、金属片２の熱収縮によ
り、隙間ｔが生じ、その隙間は許容範囲内になる（図２
（Ｃ））。この金属片の装着方法は、加熱を要すること
に課題があるが、製品の金属片を装着して行うので許容
範囲内に装着できるし、不良の金属片が生じない。
属片２を冷却して常温に戻すと、金属片２の熱収縮によ
り、隙間ｔが生じ、その隙間は許容範囲内になる（図２
（Ｃ））。この金属片の装着方法は、加熱を要すること
に課題があるが、製品の金属片を装着して行うので許容
範囲内に装着できるし、不良の金属片が生じない。
【００１１】（第２の実施の形態）本実施の形態の概念
を図３に示し、本実施の形態は模擬金属片２Ａを使用す
るものであり、この模擬金属片２Ａは、製品金属片２に
比して、許容隙間ｔを加味した（大きな）寸法に製作し
てある。 （１）この模擬金属片２Ａをガイド体１ａ、１ａに装着
する（図３（Ａ））。 （２）パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し、金属片
との隙間をなくす（図３（Ｂ））。尚、このパンチの押
圧力と押圧時間は、最終的な金属片との許容隙間を考慮
して選定する。 （３）そして、模擬金属片２Ａを取り出して、製品金属
片２を装着することによって、許容隙間ｔで装着できる
（図３（Ｃ））。この装着方法は、模擬金属片２Ａを装
着した後に取外し、その後、製品金属片２を装着する作
業を要するので手間がかかる。
を図３に示し、本実施の形態は模擬金属片２Ａを使用す
るものであり、この模擬金属片２Ａは、製品金属片２に
比して、許容隙間ｔを加味した（大きな）寸法に製作し
てある。 （１）この模擬金属片２Ａをガイド体１ａ、１ａに装着
する（図３（Ａ））。 （２）パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し、金属片
との隙間をなくす（図３（Ｂ））。尚、このパンチの押
圧力と押圧時間は、最終的な金属片との許容隙間を考慮
して選定する。 （３）そして、模擬金属片２Ａを取り出して、製品金属
片２を装着することによって、許容隙間ｔで装着できる
（図３（Ｃ））。この装着方法は、模擬金属片２Ａを装
着した後に取外し、その後、製品金属片２を装着する作
業を要するので手間がかかる。
【００１２】（第３の実施の形態）本実施の形態の概念
を図４に示し、本実施の形態は母材１（ガイド体１ａ）
と金属片２を使用状態、即ち、１〜２ｍｍの往復動を考
慮して装着する。 （１）先ず、母材１を固定し、金属片２をガイド体１
ａ、１ａの間で往復動（約１〜２ｍｍ）可能な往復動装
置（後記で詳述）にセットする（図４（Ａ））。この金
属片の往復動は、使用状態と同じである。 （２）そして、金属片２の往復動を行いながら、パンチ
３でガイド体１ａの延部を押圧し、金属片２が動かなく
なったとき、金属片２の往復動を停止する（図４
（Ｂ））。 （３）その後、パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し
続けることによって、許容内の隙間ｔで装着できる（図
４（Ｃ））。尚、このパンチの押圧力と押圧時間は、ガ
イド体の延部が弾性戻りを考慮し、且つ、最終的な金属
片との許容隙間を考慮して選定する。この金属片の装着
方法は、金属片の使用状態を考慮しながら行うので、精
度よく装着できる。
を図４に示し、本実施の形態は母材１（ガイド体１ａ）
と金属片２を使用状態、即ち、１〜２ｍｍの往復動を考
慮して装着する。 （１）先ず、母材１を固定し、金属片２をガイド体１
ａ、１ａの間で往復動（約１〜２ｍｍ）可能な往復動装
置（後記で詳述）にセットする（図４（Ａ））。この金
属片の往復動は、使用状態と同じである。 （２）そして、金属片２の往復動を行いながら、パンチ
３でガイド体１ａの延部を押圧し、金属片２が動かなく
なったとき、金属片２の往復動を停止する（図４
（Ｂ））。 （３）その後、パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し
続けることによって、許容内の隙間ｔで装着できる（図
４（Ｃ））。尚、このパンチの押圧力と押圧時間は、ガ
イド体の延部が弾性戻りを考慮し、且つ、最終的な金属
片との許容隙間を考慮して選定する。この金属片の装着
方法は、金属片の使用状態を考慮しながら行うので、精
度よく装着できる。
【００１３】次に、前記金属片２をガイド体１ａ、１ａ
の間で往復動する往復動装置について、正面断面を示す
図５、側面を示す図６を参照して説明する。モータ１０
は、歯車１０ａ、１０ｂを介して偏心軸１２を回転す
る。この偏心軸１２はベアリング１２ａで軸支され、１
回転で、後述の往復動（上下動）する昇降体１５を介し
て金属片２を往復動（ストローク長２ｍｍ）可能に形成
してある。尚、金属片２を装着する母材１はチャック装
置５に固定してある。
の間で往復動する往復動装置について、正面断面を示す
図５、側面を示す図６を参照して説明する。モータ１０
は、歯車１０ａ、１０ｂを介して偏心軸１２を回転す
る。この偏心軸１２はベアリング１２ａで軸支され、１
回転で、後述の往復動（上下動）する昇降体１５を介し
て金属片２を往復動（ストローク長２ｍｍ）可能に形成
してある。尚、金属片２を装着する母材１はチャック装
置５に固定してある。
【００１４】昇降体１５は、前記偏心軸１２に当接して
往復動可能に取り付けてあって、この昇降体１５の下端
部には、金属片２を固定可能な固定金具１６が取り付け
てある。又、昇降体１５と平行に、昇降体１５と同じ昇
降をする補助体１７が、ガイド体１９を介して取り付け
てある。尚、この補助体１７の下端部には、ストローク
長さより僅かに深い溝１８ａを形成の支持体１８が固定
してある。
往復動可能に取り付けてあって、この昇降体１５の下端
部には、金属片２を固定可能な固定金具１６が取り付け
てある。又、昇降体１５と平行に、昇降体１５と同じ昇
降をする補助体１７が、ガイド体１９を介して取り付け
てある。尚、この補助体１７の下端部には、ストローク
長さより僅かに深い溝１８ａを形成の支持体１８が固定
してある。
【００１５】前記補助体１７には、ビス１７ａによって
検出体２０が取り付けてあり、この検出体２０には２本
の検出棒２１ａ、２１ｂが固定してある。又、バネ２２
ａは固定（不動）されている取着体２８を介してバネ力
調整体２８ａに、バネ２２ｂは固定（不動）されている
取着体２９を介してバネ力調整体２９ａに取り付けてあ
る。そして、前記検出体２０は、前記上下に配設の一対
のバネ２２ａ、２２ｂで付勢の挟持体２３ａ、２３ｂで
挟持（押圧）され、検出棒２１ａ、２１ｂの位置がスト
ローク長（２ｍｍ）の中心になるように、バネ力調整体
２８ａ、２９ａで調整される。又、前記偏心軸１２を介
して上下に昇降する副昇降体２７には、前記昇降する検
出棒２１ａ、２１ｂを検出するために、投光器と受光器
で構成の光電スイッチ式の検出器２５ａ、２５ｂが、一
対の取付体２７ａ、２７ｂを介して取り付けてあり、そ
の設置位置は、後記で詳述するが、検出棒２１ａ、２１
ｂが上下に昇降しなくなったとき検出可能な位置であ
る。
検出体２０が取り付けてあり、この検出体２０には２本
の検出棒２１ａ、２１ｂが固定してある。又、バネ２２
ａは固定（不動）されている取着体２８を介してバネ力
調整体２８ａに、バネ２２ｂは固定（不動）されている
取着体２９を介してバネ力調整体２９ａに取り付けてあ
る。そして、前記検出体２０は、前記上下に配設の一対
のバネ２２ａ、２２ｂで付勢の挟持体２３ａ、２３ｂで
挟持（押圧）され、検出棒２１ａ、２１ｂの位置がスト
ローク長（２ｍｍ）の中心になるように、バネ力調整体
２８ａ、２９ａで調整される。又、前記偏心軸１２を介
して上下に昇降する副昇降体２７には、前記昇降する検
出棒２１ａ、２１ｂを検出するために、投光器と受光器
で構成の光電スイッチ式の検出器２５ａ、２５ｂが、一
対の取付体２７ａ、２７ｂを介して取り付けてあり、そ
の設置位置は、後記で詳述するが、検出棒２１ａ、２１
ｂが上下に昇降しなくなったとき検出可能な位置であ
る。
【００１６】次に、前記構成の作用について説明する
と、母材１はチャック装置５に固定してある。そして、
モータ１０を起動すると、偏心軸１２を介して昇降体１
５（金属片２、補助体１７、検出体２０、検出棒２１
ａ、２１ｂ）と副昇降体２７（検出器２５ａ、２５ｂ）
が２ｍｍのストロークで昇降するに伴って、バネ２２
ａ、２２ｂは伸縮を繰り返す。従って、検出棒２１ａ、
２１ｂと検出器２５ａ、２５ｂは同じ動きをして、検出
器２５ａ、２５ｂは検出棒２１ａ、２１ｂによって遮断
されない。
と、母材１はチャック装置５に固定してある。そして、
モータ１０を起動すると、偏心軸１２を介して昇降体１
５（金属片２、補助体１７、検出体２０、検出棒２１
ａ、２１ｂ）と副昇降体２７（検出器２５ａ、２５ｂ）
が２ｍｍのストロークで昇降するに伴って、バネ２２
ａ、２２ｂは伸縮を繰り返す。従って、検出棒２１ａ、
２１ｂと検出器２５ａ、２５ｂは同じ動きをして、検出
器２５ａ、２５ｂは検出棒２１ａ、２１ｂによって遮断
されない。
【００１７】一方、金属片２が往復動しているときに、
パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し続けると、ガイ
ド体１ａが金属片２に当接して、金属片２は往復動が不
可になる。そのとき、昇降体１５（金属片２、補助体１
７、検出体２０）は不動となるが、副昇降体２７（検出
器２５ａ、２５ｂ）はバネ２２ａ、２２ｂの伸縮を繰り
返しながら昇降を繰り返す。そのため、検出器２５ａ、
２５ｂは検出棒２１ａ、２１ｂで遮断されて検出信号を
発する。この検出信号によって、モータ１０（偏心軸１
２）を停止し、その後、パンチ３でガイド体１ａの延部
を押圧し続けることによって、許容内の隙間ｔで装着で
きる（図４（Ｃ））。以上のように、往復動装置を制御
することによって、許容精度で、且つ、迅速に金属片を
母材（ガイド体）に装着できる。
パンチ３でガイド体１ａの延部を押圧し続けると、ガイ
ド体１ａが金属片２に当接して、金属片２は往復動が不
可になる。そのとき、昇降体１５（金属片２、補助体１
７、検出体２０）は不動となるが、副昇降体２７（検出
器２５ａ、２５ｂ）はバネ２２ａ、２２ｂの伸縮を繰り
返しながら昇降を繰り返す。そのため、検出器２５ａ、
２５ｂは検出棒２１ａ、２１ｂで遮断されて検出信号を
発する。この検出信号によって、モータ１０（偏心軸１
２）を停止し、その後、パンチ３でガイド体１ａの延部
を押圧し続けることによって、許容内の隙間ｔで装着で
きる（図４（Ｃ））。以上のように、往復動装置を制御
することによって、許容精度で、且つ、迅速に金属片を
母材（ガイド体）に装着できる。
【００１８】尚、前記検出器２５と検出棒２１の他の構
成について説明すると、副昇降体２７の昇降をしないよ
うに構成する。すると、昇降する検出棒２１ａ、２１ｂ
は、検出器２５ａ、２５ｂによって交互に検出される
が、副昇降体２７の昇降が停止すると交互の検出が停止
するので、その時、モータ１０（偏心軸１２）を停止す
るように構成してもよいし、更には、２台の検出器２５
ａ、２５ｂと検出棒２１ａ、２１ｂの何れか一方を用い
ると、検出器は検出棒に対して、所定時間毎に検出する
が、副昇降体２７の昇降が停止すると、かかる検出を行
わないので、その時、モータ１０（偏心軸１２）を停止
するように構成してもよい。
成について説明すると、副昇降体２７の昇降をしないよ
うに構成する。すると、昇降する検出棒２１ａ、２１ｂ
は、検出器２５ａ、２５ｂによって交互に検出される
が、副昇降体２７の昇降が停止すると交互の検出が停止
するので、その時、モータ１０（偏心軸１２）を停止す
るように構成してもよいし、更には、２台の検出器２５
ａ、２５ｂと検出棒２１ａ、２１ｂの何れか一方を用い
ると、検出器は検出棒に対して、所定時間毎に検出する
が、副昇降体２７の昇降が停止すると、かかる検出を行
わないので、その時、モータ１０（偏心軸１２）を停止
するように構成してもよい。
【００１９】（第４の実施の形態）本実施の形態は、金
属片２とガイド体１ａを線状にわたって許容範囲内で装
着を可能にするものであり、そのために、図７に示すよ
うにガイド体１ａの延部１ｂに沿って溝４を形成する。
そして、前記１〜３の実施の形態（図７は第３の実施の
形態）において、溝４の長にあわせたパンチ３で溝４を
押圧すると、ガイド体１ａの延部１ｂは、簡便に変形で
き、金属片２に線状で当接させることができる。
属片２とガイド体１ａを線状にわたって許容範囲内で装
着を可能にするものであり、そのために、図７に示すよ
うにガイド体１ａの延部１ｂに沿って溝４を形成する。
そして、前記１〜３の実施の形態（図７は第３の実施の
形態）において、溝４の長にあわせたパンチ３で溝４を
押圧すると、ガイド体１ａの延部１ｂは、簡便に変形で
き、金属片２に線状で当接させることができる。
【００２０】尚、前記の母材１と金属片２は、リクライ
ニングシートに使用される部品について説明したが、そ
の他、種々の部品に適用できることは言うまでもない。
ニングシートに使用される部品について説明したが、そ
の他、種々の部品に適用できることは言うまでもない。
【００２１】
【発明の効果】本発明の請求項１、請求項２、請求項３
の金属片の装着方法は、従来に比して、母材に金属片を
許容精度で且つ迅速に装着できる。又、請求項４の金属
片の装着方法は、金属片を往復動させる装置を用いて行
うものであり、この装置は簡便に構成してあり迅速に処
理ができる。請求項５の金属片の装着方法は、ガイド体
の延部に沿って溝を形成することによって、ガイド体の
延部を線状に容易に変形させることができる。
の金属片の装着方法は、従来に比して、母材に金属片を
許容精度で且つ迅速に装着できる。又、請求項４の金属
片の装着方法は、金属片を往復動させる装置を用いて行
うものであり、この装置は簡便に構成してあり迅速に処
理ができる。請求項５の金属片の装着方法は、ガイド体
の延部に沿って溝を形成することによって、ガイド体の
延部を線状に容易に変形させることができる。
【図１】（Ａ）は母材と金属片の斜視図、（Ｂ）は金属
片を装着した図である。
片を装着した図である。
【図２】第１の実施の形態の装着方法を説明する概念図
である。
である。
【図３】第２の実施の形態の装着方法を説明する概念図
である。
である。
【図４】第３の実施の形態の装着方法を説明する概念図
である。
である。
【図５】往復動装置の正面断面である。
【図６】往復動装置の側面図である。
【図７】第４の実施の形態におけるガイド体を示す図で
ある。
ある。
１ 母材 １ａ ガイド体 ２ 金属片 ４ 溝４ １２ 偏心軸 １５ 昇降体 １７ 補助体 ２１ａ、２１ｂ 検出棒 ２２ａ、２２ｂ バネ ２５ａ、２５ｂ 検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 冬樹 名古屋市中村区岩塚町字九反所60番地の１ 中菱エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 安田 卓史 名古屋市中村区岩塚町字九反所60番地の１ 中菱エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 牧 義隆 愛知県犬山市字柿畑１番地 株式会社今仙 電機製作所内
Claims (5)
- 【請求項１】 金属片を加熱した後に、母材に突出形成
の一対のガイド体に前記金属片を装着し、ガイド体と金
属片との隙間をがなくなるまで、ガイド体の縁部をパン
チを介して押圧した後に冷却する金属片の装着方法。 - 【請求項２】 母材に突出形成の一対のガイド体に模擬
金属片を装着し、ガイド体と模擬金属片との隙間がなく
なるまで、ガイド体の縁部をパンチを介して押圧する金
属片の装着方法。 - 【請求項３】 母材に突出形成の一対のガイド体に金属
片を装着し、且つ、その金属片を往復動させながら、ガ
イド体の縁部をパンチを介して押圧することによって金
属片の往復動が停止し、その後、所定時間、パンチで押
圧する金属片の装着方法。 - 【請求項４】 偏心軸を介して往復動する昇降体を介し
て金属片を往復動させ、偏心軸を介して往復動する補助
体に検出棒を取付け、且つ、その検出棒を検出可能な検
出器を設置し、その検出器が検出棒によって金属片が不
動になったことを検出したとき、偏心軸の回転を停止す
ることを特徴とする請求項３の金属片の装着方法。 - 【請求項５】 ガイド体の延部に沿って溝を形成するこ
とを特徴とする、請求項１から請求項４までのいずれか
１項記載の金属片の装着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10328444A JP2000153327A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 金属片の装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10328444A JP2000153327A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 金属片の装着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000153327A true JP2000153327A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18210351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10328444A Pending JP2000153327A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 金属片の装着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000153327A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2848927A1 (fr) * | 2002-10-31 | 2004-06-25 | Araco Kk | Procedes et appareil pour ajuster un jeu |
| US6824216B2 (en) | 2002-03-13 | 2004-11-30 | Araco Kabushiki Kaisha | Seat reclining mechanisms |
| WO2013013935A1 (de) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur herstellung einer lageranordnung und beschlag für einen fahrzeugsitz mit einer hiernach hergestellten lageranordnung |
| WO2013026288A1 (zh) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | Lu Xuezhong | 空心金属板加工工艺 |
| US11364577B2 (en) | 2019-02-11 | 2022-06-21 | Fisher & Company, Incorporated | Recliner mechanism for seat assembly and method of manufacturing |
| US11607976B2 (en) | 2020-03-06 | 2023-03-21 | Fisher & Company, Incorporated | Recliner mechanism having bracket |
| US11766957B2 (en) | 2021-02-16 | 2023-09-26 | Fisher & Company, Incorporated | Release mechanism for seat recliner assembly |
| US11845367B2 (en) | 2019-04-18 | 2023-12-19 | Fisher & Company, Incorporated | Recliner heart having lubricant member |
| US11850975B2 (en) | 2021-06-11 | 2023-12-26 | Fisher & Company, Incorporated | Vehicle seat recliner mechanism with welded spring |
| US11897372B2 (en) | 2021-05-06 | 2024-02-13 | Fisher & Company, Incorporated | Recliner heart having biasing members |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP10328444A patent/JP2000153327A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6824216B2 (en) | 2002-03-13 | 2004-11-30 | Araco Kabushiki Kaisha | Seat reclining mechanisms |
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| DE102011108976B4 (de) * | 2011-07-26 | 2015-03-12 | Johnson Controls Components Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung einer Lageranordnung und Beschlag für einen Fahrzeugsitz mit einer hiernach hergestellten Lageranordnung |
| CN103702863A (zh) * | 2011-07-26 | 2014-04-02 | 凯波有限责任两合公司 | 用于制造承载组件的方法以及适于车辆座椅的具有根据所述方法所制造的承载组件的装配件 |
| WO2013013935A1 (de) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur herstellung einer lageranordnung und beschlag für einen fahrzeugsitz mit einer hiernach hergestellten lageranordnung |
| US9175729B2 (en) | 2011-07-26 | 2015-11-03 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Method for producing a bearing assembly and fitting for a vehicle seat having a bearing assembly produced according to said method |
| JP2016155548A (ja) * | 2011-07-26 | 2016-09-01 | ジョンソン コントロールズ コンポーネンツ ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | 車両シート用の継手 |
| WO2013026288A1 (zh) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | Lu Xuezhong | 空心金属板加工工艺 |
| US11364577B2 (en) | 2019-02-11 | 2022-06-21 | Fisher & Company, Incorporated | Recliner mechanism for seat assembly and method of manufacturing |
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| US11850975B2 (en) | 2021-06-11 | 2023-12-26 | Fisher & Company, Incorporated | Vehicle seat recliner mechanism with welded spring |
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