JP2000152956A - ヒトの内耳における蝸牛の内リンパ嚢に薬剤を適用するためのカテ―テル - Google Patents

ヒトの内耳における蝸牛の内リンパ嚢に薬剤を適用するためのカテ―テル

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JP2000152956A
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レナーズ トーマス
Ralf Heermann
ヘールマン ラルフ
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    • A61N1/36036Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation of the outer, middle or inner ear
    • A61N1/36038Cochlear stimulation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内耳への薬剤の直接適用を促進し、また内耳
での安全で確実なアンカーを与え、それにより、カテー
テル自体は、患者の聴覚能力に悪影響を与えず、一旦、
治療が完了すると、何ら問題なく取り除くことができ
る、カテーテルを提供すること。 【解決手段】 ヒトの内耳(1)の少なくとも1つの膜
(7;9;11)を通って内耳(1)の内リンパ嚢
(6)に薬剤を適用するためのカテーテル(20;5
0;80)であって、このカテーテル(20;50;8
0)は、適用する薬剤用の少なくとも1つの流出開口部
(26;58;86)およびアンカー要素(28;6
0;88)と共に設計されており、カテーテル(20;
50;80)の他端には、薬剤投薬システム(96)が
接続でき、ここで、流出開口部(26;58;86)に
は、内耳(1)の膜(7;9;11)を通って送り込む
ことができ、そしてアンカー要素(28;60;88)
は、膜(7;9;11)に、直接それ自体を固定できる
ように設計される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトの内耳の少な
くとも1つの膜を通って内耳の内リンパ嚢に薬剤を適用
するためのカテーテルに関し、ここで、このカテーテル
は、一端にある適用する薬剤用の少なくとも1つの流出
開口部およびアンカー要素と共に設計されており、ここ
で、このカテーテルの他端には、薬剤投薬システムが接
続できる。
【0002】
【従来の技術】この種のカテーテルは、内耳の内リンパ
嚢に薬剤を適用するために使用される。内耳への薬剤の
適用は、聴覚および平衡器官の疾患と戦うのに必要であ
り得る。特に、それは、聴力喪失、眩暈または耳鳴りの
ような症状を治療するのに必要であり得る。耳鳴りは、
実際には、外部の音源が何もないのに、内耳に影響を与
える音響作用(例えば、鐘の鳴る音または口笛を吹く
音)の自覚として、記述されている。
【0003】患者にだけ聞こえるこれらの不快音が発生
する理由は非常に多く、その病因は、現在まで、明白に
は説明されていない。各疾病を治療するために内耳にア
クセスするのが困難なために、薬剤の適用が標準化して
いる。生じる副作用により限定されているので、内耳の
病気を有効に治療することは可能でないか、または治療
を実施することは簡単ではなかった。現今では、内耳に
おける聴力損失、眩暈または耳鳴りの治療は、血管作用
薬の注入、ステロイドまたは高圧酸素療法により実施さ
れている。物理的、外科的および精神治療的処置と共
に、麻酔および抗鬱薬もまた、使用されている。全身的
に投与される薬剤は、内耳領域だけでなく全身にも影響
を与える。それにより、最小投薬量でさえも、副作用が
起こり、これにより、内耳の疾患の特定の治療は不可能
となる。この結果、今日では、大部分の患者を効果的に
助けることはできない。物理的、精神治療的および外科
的処置は、非常に少ない割合の症例を救済できるにすぎ
ない。
【0004】内耳に対する有意義で効果的な療法は、薬
剤の局在化した投薬または電気誘発刺激で達成できるに
すぎない。しかしながら、薬剤の特定の適用は、常に、
問題を引き起こす。
【0005】公知の1処置では、薬剤は、中耳の鼓室管
(tympanic tube)を経由して投与され、
引き続いて、正円窓膜を介して、内耳へと無制限に拡散
される。この種の公知処置では、適用できる唯一の薬剤
は、拡散もできるものであり、これは、ある種の薬剤に
は当てはまらない。特に、拡散可能物質の拡散速度を測
定し、予測しそしてモニターすることは、事実上、不可
能である。従って、拡散1回あたりで充分な量の適用物
質が内耳に到達できるように、選択した薬剤量を誤差が
あるとすると高い側にずらさなければならない。
【0006】一般的に公知のカテーテル、例えば、Ne
uro−Biometrix USA(現在では、In
tra Earと呼ばれている)により製造され「Ro
und Window μ Cath」および「Rou
nd Window E Cath」の商品名称で販売
されているものは、一端にて、ある程度球形で可撓性の
末端を有し、これは、正円窓の膜の隙間にクランプ固定
され、それ自体、そこで固定する。この末端は、いくつ
かの開口部を有し、これらの開口部から、薬剤が放出さ
れ、正円窓の膜を正しく通って拡散できる。これらの流
出開口部は、正円窓の膜から一定距離で間隔を置いて配
置されている。しかしながら、これらの物質は、正円窓
の膜を正しく通って拡散できなければならないので、こ
の公知カテーテルは、同様に、拡散可能な薬剤だけに適
用できる。
【0007】しかしながら、蝸牛のリンパ充填隔室に薬
剤を直接的に制御可能に投与することが努められてお
り、これは、当時、疾患の症状の唯一の可能な具体的な
療法であった。蝸牛にあるリンパ液は、治療が必要な感
覚細胞を直接濡らすので、感覚細胞への血液供給は、し
かしながら、直ちに利用可能ではなく、従って、損傷細
胞の位置に向けて血流を介して薬剤を投与することは、
不可能である。従って、内耳液への薬剤の直接投与を制
御する性能が望まれており、そのためには、今まで、以
下の物質および方法が利用可能であった:ステロイドお
よび浸透圧的に有効な物質、以下の群に由来の耳鳴り抑
制薬剤:膜有効薬剤および伝達物質、ニューロトロフィ
ン、すなわち、損傷内耳聴覚細胞および攻撃された聴覚
神経組織の再生および保護を促進する物質;酸化防止
剤、遺伝子療法、耳鳴りの治療のための荷電粒子の適用
および平衡感受性細胞をなくす内耳神経毒性薬剤。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、先に
述べた種類のカテーテルを設計することにあり、その結
果、内耳への薬剤の直接適用を促進し、これはまた、内
耳での安全で確実なアンカーを与え、それにより、この
カテーテル自体は、患者の聴覚能力に悪影響を与えず、
一旦、治療が完了すると、何ら問題なく取り除くことが
できる。
【0009】
【課題を解決するための手段】ヒトの内耳の少なくとも
1つの膜(7;9;11)を通って該内耳の内リンパ嚢
に薬剤を適用するためのカテーテルであって、ここで、
該カテーテル(20;50;80)は、適用する薬剤用
の少なくとも1つの流出開口部(26;58;86)お
よびアンカー要素(28;60;88)と共に設計され
ており、ここで、該カテーテル(20;50;80)の
他端には、薬剤投薬システム(96)が接続でき、ここ
で、該流出開口部(26;58;86)は、該内耳
(1)の該膜(7;9;11)を通って送り込むことが
でき、そして該アンカー要素(28;60;88)は、
該膜(7;9;11)に、直接それ自体を固定できるよ
うに設計されていることに特徴がある。
【0010】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、一端(24)が、前記内耳(1)の正円窓(10)
のカバー(9)として供される前記膜(9)に固定する
ためにカテーテル管(22)を取り囲みそれを横切って
配置されるディスク(30)と共に設計され、そしてカ
ニューレ点(38)が、前記流出開口部(26)と共に
設計され、該流出開口部(26)が、該膜(9)を通っ
て送り込むことができ、該ディスク(30)が、その縁
部(32)上に少なくとも1つのアンカー支柱(34;
36)を有し、該アンカー支柱(34;36)が、該正
円窓(10)の骨境界(37)に固定するように設計さ
れる。
【0011】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、一端(24)が、前記内耳(1)の前記膜(9)と
して供される基底膜に固定するためにカテーテル管(2
2)を取り囲みそれを横切って配置されるディスク(3
0)と共に設計され、そしてカニューレ点(38)が、
前記流出開口部(26)と共に設計され、該流出開口部
(26)が、鼓室階を通って送り込むことができ、該デ
ィスク(30)が、その縁部(32)上に少なくとも1
つのアンカー支柱(34;36)を有し、該アンカー支
柱(34;36)が、該鼓室階の骨境界に固定するよう
に設計される。
【0012】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、前記カニューレ点(38)が、導電性ケーブル(4
0)に接続される。
【0013】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、前記ディスク(30)が、0.7mm〜1.2mm
の直径を有する。
【0014】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、前記カニューレ点(38)が、金属材料から製造さ
れる。
【0015】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、一端(54)が、球状伸長部(52)を有し、その
末端面(56)が、前記流出開口部(58)を有し、そ
して記憶を有する可撓性材料で製造した該流出開口部
(58)を包含する少なくとも2つの同心円状アンカー
支柱(62)と共に設計されており、該アンカー支柱
(62)が、卵円窓(8)の前記膜(7)として供され
るアブミ骨(7)の骨底を通って送り込むことができ、
それ自体を接合部(7)の内面に固定する。
【0016】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、前記球状伸長部(52)が、クリップ(68)を備
えており、該クリップ(68)が、それ自体をアブミ骨
底(14)に固定する。
【0017】1つの実施態様では、本発明のカテーテル
は、前記球状伸長部(52)および前記アンカー支柱
(62)が、取り外し可能管(64)に包まれており、
該取り外し可能管(64)が、該球状伸長部(52)の
外径に対応する内径を有する。
【0018】1つの実施態様では、前記カテーテル(8
0)の一端が、前記前方流出開口部(86)付きの円錐
体(90)を備えており、その最小直径が、カテーテル
管(82)の直径よりも大きく、該円錐体(90)が、
その外部被膜(62)で後方へ曲がった少なくとも2つ
のフック様アンカー要素(94)を備えており、該アン
カー要素(94)が、該円錐体(92)の前方部分(s
ub−section)と共に、前記内リンパ嚢(6)
の(11)を包含する前記膜(11)を通って送り込む
ことができ、それ自体を該内リンパ嚢(6)の該膜(1
1)の内面に固定するように設計される。
【0019】1つの実施態様では、前記カテーテル(2
0;50;80)が、炭素材料から製造される。
【0020】1つの実施態様では、前記カテーテル(2
0;50;80)が、二酸化チタンセラミックから製造
される。
【0021】この課題は、先に述べた種類のカテーテル
によって解決され、このカテーテルは、請求項1の特徴
部で描写した特徴を有する。
【0022】本発明は、そのように設計した上記種類の
カテーテルを考慮しており、その流出開口部は、鼓膜を
通って送り込むことができ、そのアンカー要素は、鼓膜
に直接それ自体を固定できるように、設計されている。
【0023】この種のカテーテルは、驚くほどに簡単な
様式で作製でき、それは、内耳への薬剤の直接的な適用
を促進でき、また、内耳内での安全で耐久性のあるアン
カーを与えることができる。これに関して、このカテー
テルは、正円窓膜、卵円窓のアブミ骨の基部、または内
リンパ嚢の膜に貼付できるように設計でき、ここで、こ
の薬剤は、この膜の後方の隔室に供給できる。
【0024】本発明のカテーテルは、薬剤投薬システ
ム、特に、マイクロ投薬システム用のものと組み合わせ
ることができると認識されている。
【0025】本発明によるカテーテルが、正円窓膜、卵
円窓のアブミ骨の基部、内リンパ嚢の膜、または鼓室階
と蝸牛管の間の骨に固定すべきかどうかに依存して、後
部鼓膜切開術(穿孔した鼓膜から開始する)は、正円窓
および卵円窓へのアクセスとしてのこれらの膜へのアク
セス経路として、よく適合し、それにより、(耳道を経
由した)道横断アクセス経路もまた、本発明によるカテ
ーテルを位置づけるのに適当である。組み合わせたアク
セス経路は、適当な場合には、追加の利点を与え得る。
内リンパ嚢用のカテーテルは、(穿孔した鼓膜から開始
する)乳突削開術(mastoideoctomy)の
パラメータ内で固定でき、次いで、S字洞の領域で、嚢
を露出させる。これに関して、その上部および側部区画
の領域を対角線状に切開することが行われる。このカテ
ーテルは、このシステムのサイズに依存するが、この開
口部に送り込まれ、それ自体を固定する。
【0026】これらの要素の形状は、露出された蝸牛管
の充分な密封を促進する。このことに関して、この結合
組織膜は、追加の安全性を与える。各個の膜に吊したカ
テーテルの可撓性のために、聴覚性能の低下は予想され
ない。このカテーテルの取り外しは、損傷なしに実行で
き、そして管腔の閉鎖は、結合組織または類似物を用い
て達成できる。測定器具だけでなく、この適用用の追加
器具は、このカテーテルのサイズの選択、位置決めおよ
び固定を非常に簡単にする。このカテーテルには、広範
囲のセンサおよび電極を一体化することが可能である。
また、マイクロ投薬システムの取付を容易にするため
に、このカテーテルの先端を種々の接合要素と共に設計
することも可能である。
【0027】本発明によるカテーテルの他の利点は、そ
れが、治療が完了すると、いずれの問題もなく取り外す
ことができることにある。このカテーテルを除去する
と、対応する膜の後方に残る開口部は、まず、移植した
組織で覆って閉鎖でき、その結果、液体は、内耳から開
口部を通って流れることができない。続いて、傷跡組織
は、自然の過程として治癒し、そうするとすぐに、この
開口部は、完全に塞がる。この傷跡組織は、聴覚性能の
点で、患者に不利ではない。
【0028】本発明の有利な実施態様では、その一端
は、正円窓膜に固定するため(または基底膜に固定する
ため)にカテーテル管を横切ってそれを取り囲んで配置
されるディスクと共に設計され、そしてカニューレ点
は、流出開口部と共に設計され、これは、この膜を通っ
て送り込むことができ、ここで、このディスクは、その
縁部に少なくとも1つのアンカー要素を有し、これは、
正円窓(または基底膜)の骨境界に固定するように設計
されていることが認識される。これに関して、このカニ
ューレ点は、導電性ケーブルと組み合わせることがで
き、このディスクは、0.7mmと1.2mmの間の直
径を有し得、そしてこのカニューレ点は、金属材料から
製造される。
【0029】本発明による設計のこの種のカテーテル
は、驚くほどに簡単な様式で、正円窓およびその膜の解
剖学的構造を利用できる。次いで、このカニューレ点、
ディスクおよびアンカー支柱を備えたこの設計を用いる
と、カニューレ点の末端を用いて正円窓の膜を通して穿
孔する必要があるにすぎず、その後、このアンカー支柱
(単数または複数)は、正円窓の骨境界に留まるかまた
は留められる。これは、正円窓のこの骨境界が、既に、
張り出し(overhanging)縁部を有し、これ
が、これらのアンカー要素を位置づけるのによく適合し
ているからである。
【0030】本発明の他の実施態様では、この一端は、
球状伸長部を有し、その末端壁は、流出開口部を有し、
そして記憶を有する可撓性材料から製造した流出開口部
の回りに同心円状に配置された少なくとも2つのアンカ
ー支柱を有し、ここで、このアンカー支柱は、卵円窓で
のアブミ骨の骨底を通って送り込むことができ、それ自
体を骨底の内面に固定すると認識されている。この構成
のさらなる実施態様では、それは、この球状伸長部がク
リップを備えており、それ自体をアブミ骨底に固定する
ように、設計できる。他の構成は、取り外し可能管に包
まれたカテーテル、球状伸長部および支柱を有し、この
取り外し可能管は、この球状伸長部の外径に対応する内
径を有する。
【0031】本発明によるこの実施態様のカテーテル
は、卵円窓でのアブミ骨底への取付に非常に適当であ
る。ここでもまた、アブミ骨底へのこのカテーテルの取
付は、多分、簡単な様式で実施される。第一に、この卵
円窓のアブミ骨底にて、開口部が作製され、その後、そ
の球状伸長部を備えたカテーテルは、これらのアンカー
要素がアブミ骨底での開口部を通って送り込まれるよう
な様式で、卵円窓のアブミ骨底で固定される。
【0032】このアンカー支柱の材料の記憶特性のため
に、それらは、挿入後、それ自体、外方に曲がり、それ
によって、このカテーテルは固定される。これに関し
て、任意の追加の被覆管は、このアンカー支柱を軸方向
に伸長する目的に役立ち、このようにして、このアンカ
ー支柱を用いて、この球状伸長部を卵円窓のアブミ骨底
に固定し、このアンカー支柱は、このアブミ骨底の開口
部を通って送り込まれる。このアンカー支柱がアブミ骨
底を通って送り込まれて被覆管の剛性被膜(mantl
e)を残すとすぐに、アンカー支柱は、その材料のメモ
リー特性に従って曲がり、それ自体をアブミ骨底の内面
に固定する。引き続いて、この被覆管は、後方に引き出
して取り外すことができる。それを引くことにより、こ
のカテーテルを取り外すことも可能であり、ここで、メ
モリー特性を有する金属は、このアブミ骨底の引張り抵
抗力よりも低い曲げ抵抗力を有する。
【0033】本発明の第三の実施態様では、このカテー
テルの一端は、前方流出開口部付きの円錐体を備えてお
り、その最小直径は、カテーテル管の直径よりも大き
く、この円錐体は、その外部被膜で後方へ曲がった少な
くとも2つのフック様アンカー要素を備えており、この
円錐体の前方断面と共に、内リンパ嚢の膜を通って送り
込むことができ、それ自体を内リンパ嚢の膜の内面に固
定するように設計されていると認識される。
【0034】本発明によるこの種のカテーテルを内リン
パ嚢の膜を通って送り込んで、それを内リンパ嚢の膜に
固定することもまた、容易である。
【0035】本発明の実用的な実施態様に従って、この
カテーテルの接合要素は、炭素材料または酸化チタンセ
ラミックから製造される。このカテーテルの他の部分
は、シリコンから製造できる。これらの材料は、周囲の
組織に影響を与えることなく、人体への移植に特に適当
であることが証明されている。
【0036】追加の実施態様および利点は、発明の詳細
な説明、図面および特許請求の範囲で確認した好ましい
実施態様の例を考慮して、詳細に記述されている。
【0037】
【発明の実施の形態】ヒトの内耳の少なくとも1つの膜
を通って内耳の蝸牛の内リンパ嚢に薬剤を適用するため
のカテーテルであって、ここで、このカテーテルは、適
用する薬剤用の少なくとも1つの流出開口部およびアン
カー要素と共に設計されており、ここで、このカテーテ
ルの他端には、薬剤投薬システムが接続できる。本発明
によれば、このカテーテルは、この流出開口部が内耳の
膜を通って送り込むことができる点、およびアンカー要
素がこの膜にそれ自体を固定できるように設計されてい
る点で、それ自体、特徴づけられる。
【0038】第一に、一例として図6を用いて、ヒトの
内耳1の構造を説明する。それは、卵形嚢2、側方三半
規管の膨大部3、球形嚢4、蝸牛管5および内リンパ嚢
6を備える。内耳1は、特に、卵円窓8でのアブミ骨の
骨底7により、正円窓10の膜9により、そして内リン
パ嚢6の膜11により、境界を仕切られれている。内耳
への追加のアクセス経路は、耳管12により提供されて
いる。
【0039】生理学的な理由のために、特に、卵円窓8
のアブミ骨底7、正円窓10の膜9および内リンパ嚢6
の膜11は、内耳1に薬剤を適用するのに適当である。
もし、蝸牛移植手術と類似した手術を実施するつもりな
ら、図6では描写していない基底膜もまた、適当であ
る。
【0040】図1は、本発明による第一実施態様のカテ
ーテル20を描写している。このカテーテルは、カテー
テル管22を備えており、その一部だけが図1で描写さ
れている。一端24では、カテーテル20は、流出開口
部26を備えている。カテーテル管26を通って供給さ
れた薬剤が、カテーテル20を離れて内耳1へと排出で
きるのは、この流出開口部26を通ってである。
【0041】さらに、カテーテル20の末端24では、
カテーテル20を正円窓10の膜9に固定するために、
アンカー要素28が配置されている。
【0042】このアンカー要素28は、ディスク30を
包含し、これは、カテーテル管22を取り囲みそれを横
切って配置されており、そして膜9と接触している。こ
のディスク30は、その縁部にある2つのアンカー支柱
34;36と共に設計されており、これらは、それ自体
を正円窓10の張り出し骨境界37に固定する。
【0043】流出開口部26の一端24は、カニューレ
点38と共に設計されている。このカニューレ点38
は、金属材料(例えば、V4A鋼またはチタン)から製
造でき、ここで、カニューレ点38は、図1で示すよう
に、導電性ケーブル40と接続できる。このケーブル4
0は、内耳1に、電気的に誘発した刺激を加えるため
に、または内耳からの電気応答を回収するために、使用
できる。
【0044】ディスク30は、シリコンから製造でき、
そして0.2mm厚で、0.7;1.2;1.7mmの
直径を有し得る。カニューレ点38は、0.3mmの直
径および0.5mmの長さを有し得る。カテーテル管2
2は、0.3mmの内径、0.7mmの外径およびおよ
そ200mmまでの長さを有し得、ここで、このカテー
テル管は、さらに記述する投薬システムに接続できる。
ディスク30の縁部32にあるアンカー支柱34、36
は、0.7mmと1.0mmの間の長さであり得る。
【0045】図1で描写したカテーテル20は、蝸牛切
開部(cochleostomy)、すなわち、内耳に
人工的に形成した開口部に取り付けることができる。こ
こで、螺旋器官/蝸牛の骨は、ドリルを用いて取り除か
れ、そして内部骨膜−いわゆる鼓室階は、充分に大きな
表面にわたって、約2×2mmの大きさで露出される。
鼓膜は、結合組織膜であり、これは、最内層として、外
リンパを取り囲んでいる。露出後、正円窓10の膜9と
同様に、それは穿刺でき、アンカー要素34;36を備
えたディスク30は、取り囲む骨境界で固定できる。デ
ィスク30はまた、カニューレ点38が内耳1をあまり
に深く貫通するのを防止するが、そうすることで、挿入
の最大深さを保証する。同時に、ディスク30は、内耳
1の側での密封要素として作用する。貫通の最大保証深
さは、この基底膜または他の蝸牛内構造に対する損傷を
防止する。挿入の最小深さを考慮すると、異物反応およ
び/または直接的機械的損傷の発生が回避できるか、ま
たは少なくとも相当に低減できる。
【0046】図2〜4では、本発明による第二実施態様
例のカテーテル50が描写されている。このカテーテル
50は、球状伸長部52を有し、これは、カテーテル5
0の末端54に配置されている。カテーテル50はま
た、カテーテル管56を有し、同様に、その一部だけ
が、図2〜4で示されている。
【0047】1つの流出開口部58は、球状伸長部52
の1末端表面56で中心に配置されており、それを通っ
て、カテーテル50に適用された薬剤が排出できる。い
くつかのアンカー要素60は、記憶材料から製造したア
ンカー支柱62の形状で、球状伸長部56の流出開口部
58の回りに、同心状に配置されている。これらは、図
4で描写しているように、伸長した後、その最初の位置
へと跳ね返されるように、設計されている。
【0048】カテーテル50が、図2で示すように、卵
円窓8のアブミ骨底7の適当な位置に固定できるために
は、まず、アブミ骨底7が穿刺され、次いで、アンカー
支柱62が、アブミ骨底7のこの開口部を通って送り込
まれ、その後、これらが、それ自体をアブミ骨底7の内
側に固定する。カテーテル50の前端54の挿入を容易
にするためには、被覆管(取り外し可能管)64が使用
でき、これは、図3および4で示されている。図3で示
したその位置では、被覆管64は、球状伸長部52およ
びアンカー支柱62を覆い、その結果、これらは、軸方
向に前方に伸長できる。もし、カテーテル50が、この
ようにして、アブミ骨底7の開口部に配置されるなら、
次にカテーテル50は、内耳に向かって前方に押すこと
ができる。アンカー支柱62がアブミ骨底7の開口部を
通過して被覆管64により影響される領域から離れて現
れるとすぐに、それらは、その記憶のために跳ね返さ
れ、そしてそれ自体をアブミ骨底7の内側に固定する。
その後、被覆管64は、それを後方へ引くことにより、
取り出すことができる。
【0049】球状伸長部52は、シリコンまたは関連材
料から製造でき、そして1mmの直径および0.6mm
の厚さを有する。球状伸長部52の内部管腔は、カテー
テル管52の内部管腔と対応でき、すなわち、およそ
0.4mmである。
【0050】図1のカテーテル20と同様に、カテーテ
ル50は、ケーブル66を備えることができ、これは、
球状伸長部52の末端表面56において一端で直ちに終
わっており、または金属材料から製造されているなら、
アンカー要素62と接続できる。
【0051】図2で描写した実施態様例のカテーテル5
0では、球状伸長部52は、クリップ68を備えてお
り、これは、例えば、白金から製造でき、その末端70
を用いて、それ自体をアブミ骨14の基部の突起(cr
ura)の1つに対して固定する。
【0052】本発明による第三の実施態様例のカテーテ
ル80は、図5で概略的に描写されている。このカテー
テル80は、内リンパ嚢6の膜11を通って、内リンパ
嚢6へと送り込む目的に役立つ。カテーテル80は、カ
テーテル管82を有し、その一部だけが、流出開口部8
6を備えた末端84と同様に、図5で描写されている。
カテーテル80はまた、アンカー要素88を備えてい
る。図5によるカテーテル80は、円錐体90としての
末端84と共に設計されており、これは、カテーテル管
82の直径よりも大きい最小直径を有する。アンカー要
素88として作用するフック様アンカー支柱94は、被
膜表面(サブセクション)92に取り付けられている。
これらのフックは、その末端と共に、膜11の内面に向
かって曲げられ、その結果、膜11の開口部への挿入
後、円錐体90は、フック様アンカー要素94と共に、
膜11の開口部を通って、少なくとも一部の経路で押す
ことができ、その結果、円錐体90は、フック様アンカ
ー要素94により、膜11の開口部から滑り出ることが
防止できる。アンカー要素94は、円錐体90のような
シリコンから製造できる。図示した実施態様例では、そ
れらは、0.3mmの長さおよび0.1mmの直径を有
する。
【0053】図7は、鼓膜18と共に、ヒトの耳16を
概略的に描写しており、これには、図2〜4で示したカ
テーテル50が取り付けられている。カテーテル管52
は、マイクロ投薬システム(薬剤投薬システム)96に
接続されており、これは、耳16の骨(bony)組織
17に移植できる。カテーテル管52は、中耳を通る。
カテーテル50は、図2〜4で示すように、卵円窓8に
接続されている。
【0054】マイクロ投薬システム96は、薬剤レザ
バ、マイクロポンプおよびIC制御器を有するが、その
いずれも描写していない。これは、カテーテル管52を
介して、内耳1へと、プログラム化した量の薬剤を放出
する。マイクロ投薬システム96はまた、身体の外側被
膜で現れる管98を有し、そこを通る薬剤は、マイクロ
投薬システム96へと供給できる。しかしながら、注射
器を経由して、薬剤をマイクロ投薬システム96へと経
皮的に供給することもまた、可能である。
【0055】
【発明の効果】先に述べた種類のカテーテルを設計する
ことにより、その結果、内耳への薬剤の直接適用を促進
し、これはまた、内耳での安全で確実なアンカーを与
え、それにより、このカテーテル自体は、患者の聴覚能
力に悪影響を与えず、一旦、治療が完了すると、何ら問
題なく取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面からの詳細な本発明による第一実施態様の
カテーテルを示す図である。
【図2】本発明による第二実施態様のカテーテルの斜視
図である。
【図3】図2で示したカテーテルの側面からの詳細図で
ある。
【図4】図2で示したカテーテルの側面からの詳細図で
ある。
【図5】本発明による第三実施態様のカテーテルの概略
図である。
【図6】ヒトの内耳の解剖学的特徴の拡大斜視図であ
る。
【図7】ヒトの耳の適当な位置にて、図2〜4で示した
カテーテルと併用するマイクロ投薬システムの概略図で
ある。
【符号の説明】
1 内耳 6 内リンパ嚢 7、9、11 膜 8 卵円窓 10 正円窓 14 アブミ骨底 20、50、80 カテーテル 22 カテーテル管 24、54 一端 26、58 流出開口部 28、60、88、94 アンカー要素 30 ディスク 32 縁部 34、36、62 アンカー支柱 37 骨境界 38 カニューレ点 40 導電性ケーブル 52 球状伸長部 64 取り外し可能管 68 クリップ 86 流出開口部 90 円錘体 92 円錘体のサブセクション 96 薬剤投薬システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ ヘールマン ドイツ国 デー−30559 ハノーバー, クライナー ヒレン 7

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトの内耳の少なくとも1つの膜(7;
    9;11)を通って該内耳の内リンパ嚢に薬剤を適用す
    るためのカテーテルであって、ここで、該カテーテル
    (20;50;80)は、適用する薬剤用の少なくとも
    1つの流出開口部(26;58;86)およびアンカー
    要素(28;60;88)と共に設計されており、ここ
    で、該カテーテル(20;50;80)の他端には、薬
    剤投薬システム(96)が接続でき、ここで、該流出開
    口部(26;58;86)には、該内耳(1)の該膜
    (7;9;11)を通って送り込むことができ、そして
    該アンカー要素(28;60;88)は、該膜(7;
    9;11)に、直接それ自体を固定できるように設計さ
    れていることに特徴がある。
  2. 【請求項2】 一端(24)が、前記内耳(1)の正円
    窓(10)のカバー(9)として供される前記膜(9)
    に固定するためにカテーテル管(22)を取り囲みそれ
    を横切って配置されるディスク(30)と共に設計さ
    れ、そしてカニューレ点(38)が、前記流出開口部
    (26)と共に設計され、該流出開口部(26)が、該
    膜(9)を通って送り込むことができ、該ディスク(3
    0)が、その縁部(32)上に少なくとも1つのアンカ
    ー支柱(34;36)を有し、該アンカー支柱(34;
    36)が、該正円窓(10)の骨境界(37)に固定す
    るように設計されている、請求項1に記載のカテーテ
    ル。
  3. 【請求項3】 一端(24)が、前記内耳(1)の前記
    膜(9)として供される基底膜に固定するためにカテー
    テル管(22)を取り囲みそれを横切って配置されるデ
    ィスク(30)と共に設計され、そしてカニューレ点
    (38)が、前記流出開口部(26)と共に設計され、
    該流出開口部(26)が、鼓室階を通って送り込むこと
    ができ、該ディスク(30)が、その縁部(32)上に
    少なくとも1つのアンカー支柱(34;36)を有し、
    該アンカー支柱(34;36)が、該鼓室階の骨境界に
    固定するように設計されている、請求項1に記載のカテ
    ーテル。
  4. 【請求項4】 前記カニューレ点(38)が、導電性ケ
    ーブル(40)に接続されている、請求項2または3に
    記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】 前記ディスク(30)が、0.7mm〜
    1.2mmの直径を有する、請求項2〜4の1項に記載
    のカテーテル。
  6. 【請求項6】 前記カニューレ点(38)が、金属材料
    から製造されている、請求項2〜5の1項に記載のカテ
    ーテル。
  7. 【請求項7】 一端(54)が、球状伸長部(52)を
    有し、その末端面(56)が、前記流出開口部(58)
    を有し、そして記憶を有する可撓性材料で製造した該流
    出開口部(58)を包含する少なくとも2つの同心円状
    アンカー支柱(62)と共に設計されており、該アンカ
    ー支柱(62)が、卵円窓(8)の前記膜(7)として
    供されるアブミ骨(7)の骨底を通って送り込むことが
    でき、それ自体を接合部(7)の内面に固定する、請求
    項1に記載のカテーテル。
  8. 【請求項8】 前記球状伸長部(52)が、クリップ
    (68)を備えており、該クリップ(68)が、それ自
    体をアブミ骨底(14)に固定する、請求項7に記載の
    カテーテル。
  9. 【請求項9】 前記球状伸長部(52)および前記アン
    カー支柱(62)が、取り外し可能管(64)に包まれ
    ており、該取り外し可能管(64)が、該球状伸長部
    (52)の外径に対応する内径を有する、請求項7また
    は8に記載のカテーテル。
  10. 【請求項10】 前記カテーテル(80)の一端が、前
    記前方流出開口部(86)付きの円錐体(90)を備え
    ており、その最小直径が、カテーテル管(82)の直径
    よりも大きく、該円錐体(90)が、その外部被膜(6
    2)で後方へ曲がった少なくとも2つのフック様アンカ
    ー要素(94)を備えており、該アンカー要素(94)
    が、該円錐体のサブセクション(92)と共に、前記内
    リンパ嚢(6)の(11)を包含する前記膜(11)を
    通って送り込むことができ、それ自体を該内リンパ嚢
    (6)の該膜(11)の内面に固定するように設計され
    ている、請求項1に記載のカテーテル。
  11. 【請求項11】 前記カテーテル(20;50;80)
    が、炭素材料から製造される、請求項1〜10の1項に
    記載のカテーテル。
  12. 【請求項12】 前記カテーテル(20;50;80)
    が、二酸化チタンセラミックから製造される、請求項1
    〜10の1項に記載のカテーテル。
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