JP2000152599A - パルスモータ - Google Patents

パルスモータ

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JP2000152599A JP32569398A JP32569398A JP2000152599A JP 2000152599 A JP2000152599 A JP 2000152599A JP 32569398 A JP32569398 A JP 32569398A JP 32569398 A JP32569398 A JP 32569398A JP 2000152599 A JP2000152599 A JP 2000152599A
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Yosuke Muraguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次側スライダを等価ピッチスキュー構成と
し、何れの方向へステップ歩進しても位相ずれがなく、
推力波形が歪まないパルスモータを提供する。 【解決手段】 スケール11上をステップ歩進するスライ
ダ13は、正方向等価ピッチスキュー13Pと負方向等価ピ
ッチスキュー13Nとが直列に接続されている。正方向等
価ピッチスキュー13Pは、スケール11の歯部11aのピッチ
τの間隔に対して(τ+ΔX)の間隔で2個の極歯13aを
各磁極(U相磁極13U等)に配列する。一方、負方向等
価ピッチスキュー部13Nは、スケール11の歯部11aのピッ
チτの間隔に対して(τ−ΔX)の間隔で2個の極歯13a
を各磁極(U'相磁極13U'等)に配列する。これによっ
て、正方向等価ピッチスキュー部13Pの歩進方向による
位相ずれと、負方向等価ピッチスキュー部13Nの歩進方
向による位相ずれが相殺されて、位相ずれはなくなり、
且つ推力波形の歪みもなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、産業用ロ
ボットなどのように比較的大きな推力が要求されるFA
(ファクトリーオートメーション)機器に用いて好適な
パルスモータに係り、特に、推力波形の歪みの少ないパ
ルスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パルスモータはパルス信
号に基づいて歩進動作を行わせるものである。例えば、
図6に示すリニアパルスモータは、磁束発生部である1
次側のスライダ3に供給されるパルス信号によって、ス
ライダ3または2次側のスケール1をステップ状に歩進
動作させる。この図は、三相リニアパルスモータの概略
構成図であり、長尺板状の磁性体によって構成された2
次側のスケール1の上面には、1次側のスライダ3が、
ローラ等からなる支持機構(図示せず)によってスケー
ル1の長手方向へ移動自在に支持された状態で載置され
ている。
【0003】この例では、スケール1は固定された状態
になっており、その上面には、長手方向に沿ってピッチ
Pの間隔で歯部1a、1a・・・が形成されている。一
方、スライダ3はE字状に形成されており、U相磁極3
U、V相磁極3V及びW相磁極3Wにより構成され、ス
ケール1の歯部1aとの間に一定の空隙をもって対向配
置されている。
【0004】また、U相磁極3U、V相磁極3V及びW
相磁極3Wのそれぞれの端面には、スケール1の長手方
向に沿って、一定間隔P/2ピッチで極歯3aと凹溝が
交互に形成されており、それぞれの凹溝には、隣り合う
もの同志の極性が互いに逆極性となるように、永久磁石
7が挿入配置されている。また、U相磁極3Uに対して
V相磁極3V及びW相磁極3Wは、それぞれ、相対位置
関係がP/3ピッチずつ変位するように構成されてい
る。このように構成されたU相磁極3U、V相磁極3V
及びW相磁極3Wには、それぞれ、この順にU相コイル
5U、V相コイル及5V及びW相コイル5Wが卷回され
ている。
【0005】このように構成されたリニアパルスモータ
において、U相コイル5U、V相コイル5V及びW相コ
イル5Wに電気角2π/3ラジアンずつの位相角をずらし
て電圧を印加する。そして、U相コイル5Uに最大電圧
が印加されたとき、U相磁極3Uの極歯3aとスケール
1の歯部1aとの間に最大推力が働いて、その位置で安
定して停止する。さらに、V相コイル5Vに最大電圧が
印加されると、V相磁極3Vの極歯3aとスケール1の
歯部1aとの間に最大推力が働きその位置にステップし
て安定して停止する。このようにしてスライダ3はP/
6ピッチずつ歩進する。
【0006】ところが、このようにステップ歩進するリ
ニアパルスモータは、一般にその推力波形に歪みをもっ
ている。このような推力波形の歪みは、リニアパルスモ
ータにおいてはゴギング推力となり、回転パルスモータ
においてはゴギングトルクとなり、マイクロステップ駆
動やサーボ駆動を行う場合に、速度変動や回転変動の原
因となる。
【0007】このため推力波形を正弦波に近付けて歪み
を減らす方法として、例えば、一次側の極歯3aを積層
方向に斜めにずらしたり、二次側の歯部1aを積層方向
に斜めにずらす、いわゆる斜めスキューや、一次側の極
歯3aのピッチを2次側の歯部3aに対する正規のピッ
チからずらす、いわゆる等価ピッチスキューが用いられ
ている。
【0008】図7はスライダ3の極歯3aを斜めスキュ
ーした一次側スキューの構成図であり、(a)はスライ
ダ3の上面図、(b)は側面図である。一次側スキュー
では、U相磁極3U、V相磁極3V及びW相磁極3Wの
それぞれのピッチの凹溝を積層方向にΔXだけ斜めに削
って斜めの極歯3aを形成すると共に、凹溝に沿って斜
めに永久磁石が挿入されている。このような磁極の構成
によって推力波形の歪みを減らすことができる。
【0009】また、図8はスケール1の歯部1aを斜め
スキューした二次側スキューの構成図であり、(a)は
スケール1の上面図、(b)は側面図である。二次側ス
キューでは、歯部1aが積層方向にΔXだけ斜めにずら
して形成されている。このように2次側スケール1の歯
部1aを形成しても推力波形の歪みを減らすことができ
る。
【0010】さらに、図9はスライダ3を一次側等価ピ
ッチスキューした場合の構成図であり、(a)は極歯3
aのピッチを負方向にずらし負方向スキューした状態、
(b)は極歯3aのピッチを正方向にずらし正方向スキ
ューした状態を示す図である。また、図10はスライダ
3をスキューしない状態を示す図である。スキューしな
い状態では、図10に示すように、歯部1aのピッチτ
に対して極歯3a(または永久磁石7)はτ/2ピッチで
配置されている。すなわち、歯部1aの1ピッチτと極
歯3aの2ピッチが一致している。
【0011】一方、図9(a)のように、負方向にピッ
チをずらして等価ピッチスキューを行った場合は、歯部
1aの1ピッチτに対して、極歯3aの2ピッチ分をΔ
Xだけ狭めてある。すなわち、歯部1aの1ピッチτに
対して2つの極歯3a間のピッチを(τ−ΔX)とす
る。そして、極歯3aのピッチ配列はU相磁極3U、V
相磁極3V及びW相磁極3Wにおいてこのピッチ間隔を
一定に保っている。また、図9(b)のように、正方向
にピッチをずらして等価ピッチスキューを行った場合
は、歯部1aの1ピッチτに対して、極歯3aの2ピッ
チ分をΔXだけ広くする。すなわち、歯部1aの1ピッ
チτに対して2つの極歯3a間のピッチを(τ+ΔX)
とする。そして、極歯3aのピッチ配列はU相磁極3
U、V相磁極3V及びW相磁極3Wにおいてこのピッチ
間隔を一定に保っている。
【0012】ここで、推力波形の歪みは、通常、第3高
調波によるノイズ成分が基本波に重畳されて、その合成
波形を歪ませることによって起こる。第3高調波は、半
波長が電気角で60度であるので、60度位相をずらし
た別の第3高調波を重畳させれば、第3高調波が打ち消
され推力波形の歪みを無くすことができる。したがっ
て、前述のピッチのずらし分ΔXは電気角60度相当分
にすればよい。このようなスキューを行うことによっ
て、歪波を取り除いて推力波形を正弦波に近付ける技術
が従来より行われている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなスキューのうち斜めスキューの場合は、組立て時
に一定角度を保って積層するため、特に、2次側スケー
ル1のような長尺物の場合は、斜めに歯や溝の加工を施
すことは極めて困難である。また、1次側のスライダ3
を斜めにスキューすると、コイルや永久磁石の形状も異
形にしなければならない。特に、異形のボビンを用いて
コイルの巻線作業を行うことは極めて難しい。
【0014】また、一次側のスライダ3に永久磁石を備
えた構造のものにおいては、一般に、極歯のピッチを正
規のピッチからずらす等価ピッチスキューが行われる
が、この場合は各相を順次励磁した場合、ステップ歩進
の方向によって推力波形に位相ずれを生じる。すなわ
ち、正方向にU相、V相、W相と励磁してステップ歩進
した場合と、逆方向にU’相、V’相、W’相と励磁し
てステップ歩進した場合とで位相ずれが生じてしまい、
一定の周期で動作しないなどの不具合が起こる。
【0015】すなわち、図9(b)のように正方向にピ
ッチをずらして正方向スキューを行った場合は、スライ
ダ3の極歯3aの1ピッチがΔX/2だけ広くなっている
ので、正方向にステップ歩進した場合はその分だけ位相
が遅れるが、逆方向ステップ歩進した場合はその分だけ
位相が進む。すなわち、図11の正方向スキューしたと
きの各相推力波形の特性図で示すように、正方向にU
相、V相、W相とステップ歩進した場合のU相の推力波
形は、電気角180度で推力0を通過するが、逆方向に
U’相、V’相、W’相とステップ歩進した場合のU’
相の推力波形は、電気角は165度で推力0を通過して
いる。すなわち、逆方向ステップ歩進したときは、正方
向ステップ歩進したときより電気角15度位相が進んで
いる。この位相ずれの関係は、V相とV’相、W相と
W’相の位相ずれにおいても同様である。
【0016】また、図9(a)のように負方向スキュー
を行った場合は、スライダ3の極歯3aのピッチがΔX/
2だけ狭くなっているので、正方向ステップ歩進した場
合はその分だけ位相が進むが、逆方向ステップ歩進した
場合はその分だけ位相が遅れる。すなわち、図12の負
方向スキューの各相推力波形の特性図で示すように、正
方向にU相、V相、W相とステップ歩進した場合のU相
の推力波形は、電気角180度で推力0を通過している
が、逆方向にU’相、V’相、W’相とステップ歩進し
た場合のU’相の推力波形は、電気角は195度で推力
0を通過している。逆方向ステップ歩進したときは、正
方向ステップ歩進したときより電気角15度位相が遅れ
ている。この位相ずれの関係は、V相とV’相、W相と
W’相の位相ずれにおいても同様である。
【0017】このように、正方向スキューと負方向スキ
ューでは、正方向にU相、V相、W相とステップ歩進し
た場合と逆方向にU’相、V’相、W’相とステップ歩
進した場合とにおいて、互いに逆方向に同じ値だけ位相
ずれしてステップ歩進する。このため、FAのロボット
の位置ずれやプリンタのキャリッジの位置ずれとなって
表れ、精密な位置制御や印字精度などに不具合を生じる
などの問題がある。
【0018】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、1次側スライダに等価ピッチスキュ
ー構成しながら、何れの方向へステップしても位相ずれ
をおこさず、且つ推力波形に歪みのないパルスモータを
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパルスモータは、一次側磁極発生部の極歯
のピッチ間隔を、正規のピッチ間隔より長くした正方向
等価ピッチスキュースライダと、正規のピッチ間隔より
短くした負方向等価ピッチスキュースライダとを組み合
わせて、新たな一次側磁束発生部を構成したことを特徴
とする。これによって、推力波形の歪みが除去されると
共に、ステップ方向によって位相ずれが起こることもな
くなる。
【0020】すなわち、請求項1に係るパルスモータ
は、特定方向に沿って等間隔Pで歯部が形成された磁性
体材料からなる二次側スケールと、二次側スケールの歯
部が形成された方向へ移動自在に支持された一次側磁束
発生部とからなり、一次側磁束発生部は、二次側スケー
ルの歯部に対して一定の空隙を隔てて各々対向するN個
の磁極を有し、各々の磁極は、歯部が形成された方向に
沿って、所定寸法P/Nずつ変位させて配置された鉄心
と、各々の鉄心に卷回されたコイルとを備え、このコイ
ルに順次電圧を印加させることにより、各磁極と二次側
スケールの各歯部との間に順次磁束を発生させ、一次側
磁束発生部を二次側スケールに対して相対移動させるパ
ルスモータにおいて、一次側磁束発生部のN個の磁極の
各々は、二次側スケールと対向する各端面に、歯部が形
成された方向に沿って極歯と溝部が交互に形成され、各
溝部には、隣り合うもの同志の極性が互いに逆方向とな
るように永久磁石がそれぞれ挿入配置され、一次側磁束
発生部は、N個の磁極の各々の極歯と溝部が、一定間隔
P/2より所定の変位寸法ΔXだけ長い間隔で交互に配
置された正方向等価ピッチスキュースライダと、N個の
磁極の各々の極歯と溝部が、一定間隔P/2より所定の
変位寸法ΔXだけ短い間隔で交互に配置された負方向等
価ピッチスキュースライダとによって構成されているこ
とを特徴とする。
【0021】請求項2に係るパルスモータは、請求項1
記載のパルスモータにおいて、正方向等価ピッチスキュ
ースライダと負方向等価ピッチスキュースライダは、二
次側スケールの歯部が形成された方向に沿って直列接続
して構成され、正方向等価ピッチスキュースライダの第
1の磁極と負方向等価ピッチスキュースライダの第1の
磁極はP/Nピッチ隔てて変位ゼロの位置に配置され、
正方向等価ピッチスキュースライダの各々の磁極を励磁
するコイルと負方向等価ピッチスキュースライダの各々
の磁極を励磁するコイルは、それぞれ同一順位に配置さ
れたもの同志は同相の電圧が印加されることを特徴とす
る。
【0022】請求項3に係るパルスモータは、請求項1
記載のパルスモータにおいて、正方向等価ピッチスキュ
ースライダと負方向等価ピッチスキュースライダは、そ
れぞれ対応する磁極同志を厚さ方向に重ねて並列接続し
て構成され、重ね合わされた磁極は同一位相のコイルが
共通に卷回されていることを特徴とする。また、請求項
4に係るパルスモータは、請求項3記載のパルスモータ
において、正方向等価ピッチスキュースライダまたは負
方向等価ピッチスキュースライダの何れかは2分割さ
れ、2分割されたスライダを分割されないスライダの両
側から重ね合わせたことを特徴とする。
【0023】請求項5に係るパルスモータは、請求項1
〜請求項4の何れか1項記載のパルスモータにおいて、
所定の変位寸法ΔXは、各極歯が各歯部に作用する推力
波形の第3高調波を打ち消す変位寸法であることを特徴
とする。また、請求項6に係るパルスモータは、請求項
5記載のパルスモータにおいて、変位寸法ΔXは推力波
形を電気角度60度位相ずれさせる変位寸法であること
を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本発明のパルスモータは、
1次側スライダの各極歯のピッチを、正規のピッチに対
して、長めにピッチをずらしたものと、短めにピッチを
ずらしたものとを組み合わせたことを特徴とする。すな
わち、正方向等価ピッチスキューに構成したスライダと
負方向等価ピッチスキューに構成したスライダとを組み
合わせたことを特徴とする。これによって、スキューを
設けたことによって第3次高調波を打ち消して推力波形
を正弦波にすると共に、正方向スキューと負方向スキュ
ーによって位相ずれも打ち消すことができる。
【0025】本発明の実施の形態のパルスモータの説明
に当たっては、上述の、図9のスライダ3を一次側等価
ピッチスキューした場合の構成図と、図11、図12の
スキューした場合の推力波形図を用いながら、本発明の
適用図面を用いて説明する。
【0026】先ず、第1の実施の形態について説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態の三相リニアパ
ルスモータにおけるスライダとスケールの構成図であ
る。また、図2はこの実施の形態のスライダを用いたと
きの推力波形特性図である。図1において、スケール1
1の上面にはピッチτの間隔で歯部11aが形成され、
その上部には、空隙を有して、移動自在にスライダ13
が載置されている。スライダ13は、正方向等価ピッチ
スキュー部13Pと負方向等価ピッチスキュー部13N
が直列に接続構成されている。
【0027】正方向等価ピッチスキュー部13Pは、互
いにτ/3ピッチずつ変位させて、U相磁極13U、V
相磁極13V及びW相磁極13Wを備え、負方向等価ピ
ッチスキュー部13Nも同様に、互いにτ/3ピッチず
つ変位させて、U’相磁極13U’、V’相磁極13
V’及びW’相磁極13W’を備えている。また、それ
ぞれの磁極には、多数の極歯13aと永久磁石17が交
互に配置されている。尚、永久磁石17は隣り同志のも
のが反対の極性になるように配置されている。
【0028】さらに、正方向等価ピッチスキュー部13
Pは、図9(b)で説明したように、スケール11の上
面に形成された歯部11aのピッチτに対して、極歯1
3aの2ピッチ分をΔXだけ広くしてある。すなわち、
歯部11aの1ピッチτに対して2つの極歯13a間の
ピッチを(τ+ΔX)にしてある。そして、極歯13a
のピッチ配列は、スライダ13に設けられたU相磁極1
3U、V相磁極13V及びW相磁極13Wにおいて、こ
のピッチ間隔は一定に保たれている。
【0029】また、負方向等価ピッチスキュー部13N
は、図9(a)で説明したように、スケール11の上面
に形成された歯部11aのピッチτに対して、極歯13
aの2ピッチ分をΔXだけ狭くしてある。すなわち、歯
部11aの1ピッチτに対して2つの極歯13a間のピ
ッチを(τ−ΔX)としてある。そして、極歯13aの
ピッチ配列は、スライダ13に設けられたU’相磁極1
3U’、V’相磁極13V’及びW’相磁極13W’に
おいて、このピッチ間隔を一定に保っている。
【0030】さらに、U相磁極13Uに対してV相磁極
13V及びW相磁極13Wはそれぞれτ/3ピッチずつ変
位して配置されている。また、U相磁極13Uの次に配
置されるU’相磁極13U’は、τ/3ピッチずれた位置
で変位がゼロになるように配置されている。そして、
U’相磁極13U’に対して、V’相磁極13V’及び
W’相磁極13W’はそれぞれτ/3ピッチずつ変位して
配置されている。
【0031】また、U相磁極13U、V相磁極13V及
びW相磁極13Wにはそれぞれコイル(図示せず)が卷
回され、それぞれのコイルは、電気角2π/3ずつ位相が
ずれて電圧が印加されるようになっている。さらに、
U’相磁極13U’、V’相磁極13V’及びW’相磁
極13W’にもそれぞれコイル(図示せず)が卷回さ
れ、それぞれのコイルに、電気角2π/3ずつ位相がずれ
て電圧が印加されるようになっている。尚、U相磁極1
3UのコイルとU’相磁極13U’のコイルには同相の
電圧が印加されるようになっている。同様に、V相磁極
13VとV’相磁極13V’のそれぞれのコイル、及び
W相磁極13WとW’相磁極13W’のそれぞれのコイ
ルも同相の電圧が印加されるようになっている。
【0032】このように構成された第1の実施の形態の
リニアパルスモータの動作について説明する。図2はこ
の実施の形態のリニアパルスモータの推力波形である。
すなわち、図1のスライダ13の図示しない各励磁コイ
ルに所定の順序で電圧を印加すると、正方向等価ピッチ
スキュー部13Pによって、図11に示す正方向スキュ
ーの推力波形が各相に働き、負方向等価ピッチスキュー
部13Nによって、図12に示す負方向スキューの推力
波形が各相に働く。前述のように、正方向スキューと負
方向スキューでは、正方向ステップ歩進と逆方向ステッ
プ歩進において、互いに位相のずれの方向が反対とな
り、且つ位相ずれの角度の絶対値は同じとなる。
【0033】したがって、図1に示すスライダ13に働
く推力は、図11の正方向スキューの推力と図12の負
方向スキューの推力が合成され、図2に示すような合成
推力波形となる。すなわち、互いの位相ずれは相殺され
合成推力は位相ずれがゼロとなる。図2の波形から明ら
かなように、例えば、U相が推力0を通過する電気角と
U’相が推力0を通過する電気角は、何れも180度で
ある。
【0034】同様に、V相とV’相、W相とW’相にお
いても位相ずれは生じていない。このようにして、正方
向ステップ歩進と負方向ステップ歩進において、位相ず
れの生じないリニアパルスモータを実現することができ
る。尚、図2において、各推力最大値の大きさが2とな
っているのは、図11に示す正方向スキューの推力(最
大値1)と図12に示す負方向スキューの推力(最大値
1)とを加算したためである。
【0035】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は、本発明の第2の実施の形態のスライダの構
成図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
尚、この実施の形態で第1の実施の形態と重複する部分
は説明を省略する。スライダ23は、正方向等価ピッチ
スキューを構成した正方向スキュースライダ23ー1
と、負方向等価ピッチスキューを構成した負方向スキュ
ースライダ33ー1とを幅方向に重ね合わせてある。
【0036】すなわち、図3(a)のように、正方向に
極歯23aのピッチをずらした(したがって、τ+ΔX
ピッチの)U相、V相及びW相が構成された正方向スキ
ュースライダ23ー1と、負方向に極歯23aのピッチ
をずらした(したがって、τ−ΔXピッチの)U相、V
相及びW相が構成されたスライダ23ー2を用意する。
そして、これらのスライダ23ー1とスライダ23ー
2を、図3(b)に示すように、幅方向に重ね合わせ
て、それぞれ、重ね合わされたU相磁極、V相磁極及び
W相磁極毎に該当する相のコイル25を巻く。
【0037】これによって、U相、V相及びW相に電気
角2π/3ずつ位相を隔てて励磁すると、正方向スキュー
スライダ23ー1によって、図11に示す正方向スキュ
ーの推力が働き、負方向スキュースライダ23ー2によ
って、図12に示す負方向スキューの推力が働く。この
結果、図2に示すように、合成推力は正方向ステップと
負方向ステップにおいて位相ずれを生じない。
【0038】図4はこの実施の形態のスライダの斜視図
である。同図に示すように、U相、V相、W相共に、例
えば、(5P+1/3P)のピッチの磁極を構成したス
ライダと(5P−1/3P)のピッチの磁極を構成した
スライダとを幅方向に重ね合わせる。これによって、正
方向スキュースライダと負方向スキュースライダが構成
される。このような一体構成のスライダによってステッ
プ歩進させれば、位相ずれもなくなり、推力波形の歪み
もなくなる。
【0039】次に本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第3の実施の形態のスライダの構成
図である。この実施の形態は、正方向スキュースライダ
(または負方向スキュースライダ)を2分割したもので
ある。すなわち、スライダ33は、負方向スキュースラ
イダ33ー2に対して、2分割した正方向スキュースラ
イダ33−1aと33ー1bを幅方向に重ね合わせて、
各相の磁極毎に所定のコイル35を巻く。この場合も、
合成推力は図2のようになり正方向ステップと負方向ス
テップとで位相ずれは生じない。
【0040】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。ここでは、正方向スキューしたスライダと
負方向スキューしたスライダを長手方向または幅方向に
重ね合わせて、推力の位相ずれを相殺したが、これ以外
の如何なる組み合わせ方でも、推力の位相ずれが打ち消
されるように、正方向スキュースライダと負方向スキュ
ースライダを組み合わせることができれば本発明の範囲
に入ることは云うまでもない。また、この実施の形態で
はリニアパルスモータについて説明したが、ロータリパ
ルスモータにおいても上述の構成が適用できることは勿
論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパルスモ
ータによれば、推力波形に歪みがなく、且つステップ方
向の違いによっても位相ずれが生じない。これによって
パルスモータのマイクロステップ駆動や、サーボモータ
のサーボ駆動において、速度変動や回転変動がなくなり
位置精度が改善される。したがって、例えば、産業用ロ
ボットなどにおいて、極めて位置精度の高い制御を行う
ことができる。また、プリンタの印字制御においても、
極めてきめ細かい印字を行うことができる。さらに、フ
ィードバック制御のサーボリニアモータにおいても誘起
電圧の位相ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のリニアパルスモ
ータにおけるスライダとスケールの構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態のスライダを用いたとき
の推力波形特性図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態のスライダの構成
図である。
【図4】 図3のスライダの斜視図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態のスライダの構成
図である。
【図6】 従来のリニアパルスモータにおけるスライダ
とスケールの構成図である。
【図7】 スライダ3の極歯3aを斜めスキューした一
次側スキューの構成図である。
【図8】 スケール1の歯部1aを斜めスキューした二
次側スキューの構成図である。
【図9】 スライダ3を一次側等価ピッチスキューした
場合の構成図である。
【図10】 スライダ3を一次側等価ピッチスキューし
ない場合の構成図である。
【図11】 正方向スキューしたときの各相推力波形の
特性図である。
【図12】 負方向スキューしたときの各相推力波形の
特性図である。
【符号の説明】
1、11 スケール 1a、11a 歯部 3、13、23、33 スライダ 3a 、13a、23a 極歯 3U 13U U相磁極 3V、13V V相磁極 3W、13W W相磁極 5U U相コイル 5V V相コイル 5W W相コイル 7、17 永久磁石 13P 正方向等価ピッチスキュー 13N 負方向等価ピッチスキュー 23ー1、33−1a、33ー1b 正方向スキュース
ライダ 33ー1、33ー2 負方向スキュースライダ 25、35 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村口 洋介 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 (72)発明者 成久 雅章 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 Fターム(参考) 5H641 BB09 GG03 GG04 GG08 HH03 HH10 HH15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定方向に沿って等間隔Pで歯部が形成さ
    れた磁性体材料からなる二次側スケールと、該二次側ス
    ケールの歯部が形成された方向へ移動自在に支持された
    一次側磁束発生部とからなり、 前記一次側磁束発生部は、前記二次側スケールの歯部に
    対して一定の空隙を隔てて各々対向するN個の磁極を有
    し、各々の前記磁極は、前記歯部が形成された方向に沿
    って、所定寸法P/Nずつ変位させて配置された鉄心
    と、各々の前記鉄心に卷回されたコイルとを備え、 前記コイルに順次電圧を印加させることにより、前記各
    磁極と前記二次側スケールの各歯部との間に順次磁束を
    発生させ、前記一次側磁束発生部を前記二次側スケール
    に対して相対移動させるパルスモータにおいて、 前記一次側磁束発生部のN個の磁極の各々は、前記二次
    側スケールと対向する各端面に、前記歯部が形成された
    方向に沿って極歯と溝部が交互に形成され、 前記各溝部には、隣り合うもの同志の極性が互いに逆方
    向となるように永久磁石がそれぞれ挿入配置され、 前記一次側磁束発生部は、 前記N個の磁極の各々の極歯と溝部が、一定間隔P/2
    より所定の変位寸法ΔXだけ長い間隔で交互に配置され
    た正方向等価ピッチスキュースライダと、 前記N個の磁極の各々の極歯と溝部が、一定間隔P/2
    より所定の変位寸法ΔXだけ短い間隔で交互に配置され
    た負方向等価ピッチスキュースライダと、 によって構成されていることを特徴とするパルスモー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記正方向等価ピッチスキュースライダ
    と前記負方向等価ピッチスキュースライダは、前記二次
    側スケールの歯部が形成された方向に沿って直列接続し
    て構成され、 前記正方向等価ピッチスキュースライダの第1の磁極と
    前記負方向等価ピッチスキュースライダの第1の磁極は
    P/Nピッチ隔てて変位ゼロの位置に配置され、 前記正方向等価ピッチスキュースライダの各々の磁極を
    励磁するコイルと前記負方向等価ピッチスキュースライ
    ダの各々の磁極を励磁するコイルは、それぞれ同一順位
    に配置されたもの同志は同相の電圧が印加されることを
    特徴とする請求項1記載のパルスモータ。
  3. 【請求項3】 前記正方向等価ピッチスキュースライダ
    と前記負方向等価ピッチスキュースライダは、それぞれ
    対応する磁極同志を厚さ方向に重ねて並列接続して構成
    され、 重ね合わされた磁極は同一位相のコイルが共通に卷回さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のパルスモー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記正方向等価ピッチスキュースライダ
    または前記負方向等価ピッチスキュースライダの何れか
    は2分割され、2分割されたスライダを分割されないス
    ライダの両側から重ね合わせたことを特徴とする請求項
    3記載のパルスモータ。
  5. 【請求項5】 前記所定の変位寸法ΔXは、前記各極歯
    が前記各歯部に作用する推力波形の第3高調波を打ち消
    す変位寸法であることを特徴とする請求項1〜請求項4
    の何れか1項記載のパルスモータ。
  6. 【請求項6】 前記変位寸法ΔXは前記推力波形を電気
    角度60度位相ずれさせる変位寸法であることを特徴と
    する請求項5記載のパルスモータ。
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