JP2906740B2 - リニアステップモータ - Google Patents

リニアステップモータ

Info

Publication number
JP2906740B2
JP2906740B2 JP12999191A JP12999191A JP2906740B2 JP 2906740 B2 JP2906740 B2 JP 2906740B2 JP 12999191 A JP12999191 A JP 12999191A JP 12999191 A JP12999191 A JP 12999191A JP 2906740 B2 JP2906740 B2 JP 2906740B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
teeth
stator
scale
pitch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12999191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH053660A (ja
Inventor
勝弘 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP12999191A priority Critical patent/JP2906740B2/ja
Publication of JPH053660A publication Critical patent/JPH053660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2906740B2 publication Critical patent/JP2906740B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアステップモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、リニアステップモータとし
て、図5に示すものが知られており、このものは、固定
子11と可動子12とで構成されている。
【0003】固定子11は、磁性材料により、一体物の長
尺状に形成され、その長手方向に一定のピッチP で櫛歯
状のスケール歯11a が多数個突出して設けられている。
【0004】可動子12は、互いに絶縁されたコ字状の薄
鋼板を複数枚積層させることにより、2個の突出片13a,
13b を有してコ字状に形成された鉄芯13と、その突出片
13a,13b のそれぞれに巻回された励磁コイル14とからな
っており、突出片13a,13b のそれぞれの先端には、スケ
ール歯11a と同一ピッチP でスケール歯11a に相対する
櫛歯状のスライダー歯12a が4個突出して設けられてい
る。
【0005】そして、可動子12は、励磁コイル14に所定
のタイミングで交番する電流を流して発生する磁束によ
り、スケール歯11a とスライダー歯12a との間に推力が
働いて、固定子11の長手方向に沿って進行するようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のリニア
ステップモータにあっては、可動子12に働く推力波形
が、高調波成分その中でも特に第3高調波を含んでいる
ために歪みを生じている。このため、マイクロステップ
駆動などを用いて精度よい位置決めをすることができな
い。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、第3高調波の発生を防止
した可動子の推力波形が得られるリニアステップモータ
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のリニアステップモータは、長手方向に
一定のピッチで櫛歯状のスケール歯が設けられた固定子
と、スケール歯と同一ピッチでスケール歯に相対する櫛
歯状のスライダー歯が設けられた鉄芯を有し固定子の長
手方向に進行する可動子と、を備えたリニアステップモ
ータにおいて、前記鉄芯が、進行方向にて前記ピッチの
1/6だけずらして分けられた2個の第1及び第2の鉄
芯部からなる構成としている。
【0009】
【作用】本発明のリニアステップモータによれば、可動
子の鉄芯が、進行方向にて1/6ピッチずれた2個の第
1及び第2の鉄芯部からなる構成としているから、第1
及び第2の鉄芯部のそれぞれに働く推力波形の第3高調
波は、正負が逆となって互いに打ち消しあうので、その
発生を防止することができる。
【0010】
【実施例】図1乃至図4に本発明の一実施例を示す。な
お、本実施例の説明に際して、まず本発明が適用される
リニアステップモータの基本構成を図2及び図3に基づ
いて説明する。
【0011】1 は固定子で、磁性材料により、一体物の
長尺状に形成され、その長手方向に一定のピッチPで櫛
歯状のスケール歯1aが多数個突出して設けられている。
そして、この固定子1 の2個が、所定の間隔でもって、
両スケール歯1aを対向させ、かつ相対するスケール歯1a
のピッチPにずれが発生しないよう平行に配設されてい
る。
【0012】2 は可動子で、互いに絶縁されたH字状の
薄鋼板を複数枚積層させることにより4個の突出片21a,
21b,21c,21d を有してH字状に形成された鉄芯21と、そ
の突出片21a,21b,21c,21d のそれぞれに巻回された励磁
コイル22とからなっており、突出片21a,21b,21c,21d の
それぞれの先端には、固定子1 のスケール歯1aと同一の
一定のピッチP でスケール歯1aに相対する櫛歯状のスラ
イダー歯2aが4個突出して設けられている。そして、固
定子1 のスケール歯1aと可動子2 のスライダー歯2aとの
相対するピッチのずれは、上記一定のピッチをPとし
て、突出片21aにおいて0とすると、突出片21b におい
て1/2P、突出片21cにおいて1/4P、突出片21d
において−1/4Pとなるよう設定され、上記のように
構成された可動子2 が2個、固定子1 の長手方向に列設
されている。
【0013】そして、2個の可動子2 は共に、図3に示
すように、突出片21a,21b,21c,21dのそれぞれに巻回し
た励磁コイル22の2個にのみ常時電流を交番して流して
磁束を発生させ、いわゆる2相モータ励磁を行うことに
より、スケール歯1aとスライダー歯2aとの間に推力が働
いて、固定子1 の長手方向に沿って推進するようになっ
ている。なお、図3において、A,B,C,Dはそれぞ
れ突出片21a,21b,21c,21d に対応している。
【0014】次に、本実施例の特徴とする可動子2 の鉄
芯21の構成について説明する。鉄芯21は、図1に示すよ
うに、H字状の薄鋼板を複数枚積層させた板厚の中央に
おいて可動子2 の進行方向つまりスライダー歯2aの突出
方向と直交する方向に1/6Pずらして第1の鉄芯部21
a と第2の鉄芯部21b との2個に分けられ、それぞれが
固着して形成されている。
【0015】上記の構成と可動子2 の推力波形との関係
を図4により説明する。図において、横軸が進行ストロ
ーク、縦軸が推力であり、各突出片21a,21b,21c,21d に
働く推力波形はいずれも同じ形状をなし、その一つを示
してある。いま、第1の鉄芯部21a と第2の鉄芯部21b
とが2個に分けられていない状態にあるとき、それぞれ
の波形は同じであり、それをA0 (一点鎖線) とする。そ
の状態から、矢示するように、第1の鉄芯部21a を進行
方向である右側に1/12PずらしてA1 (実線) とし、
た第2の鉄芯部21b を進行方向と逆方向である左側に1
/12PずらしてA2 (破線) とすると、A1とA2とは、1
/6Pずれており、これが上記したように、第1の鉄芯
部21a と第2の鉄芯部21b とを1/6Pずらした構成を
推力波形として表しているのである。
【0016】ところで、A1及びA2には、それぞれ第3高
調波B1及びB2を含んでおり、その内の斜線で示した中央
2つ波形は、正負が逆であるので、互いに打ち消しあっ
て除去され、その分第3高調波を低減することができる
ことになる。
【0017】なお、本実施例では、第3高調波B1及びB2
の両端2つ波形は除去されないが、これは2相モータ励
磁を行って2個の可動子2 が同じ推力波形で進行するよ
うにしているためであり、2個の可動子2の励磁タイミ
ングを変えて4相モータ構造にすれば、両端2つの第3
高調波も除去することもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明のリニアステップモータは、可動
子の鉄芯が、進行方向にて1/6ピッチずれた2個の第
1及び第2の鉄芯部からなる構成としているから、第1
及び第2の鉄芯部のそれぞれに働く推力波形の第3高調
波は、正負が逆となって互いに打ち消しあうので、その
発生を防止することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す部分斜視図であ
る。
【図2】同上の全体構造を示す正面図である。
【図3】同上の励磁電流の波形を示した図である。
【図4】同上の推力波形を示した図である。
【図5】従来例の全体構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1 固定子 1a スケール歯 2 可動子 2a スライダー歯 21 鉄心 21a 第1の鉄芯部 21b 第2の鉄芯部 P 一定のピッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に一定のピッチで櫛歯状のスケ
    ール歯が設けられた固定子と、スケール歯と同一ピッチ
    でスケール歯に相対する櫛歯状のスライダー歯が設けら
    れた鉄芯を有し固定子の長手方向に進行する可動子と、
    を備えたリニアステップモータにおいて、前記鉄芯が、
    進行方向にて前記ピッチの1/6だけずらして分けられ
    た2個の第1及び第2の鉄芯部からなることを特徴とす
    るリニアステップモータ。
JP12999191A 1991-05-31 1991-05-31 リニアステップモータ Expired - Fee Related JP2906740B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12999191A JP2906740B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 リニアステップモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12999191A JP2906740B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 リニアステップモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH053660A JPH053660A (ja) 1993-01-08
JP2906740B2 true JP2906740B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=15023452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12999191A Expired - Fee Related JP2906740B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 リニアステップモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2906740B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH053660A (ja) 1993-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3187034B2 (ja) ステッピングモータ
GB1604267A (en) Stepper motor
US5214323A (en) Linear motor with reduced cogging
US5629572A (en) Linear pulse motor
JP2005151753A (ja) リニアモータ
JP2906740B2 (ja) リニアステップモータ
JPH0974733A (ja) リニアモータ
JPS6030195B2 (ja) 直進電機
EP0635928A4 (en) METHOD FOR DRIVING A MULTIPHASE HYBRID TYPE STEPPING MOTOR.
JPS58119754A (ja) 電動機
JP3944766B2 (ja) 永久磁石形同期リニアモータ
JPS5827752B2 (ja) 直進電機
JP4352484B2 (ja) 三相パルスモータ
JPH0697831B2 (ja) スキュ−構造のリニアパルスモ−タ
JP2663533B2 (ja) パルスモータ
JP4352483B2 (ja) 三相パルスモータ
JPH053659A (ja) リニアステツプモータ
JPS62203549A (ja) 直線運動電動機
JPH0747987Y2 (ja) パルスモータ
JPS6395849A (ja) リニアパルスモ−タ
JPH0628502B2 (ja) リニアモ−タ
JP2531408B2 (ja) ステッピングモ−タ
JPH0681483B2 (ja) パルスモータ
EP0635929A4 (en) METHOD FOR DRIVING A MULTIPHASE HYBRID TYPE STEPPING MOTOR.
JP2001045736A (ja) リニアモータ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees