JP2000152123A - 多画面テレビ受像機及び音声出力回路 - Google Patents

多画面テレビ受像機及び音声出力回路

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JP2000152123A
JP2000152123A JP10325486A JP32548698A JP2000152123A JP 2000152123 A JP2000152123 A JP 2000152123A JP 10325486 A JP10325486 A JP 10325486A JP 32548698 A JP32548698 A JP 32548698A JP 2000152123 A JP2000152123 A JP 2000152123A
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audio
screen
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sound
television receiver
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JP10325486A
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Inventor
Daisuke Kobayashi
大祐 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】視聴者が視聴する位置での複数の音声の干渉を
軽減する。 【解決手段】本発明の2画面テレビ受像機1は、互いに
異なる複数の映像をそれぞれ複数の画面B,Aに同時に
出画することができる多画面テレビ受像機であって、前
記複数の画面B,Aのいずれか一つを正常視聴できる最
短距離において出力する音声が互いに干渉しないレベル
の指向性を有し、前記複数の映像にそれぞれ対応した複
数の音声信号p1(RB),p1(LB)及びp1(R
A),p1(LA)の出力をそれぞれ行う複数の高指向
性スピーカ35,36,37,38を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の画面を同時に
表示する多画面テレビ受像機とこのような多画面テレビ
受像機や2画面テレビ受像機に用いられる音声出力回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第1及び第2の画面を同時に映像
表示する2画面テレビ受像機では、第1及び第2の画面
にそれぞれ対応する第1及び第2の音声信号を切換えて
出力するようになっている。
【0003】このような従来の2画面テレビ受像機で
は、異なる2つの番組の映像表示することができるが、
ステレオ音声の場合とはちがって異なる番組の音声が干
渉すると聞き苦しくなるため、出力できる音声は第1及
び第2の画面にそれぞれ対応する第1及び第2の音声信
号の内1つの音声のみであり、第1及び第2の画面の両
方の音声を同時に出力しないようになっている。このた
め、映像と音声の両方を視聴できるのは、一方の画面に
表示された番組のみで、残りの画面に表示された番組は
映像のみしか視聴できず、2人の視聴者が別の番組を視
聴する場合不便だった。このことは、2画面よりも多く
の画面を表示できる多画面テレビ受像機でも同様であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の2画面
テレビ受像機及び多画面テレビ受像機では、異なる番組
の音声が干渉すると聞き苦しくなるため、出力できる音
声は複数の画面にそれぞれ対応する複数の音声信号の内
1つの音声のみであり、映像と音声の両方を視聴できる
のは、1つの画面に表示された番組のみで、残りの画面
に表示された番組は映像のみしか視聴できず、複数の視
聴者が別の番組を視聴する場合不便だった。
【0005】本発明は前記の問題点を除去し、視聴者が
視聴する位置での複数の音声の干渉を軽減することがで
きる音声出力回路の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多画面テレビ受
像機は、互いに異なる複数の映像をそれぞれ複数の画面
に同時に出画することができる多画面テレビ受像機であ
って、前記複数の画面のいずれか一つを正常視聴できる
最短距離において出力する音声が互いに干渉しないレベ
ルの指向性を有し、前記複数の映像にそれぞれ対応した
複数の音声信号の出力をそれぞれ行う複数の高指向性ス
ピーカを設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0008】図1は本発明に係る音声出力回路の実施の
形態を2画面テレビ受像機に適用した場合を示すブロッ
ク図である。
【0009】図1において、2画面テレビ受像機1は、
放送信号として無線周波数信号(RF信号)を用いてい
る。
【0010】2画面テレビ受像機1のアンテナ11に誘
起したRF信号a1は分配器12で画面B用と画面A用
のRF信号b1,c1に分配される。画面B用のRF信
号b1は、第1のチューナ13に供給され、画面A用の
RF信号c1は、第2のチューナ14に供給される。
【0011】第1のチューナ13は、図示しないチャン
ネル切換え信号に基づいて画面B用のRF信号b1の選
局を行うことにより、映像中間周波(PIF)信号d1
P及びFMの音声多重信号d1Sに変換し、画面B用中
間周波回路(以下画面B用IF回路と呼ぶ)15に供給
する。画面B用IF回路15は、供給されるPIF信号
d1Pに対して増幅及び検波を行い、画面B用の複合映
像信号f1Pに変換し、画面B用音声映像切換回路(以
下、画面B用AV切換回路)17に供給するとともに、
音声多重信号d1Sを画面B用音声処理回路19に導
く。画面B用音声処理回路19は、音声多重信号d1S
の制御信号がステレオを示す場合には、音声多重信号d
1Sを右及び左のステレオ音声信号,f1(RB),f
1(LB)に変換して画面B用AV切換回路17に供給
する。また、画面B用音声処理回路19は、音声多重信
号d1Sの制御信号が二音声放送を示す場合には、主音
声または副音声のモノラル音声信号f1(RB),f1
(LB)=f1(RB)に変換して画面B用AV切換回
路17に供給する。
【0012】VTR等の外部入力手段10は、画面B用
AV切換回路17及び画面A用AV切換回路18に複合
映像信号h1Pと右及び左の音声信号h1(R),h1
(L)を供給する。
【0013】画面B用AV切換回路17は、リモコンや
キャビネットの操作釦の操作入力に基づいて第1のチュ
ーナ13が選局した音声映像と外部入力10による音声
映像との一方を選択し、第1のチューナ13が選局した
音声映像を選択した場合には、画面B用IF回路15か
らの複合映像信号f1Pを複合映像信号i1Pとして画
面B用映像処理回路21に導くとともに画面B用音声処
理回路19からの音声信号f1(RB),f1(LB)
をそれぞれ右及び左の音声信号i1(RB),i1(L
B)として出力音声処理回路30に導く。また、画面B
用AV切換回路17は、外部入力10を選択した場合に
は、外部入力手段10からの複合映像信号h1Pを複合
映像信号i1Pとして画面B用映像処理回路21に導く
とともに外部入力手段10からの右及び左の音声信号h
1(R),h1(L)をそれぞれ右及び左の音声信号i
1(RB),i1(LB)として出力音声処理回路30
に導く。
【0014】一方、第2のチューナ14は、図示しない
チャンネル切換え信号に基づいて画面A用のRF信号c
1の選局を行うことにより、PIF信号e1P及びFM
の音声多重信号e1Sに変換し、画面A用IF回路16
に供給する。画面A用IF回路16は、供給されるPI
F信号e1Pに対して増幅及び検波を行い、画面A用の
複合映像信号g1Pに変換し、画面A用AV切換回路1
8に供給するとともに、音声多重信号e1Sを画面A用
音声処理回路20に導く。画面A用音声処理回路20
は、音声多重信号e1Sの制御信号がステレオを示す場
合には、音声多重信号e1Sを右及び左のステレオ音声
信号g1(RA),g1(LA)に変換して画面A用A
V切換回路18に供給する。また、画面A用音声処理回
路20は、音声多重信号e1Sの制御信号が二音声放送
を示す場合には、副音声または副音声のモノラル音声信
号g1(RA),g1(LA)=g1(RA)に変換し
て画面A用AV切換回路18に供給する。
【0015】画面A用AV切換回路18は、リモコンや
キャビネットの操作釦の操作入力に基づいて第2のチュ
ーナ14が選局した音声映像と外部入力10による音声
映像との一方を選択し、第2のチューナ14が選局した
音声映像を選択した場合には、画面A用IF回路16か
らの複合映像信号g1Pを複合映像信号j1Pとして画
面A用映像処理回路22に導くとともに画面A用音声処
理回路20からの音声信号g1(RA),g1(LA)
をそれぞれ右及び左の音声信号j1(RA),j1(L
A)として出力音声処理回路30に導く。画面A用AV
切換回路18は、外部入力10を選択した場合には、外
部入力手段10からの複合映像信号h1Pを複合映像信
号j1Pとして画面A用映像処理回路22に導くととも
に外部入力手段10からの右及び左の音声信号h1
(R),h1(L)をそれぞれ右及び左の音声信号j1
(RA),j1(LA)として出力音声処理回路30に
導く。
【0016】画面B用及び画面A用映像処理回路21,
22は、それぞれ供給さる複合映像信号i1P,j1P
を表示用の映像信号k1,m1に変換して二画面処理回
路23に供給する。
【0017】二画面処理回路23は、画面B用及び画面
A用映像処理回路21,22からの映像信号k1,m1
による画面B用及び画面Aの映像を右から左に並べて出
画する2画面状態に合成し、映像信号n1としてRGB
マトリクス回路24に供給する。RGBマトリクス回路
24は、映像信号n1をRGB信号に変換して、受像管
21に2つの映像を右から左に並べて2画面で映出す
る。
【0018】出力音声処理回路30は、画面B用AV切
換回路17からの右及び左の音声信号i1(RB),i
1(LB)と画面A用AV切換回路18からの右及び左
の音声信号j1(RA),j1(LA)とに対して、所
定の位置において画面B用と画面A用の音声の干渉が軽
減されるように、加算処理、位相反転、振幅調整及び遅
延調整の少なくとも一つの処理を行い画面B音声信号p
1(RB),p1(LB)及び画面A音声信号p1(R
A),p1(LA)として出力する。
【0019】出力音声処理回路30からの画面B音声信
号p1(RB),p1(LB)及び画面A音声信号p1
(RA),p1(LA)は、それぞれ増幅器31,3
2,33,34によって増幅され、それぞれ右及び左の
画面B用高指向性スピーカ35,36、右及び左の画面
A用高指向性スピーカ37,38により出力される。右
及び左の画面B用高指向性スピーカ35,36と、右及
び左の画面A用高指向性スピーカ37,38とは高い指
向性を有しており、左からスピーカ35,36,37,
38の順で所定の間隔を開けて並べられている。
【0020】このような構成により、本発明の2画面テ
レビ受像機1は、互いに異なる複数の映像をそれぞれ複
数の画面B,Aに同時に出画することができる多画面テ
レビ受像機であって、前記複数の画面B,Aのいずれか
一つを正常視聴できる最短距離において出力する音声が
互いに干渉しないレベルの指向性を有し、前記複数の映
像にそれぞれ対応した複数の音声信号p1(RB),p
1(LB)及びp1(RA),p1(LA)の出力をそ
れぞれ行う複数の高指向性スピーカ35,36,37,
38を設けている。
【0021】図2は図1の2画面テレビ受像機1の正面
図である。
【0022】図2において、2画面テレビ受像機1は、
下側に音声出力部2が設けられ、上側に受像管による画
面表示部3が設けられている。音声出力部2には、右及
び左の画面B用高指向性スピーカ35,36、右及び左
の画面A用高指向性スピーカ37,38が設けられてい
る。画面表示部3には画面Aと画面Bが左右に並べて表
示されている。この場合、画面Aの下側には画面A用高
指向性スピーカ37,38が配置し、画面Bの下側には
画面B用高指向性スピーカ35,36が配置している。
【0023】図3は図1の2画面テレビ受像機1と視聴
者の位置関係を示す説明図である。
【0024】図3において、視聴者4は、画面Aの正面
側の正常視聴できる最短距離に配置し、視聴者5は画面
Bの正面側の正常視聴できる最短距離に配置している。
【0025】この視聴者4,5が視聴する位置では、画
面A用高指向性スピーカ37,38と、画面B用高指向
性スピーカ35,36からの音声が干渉しないので、図
1の出力音声処理回路30が、入力する音声信号i1
(RB),i1(LB),音声信号j1(RA),j1
(LA)をそのまま音声信号p1(RB),p1(L
B),p1(RA),p1(LA)として出力した場合
にも、視聴者4,5はそれぞれ画面A,Bの番組に対応
した音声を隣りの画面の番組の音声が干渉することなく
正常に聴くことができる。
【0026】以上、説明したように図1の発明の実施の
形態によれば、視聴者が視聴する位置での複数の音声の
干渉を軽減することができるので、視聴者に画面に対応
した音声を確実に聴き取らせることができ、視聴者に好
ましい印象を与えることができる。
【0027】図4は図1の出力音声処理回路30の第1
の具体例を示す回路図である。
【0028】図4において、出力音声処理回路30は、
加算器41,42と、切換えスイッチSW1,SW2
と、を具備している。
【0029】出力音声処理回路30の第1乃至第4の入
力端子61,62,63,64には、それぞれ画面B用
AV切換回路17からの右及び左の音声信号i1(R
B),i1(LB)及び画面A用AV切換回路18から
の右及び左の音声信号j1(RA),j1(LA)が導
かれている。
【0030】入力端子61,62は、それぞれ切換えス
イッチSW1の入力端子P11,P13に接続されると
ともに、それぞれ加算器41の一方及び他方の入力端子
に接続される。加算器41の出力端子は切換えスイッチ
SW1の入力端子P12に接続される。入力端子63,
64は、それぞれ切換えスイッチSW2の入力端子P2
1,P23に接続されるとともに、それぞれ加算器42
の一方及び他方の入力端子に接続される。加算器42の
出力端子は切換えスイッチSW2の入力端子P22に接
続される。
【0031】切換えスイッチSW1は、リモコンやキャ
ビネットの操作釦の操作入力に基づいたマイクロコンピ
ュータの制御により、入力端子P11,P12の一方を
選択して第1のコモン端子C11に接続するとともに、
入力端子P12,P13の一方を選択して第2のコモン
端子C12に接続する。切換えスイッチSW2は、切換
えスイッチSW1と同様のマイクロコンピュータの制御
により、入力端子P21,P22の一方を選択して第1
のコモン端子C21に接続するとともに、入力端子P2
2,P23の一方を選択して第2のコモン端子C22に
接続する。
【0032】切換えスイッチSW1のコモン端子C1
1,C12は、それぞれ増幅器31,32を介して、そ
れぞれ右及び左の画面B用高指向性スピーカ35,36
の入力端子に接続される。切換えスイッチSW1のコモ
ン端子C21,C22は、それぞれ増幅器33,34を
介して、それぞれ右及び左の画面A用高指向性スピーカ
37,38の入力端子に接続される。
【0033】このような出力音声処理回路30の第1の
例による動作を図5及び図6を参照して説明する。
【0034】図5は出力音声処理回路30の第1の例に
より高指向性スピーカ35,36,37,38から出力
される音声の分布を式で示す説明図であり、図6は図5
の音声分布による音声を視聴者が視聴する場合を示す説
明図である。
【0035】以下、領域E1,E2,E3,E4は、そ
れぞれ右及び左の画面B用高指向性スピーカ35,3
6、右及び左の画面A用高指向性スピーカ37,38の
指向特性による決定する音波放射領域の内、他のスピー
カと音波放射領域が重ならない領域を示し、領域E5
は、右及び左の画面B用高指向性スピーカ35,36の
音波放射領域が重なり、これら以外のスピーカと音波放
射領域が重ならない領域を示し、領域E6は、左の画面
B用高指向性スピーカ36、右の画面A用高指向性スピ
ーカ37の音波放射領域が重なり、これら以外のスピー
カと音波放射領域が重ならない領域を示し、領域E7
は、右及び左の画面A用高指向性スピーカ37,38の
音波放射領域が重なり、これら以外のスピーカと音波放
射領域が重ならない領域を示し、領域E8は、右及び左
の画面B用高指向性スピーカ35,36、左の画面A用
高指向性スピーカ37の音波放射領域が重なり、これら
以外のスピーカと音波放射領域が重ならない領域を示
し、領域E9は、左の画面B用高指向性スピーカ36、
右及び左の画面A用高指向性スピーカ37,38の音波
放射領域が重なり、これら以外のスピーカと音波放射領
域が重ならない領域を示し、領域E10は、右及び左の
画面B用高指向性スピーカ35,36、右及び左の画面
A用高指向性スピーカ37,38の音波放射領域が重な
る領域を示している。また、ポイントPB は図2に示し
た画面Bを正常に視聴する場合の最短距離の位置を示
し、ポイントPA は図2に示した画面Aを正常に視聴す
る場合の最短距離の位置を示してる。
【0036】また、説明の簡略化のため、画面B用AV
切換回路17からの右及び左の音声信号i1(RB),
i1(LB)をそれぞれRB,LBとし、画面A用AV
切換回路18からの右及び左の音声信号j1(RA),
j1(LA)をそれぞれRA,LAとしている。また、
画面BをBとし、画面AをAとしている。
【0037】まず、図4の出力音声処理回路30がステ
レオ出力を選択する場合、切換えスイッチSW1は入力
端子P11をコモン端子C11に接続するとともに、入
力端子P13をコモン端子C12に接続する。切換えス
イッチSW2は、入力端子P21をコモン端子C21に
接続するとともに、入力端子P23をコモン端子C22
に接続する。
【0038】図5において、このような切換えスイッチ
の選択により、右及び左の画面B用高指向性スピーカ3
5,36、右及び左の画面A用高指向性スピーカ37,
38は、これにより、ステレオ音声出力状態となり、そ
れぞれ音声信号RB,LB,RA,LAを出力する。こ
れにより、領域E1,E2,E3,E4には、それぞれ
RB,LB,RA,LAが流れ、領域E5,E6,E7
には、それぞれRB+LB,LB+RA,RA+LAが
流れ、領域E8,E9には、それぞれRB+LB+R
A,LB+RA+LAが流れ、領域E10には、それぞ
れRB+LB+RA+LAが流れる。
【0039】このような状態では、図6に示すように、
領域E1のみの内側にいる視聴者71は、音声RBをモ
ノラルで聴き、画面としてBを視ることになる。領域E
2のみの内側にいる視聴者72は、音声LBをモノラル
で聴き、画面としてBを視ることになる。領域E3のみ
の内側にいる視聴者73は、音声RAをモノラルで聴
き、画面としてAを視ることになる。領域E4のみの内
側にいる視聴者74は、音声LAをモノラルで聴き、画
面としてAを視ることになる。領域E5のみの内側にい
る視聴者75は、音声RB+LBをモノラルで聴き、画
面としてBを視ることになる。領域E7のみの内側にい
る視聴者77は、音声RA+LAをモノラルで聴き、画
面としてAを視ることになる。ポイントPB にいる視聴
者81は、右耳が領域E1にあり、左耳が領域E2にあ
るため、音声RB,LBをステレオで聴き、画面として
Bを視ることになる。ポイントPA にいる視聴者82
は、右耳が領域E3にあり、左耳が領域E4にあるた
め、音声RA,LAをステレオで聴き、画面としてAを
視ることになる。以上の位置にある視聴者は、画面B用
の音声のRBまたはLBと、画面A用の音声のRBまた
はLBとが混じり会う位置にいないので、画面に対応し
た音声のみ聴き取ることができる。
【0040】また、図4の出力音声処理回路30がモノ
ラル音声を選択する場合、切換えスイッチSW1は入力
端子P12をコモン端子C11,C12に接続する。切
換えスイッチSW2は入力端子P22をコモン端子C2
1,コモン端子C22に接続する。これにより、入力す
る音声信号i1(RB),i1(LB)が加算器41で
加算されてモノラル音声に変換され、増幅器31,32
を介して増幅され、それぞれ右及び左の画面B用高指向
性スピーカ35,36から出力され、入力する音声信号
i1(RA),i1(LA)が加算器42で加算されモ
ノラル音声に変換され、増幅器33,34を介して増幅
され、右及び左の画面A用高指向性スピーカ37,38
から出力される。この場合、画面Bに対応する右及び左
の音声RB,LBをモノラルのRB=LB=MB、画面
Aに対応する右及び左の音声RA,LAをモノラルのR
A=LA=MAと表すことができ、領域E1,E2,E
3,E4には、それぞれMB,MB,MA,MAが流
れ、領域E5,E6,E7には、それぞれ2MB=(M
Bの2倍の音声),MB+MA=(MBとMAを加算し
た音声),2MA=(MAの2倍の音声)が流れ、領域
E8,E9には、それぞれ2MB+MA,MB+2MA
が流れ、領域E10には、それぞれ2MB+2MAが流
れる。このため、2つの番組をモノラル音声で視聴する
場合にも領域E1,E2,E3,E4,E5,E7で
は、画面B用の音声と画面A用の音声が干渉せず画面に
対応した音声のみ聴き取ることができる。ただし、領域
E6,E8,E9,E10では不要な音を聴き取ること
になる。
【0041】次に、E8,E9で不要な音を聴き取るの
を防止できる具体例を図7を参照して説明する。
【0042】図7は図1の出力音声処理回路30の第2
の具体例を示す回路図である。
【0043】図7において、出力音声処理回路30は、
加算器45,46と、切換えスイッチSW1,SW2
と、位相反転回路50,51と、を具備している。
【0044】図4と同じ構成については説明を省略す
る。
【0045】切換えスイッチSW1のコモン端子C12
は、加算器45の一方の入力端子及び位相反転回路50
の入力端子に接続される。位相反転回路50の出力端子
は、加算器46の一方の入力端子に接続される。
【0046】切換えスイッチSW2のコモン端子C21
は、加算器46の他方の入力端子及び位相反転回路51
の入力端子に接続される。位相反転回路51の出力端子
は、加算器45の一方の入力端子に接続される。
【0047】加算器45,46の出力端子は、それぞれ
増幅器32,33を介して、それぞれ左の画面B用高指
向性スピーカ36、右の画面A用高指向性スピーカ37
の入力端子に接続される。
【0048】図8は図7の出力音声処理回路30により
高指向性スピーカ35,36,37,38から出力され
る音声の分布を式で示す説明図であり、図9は図8の音
声分布による音声を視聴者が視聴する場合を示す説明図
である。
【0049】まず、図7の出力音声処理回路30がステ
レオ出力を選択する場合、切換えスイッチSW1は入力
端子P11をコモン端子C11に接続するとともに、入
力端子P13をコモン端子C12に接続する。切換えス
イッチSW2は入力端子P21をコモン端子C21に接
続するとともに、入力端子P23をコモン端子C22に
接続する。こにような選択により、右及び左の画面B用
高指向性スピーカ35,36、右及び左の画面A用高指
向性スピーカ37,38は、それぞれ音声信号RB,L
B−RA,RA−LB,LAを出力する。
【0050】これにより、図8において、領域E1,E
2,E3,E4には、それぞれRB,LB−RA,RA
−LB,LAが流れ、領域E5,E6,E7には、それ
ぞれRB+LB−RA,0,RA−LB+LAが流れ、
領域E8,E9には、それぞれRB,LAが流れ、領域
E10には、それぞれRB+LAが流れる。
【0051】このような状態では、図9に示すように、
領域E1のみの内側にいる視聴者71は、音声RBをモ
ノラルで聴き、画面としてBを視ることになる。領域E
2のみの内側にいる視聴者72は、音声LB−RAをモ
ノラルで聴き、画面としてBを視ることになる。領域E
3のみの内側にいる視聴者73は、音声RA−LBをモ
ノラルで聴き、画面としてAを視ることになる。領域E
4のみの内側にいる視聴者74は、音声LAをモノラル
で聴き、画面としてAを視ることになる。領域E5のみ
の内側にいる視聴者75は、音声RB+LB−RAをモ
ノラルで聴き、画面としてBを視ることになる。領域E
7のみの内側にいる視聴者77は、音声RA−LB+L
Aをモノラルで聴き、画面としてAを視ることになる。
領域E8のみの内側にいる視聴者78は、音声RBをモ
ノラルで聴き、画面としてBを視ることになる。領域E
9のみの内側にいる視聴者79は、音声LAをモノラル
で聴き、画面としてAを視ることになる。
【0052】この場合、領域E1,E4,E8,E9の
位置にある視聴者は、画面B用の音声のRBまたはLB
と、画面A用の音声のRBまたはLBとが混じり会う位
置にいないので、画面に対応した音声のみ聴き取ること
ができる。
【0053】図7の出力音声処理回路30がモノラル音
声を選択する場合、切換えスイッチSW1は入力端子P
12をコモン端子C11,C12に接続する。この場
合、画面Bに対応する右及び左の音声RB,LBをモノ
ラルのRB=LB=MB、画面Aに対応する右及び左の
音声RA,LAをモノラルのRA=LA=MAとする
と、領域E1,E2,E3,E4には、それぞれMB,
MB−MA,MA−MB,MAが流れ、領域E5,E
6,E7には、それぞれ2MB−MA,0,2MA−M
Bが流れ、領域E8,E9には、それぞれMB,MAが
流れ、領域E10には、それぞれMB+MAが流れる。
このため、2つの番組をモノラル音声で視聴する場合に
も領域E1,E4,E8,E9では、画面B用の音声と
画面A用の音声が干渉せず画面に対応した音声のみ聴き
取ることができる。
【0054】図10は図1の出力音声処理回路30の第
3の具体例を示す回路図である。
【0055】図10において、出力音声処理回路30
は、加算器41,42,43,44,47,48と、切
換えスイッチSW1,SW2と、位相反転回路49,5
0,51,52と、振幅調整回路53,54,55,5
6と、を具備している。
【0056】図4と同じ構成については説明を省略す
る。
【0057】切換えスイッチSW1のコモン端子C11
は、加算器43の一方の入力端子及び位相反転回路49
の入力端子に接続される。位相反転回路49の出力端子
は、振幅調整回路53を介して加算器44の一方の入力
端子に接続される。
【0058】切換えスイッチSW1のコモン端子C12
は、加算器44の他方の入力端子及び位相反転回路50
の入力端子に接続される。位相反転回路50の出力端子
は、振幅調整回路54を介して加算器43の他方の入力
端子及び加算器46の一方の入力端子に接続される。
【0059】切換えスイッチSW2のコモン端子C21
は、加算器47の一方の入力端子及び位相反転回路51
の入力端子に接続される。位相反転回路51の出力端子
は、振幅調整回路55を介して加算器48の一方の入力
端子に接続される。
【0060】切換えスイッチSW2のコモン端子C22
は、加算器48の他方の入力端子及び位相反転回路52
の入力端子に接続される。位相反転回路52の出力端子
は、振幅調整回路56を介して加算器47の他方の入力
端子に接続される。
【0061】加算器43,44,47,48の出力端子
は、それぞれ増幅器31,32,33,34を介して、
それぞれ右及び左の画面B用高指向性スピーカ35,3
6、右及び左の画面A用高指向性スピーカ37,38の
入力端子に接続される。
【0062】図11は図10の出力音声処理回路30に
より高指向性スピーカ35,36,37,38から出力
される音声の分布を式で示す説明図であり、図12は図
11の音声分布による音声を視聴者が視聴する場合を示
す説明図である。
【0063】図10の出力音声処理回路30がステレオ
出力を選択する場合、切換えスイッチSW1は入力端子
P11をコモン端子C11に接続するとともに、入力端
子P13をコモン端子C12に接続する。切換えスイッ
チSW2は入力端子P21をコモン端子C21に接続す
るとともに、入力端子P23をコモン端子C22に接続
するまた、反転器49,50,51,52は、音声信号
i1(RB),i1(LB),i1(RA),i1(L
A)の反転を行い、振幅調整回53,54,55,56
は信号の振幅を1/2に減衰させる。このような選択に
より、右及び左の画面B用高指向性スピーカ35,3
6、右及び左の画面A用高指向性スピーカ37,38
は、それぞれRB−LB/2,LB−RB/2,RA−
LA/2,LA−RA/2を出力する。
【0064】これにより、図11において、領域E1,
E2,E3,E4には、それぞれRB−LB/2,LB
−RB/2,RA−LA/2,LA−RA/2が流れ、
領域E5,E6,E7には、それぞれRB/2+LB/
2,LB−RB/2+RA−LA/2,RA/2+LA
/2が流れ、領域E8,E9には、それぞれRB/2+
LB/2+RA−LA/2,LB/2−RB/2+RA
/2+LA/2が流れ、領域E10には、RB/2+L
B/2+RA/2+LA/2が流れる。
【0065】このような状態では、図12に示すよう
に、領域E1のみの内側にいる視聴者71は、音声RB
−LB/2をモノラルで聴き、画面としてBを視ること
になる。領域E2のみの内側にいる視聴者72は、音声
LB−RB/2をモノラルで聴き、画面としてBを視る
ことになる。領域E3のみの内側にいる視聴者73は、
音声RA−LA/2をモノラルで聴き、画面としてAを
視ることになる。領域E4のみの内側にいる視聴者74
は、音声LA−RA/2をモノラルで聴き、画面として
Aを視ることになる。領域E5のみの内側にいる視聴者
75は、音声RB/2+LB/2をモノラルで聴き、画
面としてBを視ることになる。領域E7のみの内側にい
る視聴者77は、音声RA/2+LA/2をモノラルで
聴き、画面としてAを視ることになる。領域E8のみの
内側にいる視聴者78は、音声RB/2+LB/2+R
A−LA/2をモノラルで聴き、画面としてBを視るこ
とになる。領域E9のみの内側にいる視聴者79は、音
声LB−RB/2+RA/2+LA/2をモノラルで聴
き、画面としてAを視ることになる。ポイントPB にい
る視聴者81は、右耳が領域E1にあり、左耳が領域E
2にあるため、音声RB−LB/2,LB−RB/2を
ステレオで聴き、画面としてBを視ることになる。ポイ
ントPA にいる視聴者82は、右耳が領域E3にあり、
左耳が領域E4にあるため、音声RA−LA/2,LA
−RA/2をステレオで聴き、画面としてAを視ること
になる。
【0066】この場合、領域E1,E2,E3,E4,
E5,E7の位置にある視聴者71,72,73,7
4,75,77,81,82は、画面B用の音声のRB
またはLBと、画面A用の音声のRBまたはLBとが混
じり会う位置にいないので、画面に対応した音声のみ聴
き取ることができる。
【0067】図10の出力音声処理回路30がモノラル
音声を選択する場合、図11において、画面Bに対応す
る右及び左の音声RB,LBをモノラルのRB=LB=
MB、画面Aに対応する右及び左の音声RA,LAをモ
ノラルのRA=LA=MAとすると、領域E1,E2,
E3,E4には、それぞれMB/2,MB/2,MA/
2,MA/2が流れ、領域E5,E6,E7には、それ
ぞれMB/2,MB/2+MA/2,MA/2が流れ、
領域E8,E9には、それぞれMB+MA/2,MB/
2+MAが流れ、領域E10には、それぞれMB+MA
が流れる。このため、2つの番組をモノラル音声で視聴
する場合にも領域E1,E2,E3,E4,E5,E7
では、画面B用の音声と画面A用の音声が干渉せず画面
に対応した音声のみ聴き取ることができる。
【0068】図13は図1の出力音声処理回路30の第
4の具体例を示す回路図であり、図5及び図6に示した
ポイントPB ,PA において、視聴者に疑似ステレオを
視聴させる場合の例を示している。
【0069】図13において、出力音声処理回路30
は、疑似ステレオ信号を出力可能となっており、ローパ
スフィルタ(LPF)91,93と、ハイパスフィルタ
(HPF)92,94と、位相反転回路95,96と、
加算器97,98と、切換えスイッチSW7,SW8
と、を具備している。
【0070】入力端子61は、LPF91を介して加算
器97の一方の入力端子に接続され、HPF92と位相
反転回路95の直列接続を介して加算器97の他方の入
力端子に接続されるとともに、切換えスイッチSW7の
入力端子P72に接続される。加算器97の出力端子
は、切換えスイッチSW7の入力端子P71に接続され
る。切換えスイッチSW7は、リモコン操作等に基づい
たマイクロコンピュータの制御により、入力端子P7
1,P72の一方を選択してコモン端子C71に接続す
る。
【0071】入力端子63は、LPF93を介して加算
器98の一方の入力端子に接続され、HPF94と位相
反転回路96の直列接続を介して加算器98の他方の入
力端子に接続されるとともに、切換えスイッチSW8の
入力端子P82に接続される。加算器98の出力端子
は、切換えスイッチSW8の入力端子P81に接続され
る。 切換えスイッチSW8は、リモコン操作等に基づ
いたマイクロコンピュータの制御により、入力端子P8
1,P82の一方を選択してコモン端子C81に接続す
る。
【0072】切換えスイッチSW7のコモン端子C7
1,入力端子63,切換えスイッチSW8のコモン端子
C81,入力端子64は、それぞれ増幅器31,32,
33,34を介して、それぞれ右及び左の画面B用高指
向性スピーカ35,36、右及び左の画面A用高指向性
スピーカ37,38の入力端子に接続される。
【0073】このような出力音声処理回路30の第4の
具体例の動作を以下に説明する。この場合、領域E1〜
E4及び視聴者81,82については図5及び図6を代
用して説明する。
【0074】まず、切換えスイッチSW7,SW8が入
力端子P72,P82を選択した場合には、図4の具体
例のステレオ音声出力と同様に、右及び左の音声信号i
1(RB),i1(LB),右及び左の音声信号j1
(RA),j1(LA)が増幅器31,32,33,3
4を介して、それぞれ右及び左の画面B用高指向性スピ
ーカ35,36、右及び左の画面A用高指向性スピーカ
37,38から出力される。このため、右耳が領域E1
(図5参照)にあり、左耳が領域E2にある視聴者81
(図6参照)は、音声RB,LBをステレオで聴き、画
面としてBを視ることになる。右耳が領域E3にあり、
左耳が領域E4にある視聴者82(図6参照)は、音声
RA,LAをステレオで聴き、画面としてAを視ること
になる。
【0075】次に、モノラル音声を疑似ステレオで視聴
する場合について説明する。
【0076】この場合には、切換えスイッチSW7,S
W8に入力端子P71,P81を選択させる。
【0077】入力端子62からのB画面の左の音声信号
i1(LB=MB)と入力端子64からのA画面の左の
音声信号j1(LA=MA)は、増幅器32,34を介
して、それぞれ左の画面B用高指向性スピーカ36、左
の画面A用高指向性スピーカ38からそれぞれ音声M
B,MAとして出力される。
【0078】入力端子61からのB画面の右の音声信号
i1(RB=MB)は、LPF91を介して高域成分が
除去された音声信号(LMB)に変換され、HPF92
と位相反転回路95の直列接続を介して高域成分を移送
反転した音声信号(−HMB)に変換される。音声信号
(LMB)と(−HMB)は加算器97で加算され、右
の画面B用高指向性スピーカ35から音声(LMB−H
MB)として出力される。
【0079】入力端子63からのA画面の右の音声信号
i1(RA=MA)は、LPF91を介して高域成分が
除去された音声信号(LMA)に変換され、HPF92
と位相反転回路95の直列接続を介して高域成分を移送
反転した音声信号(−HMA)に変換される。音声信号
(LMA)と(−HMA)は加算器97で加算され、右
の画面A用高指向性スピーカ35から音声(LMA−H
MA)として出力される。
【0080】このため、右耳が領域E1にあり、左耳が
領域E2にある視聴者81は、疑似ステレオとなる音声
(LMB−HMB),MBをステレオで聴き、画面とし
てBを視ることになる。右耳が領域E3にあり、左耳が
領域E4にある視聴者82は、疑似ステレオとなる音声
(LMA−HMA),MAをステレオで聴き、画面とし
てAを視ることになる。
【0081】また、B画面用の右及び左の音声信号i1
(RB),i1(LB)がモノラル音声で、右及び左の
音声信号j1(RA),j1(LA)がステレオ音声の
場合、切換えスイッチSW7,SW8に入力端子P7
1,P82を選択させることにより、B画面用のスピー
カ35,36から疑似ステレオとなる音声(LMB−H
MB),MBを出力させ、A画面用のスピーカ37,3
8からステレオとなる音声RA,LAを出力させること
ができる。また、この逆も可能となる。
【0082】このような発明の実施の形態によれば、モ
ノラル音声を疑似ステレオで視聴する場合においても、
図4の具体例と同様の干渉の軽減を行える。
【0083】図14は図1の出力音声処理回路30の第
5の具体例を示す回路図である。
【0084】図14において、出力音声処理回路30
は、加算器41,42,43,44,45,46,4
7,48と、切換えスイッチSW1,SW2,SW3,
SW4,SW5,SW6と、位相反転回路49,50,
51,52と、振幅調整回路53,54,55,56
と、遅延調整回路57,58,59,60と、を具備し
ている。
【0085】図4と同じ構成については説明を省略す
る。
【0086】切換えスイッチSW1のコモン端子C11
は、加算器43の一方の入力端子、切換えスイッチSW
3の入力端子P32及び位相反転回路49の入力端子に
接続される。位相反転回路49の出力端子は、振幅調整
回路53と遅延調整回路57との直列接続を介して加算
器44の一方の入力端子に接続される。
【0087】切換えスイッチSW1のコモン端子C12
は、加算器44の他方の入力端子、加算器45の一方の
入力端子、切換えスイッチSW4の入力端子P43及び
位相反転回路50の入力端子に接続される。位相反転回
路50の出力端子は、振幅調整回路54と遅延調整回路
58との直列接続を介して加算器43の他方の入力端子
及び加算器46の一方の入力端子に接続される。
【0088】切換えスイッチSW2のコモン端子C21
は、加算器46の他方の入力端子、加算器47の一方の
入力端子、切換えスイッチSW5の入力端子P53及び
位相反転回路51の入力端子に接続される。位相反転回
路51の出力端子は、振幅調整回路55と遅延調整回路
59との直列接続を介して加算器45の他方の入力端子
及び加算器48の一方の入力端子に接続される。
【0089】切換えスイッチSW2のコモン端子C22
は、加算器48の他方の入力端子、切換えスイッチSW
6の入力端子P62及び位相反転回路52の入力端子に
接続される。位相反転回路52の出力端子は、振幅調整
回路56と遅延調整回路60との直列接続を介して加算
器47の他方の入力端子に接続される。
【0090】加算器43,44,45,46,47,4
8の出力端子は、それぞれ切換えスイッチSW3の入力
端子P31、切換えスイッチSW4の入力端子P41,
P42、切換えスイッチSW5の入力端子P51,P5
2、切換えスイッチSW6の入力端子P61に接続され
る。
【0091】切換えスイッチSW3は、リモコン操作等
に基づいたマイクロコンピュータの制御により、入力端
子P31,P32の一方を選択してコモン端子C31に
接続する。切換えスイッチSW4は、同様のマイクロコ
ンピュータの制御により、入力端子P41,P42,P
43の内一つを選択してコモン端子C41に接続する。
切換えスイッチSW5は、マイクロコンピュータの制御
により、入力端子P51,P52,P53の内一つを選
択してコモン端子C51に接続する。切換えスイッチS
W6は、マイクロコンピュータの制御により、入力端子
P61,P62の一方を選択してコモン端子C61に接
続する。切換えスイッチSW3,SW4,SW5,SW
6のコモン端子C31,C41,C51,C61は、そ
れぞれ増幅器31,32,33,34を介して、それぞ
れ右及び左の画面B用高指向性スピーカ35,36、右
及び左の画面A用高指向性スピーカ37,38の入力端
子に接続される。
【0092】このような具体例では、切換えスイッチS
W3,SW4,SW5,SW6の切換え選択により図4
乃至図12に示した具体例と同様の動作を行え、さら
に、出力音声処理回路30の切換えスイッチSW1〜S
W6、振幅調整回路53,54,55,56、遅延調整
回路57,58,59,60の設定を切り換えることに
より、画面Bの音声信号と画面Aの音声信号との干渉が
軽減する位置を切り換え制御することができるので、画
面Bの音声信号と画面Aの音声信号との干渉が軽減する
位置を視聴者が居る場所に合わせることにより、視聴者
に画面に対応した音声を確実に聴きとらせることがで
き、視聴者に好ましい印象を与えることができる。
【0093】尚、図1乃至図14に示した発明の実施の
形態では、画面Aと画面Bの2画面テレビ受像機による
音声の干渉を軽減するものに適用したが、3画面等、他
の多画面テレビ受像機の音声の干渉を軽減するものに適
用してもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、視聴者が視聴する位置
での複数の音声の干渉を軽減することができるので、視
聴者に画面に対応した音声を確実に聴きとらせることが
でき、視聴者に好ましい印象を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2画面テレビ受像機用音声出力回
路の実施の形態を示すブロック図。
【図2】図2は図1の2画面テレビ受像機1の正面図。
【図3】図1の2画面テレビ受像機と視聴者の位置関係
を示す説明図。
【図4】図1の出力音声処理回路30の第1の具体例を
示す回路図。
【図5】図4の出力音声処理回路により高指向性スピー
カら出力される音声の分布を式で示す説明図。
【図6】図5の音声分布による音声を視聴者が視聴する
場合を示す説明図。
【図7】図1の出力音声処理回路30の第2の具体例を
示す回路図。
【図8】図7の出力音声処理回路により高指向性スピー
カら出力される音声の分布を式で示す説明図。
【図9】図8の音声分布による音声を視聴者が視聴する
場合を示す説明図。
【図10】図1の出力音声処理回路30の第3の具体例
を示す回路図。
【図11】図10の出力音声処理回路により高指向性ス
ピーカら出力される音声の分布を式で示す説明図。
【図12】図11の音声分布による音声を視聴者が視聴
する場合を示す説明図。
【図13】図1の出力音声処理回路30の第4の具体例
を示す回路図。
【図14】図1の出力音声処理回路30の第5の具体例
を示す回路図。
【符号の説明】
1 2画面テレビ受像機 35,36 画面B用高指向性スピーカ 37,38 画面A用高指向性スピーカ 30 出力音声処理回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる複数の映像をそれぞれ複数
    の画面に同時に出画することができる多画面テレビ受像
    機であって、 前記複数の画面のいずれか一つを正常視聴できる最短距
    離において出力する音声が互いに干渉しないレベルの指
    向性を有し、前記複数の映像にそれぞれ対応した複数の
    音声信号の出力をそれぞれ行う複数の高指向性スピーカ
    を設けたことを特徴とする多画面テレビ受像機。
  2. 【請求項2】 互いに異なる複数の映像をそれぞれ複数
    の画面に同時に出画することができる多画面テレビ受像
    機であって、 前記複数の画面のいずれか一つを正常視聴できる最短距
    離において出力する音声が互いに干渉しないレベルの指
    向性を有する複数の高指向性スピーカと、 前記複数の映像にそれぞれ対応した複数の音声信号の内
    少なくとも1つに対して、視聴者が視聴する場所により
    異なる音声の干渉を少なくとも一部の領域において軽減
    する処理を行い、それぞれ前記複数の高指向性スピーカ
    から出力する出力音声処理回路と、 を具備したことを特徴とする多画面テレビ受像機。
  3. 【請求項3】 互いに異なる複数の映像をそれぞれ複数
    の画面に同時に出画することができる多画面テレビ受像
    機であって、 前記複数の画面のいずれか一つを正常視聴できる最短距
    離において出力する音声が互いに干渉しないレベルの指
    向性を有する複数の高指向性スピーカと、 前記複数の映像にそれぞれ対応した複数の音声信号の内
    少なくとも1つに対して、処理方法を切換え選択して処
    理を行い、それぞれ前記複数の高指向性スピーカから出
    力することにより、これら複数の高指向性スピーカから
    の音声の干渉が軽減する位置を切り換える出力音声処理
    回路と、 を具備したことを特徴とする多画面テレビ受像機。
  4. 【請求項4】 互いに異なる複数の映像をそれぞれ複数
    の画面に同時に出画することができる多画面テレビ受像
    機に用いられる音声出力回路であって、 前記複数の映像にそれぞれ対応した複数の音声信号の内
    少なくとも1つにに対して、視聴者が視聴する場所によ
    り異なる音声の干渉を少なくとも一部の領域において軽
    減する処理を行う出力音声処理回路を設けたことを特徴
    とする音声出力回路。
  5. 【請求項5】 前記複数の音声信号の内少なくとも1つ
    にステレオ音声信号を用いたことを特徴とする請求項4
    記載の音声出力回路。
  6. 【請求項6】 前記複数の音声信号としてモノラル音声
    放送の番組とステレオ音声放送の番組の音声信号を用
    い、これら音声信号をステレオ音声で出力することを特
    徴とする請求項4記載の音声出力回路。
  7. 【請求項7】 前記複数の画面のいずれか一つを正常視
    聴できる最短距離において出力する音声が互いに干渉し
    ないレベルの指向性を有する複数の高指向性スピーカ
    を、前記複数の音声信号を出力する手段として、テレビ
    受像機に搭載または接続したことを特徴とする請求項4
    乃至6のいずれか一記載の音声出力回路。
  8. 【請求項8】 互いに異なる第1及び第2の映像をそれ
    ぞれ第1及び第2の画面に同時に出画することができる
    2画面テレビ受像機に用いられる音声出力回路であっ
    て、 前記第1及び第2の映像にそれぞれ対応した第1及び第
    2の音声信号の内少なくとも一方に対して、視聴者が視
    聴する場所により異なる音声の干渉を少なくとも一部の
    領域において軽減する処理を行う出力音声処理回路を設
    けたことを特徴とする音声出力回路。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の画面のいずれか一つ
    を正常視聴できる最短距離において出力する音声が互い
    に干渉しないレベルの指向性を有する第1及び第2の高
    指向性スピーカを、前記第1及び第2の音声信号を出力
    する手段として、テレビ受像機に搭載または接続したこ
    とを特徴とする請求項8及び9のいずれか一記載の音声
    出力回路。
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