JP2000152010A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000152010A
JP2000152010A JP11033110A JP3311099A JP2000152010A JP 2000152010 A JP2000152010 A JP 2000152010A JP 11033110 A JP11033110 A JP 11033110A JP 3311099 A JP3311099 A JP 3311099A JP 2000152010 A JP2000152010 A JP 2000152010A
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dma
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line
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JP11033110A
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English (en)
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Masaki Sato
正毅 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データバッファが1ページ未満の記憶容量で
も、データバッファと符号化手段又は復号化手段との間
のDMA転送を複数ライン連続で行なえるようにし、D
MA転送時の処理効率を向上させる。 【解決手段】 DMA制御部9が、データバッファ(記
憶手段)8の参照ラインのDMAアドレスを符号化ライ
ンのDMAアドレスに追従させたり、データバッファ8
の参照ラインのDMAアドレスを復号化ラインのDMA
アドレスに追従させたりする。また、データバッファ8
に参照ライン及び復号化ラインとしての記憶領域を2ラ
イン分だけ確保し、参照ラインのDMAアドレスと符号
化ラインのDMAアドレスをライン単位でトグル管理す
ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装
置,プリンタ,デジタル複写機等の画像形成装置や、パ
ーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等の情報処理
装置などの各種の画像処理装置に関し、特に画像記憶手
段(メモリ)間等のデータのDMA転送を行なうDMA
制御手段(DMA転送装置)を備えた画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリの標準化された圧縮方式で
あるMR,MMR方式は、画情報を1ライン毎に符号化
ラインとその前ラインである参照ラインとの相関により
圧縮し、符号化データとして出力する方式である。
【0003】この圧縮方式を用いた符号化手段を備えた
画像処理装置は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)制御手段も備えており、スキャナ等の外部機器から
送られてくる1ページの画情報を圧縮する場合、その画
情報をCPU(中央処理装置)がデータバッファ(バッ
ファメモリ)に順次記憶する処理を行ない、それと並行
してDMA制御手段がデータバッファから符号化手段に
画情報を複数ライン連続でDMA転送する。
【0004】ところで、画情報圧縮時のDMA転送を複
数ライン連続で行なう場合は、データバッファから符号
化手段へあるラインの画情報をDMA転送した後、アド
レスを加算して次のラインの画情報をDMA転送し、以
後この処理を繰り返す。また、データバッファが1ペー
ジ未満の記憶容量である場合、1ページの画情報を符号
化手段にDMA転送して圧縮させるためには、データバ
ッファを上限(先頭ライン)と下限(最終ライン)の間
でリング的に使用しなければならない。
【0005】また、上記圧縮方式を用いて圧縮された画
情報である符号化データを伸長して復号化データとして
出力する復号化手段を備えた画像処理装置も存在する。
この画像処理装置も、DMA制御手段を備えており、外
部機器から送られてくる1ページの符号化データを伸長
する場合、その符号化データをCPUが復号化手段に順
次入力する処理を行ない、それと並行してDMA制御手
段が復号化手段とデータバッファとの間で復号化データ
を複数ライン連続でDMA転送する。
【0006】ところで、画情報伸長時のDMA転送を複
数ライン連続で行なう場合は、データバッファと復号化
手段との間であるラインの復号化データをDMA転送し
た後、アドレスを加算して次のラインの画情報をDMA
転送し、以後この処理を繰り返す。また、データバッフ
ァが1ページ未満の記憶容量である場合、1ページの符
号化データを復号化手段に入力してデータバッファとの
間でDMA転送を行なわせるためには、データバッファ
を上限と下限の間でリング的に使用しなければならな
い。
【0007】一方、例えばDMA制御手段を備えたファ
クシミリ装置において、CPUがアクセス可能なメモリ
に、CPUが使用するスタック領域やワーク領域(ワー
クメモリ)等のシステム領域以外に、画情報を蓄積する
ための画像メモリ領域やデータバッファ領域が割り当て
られることがある。そのため、DMA制御手段は、メモ
リの画像メモリ領域やデータバッファ領域に対してだけ
でなく、CPUが使用するシステム領域に対してもDM
A転送を行なうことが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各画像処理装置において、データバッファをリング的
に使用する場合、符号化ライン又は復号化ラインをデー
タバッファの上限から下限に戻したときには、参照ライ
ンはまだ上限にあるが、そのような場合は1ライン分の
DMA転送しかできず、処理効率が低下するという問題
があった。
【0009】また、CPUがアクセス可能なメモリにシ
ステム領域以外に画像メモリ領域やデータバッファ領域
が割り当てられているような場合、CPUがDMA制御
手段に間違ってシステム領域のアドレスを設定してしま
うと、そのシステム領域に対してもDMA転送が行なわ
れてしまうことになり、メモリの内容が壊されてCPU
が暴走してしまう可能性があった。
【0010】そこで、CPUの暴走を回避すべくメモリ
の内容を保護する必要があり、そのためにはCPUが使
用するシステム領域に対してDMA転送が行なわれない
ようにしなければならないが、そのためのCPUによる
処理は複雑であり、処理効率の低下につながる。
【0011】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、DMA制御手段を備えた画像処理装置にお
いて、DMA制御手段によるDMA転送時の処理効率を
向上させることを目的とする。すなわち、データバッフ
ァが1ページ未満の記憶容量である場合でも、データバ
ッファと符号化手段又は復号化手段との間の画情報のD
MA転送を常に複数ライン連続で行なえるようにし、画
情報を圧縮又は伸長する際のDMA転送時の処理効率を
向上させることを目的とする。
【0012】また、CPUがアクセス可能なメモリにシ
ステム領域以外に画像メモリ領域やデータバッファ領域
が割り当てられているような場合、CPUによりDMA
制御手段にシステム領域のアドレスが誤設定されるよう
なことがあっても、そのシステム領域に対してDMA転
送が行なわれることを簡単且つ確実に回避し、DMA転
送時の処理効率を向上させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画情
報を記憶する記憶手段(データバッファ)と、該手段か
らの画情報を符号化ラインと参照ラインとの相関により
圧縮して符号化データとして出力する符号化手段と、記
憶手段から2次元圧縮手段へ符号化ラインと参照ライン
の画情報を複数ライン連続でDMA転送するDMA制御
手段とを有する画像処理装置において、上記の目的を達
成するため、DMA制御手段に、記憶手段の参照ライン
のDMAアドレスを符号化ラインのDMAアドレスに追
従させるアドレス制御手段を設けたものである。
【0014】請求項2の発明は、符号化ラインと参照ラ
インとの相関により圧縮して出力された符号化データを
伸長し、復号化データとして出力する復号化手段と、該
手段からの復号化データを記憶する記憶手段と、復号化
手段と記憶手段との間で復号化ラインと参照ラインの復
号化データを複数ライン連続でDMA転送するDMA制
御手段とを有する画像処理装置において、上記の目的を
達成するため、DMA制御手段に、記憶手段の参照ライ
ンのDMAアドレスを復号化ラインのDMAアドレスに
追従させるアドレス制御手段を設けたものである。
【0015】請求項3の発明は、符号化ラインと参照ラ
インとの相関により圧縮して出力された符号化データを
伸長し、復号化データとして出力すると共に、該復号化
データを変倍して変倍データとして出力する復号化手段
と、該手段からの復号化データ及び変倍データを記憶す
る記憶手段と、復号化手段と記憶手段との間で復号化ラ
インと参照ラインの復号化データ及び変倍データを複数
ライン連続でDMA転送するDMA制御手段とを有する
画像処理装置において、上記の目的を達成するため、D
MA制御手段に、記憶手段に参照ライン及び復号化ライ
ンとしての記憶領域を2ライン分だけ確保し、参照ライ
ンのDMAアドレスと符号化ラインのDMAアドレスを
ライン単位でトグル管理するトグル管理手段を設けたも
のである。
【0016】請求項4〜6の発明は、CPUと、各種デ
ータを記憶する記憶手段と、該手段へのデータのDMA
転送を実行するDMA制御手段とを有する画像処理装置
において、上記の目的を達成するため、次のようにした
ことを特徴とする。すなわち、請求項4の発明は、DM
A制御手段に、記憶手段のDMA転送禁止領域のアドレ
スを保持するDMA禁止アドレス保持手段と、記憶手段
のDMAアドレスを生成するDMAアドレス生成手段
と、該手段によって生成されたDMAアドレスと前記D
MA禁止アドレス保持手段に保持されているDMA転送
禁止領域のアドレスとを比較し、該DMAアドレスが該
DMA転送禁止領域内であるか否かを判断するDMA禁
止アドレス比較手段と、該手段によって上記DMAアド
レスが上記DMA転送禁止領域内であると判断された場
合に、記憶手段へのDMA転送を禁止するDMA禁止手
段とを設けたものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項4の画像処理装
置において、DMA制御手段に、DMA禁止手段によっ
て記憶手段へのDMA転送が禁止された場合に、CPU
への割り込み信号を発生させる割込発生手段を設けたも
のである 請求項6の発明は、請求項5の画像処理装置において、
DMA制御手段に、DMA禁止手段によって記憶手段へ
のDMA転送が禁止された場合に、そのDMA転送チャ
ネル番号を保持するDMA転送チャネル番号保持手段を
設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明を実施
したファクシミリ装置の制御系の一例を示すブロック構
成図である。
【0019】このファクシミリ装置は、スキャナ1,プ
ロッタ2,CPU3,ROM4,RAM5,表示操作部
6,画像メモリ7,データバッファ8,DMA制御部
9,符号化部10,復号化部11,及び通信制御部12
等からなる。スキャナ1は、原稿の画像を読み取るもの
である。プロッタ2は、例えばレーザ記録方式を用いて
1ライン毎に走査しながら1ページ分の画情報を記録紙
上に記録(画像形成)するものである。
【0020】CPU3は、このファクシミリ装置全体を
統括的に制御する中央処理装置である。ROM4は、C
PU3が実行する制御プログラムを格納した読み出し専
用メモリである。RAM5は、CPU3が処理を行なう
際に使用するワークメモリ等として使用する読み書き可
能なメモリである。
【0021】表示操作部6は、オペレータがこのファク
シミリ装置を使用する際に操作する操作キーが搭載され
た操作部と、このファクシミリ装置の状態をオペレータ
に知らせるLCD(液晶ディスプレイ)及びLEDが搭
載された表示部とからなる。画像メモリ7は、外部から
受信した画情報(符号化データ)と、これから送信する
画情報(符号化データ)を格納する読み書き可能なメモ
リである。
【0022】データバッファ8は、スキャナ1によって
読み取られた画情報又はプロッタ2に送出する画情報を
一時的に記憶(蓄積)する記憶手段である。但し、この
データバッファ8は、1ページ分の画情報を記憶するだ
けの容量を有していない。DMA制御部9は、CPU3
の処理負荷を低減するために、データバッファ8から符
号化部10への複数ラインの画情報のDMA転送を行な
ったり、復号化部11とデータバッファ8との間の複数
ラインの画情報のDMA転送を行なうDMA制御手段で
ある。
【0023】符号化部10は、ファクシミリ用の圧縮方
式としてのITUで勧告されているMR方式又はMMR
方式を用い、画情報を符号化ラインと参照ラインとの相
関により圧縮(符号化)し、符号化データとして出力す
る2次元圧縮処理を行なう符号化手段である。
【0024】復号化部11は、2次元圧縮処理によって
生成された符号化データを復号化ラインと参照ラインと
の相関により伸長(元の画情報に復号化)し、復号化デ
ータとして出力する処理を行なう復号化手段である。通
信制御部12は、他のファクシミリ装置やファクシミリ
機能を有する装置等の外部機器との通信制御を司るもの
である。
【0025】ここで、スキャナ1がライン単位に走査し
て読み込んだ画情報は、データバッファ8に順次転送さ
れて一時的に記憶される。データバッファ8に記憶され
た画情報は、DMA制御部9により符号化部10にDM
A転送されて圧縮され、符号化データとして画像メモリ
7に記憶された後、通信制御部12によって外部機器へ
送信される。
【0026】一方、通信制御部12によって受信された
符号化データ(画情報)は、画像メモリ7に一時的に記
憶される。画像メモリ7に記憶された符号化データは、
復号化部11によって伸長され、復号化データとしてD
MA制御部9によりデータバッファ8にDMA転送され
て記憶され、プロッタ2に送られて記録紙上に記録され
る。
【0027】図2は、DMA制御部9の構成例を示すブ
ロック図である。DMA制御部9は、DMAリクエスト
サンプル部21,DMAリクエストマスク部22,DM
Aリクエスト調停部23,DMAアドレス生成部24,
ラインアドレス間隔保持部25,DMA開始終了制御部
26,DMAタイミング制御部27,及びDMA転送数
制御部28等からなる。
【0028】DMAリクエストサンプル部21は、プロ
ッタ2等からのDMAリクエストをサンプリングする。
DMAリクエストマスク部22は、DMAを停止するた
めにDMAリクエストをマスクする。
【0029】DMAリクエスト調停部23は、複数のD
MAリクエストが同時に発生した場合に、優先順位等の
アルゴリズムに従っていずれか1つのDMAリクエスト
だけを受け付ける。DMAアドレス生成部24は、デー
タバッファ8の符号化ラインのDMAアドレス(符号化
アドレス),復号化ラインのDMAアドレス(復号化ア
ドレス),又は参照ラインのDMAアドレス(参照アド
レス)を生成(算出)する。
【0030】ラインアドレス間隔保持部25は、CPU
3によって予め設定されたラインアドレス間隔を保持す
る。DMA開始終了制御部26は、画情報のDMA転送
の開始と終了を制御する。DMAタイミング制御部27
は、DMA動作全体のタイミングを制御する。DMA転
送数制御部28は、DMA転送数をカウント・制御す
る。
【0031】図3は、DMAアドレス生成部24の符号
化アドレス及び参照アドレスを生成する部分の構成例を
示すブロック図である。DMAアドレス生成部24は、
符号化ライン先頭アドレス保持部31,1ライン終了検
出部32,アドレス保持部33,及びアドレス算出部3
4を備え、それらによって請求項1のアドレス制御手段
としての機能を果たす。符号化ライン先頭アドレス保持
部31は、符号化ライン先頭アドレスを保持する。
【0032】1ライン終了検出部32は、データバッフ
ァ8から符号化部11への画情報のDMA転送が1ライ
ン分終了したとき、それを検出してその旨を示す信号
(1ライン終了信号)をアドレス算出部34に出力す
る。アドレス保持部33は、アドレス算出部34によっ
て算出される各アドレスを保持する。
【0033】アドレス算出部34は、符号化ライン先頭
アドレス保持部31に保持されている符号化ライン先頭
アドレス,1ライン終了検出部32からの1ライン終了
信号の出力の有無,及びラインアドレス間隔保持部25
に保持されているラインアドレス間隔に基づいて、デー
タバッファ8の符号化アドレス及び参照アドレスを算出
する。
【0034】図4は、DMAアドレス生成部24の復号
化アドレス及び参照アドレスを生成する部分の構成例を
示すブロック図である。DMAアドレス生成部24は、
復号化ライン先頭アドレス保持部41,1ライン終了検
出部42,アドレス保持部43,及びアドレス算出部4
4を備え、それらによって請求項2のアドレス制御手段
としての機能を果たす。復号化ライン先頭アドレス保持
部41は、復号化ライン先頭アドレスを保持する。
【0035】1ライン終了検出部42は、復号化部11
とデータバッファ8との間の画情報のDMA転送が1ラ
イン分終了したとき、それを検出してその旨を示す信号
(1ライン終了信号)をアドレス算出部44に出力す
る。アドレス保持部43は、アドレス算出部44によっ
て算出される各アドレスを保持する。
【0036】アドレス算出部44は、復号化ライン先頭
アドレス保持部41に保持されている復号化ライン先頭
アドレス,1ライン終了検出部42からの1ライン終了
信号の出力の有無,及びラインアドレス間隔保持部25
に保持されているラインアドレス間隔に基づいて、デー
タバッファ8の復号化アドレス及び参照アドレスを算出
する。
【0037】次に、このファクシミリ装置における請求
項1の発明に係わる制御について、図5のフローチャー
トを参照して具体的に説明する。図5は、このファクシ
ミリ装置における請求項1の発明に係わるDMA転送制
御の一例を示すフローチャートである。
【0038】CPU3は、例えば原稿画像の読み取り要
求あるいはファクシミリ送信要求があった時に、スキャ
ナ1に原稿の画像読み取りを開始させ、スキャナ1によ
ってライン単位に読み込まれた画情報を順次データバッ
ファ8に記憶すると共に、DMA制御部9にDMA転送
制御を開始させる。それにより、DMA制御部9は、ま
ずCPU3からの指示により図2のDMAアドレス生成
部24に対してアドレス設定を行なう。
【0039】すなわち、データバッファ8の先頭(1ラ
イン目)の参照ラインと符号化ラインのDMAスタート
アドレス(先頭アドレス)をそれぞれ参照アドレス,符
号化アドレスとして図3のアドレス保持部33に設定す
る。このとき、上記1ライン目の符号化ライン先頭アド
レスを符号化ライン先頭アドレス保持部31にも設定す
る。また、ラインアドレス間隔をラインアドレス間隔保
持部25に設定する。
【0040】続いて、データバッファ8の参照ラインと
符号化ラインの画情報(データ)を符号化部10にDM
A転送する。このとき、DMA制御部9のアドレス算出
部34が、所定ビット(例えば8ビット)単位の画情報
を転送する毎にアドレス保持部33の参照アドレス及び
符号化アドレスをインクリメント(+1)し、1ライン
分(参照ライン,符号化ライン)の画情報の転送が終了
して1ライン終了検出部32から1ライン終了信号が出
力されると、以下の処理を行なう。
【0041】すなわち、符号化ライン先頭アドレス保持
部31の符号化ライン先頭アドレスを参照アドレス(次
の参照ラインの先頭アドレス)とし(参照アドレスを符
号化アドレスに追従させ)、アドレス保持部33の符号
化アドレスにラインアドレス間隔保持部25のラインア
ドレス間隔を加算し、その加算値を符号化アドレス(次
の符号化ラインの先頭アドレス)とすると共に、符号化
ライン先頭アドレス保持部31に新たな符号化ライン先
頭アドレスとして設定し直す。
【0042】以後、上述と同様の処理を繰り返し、符号
化ラインが最終ライン(上限)に達し、その符号化ライ
ンの最終アドレス(データバッファ8の最大アドレス)
の画情報を符号化部10にDMA転送した後は、符号化
ライン先頭アドレス保持部31の符号化ライン先頭アド
レスを参照アドレス(次の参照ラインの先頭アドレス)
とし、データバッファ8の最小アドレスを符号化アドレ
ス(次の符号化ラインの先頭アドレス)とすると共に、
符号化ライン先頭アドレス保持部31に新たな符号化ラ
イン先頭アドレスとして設定し直す。
【0043】以後、上述と同様の処理を繰り返し、1ペ
ージ分(予め設定されたライン数分でもよい)のDMA
転送を完了させる。ここで、データバッファ8の記憶容
量は1ページ分の記憶容量より少ないので、CPU3は
1ページの原稿の画情報を符号化部10にDMA転送し
て圧縮させるために、データバッファ8を上限(先頭ラ
イン)と下限(最終ライン)の間でリング的に使用す
る。
【0044】すなわち、CPU3がスキャナ1によって
ライン単位に読み込まれた画情報をデータバッファ8に
下限から順次記憶していき、それと並行してDMA制御
部9がデータバッファ8に蓄積された画情報を下限から
順次符号化部10にDMA転送していく。このとき、デ
ータバッファ8における画情報の符号化ラインと参照ラ
インは図6の(a)に示すような位置関係となる。
【0045】そして、CPU3がスキャナ1からの画情
報をデータバッファ8の最終ラインまで記憶した後、再
びデータバッファ8の先頭ライン(第1ライン)から順
次記憶(上書き)することを繰り返してデータバッファ
8をリング的に使用する。そのため、DMA制御部9も
データバッファ8の下限から画情報のDMA転送を行な
った後、再び下限から画情報のDMA転送を行なう。こ
のとき、図6の(b)に示すように、符号化ラインが下
限の場合、参照ラインは符号化ラインの直前ラインであ
るため、上限となる。
【0046】この場合、その各ラインの画情報のDMA
転送が終了した後、符号化アドレスを第2ラインの先頭
アドレスにする前に、符号化ラインの先頭アドレスを参
照アドレスにする(参照アドレスを符号化アドレスに追
従させる)ので、参照ラインは下限となり、その各ライ
ンのアドレスが連続することから、複数ラインのDMA
転送を連続して行なえる。
【0047】次に、このファクシミリ装置における請求
項2の発明に係わる制御について、図7のフローチャー
トを参照して具体的に説明する。図7は、このファクシ
ミリ装置における請求項2の発明に係わるDMA転送制
御の一例を示すフローチャートである。
【0048】CPU3は、通信制御部12によって画情
報(符号化データ)が受信されると、それを順次画像メ
モリ7に記憶すると共に、画像メモリ7の先頭アドレス
から符号化データを所定ビット(例えば8ビット)単位
で読み出して復号化部11に送り、DMA制御部9にD
MA転送制御を開始させる。それにより、DMA制御部
9は、まずCPU3からの指示により図2のDMAアド
レス生成部24に対してアドレス設定を行なう。
【0049】すなわち、データバッファ8の先頭(1ラ
イン目)の参照ラインと復号化ラインのDMAスタート
アドレス(先頭アドレス)をそれぞれ参照アドレス,復
号化アドレスとして図4のアドレス保持部43に設定す
る。このとき、上記1ライン目の復号化ライン先頭アド
レスを復号化ライン先頭アドレス保持部41にも設定す
る。また、ラインアドレス間隔をラインアドレス間隔保
持部25に設定する。
【0050】続いて、データバッファ8の参照ラインに
記憶された復号化データ(最初は白データ)を復号化部
11に順次DMA転送する。それによって、復号化部1
1が、画像メモリ7からの第1ラインの符号化データを
データバッファ8からの復号化データを参照して伸長
し、復号化データとして出力する。DMA制御部9は、
復号化部11からの復号化データをデータバッファ8の
復号化ラインに順次DMA転送して書き込む。
【0051】このとき、DMA制御部9のアドレス算出
部44が、データバッファ8の参照ラインから復号化部
11に所定ビット単位の復号化データを転送する毎に、
アドレス保持部43の参照アドレスをインクリメント
(+1)する。また、復号化部11からデータバッファ
8の復号化ラインに所定ビット単位の復号化データを転
送して書き込む毎に、アドレス保持部43の復号化アド
レスをインクリメント(+1)し、1ライン分(参照ラ
イン,復号化ライン)の復号化データの転送が終了して
1ライン終了検出部42から1ライン終了信号が出力さ
れると、以下の処理を行なう。
【0052】すなわち、復号化ライン先頭アドレス保持
部41の復号化ライン先頭アドレスを参照アドレス(次
の参照ラインの先頭アドレス)とし(参照アドレスを復
号化アドレスに追従させ)、アドレス保持部43の復号
化アドレスにラインアドレス間隔保持部25のラインア
ドレス間隔を加算し、その加算値を復号化アドレス(次
の復号化ラインの先頭アドレス)とすると共に、復号化
ライン先頭アドレス保持部41に新たな復号化ライン先
頭アドレスとして設定し直す。
【0053】以後、上述と同様の処理を繰り返し、復号
化ラインが最終ライン(上限)に達し、その復号化ライ
ンの最終アドレス(データバッファ8の最大アドレス)
に復号化データをDMA転送して書き込んだ後は、復号
化ライン先頭アドレス保持部41の復号化ライン先頭ア
ドレスを参照アドレス(次の参照ラインの先頭アドレ
ス)とし、データバッファ8の最小アドレスを復号化ア
ドレス(次の復号化ラインの先頭アドレス)とすると共
に、復号化ライン先頭アドレス保持部41に新たな復号
化ライン先頭アドレスとして設定し直す。
【0054】以後、上述と同様の処理を繰り返し、1ペ
ージ分(予め設定されたライン数分でもよい)のDMA
転送を完了させる。ここで、データバッファ8の記憶容
量は1ページ分の記憶容量より少ないので、DMA制御
部9は、復号化部11で復号化された画情報(復号化デ
ータ)をデータバッファ8にDMA転送して書き込むた
めに、データバッファ8を上限(先頭ライン)と下限
(最終ライン)の間でリング的に使用する。
【0055】すなわち、DMA制御部9が、復号化部1
1からの復号化データをデータバッファ8に下限から順
次記憶していく。このとき、データバッファ8における
画情報の復号化ラインと参照ラインは図6の(a)に示
すような位置関係となる。
【0056】そして、DMA制御部9が復号化部11か
らの復号化データをデータバッファ8の最終ラインまで
記憶した後、再びデータバッファ8の第1ラインから順
次記憶(上書き)することを繰り返してデータバッファ
8をリング的に使用する。このとき、第6図の(b)に
示すように、復号化ラインが下限の場合、参照ラインは
復号化ラインの直前ラインであるため、上限となる。
【0057】この場合、その各ラインの復号化データの
DMA転送が終了した後、復号化アドレスを第2ライン
の先頭アドレスにする前に、復号化ラインの先頭アドレ
スを参照アドレスにする(参照アドレスを復号化アドレ
スに追従させる)ので、参照ラインは下限となり、その
各ラインのアドレスが連続することから、複数ラインの
DMA転送を連続して行なえる。
【0058】図8は、DMAアドレス生成部24の復号
化アドレス及び参照アドレスを生成する部分の他の構成
例を示すブロック図であり、図4と対応する部分には同
一符号を付している。DMAアドレス生成部24は、2
個の先頭アドレス保持部51,52と、1ライン終了検
出部42,アドレス保持部43,アドレス算出部44と
を備え、それらによって請求項3のトグル管理手段とし
ての機能を果たす。
【0059】先頭アドレス保持部51,52は、復号化
ライン又は参照ラインの先頭アドレスを保持する。アド
レス算出部44は、先頭アドレス保持部51,52に保
持されている復号化ライン又は参照ラインの先頭アドレ
ス,1ライン終了検出部42からの1ライン終了信号の
出力の有無,及びラインアドレス間隔保持部25に保持
されているラインアドレス間隔に基づいて、データバッ
ファ8の復号化アドレス,参照アドレス,及び変倍アド
レスを算出する。
【0060】次に、このファクシミリ装置における請求
項3の発明に係わる制御について、図9のフローチャー
トを参照して具体的に説明する。なお、復号化部11は
変倍機能を有しているものとする。図9は、このファク
シミリ装置における請求項3の発明に係わるDMA転送
制御の一例を示すフローチャートである。
【0061】CPU3は、通信制御部12によって画情
報(符号化データ)が受信されると、それを順次画像メ
モリ7に記憶すると共に、画像メモリ7の先頭アドレス
から符号化データを所定ビット(例えば8ビット)単位
で読み出して復号化部11に送り、DMA制御部9に変
倍指定を行なってDMA転送制御を開始させる。それに
より、DMA制御部9は、まずCPU3からの指示によ
り図2のDMAアドレス生成部24に対してアドレス設
定を行なう。
【0062】すなわち、データバッファ8の参照ライン
(データバッファ8の第1ラインを割り当てるものとす
る)の先頭アドレス及び復号化ライン(データバッファ
8の第2ラインを割り当てるものとする)の先頭アドレ
スをそれぞれ参照アドレス,復号化アドレスとして図8
のアドレス保持部43に設定する。このとき、参照ライ
ンの先頭アドレスを先頭アドレス保持部51に、復号化
ラインの先頭アドレスを先頭アドレス保持部52にもそ
れぞれ設定する。また、図示は省略するが、データバッ
ファ8の変倍ライン(データバッファ8の第3ライン〜
最終ラインを割り当てるものとする)の先頭アドレスを
変倍アドレスとしてアドレス保持部43に設定する。ま
た、ラインアドレス間隔をラインアドレス間隔保持部2
5に設定する。
【0063】続いて、データバッファ8の参照ラインに
記憶された復号化データ(最初は白データ)を復号化部
11に順次DMA転送する。それによって、復号化部1
1が、画像メモリからの先頭ラインの符号化データをデ
ータバッファ8からの復号化データを参照して伸長し、
復号化データとして出力する。また、その復号化データ
を指定倍率で変倍し、変倍データとして出力する。
【0064】DMA制御部9は、復号化部11からの復
号化データをデータバッファ8の復号化ラインに順次D
MA転送して書き込む。また、復号化部11からの変倍
データをデータバッファ8の変倍ラインに順次DMA転
送して書き込む。
【0065】このとき、DMA制御部9のアドレス算出
部44が、データバッファ8の参照ラインから復号化部
11に所定ビット単位の復号化データ(参照データ)を
転送する毎に、アドレス保持部43の参照アドレスをイ
ンクリメント(+1)し、復号化部11からデータバッ
ファ8の復号化ラインに所定ビット単位の復号化データ
を転送して書き込む毎に、アドレス保持部43の復号化
アドレスをインクリメント(+1)する。
【0066】さらに、図9には図示を省略したが、復号
化部11からデータバッファ8の変倍ラインに所定ビッ
ト単位の変倍データを転送して書き込む毎に、アドレス
保持部43の変倍アドレスをインクリメント(+1)す
る。そして、1ライン分(参照ライン,復号化ライン,
変倍ライン)の復号化データの転送が終了して1ライン
終了検出部42から1ライン終了信号が出力されると、
以下の処理を行なう。
【0067】すなわち、先頭アドレス保持部51の参照
ライン先頭アドレスを符号化ライン先頭アドレスとして
トグルし、それを復号化アドレスとしてアドレス保持部
43の復号化アドレスを更新すると共に、先頭アドレス
保持部52の復号化ライン先頭アドレスを参照ライン先
頭アドレスとしてトグルし、それを参照アドレスとして
アドレス保持部43の参照アドレスを更新する。また、
図示は省略するが、アドレス保持部43の変倍アドレス
にラインアドレス間隔保持部25のラインアドレス間隔
を加算し、その加算値を変倍アドレス(次の変倍ライン
の先頭アドレス)とする。
【0068】以後、上述と同様の処理を繰り返し、1ラ
イン終了検出部42から再び1ライン終了信号が出力さ
れると、先頭アドレス保持部51の符号化ライン先頭ア
ドレスを参照ライン先頭アドレスとし、更にそれを参照
アドレスとしてアドレス保持部43の参照アドレスを更
新すると共に、先頭アドレス保持部52の参照ライン先
頭アドレスを符号化ライン先頭アドレスとし、更にそれ
を復号化アドレスとしてアドレス保持部43の復号化ア
ドレスを更新する。また、図示は省略するが、アドレス
保持部43の変倍アドレスにラインアドレス間隔保持部
25のラインアドレス間隔を加算し、その加算値を変倍
アドレス(次の変倍ラインの先頭アドレス)とする。
【0069】以後、上述と同様の処理を繰り返し、変倍
ラインが最終ライン(上限)に達し、その変倍ラインの
最終アドレス(データバッファ8の最大アドレス)に変
倍データをDMA転送して書き込んだ後は、図示は省略
するが、データバッファ8の第3ラインの先頭アドレス
(予め設定されている)を変倍アドレスとする。
【0070】以後、上述と同様の処理を繰り返し、1ペ
ージ分(予め設定されたライン数分でもよい)のDMA
転送を完了させる。ここで、データバッファ8の記憶容
量は1ページ分の記憶容量より少ないので、DMA制御
部9は、復号化部11で復号化された画情報(変倍デー
タ)をデータバッファ8にDMA転送して書き込むため
に、データバッファ8を第3ラインと最終ラインの間で
リング的に使用する。
【0071】すなわち、DMA制御部9が、復号化部1
1からの変倍データをデータバッファ8に第3ラインか
ら順次記憶していき、最終ラインまで記憶した後、再び
データバッファ8の第3ラインから順次記憶(上書き)
することを繰り返してデータバッファ8をリング的に使
用する。
【0072】このように、符号化データを伸長及び変倍
する際には、データバッファ8に参照ライン及び復号化
ラインとしての記憶領域を2ライン分だけ確保し、参照
ラインのDMAアドレスと符号化ラインのDMAアドレ
スをライン単位でトグル管理することにより、データバ
ッファの各ラインのアドレスが連続するので、複数ライ
ンのDMA転送を連続して行なえる。また、データバッ
ファ8の容量を節約することができる。
【0073】図10は、この発明を実施したファクシミ
リ装置の制御系の他の例を示すブロック構成図であり、
図1と同じ部分には同一符号を付してそれらの説明を省
略する。CPU3′は、このファクシミリ装置全体を統
括的に制御する中央処理装置である。ROM4′は、C
PU3′が実行する制御プログラムを格納した読み出し
専用メモリである。
【0074】RAM5′は、各種データを一時的に記憶
しておくためのメモリ(記憶手段)であり、CPU3′
が処理を行なう際に使用するワーク領域(ワークメモ
リ)やスタック領域等のシステム領域(CPUシステム
領域)、送受信する圧縮された画情報(符号化データ)
を蓄積する画像メモリ領域、1ページ分の生画像の容量
を持ち、スキャナ1やプロッタ2との間でデータ転送を
行なうためのページメモリ領域、符号化復号化のために
データを記憶しておくためのデータバッファ領域が存在
する。図11に簡単なメモリマップ例を示す。
【0075】DMA制御部(DMA転送装置)9′は、
CPU3′の処理負荷を低減するために、スキャナ1か
らRAM5′へのDMA転送(データのDMA転送)、
RAM5′からプロッタ2へのDMA転送、あるいはR
AM5′から符号化部10へのDMA転送を行なった
り、復号化部11とRAM5′との間のDMA転送を行
なうDMA制御手段である。
【0076】ここで、RAM5′上の全てのメモリ領域
はCPU3′からのアクセスが可能であり、DMA転送
も可能である。また、DMA転送のチャネルには、スキ
ャナ用DMA,プロッタ用DMA,符号化用DMA,復
号化用DMA,メモリtoメモリDMA等の複数のチャネ
ルがあり、それぞれが全てのメモリ領域とのDMA転送
が可能である。
【0077】そのため、DMA転送によりCPUシステ
ム領域を書き換えて壊してしまう可能性がある。例え
ば、CPU3′がDMA制御部9′に間違ったアドレス
や間違った転送数を設定してしまうと、CPUシステム
領域にデータが転送されてしまう可能性がある。そこ
で、この実施形態においては、CPUシステム領域を保
護するため、DMA制御部9′が請求項4〜6の発明に
係わる処理を行なうが、それについては追って詳細に説
明する。
【0078】図12は、DMA制御部9′の構成例を示
すブロック図である。DMA制御部9′は、DMAリク
エストサンプル部61,DMAリクエストマスク部6
2,DMAリクエスト調停部63,DMAアドレス生成
部64,DMA開始終了制御部65,DMAタイミング
制御部66,DMA転送数制御部67,DMA禁止下限
アドレス保持部68,DMA禁止上限アドレス保持部6
9,DMA禁止アドレス比較部70,DMA実行マスク
部71,CPU割込発生部72,DMAチャネル番号保
持部73等からなる。
【0079】DMAリクエストサンプル部61は、全て
のDMAチャネルのリクエスト信号(DMAリクエス
ト)をサンプリングする。DMAリクエストマスク部6
2は、DMAを停止するためにDMAリクエストをマス
クする。DMAリクエスト調停部63は、複数のDMA
リクエストが同時に発生した場合に、優先順位等のアル
ゴリズムに従っていずれか1つのDMAリクエストだけ
を受け付ける。
【0080】DMAアドレス生成部64は、請求項4の
DMAアドレス生成手段に相当するものであり、RAM
5′のDMAアドレスを生成(算出)する。例えば、符
号化ラインのDMAアドレス(符号化アドレス),復号
化ラインのDMAアドレス(復号化アドレス),又は参
照ラインのDMAアドレス(参照アドレス)を生成(算
出)する。
【0081】DMA開始終了制御部65は、データ(画
情報)のDMA転送の開始と終了を制御する。DMAタ
イミング制御部66は、DMA動作全体のタイミングを
制御する。DMA転送数制御部67は、DMA転送数を
カウント・制御する。
【0082】DMA禁止下限アドレス保持部68は、R
AM5′のDMA転送禁止領域の下限アドレスを保持す
る。DMA禁止上限アドレス保持部69は、RAM5′
のDMA転送禁止領域の上限アドレスを保持する。な
お、DMA禁止下限アドレス保持部68およびDMA禁
止上限アドレス保持部69が、請求項4のDMA禁止ア
ドレス保持手段としての機能を果たす。
【0083】DMA禁止アドレス比較部70は、請求項
4のDMA禁止アドレス比較手段に相当するものであ
り、DMAアドレス生成部64で生成されたDMAアド
レスとDMA禁止下限アドレス保持部68およびDMA
禁止上限アドレス保持部69にそれぞれ保持されている
RAM5′のDMA転送禁止領域の下限アドレス,上限
アドレスとを比較し、上記DMAアドレスが上記DMA
転送禁止領域内であるか否かを判断する。
【0084】DMA実行マスク部71は、請求項4のD
MA禁止手段に相当するものであり、DMA禁止アドレ
ス比較部70によってDMAアドレス生成部64で生成
されたDMAアドレスがRAM5′のDMA転送禁止領
域内であると判断された場合に、RAM5′へのDMA
転送、つまり上記DMA転送禁止領域へのDMA転送を
禁止し、マスクする。
【0085】CPU割込発生部72は、請求項5の割込
発生手段に相当するものであり、DMA実行マスク部7
1によってRAM5′のDMA転送禁止領域へのDMA
転送がマスク(禁止)された場合に、CPU3′への割
り込み信号を発生させる。DMAチャネル番号保持部7
3は、請求項6のDMA転送チャネル番号保持手段に相
当するものであり、DMA実行マスク部71によってR
AM5′のDMA転送禁止領域へのDMA転送がマスク
された場合に、そのDMA転送チャネル番号を保持す
る。
【0086】次に、このファクシミリ装置における請求
項4〜6の発明に係わる制御について、図13のフロー
チャートを参照して具体的に説明する。図13は、この
ファクシミリ装置における請求項4〜6の発明に係わる
DMA転送制御の一例を示すフローチャートである。
【0087】CPU3′は、予めDMA制御部9′に、
RAM5′に割り当てられたCPUシステム領域(スタ
ック領域やワーク領域等のシステム領域)をDMA転送
禁止領域として、その上限アドレスおよび下限アドレス
をそれぞれDMA禁止下限アドレス保持部68,DMA
禁止上限アドレス保持部69に設定して(書き込んで)
保持させる。また、RAM5′のDMAスタートアドレ
スをDMAアドレス生成部64に設定する。
【0088】一方、DMA制御部9′は、CPU3′か
ら1ライン毎のDMA転送要求を受ける度に図13に示
すDMA転送制御を開始し、まずRAM5′のDMAア
ドレス(DMA転送アドレス)を生成(算出)する。な
お、この処理として、最初は予め設定されたDMAスタ
ートアドレスをDMAアドレスとするが、以降はDMA
転送要求を受ける度にそのDMAアドレスをインクリメ
ント(+1)することにより新たなDMAアドレスを生
成する。
【0089】次に、先に生成したDMAアドレスと予め
設定された(DMA禁止下限アドレス保持部68および
DMA禁止上限アドレス保持部69にそれぞれ保持され
ている)RAM5′のDMA転送禁止領域の下限アドレ
ス,上限アドレスとを比較して、そのDMAアドレスが
DMA転送禁止領域内であるか否かを判断し、DMA転
送禁止領域内でなければ通常通りRAM5′へのDMA
転送を実行する。それにより、RAM5′の上記DMA
アドレスのラインにデータが転送される。
【0090】それに対して、先に生成したDMAアドレ
スがRAM5′のDMA転送禁止領域内である場合に
は、そのDMA転送禁止領域へのDMA転送をマスクし
た後、CPU3′への割り込み信号を発生させると共
に、そのDMA転送チャネル番号を記憶(保持)する。
【0091】このように、DMA制御部9′が、1ライ
ン毎のDMA転送要求を受ける度にそのDMAアドレス
とRAM5′のDMA転送禁止領域のアドレスとを比較
して、そのDMAアドレスがそのDMA転送禁止領域内
であるか否かを判断し、そのDMA転送禁止領域内であ
ればRAM5′のDMA転送禁止領域へのDMA転送を
マスクするので、DMA転送禁止領域として設定された
CPUシステム領域に対してDMA転送が行なわれるこ
とを簡単且つ確実に回避できる。
【0092】また、DMA制御部9′が、RAM5′の
DMA転送禁止領域へのDMA転送をマスクした場合
に、CPU3′への割り込み信号を発生させるので、C
PU3′はCPUシステム領域へのDMA転送がマスク
されたことを直ちに認識することができる。さらに、D
MA制御部9′が、RAM5′のDMA転送禁止領域へ
のDMA転送をマスクした場合に、そのDMA転送チャ
ネル番号を保持するので、CPU3′はそのDMA転送
チャネル番号を読み込むことにより、どのDMA転送チ
ャネルでDMA転送要求が発生したかを認識することが
できる。
【0093】以上、この発明をファクシミリ装置に適用
した実施形態について説明したが、この発明はこれに限
らず、プリンタやデジタル複写機等の他の画像形成装
置、あるいはパーソナルコンピュータやワードプロセッ
サ等の情報処理装置など、各種の画像処理装置に適用し
得るものである。
【0094】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像処理装置によれば、DMA制御手段によるDMA転送
時の処理効率を向上させることができる。請求項1の発
明の画像形成装置によれば、記憶手段(データバッフ
ァ)の参照ラインのDMAアドレスを符号化ラインのD
MAアドレスに追従させるので、データバッファが1ペ
ージ未満の記憶容量である場合でも、データバッファの
各ラインのアドレスが常に連続することになり、複数ラ
インのDMA転送を連続して行なえるため、画情報を圧
縮する際のDMA転送時の処理効率を向上させることが
できる。
【0095】請求項2の発明の画像形成装置によれば、
データバッファの参照ラインのDMAアドレスを復号化
ラインのDMAアドレスに追従させるので、データバッ
ファが1ページ未満の記憶容量である場合でも、データ
バッファの各ラインのアドレスが常に連続することにな
り、複数ラインのDMA転送を連続して行なえるため、
画情報を伸長する際のDMA転送時の処理効率を向上さ
せることができる。
【0096】請求項3の発明の画像形成装置によれば、
データバッファに参照ライン及び復号化ラインとしての
記憶領域を2ライン分だけ確保し、参照ラインのDMA
アドレスと符号化ラインのDMAアドレスをライン単位
でトグル管理するので、データバッファが1ページ未満
の記憶容量である場合でも、データバッファの各ライン
のアドレスが連続することにより、複数ラインのDMA
転送を連続して行なえるため、画情報を伸長及び変倍す
る際のDMA転送時の処理効率を向上させることができ
る。また、データバッファの容量を節約することができ
る。
【0097】請求項4〜6の発明の画像形成装置によれ
ば、CPUがアクセス可能なメモリにシステム領域以外
に画像メモリ領域やデータバッファ領域が割り当てられ
ているような場合、CPUによりDMA制御手段にシス
テム領域のアドレスが誤設定されるようなことがあって
も、そのDMA制御手段はDMA転送禁止領域であるC
PUのシステム領域へのDMA転送を禁止するので、そ
のシステム領域に対してDMA転送が行なわれることを
簡単且つ確実に回避し、メモリの内容が壊されてCPU
が暴走してしまうことを防止することができる。また、
DMA転送時の処理効率を向上させることができる。
【0098】さらに、請求項5の発明の画像形成装置に
よれば、DMA制御手段が、DMA転送禁止領域である
CPUのシステム領域へのDMA転送を禁止した場合
に、CPUへの割り込み信号を発生させるので、CPU
はシステム領域へのDMA転送が禁止されたことを直ち
に認識することができるため、DMA転送時の処理効率
を一層向上させることができる。
【0099】さらにまた、請求項6の発明の画像形成装
置によれば、DMA制御手段が、DMA転送禁止領域で
あるCPUのシステム領域へのDMA転送を禁止した場
合に、そのDMA転送チャネル番号を保持するので、C
PUはそのDMA転送チャネル番号を読み込むことによ
り、どのDMA転送チャネルでDMA転送要求が発生し
たかを認識することができるため、DMA転送時の処理
効率をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したファクシミリ装置の制御系
の一例を示すブロック構成図である。
【図2】図1のDMA制御部9の構成例を示すブロック
図である。
【図3】図2のDMAアドレス生成部24の符号化アド
レス及び参照アドレスを生成する部分の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】図2のDMAアドレス生成部24の復号化アド
レス及び参照アドレスを生成する部分の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】図1に示したファクシミリ装置における請求項
1の発明に係わるDMA転送制御の一例を示すフロー図
である。
【図6】図1のデータバッファ8の符号(復号)化ライ
ンと参照ラインとの位置関係を説明するための図であ
る。
【図7】図1に示したファクシミリ装置における請求項
2の発明に係わるDMA転送制御の一例を示すフロー図
である。
【図8】図2のDMAアドレス生成部24の復号化アド
レス及び参照アドレスを生成する部分の他の構成例を示
すブロック図である。
【図9】図1に示したファクシミリ装置における請求項
3の発明に係わるDMA転送制御の一例を示すフロー図
である。
【図10】この発明を実施したファクシミリ装置の制御
系の他の例を示すブロック構成図である。
【図11】図10のRAM5′の簡単なメモリマップ例
を示す図である。
【図12】図10のDMA制御部9′の構成例を示すブ
ロック図である。
【図13】図10に示したファクシミリ装置における請
求項4〜6の発明に係わるDMA転送制御の一例を示す
フロー図である。
【符号の説明】
1:スキャナ 2:プロッタ 3,3′:CPU 4,4′:ROM 5,5′:RAM 6:表示操作部 7:画像メモリ 8:データバッファ 9,9′:DMA制御部 10:符号化部 11:復号化部 12:通信制御部 21,61:DMAリクエストサンプル部 22,62:DMAリクエストマスク部 23,63:DMAリクエスト調停部 24,64:DMAアドレス生成部 25:ラインアドレス間隔保持部 26,65:DMA開始終了制御部 27,66:DMAタイミング制御部 28,67:DMA転送数制御部 31:符号化ライン先頭アドレス保持部 32,42:1ライン終了検出部 33,43:アドレス保持部 34,44:アドレス算出部 41:復号化ライン先頭アドレス保持部 51,52:先頭アドレス保持部 68:DMA禁止下限アドレス保持部 69:DMA禁止上限アドレス保持部 70:DMA禁止アドレス比較部 71:DMA実行マスク部 72:CPU割込発生部 73:DMAチャネル番号保持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画情報を記憶する記憶手段と、該手段か
    らの画情報を符号化ラインと参照ラインとの相関により
    圧縮して符号化データとして出力する符号化手段と、前
    記記憶手段から前記2次元圧縮手段へ符号化ラインと参
    照ラインの画情報を複数ライン連続でDMA転送するD
    MA制御手段とを有する画像処理装置において、 前記DMA制御手段に、前記記憶手段の参照ラインのD
    MAアドレスを符号化ラインのDMAアドレスに追従さ
    せるアドレス制御手段を設けたことを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 符号化ラインと参照ラインとの相関によ
    り圧縮して出力された符号化データを伸長し、復号化デ
    ータとして出力する復号化手段と、該手段からの復号化
    データを記憶する記憶手段と、前記復号化手段と前記記
    憶手段との間で復号化ラインと参照ラインの復号化デー
    タを複数ライン連続でDMA転送するDMA制御手段と
    を有する画像処理装置において、 前記DMA制御手段に、前記記憶手段の参照ラインのD
    MAアドレスを復号化ラインのDMAアドレスに追従さ
    せるアドレス制御手段を設けたことを特徴とする画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 符号化ラインと参照ラインとの相関によ
    り圧縮して出力された符号化データを伸長し、復号化デ
    ータとして出力すると共に、該復号化データを変倍して
    変倍データとして出力する復号化手段と、該手段からの
    復号化データ及び変倍データを記憶する記憶手段と、前
    記復号化手段と前記記憶手段との間で復号化ラインと参
    照ラインの復号化データ及び変倍データを複数ライン連
    続でDMA転送するDMA制御手段とを有する画像処理
    装置において、 前記DMA制御手段に、前記記憶手段に参照ライン及び
    復号化ラインとしての記憶領域を2ライン分だけ確保
    し、参照ラインのDMAアドレスと符号化ラインのDM
    Aアドレスをライン単位でトグル管理するトグル管理手
    段を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 CPUと、各種データを記憶する記憶手
    段と、該手段へのデータのDMA転送を実行するDMA
    制御手段とを有する画像処理装置において、 前記DMA制御手段に、前記記憶手段のDMA転送禁止
    領域のアドレスを保持するDMA禁止アドレス保持手段
    と、前記記憶手段のDMAアドレスを生成するDMAア
    ドレス生成手段と、該手段によって生成されたDMAア
    ドレスと前記DMA禁止アドレス保持手段に保持されて
    いるDMA転送禁止領域のアドレスとを比較し、該DM
    Aアドレスが該DMA転送禁止領域内であるか否かを判
    断するDMA禁止アドレス比較手段と、該手段によって
    前記DMAアドレスが前記DMA転送禁止領域内である
    と判断された場合に、前記記憶手段へのDMA転送を禁
    止するDMA禁止手段とを設けたことを特徴とする画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像処理装置において、 前記DMA制御手段に、前記DMA禁止手段によって前
    記記憶手段へのDMA転送が禁止された場合に、前記C
    PUへの割り込み信号を発生させる割込発生手段を設け
    たことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像処理装置において、 前記DMA制御手段に、前記DMA禁止手段によって前
    記記憶手段へのDMA転送が禁止された場合に、そのD
    MA転送チャネル番号を保持するDMA転送チャネル番
    号保持手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。
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