JP2000151777A - 電磁型発音体 - Google Patents

電磁型発音体

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JP2000151777A
JP2000151777A JP10326507A JP32650798A JP2000151777A JP 2000151777 A JP2000151777 A JP 2000151777A JP 10326507 A JP10326507 A JP 10326507A JP 32650798 A JP32650798 A JP 32650798A JP 2000151777 A JP2000151777 A JP 2000151777A
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JP
Japan
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casing
sound
front surface
body case
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP10326507A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Akasaki
哲也 赤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁型発音体の放音孔周縁でのパッキンの変
形を抑え、パッキンによる放音孔の閉塞を防止すると共
に、パッキンの密着性を高めて音漏れによる音圧低下と
音のこもりを防止する。 【解決手段】 発音部を内蔵する略直方体形状の薄型の
ケーシング12と、このケーシング12の前面14に開
設された放音孔19とを有する電磁型発音体であって、
前記ケーシング12をボディケース16に組み込む際に
前記放音孔19とボディケース16に開設された外部放
音孔17とを同軸上で位置合わせすると共に、パッキン
23を挟んだ状態でボディケース16にケーシング12
を密着させてなる電磁型発音体において、前記放音孔1
9が開設されたケーシング12の前面14をケーシング
12の上面15より張り出して形成すると共に、この前
面14の形状をボディケース16の外部放音孔17付近
の内壁面18の形状に略対応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やポケッ
トベル等の移動通信機器に組み込まれて、受信の際に着
信音等を発する電磁型発音体であって、特に移動通信機
器内のプリント基板等に表面実装される電磁型発音体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁型発音体としては、
例えば図4に示したように、直方体の樹脂製ケーシング
2内に振動発音部(図示せず)を内蔵した薄型タイプの
ブザーが知られている。このブザー1は、図5及び図6
に示したように、プリント基板4の上に表面実装された
状態で携帯電話等のボディケース3内に組み込まれてい
る。ケーシング2の前面2aには放音孔5が開設されて
おり、この放音孔5がボディケース3に設けられた外部
放音孔6と同軸上に設定されている。また、電磁型発音
体1の放音孔5から放出された着信音がボディケース3
内にこもってしまうのを防止するため、放音孔5と前記
ボディケース3の外部放音孔6との隙間には音漏れ防止
用のパッキン7が配設される。このパッキン7は、図4
に示した如く前記ケーシング2の前面2a部分を覆い隠
すように直方体形状に形成され、その中心部に前記放音
孔5と外部放音孔6とを連通する貫通孔8が開設されて
いる。そして、前記ブザー1によって押圧変形され、ボ
ディケース3の内壁面9に密着した状態で固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電磁型発音体にあっては、ケーシング2の前面2a
に開設された放音孔5が前面2aの上部側に開設されて
いるために、放音孔5より上側に残された平面部分の面
積が狭くなる。そのため、ケーシング2の前面2aをパ
ッキン7で被覆し、ケーシング2でボディケース3の内
壁面9にパッキン7を押し付けた時に、面積の狭い放音
孔5より上側の平面部分ではパッキン7に無理な力が加
わってパッキン7が変形し易く、変形したパッキン7で
放音孔5を塞いでしまったり、ボディケース3の内壁面
9にパッキン7を十分に密着できないなどで音漏れによ
る音圧低下が発生したり、ボディケース3内に音がこも
ってしまうといった問題があった。
【0004】そこで、本発明は、パッキンに無理な力を
加えることなく挟み込むことで放音孔周縁におけるパッ
キンの変形を抑え、パッキンによる放音孔の閉塞を防止
すると共に、パッキンの密着性を高めて音漏れによる音
圧低下と音のこもりを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係る電磁型発音体は、発音部を内蔵する略直方体
形状の薄型のケーシングと、このケーシングの前面に開
設された放音孔とを有する電磁型発音体であって、前記
ケーシングをボディケースに組み込む際に前記放音孔と
ボディケースに開設された外部放音孔とを同軸上で位置
合わせすると共に、音漏れ防止部材を挟んだ状態でボデ
ィケースにケーシングを密着させてなる電磁型発音体に
おいて、前記放音孔が開設されたケーシングの前面をケ
ーシングの周面より張り出して形成すると共に、この前
面形状をボディケースの外部放音孔付近の内壁面形状に
略対応させたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2に係る電磁型発音
体は、前記ケーシングの前面をケーシングの上面より張
り出して形成したことを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項3に係る電磁型発音
体は、発音部を内蔵する略直方体形状の薄型のケーシン
グと、このケーシングの前面に開設された放音孔とを有
する電磁型発音体であって、前記ケーシングをボディケ
ースに組み込む際に前記放音孔とボディケースに開設さ
れた外部放音孔とを同軸上で位置合わせすると共に、音
漏れ防止部材を挟んだ状態でボディケースにケーシング
を密着させてなる電磁型発音体において、前記放音孔が
開設されたケーシングの前面をケーシングの上面より張
り出して形成すると共に、この前面形状をボディケース
の外部放音孔付近の内壁面形状に略対応させ、且つ前面
の高さ方向の略中心位置に放音孔を開設したことを特徴
とする。
【0008】また、本発明の請求項4に係る電磁型発音
体は、前記ケーシングの前面が傾斜面であることを特徴
とする。
【0009】また、本発明の請求項5に係る電磁型発音
体は、前記ケーシングの前面が曲面であることを特徴と
する。
【0010】上記において、ケーシングの前面をボディ
ケースの外部放音孔付近の内壁面形状に略対応した形状
に形成するとは、両者の形状が完全に一致していること
を要求されるものではなく、多少の形状の違いも含むこ
とを意味する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係る電磁型発音体の実施の形態を詳細に説明する。こ
の実施例に係る電磁型発音体は、図1乃至図3に示した
ように、平面形状が略正方形の薄型のケーシング12の
内部に振動発音部(図示せず)を収納した携帯電話用の
小型のブザー11である。ケーシング12は、樹脂製の
上ケース12aと下ケース12bとで構成されており、
上ケース12aと下ケース12bの側壁同士を突き合わ
せ、突き合わせ部分を超音波溶着することによって一体
に固着されて周側面13を形成する。
【0012】前記周側面13の一つであるケーシング1
2の前面14は、図1に示したように、上部が左右両端
を残してケーシング12の上面15より上方に張り出し
ていると共に、前面14の全体形状が前後方向にやや曲
率を持った曲面で傾斜している。この前面14の形状
は、図2に示したように、ブザー11が組み込まれる携
帯電話等のボディケース16の形状に略対応したものと
なっており、詳細にはボディケース16に開設された外
部放音孔17の周囲に密着する内壁面18の曲面形状に
略対応したものとなっている。また、前面14の略中央
部には、振動発音部で発した着信音を外部に放出するた
めの放音孔19が開設されている。この放音孔19は、
横長の長方形状であり、従来例と同様、その機能上ケー
シング12の上ケース12aの上部に開設されるが、前
述したようにケーシング12の前面14が上面15より
上方に張り出しているために、前面14の高さ方向の略
真ん中に位置することになる。
【0013】なお、上記ケーシング12は、後側の両隅
部が斜めに切り落とされたように形成されると共に、図
3に示すように、底面20の四隅にはプリント基板21
に表面実装するための薄板状の外部電極22a〜22d
が設けられている。なお、外部電極22a〜22dのう
ち2つはダミー電極となっている場合が多い。
【0014】次に、上記ブザー11を携帯電話等のボデ
ィケース16内に組み込む際の手順を説明する。先ず、
図2に示すように、ブザー11をプリント基板21上の
所定位置に載置し、ケーシング12の底面20に設けら
れた四隅の外部電極22a〜22dをプリント基板21
に形成されているパターン電極(図示せず)にリフロー
半田して表面実装する。なお、前記ブザー11以外にも
種々の電子部品等をプリント基板21上に実装する。次
いで、実装済みプリント基板21を携帯電話等のボディ
ケース16内に組み込み、ブザー11の放音孔19をボ
ディケース16の外部放音孔17と同じ軸上に位置合わ
せする。この時、前記ボディケース16の内壁面18と
ブザー11の前面14との間に、該前面14と略同一形
状の直方体のパッキン23を挟み込み、ブザー11をボ
ディケース16の内壁面18側に押圧し、パッキン23
を内壁面18に密着させた状態でプリント基板21を固
定する。パッキン23は、柔軟性を有するシリコーンゴ
ムによって成形されており、また前記放音孔19と略同
じ形状の開口部24が前後方向に貫通している。なお、
予めケーシング12の前面14にパッキン23を接着し
ておいてもよい。
【0015】前記ケーシング12の前面14でパッキン
23を押圧する場合に、ケーシング12の前面14は、
放音孔19の上部側の面積が広く、また前面14の形状
がボディケースの内壁面18の形状に略対応しているの
で、パッキン23の一部に無理な力が加わるようなこと
がなく、パッキン23全体が均一に押圧されることにな
る。それ故、従来のように放音孔19の周縁でパッキン
23の一部が変形してしまうといったことがなく、ボデ
ィケース16の内壁面とパッキン23との密着性が確保
されることになる。そのため、パッキン23の変形によ
る放音孔19の閉塞や、密着性不良を原因とする音漏れ
による音圧低下の発生、ボディケース16内での音のこ
もりなどを確実に防止することができる。
【0016】なお、上記実施例では放音孔19が開設さ
れているブザー11の前面14を前後方向に傾斜させた
形状にしているが、この形状は組み込まれるボディケー
ス16の内壁面18の形状に対応して変化することは勿
論である。また、上記実施例ではケーシング12の前面
14を上方に張り出した場合について説明したが、ボデ
ィケース16の形状によっては、ケーシング12の下面
より下方に張り出したり、又はケーシング12の側面よ
り外側方に張り出して前面14の面積を大きくしてもよ
い。さらに、上記の実施例はパッキン23をシリコーン
ゴムによって形成した場合について説明したが、この発
明ではシリコーンゴム以外にもフッ素ゴムやアクリルゴ
ム等の耐熱性に優れたゴム材料や樹脂材料、また耐熱性
を必要としない場合にはウレタンゴムを利用することが
できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電磁
型発音体によれば、放音孔が開設されたケーシングの前
面を薄型ケーシングの周面より張り出して形成すると共
に、この前面形状をボディケースの外部放音孔付近の内
壁面形状に略対応させたので、電磁型発音体とボディケ
ースとの間に挟み込んだ音漏れ防止部材の一部に無理な
力が加わるようなことがなく、音漏れ防止部材の全体が
均一に押圧されることになる。それ故、放音孔の周縁で
音漏れ防止部材の一部が変形するといったこともないの
で、音漏れ防止部材による放音孔の閉塞が防げることに
なる。また、ボディケースの内壁面と音漏れ防止部材と
の密着性が高くなるので、音漏れによる音圧低下の発
生、ボディケース内での音のこもりなどを確実に防止す
ることができる。
【0018】また、放音孔が開設されたケーシングの前
面をケーシングの上面より張り出して形成すると共に、
この前面形状をボディケースの外部放音孔付近の内壁面
形状に略対応させ、且つ前面の高さ方向の略中心位置に
放音孔を開設したので、ケーシングに対する放音孔の高
さ位置を適正に保ちながら放音孔の周囲と音漏れ防止部
材との接触面積を大きく取ることができ、ケーシングの
前面で音漏れ防止部材を均一に押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁型発音体のパッキン装着前の
斜視図である。
【図2】上記電磁型発音体を携帯電話等のボディケース
に組み込んだ時の断面図である。
【図3】上記電磁型発音体の底面図である。
【図4】従来の電磁型発音体とパッキンとの組み合わせ
を示す斜視図である。
【図5】従来の電磁型発音体を携帯電話等のボディケー
スに組み込んだ時の概念図である。
【図6】上記図5のA−A線断面図である。
【符号の説明】
11 ブザー(電磁型発音体) 12 ケーシング 13 周面 14 前面 15 上面 16 ボディケース 17 外部放音孔 18 内壁面 19 放音孔 23 パッキン(音漏れ防止部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音部を内蔵する略直方体形状の薄型の
    ケーシングと、このケーシングの前面に開設された放音
    孔とを有する電磁型発音体であって、前記ケーシングを
    ボディケースに組み込む際に前記放音孔とボディケース
    に開設された外部放音孔とを同軸上で位置合わせすると
    共に、音漏れ防止部材を挟んだ状態でボディケースにケ
    ーシングを密着させてなる電磁型発音体において、 前記放音孔が開設されたケーシングの前面をケーシング
    の周面より張り出して形成すると共に、この前面形状を
    ボディケースの外部放音孔付近の内壁面形状に略対応さ
    せたことを特徴とする電磁型発音体。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングの前面をケーシングの上
    面より張り出して形成したことを特徴とする請求項1記
    載の電磁型発音体。
  3. 【請求項3】 発音部を内蔵する略直方体形状の薄型の
    ケーシングと、このケーシングの前面に開設された放音
    孔とを有する電磁型発音体であって、前記ケーシングを
    ボディケースに組み込む際に前記放音孔とボディケース
    に開設された外部放音孔とを同軸上で位置合わせすると
    共に、音漏れ防止部材を挟んだ状態でボディケースにケ
    ーシングを密着させてなる電磁型発音体において、 前記放音孔が開設されたケーシングの前面をケーシング
    の上面より張り出して形成すると共に、この前面形状を
    ボディケースの外部放音孔付近の内壁面形状に略対応さ
    せ、且つ前面の高さ方向の略中心位置に放音孔を開設し
    たことを特徴とする電磁型発音体。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングの前面は、傾斜面である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電
    磁型発音体。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングの前面は、曲面であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電磁
    型発音体。
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